JP3088270B2 - マルチフレーム変換回路 - Google Patents

マルチフレーム変換回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル交換機
と遠隔多重伝送装置(RT)との間に設置されるマルチ
フレーム変換回路に関し、特に、マルチフレーム同期が
異常となったときなどに加入者制御信号を保護する機能
を有するマルチフレーム変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル交換機からみて遠隔地にある
端末は、一般に、遠隔多重伝送装置を介してこのディジ
タル交換機に収容される。ディジタル交換機と遠隔多重
伝送装置との間では加入者制御信号(SD信号)をやり
とりする必要があるが、遠隔多重伝送装置側でのマルチ
フレームのフレーム多重度とディジタル交換機側でのマ
ルチフレームのフレーム多重度とが異なる場合には、デ
ィジタル交換機と遠隔多重伝送装置との間にマルチフレ
ーム変換回路を設けてマルチフレーム変換を行なう必要
がある。例えば、加入者制御信号を3マルチフレーム構
成から32マルチフレーム構成に変換するマルチフレー
ム変換回路が使用される。
【0003】ところで、データの擾乱時等に、本来なら
ば加入者制御信号のマルチフレーム同期が確立していな
いときにマルチフレーム同期が一時的に確立した場合に
は、誤ったデータが遠隔多重伝送装置に接続される加入
者回路(SLIC)に送出され、加入者回路のスタック
や、最悪の場合、加入者回路の焼損などを引き起こすこ
とがある。3マルチフレーム構成から32マルチフレー
ム構成への従来のマルチフレーム変換回路では、その前
段に3マルチフレーム同期検出回路を設置し、マルチフ
レーム同期が異常の場合には加入者制御信号がディスイ
ネーブル状態になるようにして、入力ハイウェイ(入力
HW)を保護していた。
【0004】図3はこの従来のマルチフレーム変換回路
の構成を示すブロック図である。このマルチフレーム変
換回路は、入力ハイウェイに対してマスクを行なうHW
マスク回路(HWMSK)17と、入力ハイウェイから
のシリアルデータをパラレルデータに変換する直並列変
換回路(S/P)18と、直並列変換回路18の出力側
に設けられマルチフレーム同期が正常であるかを検出す
るマルチフレーム同期検出回路(MFSYN)19と、
直並列変換回路18からのパラレルデータを格納してマ
ルチフレーム変換を行なうマルチフレーム変換用メモリ
(MFCNV)20と、マルチフレーム変換用メモリ2
0からのパラレルデータをシリアルデータに変換する並
直列変換回路(P/S)21とを有している。そして、
並直列変換回路21から出力されるシリアルデータが、
電気/光変換回路(E/O)14を介して遠隔多重伝送
装置(RT)12に出力されるようになっている。この
マルチフレーム変換回路では、入力ハイウェイでの加入
者制御信号の3マルチフレーム同期が確立していない場
合に、マルチフレーム同期検出回路19がそのことを検
出してHWマスク回路17に障害通知を行ない、障害通
知を受けたHWマスク回路17は加入者制御信号をディ
スイネーブル状態にする。
【0005】また、データ保護回路の従来技術として
は、例えば特開平4−124927号公報に示されるよ
うに、検出回路によって異常と判定された入力データを
出力せず、その代わりに、正常データ保持手段に既に保
持されている入力データを出力データとして送出するこ
とによって、データの受信側に誤ったデータが送られる
ことを防ぐ方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマルチ
フレーム変換回路には、以下に述べるような問題点があ
る。第1に、マルチフレーム同期が異常となったときに
HWマスク回路によってハイウェイ単位にディスイネー
ブル状態になるような保護を行なっているので、マルチ
フレーム同期異常となったハイウェイに複数の加入者が
収容されている場合に、正常な加入者まで通話断となっ
てしまう。第2に、マルチフレーム同期検出回路の前段
にHWマスク回路が設置されているので、マルチフレー
ム同期の異常が検出されてからHWマスク回路が動作す
るまでの間に後段のマルチフレーム変換用メモリに書き
込まれた異常な加入者制御信号が、遠隔多重伝送装置に
送出されてしまう。
【0007】本発明の目的は、これまでハイウェイ単位
で行なわれていた加入者制御信号の保護を加入者単位で
