JP3532335B2 - 増幅用素子の出力電流制御回路 - Google Patents

増幅用素子の出力電流制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置やオーデ
ィオアンプなどにおける増幅用素子の出力電流を制御用
増幅素子によって制御すると共に、制御用増幅素子の作
動状態を外部装置が判別できるように構成した増幅用素
子の出力電流制御回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種の増幅用素子の出力電流制御回路
を使用した回路として、図2に示す交流電源回路用の出
力電流制御回路31が知られている。この出力電流制御
回路31は、検出抵抗33、制御用トランジスタ34、
およびホトカップラ35を備えている。この交流電源回
路では、出力トランジスタ32が、交流信号Siを増幅
し、増幅した交流信号Siを出力信号として検出抵抗3
3を介して外部装置(図示せず)に出力する。この際
に、出力電流制御回路31では、検出抵抗33が、出力
トランジスタ32のエミッタ電流を検出し、検出電圧が
約0.6V程度になったときに、制御用トランジスタ3
4が作動する。制御用トランジスタ34は、ホトカプラ
35のホトダイオード35aを介して出力トランジスタ
32のベース電流の一部を引き込むことによって、出力
トランジスタ32の出力電流を低減させる。これによ
り、出力トランジスタ32の過電流が防止される。一
方、ホトダイオード35aが導通することにより、ホト
トランジスタ35bが作動する。これにより、図示しな
い外部装置側では、ホトトランジスタ35bの作動状態
を監視することにより、制御用トランジスタ34の作動
状態を判別することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
出力電流制御回路31には、以下の問題点がある。すな
わち、従来の出力電流制御回路31では、制御用トラン
ジスタ34が作動しているときにおけるホトダイオード
35aのアノードと制御用トランジスタ34のエミッタ
との間の電圧差は、出力トランジスタ32のベース−エ
ミッタ間電圧と制御用トランジスタ34のベース−エミ
ッタ間電圧の和と等しいため、約1.2Vになる。一
方、ホトダイオード35aが導通するためにはアノード
−カソード間電圧として約1V必要であり、かつ、制御
用トランジスタ34の作動時におけるコレクタ−エミッ
タ間電圧は約0.2Vである。したがって、制御用トラ
ンジスタ34が作動しているときにおけるホトダイオー
ド35aのアノードと制御用トランジスタ34のエミッ
タとの間の電圧差、および、ホトダイオード35aが導
通しているときにおける出力トランジスタ32のベース
と制御用トランジスタ34のエミッタとの間の電圧差の
値が等しい。このため、制御用トランジスタ34が作動
しても、ホトダイオード35aのアノード−カソード間
電圧や、制御用トランジスタ34および出力トランジス
タ32のベース−エミッタ間電圧のばらつきによって、
ホトダイオード35aが導通しない場合がある。また、
導通したとしてもホトダイオード35aに十分な電流が
流れない場合があり、かかる場合に出力トランジスタ3
2が高い周波数の信号を増幅しているときには、ホトト
ランジスタ35bが応答しないことがあるという問題点
がある。 【0004】一方、制御用トランジスタ34の作動状態
を正確に判別できる回路として、図3に示す出力電流制
御回路も知られている。同図に示す出力電流制御回路4
1は、図2における検出抵抗33と、制御用トランジス
タ34に加えて、コンパレータ42と、出力トランジス
タ32のベースと制御用トランジスタ34のコレクタと
の間に接続された抵抗43と、出力トランジスタ32の
ベースと制御用トランジスタ34のエミッタとの間に直
列接続された抵抗44,45とを備えている。この出力
電流制御回路41では、制御用トランジスタ34が作動
すると、抵抗43による電圧低下によって、コンパレー
タ42のプラス入力端子の電圧が、マイナス入力端子よ
りも低下し、これにより、コンパレータ42が出力端子
に電流を引き込む。この結果、例えば、コンパレータ4
2の出力端子をプルアップする抵抗を外部装置側に配置
し、その抵抗の両端電圧の電圧降下を監視することによ
り、外部装置側では、制御用トランジスタ34の作動状
