JP4812546B2 - 送信装置,受信装置及び通信システム - Google Patents

送信装置,受信装置及び通信システム Download PDF

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本発明は、送信装置,受信装置及び通信システムに係り、特に、高信頼を必要とする計算制御システムにおいてシリアルバスを経由したプロセッサと入出力装置の通信における送信装置,受信装置及び通信システムに関する。
エレクトロニクス・情報分野の技術進歩,単一装置に求められる機能の複雑化・複合化が原動力となってプログラマブル電子装置の適用範囲は広がり、同時にプログラマブル電子装置に求められる信頼性も高まっている。
近年、プラントの大規模化・統合化が進み、また高度に自動化されたプラント操業が行われている中で、国際的な安全規格の波及や熟練者不足という問題もあり、従来から築き上げた安全対策の上に、更なる安全性向上が必要な状況になりつつあり、機能安全規格のIEC61508−1〜7,“Functional Safety of electrical/electronic/programmable
electric safetyrelated systems”part1〜part7(IEC 61508/61511,JIS C 0508)に明記されるように、事故の発生や被害の拡大をそれぞれの階層で防ぐことや緩和することが重要視されてきている。
プラント制御装置において上記機能安全規格を満たすためには、異常を検知した場合に、確実に動作することが要求され、万が一故障した場合でも、プロセスを安全側へ停止させることが求められ、機能安全システムは、制御システムとは異なる「安全性」重視の特別な設計を要求される。
また、大規模な制御システムにおいては、プロセス入出力装置はセンサなどのプロセスの近くに設置し、コントローラはプロセスからやや離れた制御室に設置する分散型制御システムが主流となっており、コントローラとプロセス入出力装置の間のデータ通信の誤りによるプロセス入出力装置の誤動作をいかに防止するかが機能安全においては重要になっている。
データ伝送におけるもっとも一般的な誤り検出の方法の一つとして特開平11−74869号公報に記載されるようにCRC(Cyclic Redundancy Check)がある。
特開平11−74869号公報 IEC61508−1〜7,"Functional Safety of electrical/ electronic/programmable electric safetyrelated systems"part1〜part7(IEC 61508/61511,JIS C 0508)
プログラマブル電子装置に要求される信頼性の要素には可用性と安全性がある。機器の制御では可用性が重要となり、機器の保護では安全性が重要となる。これら2要素の実現手段は二律背反している部分が多い。
このため、従来は可用性を担う部分装置と安全性を担う部分装置に分けるのが常識とされてきた。このために装置が大型化するだけでなく、運転・保守作業の重複・複雑化が人的要素の信頼性低下を招くことがあった。
本発明の目的は、高性能と安全性を両立することが可能な送信装置,受信装置及び通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、逐次出力される所定の単位の通信データに対して、相対的な安全性の高低を示す動作フラグを付する手段と、前記所定の単位の通信データに付された前記動作フラグが相対的に安全性が高い事を示す場合に、前記所定の単位の通信データごとに誤り符号を作成し、当該通信データへ前記誤り符号を付する手段と、前記動作フラグが付された所定の単位の前記通信データを複数格納する手段と、格納された前記複数の通信データを取出し、当該複数の通信データに対して第二の誤り符号を作成するとともに、当該複数の通信データに前記第二の誤り符号を付した通信フレームを作成する手段と、を有することを特徴とする。

本発明によれば、高性能と安全性を両立することが可能となる。
まず、本発明を実施するための最良の形態について、概念的に説明する。プロセス入出力装置4とプロセスの入出力を制御するコントローラ1とにS−CRC生成/チェック回路104(S−CRC生成回路406)および動作モード制御部105(404)を備え、動作モード制御部105(404)の出力に応じてS−CRC生成/チェック回路104(S−CRC生成回路406)を動作・停止させるように構成する。動作モード制御部