行なえるようにするとともに、同期異常が検出されたと
きに異常な加入者制御信号の遠隔多重伝送装置への送出
を確実に防ぐことができるマルチフレーム変換回路を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチフレーム
変換回路は、ディジタル交換機と遠隔多重伝送装置との
間に設置され、第1の多重度のマルチフレーム構成の入
力側加入者制御信号から第2の多重度のマルチフレーム
構成の出力側加入者制御信号へのマルチフレーム変換を
実行するマルチフレーム変換回路において、1加入者ご
とに連続する2つの入力側加入者制御信号が一致してい
ることを検出する二連一致検出回路と、1加入者ごとに
入力側加入者制御信号のマルチフレームを示すビットが
正常であるかどうかを検出するFビットチェック回路
と、前記二連一致検出回路と前記Fビットチェック回路
の結果がともに正常である場合にのみ、入力側加入者制
御信号に対応して出力側加入者制御信号を変化させる制
御回路と、前記マルチフレーム変換回路内で発生した障
害を検出した場合に、当該出力側加入者制御信号のマル
チフレームを示すビットを反転して送出する送出回路と
を有する。
【0009】本発明のマルチフレーム変換回路におい
て、入力側加入者制御信号にパリティビットを付加する
パリティ生成回路と、第1の多重度に対応し入力側加入
者制御信号が順次書き込まれる第1のマルチバッファメ
モリと、第2の多重度に対応し第1のマルチバッファメ
モリから読み出された内容が順次書き込まれる第2のマ
ルチバッファメモリとを備え、制御回路が二連一致検出
回路とFビットチェック回路の結果がともに正常である
場合にのみ第2のマルチバッファメモリに対する書き込
みイネーブル信号を発生し、送出回路が第2のマルチバ
ッファメモリから順次読み出されたデータを出力側加入
者制御信号として送出するとともに、第2のマルチバッ
ファメモリから読み出されたデータのパリティチェック
の結果に応じて出力側加入者制御信号のマルチフレーム
を示すビットを反転するものであるようにすることがで
きる。また、第1のマルチバッファメモリから読み出さ
れるデータのパリティをチェックするパリティチェック
回路をさらに設け、制御回路が二連一致検出回路とFビ
ットチェック回路とパリティ回路の結果がともに正常で
ある場合にのみ第2のマルチバッファメモリに対する書
き込みイネーブル信号を発生するものであるようにする
ことができる。また本発明において、例えば、第1の多
重度のマルチフレーム構成は3マルチフレーム構成であ
り、第2の多重度のマルチフレーム構成は32マルチフ
レーム構成である。
【0010】
【作用】二連一致検出回路とFビットチェック回路とを
設けて入力側加入者制御信号に異常があるかどうかを検
出し、異常時には出力側加入者制御信号を変化させず、
また、マルチフレーム変換回路内で発生した障害を検出
した場合には出力側加入者制御信号でのマルチフレーム
を示すビットを反転して送出するので、データの擾乱時
等に加入者制御信号のマルチフレーム同期が一時的に確
立したとしても、誤った加入者制御信号が遠隔多重伝送
装置に送出されることを確実に回避することができる。
また、1加入者ごとに入力加入者制御信号が正常である
かをチェックしているので、正常な加入者に対しては影
響が及ばず、正常な加入者が通話断などになることはな
い。
【0011】ここで、二連一致検出回路を設ける理由に
ついて説明する。情報チャネル上のデータは1フレーム
ごとに異なるのが一般的であるのに対し、加入者制御信
号のデータはゆっくりにしか変化せず、連続するマルチ
フレームで同一のデータとなっていることが圧倒的に多
い。またこのような性質のデータであるから、加入者制
御信号の伝達が1あるいは2マルチフレーム分程度遅延
したとしても、なんらの影響を及ぼさない。そこで本発
明では、二連一致検出回路を設け、連続する2つのマル
チフレーム間で加入者制御信号が相違している場合に
は、加入者制御信号が異常であると判断し、出力側での
加入者制御信号を変化させない、すなわちその前のマル
チフレームでの加入者制御信号と同一の加入者制御信号
が送出されるようにしている。正規に加入者制御信号が
変化した場合も異常と判断されることにあるが、この場
合には、その次のマルチフレームでは二連一致検出回路
で正常と判断されるので、その正規に変化した加入者制
御信号に応じて出力側の加入者制御信号が変化し、1マ
ルチフレーム分の遅延はあるとしても、加入者制御信号
