JP3239138B2 - 通信網の転送データ誤り検出方法 - Google Patents

通信網の転送データ誤り検出方法

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JP3239138B2
JP3239138B2 JP29572591A JP29572591A JP3239138B2 JP 3239138 B2 JP3239138 B2 JP 3239138B2 JP 29572591 A JP29572591 A JP 29572591A JP 29572591 A JP29572591 A JP 29572591A JP 3239138 B2 JP3239138 B2 JP 3239138B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット交換網などの
ように、データをブロック単位で転送する通信網におけ
る転送データのビット誤り制御に係わり、特に、通信網
を構成する各装置の故障に起因するデータ誤りを検出し
て、通信網の信頼性を向上させるのに好適な通信網の転
送データ誤り検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データの伝送方式には、例えば、パケッ
ト交換方式のように、データをフレームと呼ばれるブロ
ック単位で転送するものがある。このようなパケット交
換による伝送方式では、例えば、社団法人 電子通信学
会発行の「パケット交換技術とその応用」(1982
年)のpp.134、および、pp.152〜154に
記載のように、フレームチェックシーケンスフィールド
(以下、FCSと記載:Frame Check Se
quence)や受信シーケンス番号などを用いて、1
パケット毎に誤り制御を行ない、伝送誤りを回復するた
めに、高い伝送品質を保つことができる。以下、パケッ
ト交換による転送データの誤り制御に関して説明する。
【0003】パケット通信網においては、データは、例
えば、フラグパターン、アドレスフィールド、制御フィ
ールド、情報フィールド、FCS、そして、フラグパタ
ーンよりなるフレームと呼ばれる情報単位(ブロック単
位)で転送される。ここで、フラグパターンとは、フレ
ームの初めと終わりを示す特定のビットパターンであ
り、制御フィールドには、種々のコマンドなどが表示さ
れる。また、FCSは、フレーム内のデータの誤り検出
に用いられるフィールドで、例えば、アドレスフィール
ド、制御フィールド、情報フィールドに対して生成され
た誤り検出用のビットパターンが表示される。誤り検出
方法としては、冗長度符号チェック方式(CRC方式:
Cyclic Redundancy Check)が
有る。パケット通信網における送信側の装置は、転送す
るデータを情報フィールドに格納し、上述のようなフレ
ーム構成にして受信側の装置に送信する。そして、受信
側装置は、上述のようなFCSにより誤りを検出する。
このようにして、伝送路上のデータ誤りを検出する。
【0004】しかし、このような従来技術では、送信側
の装置が、転送データのフレームを生成して伝送路上に
送出し、受信側の装置が、フレームの伝送路上の誤りを
検出していたため、発着間での転送データそのもの、す
なわち、フレーム情報フィールドに格納されたデータそ
のものの総合的な誤り検出ができない。例えば、パケッ
ト交換網を構成する各装置の内部で、フレーム生成前
に、情報フィールドに格納すべきデータそのものの誤り
が発生して、その誤りが検出できなかった場合、あるい
は、その誤りを検出する機能がない場合、発信側の各装
置は、その誤りデータのままで、フレームを生成して送
信する。このために、着側網装置では、FCSによるチ
ェックのみでは、転送データの誤りを検出できない。
尚、ここで、装置とは、発端末や、発側網装置、網内転
送中継装置(中継網装置)、着側網装置、および、着端
末などであり、発端末と着端末は、例えば、パケット通
信端末であり、発側網装置、網内転送中継装置(中継網
装置)、着側網装置は、例えば、パケット交換機であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、伝送路上での誤りは検出できた
が、発着間での総合的な誤り検出がなかったために、網
装置の故障などによる装置内での誤り発生に対しては品
質が保証できない点である。本発明の目的は、これら従
来技術の課題を解決し、発着端末、または、網の発着装
置間で、情報フィールドに格納すべきデータそのものの
誤り検出を行ない、装置の故障に起因する転送データの
誤りに対しても品質が保証でき、データ転送網の信頼性
の向上を可能とする通信網の転送データ誤り検出方法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信網の転送データ誤り検出方法は、
(1)データをブロック単位で記憶装置に蓄積して転送
する通信網の転送データ誤り検出方法において、記憶装
置に蓄積したデータをヘッダとトレーラを付与してブロ
ック単位で送信する際には、ヘッダに続けて記憶装置か
ら1ブロック分のデータを順次に読み出して送信すると
共に、このデータ順次に読み出して送信している間
に、このデータの任意の部分を基に誤り検出情報を生成
する第1の手順と1ブロック分のデータの後に、この
データを基に生成した誤り検出情報を送信する第2の手
順とを実行し、ヘッダとトレーラが付与されて送信され
てきた、1ブロック分のデータと誤り検出情報とからな
るチェック情報付加データを順次に受信して記憶装置に
蓄積する際には、チェック情報付加データの内の1ブロ
