JP3530176B2 - ノード装置および状態通知情報取得方法 - Google Patents

ノード装置および状態通知情報取得方法

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JP3530176B2
JP3530176B2 JP2002076100A JP2002076100A JP3530176B2 JP 3530176 B2 JP3530176 B2 JP 3530176B2 JP 2002076100 A JP2002076100 A JP 2002076100A JP 2002076100 A JP2002076100 A JP 2002076100A JP 3530176 B2 JP3530176 B2 JP 3530176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム構造を有
する伝送信号を伝送するディジタル信号伝送システムで
使用されるノード装置、および当該ノード装置で利用さ
れる状態通知情報取得方法に関する。特に本発明は、伝
送信号に同期して伝送される状態通知情報の有効または
無効を判定して、当該状態通知情報に基づく制御機能の
実施の可否を判定する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号伝送システムでは、局所
的なビットエラーに対する無用なレスポンスを防止し、
システムの動作を安定させるために、種々の保護が設け
られる。例えば、伝送される信号(以下、伝送信号と称
する)のフレーム同期を保護するためのフレーム保護段
数が、その一例である。また、伝送信号に同期して伝送
されるシステム運用情報の中にも、保護段数が設けられ
たものがある。以下、この種のシステム運用情報とし
て、システムに備えられるノードの自律的動作に係わる
状態通知情報を例として採り挙げる。
【0003】図14を参照して、従来のシステムにおけ
る保護動作につき説明する。時点Xにおいて信号断など
の障害が発生すると、上流側の装置から所定のビットパ
ターン(固定パターンAとする)を有する信号が警報と
して伝送される。この信号は、例えば010101…と
続く交番のデータが使用され、多く場合、フレーム構造
を持たない。ノードは、この信号がフレーム構造を持た
ないことから伝送信号フレームの区切り位置を見失う虞
が有るが、例えば5段のフレーム保護期間が経過するま
では持ちこたえようとする。そうして、フレーム保護期
間が経過してなお警報が継続していると、ノードはフレ
ーム同期外れを検出する。
【0004】一方、ノードにおいて受信された状態通知
情報には、例えば3段の保護期間が設定される。すなわ
ち信号断の後も、3フレーム分までは正常時の状態通知
情報が保持される。3フレームが経過したのち状態通知
情報の変化が検知されると、この状態通知情報を取り込
むための割り込み信号が発生され、状態通知情報を保持
するレジスタの内容が即座に取り込まれる。そうして、
この取り込まれた内容に沿って、ノードにおける自律的
な制御動作が開始される。
【0005】ところで、信号断が発生したのちは、状態
通知情報のビットパターンも警報のビットパターンに塗
り替えられる。したがって図14に示されるように、割
り込みが発生した次の時点の状態通知情報には、固定パ
ターンAのビット列が記述されていることになる。より
正確には、固定パターンAのビット列010101…が
デスクランブルされたビット列が記述されていることに
なる。
【0006】従来のシステムでは、割り込みが発生する
と、即座に状態通知情報が取り込まれていた。このため
警報に基づくビット列が正常な状態通知情報と誤認識さ
れ、誤った制御動作が実施されることが有った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のディジタル信号伝送システムにおいては、n段保護さ
れた状態通知情報の変化点が検出されると、ノードにお
いて直ちにこの状態通知情報が取り込まれ、その内容に
沿った制御が開始される。伝送信号にm段保護がかけら
れており、また上流側における障害の有無を、伝送信号
のビットパターンを塗り替えることで下流側の装置に通
知する機能が備えられていると、n≦mである場合に、
塗り替えられたビットパターンが状態通知情報として取
り込まれてしまうことになる。すなわち、誤って認識さ
れた状態通知情報に基づく処理が走ってしまい、ノード
が誤動作する虞があった。
【0008】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、状態通知情報が誤認識されることに起因す
る誤動作の虞を無くしたノード装置および状態通知情報
取得方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わるノード装置は、フレーム化されたディ
ジタル伝送信号を伝送する複数のノード装置を備え、信
号フレームの区切りを示すフレームヘッダが前記ディジ
タル伝送信号の各フレームに少なくとも含まれ、前記各
ノード装置間で自律的動作に係わる状態通知情報を送出
し合うディジタル信号伝送システムに備えられる前記ノ
ード装置において、前記状態通知情報が予め定められた
n(nは自然数)段のフレームに渡り連続して一致した
場合に当該状態通知情報を取り込む状態通知情報保護手
段と、前記フレームヘッダに、予め定められたm(mは
自然数)段のフレームに渡り連続してエラーが検出され
るまでは、前記ディジタル伝送信号のフレーム同期を保
護するフレーム同期保護手段とを備え、このフレーム同
期保護手段において前記フレームヘッダにm段のフレー
ムに渡り連続してエラーが検出された場合に、m≧nで
ある場合に、最初にエラーの生じたフレームヘッダを含
むフレームを基準としてk段目(但し、m<k≦2n)
のフレームに含まれる前記状態通知情報を有効な情報と
して取り込む情報取り込み手段とを具備することを特徴
とする。
【0010】ここで言うフレームヘッダのエラーとは、
