JPH0472190B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0472190B2 JPH0472190B2 JP15482682A JP15482682A JPH0472190B2 JP H0472190 B2 JPH0472190 B2 JP H0472190B2 JP 15482682 A JP15482682 A JP 15482682A JP 15482682 A JP15482682 A JP 15482682A JP H0472190 B2 JPH0472190 B2 JP H0472190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable beam
- layer
- etching
- film
- polysilicon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 30
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 claims description 25
- 229920005591 polysilicon Polymers 0.000 claims description 25
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 21
- 239000003513 alkali Substances 0.000 claims description 9
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 7
- 239000002585 base Substances 0.000 claims description 6
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 34
- 239000010408 film Substances 0.000 description 28
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- YCIMNLLNPGFGHC-UHFFFAOYSA-N catechol Chemical compound OC1=CC=CC=C1O YCIMNLLNPGFGHC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 4
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000001259 photo etching Methods 0.000 description 3
- PIICEJLVQHRZGT-UHFFFAOYSA-N Ethylenediamine Chemical compound NCCN PIICEJLVQHRZGT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 2
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004518 low pressure chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/86—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
- H01L29/92—Capacitors having potential barriers
- H01L29/94—Metal-insulator-semiconductors, e.g. MOS
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Pressure Sensors (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Weting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、半導体基板上に振動可能な梁を形
成した梁構造体を有する半導体装置に関する。
成した梁構造体を有する半導体装置に関する。
この種の梁構造体を有する半導体装置は、基本
的に、半導体基板上に一端または両端が支持さ
れ、振動部位が該基板面にほぼ平行で、その振動
部位に一体的に電極層を含んだ可動梁と、この可
動梁に対向して上記半導体基板面に設けられ、上
記電極層とともにコンデンサを形成する固定電極
層とを備える。
的に、半導体基板上に一端または両端が支持さ
れ、振動部位が該基板面にほぼ平行で、その振動
部位に一体的に電極層を含んだ可動梁と、この可
動梁に対向して上記半導体基板面に設けられ、上
記電極層とともにコンデンサを形成する固定電極
層とを備える。
この種の半導体装置について、先に本発明者等
は、第1図に示す構造のものを開発し試作した。