ック分のデータを順次に受信して記憶装置に蓄積してい
る間に、順次受信中のデータを基に第1の手順での誤り
検出情報の生成手順と同じ手順で誤り照合情報を生成
る第3の手順と、1ブロック分のデータの後に受信する
誤り検出情報と第3の手順で生成した誤り照合情報とを
照合して受信した1ブロック分のデータの正誤を検出す
第4の手順とを実行することを特徴とする。また、
(2)回線の接続制御を行なう任意の数の網装置と、回
線を介して接続される複数の端末とからなり、発信側の
端末から着信側の端末へ網装置を介してデータを送信す
る際、当該データにヘッダとトレーラを付与してブロッ
ク単位で網装置で蓄積して転送する通信網の転送データ
誤り検出方法において、発信側の端末は、記憶装置に蓄
積したデータを送信する際、ヘッダを送信する第1の手
順と、ヘッダの後に記憶装置から1ブロック分のデータ
を順次に読み出して送信すると共に、このデータを順次
に読み出して送信している間に、このデータの任意の部
分を基に誤り検出情報を生成する第2の手順と、1ブロ
ック分のデータ後にこのデータを基に生成した誤り検
出情報を送信する第3の手順と、誤り検出情報の後にト
レーラを送信する第4の手順とを実行し、発信側の端末
から送信されたデータを着信側の端末に転送する網装置
は、発信側の端末から送信された1ブロック分のデータ
とこのデータを基に生成された誤り検出情報とからなる
チェッ ク情報付加データの蓄積と、ヘッダとトレーラを
付与しての着信側の端末に向けての転送を行ない、着信
側の端末は、ヘッダとトレーラが付与されて送信されて
きたチェック情報付加データを順次に受信して記憶装置
に蓄積する際、チェック情報付加データの内の1ブロッ
ク分のデータを順次に受信して記憶装置に蓄積している
間に、順次受信中のデータを基に、発信側の端末の第1
の手順での誤り検出情報の生成手順と同じ手順で誤り照
合情報を生成する第5の手順と、1ブロック分のデータ
の後に受信する誤り検出情報と第5の手順で生成した誤
照合情報とを照合して当該1ブロック分のデータの
誤を検出する第6の手順とを実行することを特徴とす
る。また、(3)回線の接続制御を行なう任意の数の網
装置と、回線を介して接続される複数の端末とからな
り、発信側の端末から着信側の端末へ網装置を介してデ
ータを送信する際、当該データにヘッダとトレーラを付
与してブロック単位で網装置で蓄積して転送する通信網
の転送データ誤り検出方法において、データの発信元の
端末に接続された網装置は、この発信元の端末から送信
されてきた1ブロック分のデータを順次に受信して記憶
装置に蓄積する際、1ブロック分のデータを順次に受信
して記憶装置に蓄積している間に、順次受信中のデータ
の任意の部分を基に誤り検出情報を生成する第1の手順
と、生成した誤り検出情報を1ブロック分のデータに続
けて記憶装置に蓄積する第2の手順と、蓄積した1ブロ
ック分のデータとこのデータを基に生成された誤り検出
情報とからなるチェック情報付加データを記憶装置から
読み出してヘッダとトレーラを付与して着信側の端末に
向けて転送する第3の手順とを実行し、着信側の端末に
接続された網装置は、チェック情報付加データを着信側
の端末に送信する際、チェック情報付加データの内の1
ブロック分のデータを記憶装置から読み出して順次に送
信している間に、この順次送信中のデータを基に発信元
の端末に接続された網装置の第1の手順での誤り検出情
報の生成手順と同じ手順で誤り照合情報を生成する第4
の手順と、1ブロック分のデータの後に受信するチェッ
ク情報付加データの内の誤り検出情報と第4の手順で生
成した誤り照合情報とを照合して当該1ブロック分のデ
ータの正誤を検出する第5の手順と、1ブロック分のデ
ータが誤りであるとの検出結果であれば、送信した1ブ
ロック分のデータを着信側の端末で誤りとして検 出させ
るためのデータを着信側の端末に送信する第6の手順と
を実行することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、対向する装置間ではなく、
発着間での転送データそのものの誤り制御を行なう。こ
のことにより、各網装置の故障によりデータ誤りが発生
しても、容易に誤りを検出することができる。また、誤
り検出情報の生成と照合、および、削除などの処理を、
上記(1)に示すように、送信側装置や着信側装置、ま
たは、上記(2)に示すように、パケット交換機などの
網装置内のそれぞれに具備された回線制御装置で行なう
ため、転送データの誤り検出処理が、回線制御装置内に
閉じる。このことにより、送信側装置や受信側装置、お
よび、網装置は、誤り検出のために、それぞれが有する
記憶装置の転送データにアクセスする必要がなく、それ
ぞれの装置の性能低下を回避することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1および図2は、本発明の転送データ誤り
検出方法に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャ
ートで、図3および図4は、その実施に用いるデータ通
信システムの本発明に係わる構成の第1の実施例を示す
ブロック図である。図3において、本第1の実施例のデ
ータ通信システムは、送信側装置としての発端末1と、
この発端末1からの転送データを受信する受信側装置と
しての着端末5と、これら発端末1と着端末5間の伝送
制御を、パケット交換方式で行なうパケット交換網(図
中、網と記載)100により構成されている。そして、
パケット交換網100は、発端末1に対して交換制御を