105がS−CRC生成/チェック回路104を動作させるモード(以下安全モードと称する)に設定された場合、プロセス入出力装置4からコントローラ1へのデータ送信時、プロセス入出力装置4のS−CRC生成回路406がデータにS−CRCを付加してコントローラ1に通信装置を経由して送信し、コントローラ1は受信したデータとプロセス入出力装置4において付加されたS−CRCをチェックし誤りがあった場合には当該受信データを使用せず破棄すると同時にエラーステータスをたてる。反対にコントローラ1からプロセス入出力装置4にデータを送信する場合は、コントローラ1に実装されたS−CRC生成/チェック回路104でプロセス入出力装置4へ送信するデータにS−CRCを付加してプロセス入出力装置4に送信し、プロセス入出力装置4に実装されたS−CRCチェック回路409がコントローラ1から受信データに対するS−CRCチェックを行い、誤りがあった場合は受信データを破棄し、エラーステータスを立てる。さらに、コントローラ1とプロセス入出力装置4の間のデータの送受信を行う通信装置2,3にコントローラ1から受信したデータとS−CRCおよびプロセス入出力装置4から受信したデータとS−CRCのチェックを行うことによりコントローラ1からプロセス入出力装置4まで端末相互間でのデータ通信の信頼性を高めることができる。動作モード制御部105(404)がS−CRC生成/チェック回路104(S−CRC生成回路406)を停止させるモード(以下通常モードと称する)に設定された場合、コントローラ1およびプロセス入出力装置4でのS−CRC生成とチェックは行わない。
上記のようにコントローラ1とプロセス入出力装置4の端末相互間のみならず両者の通信の中継をする通信装置2,3においても両端末で生成されるS−CRCのチェックを行う構成とすることにより、S−CRCを付加しない通常モードのデータが誤って安全モードのプロセス入出力装置4に出力されるあるいは、通常モードのプロセス入出力装置4の入力データがコントローラ1の安全機能に関するデータ領域に誤って格納されることを防止することができ、従来は可用性を担う部分装置と安全性を担う部分装置に分けていたものを統合し同一装置とすることが可能である。
また、コントローラ1とプロセス入出力装置4との間で送受信されるデータフォーマットをプロセス入出力装置4のアドレスおよび入出力データ(以降データを称す)とデータに対するS−CRCと、装置の動作モードや故障状態を表すステータスとで構成し、送受信するデータが安全モードであるか通常モードであるかを識別するフラグをコントローラ1およびプロセス入出力装置4に実装された動作モード制御部105(404)がデータ送信時に動作モードフラグをデータフォーマットのステータスの中に反映し、コントローラ1とプロセス入出力装置4の間のデータの送受信を中継する通信装置2,3が上記の動作モードフラグを確認する手段を有し、動作モードフラグが安全モードである場合のみ
CRCチェックを行い、通常モードの場合はCRCチェックを行わない。
さらにコントローラ1およびプロセス入出力装置4では受信したデータの動作モードフラグと自身の動作モードが一致していることを確認する手段をもち、データの送信側と受信側で動作モードが一致していることを確認し、動作モードが一致しない場合、プロセス入出力装置4側ではプロセスへの出力の許可を行わず、コントローラ1側ではコントローラ1内のプロセッサ101あるいはメモリなどへの当該データの出力を禁止するように動作する。
また、コントローラ1とプロセス入出力装置4の間の通信データフォーマットのステータスの中のS−CRCエラーを反映するレジスタをコントローラ1,中継の通信装置2,3,プロセス入出力装置4個別に設けることにより、エラー発生箇所の特定が容易となり、故障発生時の故障箇所の特定,解析および修理時間を短縮することができる。
上記説明と一部繰り返しになるが、本発明の実施の形態について図1,図2,図3を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態を示すブロック図である。図2はプロセス入出力装置4とコントローラ1間で受け渡しが行われるデータのフォーマットを示す説明図である。図3は、図1に示す通信装置2および通信装置3のデータ通信のシリアル伝送のフレームのフォーマットを示す説明図である。