は、第1図に示す構造のものを開発し試作した。
第1図に示した梁構造体を有する半導体装置の
先行例について、その製造工程順に説明する。こ
の装置はN型(100)Si基板1を用いたもので、
まず基板1の所定位置にP型不純物を高濃度に埋
め込んだP+層2を形成し、次に基板1の全面に
エピタキシヤル成長によりN型(100)Si層3を
形成し、次に該エピタキシヤル層3の上面に熱酸
化SiO2膜4をコーテイングし、次にP+層2に達
するコンタクト孔7をエツチングにより窄設し、
次に基板1の表面側全面にAuを蒸着した後、不
必要な部分のAuをエツチングにより除去し、所
定パターンのAu電極配線5を形成し、次に可動
梁6の形成部分の周囲のSiO2膜4をエツチング
により除去する。その後、可動梁6となるべき部
分の周囲および直下に位置するN型(100)Siエ
ピタキシヤル層3をエツチングで除去し、堀込部
8を形成することにより、SiO2膜4とAu電極5
の2層構造からなる可動梁6を片持ち状態で残置
形成する。
先行例について、その製造工程順に説明する。こ
の装置はN型(100)Si基板1を用いたもので、
まず基板1の所定位置にP型不純物を高濃度に埋
め込んだP+層2を形成し、次に基板1の全面に
エピタキシヤル成長によりN型(100)Si層3を
形成し、次に該エピタキシヤル層3の上面に熱酸
化SiO2膜4をコーテイングし、次にP+層2に達
するコンタクト孔7をエツチングにより窄設し、
次に基板1の表面側全面にAuを蒸着した後、不
必要な部分のAuをエツチングにより除去し、所
定パターンのAu電極配線5を形成し、次に可動
梁6の形成部分の周囲のSiO2膜4をエツチング
により除去する。その後、可動梁6となるべき部
分の周囲および直下に位置するN型(100)Siエ
ピタキシヤル層3をエツチングで除去し、堀込部
8を形成することにより、SiO2膜4とAu電極5
の2層構造からなる可動梁6を片持ち状態で残置
形成する。
上部堀込部8の形成について詳述する。N型
(100)Siエピタキシヤル層3のエツチングには顕
著な異方性を示すアルカリエツチング液(例えば
エチレンジアミン+ピロカテコール+水の混合
液)によつて行なわれる。エピタキシヤル層3が
エツチングされて可動梁6が形成されるようすを
第2図に示している。
(100)Siエピタキシヤル層3のエツチングには顕
著な異方性を示すアルカリエツチング液(例えば
エチレンジアミン+ピロカテコール+水の混合
液)によつて行なわれる。エピタキシヤル層3が
エツチングされて可動梁6が形成されるようすを
第2図に示している。
第2図は可動梁6およびその周辺部分の平面図
である。第2図のように、可動梁6となるべき部
分の周囲にはコ字形にSiO2膜4を除去してなる
エツチング窓部が形成されている。このコ字形エ
ツチング窓部の各辺は<110>方向でできている。
また深さ方向に関しては、エツチングがP+埋込
層2に達すると深さ方向のエツチングスピードが
極端に遅くなり、P+埋込層2はエツチングスト
ツパとして作用する。また<110>方向の辺に沿
つたエツチング側面は(111)面となり、エツチ
ングスピードが遅くなる。エツチングがある程度
進行すると、可動梁6の先端に(100)面が表れ、
(100)面のエツチングスピードが(111)面の約
30倍と大きく、そのため可動梁6の直下のエピタ
キシヤル層3は可動梁6の先端部から矢印A方向
にエツチングされて行き、可動梁6の直下まで完
全に空洞化した堀込部8が形成され、その結果と
して片持状の可動梁6が完成する。
である。第2図のように、可動梁6となるべき部
分の周囲にはコ字形にSiO2膜4を除去してなる
エツチング窓部が形成されている。このコ字形エ
ツチング窓部の各辺は<110>方向でできている。
また深さ方向に関しては、エツチングがP+埋込
層2に達すると深さ方向のエツチングスピードが
極端に遅くなり、P+埋込層2はエツチングスト
ツパとして作用する。また<110>方向の辺に沿
つたエツチング側面は(111)面となり、エツチ
ングスピードが遅くなる。エツチングがある程度
進行すると、可動梁6の先端に(100)面が表れ、
(100)面のエツチングスピードが(111)面の約
30倍と大きく、そのため可動梁6の直下のエピタ
キシヤル層3は可動梁6の先端部から矢印A方向
にエツチングされて行き、可動梁6の直下まで完
全に空洞化した堀込部8が形成され、その結果と
して片持状の可動梁6が完成する。
しかしながら、上述した半導体装置の先行例に
あつては、固定電極層をエツチングストツパとし
ても働くP+埋込層2で形成し、エピタキシヤル
層3を異方性のアルカリエツチング液によつてエ
ツチングして堀込部8を形成し、可動梁6を残置
する形で形成するものであるため、次のような問
題点を生ずる。
あつては、固定電極層をエツチングストツパとし
ても働くP+埋込層2で形成し、エピタキシヤル
層3を異方性のアルカリエツチング液によつてエ
ツチングして堀込部8を形成し、可動梁6を残置
する形で形成するものであるため、次のような問
