JP3530250B2 - 静電容量式加速度センサの製造方法 - Google Patents

静電容量式加速度センサの製造方法

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JP3530250B2
JP3530250B2 JP04216695A JP4216695A JP3530250B2 JP 3530250 B2 JP3530250 B2 JP 3530250B2 JP 04216695 A JP04216695 A JP 04216695A JP 4216695 A JP4216695 A JP 4216695A JP 3530250 B2 JP3530250 B2 JP 3530250B2
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silicon layer
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耕四郎 山下
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、静電容量式加速度セン
サの製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車におけるABS(アンチロ
ックブレーキシステム)、エアバッグシステム、サスペ
ンションコントロールシステム等に利用される加速度セ
ンサとして、例えば図17に示される加速度センサ60
が知られている。 【0003】加速度センサ60は静電容量式であって、
シリコン基板61のマス部62の上面に形成された可動
電極63と、シリコン基板61の上面に接合されたガラ
ス基板64に可動電極63に対向する位置に形成された
固定電極65とによりコンデンサが構成されている。こ
の加速度センサ60に加速度が印加されると、その加速
度によってマス部62が変移して可動電極63と固定電
極65との間隔が変化する。即ち、可動電極63と固定
電極65とにより構成されるコンデンサの容量が印加さ
れる加速度に応じて変化する。このコンデンサの容量の
変化を検出することによって加速度の大きさを検出する
ことができるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、加速度セン
サ60は、表裏両面からエッチングによりマス部62を
形成したシリコン基板61と、ガラス基板64とを陽極
接合技術等を用いて接合して構成している。そのため、
シリコン基板61とガラス基板64との間隔を一定にす
ることは難しく、各加速度センサ60毎にばらつく場合
がある。また、シリコン基板61とガラス基板64との
熱膨張係数の違いにより、周囲の温度が変化すると、そ
の温度変化によって可動電極63と固定電極65との間
隔が変化する。すると、両電極63,65により構成さ
れるコンデンサの容量が温度により変化するので、加速
度を精度良く検出することができないという問題があっ
た。 【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、電極の間隔を精度良く
保つことができる静電容量式加速度センサを容易に製造
することができる静電容量式加速度センサの製造方法を
提供するすることにある。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項に記載の発明
は、単結晶シリコン基板の表面側に、拡散速度の速いp
型不純物を、前記凹部に対応した領域に添加する工程
と、単結晶シリコン基板の表面側に、拡散速度の遅いn
型不純物を固定電極に対応した領域に添加する工程と、
前記不純物を添加した単結晶シリコン基板上にn-シリ
コンからなるエピタキシャル成長層を成長させる工程
と、前記単結晶シリコン基板に添加した不純物を前記エ
ピタキシャル成長層に向かって拡散させることにより、
該エピタキシャル成長層に埋め込まれた固定電極となる
第1のn+シリコン層と、その第1のn+シリコン層上の
+シリコン層とを形成する工程と、不純物拡散によっ
て、前記エピタキシャル成長層に、前記マス部を形成す
るための領域に、前記p+シリコン層に到達する深さの
第2のn+シリコン層を形成する工程と、不純物拡散に
よって、マス部,支持部以外の領域に、前記p+シリコ
ン層に到達する深さのp+シリコン層を形成する工程
と、前記シリコン基板に対して陽極化成を行うことによ
り、前記p+シリコン層を多孔質シリコン層に変化させ
る工程と、前記多孔質シリコン層をアルカリエッチング
によって除去するこにより、凹部,マス部,支持部を形
成する工程とから製造するようにした。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】(作用) 従って、 請求項に記載の発明によれば、単結晶シリコ