局所的なビットエラーに加え、信号ケーブルの断線など
により信号が無くなった状態をも含む。要するに、予め
定義されたフレームヘッダのビット列が失われた状態を
意味する。
【0011】より一般的には、本発明に係わるノード装
置は、上記フレーム同期保護手段において前記フレーム
ヘッダにm段のフレームに渡り連続してエラーが検出さ
れた場合に、m>2nである場合に、前記エラーの生じ
たフレームヘッダを含むフレームを基準としてk段目
[但し、m<k<(Int(m/n)+1)×n,{I
nt(m/n)}はm/nの小数点以下を切り捨てた整
数値]のフレームに含まれる前記状態通知情報を有効な
情報として取り込む情報取り込み手段とを具備すること
を特徴とする。
【0012】特に、上記情報取り込み手段は、k段目の
フレームまでは前記状態通知情報の取り込み処理を保留
し、前記フレーム同期保護手段においてn段目のフレー
ムからk段目のフレームまでの間にフレーム同期外れが
検出されない場合に限り、前記状態通知情報を有効とす
ることを特徴とする。
【0013】このような手段を講じることにより、例え
ばm=5、n=3のシステムにあっては、保護された状
態通知情報の変化が検知されてから2フレームが経過し
たのちに、状態通知情報の内容が取り込まれるようにな
る。この時点における状態通知情報には、固定パターン
Aに基づくビット列ではなく、別のビットパターン(固
定パターンBとする)からなる固定信号が記述されてい
る。ここで、固定パターンAが状態通知情報として有効
であるのに対し、固定パターンBは、状態通知情報とし
て無効なものとなる。
【0014】したがって、ノードにおいて固定パターン
Aに基づく処理が実施されることがなくなる。すなわ
ち、警報による固定パターンAに基づくビット列を正常
な状態通知情報とノードが誤認識することが無くなり、
これにより、誤った制御動作が実施される虞がなくな
る。
【0015】また本発明によれば、図14に示されるよ
うに、保護された状態通知情報の内容が有効であるか否
かが、OOFの発生の有無に応じて誤認の虞なく判定さ
れるようになる。したがって、冗長切り替え機能の誤動
作を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本実施形態においては、幹
線系システムの多くが備える自律的冗長切替機能に係わ
る情報を、状態通知情報の一例としてとりあげる。
【0017】ところで、幹線系システムにおいては、伝
送信号を伝送するラインケーブルとノードとの間に、中
継機能などを有する装置(以下、伝送装置と称する)を
介在させることがある。伝送装置は、上流側で生じた障
害を下流側に通知する機能を備えた装置である。伝送装
置において上流側の障害が検出されると、伝送装置は、
伝送信号のビットパターンを固定パターンAに塗りつぶ
すことにより、下流側のノード装置などに障害の発生を
通知する。固定パターンAはフレーム構造を持たないこ
とが特徴的である。
【0018】固定パターンAが、状態通知情報としての
意味を持つならば、ノードはこのパターンAに示される
意味を解釈し、その内容に沿った切り替え制御を開始し
てしまう。その結果、異常判定や誤接続などの誤動作を
起こす虞がある。
【0019】<動作原理の説明>上記の不具合は、次に
説明する動作原理に基づいて解決される。この説明で
は、状態通知情報の保護段数nをn=3とし、伝送信号
フレームの同期保護段数mをm=5とした場合を想定す
る。図15を参照して、本発明に係わる動作原理につき
説明する。図15において、Sは伝送信号のフレーム周
期、Tは伝送信号におけるフレーム同期外れの虞が生じ
た時点Xからのフレーム同期保護期間に相当する。
【0020】図15においてtは、最初にエラーの生じ
たフレームヘッダを含むフレームを基準として6段目の
フレームに相当する。すなわちtは、m<k≦2nとし
たときのkに相当する。本実施形態においては、この期
間t内における状態通知情報の内容を取り込むようにす
る。このようにすることで、6段目のフレームを取り込
む際には、フレーム同期外れが検出されたことを受け
て、状態通知情報として無効な固定パターンBを挿入す
ることで誤動作を起こすことがなくなる。
【0021】図16を参照して、より一般化された動作
原理を説明する。図16においては、m=7、n=3の
場合を想定する。受信された状態通知情報は、3段のフ
レームに渡って一致すると、状態通知情報レジスタ25
(後述する)に取り込まれる。受信状態情報バッファ3
0(後述する)は、例えばシフトレジスタなどにより実
現され、4フレーム分の状態通知情報が記憶される。
【0022】システムの通常時にあっては、状態通知情
報バッファ30に記憶された情報により状態通知情報の
内容が認識され、その内容に沿って必要な処理が実行さ
れる。一方、フレーム同期外れ(Out of Frame:OO
F)が検出された場合には、その時点で、受信された状
態通知情報および状態通知情報レジスタ25および状態
通知情報バッファ30の内容をすべて状態通知情報とし
て無効な固定パターンBを挿入する。そして、この固定
パターンBを取り込むようにすることで誤動作を防止で
きるようになる。
【0023】本実施形態においては、以上の動作原理に
基づく処理を、概ねハードウェアにより実現するように
したノード装置を開示する。また以下に説明する処理
は、図17に示されるフローチャートに沿ったソフトウ
ェア処理によっても実現することが可能である。プロセ
ッサの能力が十分であれば、以下に示される手順をソフ
トウェアにより実施する実施形態も可能である。
【0024】図17は、本発明の原理を説明するための
フローチャートである。図17において、まず、ステッ
プS1でmおよびnの設定値の関係が検証される。この
ステップでYESであれば、処理手順はステップS2に
移行して、図示のごとくkが設定される。これに対しス
テップS1でNOであれば、処理手順はステップS3に
移行して、図示の式に示されるようにkが設定される。