題点を生ずる。
まず第1に、エピタキシヤル層が必要であるた
め、製造コストが高くなる。また、Si基板が
(100)面に限定され、しかも可動梁を作るエツチ
ング窓のパターンの各辺を<110>方向に正確に
合せる必要があるため、ウエハに±0.5度という
高い精度で基準片(オリエンテーシヨンフラツ
ト)を設けなければならず、製造が面倒である。
更に、第2図で詳細に説明したように、可動梁6
の直下部分のエピタキシヤル層3は可動梁6の先
端方向からのみエツチングされないため、アルカ
リエツチング液が(100)面に対して30μm/時
のエツチングレートをもつていても、例えば
300μmの長さの可動梁を作るのに約10時間とい
う長時間を要する。このため、アルカリエツチン
グ液に対して0.1〜0.2μm/時のエツチングレー
トを持つ安価なAl膜を電極材料として使用でき
ず、先に説明したようにAuを電極材料として使
用しなければならず、この点でも装置をコスト高
にしてしまう。
め、製造コストが高くなる。また、Si基板が
(100)面に限定され、しかも可動梁を作るエツチ
ング窓のパターンの各辺を<110>方向に正確に
合せる必要があるため、ウエハに±0.5度という
高い精度で基準片(オリエンテーシヨンフラツ
ト)を設けなければならず、製造が面倒である。
更に、第2図で詳細に説明したように、可動梁6
の直下部分のエピタキシヤル層3は可動梁6の先
端方向からのみエツチングされないため、アルカ
リエツチング液が(100)面に対して30μm/時
のエツチングレートをもつていても、例えば
300μmの長さの可動梁を作るのに約10時間とい
う長時間を要する。このため、アルカリエツチン
グ液に対して0.1〜0.2μm/時のエツチングレー
トを持つ安価なAl膜を電極材料として使用でき
ず、先に説明したようにAuを電極材料として使
用しなければならず、この点でも装置をコスト高
にしてしまう。
この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、半導体基板としてSi
(100)基板に限定されず、エピタキシヤル層が必
要なく、エツチングの異方性に合せた超高精度な
位置合せが不必要で、可動梁の形成のためのエツ
チング時間が短く、電極材料として安価なAl等
も使用でき、より合理的なプロセスで製造するこ
とのできる梁構造体を有する半導体装置を提供す
ることにある。
たものであり、その目的は、半導体基板としてSi
(100)基板に限定されず、エピタキシヤル層が必
要なく、エツチングの異方性に合せた超高精度な
位置合せが不必要で、可動梁の形成のためのエツ
チング時間が短く、電極材料として安価なAl等
も使用でき、より合理的なプロセスで製造するこ
とのできる梁構造体を有する半導体装置を提供す
ることにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、固
定電極層を形成した半導体基板の表面を耐アルカ
リエツチ性の絶縁膜で被覆するとともに、この絶
縁膜上の所定位置にアルカリエツチ性のポリシリ
コンからなる支持台を形成し、この支持台の上面
にP型不純物を高濃度に添加した耐アルカリエツ
チ性のポリシリコンからなる可動梁が一体的に支
持されるように構成したことを特徴とする。
定電極層を形成した半導体基板の表面を耐アルカ
リエツチ性の絶縁膜で被覆するとともに、この絶
縁膜上の所定位置にアルカリエツチ性のポリシリ
コンからなる支持台を形成し、この支持台の上面
にP型不純物を高濃度に添加した耐アルカリエツ
チ性のポリシリコンからなる可動梁が一体的に支
持されるように構成したことを特徴とする。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第3図はこの発明を適用した梁構造体を有する
半導体装置の製造工程を示す図であり、第4図は
第3図の製造工程を経て完成したこの発明に係る
半導体装置を示している。以下この半導体装置に
ついて各工程(A)〜(H)に従つて順番に説明する。
半導体装置の製造工程を示す図であり、第4図は
第3図の製造工程を経て完成したこの発明に係る
半導体装置を示している。以下この半導体装置に
ついて各工程(A)〜(H)に従つて順番に説明する。
(A)…まず、例えば抵抗率5〜8ΩcmのN型Si基板
11を用意し、その表面を酸化し、例えば5000
Å程度の熱酸化SiO2膜12を全面に形成し、
上述した固定電極層を形成すべき領域のSiO2
膜12をエツチングにより除去し、その除去部
分に1000Å程度の熱酸化SiO2膜を形成すると
ともに、その部分のSi基板11表面にイオン注
入法によりボロンを注入し、薄いP型層13を
作る。
11を用意し、その表面を酸化し、例えば5000
Å程度の熱酸化SiO2膜12を全面に形成し、
上述した固定電極層を形成すべき領域のSiO2
膜12をエツチングにより除去し、その除去部
分に1000Å程度の熱酸化SiO2膜を形成すると
ともに、その部分のSi基板11表面にイオン注
入法によりボロンを注入し、薄いP型層13を