のマルチフレーム変換が正しく行なわれて出力側に送出
されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例のマル
チフレーム変換回路の主要部の構成を示すブロック図で
あり、図2はこのマルチフレーム変換回路と他のブロッ
クとの接続関係を示すブロック図である。
【0013】このマルチフレーム変換回路15は、図2
に示すように、ディジタル交換機16に接続されるとも
に、電気/光変換回路(E/O)14を介して光ケーブ
ル13により、遠隔多重伝送装置(RT)12と接続さ
れる。そして、このマルチフレーム変換回路15は、入
力ハイウェイ(入力HW)上の3マルチフレーム構成の
加入者制御信号1(入力側加入者制御信号)をマルチフ
レーム変換して32マルチフレーム構成の加入者制御信
号(出力側加入者制御信号)とし、出力ハイウェイ(出
力HW)から送出するものである。3マルチフレーム構
成の加入者制御信号は現行のディジタル交換機で一般的
なものであり、32マルチフレーム構成の加入者制御信
号は現行の遠隔多重伝送装置で一般的なものである。3
マルチフレーム構成の加入者制御信号1は、図1に示す
ように、F0フレーム、F1フレーム及びF2フレーム
の3フレームからなり、各フレームは加入者制御信号の
実体部分(SD)とFビットによって構成されている。
なお、F0フレームは一般に空のデータで構成されたフ
レームである。Fビットは、加入者制御信号のマルチフ
レームを示すビットである。A0,A1,…は、マルチフ
レームの番号を示している。
【0014】マルチフレーム変換回路15の入力部に
は、入力ハイウェイ(入力HW)上の加入者制御信号1
をシリアルデータからパラレルデータへと直並列した後
にパリティビットを付加するメモリパリティ生成回路
(メモリP.G.)2が設けられており、メモリパリティ
生成回路2から出力されるパラレルデータは、3マルチ
バッファメモリ3に順次蓄積されるようになっている。
3マルチバッファメモリ3は、2つのプレーン3a,3
bを有し、各プレーン3a,3bごとに3フレーム分の
データを蓄積するものである。3マルチバッファメモリ
3からは、外部から与えられるランダムな順番で各フレ
ームごとのデータが読み出されるようになっている。
【0015】一方、このマルチフレーム変換回路15の
出力部には、32フレーム分の記憶容量を有し、3マル
チバッファメモリ3から読み出されたデータをフレーム
単位で順次蓄積し、順次出力することで32マルチフレ
ーム構成の加入者制御信号とする32マルチバッファメ
モリ9と、32マルチバッファメモリ9から読み出され
たデータのパリティ則を確認する32マルチバッファメ
モリパリティチェック回路(メモリP.C.)10と、3
2マルチバッファメモリパリティチェック回路10でパ
リティエラー(P.E.)が検出された場合にその加入者
制御信号のFビットを反転するFビット反転挿入回路
【0016】
【外1】 (INS)11とが設けられている。32マルチバッ
ファメモリ9から出力される32マルチフレーム構成の
加入者制御信号は、Fビット反転挿入回路11を介して
出力ハイウェイ上に送出される。32マルチバッファメ
モリパリティ回路10は、32マルチバッファメモリ9
のアクセスの正常性を確認するためのものである。32
マルチバッファメモリ9へのデータの書き込みは、後述
する32マルチバッファ書込制御回路(WCTL)7か
らの書き込みイネーブル信号(WE)に応じて行なわれ
るようになっている。
【0017】3マルチバッファメモリ3と32マルチバ
ッファメモリ9との間には2バイトバッファ8が設けら
れており、3マルチバッファメモリ3から読み出された
1加入者分のデータは、32マルチバッファメモリ9に
書き込まれる前に、一時的に2バイトバッファ8に保持
されるようになっている。さらに、このマルチフレーム
変換回路15には、第2フレーム目と第5フレーム目の
データすなわちF1フレームのデータが一致し、第3フ
レーム目と第6フレーム目のデータすなわちF2フレー
ムのデータが一致していることを1加入者単位に確認す
る二連一致検出回路5と、加入者制御信号のFビットが
正常であることを確認するFビットチェック回路(Fビ
ットCHK)4と、3マルチバッファメモリ3から読み
出されたデータのパリティ則を確認することで、3マル
チバッファメモリアクセスの正常性を確認する3マルチ
バッファメモリパリティチェック回路(メモリP.C.)