まず、図1で全体構成と各部動作の概要を説明する。
本図で、プログラマブル電子制御装置は内部にプロセッサメモリなどを有するコントローラ1とプラントのプロセスとの入出力インターフェースであるプロセス入出力装置4,コントローラ1とプロセス入出力装置4とのデータ通信の中継を行う中継通信装置となる通信装置2と通信装置3とで構成される。
まずコントローラ1からプロセス入出力装置4にプロセスへの出力データを安全モードで送信する場合について説明する。
プロセッサ101から出力されたデータは、一度、メモリ103に格納される。このデータは、例えば、プロセス入出力装置4からのプロセス状態情報に基づいて演算されるプロセス制御データなどである。このメモリ103に格納されたデータは、プロセッサ101の指令により、S−CRC生成/チェック回路104でS−CRCを付加されてレジスタ106に書き込まれる。ここでS−CRCは安全データに対してコントローラ1またはプロセス入出力装置4でデータ送信時に付加されるCRC(Cyclic Redundancy Check) である。具体的には、データを所定に区切って、このデータを基に16bitから32bit程度のCRC符号を作成し、データを送信するときは、データをこのCRC符号とともに送信し、受信側ではデータとCRC符号の関連が正しいかどうかを確認して、誤り検出するものである。すなわち、データを基にCRC生成多項式と呼ばれるシフトや加算などを組み合わせた計算を行い、CRC符号としてデータに付加して送信し、受信に際しては、受信データをCRC生成多項式で演算し、受信したCRCとの一致を確認するものである。なお、詳細は後述するが、本実施例では、入出力データに対するCRCをS−CRCと呼び、一方、フレームに対するCRCを単にCRCと呼ぶこととする。
コントローラ1が安全モード,通常モードのどちらで動作しているかは動作モード制御部105で管理される。レジスタ106のステータスの部分には装置の動作モードや故障状態を表す複数のレジスタがあり、動作モード制御部105からの指令により、コントローラ1が安全モード,通常モードのどちらで動作しているかはレジスタ106のステータス部に反映される。なお、ステータス,S−CRC及び入出力データを組み合わせたものを単位データと呼ぶ。レジスタ106の内容である単位データはコントローラ1のバスインターフェース制御部107と通信装置2のバスインターフェース制御部201によりレジスタ208に複写される。
通信装置2では、レジスタ208のステータス部を直接レジスタ204に複写し、S−CRCに基づき入出力データに誤りがないかをS−CRCチェック回路205でチェックしレジスタ204に複写する。S−CRCチェック回路205でのS−CRCチェックで入出力データ誤りが確認された場合、S−CRCチェック回路205は通信装置2でS−CRCエラーが発生したことを示すフラグをレジスタ204のステータス部に反映する。レジスタ204の内容はメモリインターフェース制御部206を経由してメモリ209に格納される。メモリ209に単位データ(ステータス,S−CRC及び入出力データを組み合わせた)が格納されると、次の単位データがコントローラ1のレジスタ106から通信装置2のレジスタ208に複写され、メモリインターフェース制御部206を経由して
、メモリ209に、既に記憶されている単位データに追加されて記憶される。この動作が繰り返しに行われ、メモリ209に複数の単位データが格納される。
所定の数の単位データがメモリ209に格納されると、送信動作に移る。図3に示されるように、メモリ209に格納された内容は単位データ612,613をシリアルに複数まとめ、CRC生成回路202でヘッダ611を付加して送信フレームに構成すると同時に、フレームに対するCRC614を付加してフレーム601を構成する。このように、入出力の単位データ毎に付加されるS−CRCとフレーム毎に付加されるCRCとで二重の誤りチェックを付加することでデータの誤り検出効果を向上している。CRC生成回路