ン基板の表面側には、凹部に対応した領域に拡散速度の
速いp型不純物と、固定電極に対応した領域に拡散速度
の遅いn型不純物が添加され、シリコン基板上にn-
リコンよりなるエピタキシャル成長層が形成される。そ
のシリコン基板に添加された不純物をエピタキシャル成
長層に向かって拡散させることにより、固定電極となる
第1のn+シリコン層と、凹部に対応した第1のp+シリ
コン層とがエピタキシャル成長層に埋め込まれた状態で
形成される。エピタキシャル成長層には不純物拡散によ
りマス部に対応した第2のn+シリコン層と、マス部,
支持部以外の領域に第2のp+シリコン層が形成され
る。第1,第2のp+シリコン層は、陽極化成処理によ
り多孔質シリコン層に変化し、その多孔質シリコン層を
アルカリエッチングにより除去することにより、凹部,
マス部,支持部が形成される。 【0017】 【実施例】 (参考例) 以下、本発明に関連する参考例を図1〜図8に従って説
明する。 【0018】図1(a)(b)は、静電容量式加速度セ
ンサ(以下、単に加速度センサという)1の概略構成図
である。n+ シリコンよりなる単結晶シリコン基板(以
下、単にシリコン基板という)2の上面にはn- 単結晶
シリコンよりなるエピタキシャル成長層3が形成されて
いる。そのエピタキシャル成長層3には、上面から前記
シリコン基板2にかかる深さの略四角形状の凹部4が形
成されている。その凹部4にはマス部5が変移可能に配
置されている。 【0019】マス部5はn+ シリコンよりなり、平面四
角形状に形成されている。そのマス部5の側面と凹部4
の内側面との間にはバネ状の支持部6が形成されてその
支持部6によりマス部5が4方向から弾性的に支承され
ている。また、マス部5は、凹部4の底面、即ちシリコ
ン基板2から所定の間隔で保持され、シリコン基板2と
マス部5とによりコンデンサが形成されている。即ち、
シリコン基板2が固定電極、その固定電極から所定の間
隔で保持されたマス部5が可動電極となる。 【0020】そして、図1(b)において上方(又は下
方)の加速度が加速度センサ1に印加されると、その加
速度に従ってマス部5は、図1(b)の上下方向に変移
する。すると、マス部5とシリコン基板2との間隔が変
化し、マス部5とシリコン基板2とにより構成されるコ
ンデンサの容量が変化する。このコンデンサの容量の変
化に基づいて加速度を検知することができるようになっ
ている。 【0021】固定電極となるシリコン基板2はn+ シリ
コンよりなる単結晶シリコン基板である。一方、マス部
5及び支持部6は、エピタキシャル成長層3に対して不
純物拡散により形成されたn+ シリコンである。そし
て、マス部5は、支持部6と、凹部4の内側面を形成す
るエピタキシャル成長層3とを介してシリコン基板2と
所定の間隔で保持されている。即ち、シリコン基板2
と、エピタキシャル成長層3,マス部5及び支持部6の
>熱膨張係数は同じとなる。従って、加速度センサ1の
周囲の温度が変化しても、シリコン基板2とマス部5と
の間隔は変化しないので、そのシリコン基板2とマス部
5とにより構成されるコンデンサの容量も温度に係わら
ず変化しない。 【0022】図1(a)に示すように、エピタキシャル
成長層3の上面にはボンディングパッド7が形成され、
マス部5の上面には、そのマス部5と図示しないコンタ
クトホールにより電気的に接続されたパッド8が形成さ
れている。ボンディングパッド7とパッド8は、スパッ
タリングや真空蒸着等の物理的成膜法等により形成され
ており、同じく物理的成膜法等により形成された配線パ
ターン9を介して電気的に接続されている。 【0023】尚、実際には、エピタキシャル成長層3,
マス部5及び支持部6の上面には、層間絶縁膜(例えば
シリコン酸化膜)が形成され、その層間絶縁膜に形成さ
れたコンタクトホールによりマス部5とパッド8とが接
続されている。また、層間絶縁膜の上面には、表層にお
ける絶縁及び保護の為のパッシベーション膜が上記の物
理的成膜法等により形成されており、そのパッシベーシ
ョン膜に形成された開口部からボンディングパッド7が
露出している。 【0024】図2は、加速度センサ1の等価回路図であ
る。固定電極となるシリコン基板2は、コンデンサCの
一方の電極を構成するとともに、出力端子11を構成す
る。可動電極となるマス部5はコンデンサCの他方の電
極を構成し、配線パターン9を介してマス部5と電気的
に接続されたボンディングパッド7は出力端子10を構
成する。 【0025】加速度センサ1に加速度が印加されると、
その加速度に応じてマス部5が変移してシリコン基板2
とマス部5との間隔が変化する。そして、シリコン基板
2とマス部5との間隔の変化に応じてコンデンサCの容
量が変化する。このコンデンサCの容量の変化を出力端
子10,11を介して検出することにより加速度を検知