作る。
(B)…次に上述した熱酸化SiO2膜をフツ酸により
除去した後、再度表面を酸化して、例えば5000
Å程度の熱酸化SiO2膜により絶縁膜12bを
形成する。その後に、例えば減圧CVD法によ
りSiH4を約620℃で熱分解し、例えば3〜5μm
の不純物を含まないポリシリコン層14を形成
する。この工程の酸化時の熱処理によつて、上
記薄いP型層13は1μm以上の深さを持つた
P型層13bとなる。
除去した後、再度表面を酸化して、例えば5000
Å程度の熱酸化SiO2膜により絶縁膜12bを
形成する。その後に、例えば減圧CVD法によ
りSiH4を約620℃で熱分解し、例えば3〜5μm
の不純物を含まないポリシリコン層14を形成
する。この工程の酸化時の熱処理によつて、上
記薄いP型層13は1μm以上の深さを持つた
P型層13bとなる。
(C)…次に、例えばイオン注入法によつてボロンを
加速電圧60KeVで5×1016個/cm2程度注入し
て、1000℃で1時間程度熱処理することによ
り、上記ポリシリコン層14の表面に1×1020
個/cm3以上のP型高濃度ポリシリコン層15を
0.5μm程度の厚みに形成する。
加速電圧60KeVで5×1016個/cm2程度注入し
て、1000℃で1時間程度熱処理することによ
り、上記ポリシリコン層14の表面に1×1020
個/cm3以上のP型高濃度ポリシリコン層15を
0.5μm程度の厚みに形成する。
(D)…次に、エツチングにより可動梁形成領域以外
の部分のポリシリコン層14およびその表面の
P型高濃度ポリシリコン層15を除去する。D
図に示す例では、2回のフオトエツチングを行
ない、ポリシリコン層14の外周部に2段に段
差を付けている。
の部分のポリシリコン層14およびその表面の
P型高濃度ポリシリコン層15を除去する。D
図に示す例では、2回のフオトエツチングを行
ない、ポリシリコン層14の外周部に2段に段
差を付けている。
(E)…次に、全表面にAlを例えば1.5μmの厚みに蒸
着した後、フオトエツチングにより不要部分の
Alを除去し、可動梁に繋がるAl配線16と固
定電極層であるP型層13bに繋がるAl配線
17を形成する。D図のようにポリシリコン層
14の周囲に2段に段差を付けた理由は、上記
Al配線16の断線を防ぐためである。
着した後、フオトエツチングにより不要部分の
Alを除去し、可動梁に繋がるAl配線16と固
定電極層であるP型層13bに繋がるAl配線
17を形成する。D図のようにポリシリコン層
14の周囲に2段に段差を付けた理由は、上記
Al配線16の断線を防ぐためである。
(F)…次に、全表面に例えばCVD法によりSiH4を
約400℃で低温酸化し、その際に隣を含有させ
て例えば厚さ1.5μmのPSG膜18をデポジシヨ
ンした後、フオトエツチングによつてボンデイ
ングパツドおよび可動梁領域上のPSG膜18
の膜厚を3000〜5000Å程度に薄くする。
約400℃で低温酸化し、その際に隣を含有させ
て例えば厚さ1.5μmのPSG膜18をデポジシヨ
ンした後、フオトエツチングによつてボンデイ
ングパツドおよび可動梁領域上のPSG膜18
の膜厚を3000〜5000Å程度に薄くする。
(G)…上記PSG膜18を更にフオトエツチングし、
可動梁領域上のPSG膜を完全に除去する。こ
のとき、可動梁の支持端側に薄いPSG膜19
を残す。
可動梁領域上のPSG膜を完全に除去する。こ
のとき、可動梁の支持端側に薄いPSG膜19
を残す。
(H)…次に、強アルカリ水溶液(例えばエチレンジ
アミン+ピロカテコール+水の混合液)をエツ
チング液として全体をエツチングする。する
と、Siのエツチング速度の不純物依存性によつ
て、ポリシリコン14がエツチングされ、ボロ
ンが高濃度に入つたP型高濃度ポリシリコン層
15が残り可動梁15hができる。また、ポリ
シリコン層14が全てエツチングされてしまう
訳でなく、PSG膜18でマスクされている部
分のポリシリコン層14が残り、この部分がP
型高濃度ポリシリコンからなる可動梁15hの
支持台14hとして残る。
アミン+ピロカテコール+水の混合液)をエツ
チング液として全体をエツチングする。する
と、Siのエツチング速度の不純物依存性によつ
て、ポリシリコン14がエツチングされ、ボロ
ンが高濃度に入つたP型高濃度ポリシリコン層
15が残り可動梁15hができる。また、ポリ
シリコン層14が全てエツチングされてしまう
訳でなく、PSG膜18でマスクされている部
分のポリシリコン層14が残り、この部分がP
型高濃度ポリシリコンからなる可動梁15hの
支持台14hとして残る。
最後にボンデイングパツドと可動梁15h上の
薄くなつている部分50のPSG膜の厚み分だけ
全面のPSG膜18をエツチングし、第4図に示
す半導体装置が完成する。
薄くなつている部分50のPSG膜の厚み分だけ
全面のPSG膜18をエツチングし、第4図に示
す半導体装置が完成する。
なお、可動梁15hの形状は、D図の工程のフ
オトエツチングで自由に作ることができる。例え
ば、可動梁15hの形状の長さ方向中央より先端