202で生成された送信フレームはシリアルバスインターフェース部207でシリアルデータに変換され、通信メディア5を介して通信装置3のシリアルバスインターフェース部307に送られる。なお、図2に示すように、フレーム601を構成する単位データ612には、ステータス511として、S−CRCチェック回路205で誤りが検出されれば、S−CRCエラー522が追記され、CRCチェック回路203で誤りが検出されれば、CRCエラーが523追記される。説明が前後するが、S−CRCエラー522及びCRCエラー523は、さらに、誤り検出がされた回路が分かるように、例えば、CPUで誤り検出された場合にはCPU521と追記されるように、通信装置2(532),通信装置3(533),PI/O534、或いは、通信装置2(535),通信装置3(536)のように追記される。
通信装置3では、シリアルバスインターフェース部307は受信したフレームをCRCチェック回路303に送りCRCチェック回路303はフレーム毎に付加されたCRCのチェックを行い、フレームから個々のデータに分解してメモリ309に格納する。メモリ309に格納されたデータはメモリインターフェース部306を介してレジスタ308に送られ、続いてレジスタ308のステータス部はレジスタ304のステータス部に直接複写され、S−CRCおよび入出力データ部はS−CRCチェック回路305でS−CRCのチェックを実施後レジスタ304に複写される。S−CRCチェック回路305で誤りが検出された場合、通信装置3でS−CRCエラーが発生したことを示すステータスをレジスタ304のステータスに反映する。レジスタ304の内容はバスインターフェース制御部301とプロセス入出力装置4のバスインターフェース制御部401によってプロセス入出力装置4のレジスタ403に複写される。
プロセス入出力装置4では、レジスタ403に複写されたS−CRCと出力データは、タイミング制御部402の指令を受け、S−CRCチェック回路409でS−CRCチェックをする。ステータス部は動作モード制御部408に送られ、ステータス部に反映されたデータ出力元の動作モードが安全モードであるかどうかのチェックを行うとともに、出力データがコントローラ1からの伝送過程でエラーが発生していないかをステータス部のフラグで確認し、動作モードが安全モードで且つステータスにエラー情報が含まれていない場合のみ、レジスタ403の出力データ部をレジスタ410に複写し、データ出力制御部411がプロセスへの出力信号413の出力を行う。
次にプロセス入出力装置4からコントローラ1へデータを安全モードで送信する場合について説明する。
プロセス入出力装置4では、プロセスからの入力信号412はデータ入力制御部405でプロセス入出力装置4内に取り込まれ、入力データはレジスタ407のデータ部に複写されると同時にS−CRC生成回路406に送られ、S−CRC回路406は入力データに対するS−CRCを生成してレジスタ407のS−CRC部にS−CRCを格納する。動作モード制御部404には、入力データの通信の前に、コントローラ1から、動作モードが安全モードか通常モードかのどちらであるかの情報が、通信装置2及び通信装置3を介して、送信されている。動作モード制御部404はプロセス入出力装置4の動作モードが安全モード,通常モードのどちらであるかを示す動作モードステータスをレジスタ407のステータス部に反映する。レジスタ407の内容はバスインターフェース部401と通信装置3内のバスインターフェース制御部301により通信装置3内のレジスタ304に複写される。
通信装置3では、レジスタ304のステータス部は直接レジスタ308のステータス部に複写され、S−CRCおよびデータ部はS−CRCチェック回路305でチェックを行い、誤りがなければレジスタ308のS−CRCおよび入出力データ部にそれぞれ複写される。S−CRCチェック回路305でエラーが検出された場合、S−CRCチェック回路はレジスタ308のステータス部に通信装置3でS−CRCエラーが発生したフラグ立てる。レジスタ308に複写された単位データはメモリインターフェース制御部306によってメモリ309に複写される。CRC生成回路302はメモリ309に複写された複数のデータ単位をまとめて伝送フレームを構成するとともにフレームに対するCRCを生成し、シリアルバスインターフェース部307に送る。シリアルバスインターフェース部307は受け取ったフレームをシリアルデータに変換し、メディア5を通して通信装置2のシリアルバスインターフェース部207に送信する。