態を判別することができる。 【0005】ところが、この従来の出力電流制御回路4
1には、コンパレータ42や複数の抵抗を必要とし、し
かも、例えば高圧電源に使用するときに、コンパレータ
42用に特別な電源回路をさらに必要とするなど、回路
構成が複雑で、かつ、制御用トランジスタ34の作動状
態を監視する外部装置との間で絶縁できないという問題
点がある。この場合、ホトカップラを使用するなどして
絶縁することは可能であるが、さらに回路構成が複雑に
なってしまう。 【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、簡易な構成で信号増幅用素子の出力電流を
制御すると共に、制御用増幅素子の作動状態を判別する
外部装置との間を絶縁できる増幅用素子の出力電流制御
回路を提供することを主目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の増幅用素子の出力電流制御回路は、入力信
号を増幅する信号増幅用素子の信号出力端子と信号増幅
用素子によって増幅された信号が出力される出力ライン
との間に接続されて信号増幅用素子の出力電流に応じた
電圧を検出する検出抵抗と、検出された検出電圧に応じ
て作動して出力電流を低減させる第1の増幅用素子と、
第1の増幅用素子の作動時にホトトランジスタが作動す
るホトカプラとを備えている増幅用素子の出力電流制御
回路において、制御信号入力端子が信号増幅用素子の制
御信号入力端子に並列接続されると共に、電流入力端子
がホトカプラのホトダイオードに接続され、かつ出力端
子が第1の増幅用素子の電流入力端子に接続され、第1
の増幅用素子の作動時に入力信号を制御信号として作動
し、ホトダイオードを導通させることによってホトトラ
ンジスタを作動させる第2の増幅用素子を備えているこ
とを特徴とする。なお、信号増幅用素子、第1,第2の
増幅用素子には、トランジスタやFETが含まれる。ま
た、信号出力端子は、npnトランジスタの場合にはエ
ミッタが相当し、pnpトランジスタの場合にはコレク
タが相当し、FETの場合にはドレイン(またはソー
ス)が相当する。さらに、制御信号入力端子は、トラン
ジスタおよびFETの場合にはベースおよびゲートがそ
れぞれ相当する。また、電流入力端子は、npnトラン
ジスタの場合にはコレクタが相当し、pnpトランジス
タの場合にはエミッタが相当し、FETの場合にはソー
ス(またはドレイン)が相当する。以下、信号増幅用素
子および第1,第2の増幅用素子としてトランジスタを
使用した場合を例に挙げて説明する。 【0008】この増幅用素子の出力電流制御回路では、
信号増幅用素子としての信号増幅用トランジスタが入力
信号を増幅して出力ラインに出力する。この際、信号増
幅用トランジスタのエミッタと出力ライン間に接続され
ている検出抵抗の両端には、信号増幅用トランジスタの
エミッタ電流に応じた検出電圧が発生する。一方、第1
の増幅用素子としての第1の増幅用トランジスタは、検
出電圧が約0.6Vになったときに作動し、これによ
り、信号増幅用トランジスタのベースに入力されている
入力信号を制御信号として、第2の増幅用トランジスタ
が作動する。この結果、信号増幅用トランジスタのベー
ス電流となるべき電流の一部が第2の増幅用トランジス
タのベース電流として流れる。これにより、信号増幅用
トランジスタのベース電流が低減することによって、出
力電流が低減し、この結果、過電流による信号増幅用ト
ランジスタの破壊が阻止される。また、第2の増幅用ト
ランジスタは、ベース電流を増幅し、ホトカプラのホト
ダイオードを導通させることにより、ホトトランジスタ
を作動させる。この結果、外部装置側では、ホトトラン
ジスタの作動状態を監視することにより、第1の増幅用
トランジスタの作動状態を判別することができる。 【0009】この場合、信号増幅用トランジスタのベー
スと第1の増幅用トランジスタのエミッタとの間の電圧
差が約1.2Vであり、第1の増幅用トランジスタの作
動時におけるコレクタ−エミッタ間電圧が約0.2Vで
ある。このため、信号増幅用トランジスタのベースと第
1の増幅用トランジスタのコレクタとの電圧差は、約1
Vとなる。したがって、第2の増幅用トランジスタが作
動するためのベース−エミッタ間電圧約0.6Vよりも
十分大きいため、第2の増幅用トランジスタが確実に作