側に重心が移るようにすることもできるし、ある
いは、可動梁15hの長さ方向中央に細長い穴を
開口し、H図の工程のエツチング時に上記穴から
アルカリエツチング液が浸透し、可動梁15hの
直下のポリシリコン層14のエツチング時間を短
縮するようにすることもできる。
オトエツチングで自由に作ることができる。例え
ば、可動梁15hの形状の長さ方向中央より先端
側に重心が移るようにすることもできるし、ある
いは、可動梁15hの長さ方向中央に細長い穴を
開口し、H図の工程のエツチング時に上記穴から
アルカリエツチング液が浸透し、可動梁15hの
直下のポリシリコン層14のエツチング時間を短
縮するようにすることもできる。
ここで、第4図の半導体装置の応用について一
応説明する。例えば、当該装置に機械振動が加わ
り、その振動数が可動梁15hの固有振動数に等
しいと、可動梁15hは大きく共振し、可動梁1
5hとP型層13bとの間隔が大きく変化する。
P型高濃度ポリシリコン層からなる可動梁15h
はそれ自身が電極層となつており、P型層13b
はこれに対応する固定電極層であり、両者によつ
て一つのコンデンサが形成されている。そして、
可動梁15hが振動してP型層13bとの間隔変
化が大きくなると、上記コンデンサの容量も振動
振幅に応じて大きく変化する。また当然である
が、可動梁15hの固有振動数より大きく外れた
振動が加わつても該梁15hは共振せず、従つて
上記コンデンサの容量変化は小さい。従つて、可
動梁15hとP型層13bとの間の容量変化を検
出する回路を設ければ、その回路の出力から可動
梁15hにその固有振動数に相当する振動が加わ
つているかどうかを判定することができる。この
容量変化の検出回路は梁構造体を有する半導体装
置に一体的に集積形成することができる。
応説明する。例えば、当該装置に機械振動が加わ
り、その振動数が可動梁15hの固有振動数に等
しいと、可動梁15hは大きく共振し、可動梁1
5hとP型層13bとの間隔が大きく変化する。
P型高濃度ポリシリコン層からなる可動梁15h
はそれ自身が電極層となつており、P型層13b
はこれに対応する固定電極層であり、両者によつ
て一つのコンデンサが形成されている。そして、
可動梁15hが振動してP型層13bとの間隔変
化が大きくなると、上記コンデンサの容量も振動
振幅に応じて大きく変化する。また当然である
が、可動梁15hの固有振動数より大きく外れた
振動が加わつても該梁15hは共振せず、従つて
上記コンデンサの容量変化は小さい。従つて、可
動梁15hとP型層13bとの間の容量変化を検
出する回路を設ければ、その回路の出力から可動
梁15hにその固有振動数に相当する振動が加わ
つているかどうかを判定することができる。この
容量変化の検出回路は梁構造体を有する半導体装
置に一体的に集積形成することができる。
上述のように、この発明に係る半導体装置は例
えば振動分析装置として使用できるもので、具体
的な応用例の一つとして、自動車エンジンのノツ
キング検出への応用が考えられている。ノツキン
グ発生時にはエンジンから顕著に約7KHzの振動
が発生するが、上記可動梁の固有振動数を約7K
Hzにしておけば、このノツキング検出を行なうこ
とができる。約7KHzの固有振動数を持つ可動梁
は、本発明のように梁材としてポリシリコンを使
用した場合、梁の厚みを0.5μmとすると梁の長さ
は約330μmである。このように、微小な半導体
装置にて機械→電気変換器としての機能と周波数
弁別機能を有する装置を実現することができる。
また他の応用例としては、可動梁の水平部に垂直
に加わる加速度や遠心力による容量変化を検出す
るようにして、加速度センサや回転計へ応用する
ことも可能である。
えば振動分析装置として使用できるもので、具体
的な応用例の一つとして、自動車エンジンのノツ
キング検出への応用が考えられている。ノツキン
グ発生時にはエンジンから顕著に約7KHzの振動
が発生するが、上記可動梁の固有振動数を約7K
Hzにしておけば、このノツキング検出を行なうこ
とができる。約7KHzの固有振動数を持つ可動梁
は、本発明のように梁材としてポリシリコンを使
用した場合、梁の厚みを0.5μmとすると梁の長さ
は約330μmである。このように、微小な半導体
装置にて機械→電気変換器としての機能と周波数
弁別機能を有する装置を実現することができる。
また他の応用例としては、可動梁の水平部に垂直
に加わる加速度や遠心力による容量変化を検出す
るようにして、加速度センサや回転計へ応用する
ことも可能である。
以上詳細に説明したように、この発明に係る梁
構造体を有する半導体装置は、半導体基板表面
に、基板と半導体電形の拡散層あるいは導電性薄
膜によつて固定電極層を形成し、該半導体基板表
面に耐アルカリエツチ性の絶縁膜をコートし、こ
の絶縁膜上の所定位置にアルカリエツチ性のポリ
シリコンからなる支持台を形成し、この支持台の
上面にP型不純物を高濃度に添加した耐アルカリ
エツチ性のポリシリコンからなる可動梁が一体的