することができる。 【0026】このとき、マス部5はバネ状の支持部6に
より4方向から支持されている。そのため、加速度に応
じて変移するマス5は、各支持部6により支持されてシ
リコン基板2と平行に保たれる。シリコン基板2とマス
部5が平行ではない、即ち、シリコン基板2に対してマ
ス部5が傾くと、コンデンサの容量は印加される加速度
に対応して変化しないので、加速度を精度良く検出する
ことができない。しかし、本参考例の加速度センサ1で
は、支持部6により4方向からマス部5が支持されてい
るので、マス部5はシリコン基板2に対して平行のまま
で変移する。そのため、精度良く加速度を検出すること
ができる。また、支持部6をバネ状に形成したので、マ
ス部5の不要な振動を低減することができる。 【0027】尚、シリコン基板2の上面に形成されたn
- シリコンよりなるエピタキシャル成長層3は、コンデ
ンサCに並列に接続された抵抗Rとなる。n- シリコン
は、シリコン基板2,マス部5,支持部6を構成するn
+ シリコンに比べて抵抗値が高いので、エピタキシャル
成長層3による抵抗Rの影響を無視することができる。 【0028】上記のように構成された加速度センサ1を
実装する場合、出力端子11を構成するシリコン基板2
を図示しない別の基板(例えば、コンデンサCの容量の
変化に基づいて加速度を求めるための信号処理回路等を
形成したマザーボード)の上面に形成した配線パターン
に直接電気的に接続する。そして、ワイヤボンディング
法により、図示しないボンディングワイヤを介して出力
端子10を構成するボンディングパッド7と別の基板と
を電気的に接続する。即ち、加速度センサ1のシリコン
基板2を別の基板に直接接続し、ボンディングパッド7
をボンディングワイヤを介して接続するだけなので、シ
リコン基板2の配線を簡略することができ、実装を容易
に行うことができる。 【0029】次に、上記の加速度センサ1の製造方法を
図3〜図8に従って説明する。先ず、図3に示すよう
に、n+ シリコンよりなるシリコン基板2の上面に酸化
膜(SiO2 膜)21を形成する。その酸化膜21に対
してフォトエッチングを行なうことによって、酸化膜2
1に凹部4に対応した略正方形状の開口部21aを形成
する。次いで、シリコン基板2に対してイオン注入等に
よって開口部21aからほう素を打ち込み、更にそのほ
う素を熱拡散させる。この結果、シリコン基板2に第1
のp+ シリコン層22が形成される。その後、エッチン
グによって酸化膜21を除去する。 【0030】この第1のp+ シリコン層22を後に示す
方法を用いて除去することにより、シリコン基板2とマ
ス部5間の間隔が形成される。即ち、第1のp+ シリコ
ン層22の厚みがシリコン基板2,マス部5間の間隔と
なる。この第1のp+ シリコン層22の厚みは、イオン
注入装置の加速電圧と、熱拡散時間とを適宜設定するこ
とにより、所望の厚さに形成することができる。そのた
め、第1のp+ シリコン層22の厚みを精度良く形成す
ることができる。 【0031】図4に示すように、第1のp+ シリコン層
22が形成されたシリコン基板2の上面に、気相成長に
よってn- 単結晶シリコンよりなるエピタキシャル成長
層3を形成する。この結果、形成されたエピタキシャル
成長層3内に、第1のp+ シリコン層22が埋め込まれ
た状態となる。尚、エピタキシャル成長層3を形成する
際に、添加する不純物量を調整して、エピタキシャル成
長層3を構成するn-シリコンの抵抗値を高くなるよう
にする。 【0032】次に、図5に示すように、エピタキシャル
成長層3の上面に酸化膜23を形成する。そして、フォ
トエッチングを行なうことによって、酸化膜23にマス
部5及び支持部6に対応した開口部23aを形成する。
次いで、エピタキシャル成長層3に対してイオン注入等
によって開口部23aからリンを打ち込み、更にそのリ
ンを熱拡散させる。この結果、マス部5及び支持部6と
なる領域に対応したn + シリコン層24が形成される。
このn+ シリコン層24は、前記第1のp+ シリコン層
22の深さまで到達する。その後、エッチングにより酸
化膜23を除去する。 【0033】図6に示すように、エピタキシャル成長層
3の上面に酸化膜25を形成する。そして、フォトエッ
チングを行なうことにより、酸化膜25にマス部5及び
支持部6以外の領域に対応する開口部25aを形成す
る。次いで、エピタキシャル成長層3に対してイオン注
入等によって開口部25aからほう素を打ち込み、更に
そのほう素を熱拡散させる。この結果、マス部5及び支
持部6以外の領域に対応した第2のp+ シリコン層26
が形成される。この第2のp+ シリコン層26は、前記
第1のp+ シリコン層22の深さまで到達する。この
後、エッチングにより酸化膜25を除去する。 【0034】次に、第2のp+ シリコン層26を形成し
たシリコン基板2の上面に図示しない層間絶縁膜を形成