動し、これにより、信号増幅用トランジスタの過電流が
確実に防止されると共に、外部装置側では第1の増幅用
トランジスタの作動状態を正確に判別することができ
る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る増幅用素子の出力電流制御回路を高圧電源装置
に適用した実施の形態について説明する。 【0011】図1は、高電圧の交流電力を生成する高圧
電源装置1の回路図を示している。同図に示すように、
高圧電源装置1は、交流電力を生成するための基準周波
数源である交流信号源2と、交流信号源2から出力され
る交流信号Siを増幅する差動増幅器3と、抵抗R1〜
R3と、負サイクルの交流信号Siを位相反転増幅して
正サイクルの交流電力を生成する正サイクル増幅部4
と、正サイクルの交流信号Siを位相反転増幅して負サ
イクルの交流電力を生成する負サイクル増幅部5とを備
えている。また、電源ライン6および7には、図示しな
い直流電源が接続されて+210Vおよび−210Vの
直流がそれぞれ供給され、出力ライン8には、高圧電源
装置1によって生成され、瞬時電圧波形が400Vp−
p(Peak to Peak)の交流電力である交流信号Soが生
成される。以下、高圧電源装置1の各構成要素について
説明する。 【0012】差動増幅器3は、いわゆるオペアンプで構
成され、交流信号源2の交流信号Siと、所定の比率で
フィードバックした交流信号Soとを加算して増幅す
る。これにより、差動増幅器3は、出力ライン8に出力
する交流信号Soの電圧を所定電圧に安定化する。 【0013】正サイクル増幅部4は、交流信号Siを増
幅し増幅した交流信号Siを交流信号Soとして出力ラ
イン8に出力するnpn型の出力トランジスタ(信号増
幅用素子)11と、出力電流制御回路(増幅用素子の出
力電流制御回路)12とを備えている。 【0014】出力電流制御回路12は、出力トランジス
タ11の出力電流を制御すると共に、その制御状態を外
部装置(図示せず)が監視可能に構成されており、トラ
ンジスタ(第1の増幅用素子)13、トランジスタ(第
2の増幅用素子)14、トランジスタ15、ホトカプラ
16、ツェナーダイオード17および抵抗R11〜R1
5を備えている。 【0015】抵抗(検出抵抗)R15は、出力トランジ
スタ11のエミッタと出力ライン8との間に接続されて
出力トランジスタ11の出力電流に応じた電圧を検出す
る。トランジスタ13は、抵抗R15によって検出され
た検出電圧に応じて作動し、出力トランジスタ11のエ
ミッタ電流(出力電流)を低減させることによって、過
電流による出力トランジスタ11の破壊を防止する。ト
ランジスタ14は、ベース(制御信号入力端子)が出力
トランジスタ11のベースに並列接続されると共に、コ
レクタ(電流入力端子)がホトカップラ16のホトダイ
オード16aのカソードに接続され、かつ、エミッタ
(出力端子)がトランジスタ13のコレクタに接続され
ている。トランジスタ14は、トランジスタ11の作動
時に交流信号Siを制御信号として作動し、ホトダイオ
ード16aを導通させることによってホトカプラ16の
ホトトランジスタ16bを作動させる。 【0016】ツェナーダイオード17は、抵抗R12を
介して電源ライン6からの電流を流すことによってトラ
ンジスタ15のベース電圧を電圧安定化する。トランジ
スタ15は、定電圧源として機能し、所定電圧の直流を
抵抗R14を介してホトカプラ16のホトダイオード1
6aに供給する。 【0017】負サイクル増幅部5は、交流信号Siを増
幅し増幅した交流信号Siを交流信号Soとして出力ラ
イン8に出力するpnp型の出力トランジスタ(信号増
幅用素子)21と、出力電流制御回路(増幅用素子の出
力電流制御回路)22とを備えている。 【0018】出力電流制御回路22は、出力電流制御回
路12とほぼ同一の構成・機能を有しており、出力電流
制御回路12において使用されているトランジスタ1
1,13〜15がpnp型トランジスタに置換されてい
る点が基本的に異なっている。したがって、出力電流制
御回路22における各構成要素の符号の下1桁を、これ
らにそれぞれ対応する出力電流制御回路12の各構成要
素の符号の下1桁と同一にし、詳細説明を省略する。な
お、出力電流制御回路22のトランジスタ23およびト
ランジスタ24が、本発明における第1の増幅用素子お