に支持されるように構成したものであるから、第
1図および第2図に示した先行例の半導体装置の
ようにエピタキシヤル層が不必要で、半導体基板
もSi(100)基板に限定されず、可動梁の直下およ
びその周囲がポリシリコンであり、このポリシリ
コンはアルカリエツチング液により全方向からエ
ツチングが進行することから、長さ100μm程度
の梁でも2時間程度のエツチングでこれを形成す
ることができる。このように短いエツチング時間
で済むことからアルカリエツチング液に対して多
少のエツチングレートを有するAlを電極材料と
して容易に使用でき、また同様な意味で安価な
PSG膜を保護膜材料として使用することができ
る。また、可動梁の形成のためにエツチングの異
方性を利用してないので、ウエハに超高精度な基
準辺を設ける必要もない。このように本発明によ
れば、より合理的なプロセスでもつて安価に梁構
造体を有する半導体装置を実現することができ
る。
構造体を有する半導体装置は、半導体基板表面
に、基板と半導体電形の拡散層あるいは導電性薄
膜によつて固定電極層を形成し、該半導体基板表
面に耐アルカリエツチ性の絶縁膜をコートし、こ
の絶縁膜上の所定位置にアルカリエツチ性のポリ
シリコンからなる支持台を形成し、この支持台の
上面にP型不純物を高濃度に添加した耐アルカリ
エツチ性のポリシリコンからなる可動梁が一体的
に支持されるように構成したものであるから、第
1図および第2図に示した先行例の半導体装置の
ようにエピタキシヤル層が不必要で、半導体基板
もSi(100)基板に限定されず、可動梁の直下およ
びその周囲がポリシリコンであり、このポリシリ
コンはアルカリエツチング液により全方向からエ
ツチングが進行することから、長さ100μm程度
の梁でも2時間程度のエツチングでこれを形成す
ることができる。このように短いエツチング時間
で済むことからアルカリエツチング液に対して多
少のエツチングレートを有するAlを電極材料と
して容易に使用でき、また同様な意味で安価な
PSG膜を保護膜材料として使用することができ
る。また、可動梁の形成のためにエツチングの異
方性を利用してないので、ウエハに超高精度な基
準辺を設ける必要もない。このように本発明によ
れば、より合理的なプロセスでもつて安価に梁構
造体を有する半導体装置を実現することができ
る。
第1図は梁構造体を有する半導体装置の先行例
を示す断面図、第2図は第1図の装置における梁
形成工程を示す部分平面図、第3図はこの発明に
係る梁構造体を有する半導体装置の製造工程を示
す図、第4図は第3図の工程を経て完成された本
発明に係る半導体装置の断面図である。 11……半導体基板、12,12b……酸化
膜、13,13b……固定電極層となるP型層、
14……ポリシリコン層、15……P型高濃度ポ
リシリコン層、15h……可動梁、14h……支
持台、18……Al配線電極。
を示す断面図、第2図は第1図の装置における梁
形成工程を示す部分平面図、第3図はこの発明に
係る梁構造体を有する半導体装置の製造工程を示
す図、第4図は第3図の工程を経て完成された本
発明に係る半導体装置の断面図である。 11……半導体基板、12,12b……酸化
膜、13,13b……固定電極層となるP型層、
14……ポリシリコン層、15……P型高濃度ポ
リシリコン層、15h……可動梁、14h……支
持台、18……Al配線電極。
Claims (1)
- 1 半導体基板の表面が耐アルカリエツチ性の絶
縁膜で被覆され、この絶縁膜上の所定位置にアル
カリエツチ性のポリシリコンからなる支持台が形
成され、この支持台の上面にP型不純物を高濃度
に添加した耐アルカリエツチ性のポリシリコンか
らなる可動梁が一体的に支持されていることを特
徴とする梁構造体を有する半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15482682A JPS5944875A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 梁構造体を有する半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15482682A JPS5944875A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 梁構造体を有する半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944875A JPS5944875A (ja) | 1984-03-13 |
JPH0472190B2 true JPH0472190B2 (ja) | 1992-11-17 |
Family