6とが設けられている。二連一致検出回路5は、1加入
者ごとに連続する2つの入力側加入者制御信号が一致し
ていることを検出するためのものであり、Fビットチェ
ック回路4は、1加入者ごとに3マルチフレーム同期が
確立しているかを確認するための回路である。なお、F
ビットチェック回路4、二連一致検出回路5及び3マル
チバッファメモリパリティチェック回路6は、いずれ
も、3マルチバッファメモリ3に格納された第2フレー
ム目、第3フレーム目、第5フレーム目及び第6フレー
ム目のデータを参照している。F0フレームは空のデー
タからなるフレームなので、本実施例では、Fビットチ
ェック回路4、二連一致検出回路5及び3マルチバッフ
ァメモリパリティチェック回路6によるチェックの対象
としていない。
【0018】そして、32マルチバッファ書込制御回路
7は、二連一致検出回路5とFビットチェック回路4と
3マルチバッファメモリパリティチェック回路6との3
つのチェック結果が全て良好な場合に、32マルチバッ
ファメモリ9ヘの書き込みをイネーブル状態とするため
に、書き込みイネーブル信号(WE)を出力するように
構成されている。
【0019】次に、このマルチフレーム変換回路の動作
を説明する。
【0020】入力ハイウェイから入力した加入者制御信
号1は、まず、メモリパリティ生成回路2で直並列変換
された後、パリティビットを付加され、3マルチバッフ
ァメモリ3にフレーム単位で順次書き込まれる。3マル
チバッファメモリ3への書き込みと平行して、この3マ
ルチバッファメモリ3からは、第2フレーム目、第3フ
レーム目、第5フレーム目及び第6フレーム目の各先頭
のデータ(図示、A',B',A,B)が順次読み出され
る。そして、二連一致検出回路5は、第2フレーム目と
第5フレーム目を、第3フレーム目と第6フレーム目を
比較し、Fビットチェック回路4は、Fビットが第2フ
レーム目と第5フレーム目では"1"、第3フレーム目と
第6フレーム目では"0"であるかどうかを確認し、3マ
ルチバッファメモリパリティチェック回路6は、3マル
チバッファメモリ3から読み出されるデータのパリティ
則が正常であるかどうかを確認する。一方、2バイトバ
ッファ8は、第5フレーム目と第6フレーム目のデータ
を保持している。
【0021】32マルチバッファ書込制御回路7は、規
則的に32マルチバッファメモリ9に対する書き込みイ
ネーブル信号(WE)を生成しているが、二連一致検出
回路5か、Fビットチェック回路4か、3マルチバッフ
ァメモリパリティチェック回路6か、いずれかで異常が
検出された場合には、書き込みイネーブル信号を出力し
ない。したがって、このような異常が検出された場合に
は、その加入者制御信号は32マルチバッファメモリ9
には書き込まれないようになる。
【0022】3マルチバッファメモリ3からの読み出し
動作は、第2フレーム目、第3フレーム目、第5フレー
ム目、第6フレーム目の各先頭アドレスから順次繰り返
される。そして、32マルチバッファメモリ9では、3
2マルチバッファ書込制御回路7からの書き込みイネー
ブル信号(WE)にしたがって順次書き込み、順次読み
出しを行なうことで、32マルチフレーム構成の加入者
制御信号が出力される。32マルチバッファメモリ9か
ら読み出されたデータは、32マルチバッファメモリパ
リティチェック回路10でパリティ則を確認され、パリ
ティ異常の場合には、パリティエラーとなった加入者制
御信号のFビットがFビット反転挿入回路11によって
反転し、出力ハイウェイ上に送出される。
【0023】結局、本実施例では、3マルチフレーム構
成の加入者制御信号を32マルチフレーム構成の加入者
制御信号にマルチフレーム変換する際に、2プレーン構
成の3マルチバッファメモリ3を使用し、3マルチフレ
ーム段階で、連続する2つの加入者制御信号が1加入者
ごとに一致しているかどうかをチェックしている。ま
た、Fビットが正常パターン(F1フレームにつき"
1"、F2フレームにつき"0")であることと、3マル
チバッファメモリでのパリティが正常であることとを1
加入者ごとにチェックしている。そして、これらの3つ
のチェックの結果が正常である場合にのみ、32マルチ
バッファメモリ9への書き込みイネーブル信号(WE)
を発生させて32マルチバッファメモリ9への書き込み
が行なわれるようにしている。さらに、32マルチバッ
ファメモリ9から読み出されたデータについてもパリテ
ィチェックを行ない、この時点でパリティエラーとなっ
た場合にはFビットを反転させて、すなわち加入者制御
信号でないものとして、出力ハイウェイ上に送出してい
る。このようにチェックを行なうことによって、誤った
加入者制御信号が出力ハイウェイ上に送出されることが
防がれ、その結果、加入者回路(SLIC)のスタック
や焼損が防がれることになる。また、加入者ごとにチェ
ックし、加入者ごとに異常な加入者制御信号を阻止して
いるため、正常な加入者が通話断になるようなことが防
がれる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、二連一致
検出回路とFビットチェック回路とによって1加入者単
位に入力側加入者制御信号が正常かどうかをチェック
し、異常を検出した場合には当該加入者に対する出力側
加入者制御信号を変化させないようにすることにより、
1加入者単位での加入者制御信号の保護が可能となり、
正常な加入者への影響のない保護が実現できるという効
果がある。マルチフレーム回路内で発生した障害を検出
した場合も、その障害に対応する加入者の出力側加入者
制御信号のFビットを反転することにより、加入者ごと
に加入者制御信号の保護が行なわれることになる。そし
て本発明では、入力側加入者制御信号において連続する
2つの加入者制御信号が一致しかつマルチフレーム同期