【0025】こののち処理手順はステップS4に移行す
る。このステップS4で、状態通知情報を取り込むため
の割り込みが発生すると、処理手順はステップS5に移
行して、各フレームの状態通知情報の読み込みが開始さ
れる。次のステップS6では、フレーム同期外れが検出
されたか否かが検証される。割り込みの発生から(k−
n)段目フレームまでが読み込される間にフレーム同期
外れが検出されていなければ(ステップS6においてN
O)、処理手順はステップS8に移行して割り込み発生
時点から(k−n)段目の状態通知情報が有効として処
理される。一方、フレーム同期外れが検出されると(ス
テップS6においてYES)、処理手順はステップS7
に移り、割り込みの発生から(k−n)段目の状態通知
情報は無効とされ、破棄される。
【0026】<基本構成>次に、本実施形態において示
されるシステムの基本的な構成を説明する。図1は、本
発明の実施の形態に係わるディジタル信号伝送システム
の構成を示すシステム図である。図1に示されるシステ
ムは、複数の局舎1をラインケーブル2を介してリング
状に接続したものとなっている。各局舎1には、ノード
(Node)3と伝送装置4とが備えられる。ノード3
は、伝送装置4を介してラインケーブル2に接続され
る。なお、局舎1と局舎1とに挟まれた区間を、セグメ
ント(Segment)と称する。
【0027】図2に示されるように、ラインケーブル2
は現用系ライン5と、予備系ライン6とを備えて構成さ
れる。システムに障害の無い、いわゆるノーマル状態
(Normal State)においては、現用系ライン5を介して
サービストラフィックが伝送される。このとき予備系ラ
イン6が空きとなるので、パートタイムトラフィックと
称される低優先度の信号を予備系ライン6に流すことも
有る。サービストラフィック、パートタイムトラフィッ
クのいずれも共通のフレーム構造を有する。
【0028】ノーマル状態から障害が発生すると、パー
トタイムトラフィックが予備系ライン6からドロップさ
れ、サービストラフィックが予備系ライン6に迂回され
る。
【0029】この処理は、各ノード3に実装された自律
的冗長切り替え機能による、各ノード3同士の協調制御
により実現される。この種の機能は、セルフヒーリング
(SelfHealing)機能とも称される。
【0030】図2において、現用系ライン5および予備
系ライン6は、それぞれ反対方向に信号を伝送する1組
の信号線から構成される。図1に示されるようなリング
状のシステムでは、それぞれの方向を時計回り方向(Cl
ockwise:CW)と、反時計回り方向(Counter Clockwi
se:CCW)と称して区別する。図2においては向かっ
て右向きをCWとし、左向きをCCWとする。
【0031】ここで、上流側および下流側の概念を説明
する。すなわち、図2において、CW方向ラインに関し
ては、伝送装置4はノード3に対して上流側に位置し、
逆に、ノード3は伝送装置4に対して下流側に位置す
る。一方、CCW方向ラインに関しては、伝送装置4は
ノード3に対して下流側に位置し、逆に、ノード3は伝
送装置4に対して上流側に位置する。
【0032】図3は、伝送装置4の概略構成を示すブロ
ック図である。図3において、伝送装置4は、信号モニ
タ部7と警報信号挿入部8とを備える。信号モニタ部7
は、上流側から伝送されるトラフィックの状態をモニタ
し、障害の有無などを判定する。信号モニタ部7におい
て、ケーブル切断などの障害の発生が検知されると、そ
の旨が警報信号挿入部8に通知される。警報信号挿入部
8は、障害の発生の通知を受けると、下流側に任意の固
定パターンを挿入する。このパターンはスクランブルな
どの処理を施されたのち、固定パターンAとしてノード
3に伝送される。
【0033】図4は、ノード3の構成を示すブロック図
である。図4において、ノード3は、現用系ライン5を
終端する現用系回線終端部9、予備系ライン6を終端す
る予備系回線終端部10、低速ライン11を終端する低
速インタフェース部12、回線終端部9,10および低
速インタフェース部12を介して装置内部に導入された
多重信号を交換接続する回線設定部13、記憶部14、
および、CPU(Central Processing Unit)を有した
主制御部15を備える。現用系回線終端部9、予備系回
線終端部10、低速インタフェース部12、回線設定部
13、記憶部14、および、主制御部15は、外部CP
Uバス16を介して互いに接続される。
【0034】なお低速ライン11は、図示しない交換機
などの低次群装置に接続される。
【0035】ノード3は、ラインケーブル2を介して伝
送される高次群信号に時分割多重された任意のタイムス
ロットを回線設定部13において分離し、低速ライン1
1を介して低次群装置(図示せず)に送出する。また低
次群装置(図示せず)から低速ライン11を介して到達
した低次群信号は、回線設定部13において高次群信号
の任意のスロットに多重され、ラインケーブル2を介し
て隣接ノードに伝送される。
【0036】主制御部15は、切替機能制御手段15a
を備える。切替機能制御手段15aは、ITU−T勧告
G.841などに記載された既知の処理手順に基づい
て、前記自律的冗長切り替え機能を実現するための処理
を実行する。切替機能制御手段15aの機能は、例えば
記憶部14に記憶された制御プログラムに基づくソフト
ウェア制御により実現される。
【0037】図5は、予備系回線終端部10の概略構成
を示すブロック図である。図5において、予備系回線終
端部10は、予備系ライン6を介して自ノードに導入さ
れた多重信号を終端し、種々の信号処理を行う信号処理
モジュール17と、信号処理モジュール17から与えら
れる種々の信号に基づいて予備系回線終端部10内にお
ける統括的な制御を実施するサブコントローラ18とを
備える。信号処理モジュール17とサブコントローラ1
8とは、外部CPUバス16を介して接続される。
【0038】(第1の実施形態)次に、本発明の第1の
実施形態につき説明する。本実施形態においては、状態