した後、アルミニウム(Al )のスパッタリングや真空
蒸着等を行った後、フォトリソグラフィを行うことで、
図1(a)に示す配線パターン9及びボンディングパッ
ド7を形成する。次に、層間絶縁膜の上面全体に、CV
D法等にSiN膜やSi3 4 膜などを堆積させること
によりパッシベーション膜を形成し配線パターン9を被
覆する。そのパッシベーション膜にボンディングパッド
7を露出する開口部を形成する。 【0035】次いで、図7に示すように、シリコン基板
2の上面全体をエッチングレジスト27で被覆し、フォ
トリソグラフィによって開口部27aを形成して第2の
+シリコン層26の上面を露出させる。上記のシリコ
ン基板2に対して陽極化成を行う。陽極化成は、電解液
で基板を陽極として電流を流すことにより、多孔質のS
i・SiO2 あるいは多孔質のAl23 を生成する工程
をいう。即ち、シリコン基板2をふっ酸水溶液中に浸漬
し、シリコン基板2を陽極として電流を流す。すると、
開口部27aにより第2のp+ シリコン層26のみが露
出しているので、その第2のp+ シリコン層26と第1
のp+ シリコン層22とが選択的に多孔質シリコン層2
8に変化する。 【0036】次に、TMAH(テトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイド)等でアルカリエッチングを行う
ことによって、多孔質シリコン層28をエッチングす
る。その結果、図8に示すように、多孔質シリコン層2
8があった部分に凹部4が形成される。また、n+ シリ
コンよりなるマス部5は、同じくn+ シリコンよりなる
バネ状の支持部6により支持される。最後に、不要とな
ったエッチングレジスト27を除去することにより、加
速度センサ1が得られる。 【0037】上記したように、本参考例の加速度センサ
1によれば、n+シリコンよりなるシリコン基板2上に
エピタキシャル成長により形成したn-シリコンよりな
るエピタキシャル成長層3を形成した。そのエピタキシ
ャル成長層3に不純物拡散によりn+シリコンよりなる
マス部5と、そのマス部5をシリコン基板2から所定の
間隔で保持する支持部6とを形成した。その結果、シリ
コン基板2は固定電極、マス部5は可動電極となるコン
デンサが形成され、シリコン基板2をマス部5の熱膨張
係数は同じになる。従って、加速度センサ1の周囲の温
度が変化しても、シリコン基板2とマス部5間の間隔は
変化せず、精度良く保たれる。そして、シリコン基板2
をマス部5とにより構成されるコンデンサの容量が変化
しないので、温度変化に係わらずに加速度を精度良く検
出することができる。 【0038】また、可動電極となるマス部5を4方向か
ら支持部6により支持するようにしたので、加速度が印
加された場合に、マス部5は、シリコン基板2と平行を
保ったままで変移する。そのため、コンデンサの容量
は、印加される加速度に応じて変化するので、精度良く
加速度を検出することができる。また、支持部6をバネ
状に形成したので、マス部5の不要な振動を低減するこ
とができる。 【0039】また、シリコン基板2を固定電極とし、そ
のシリコン基板2上に形成したエピタキシャル成長層3
に対して不純物拡散により形成したマス部5を可動電極
として加速度を検知するためのコンデンサを構成した。
その結果、従来の加速度センサ60のように、シリコン
基板61とガラス基板64とを接合する必要がない。ま
た、ガラス基板64に固定電極65を、マス部62に可
動電極63を形成する必要がないので、加速度センサ1
の製造工程を簡単にすることができる。 【0040】更に、シリコン基板2の表面に形成したエ
ピタキシャル成長層3により埋め込んだ第1のp+ シリ
コン層22を陽極化成により多孔質シリコン層28に変
化させた後にアルカリエッチングにより除去することに
よりシリコン基板2とマス部5間の間隔を設定するよう
にした。第1のp+ シリコン層22の厚みは、イオン注
入装置の加速電圧及び熱拡散時間により設定することが
できる。その結果、シリコン基板2とマス部5間の間隔
を容易に設定することができる。 【0041】更にまた、加速度センサ1は、シリコン基
板2の表面側に対して凹部4等が形成され、裏面は加工
されていないので、加速度センサ1を別の基板に直接実
装することができ、実装が容易になる。また、シリコン
基板2が出力端子10となるので、別の基板上に形成し
た配線パターン上に実装することにより、配線の手間を
省くことができる。 【0042】そして、本参考例の製造方法によれば、第
1のp+シリコン層22上にエピタキシャル成長層3を
形成する方法であるため、とりわけ形成が困難であると
いうこともない。また、パッシベーション膜を形成した
後にエッチングレジスト27を形成し、陽極化成により
第1,第2のp+シリコン層22,26を多孔質シリコ
ン層28に変化させ、その多孔質シリコン層28をアル