よび第2の増幅用素子にそれぞれ相当する。 【0019】次に、高圧電源装置1全体の動作について
説明する。 【0020】交流信号源2から交流信号Siが差動増幅
器3に入力されると、作動増幅器3は位相反転増幅し、
位相反転増幅された交流信号Siを出力トランジスタ1
1,21の各ベースにそれぞれ出力する。出力トランジ
スタ11は、正サイクルの交流信号Siを増幅し、正サ
イクルの交流信号Soを出力ライン8に出力する。一
方、出力トランジスタ21は、負サイクルの交流信号S
iを増幅し、負サイクルの交流信号Soを出力ライン8
に出力する。これにより、瞬時電圧が400Vp−pの
交流信号Soが生成される。この場合、出力ライン8に
出力された交流信号Soが差動増幅器3のマイナス入力
端子にフィードバックされ、これにより、交流信号So
は所定の振幅に安定化される。 【0021】次いで、出力電流制御回路11の動作につ
いて説明する。なお、両出力電流制御回路11,12
は、前述したように、ほぼ同一の機能を有しているた
め、代表して出力電流制御回路11について説明する。 【0022】出力電流制御回路11では、出力トランジ
スタ11によって交流信号Siが増幅される際に、抵抗
R13の両端に、エミッタ電流に応じた電圧の検出電圧
が発生する。一方、検出電圧が約0.6Vになったとき
に、トランジスタ13が作動し、これにより、トランジ
スタ14が、出力トランジスタ11のベースに入力され
ている交流信号Siを制御信号として作動する。この結
果、出力トランジスタ11のベース電流となるべき電流
の一部が、トランジスタ14のベース電流としてトラン
ジスタ13のエミッタに流れる。これにより、出力トラ
ンジスタ11のベース電流が低減することによって、エ
ミッタ電流が低減し、この結果、過電流による出力トラ
ンジスタ11の破壊が阻止される。また、トランジスタ
14は、ベース電流を増幅し、トランジスタ15から出
力される直流電流を引き込むことにより、ホトカプラ1
6のホトダイオード16aを導通させ、これにより、ホ
トトランジスタ16bを作動させる。この結果、例え
ば、ホトトランジスタ16bのコレクタをプルアップす
る抵抗(図示せず)を外部装置側に配置し、ホトトラン
ジスタ16bの作動時に抵抗に生じる電圧降下を監視す
ることにより、外部装置側では、トランジスタ13の作
動状態を容易に判別することができる。 【0023】この場合、出力トランジスタ11のベース
とトランジスタ13のエミッタとの間の電圧差が約1.
2Vであり、トランジスタ13の作動時におけるコレク
タ−エミッタ間電圧が約0.2Vである。このため、出
力トランジスタ11のベースとトランジスタ13のコレ
クタとの電圧差は、約1Vとなる。したがって、トラン
ジスタ14が作動するためのベース−エミッタ間電圧約
0.6Vよりも十分大きいため、トランジスタ14は、
確実に作動する。これにより、出力トランジスタ11の
過電流が確実に防止されると共に、外部装置側ではトラ
ンジスタ13の作動状態を正確に判別することができ
る。なお、出力トランジスタ11のベース電流を確実に
制御するためには、トランジスタ14は、出力トランジ
スタ11のベース電流となるべき電流を十分に引き込め
ることが好ましい。このため、トランジスタ14とし
て、10〜数十程度またはそれ以下の低電流増幅度のト
ランジスタを使用することが好ましい。 【0024】このように、この実施形態における出力電
流制御回路12,22によれば、トランジスタ14(ま
たは24)のベースを、出力トランジスタ11(または
21)のベースに並列接続すると共に、トランジスタ1
4(または24)のエミッタを、トランジスタ13(ま
たは23)のコレクタに接続し、かつ、トランジスタ1
4(または24)のコレクタをホトダイオード16a
(または26a)のカソード(またはアノード)に接続
したので、抵抗R15(またはR25)によって検出さ
れた検出電圧によって、トランジスタ14(または2
4)およびホトダイオード16a(または26a)が確
実に動作する。また、出力トランジスタ11(または2
1)のベース電流を確実に低減させることによって、簡
易な構成で、過電流による出力トランジスタ11(また
は21)の破壊を確実に防止する。さらに、ホトカプラ
16,26によって、出力電流制御回路12,22と外
部装置とを絶縁することにより、例えば、電源装置の一