通知情報の保護段数nをn=3とし、伝送信号フレーム
の同期保護段数mをm=5とした場合を想定する。これ
よりn≦m<n×2が成り立つ。
【0039】図6は、図5に示された信号処理モジュー
ル17およびサブコントローラ18の、第1の実施形態
に係わる構成を示すブロック図である。図6において信
号処理モジュール17は、フレーム同期パターン検出回
路19と、フレーム同期保護回路20と、フレームカウ
ンタ21と、状態通知情報分離回路22と、状態通知情
報保護回路23と、固定信号挿入回路24と、状態通知
情報レジスタ25と、比較回路26とを備える。サブコ
ントローラ18は、タイマ27を備える。
【0040】フレーム同期パターン検出回路19は、多
重信号のフレーム同期パターンを検出する。すなわちフ
レーム同期パターン検出回路19は、多重信号のオーバ
ヘッドに定義された所定ビットパターンを検出する。フ
レーム同期保護回路20は、このビットパターンの区切
り位置をモニタし、多重信号のフレーム同期をm段(m
は自然数)保護する。また多重信号のフレーム同期外れ
を検出した場合には、OOF検出信号を出力する。フレ
ームカウンタ21は、多重信号のフレームをカウントす
る。
【0041】状態通知情報分離回路22は、前記自律的
冗長切り替え機能に係わる状態通知情報を多重信号から
分離抽出する。この状態通知情報は、多重信号のオーバ
ヘッドに定義された制御情報の一種である。状態通知情
報は、システムに設けられた中継器(図示せず)、伝送
媒体、ノード装置などの障害に対し、ノード装置を含む
伝送端局装置間で冗長切り替えを制御する信号の授受
と、警報状態の表示に使用される信号である。
【0042】状態通知情報保護回路23は、状態通知情
報分離回路22で抽出された状態通知情報をn段(n=
3)保護する。またOOF検出信号が発生した場合に
は、状態通知情報保護回路23は状態通知情報に対する
保護をリセットする。
【0043】状態通知情報レジスタ25は、状態通知情
報保護回路23からの状態通知情報の保護出力を保持す
る。固定信号挿入回路24は、フレーム同期保護回路2
0からOOF信号が与えられた場合に、所定のビット列
(固定パターンBとする)の固定信号を前記状態通知情
報レジスタ25に保持させる。
【0044】比較回路26は、状態通知情報保護回路2
3からの状態通知情報の保護出力の変化点を検出する。
すなわち比較回路26は、状態通知情報保護回路23か
らの状態通知情報の保護出力と、状態通知情報レジスタ
25に保持された内容とを比較し、両者が異なる場合に
は状態通知情報が変化したとして、割り込み信号を発生
する。この割り込み信号はサブコントローラ18に与え
られる。
【0045】サブコントローラ18は、割り込み信号が
与えられた場合に取り込み信号を状態通知情報レジスタ
25に与え、状態通知情報レジスタ25に保持された内
容を取り込み、当該内容を切替機能制御手段15aに与
える。
【0046】ところで、本実施形態では、サブコントロ
ーラ18はタイマ27を備える。タイマ27は、比較回
路26から割り込み信号が与えられると起動し、(m−
n)フレーム分の時間をカウントしたのちに、取り込み
信号を発生させる。
【0047】図7を参照して、上記構成における動作を
説明する。図7において、時点Xにおいて信号断障害が
生じると、この時点からフレーム同期外れの虞が生じ
る。そうして、5段の保護のち、フレーム同期外れが検
出される。また時点Xから3段の保護のち状態通知情報
レジスタ25に保持された状態通知情報が変化して、割
り込み信号が発生する。
【0048】そうすると、この割り込み信号は、タイマ
27の機能により2フレーム分遅延され、6段目のフレ
ームにおいて状態通知情報レジスタ25の内容が取り込
まれる。ここでは、状態通知情報レジスタ25には、状
態通知情報としては意味を成さない固定信号(固定パタ
ーンB)が記述されており、その内容が取り込まれて、
外部CPUバス16を介して切替機能制御手段15aに
与えられる。
【0049】このとき、固定パターンBに、状態通知情
報としては意味の無い内容(例えば16進数表記による
FF)を記述しておくと、切替機能制御手段15aは、
この内容を無効であるとみなす。すなわち切替制御手段
15aは、読み取られたレジスタ値を無効な状態通知情
報であるとして破棄し、固定パターンBの内容に基づく
処理を実施しない。これにより、冗長切り替え機能など
の誤動作を防止することが可能になる。
【0050】また本実施形態のノード3においては、図
14に示されるように、保護された状態通知情報の内容
が有効であるか否かが、OOFの発生の有無に応じて誤
認の虞なく判定されるようになる。したがって、冗長切
り替え機能の誤動作を防止できる。
【0051】このように本実施形態に係わるノード3
は、信号処理モジュール17に、入力される多重信号か
ら分離抽出された状態通知情報をn(n=3)フレーム
分保護する状態通知情報保護回路23と、保護された状
態通知情報を保持する状態通知情報レジスタ25と、状
態通知情報保護回路23からの保護出力と状態通知情報
レジスタ25の保持内容とが異なるとき、割り込み信号
を出力する比較回路26と、多重信号をm(m=5)フ
レーム分保護するフレーム同期保護回路20と、フレー
ム同期保護回路20でOOFが検知された場合に状態通
知情報レジスタ25に、状態通知情報としては無効な固
定信号を保持させる固定信号挿入回路24とを備える。
また、比較回路26から出力される割り込み信号により
状態通知情報レジスタ25の保持内容を取り込むサブコ
ントローラ18に、割り込み信号を遅延させるタイマ2
7を備える。そうして、割り込み信号が発生してから2
フレーム以上かつ3フレーム以内に相当する時間遅延の
のちに、状態通知情報レジスタ25に保持された状態通
知情報を取り込むようにしている。
【0052】このように、タイマ27における遅延時間
を2フレーム以上3フレーム以内に設定するようにした
ので、フレーム同期外れが生じたときには固定パターン