通信装置2では、シリアルバスインターフェース部207は受信したフレームをCRCチェック回路203に送り、CRCチェック回路203は受信フレームに対するCRCエラーの有無をチェックし、フレームを個々のデータ単位に分割してメモリ209に格納する。メモリ209のデータはメモリインターフェース制御部206によってレジスタ204に複写され、レジスタ204のステータス部は直接レジスタ208に複写され、S−CRCおよび入出力データ部はS−CRCチェック回路205でS−CRCチェックを行い、誤りがなければレジスタ208のS−CRC部および入出力データ部にそれぞれ複写される。S−CRCチェック回路205で誤りが見つかった場合、S−CRCチェック回路205はレジスタ208のステータス部に通信装置2のS−CRCエラーが発生したフラグを立てる。レジスタ208のデータはバスインターフェース制御部201およびコントローラ1のバスインターフェース制御部107によってレジスタ106に複写される。
コントローラ1では、動作モード制御部105はレジスタ106のステータス部のデータ送信元の動作モードのフラグで送信元が安全モードであるかどうかを確認し、安全モードでなければエラー情報をプロセッサ101に送り、レジスタ106のデータを破棄する。送信元が安全モードであると確認した場合、レジスタ106のS−CRC部およびデータ部はS−CRC生成/チェック回路104に送られ、S−CRCチェックの結果誤りがなければ入出力データをプロセッサ101に送信する。
通常モードでのコントローラ1とプロセス入出力装置4の間のデータの通信では、ステータスの設定あるいは動作モード制御部105,404により、S−CRC生成/チェック回路104,S−CRCチェック回路205,305,S−CRC生成回路406およびS−CRCチェック回路409は動作せず、その他は安全モード時と同様にデータの送受信を行う。これにより、コントローラ1からプロセス入出力装置4までのデータ送受信において、中継の通信装置2,通信装置3を含め、データのフォーマットおよび通信装置2および通信装置3の間のデータ伝送フレーム構成を変えることなく、安全モードと通常モードの両方の通信を同一装置で実現することができる。
コントローラ1からプロセス入出力装置4にプロセスへの出力データを通常モードで送信する場合について説明する。特に、安全モードとの異なる動作を主として説明し、安全モードと同様な部分については、一部省略して説明する。
プロセッサ101から出力されたデータは、一度、メモリ103に格納される。このメモリ103に格納されたデータは、安全モードとは異なり、S−CRC生成/チェック回路104は動作せず、S−CRCの領域には何も付加されずにレジスタ106に書き込まれる。
コントローラ1が安全モード,通常モードのどちらで動作しているかは動作モード制御部105で管理される。コントローラ1が安全モード,通常モードのどちらで動作しているかはレジスタ106のステータス部に反映される。レジスタ106の内容である単位データはコントローラ1のバスインターフェース制御部107と通信装置2のバスインターフェース制御部201によりレジスタ208に複写される。
通信装置2では、レジスタ208のステータス部を直接レジスタ204に複写する。安全モードとは異なり、S−CRCチェック回路205は動作せず、S−CRCに基づく入出力データの誤りチェックを行わずに、レジスタ204に複写する。レジスタ204の内容はメモリインターフェース制御部206を経由してメモリ209に格納される。メモリ209に単位データ(ステータス,入出力データを組み合わせた)が格納されると、次の単位データがコントローラ1のレジスタ106から通信装置2のレジスタ208に複写され、メモリインターフェース制御部206を経由して、メモリ209に、既に記憶されている単位データに追加されて記憶される。この動作が繰り返しに行われ、メモリ209に複数の単位データが格納される。なお、S−CRC領域には何も格納されない。
所定の数の単位データがメモリ209に格納されると、送信動作に移る。図3に示されるように、メモリ209に格納された内容は単位データ612,613をシリアルに複数まとめ、CRC生成回路202でヘッダ611を付加して送信フレームに構成すると同時に、フレーム対するCRC614を付加してフレーム601を構成する。安全モードでは、S−CRCが入出力の単位データ毎に付加され、CRCがフレーム毎に付加されるが、通常モードでは、CRCの誤りチェックにとどめている。CRC生成回路202で生成された送信フレームはシリアルバスインターフェース部207でシリアルデータに変換され、通信メディア5を介して通信装置3のシリアルバスインターフェース部307に送られる。