カリエッチングにより除去して凹部4を形成するように
した。その結果、凹部4が未完成の状態でエッチングレ
ジスト27を形成することができるので、エッチングレ
ジスト27の形成が容易になる。また、凹部4内にエッ
チングレジスト27が入り込むことがないので、面倒な
除去作業を行う必要もない。また、アルカリエッチング
をパッシベーション膜を形成した後に行うようにしたの
で、配線パターン9等がエッチャントに汚染される心配
がない。その結果、加速度センサ1を製造する際の工程
を簡略化することができるとともに、作業の容易化を図
ることができる。(実 施例) 以下、本発明を具体化した実施例を図9〜図16に従っ
て説明する。 【0043】尚、本実施例において、参考例と同様の構
成部材については同じ符号を付してその詳細な説明を省
略する。図9(a)(b)は、本実施例の静電容量式加
速度センサ(以下、単に加速度センサという)31の概
略構成図である。p型単結晶シリコン基板(以下、単に
シリコン基板という)32の表面側中央部には、n+
リコンよりなる略長方形状の固定電極33が形成されて
いる。また、シリコン基板32には、p+シリコン層3
4が固定電極33に埋め込まれた状態で形成されてい
る。 【0044】シリコン基板32の上面には参考例と同様
に、n-シリコンよりなるエピタキシャル成長層3が形
成されている。そのエピタキシャル成長層3には、前記
固定電極33に達する深さの凹部35が形成されてい
る。凹部35は平面正方形状に形成されており、その凹
部35内には、マス部5が変移可能に配置されている。 【0045】マス部5は、前記参考例と同様に、n+
リコンにより形成されており、マス部5の側面と凹部3
5の内側面との間に形成されたバネ状の支持部6により
弾性的に支承されている。そして、マス部5は、固定電
極33から所定の間隔で保持されており、そのマス部5
により可動電極と固定電極33とによりコンデンサが形
成されている。 【0046】固定電極33はn+ シリコンよりなり、p
型単結晶シリコンのシリコン基板32に作り込まれてい
る。一方、マス部5はn+ シリコンよりなり、n- シリ
コンよりなるエピタキシャル成長層3に対して不純物拡
散により形成されている。そして、マス部5は、同じく
エピタキシャル成長層3に対して不純物拡散により形成
されたn+ シリコンよりなる支持部6により支承されて
いる。即ち、シリコン基板32,固定電極33,マス部
5及び支持部6の熱膨張係数は同じとなる。従って、加
速度センサ31の周囲の温度が変化しても、固定電極3
3とマス部5間の間隔は変化しないので、その固定電極
33とマス部5とにより構成されるコンデンサの容量も
温度に係わらず変化しない。 【0047】エピタキシャル成長層3には、電極取り出
し部36が形成されている。電極取り出し部36はn+
シリコンよりなり、エピタキシャル成長層3を貫通して
固定電極33に接続されている。 【0048】また、エピタキシャル成長層3には、信号
処理回路部37が形成されている。信号処理回路部37
は、オペアンプ等の回路素子により構成されており、図
1(b)に示すように、n- シリコンよりなるエピタキ
シャル成長層3内に回路素子が作り込まれている。マス
部5上にはパッド38aが形成され、電極取り出し部3
6上にはパッド38bが形成されている。信号処理回路
部37上にはパッド38c,38dが形成されている。
パッド38a,38cは配線パターン39aを介して電
気的に接続され、パッド38b,38dは配線パターン
39bを介して電気的に接続されている。即ち、信号処
理回路部37は、配線パターン39aを介してマス部5
に、配線パターン39bを介して固定電極33に接続さ
れている。そして、信号処理回路部37は、固定電極3
3とマス部5とにより構成されるコンデンサの容量変化
を入力し、その変化に応じた検出信号を外部へ出力する
ようになっている。 【0049】尚、参考例と同様に、実際にはエピタキシ
ャル成長層3,マス部5及び支持部6の上面には、層間
絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)が形成されている。ま
た、層間絶縁膜の上面には、表層における絶縁及び保護
の為のパッシベーション膜が上記の物理的成膜法等によ
り形成されている。そして、図面を見やすくするため
に、図1(b)において、層間絶縁膜等を省略してあ
る。 【0050】加速度センサ31は、参考例と同様に、図
2に示す回路と等価となる。即ち、加速度センサ31
は、固定電極33と可動電極となるマス部5とにより構
成されるコンデンサCと、そのコンデンサCに並列に接
続されたエピタキシャル成長層3よりなる抵抗Rとから
構成される。そして、マス部5の上面に形成されたパッ
ド38aは出力端子10として、固定電極33に接続さ