行なう発側網装置2と、着端末5に対して交換制御を行
なう着側網装置4と、これら発側網装置2と着側網装置
4間での交換制御を行なう中継網装置3とにより構成さ
れている。また、これらの発端末1、着端末5、およ
び、発側網装置2、中継網装置3、着側網装置4には、
それぞれ、伝送路上のフレーム情報の転送制御を行なう
回線制御装置(図中、NCと記載)6〜13と、発側網
装置2、中継網装置3、着側網装置4に関しては図4で
示すように、フレーム内のフラグパターン(Fパター
ン)や、アドレスフィールド、および、コマンドフィー
ルドのヘッダ部、そして、FCSを除いた情報フィール
ドのデータなどを格納する記憶装置14〜18が設けら
れている。尚、各装置(発端末1、着端末5、発側網装
置2、中継網装置3、および、着側網装置4)には、そ
れぞれの回線制御装置6〜13などを制御する制御部が
設けられているが、ここでは図示しない。
【0009】本第1の実施例のデータ通信システムで
は、国際電信電話諮問委員会(CCITT:Inter
national Telegragh and Te
lephone Consultative Comm
ittee)勧告のX.25LAPBのプロトコルによ
るデータ転送を行なうものであり、発端末1および着端
末5は、パケット組立、分解機能(PAD:Packe
t AssembleDisassemble)を持
ち、X.25のプロトコルを用いてパケット交換網10
0に接続される。また、パケット交換網100は、発端
末1から受信した情報フィールドのデータを、そのまま
変更せずに、着端末5に送信するシステムである。そし
て、本第1の実施例において、発端末1では、転送すべ
きデータに対し、誤り検出情報として、例えば、CRC
情報を生成し、この生成したCRC情報を転送すべきデ
ータ(すなわち、第1のデータ)に付加し、このCRC
情報を付加したデータ(すなわち、第2のデータ)を、
情報フィールドに格納するデータとする。また、着端末
5では、受信した情報フィールドのデータ(すなわち、
第3のデータ)に対し、発端末1と同じ方法で、CRC
情報(すなわち、誤り照合情報)を生成し、このCRC
情報と、受信したデータに付加されていた発端末1で生
成したCRC情報とを照合し、CRC情報が付与された
転送データそのものの誤りを検出する。さらに、発端末
1や着端末5、および、各網装置(発側網装置2、中継
網装置3、着側網装置4)内のそれぞれの回線制御装置
6〜13は、回線を収容し、X.25 LAPBのプロ
トコルでフレームの転送を行ない、かつ、FCSによ
り、それぞれの回線制御装置6〜13間の伝送路でのデ
ータの誤りをチェックしている。
【0010】以下、本第1の実施例のデータ通信システ
ムにおけるデータ転送に係わる処理動作を説明する。発
端末1の記憶装置14内に有る着端末5に送信したいデ
ータ23(第1のデータ)は、以下のルートで転送され
る。まず、発端末1は、データ23の後尾に誤り検出情
報(図中、CKと記載)24を付加し(第2のデータの
生成)、さらに、これに対し、X.25のFパターンお
よびLAPBヘッダ(図中、F/LHと記載)26と、
X.25 LAPB・FCSおよびFパターン(図中、
LF/Fと記載)27を生成して、LAPBのフレーム
(図中、FLMと記載)19を構成する。そして、X.
25 LAPB手順で、このフレーム19を送信する。
ここで、LAPBヘッダとFCSは、データ23、およ
び、誤り検出情報24の両方に対して生成される。
【0011】次に、発端末1からのフレーム19の送信
後の処理動作を、図4を用いて説明する。発側網装置2
内の発端末1側の回線制御装置7は、発端末1から図3
に示すフレーム19を受信すると、データ23と誤り検
出情報24に対するFCSにより、伝送路上の誤りの検
査を行ない、発側網装置2内の記憶装置15に、データ
23と誤り検出情報24を格納する。そして、発側網装
置2は、記憶装置15に格納したデータ23と誤り検出
情報24を、中継網装置3側の回線制御装置8を介し
て、X.25 LAPBの手順で、中継網装置3に転送
する。発側網装置2と中継網装置3との間では、データ
23と誤り検出情報24は、新たに生成されたFパター
ンおよびLAPBヘッダ28と、FCSおよびFパター
ン29とが付与され、フレーム20の構成で転送され
る。そして、中継網装置3では、発側網装置2での処理
と同様に、回線制御装置9で、フレーム20のFCSの
チェックを行なった後、記憶装置16に、データ23と
誤り検出情報24を格納し、着側網装置4に、回線制御
装置10を介して、データ23と誤り検出情報24を転
送する。中継網装置3と着側網装置4との間では、デー
タ23と誤り検出情報24とは、新たに生成されたFパ
ターンおよびLAPBヘッダ30と、FCSおよびFパ
ターン31とが付与され、フレーム21の構成で転送さ
れる。着側網装置4では、回線制御装置11でフレーム
21のFCSのチェックを行なった後、記憶装置17
に、データ23と誤り検出情報24を格納し、着端末5
に、回線制御装置12を介して、データ23と誤り検出
情報24を転送する。着側網装置4と着端末5との間で
は、データ23と誤り検出情報24とは、新たに生成さ
れたFパターンおよびLAPBヘッダ32と、FCSお
よびFパターン33とが付与され、フレーム22の構成
で転送される。着端末5では、図3に示す回線制御装置
13で、フレーム22のFCSチェックを行なう。ここ
で、着側網装置4と着端末5との間の伝送路で、フレー
ム22の誤りが発生しても、FCSチェックにより誤り
が検出されるため、着端末5が、誤ったデータを、正し
く受信することはない。