通信装置3では、シリアルバスインターフェース部307は受信したフレームをCRCチェック回路303に送りCRCチェック回路303はフレーム毎に付加されたCRCのチェックを行い、フレームから個々のデータに分解してメモリ309に格納する。メモリ309に格納されたデータはメモリインターフェース部306を介してレジスタ308に送られ、続いてレジスタ308のステータス部はレジスタ304のステータス部に直接複写され、S−CRC(何も格納されない)および入出力データ部は、通常モードであるので、S−CRCチェック回路305によるS−CRCのチェックはされずに、レジスタ
304に複写される。レジスタ304の内容はバスインターフェース制御部301とプロセス入出力装置4のバスインターフェース制御部401によってプロセス入出力装置4のレジスタ403に複写される。
プロセス入出力装置4では、レジスタ403に複写されたS−CRC(何も格納されない)と出力データについて、通常モードであるので、S−CRCチェック回路409でS−CRCチェックされない。ステータス部は動作モード制御部408に送られ、ステータス部に反映されたデータ出力元の動作モードが通常モードであるかどうかのチェックを行うとともに、出力データがコントローラ1からの伝送過程でエラーが発生していないかをステータス部のフラグで確認し、エラー情報が含まれていない場合は、レジスタ403の出力データ部をレジスタ410に複写し、データ出力制御部411がプロセスへの出力信号413の出力を行う。
次にプロセス入出力装置4からコントローラ1へデータを通常モードで送信する場合について説明する。
プロセス入出力装置4では、プロセスからの入力信号412はデータ入力制御部405でプロセス入出力装置4内に取り込まれ、入力データはレジスタ407のデータ部に複写される。通常モードであるので、S−CRC回路406は動作しない。S−CRCの領域は何も格納されない。動作モード制御部404には、入力データの通信の前に、コントローラ1から、動作モードが安全モードか通常モードかのどちらであるかの情報が、通信装置2及び通信装置3を介して、送信されている。動作モード制御部404はプロセス入出力装置4の動作モードが安全モード,通常モードのどちらであるかを示す動作モードステータスをレジスタ407のステータス部に反映する。レジスタ407の内容はバスインターフェース部401と通信装置3内のバスインターフェース制御部301により通信装置3内のレジスタ304に複写される。
通信装置3では、レジスタ304のステータス部は直接レジスタ308のステータス部に複写される。通常モードであるので、S−CRCチェック回路305でのチェックは行われずに、入出力データ部に複写される。このとき、S−CRCの領域は何も格納されていない。レジスタ308に複写された単位データはメモリインターフェース制御部306によってメモリ309に複写される。CRC生成回路302はメモリ309に複写された複数のデータ単位をまとめて伝送フレームを構成するとともにフレームに対するCRCを生成し、シリアルバスインターフェース部307に送る。シリアルバスインターフェース部307は受け取ったフレームをシリアルデータに変換し、メディア5を通して通信装置2のシリアルバスインターフェース部207に送信する。
通信装置2では、シリアルバスインターフェース部207は受信したフレームをCRCチェック回路203に送り、CRCチェック回路203は受信フレームに対するCRCエラーの有無をチェックし、フレームを個々のデータ単位に分割してメモリ209に格納する。メモリ209のデータはメモリインターフェース制御部206によってレジスタ204に複写され、レジスタ204のステータス部は直接レジスタ208に複写され、通常モードであるので、S−CRCチェック回路205でのS−CRCチェックを行わずに、入出力データ部にそれぞれ複写される。レジスタ208のデータはバスインターフェース制御部201およびコントローラ1のバスインターフェース制御部107によってレジスタ
106に複写される。S−CRCの領域は何も格納されない。
コントローラ1では、動作モード制御部105はレジスタ106のステータス部のデータ送信元の動作モードのフラグで送信元を確認し、入出力データをプロセッサ101に送信する。
本発明の一実施例を示したブロック図。 コントローラとプロセス入出力装置の間で送受信されるデータフォーマットを示す説明図。 通信装置間で転送されるフレームのフォーマットを示す説明図。