れた電極取り出し部36の上面に形成されたパッド38
bは出力端子11として機能する。そして、両出力端子
10,11は、それぞれ配線パターン39a,39bを
介して信号処理回路部37に接続されている。 【0051】上記のように構成された加速度センサ31
には、信号処理回路部37が作り込まれている。従っ
て、参考例に比べて別の基板(信号処理回路部を形成し
たマザーボード)の実装する必要がないので、任意の場
所に実装することができる。また、信号処理回路部に接
続するワイヤボンディングも必要がないので、加速度セ
ンサ31の実装を簡単にすることができる。 【0052】参考例と同様に、加速度センサ31に加速
度が印加されると、その加速度に応じてマス部5が変移
して固定電極33とマス部5との間隔が変化する。そし
て、固定電極33とマス部5との間隔の変化に応じてコ
ンデンサCの容量が変化する。このコンデンサCの容量
の変化を出力端子10,11を介して検出することによ
り加速度を検知することができる。また、支持部6によ
り4方向からマス部5が支持されているので、マス部5
は固定電極33に対して平行のままで変移する。そのた
め、精度良く加速度を検出することができる。また、支
持部6をバネ状に形成したので、マス部5の不要な振動
を低減することができる。 【0053】次に、上記のように構成された加速度セン
サ31の製造方法を図10〜図16に従って説明する。
先ず、図10(a)(b)に示すように、p型単結晶シ
リコンのシリコン基板32の表面に酸化膜(SiO
2 膜)41を形成し、その酸化膜に対してフォトエッチ
ングを行うことによって凹部35に対応した領域の開口
部41aを形成する。その開口部41aからシリコン基
板32に対してイオン注入等によってほう素(B)を打
ち込み、p+ 領域42を形成する。その後、エッチング
により酸化膜41を除去する。 【0054】次に、図11(a)(b)に示すように、
+ 領域42を形成したシリコン基板32の表面に酸化
膜43を形成し、その酸化膜43に対してフォトエッチ
ングを行うことによって固定電極33に対応した領域の
開口部43aを形成する。その開口部43aからシリコ
ン基板32に対してイオン注入等によってアンチモン
(Sb)を打ち込み、n+ 領域44を形成する。その
後、エッチングにより酸化膜43を除去する。 【0055】図12(a)(b)に示すように、p+
域42及びn+ 領域44を形成したシリコン基板32の
上面に、気相成長によってn- シリコンよりなるエピタ
キシャル成長層3を形成する。この時、添加する不純物
量を調整して、n- シリコンよりなるエピタキシャル成
長層3の抵抗値が高くなるようにする。 【0056】次に、エピタキシャル成長層3を成長させ
たシリコン基板32に対して、拡散処理により、p+
域42のほう素と、n+ 領域44のアンチモンとをエピ
タキシャル成長層3に向かって拡散させる。この時、ほ
う素は、アンチモンに比べて拡散速度が大きいので、エ
ピタキシャル成長層3の表面側に向かってほう素が速く
拡散する。その結果、図13(a)(b)に示すよう
に、エピタキシャル成長層3内に、第1のn+ シリコン
層45とp+ シリコン層34及び第1のp+ シリコン層
46が埋め込まれた状態で形成される。第1のn+ シリ
コン層45の上方に形成される第1のp+ シリコン層4
6の厚みは、ほう素とアンチモンの拡散時間の差と、拡
散時間とにより決定される。即ち、拡散時間を適宜設定
することにより第1のp+ シリコン層46の厚みを所望
の厚みに精度良く形成することができる。 【0057】次に、図14(a)(b)に示すように、
エピタキシャル成長層3の上面全体に酸化膜47を形成
し、その酸化膜47に対してフォトエッチングを行うこ
とによって、マス部5及び支持部6以外の領域に対応し
た開口部47aを形成する。また、電極取り出し部36
の領域に対応した開口部47bを形成する。両開口部4
7a,47bからエピタキシャル成長層3に対してリン
を打ち込み、そのリンを熱拡散させる。その結果、マス
部5及び支持部6に対応した第2のn+ シリコン層48
と、電極取り出し部36に対応した第3のn+ シリコン
層49とが形成される。第2のn+ シリコン層48は、
第1のp+ シリコン層46の深さまで到達する。また、
第3のn+ シリコン層49は、第1のn+ シリコン層4
5の深さまで到達し、第1,第3のn+ シリコン層4
5,49が電気的に接続される。その後、エッチングに
よって酸化膜47を除去する。図15(a)(b)に示
すように、エピタキシャル成長層3の上面に酸化膜50
を形成する。そして、フォトエッチングを行うことによ
り、マス部5及び支持部以外の領域に対応する開口部5
0aを形成する。ついで、開口部50aからエピタキシ
ャル成長層3に対してイオン注入等によってほう素を打
ち込み、更にそのほう素を熱拡散させる。その結果、マ