が確立するまで出力側加入者制御信号を変化させないの
で、データの擾乱時等に加入者制御信号のマルチフレー
ム同期が一時的に確立して誤ったデータが遠隔多重伝送
装置に送出されることを防ぐことができ、これにより、
遠隔多重伝送装置に接続される加入者回路がスタックし
たり焼損したりすることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマルチフレーム変換回路の
主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のマルチフレーム変換回路と他のブロック
の接続関係を示す図である。
【図3】従来のマルチフレーム変換回路の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1: 加入者制御信号 2: メモリパリティ生成回路 3: 3マルチバッファメモリ 4: Fビットチェック回路 5: 二連一致検出回路 6: 3マルチバッファメモリパリティチェック回路 7: 32マルチバッファ書込制御回路 8: 2バイトバッファ 9: 32マルチバッファメモリ 10: 32マルチバッファメモリパリティチェック
回路 11: Fビット反転挿入回路 12: 遠隔多重伝送装置 13: 光ケーブル 14: 電気/光変換回路 15: マルチフレーム変換回路 16: ディジタル交換機 17: HWマスク回路 18: 直並列変換回路 19: マルチフレーム同期検出回路 20: マルチフレーム変換用メモリ 21: 並直列変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 親弘 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社 (72)発明者 加藤 幸貴 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社 (72)発明者 橋本 誠 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平5−14302(JP,A) 特開 平5−122188(JP,A) 特開 平4−271629(JP,A) 特開 平3−216095(JP,A) 特開 平1−233933(JP,A) 特開 平3−70326(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04Q 11/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル交換機と遠隔多重伝送装置と
    の間に設置され、第1の多重度のマルチフレーム構成の
    入力側加入者制御信号から第2の多重度のマルチフレー
    ム構成の出力側加入者制御信号へのマルチフレーム変換
    を実行するマルチフレーム変換回路において、 1加入者ごとに連続する2つの入力側加入者制御信号が
    一致していることを検出する二連一致検出回路と、 1加入者ごとに入力側加入者制御信号のマルチフレーム
    を示すビットが正常であるかどうかを検出するFビット
    チェック回路と、 前記二連一致検出回路と前記Fビットチェック回路の結
    果がともに正常である場合にのみ、入力側加入者制御信
    号に対応して出力側加入者制御信号を変化させる制御回
    路と、 前記マルチフレーム変換回路内で発生した障害を検出し
    た場合に、当該出力側加入者制御信号のマルチフレーム
    を示すビットを反転して送出する送出回路とを有するこ
    とを特徴とするマルチフレーム変換回路。
  2. 【請求項2】 入力側加入者制御信号にパリティビット
    を付加するパリティ生成回路と、前記第1の多重度に対
    応し入力側加入者制御信号が順次書き込まれる第1のマ
    ルチバッファメモリと、前記第2の多重度に対応し前記
    第1のマルチバッファメモリから読み出された内容が順
    次書き込まれる第2のマルチバッファメモリとを備え、
    前記制御回路は前記二連一致検出回路と前記Fビットチ
    ェック回路の結果がともに正常である場合にのみ前記第
    2のマルチバッファメモリに対する書き込みイネーブル
    信号を発生し、前記送出回路は前記第2のマルチバッフ
    ァメモリから順次読み出されたデータを出力側加入者制
    御信号として送出するとともに、前記第2のマルチバッ
    ファメモリから読み出されたデータのパリティチェック
    の結果に応じて出力側加入者制御信号のマルチフレーム
    を示すビットを反転する、請求項1に記載のマルチフレ
    ーム変換回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のマルチバッファメモリから読
    み出されるデータのパリティをチェックするパリティチ
    ェック回路をさらに有し、前記制御回路は前記二連一致
    検出回路と前記Fビットチェック回路と前記パリティ回
    路の結果がともに正常である場合にのみ前記第2のマル
    チバッファメモリに対する書き込みイネーブル信号を発
    生する請求項2に記載のマルチフレーム変換回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の多重度のマルチフレーム構成
    が3マルチフレーム構成であり、前記第2の多重度のマ
    ルチフレーム構成が32マルチフレーム構成である請求
    項1乃至3いずれか1項に記載のマルチフレーム変換回
    路。
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