【0012】しかし、例えば、発側網装置2や中継網装
置3、および、着側網装置4などの故障により、それぞ
れの網装置内で、例えば、記憶装置15〜17へのデー
タ23の格納時に、データ23そのものの誤りが発生
し、しかも、それぞれの網装置内で、データ23の誤り
が検出されなかった場合、あるいは、検出機能がない場
合には、FCSチェックのみでは、着端末5では、誤っ
たデータであっても、正しく受信することになる。本第
1の実施例では、このような誤ったデータの正常受信を
防ぐため、誤り検出情報24を用いて、図1に示す処理
動作を行なう。すなわち、着端末5では、図3に示す回
線制御装置13で、FCSのチェックを行なうと同時
に、受信したデータ23(すなわち、第3のデータ)に
対してCRC情報(誤り照合情報)を生成し、データ2
3の後尾に付与された誤り検出情報24のCRC情報と
の比較を行ない、受信したデータ23の誤り検出を行な
う。この動作により、本第1の実施例のデータ通信シス
テムでは、転送されたデータ23そのものの誤り検出を
行うことができる。尚、データ23と誤り検出情報24
との区別は、データの後尾に付ける誤り検出情報のビッ
ト数を、予め、端末間で決めたり、誤り検出情報を付与
するデータのビット数を予め設けることにより行なうこ
とができる。後者の場合、データ23には、複数のブロ
ックに分割され、各ブロックの後尾に、各ブロックの誤
り検出情報が付与される構成となる。
【0013】次に、図1および図2のフローチャートを
用いて、本第1の実施例のデータ通信システムの発明に
係わる処理動作を説明する。図1は図3および図4にお
ける発端末1の送信時の処理動作を、また、図2は図3
および図4における着端末5の受信時の処理動作を示
す。まず、図1での送信時においては、図3の発端末1
は、従来技術で生成されるX.25のFパターンおよび
LAPBヘッダ(図中、F/LHと記載)を送信し(ス
テップ101、102)、その後順次に送信される第1
のデータ(図3のデータ23)に基づき、誤り検出情報
(図3の誤り検出情報24)を順次に生成する(ステッ
プ103)。そして、第1のデータの送信が完了した後
に(ステップ104)、生成が完了した誤り検出情報を
送信し(ステップ105)、その後に、従来技術で生成
されるX.25 LAPB・FCSおよびFパターン
(図中、LF/Fと記載)を送信して(ステップ10
6)処理を終了する。次に、図2での受信時において
は、図3の着端末5では、順次受信する第1のデータに
相当する第3のデータを基に、発端末と同じ処理方法
で、誤り照合情報を生成する(ステップ201、20
2、203)。第3のデータの受信が完了すれば(ステ
ップ204)、生成した誤り照合情報と、受信した第3
のデータの後に連結されていた誤り検出情報とを照合し
て、第1のデータに対する第3のデータの正誤性を確認
する(ステップ205)。両方の情報が不一致であれば
(ステップ206)、この第3のデータが第1のデータ
と異なり、異常が発生したものと判断して、エラー処理
を行なう(ステップ207)。このように、転送データ
そのものの誤り制御を行なうことにより、データ転送に
係わるそれぞれの装置内でデータ誤りが発生しても、容
易に誤りを検出することができる。また、誤り検出情報
の生成と照合、削除などの処理を、発端末や着端末、お
よび、各網装置内のそれぞれに具備された回線制御装置
で行なうため、転送データの誤り検出処理が、回線制御
装置内に閉じる。このことにより、端末および網装置
は、誤り検出のために、それぞれが有する記憶装置の転
送データにアクセスする必要がなく、それぞれの装置の
性能低下を回避することができる。
【0014】図3および図4におけるデータ通信システ
ムでは、送信用の誤り検出情報の生成を発端末1で行な
っているが、送信用の誤り検出情報の生成を、発側網装
置2で行なうことが可能である。以下、このような処理
動作を行なうデータ通信システムに関して説明する。
【0015】図5および図6は、本発明を施したデータ
通信システムの本発明に係わる構成の第2の実施例を示
すブロック図である。本第2の実施例のデータ通信シス
テムは、図3および図4で示した第1の実施例のデータ
通信システムの構成とほぼ同じであり、その構成の詳細
な説明は省略する。図5では、発端末201と着端末2
05の内部構成の詳細を示し、図6では、パケット交換
網200の内部構成の詳細を示している。以下、図5を
用いて説明を行なう。本第2の実施例では、パケット交
換網(図中、網と記載)200は、発端末201から受
信したデータをそのまま変更せず着端末205に送出す
るシステムである。そして、発側網装置202の回線制
御装置207が、発端末201からの受信データの全域
から、誤り検出用情報としてCRC情報を生成して、受
信データの後尾に付加する。また、着側網装置204の
回線制御装置212では、発側網装置202の回線制御
装置207と同じ方法で、着端末205にデータを送り
ながら、発側網装置202で付加した誤り検出用データ
を除く送信データのCRC情報を生成し、誤り検出情報
の送出前に発側網装置202が付加したCRC情報と照
合して、誤りを検出する。以下、本第2の実施例のデー
タ通信システムでの各装置の動作を説明する。
【0016】本第2の実施例のデータ通信システムで
は、端末と網装置間(発端末201と発側網装置20
2、および、着側網装置204と着端末205)、およ
び、網装置相互間(発側網装置202、中継網装置20
3、および、着側網装置204)は、データ誤りを検出
するため、回線を収容する各回線制御装置(図中、NC