ス部5及び支持部6以外の領域に対応した第2のp+
リコン層51が形成される。この第2のp+ シリコン層
51は、第1のp+ シリコン層46の深さまで到達す
る。この後、エッチングにより酸化膜50を除去する。 【0058】次に、通常のICを形成するプロセスによ
り、信号処理回路部37の回路素子を形成する。そし
て、シリコン基板32の上面に図示しない層間絶縁膜を
形成した後、アルミニウム(Al)のスパッタリングや
真空蒸着等を行った後、フォトリソグラフィを行うこと
で、図9(a)に示すパッド38a〜38d、配線パタ
ーン39a,39bを形成する。次に、層間絶縁膜の上
面全体に、CVD法等によりSiN膜やSi3 4 膜な
どを堆積させることによりパッシベーション膜を形成し
配線パターン39a,39bを被覆する。 【0059】次いで、図16に示すように、シリコン基
板32の上面全体をエッチングレジスト52で被覆す
る。そして、フォトリソグラフィによって、開口部52
aを形成して第2のp+シリコン層51の上面を露出さ
せる。上記のシリコン基板32に対して、参考例と同様
に陽極化成を行う。このとき、開口部52aにより第3
のp+シリコン層51のみが露出しているので、第1,
第2のp+シリコン層46,51が選択的に多孔質シリ
コン層53に変化する。 【0060】次に、TMAH等でアルカリエッチングを
行うことによって、多孔質シリコン層53をエッチング
する。その結果、多孔質シリコン層53があった部分に
凹部35が形成される。また、第2のn+ シリコン層4
8よりなるマス部5は、支持部6により固定電極33に
対して所定の間隔で保持される。最後に、不要となった
エッチングレジスト52を除去して本実施例の加速度セ
ンサ31が得られる。 【0061】さて、本実施例の加速度センサ31であっ
ても、前記参考例の加速度センサ1と同様の作用効果を
奏することが明らかである。尚、本実施例において、固
定電極33とマス部5間の間隔は、第1のp+シリコン
層46の厚みにより設定される。第1のp+シリコン層
46の厚みは、固定電極33となる第1のn+シリコン
層45を形成するためのアンチモンと、第1のp+シリ
コン層46を形成するためのほう素との拡散速度に違い
により形成される。即ち、アンチモンとほう素を拡散さ
せる時間を設定するだけで、第1のp+シリコン層46
の厚みを適宜設定することができるので、製造が容易に
なるとともに、精度良く形成することができる。 【0062】また、固定電極33と接続される電極取り
出し部36を形成し、シリコン基板32の表面側から配
線可能とした。その結果、加速度センサ31を任意の場
所に実装することができる。また、シリコン基板32上
に信号処理回路部37を形成し、その信号処理回路部3
7に配線パターン39a,39bを介してマス部5,固
定電極33を接続した。その結果、加速度センサ31を
実装する際に、別の基板上に限定されることなく、任意
の場所に実装することができる。 【0063】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 1)上記実施例では、マス部5を平面略四角形状に形成
したが、平面円形等の任意の形状に形成してもよい。 【0064】2)上記実施例では、マス部5及び支持部
6をn+シリコンにより形成したが、マス部5のみをn+
シリコンにより構成し、支持部6をエピタキシャル成長
層3を構成するn-シリコンにより構成してもよい。即
ち、図5,14に示す製造工程において、酸化膜23,
47にマス部5に対応した領域にのみ開口部23a,4
7aをそれぞれ形成する。 【0065】 【0066】)上記実施例では、拡散速度の速いp型
不純物としてのほう素(B)に対して拡散速度の遅いn
型不純物としてアンチモン(Sb)を用いたが、ひ素
(As)等の不純物を用いて実施してもよい。また、ほ
う素に代えてガリウム(Ga)等を用いて実施してもよ
い。 【0067】)上記実施例において、TMAH以外の
アルカリ系エッチャントとして、例えばKOH、ヒドラ
ジン、EPW(エチレンジアミン−ピロカテコール−
水)等を使用してもよい。 【0068】)上記実施例において、配線パターン
9,39a,39b、ボンディングパッド7及びパッド
7,38a〜38dを形成する材料として、Alの他に
例えばAu等の金属を用いて実施してもよい。また、導
電性ポリマー等を用いて実施してもよい。 【0069】)上記実施例では、マス部5を4方向か
らバネ状の支持部6により支持するようにしたが、マス
部5をシリコン基板2又は固定電極33と平行で変移す
るのであればよく、少なくとも2方向以上からマス部5
を支持するように実施してもよい。 【0070】以上、この発明の実施例について説明した
、実施例から把握できる請求項以外の技術思想につい
て、以下にその効果とともに記載する。 イ)エピタキシャル成長層3に電極取り出し部36を形