Aのビット列が取り込まれること無く、OOFによる固
定パターンBが取り込まれる。よって、サブコントロー
ラ18においてはOOFに則した処理を行える。また正
常時においては、状態通知情報レジスタ値は3フレーム
保護がされているので、正常な状態通知情報値を取りこ
ぼしなく取り込むことが可能である。これらのことか
ら、状態通知情報が誤認識されることに起因する誤動作
の虞を無くすことが可能になる。
【0053】例えばタイマ27における遅延時間が3フ
レームより長く設定されると、図7に示される7段目の
レジスタ値が取り込まれることになる。しかしながらこ
の場合、OOFが生じなかった場合に、4段目〜6段目
に存在する正常時の状態通知情報が取りこぼされる虞が
有る。本実施形態においてはこのような不具合を防止で
きる。
【0054】また上記構成においては、状態通知情報レ
ジスタ25は3フレームのみをバッファリングすれば良
い。すなわち5フレーム保護のバッファリングが必要と
されないため、ハードウェア規模が少なくてすむメリッ
トがある。
【0055】また、サブコントローラ18や主制御部1
5において、5フレームバッファリングを行った後の状
態通知情報がOOFの固定値であるか否か判定し、状態
通知情報値が正常値であるかまたはOOFによる固定パ
ターンBのビット列であるかを判定して、処理を振り分
けるなどの制御を実行しなくとも済む。これによりソフ
トウェアの応答処理を高速化できるというメリットもあ
る。
【0056】また本実施形態においては、フレーム同期
外れが検出された時点から1フレーム以内の時点におい
て、状態通知情報レジスタに保持された内容が取り込ま
れるようになる。このタイミングを設定することで、状
態通知情報が3フレームごとに連続的に変化した場合で
あっても、取りこぼしなく、全ての状態通知情報を検知
することが可能になる。したがって、フレーム同期外れ
が生じていない、システムが正常な場合における制御も
不具合なく実現できるようになる。
【0057】すなわち、フレーム同期外れが生じた際に
は、固定パターンAのビット列でなく、固定パターンB
のビット列が読み込まれる。これにより、OOFに則し
た制御を行えるようになる。また正常時においては、状
態通知情報レジスタの保持内容は3フレーム分に渡り保
護されているので、正常な状態通知情報値を読み込むこ
とも常に可能である。
【0058】なお本実施形態においては、タイマ27は
発振素子などを備えたタイマ回路として、ハードウェア
により実現しても良いし、または、ソフトウェアタイマ
であっても良い。ハードウェアタイマを用いれば、サブ
コントローラ18におけるソフトウェア処理の負担を軽
減することができる。もちろん、プロセッサの能力が十
分であれば、ソフトウェアタイマを使用しても何ら問題
はない。
【0059】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態につき説明する。図8は、図5に示された信号
処理モジュール17の第2の実施形態に係わる構成を示
すブロック図である。なお図8において図6と共通する
部分には同一の符号を付して示し、ここでは異なる部分
についてのみ説明する。また本実施形態においては、サ
ブコントローラ18はタイマ27を備える必要は無い。
【0060】図8において信号処理モジュール17は、
比較回路26で発生された割り込み信号を、(m−n)
フレーム分遅延してサブコントローラ18に与える(m
−n)遅延回路28を備える。ここではm=5、n=3
としているので、(m−n)遅延回路28では2フレー
ム分の遅延がなされることになる。
【0061】図9を参照して、上記構成における動作を
説明する。図9において、時点Xからの3段の保護のち
状態通知情報が変化し、本来であればこの時点で割り込
み信号が発生する。しかしながら本実施形態では、(m
−n)遅延回路28により、2フレーム分の遅延ののち
サブコントローラ18に割り込み信号が与えられる。
【0062】したがって、6段目の位置におけるレジス
タ値が読み取られるようになる。これによっても、状態
通知情報レジスタ25における保持内容(レジスタ値)
の取り込みタイミングを第1の実施形態と同様にでき
る。したがって本実施形態においても、第1の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0063】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態につき説明する。図10は、図5に示された信
号処理モジュール17の第3の実施形態に係わる構成を
示すブロック図である。
【0064】なお図10において図6と共通する部分に
は同一の符号を付して示し、ここでは異なる部分につい
てのみ説明する。
【0065】図10において信号処理モジュール17
は、比較回路26で発生された割り込み信号を3フレー
ム分遅延するn遅延回路29と、状態通知情報レジスタ
25から出力される保持内容を、1フレーム分遅延させ
る状態通知情報バッファ30とを備える。
【0066】図11を参照して、上記構成における動作
を説明する。図11において、時点Xからの3段の保護
のち状態通知情報レジスタ25のレジスタ値が変化す
る。本来であればこの時点で割り込み信号が発生するが
本実施形態では、n遅延回路29により、割り込み信号
が3フレーム分遅延される。したがって、時点Xから7
段目の位置における状態通知情報レジスタ25のレジス
タ値が読み取られるようになる。
【0067】しかしながらこのままでは、状態通知情報
レジスタ25の6段目のレジスタ値が取りこぼされる虞
が有る。そこで本実施形態では、状態通知情報バッファ
30を設け、状態通知情報レジスタ25からの保持出力
を1フレーム分遅延させることにより、データの取りこ
ぼしを無くすようにしている。
【0068】上記構成によっても、OOFの発生から1
フレーム以内の保護状態通知情報を読み取ることが可能
になる。したがって本実施形態においても、第1および