と記載)206〜213が、X.25 LAPBを用い
て、FCSをチェックして転送している。すなわち、発
端末201の記憶装置(図中、MEMと記載)214内
にある着端末205に送出したいデータ223は、以下
のルートで転送される。まず、発端末201は、データ
223と、このデータ223に対して生成したX.25
のFパターンおよびLAPBヘッダ(図中、F/LHと
記載)226と、X.25 LAPB・FCSおよびF
パターン(図中、LF/Fと記載)227を生成して、
LAPBのフレーム(図中、FLMと記載)219を構
成する。そして、X.25 LAPB手順で、このフレ
ーム219を送出する。
【0017】次に、発端末201からのフレーム219
を受信した発側網装置202の処理動作を、図6を用い
て説明する。発端末201からのフレーム219を受信
した発側網装置202内の発端末201側の回線制御装
置207は、受信したデータ223を、X.25 LA
PB手順で検査し、さらに、データ223に対する誤り
検出情報(図中、CKと記載)224を生成し、受信し
たデータ223の後尾に付加して、発側網装置202内
の記憶装置215に格納する。このようにすることによ
り、本発明の誤り検出情報224の生成のために、回線
制御装置207が、記憶装置215をアクセスする回数
を増やすことがなく、処理能力の低下をもたらさない。
続いて、中継網装置203側の回線制御装置208か
ら、X.25 LAPB手順で、データ223、およ
び、発側網装置202内の回線制御装置207で付加さ
れた誤り検出情報224を転送する。さらに、中継網装
置203では、着側網装置204まで、各回線制御装置
210、211を用いて、X.25 LAPB手順で転
送する。
【0018】着側網装置204では、中継網装置203
から受信して記憶装置217に格納しているデータを、
回線制御装置212により、X.25 LAPB手順
で、着端末205に送出しながら、データ223部のC
RC情報、すなわち、誤り照合情報を生成して、送出す
るデータ223後部に付加された誤り検出情報224と
照合し、データ223の正誤を検出する。このような誤
りデータの検出動作においては、回線制御装置212が
記憶装置217にアクセスする回数を増やすことがな
く、処理能力の低下をもたらさない。このようにして、
各網装置(発側網装置202、中継網装置203、およ
び、着側網装置204)の故障によりデータが誤った場
合にも、データの誤りが検出される。尚、このような網
装置の故障によるデータ誤りを検出した場合には、着側
網装置204は、本来のX.25 LAPBに従った正
しいCRC情報を送信する代わりに、アボートパター
ン、または、正しくないCRC情報を送出することによ
り、着端末205が、このデータ223を正常に受信し
ないようにする。また、着端末205には、誤り検出情
報224は送出されず、データ223と、このデータ2
23を基に生成されたFCSなどの情報からなるフレー
ム222が送出される。そして、フレーム222を受信
した着端末205では、V.25 LAPB手順で、こ
のフレーム222を検査する。もし、回線上で誤りが発
生した場合には、従来技術のFCSチェックにより誤り
が検出され、着端末205が、誤ったデータを、正常に
受信することはない。以下、フローチャートを用いて、
図5および図6で示した第2の実施例のデータ通信シス
テムの本発明に係わる処理動作を説明する。
【0019】図7および図8は、図5および図6のデー
タ通信システムの本発明の転送データ誤り検出方法に係
わる処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
図7は図5および図6に示す発側網装置202の回線制
御装置207の発端末201からのデータ受信時の処理
動作を、また、図8は図5および図6に示す着側網装置
204の回線制御装置211の着端末205へのデータ
送信時の処理動作を示す。まず、図7での図5、6の発
側網装置202の受信時においては、図5の発端末20
1から、順次に送信されてくる第1のデータ(図5のデ
ータ223)に基づき誤り検出情報(図6の誤り検出情
報224)を順次に生成する(ステップ701、70
2)。第1のデータの受信が完了した後に(ステップ7
03)、生成した誤り検出情報を、受信した第1のデー
タに付与して、第2のデータを生成する(ステップ70
4)。そして、図6の中継網装置203に送信する(ス
テップ705)。次に、図8での図6の着側網装置20
4の送信時においては、図6の回線制御装置212は、
従来技術で生成されるX.25のFパターンおよびLA
PBヘッダ(図中、F/LHと記載)を送信する(ステ
ップ801、802)。そして、図6の中継網装置20
3から受信した第1のデータに相当する第3のデータ
を、図6の着端末205に送信する時に、この第3のデ
ータを基に、図6の発側網装置202と同じ処理方法
で、誤り照合情報を順次生成する(ステップ803)。
第3のデータの送信が完了すれば(ステップ804)、
生成した誤り照合情報と、第3のデータの後に連結され
ている誤り検出情報とを照合して、第1のデータに対す
る第3のデータの正誤性を確認する(ステップ80
5)。両方の情報が一致して第3のデータが正しいと判
断すれば(ステップ806)、従来技術で生成される
X.25 LAPB・FCSおよびFパターン(図中、
LF/Fと記載)を送信して(ステップ807)処理を
終了する。また、両方の情報が不一致であれば異常が発
生したものと判断して、図6の着端末205にアボート
パターンを送出する(ステップ808)。このことによ