ID=15592720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15482682A Granted JPS5944875A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 梁構造体を有する半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944875A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61100627A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-19 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | 振動式歪センサ |
JPH01320470A (ja) * | 1988-06-21 | 1989-12-26 | Fujikura Ltd | 半導体加速度センサ |
US6864677B1 (en) | 1993-12-15 | 2005-03-08 | Kazuhiro Okada | Method of testing a sensor |
JPH04192370A (ja) * | 1990-11-26 | 1992-07-10 | Nissan Motor Co Ltd | 半導体加速度センサ |
JP3367113B2 (ja) | 1992-04-27 | 2003-01-14 | 株式会社デンソー | 加速度センサ |
US5461916A (en) | 1992-08-21 | 1995-10-31 | Nippondenso Co., Ltd. | Mechanical force sensing semiconductor device |
JP3151956B2 (ja) * | 1992-09-04 | 2001-04-03 | 株式会社村田製作所 | 加速度センサ |
JP2007121107A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Nec Lcd Technologies Ltd | 圧力センサー |
JP4752078B2 (ja) * | 2009-09-17 | 2011-08-17 | 株式会社デンソー | 半導体力学量センサ |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP15482682A patent/JPS5944875A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5944875A (ja) | 1984-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6076404A (en) | Micromechanical sensor including a single-crystal silicon support | |
EP0102069B1 (en) | Vibration analyzing device | |
EP0591554B1 (en) | Acceleration sensor and its manufacture | |
US5195371A (en) | Semiconductor chip transducer | |
JPH0453267B2 (ja) | ||
JP3616659B2 (ja) | マイクロメカニックセンサおよびその製造方法 | |
KR100348177B1 (ko) | 단결정 실리콘의 마이크로머시닝 기법에서의 깊은 트렌치절연막을 이용한 절연 방법 | |
JPH0472190B2 (ja) | ||
JP4081868B2 (ja) | 微小装置の製造方法 | |
JP2000155030A (ja) | 角速度センサの製造方法 | |
JP3530250B2 (ja) | 静電容量式加速度センサの製造方法 | |
JPH11186566A (ja) | 微小装置の製造方法 | |
JPH08248061A (ja) | 加速度センサ及びその製造方法 | |
JPH11103076A (ja) | 半導体加速度センサの製造方法 | |
JPS6267880A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3506795B2 (ja) | 静電容量式加速度センサの製造方法 | |
JPH09153626A (ja) | 3軸半導体加速度センサの製造方法 | |
JPH11220138A (ja) | 半導体力学量センサ及びその製造方法 | |
JP3725059B2 (ja) | 半導体力学量センサ | |
JP3580285B2 (ja) | 半導体力学量センサの製造方法 | |
JPH0650255B2 (ja) | シリコンマイクロセンサの製造方法 | |
JP3309827B2 (ja) | 可動部を有する基板の製造方法及び力学量センサの製造方法 | |
JPH10209471A (ja) | 半導体マイクロマシン及びその製造方法 | |
JPH10116997A (ja) | 複合デバイス | |
JP2000065583A (ja) | 半導体力学量センサ |