第2の実施形態と同様の効果を得られる。
【0069】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態につき説明する。図12は、図5に示された信
号処理モジュール17の第4の実施形態に係わる構成を
示すブロック図である。
【0070】なお図12において図10と共通する部分
には同一の符号を付して示し、ここでは異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0071】図12において信号処理モジュール17
は、マスク処理手段31を備える。このマスク処理手段
31は、例えばソフトウェアによる制御機能として実現
され、サブコントローラ18に送出されようとする割り
込み信号を、OOF検出警報が発生している状態ではマ
スクするものである。言い換えれば、マスク処理手段3
1は、フレーム同期外れが検出されていない状態におい
てのみ、割り込み信号をサブコントローラ18に与える
ものである。なおマスク処理手段31は、信号処理モジ
ュール17における処理機能として設けても良いが、サ
ブコントローラ18における処理機能として設けても良
い。
【0072】図13を参照して、上記構成における動作
を説明する。図13において、3段遅延された割り込み
信号は、マスク処理手段31によりマスクされる。よっ
て状態通知情報の取り込みが行なわれない。これにより
切替機能制御手段15aは、信号断が発生してからの処
理を実施せず、障害以前の状態通知情報に沿った処理を
継続する。
【0073】すなわち本実施形態においては、OOFが
発生したあとの割り込み信号を無視し、状態通知情報取
り込みを実施しないようにしている。これにより切替機
能制御手段15の処理が走ることを防止し、誤った処理
が実施されることを防止するようにしている。
【0074】第1〜第3の実施形態では、取り込まれた
状態通知情報に無意味な内容を記述しておくことで、い
わば間接的に自律的冗長切り替え機能の誤動作を防止し
ていた。これに対し本実施形態では、状態通知情報が取
り込まれないようにすることで、より直接的に冗長切り
替え機能の誤動作を防止できるようになる。従って本実
施形態においても、状態通知情報が誤認識されることに
起因する誤動作の虞を無くすことが可能になる。また本
実施形態では、切替機能制御手段15aに無効な状態通
知情報が与えられなくなるので、ソフトウェア処理にか
かる負担を軽減できるようになる。
【0075】以上述べたように第1〜第4の実施形態に
よれば、主として、 (1)3バイトごとに連続的に変化する状態通知情報を
取りこぼすことなく検知することが可能になる。 (2)5バイトの保護段をもつ多重信号の切断時に挿入
される固定パターンAが、状態通知情報として有効であ
るとの誤認識を避けることが可能になる。 以上のことから、状態通知情報が誤認識されることに起
因する誤動作の虞を無くしたノード装置および状態通知
情報取得方法を提供することが可能となる。
【0076】本発明にかかるノード装置が(1)を満た
すか否かは、3バイトごとに変化する状態通知情報をア
ナライザなどで入力し、冗長切り替え機能による切り替
え状態が正しく遷移するかどうかを確認することによ
り、検証することができる。本発明にかかるノード装置
が(2)を満たすか否かは、5バイトの固定パターンA
を入力し、その際の冗長切り替え機能による切り替え機
能の状態を確認することにより、検証することができ
る。なお、本発明は上記の実施形態に限定されるもので
はない。例えば上記各実施形態では、5フレームバッフ
ァリングを行った後の状態通知情報がOOFの固定値で
あるか、すなわち状態通知情報値が正常値であるかまた
はOOFによる固定パターンBのビット列であるかをハ
ードウェア的に判定するようにしているが、処理プロセ
ッサの能力が十分であれば、これらの処理をソフトウェ
ア的に実施するようにしても良い。
【0077】すなわち、図17に示されるフローチャー
トに沿った制御プログラムを例えば記憶部14に記憶さ
せておき、このプログラムに基づいて主制御部15を動
作させることによっても、上記と同様の効果を得ること
が可能である。
【0078】また上記実施形態ではm=5、n=3とし
たが、m、nの値はこれに限らない。例えばn=3の場
合、m=5のほか、m=4またはm=3の場合が有り得
る。
【0079】本発明ではそのようなシステムにも適用で
きる。
【0080】また上記実施形態においては、リング形態
のネットワークを取り上げて説明したが、本発明の思想
はリング形態だけでなく、リニア形態やメッシュ形態な
ど、種々にトポロジの異なるネットワークに対して適用
できる。
【0081】また本発明においては、伝送される多重信
号のフレーム周期をS、フレーム保護期間をTとする
と、伝送信号のフレーム同期外れの虞が生じた場合、そ
の時点をXとしてX+T<t<X+n×S×2なる期間
tにおける状態通知情報の有効または無効を、フレーム
同期外れが実際に生じたか否かに基づいて判定するよう
にしても良い。
【0082】さらに本実施形態にかかる発明は、状態通
知情報を伝送信号にエンベデッドに多重するのではな
く、状態通知情報を専用回線で別に送るシステムに対し
ても適用できる。この場合、ラインケーブルを介して伝
送される伝送信号と、専用回線を介して伝送される状態
通知情報とがフレーム単位で同期していれば良い。
【0083】この種のシステムにあっては、ラインケー
ブルの切断により冗長切り替え機能が動作したとして
も、専用回線が切断されていない場合には、当然ながら
状態通知情報の変化点をケーブル切断として認識できな
いことになる。
【0084】このような場合、ラインケーブルおよび専
用回線の切断状態に基づき、ソフトウェアまたはハード
ウェアに基づく手法によりで状態通知情報をマスクする
ことで、より適切に本発明の思想を適用することが可能
である。以下に、状態通知情報を専用回線で別に送るシ
ステムに本発明を適用した実施の形態を説明する。