り、図5、6の着端末205が、この第3のデータ(図
6のデータ223)を正常に受信しないようにする。こ
のように、転送データそのものの誤り制御を行なうこと
により、データ転送に係わるそれぞれの装置内でデータ
誤りが発生しても、容易に誤りを検出することができ
る。また、誤り検出情報の生成と照合、削除などの処理
を、発端末や着端末、および、各網装置内のそれぞれに
具備された回線制御装置で行なうため、転送データの誤
り検出処理が、回線制御装置内に閉じる。このことによ
り、送信側装置や受信側装置、および、網装置は、誤り
検出のために、それぞれが有する記憶装置の転送データ
にアクセスする必要がなく、それぞれの装置の性能低下
を回避することができる。
【0020】次に、X.25 PVCを用いたデータ通
信システムにおける本発明のデータ転送データ誤り検出
方法を、図9〜図12により説明する。尚、PVC(P
ermanent Virtual Circuit)
は、端末が、通信を行なう毎に、発着信交換局間に、通
信リンクを設定するVC(VirtualCall)方
式と異なり、端末間の通信リンクを制御する交換制御に
係わる接続制御方式であり、パケット交換網加入時に固
定した通信リンクを設定し、通信毎のリンク設定動作を
省略する方式である。
【0021】図9は、本発明を施したデータ通信システ
ムの本発明に係わる構成の第3の実施例を示すブロック
図である。本第3の実施例のデータ通信システムは、図
3および図4で説明した第1の実施例のデータ通信シス
テムの構成および動作とほぼ同じであり、その構成およ
び処理動作に係わる詳細な説明は省略する。本第3の実
施例では、パケット交換網(図中、網と記載)300
は、発端末301から受信したデータの内レベル3ユー
ザデータ部分をそのまま変更せず着端末305に送出す
るシステムである。端末と網装置間(発端末301と発
側網装置302、および、着側網装置304と着端末3
05)、および、網装置相互間(発側網装置302、中
継網装置303、および、着側網装置304)は、デー
タ誤りを検出するため、回線を収容する各回線制御装置
(図中、NCと記載)306〜313が、X.25 L
APBを用いて、FCSをチェックして転送している。
このことにより、回線上でデータ誤りが発生した場合に
は、FCSチェックにより誤りが検出されるため、着端
末305が、誤ったデータを正常に受信することが回避
される。また、各網装置の故障により、データが誤った
場合には、着端末305で、発端末301で付加した誤
り検出情報324と、着端末305で生成した誤り照合
情報とが不一致となり、誤りを検出することができる。
すなわち、発端末301は、データのレベル3ユーザデ
ータ部分(先頭から3バイト、すなわち、X.25レベ
ル3ヘッダ(図中、Hと記載)334、335を除いた
部分)から、誤り検出情報(図中、CKと記載)324
としてのCRC情報を生成して付加し送信する。そし
て、着端末305は、発端末301と同じ方法で、受信
データのレベル3ユーザデータ部分から、誤り照合情報
としてのCRC情報を生成して、この誤り照合情報と誤
り検出情報324とを照合して、データの誤りを検出す
る。
【0022】図10は、本発明を施したデータ通信シス
テムの本発明に係わる構成の第4の実施例を示すブロッ
ク図である。本第4の実施例のデータ通信システムは、
図5および図6で示した第2の実施例のデータ通信シス
テムの構成および動作とほぼ同じであり、その構成およ
び処理動作に係わる詳細な説明は省略する。本第4の実
施例では、パケット交換網(図中、網と記載)400
は、発端末401から受信したデータの内レベル3ユー
ザデータ部分をそのまま変更せず着端末405に送出す
るシステムである。端末と網装置間(発端末401と発
側網装置402、および、着側網装置404と着端末4
05)、および、網装置相互間(発側網装置402、中
継網装置403、および、着側網装置404)は、デー
タ誤りを検出するため、回線を収容する各回線制御装置
(図中、NCと記載)406〜413が、X.25 L
APBを用いて、FCSをチェックして転送している。
このことにより、回線上でデータ誤りが発生した場合に
は、FCSチェックにより誤りが検出されるため、着端
末405が、誤ったデータを正常に受信することが回避
される。また、各網装置の故障によりデータが誤った場
合には、発側網装置402で付加した誤り検出情報42
4と、着側網装置404で生成した誤り照合情報とが不
一致となり、着側網装置404で誤りを検出することが
できる。すなわち、発側網装置402は、発端末401
からの受信データのレベル3ユーザデータ部分(X.2
5レベル3ヘッダ(図中、Hと記載)434、435を
除いた部分)から、誤り検出情報(図中、CKと記載)
424としてのCRC情報を生成して、受信データの後
尾に付加する。そして、着側網装置404は、発側網装
置402と同じ方法で、着端末405にデータを送りな
がら、発側網装置402で付加した誤り検出情報を除く
送信データのレベル3ユーザデータ部分からCRC情報
(誤り照合情報)を生成して、発側網装置402が付加
したCRC情報(誤り検出情報)と照合することで、デ
ータ誤りを検出する。誤りを検出した場合、着側網装置
404から、本来のX.25 LAPBに従ったCRC
情報を送信する代わりに、アボートパターンを送出する
ことにより、着端末405が、誤りデータを、正常に受
信しないようにする。
【0023】以上、図1〜図10を用いて説明したよう
に、本実施例の通信網の転送データ誤り検出方法では、
転送データそのものに対する誤り検出を行なう。このこ