成した。この構成によると、コンデンサの容量変化を容
易に出力することができるとともに、任意の場所に実装
可能となる。 【0071】 【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、電極の間隔を精度良く保つことが可能な静
電容量式加速度センサを容易に製造可能な静電容量式加
速度センサの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a) は参考例の加速度センサの平面図、(b) は
A-A 線断面図。 【図2】本発明の静電容量式加速度センサの等価回路
図。 【図3】参考例の加速度センサの製造工程を示す概略断
面図。 【図4】参考例の加速度センサの製造工程を示す概略断
面図。 【図5】参考例の加速度センサの製造工程を示す概略断
面図。 【図6】参考例の加速度センサの製造工程を示す概略断
面図。 【図7】参考例の加速度センサの製造工程を示す概略断
面図。 【図8】参考例の加速度センサの製造工程を示す概略断
面図。 【図9】(a) は実施例の加速度センサの平面図、(b) は
B-B 線断面図。 【図10】(a) は実施例の製造工程を示す平面図、(b)
は概略断面図。 【図11】(a) は実施例の製造工程を示す平面図、(b)
は概略断面図。 【図12】(a) は実施例の製造工程を示す平面図、(b)
は概略断面図。 【図13】(a) は実施例の製造工程を示す平面図、(b)
は概略断面図。 【図14】(a) は実施例の製造工程を示す平面図、(b)
は概略断面図。 【図15】(a) は実施例の製造工程を示す平面図、(b)
はC-C 線断面図。 【図16】施例の製造工程を示す概略断面図。 【図17】従来の加速度センサの概略断面図。 【符号の説明】 2…単結晶シリコン基板、3…エピタキシャル成長層、
4…凹部、5…マス部、6…支持部、32…単結晶シリ
コン基板、33…固定電極、35…凹部、36…電極取
り出し部、37…信号処理回路部、22…第1のp+
リコン層、24…n+シリコン層、26…第2のp+シリ
コン層、28…多孔質シリコン層、45…第1のn+
リコン層、46…第1のp+シリコン層、48…第2の
+シリコン層、51…第2のp+シリコン層、53…多
孔質シリコン層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−127479(JP,A) 特開 平6−230023(JP,A) 特開 平5−90115(JP,A) 特開 昭64−50532(JP,A) 特開 平7−263711(JP,A) 実開 昭59−140452(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/84 G01L 9/12 G01P 15/125

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 単結晶シリコン基板(32)の表面側
    に、拡散速度の速いp型不純物を、前記凹部(35)に
    対応した領域に添加する工程と、 単結晶シリコン基板(32)の表面側に、拡散速度の遅
    いn型不純物を固定電極(33)に対応した領域に添加
    する工程と、 前記不純物を添加した単結晶シリコン基板(32)上に
    - シリコンからなるエピタキシャル成長層(3)を成
    長させる工程と、 前記単結晶シリコン基板(32)に添加した不純物を前
    記エピタキシャル成長層(3)に向かって拡散させるこ
    とにより、該エピタキシャル成長層(3)に埋め込まれ
    た固定電極となる第1のn + シリコン層(45)と、そ
    の第1のn + シリコン層(45)上に第1のp + シリコン
    層(46)とを形成する工程と、 不純物拡散によって、前記エピタキシャル成長層(3)
    に、前記マス部(5)を形成するための領域に、前記第
    1のp + シリコン層(46)に到達する深さの第2のn +
    シリコン層(48)を形成する工程と、 不純物拡散によって、マス部(5),支持部(6)以外
    の領域に、前記第1のp + シリコン層(46)に到達す
    る深さの第2のp + シリコン層(51)を形成する工程
    と、 前記シリコン基板(32)に対して陽極化成を行うこと
    により、前記第1,第2のp + シリコン層(46,5
    1)を多孔質シリコン層(53)に変化させる工程と、 前記多孔質シリコン層(53)をアルカリエッチングに
    よって除去することにより、凹部(35),マス部
    (5),支持部(6)を形成する工程とからなる静電容
    量式加速度センサの製造方法。
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