【0085】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態につき説明する。図18は、図5に示された信
号処理モジュール17の第5の実施形態に係わる構成を
示すブロック図である。なお図18において図12と共
通する部分には同一の符号を付して示し、ここでは異な
る部分についてのみ説明する。
【0086】図18において、入力信号は主信号ライン
の伝送信号を示し、専用回線は状態通知情報信号を示
す。これらの信号は別回線で伝送される構成をとる。フ
レーム同期パターン検出回路19とフレーム同期保護回
路20とフレームカウンタ21は、入力信号と専用回線
の各々に用意され、各々のフレーム区切りを検出しm段
の保護をかける。ここで検出される入力信号OOF検出
信号と専用回線OOF検出信号はそれぞれサブコントロ
ーラに通知される。
【0087】このような実施形態によれば、入力信号O
OF検出信号と専用回線OOF検出信号の2信号の状態
でマスク処理を行うことで第4の実施形態と同様の効果
を得られる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施を行うことができる。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、伝送信
号のフレーム同期保護段数をm(mは自然数)とし、状
態通知情報の保護段数をn(nは自然数)としたとき、
n≦m<n×2である場合に、フレーム同期外れの虞が
生じた時点をXとしたとき、時点Xを基準としてn段保
護された前記状態通知情報に示される内容のうち、時点
Xを基準としてk段目(ただしkはm<k≦n×2を満
たす自然数)のフレームに対応する状態通知情報に示さ
れる内容を有効とするようにしている。また、時点Xを
基準としたm段の保護の結果、伝送信号のフレーム外れ
が検出された場合には、時点Xを基準としてn段保護さ
れた状態通知情報に示される内容のうち、時点Xを基準
として少なくともn+1段目以降のフレームに対応する
状態通知情報に示される内容を無効とするようにしてい
る。
【0089】したがって、状態通知情報が誤認識される
ことを防止することができるようになり、その結果、状
態通知情報が誤認識されることに起因する誤動作の虞を
無くしたノード装置および状態通知情報取得方法を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるディジタル信号
伝送システムの構成を示すシステム図。
【図2】 ラインケーブル2の構成を説明するための
図。
【図3】 図1に示される伝送装置4の概略構成を示す
ブロック図。
【図4】 図1に示されるノード3の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】 図4に示される予備系回線終端部10の構成
を示すブロック図。
【図6】 図5に示された信号処理モジュール17およ
びサブコントローラ18の、第1の実施形態に係わる構
成を示すブロック図。
【図7】 図6に示された構成における動作を説明する
ためのタイムチャート。
【図8】 図5に示された信号処理モジュール17の、
第2の実施形態に係わる構成を示すブロック図。
【図9】 図8に示された構成における動作を説明する
ためのタイムチャート。
【図10】 図5に示された信号処理モジュール17
の、第3の実施形態に係わる構成を示すブロック図。
【図11】 図10に示された構成における動作を説明
するためのタイムチャート。
【図12】 図5に示された信号処理モジュール17
の、第4の実施形態に係わる構成を示すブロック図。
【図13】 図12に示された構成における動作を説明
するためのタイムチャート。
【図14】 従来の一般的なディジタル信号伝送システ
ムにおける不具合を説明するためのタイムチャート。
【図15】 本発明にかかる動作原理を説明するための
タイムチャート。
【図16】 より一般化された動作原理を説明するため
のタイムチャート。
【図17】 本発明にかかる動作原理を説明するための
フローチャート。
【図18】 図5に示された信号処理モジュール17
の、第5の実施形態に係わる構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…局舎 2…ラインケーブル 3…ノード(Node) 4…伝送装置 5…現用系ライン 6…予備系ライン 7…信号モニタ部 8…警報信号挿入部 9…現用系回線終端部 10…予備系回線終端部 11…低速ライン 12…低速インタフェース部 13…回線設定部 14…記憶部 15…主制御部 16…外部CPUバス 17…信号処理モジュール 18…サブコントローラ 19…フレーム同期パターン検出回路 20…フレーム同期保護回路 21…フレームカウンタ 22…状態通知情報分離回路 23…状態通知情報保護回路 24…固定信号挿入回路 25…状態通知情報レジスタ 26…比較回路 27…タイマ 28…m−n遅延回路 29…n遅延回路 30…状態通知情報バッファ 31…マスク処理手段 32…専用回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−244141(JP,A) 特開 平6−326677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/42 H04L 7/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム化されたディジタル伝送信号を
    伝送する複数のノード装置を備え、信号フレームの区切
    りを示すフレームヘッダが前記ディジタル伝送信号の各
    フレームに少なくとも含まれ、前記各ノード装置間で自
    律的動作に係わる状態通知情報を送出し合うディジタル
    信号伝送システムに備えられる前記ノード装置におい
    て、 前記状態通知情報が予め定められたn(nは自然数)段
    のフレームに渡り連続して一致した場合に当該状態通知