とにより、データ転送中に、各装置の故障などによりデ
ータ誤りが発生しても、着側端末で、その誤りを検出し
て廃棄することができる。そして、転送中のデータ誤り
を低く押さえることが可能となり、データ誤りの少ない
データ通信網を構築できる。尚、本発明は、図1〜図1
0を用いて説明した実施例に限定されるものではなく、
例えば、一台の網装置を有する通信網でも良く、また、
X.25 LAPBのプロトコルに限らずあらゆるパケ
ット型通信方式など、データをブロック単位で転送する
通信網に適用可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、伝送路上でのデータの
誤り検出だけではなく、データそのものの誤り検出を行
ない、発着間での総合的な誤り検出が可能となり、網装
置の故障などに起因する転送データの誤りに対しても品
質が保証でき、データ転送網の信頼性を向上させること
が可能である。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転送データ誤り検出方法に係わる送信
時の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の転送データ誤り検出方法に係わる受信
時の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の転送データ誤り検出方法の実施に用い
るデータ通信システムの本発明に係わる構成の第1の実
施例を示すブロック図である。
【図4】図3におけるパケット交換網の本発明に係わる
構成の一実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の転送データ誤り検出方法の実施に用い
るデータ通信システムの本発明に係わる構成の第2の実
施例を示すブロック図である。
【図6】図5におけるパケット交換網の本発明に係わる
構成の一実施例を示すブロック図である。
【図7】図6における発側網装置の本発明に係わる受信
時の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】図6における着側網装置の本発明に係わる送信
時の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の転送データ誤り検出方法の実施に用い
るデータ通信システムの本発明に係わる構成の第3の実
施例を示すブロック図である。
【図10】本発明の転送データ誤り検出方法の実施に用
いるデータ通信システムの本発明に係わる構成の第4の
実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 発端末 2 発側網装置 3 中継網装置 4 着側網装置 5 着端末 6〜13 回線制御装置 14〜18 記憶装置 19〜22 フレーム 23 データ 24 誤り検出情報 26 FパターンおよびLAPBヘッダ 27 FCSおよびFパターン 28 FパターンおよびLAPBヘッダ 29 FCSおよびFパターン 30 FパターンおよびLAPBヘッダ 31 FCSおよびFパターン 32 FパターンおよびLAPBヘッダ 33 FCSおよびFパターン 100 パケット交換網 200 パケット交換網 201 発端末 202 発側網装置 203 中継網装置 204 着側網装置 205 着端末 206〜213 回線制御装置 214〜218 記憶装置 219〜222 フレーム 223 データ 224 誤り検出情報 226 FパターンおよびLAPBヘッダ 227 FCSおよびFパターン 228 FパターンおよびLAPBヘッダ 229 FCSおよびFパターン 230 FパターンおよびLAPBヘッダ 231 FCSおよびFパターン 232 FパターンおよびLAPBヘッダ 233 FCSおよびFパターン 300 パケット交換網 301 発端末 302 発側網装置 303 中継網装置 304 着側網装置 305 着端末 306〜313 回線制御装置 314〜318 記憶装置 319〜322 フレーム 323 データ 324 誤り検出情報 326 FパターンおよびLAPBヘッダ 327 FCSおよびFパターン 328 FパターンおよびLAPBヘッダ 329 FCSおよびFパターン 330 FパターンおよびLAPBヘッダ 331 FCSおよびFパターン 332 FパターンおよびLAPBヘッダ 333 FCSおよびFパターン 334、335 X.25レベル3ヘッダ 400 パケット交換網 401 発端末 402 発側網装置 403 中継網装置 404 着側網装置 405 着端末 406〜413 回線制御装置 414〜418 記憶装置 419〜422 フレーム 423 データ 424 誤り検出情報 426 FパターンおよびLAPBヘッダ 427 FCSおよびFパターン 428 FパターンおよびLAPBヘッダ 429 FCSおよびFパターン 430 FパターンおよびLAPBヘッダ 431 FCSおよびFパターン 432 FパターンおよびLAPBヘッダ 433 FCSおよびFパターン 434、435 X.25レベル3ヘッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28 H04L 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ータをブロック単位で記憶装置に蓄積
    して転送する通信網の転送データ誤り検出方法におい
    て、記憶装置に蓄積したデータをヘッダとトレーラを付与し