符号の説明
1…コントローラ、2…通信装置1、3…通信装置2、4…プロセス入出力装置、5…通信メディア、101…プロセッサ、102…プロセッサインターフェース制御部、103
,209,309…メモリ、104…S−CRC生成/チェック回路、105,404,408…動作モード制御部、106,204,208,304,308,403,407
,410…レジスタ、107,201,301…バスインターフェース制御部、202,302…CRC生成回路、203,303…CRCチェック回路、205,305,409…S−CRCチェック回路、206,306…メモリインターフェース制御部、207,307…シリアルバスインターフェース部、401…バスインターフェース部、402…タイミング制御部、405…データ入力制御部、406…S−CRC生成回路、411…データ出力制御部、412…入力信号、413…出力信号。

Claims (4)

  1. 逐次出力される所定の単位の通信データに対して、相対的な安全性の高低を示す動作フラグを付する手段と、
    前記所定の単位の通信データに付された前記動作フラグが相対的に安全性が高い事を示す場合に、前記所定の単位の通信データごとに誤り符号を作成し、当該通信データへ前記誤り符号を付する手段と、
    前記動作フラグが付された所定の単位の前記通信データを複数格納する手段と、
    格納された前記複数の通信データを取出し、当該複数の通信データに対して第二の誤り符号を作成するとともに、当該複数の通信データに前記第二の誤り符号を付した通信フレームを作成する手段と、を有し、
    前記通信フレームには通信過程のエラー発生状態を反映するステータスが含まれることを特徴とする送信装置。
  2. 請求項において、コントローラとプロセス入出力装置とが通信装置を介して通信するものであって、前記コントローラ,前記通信装置,前記プロセス入出力装置のいずれかでエラーが発生した場合に通信データのフォーマットのステータスにエラー発生情報を反映する機能を有することを特徴とする送信装置。
  3. 逐次出力される所定の単位の通信データに対して、相対的な安全性の高低を示す動作フラグを付する手段と、
    前記所定の単位の通信データに付された前記動作フラグが相対的に安全性が高い事を示す場合に、前記所定の単位の通信データごとに誤り符号を作成し、当該通信データへ前記誤り符号を付する手段と、
    前記動作フラグが付された所定の単位の前記通信データを複数格納する手段と、
    格納された前記複数の通信データを取出し、当該複数の通信データに対して第二の誤り符号を作成するとともに、当該複数の通信データに前記第二の誤り符号を付した通信フレームを作成する手段と、を有し、
    予め設定された動作モードと前記通信フレームのステータスに反映されたデータ出力側の動作モードを比較チェックする機能を有することを特徴とする送信装置。
  4. 送信装置と、前記送信装置からの通信フレームを受信する受信装置を有する通信システムにおいて、
    前記送信装置は、逐次出力される所定の単位の通信データに対して、相対的な安全性の高低を示す動作フラグを付する手段と、前記所定の単位の通信データに付された前記動作フラグが相対的に安全性が高い事を示す場合に、前記所定の単位の通信データごとに誤り符号を作成し、当該通信データへ前記誤り符号を付する手段と、前記動作フラグが付された所定の単位の前記通信データを複数格納する手段と、格納された前記複数の通信データを取出し、当該複数の通信データに対して第二の誤り符号を作成するとともに、当該複数の通信データに前記第二の誤り符号を付した通信フレームを作成する手段と、を有してなり、
    前記受信装置は、前記通信フレームを受け取る手段と、受け取った前記通信フレームに含まれる前記第二の誤り符号から前記通信フレームの誤りか否かを判断する手段と、前記通信フレームから前記通信データを前記所定の単位ごとに取出し、取出した前記通信データに付された前記動作フラグが相対的に安全性が高い事を示す場合、前記所定の単位の通信データごとに付されている前記誤り符号から前記所定の単位の通信データが誤りか否かを判断する手段と、を有してなることを特徴とする通信システム。
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