    情報を取り込む状態通知情報保護手段と、 前記フレームヘッダに、予め定められたm(mは自然
    数)段のフレームに渡り連続してエラーが検出されるま
    では、前記ディジタル伝送信号のフレーム同期を保護す
    るフレーム同期保護手段と、 このフレーム同期保護手段において前記フレームヘッダ
    にm段のフレームに渡り連続してエラーが検出された場
    合に、m≧nである場合に、最初にエラーの生じたフレ
    ームヘッダを含むフレームを基準としてk段目(但し、
    m<k≦2n)のフレームに含まれる前記状態通知情報
    を有効な情報として取り込む情報取り込み手段とを具備
    することを特徴とするノード装置。
  2. 【請求項2】 フレーム化されたディジタル伝送信号を
    伝送する複数のノード装置を備え、信号フレームの区切
    りを示すフレームヘッダが前記ディジタル伝送信号の各
    フレームに少なくとも含まれ、前記各ノード装置間で自
    律的動作に係わる状態通知情報を送出し合うディジタル
    信号伝送システムに備えられる前記ノード装置におい
    て、 前記状態通知情報が予め定められたn(nは自然数)段
    のフレームに渡り連続して一致した場合に当該状態通知
    情報を取り込む状態通知情報保護手段と、 前記フレームヘッダに、予め定められたm(mは自然
    数)段のフレームに渡り連続してエラーが検出されるま
    では、前記ディジタル伝送信号のフレーム同期を保護す
    るフレーム同期保護手段と、 このフレーム同期保護手段において前記フレームヘッダ
    にm段のフレームに渡り連続してエラーが検出された場
    合に、m>2nである場合に、最初にエラーの生じたフ
    レームヘッダを含むフレームを基準としてk段目[但
    し、m<k≦(Int(m/n)+1)×n,{Int
    (m/n)}はm/nの小数点以下を切り捨てた整数
    値]のフレームに含まれる前記状態通知情報を有効な情
    報として取り込む情報取り込み手段とを具備することを
    特徴とするノード装置。
  3. 【請求項3】 前記情報取り込み手段は、前記k段目の
    フレームまでは前記状態通知情報の取り込み処理を保留
    し、前記フレーム同期保護手段においてn段目のフレー
    ムからk段目のフレームまでの間にフレーム同期外れが
    検出されない場合に限り、前記状態通知情報を有効とす
    ることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載
    のノード装置。
  4. 【請求項4】 フレーム化されたディジタル伝送信号を
    伝送する複数のノード装置を備え、信号フレームの区切
    りを示すフレームヘッダが前記ディジタル伝送信号の各
    フレームに少なくとも含まれ、前記各ノード装置間で自
    律的動作に係わる状態通知情報を送出し合うディジタル
    信号伝送システムにおける前記状態通知情報の有効また
    は無効を判定する状態通知情報取得方法であって、 前記状態通知情報が予め定められたn(nは自然数)段
    のフレームに渡り連続して一致した場合に当該状態通知
    情報を取り込む第1ステップと、 前記フレームヘッダに、予め定められたm(mは自然
    数)段のフレームに渡り連続してエラーが検出されるま
    では、前記ディジタル伝送信号のフレーム同期を保護す
    る第2ステップと、 この第2ステップにおいて前記フレームヘッダにm段の
    フレームに渡り連続してエラーが検出された場合に、m
    ≧nである場合に、最初にエラーの生じたフレームヘッ
    ダを含むフレームを基準としてk段目(但し、m<k≦
    2n)のフレームに含まれる前記状態通知情報を有効な
    情報として取り込む第3ステップとを含むことを特徴と
    する状態通知情報取得方法。
  5. 【請求項5】 フレーム化されたディジタル伝送信号を
    伝送する複数のノード装置を備え、信号フレームの区切
    りを示すフレームヘッダが前記ディジタル伝送信号の各
    フレームに少なくとも含まれ、前記各ノード装置間で自
    律的動作に係わる状態通知情報を送出し合うディジタル
    信号伝送システムにおける前記状態通知情報の有効また
    は無効を判定する状態通知情報取得方法であって、 前記状態通知情報が予め定められたn(nは自然数)段
    のフレームに渡り連続して一致した場合に当該状態通知
    情報を取り込む第1ステップと、 前記フレームヘッダに、予め定められたm(mは自然
    数)段のフレームに渡り連続してエラーが検出されるま
    では、前記ディジタル伝送信号のフレーム同期を保護す
    る第2ステップと、 この第2ステップにおいて前記フレームヘッダにm段の
    フレームに渡り連続してエラーが検出された場合に、m
    >2nである場合に、最初にエラーの生じたフレームヘ
    ッダを含むフレームを基準としてk段目[但し、m<k
    ≦(Int(m/n)+1)×n,{Int(m/
    n)}はm/nの小数点以下を切り捨てた整数値]のフ
    レームに含まれる前記状態通知情報を有効な情報として
    取り込む第3ステップとを含むことを特徴とする状態通
    知情報取得方法。
  6. 【請求項6】 前記第3ステップは、前記k段目のフレ
    ームまでは前記状態通知情報の取り込み処理を保留し、
    前記第2ステップにおいてn段目のフレームからk段目
    のフレームまでの間にフレーム同期外れが検出されない
    場合に限り、前記状態通知情報を有効とするステップで
    あることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記
    載の状態通知情報取得方法。
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