    てブロック単位で送信する際には、 上記ヘッダに続けて上記記憶装置から1ブロック分のデ
    ータを順次に読み出して送信すると共に該 データ順次
    に読み出して送信している間に該データの任意の部分を
    基に誤り検出情報を生成する第1の手順と、 上記1ブロック分 のデータの後に該データを基に生成し
    上記誤り検出情報を送信する第2の手順とを実行し、ヘッダとトレーラが付与されて送信されてきた、上記1
    ブロック分のデータと上記誤り検出情報とからなるチェ
    ック情報付加データを順次に受信して記憶装置に蓄積す
    る際には、 上記チェック情報付加データの内の上記1ブロック分の
    データを順次に受信して記憶装置に蓄積している間に、
    順次受信中のデータ を基に上記第1の手順での上記誤り
    検出情報の生成手順と同じ手順で誤り照合情報を生成
    る第3の手順と、上記1ブロック分のデータの後に受信
    する上記誤り検出情報と上記第3の手順で生成した上記
    誤り照合情報とを照合して受信した1ブロック分のデー
    タの正誤を検出する第4の手順とを実行することを特徴
    とする通信網の転送データ誤り検出方法。
  2. 【請求項2】 回線の接続制御を行なう任意の数の網装
    置と、上記回線を介して接続される複数の端末とからな
    り、発信側の端末から着信側の端末へ網装置を介して
    ータを送信する際、当該データにヘッダとトレーラを付
    与してブロック単位で上記網装置で蓄積して転送する
    信網の転送データ誤り検出方法において、 記発信側の端末は、記憶装置に蓄積したデータを送信
    する際、 ヘッダを送信する第1の手順と、 上記ヘッダの後に上記記憶装置から1ブロック分のデー
    タを順次に読み出して送信すると共に該データを順次に
    読み出して 送信している間に該データの任意の部分を基
    に誤り検出情報を生成する第2の手順と、 上記1ブロック分の データ後に該データを基に生成し
    上記誤り検出情報を送信する第3の手順と、 上記誤り検出情報の後にトレーラを送信する第4の手順
    とを実行し、 上記発信側の端末から送信された データを着信側の端末
    転送する網装置は、上記発信側の端末から送信された
    上記1ブロック分のデータと該データを基に生成された
    上記誤り検出情報とからなるチェック情報付加データの
    蓄積と、ヘッダとトレーラを付与しての上記着信側の端
    末に向けての転送を行ない、 上記着信側の端末は、ヘッダとトレーラが付与されて送
    信されてきた上記チェック情報付加データを順次に受信
    して記憶装置に蓄積する際、 上記チェック情報付加データの内の上記1ブロック分の
    データを順次に受信して記憶装置に蓄積している間に、
    順次受信中 のデータを基に上記発信側の端末の上記第1
    の手順での上記誤り検出情報の生成手順と同じ手順で
    り照合情報を生成する第5の手順と、 上記1ブロック分のデータの後に受信する上記 誤り検出
    情報と上記第5の手順で生成した上記誤り照合情報とを
    照合して当該1ブロック分のデータの正誤を検出する第
    6の手順とを実行することを特徴とする通信網の転送デ
    ータ誤り検出方法。
  3. 【請求項3】 回線の接続制御を行なう任意の数の網装
    置と、上記回線を介して接続される複数の端末とからな
    り、発信側の端末から着信側の端末へ網装置を介してデ
    ータを送信する際、当該データにヘッダとトレーラを付
    与してブロック単位で上記網装置で蓄積して転送する通
    信網の転送データ誤り検出方法において、 データの発信元の端末に接続された網装置は、該発信元
    の端末から送信されてきた1ブロック分のデータを順次
    に受信して記憶装置に蓄積する際、 上記1ブロック分のデータを順次に受信して記憶装置に
    蓄積している間に、順次受信中のデータの任意の部分を
    基に誤り検出情報を生成する第1の手順と、 生成した上記誤り検出情報を上記1ブロック分のデータ
    に続けて記憶装置に蓄積する第2の手順と、 蓄積した上記1ブロック分のデータと該データを基に生
    成された上記誤り検出情報とからなるチェック情報付加
    データを記憶装置から読み出してヘッダとトレーラを付
    与して着信側の端末に向けて転送する第3の手順とを実
    行し、 上記着信側の端末に接続された網装置は、上記チェック
    情報付加データを着信側の端末に送信する際、 上記チェック情報付加データの内の上記1ブロック分の
    データを記憶装置から読み出して順次に送信している間
    に、該順次送信中のデータを基に上記発信元の端末に接
    続された網装置の上記第1の手順での上記誤り検出情報
    の生成手順と同じ手順で誤り照合情報を生成する第4の
    手順と、 上記1ブロック分のデータの後に受信する上記チェック
    情報付加データの内の上記誤り検出情報と上記第4の手
    順で生成した上記誤り照合情報とを照合して当該1ブロ
    ック分のデータの正誤を検出する第5の手順と、 上記1ブロック分のデータが誤りであるとの検出結果で
    あれば、送信した1ブロック分のデータを上記着信側の
    端末で誤りとして検出させるためのデータを上記着信側
    の端末に送信する第6の手順とを実行することを特徴と
    する通信網の転送データ誤り検出方法。
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