次側から、二次側に配置した出力トランジスタ11,1
2の出力電流を制御することが可能になる。加えて、出
力トランジスタ11(または21)が高い周波数の交流
信号Siを増幅する場合にあっても、トランジスタ13
(または23)によってホトダイオード16a(または
26a)に十分な電流が流れるため、ホトトランジスタ
16b(または26b)を確実に作動させることができ
る。 【0025】なお、本実施形態では、高圧交流電源に適
用した例について説明したが、これに限らず、オーディ
オアンプを初めとして直流信号や交流信号を増幅する装
置のすべてに適用できる。この場合、例えば、スピーカ
アンプに適用するときには、出力ライン8にカップリン
グコンデンサを使用することにより、SEPP(Single
Ended Push Pull)回路として適用することも可能であ
る。さらに、本実施形態では、コンプリメンタリ回路で
構成したが、いわゆるセミコンプリメンタリ回路に適用
することもできる。 【0026】さらに、本実施形態では、すべてトランジ
スタを使用する例について説明したが、前述したよう
に、信号増幅用素子および第1,第2の増幅用素子とし
て、FETを使用してもよいし、トランジスタを使用す
る場合でも、npn型トランジスタおよびpnp型トラ
ンジスタのいずれを使用することができる。また、信号
増幅用素子はダーリントン回路で構成してもよい。つま
り、トランジスタのベースとエミッタ(またはコレク
タ)との間の電圧差、およびトランジスタのエミッタ
(またはコレクタ)と出力ライン8との間に接続した検
出抵抗の検出電圧の両者の和の電圧を利用して、トラン
ジスタの出力電流を制限する回路のすべてに適用可能で
ある。 【0027】なお、本実施形態では、ホトダイオード1
6aに流す電流源をツェナーダイオード17およびトラ
ンジスタ15で構成したが、これに限られない。例え
ば、図1においてホトダイオード16aのアノードを、
抵抗を介して電源ライン6に接続してもよい。 【0028】 【発明の効果】以上のように本発明に係る増幅用素子の
出力電流制御回路によれば、簡易な構成で、信号増幅用
トランジスタの過電流を確実に防止すると共に外部装置
と絶縁でき、しかも、外部装置側では第1の増幅用トラ
ンジスタの作動状態を正確に判別することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る増幅用素子の出力電流制御回路を
適用した実施の形態に係る高圧電源装置のブロック図で
ある。 【図2】従来の増幅用素子の出力電流制御回路の回路図
である。 【図3】従来の他の増幅用素子の出力電流制御回路の回
路図である。 【符号の説明】 8 出力ライン 11 出力トランジスタ 12 出力電流制御回路 13 トランジスタ 14 トランジスタ 16 ホトカプラ 16a ホトダイオード 16b ホトトランジスタ 22 出力電流制御回路 23 トランジスタ 24 トランジスタ 26 ホトカプラ 26a ホトダイオード 26b ホトトランジスタ R15 抵抗 R25 抵抗

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入力信号を増幅する信号増幅用素子の信
    号出力端子と当該信号増幅用素子によって増幅された信
    号が出力される出力ラインとの間に接続されて当該信号
    増幅用素子の出力電流に応じた電圧を検出する検出抵抗
    と、当該検出された検出電圧に応じて作動して前記出力
    電流を低減させる第1の増幅用素子と、当該第1の増幅
    用素子の作動時にホトトランジスタが作動するホトカプ
    ラとを備えている増幅用素子の出力電流制御回路におい
    て、 制御信号入力端子が前記信号増幅用素子の制御信号入力
    端子に並列接続されると共に、電流入力端子が前記ホト
    カプラのホトダイオードに接続され、かつ出力端子が前
    記第1の増幅用素子の電流入力端子に接続され、前記第
    1の増幅用素子の作動時に前記入力信号を制御信号とし
    て作動し、前記ホトダイオードを導通させることによっ
    て前記ホトトランジスタを作動させる第2の増幅用素子
    を備えていることを特徴とする増幅用素子の出力電流制
    御回路。
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