JPH10290270A - シリアルデータ転送システム - Google Patents

シリアルデータ転送システム

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JPH10290270A
JPH10290270A JP9108308A JP10830897A JPH10290270A JP H10290270 A JPH10290270 A JP H10290270A JP 9108308 A JP9108308 A JP 9108308A JP 10830897 A JP10830897 A JP 10830897A JP H10290270 A JPH10290270 A JP H10290270A
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JP
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data
serial
transfer
code
crc code
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JP9108308A
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Inventor
Hiroshi Kubo
博司 久保
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアル転送装置にもCRCコードの生成・
チェックの機能を設けることにより,上位装置あるいは
シリアル転送装置の生成・チェック機能を選択的に切り
換え可能にし,無駄な転送を排除し,転送効率を向上さ
せること。 【解決手段】 データをシリアルで送信する場合,識別
ビットを付加して送信するシリアルデータ送信部103
〜104と,送信データを識別ビットでチェックするシ
リアルデータ受信部105〜106とを有したシリアル
転送装置101〜102と,該装置101〜102に自
データの転送要求を行う上位装置107〜108と,を
備え,上位装置107〜108が,シリアルデータ送信
部103〜104がデータエラー等をチェックするため
のCRCコードを転送データに付加するか,シリアルデ
ータ受信部105〜106がCRCコードのチェック結
果を記憶するか,を指定・選択するモード選択レジスタ
113〜114を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,上位装置およびシ
リアル転送装置の両方にCRCコードの生成・チェック
の機能をもたせ,上位装置あるいはシリアル転送装置の
機能を使うかの切り換えを行って,効率的なシリアルデ
ータの転送を実現するシリアルデータ転送システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より,ファイバー・チャネルをはじ
めとするシリアル転送方式では,転送データの最後に必
ずCRCコード(後述する)と呼ばれるコードを付加し
て転送を行っている。図12は,ファイバー・チャネル
の2ノード間でのデータ転送時における転送データのフ
レーム・フォーマットを示す説明図である。このフレー
ムとは,1転送データ列であり,図1のSOF,EOF
はそれぞれフレームの先頭,終了を示す9ビット4個の
データ列,DATA FIELDは転送対象のデータ,
CRCはCRCコードである。
【0003】ここで,上記CRCコードについて説明す
る。CRCコードとはCyclicRedundanc
y Check Codeの略であり,送信側で転送デ
ータの最後に付加され,受信側で受信データにデータ化
けなどのエラーがないかを,チェックするために用いら
れる。
【0004】送信側で送信データを入力として,XOR
と左シフトを組み合わせたある定められた演算を実行
し,全データに対する演算を終了した後,その演算結果
のビット反転した値を,CRCコードと呼び,転送対象
のデータの最後に付加して送信する。受信側では受信デ
ータとCRCコードを入力として上記と同様の演算を実
行する。この演算結果は受信データにエラーがなけれ
ば,データの内容にかかわらず常に一定値になる。も
し,異なる場合はデータエラーが発生したことが分か
る。
【0005】ファイバー・チャネルでは,SOFおよび
EOFを表すために特殊文字を使用する。この特殊文字
を表すために各8ビットデータに,1ビットの識別ビッ
トを付加し,そのビットが,1のときは特殊文字を,0
のときはデータを表すようになっている。このSOFお
よびEOFの一例を下記に示す。それぞれ9ビット4個
を使って表され,最初の9ビットが特殊文字である。な
お,記号hはHexデータである。 SOF:h105,h0b5,h017,h017 EOF:h105,h095,h095,h095 なお,このフォーマットではCRCコードの識別ビット
も0であり,データとCRCコードとで区別がない。
【0006】図13は,従来におけるシリアルデータ転
送システムの構成を示すブロック図である。図におい
て,1および2はシリアル転送装置である。このシリア
ル転送装置1および2は,CRC演算・生成機能を含む
シリアルデータ送信部3〜4と,CRC演算・チェック
機能を含むシリアルデータ受信部5〜6と,を有してい
る。
【0007】また,7はシリアル転送装置1に対し,自
データのシリアル転送を要求する上位装置,8はシリア
ル転送装置2に対し,自データのシリアル転送を要求す
る上位装置である。この上位装置7〜8は,CRCコー
ドの演算および生成を行う演算・生成部9〜10と,C
RCコードの演算およびチェックを行う演算・チェック
部11〜12と,を備えている。
【0008】また,図示のAは上位装置7〜8からそれ
ぞれシリアル転送装置1〜2に送信データの取り込みを
指示するための信号,Bはシリアル転送装置1〜2から
それぞれ上位装置7〜8に受信データの取り込みを指示
するための信号である。なお,その他の矢印はデータを
示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来のシリアルデータ転送システムにあ
っては,上位装置がCRCコードの生成・チェックを行
って,上位装置とシリアル転送装置間でCRCコードの
転送が必要となるため,その分の転送時間がかかり転送
効率を向上させることができないという問題点があっ
た。
【0010】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,シリアル転送装置にもCRCコードの生成・チェ
ックの機能を設けることにより,上位装置あるいはシリ
アル転送装置の生成・チェック機能を選択的に切り換え
可能にし,無駄な転送を排除し,転送効率を向上させる
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るシリアルデータ転送システムにあ
っては,送信対象のデータをシリアル列で送信する場合
に,該シリアル列に識別ビットを付加して送信する送信
手段と,前記送信手段により送信されたデータを前記識
別ビットを用いてチェックする受信手段と,を有したシ
リアル転送装置と,前記シリアル転送装置に対し,自デ
ータの転送要求を行う上位装置と,を備えたシリアルデ
ータ転送システムであって,前記上位装置が,前記送信
手段がシリアル列にデータエラー等をチェックするため
のCRCコードを転送データに付加するか否か,前記受
信手段が前記CRCコードのチェック結果を記憶する
か,を選択・指示する選択・指示手段を備えたものであ
る。
【0012】すなわち,シリアル転送装置の送信手段お
よび受信手段は共に上位装置からの指示信号により,C
RCコードを付加するか否かを切り換えるようになって
いるので,上位装置が自身でCRCコードの生成・チェ
ックを行う場合には,シリアル転送装置のCRCコード
の転送を禁止するため,無駄な転送を行う必要がなくな
る。
【0013】また,請求項2に係るシリアルデータ転送
システムにあっては,前記送信手段は,前記選択・指示
手段の指示に基づいて前記CRCコードを前記シリアル
列に付加するか否かを選択する機能と,前記識別ビット
の値を,転送対象のデータと前記CRCコードとで異な
る値にセットする機能とを備え,前記受信手段は,前記
セットされた識別コードの値を用いて前記CRCコード
が付加されているか否かを判断し,前記CRCコードの
結果を記憶するか否かを選択する機能を備えたものであ
る。
【0014】すなわち,シリアル転送装置の送信手段は
上位装置からの指示に基づいて,モード切り換えを行
い,CRCコードのビットを転送データとは異なる値に
セットして送信し,また,受信手段は前記セットされた
ビットをモニターし,CRCコードが付加されているか
否かを判断するようにしたので,モード切り換えを確実
に行うことができると共に,請求項1と同様に上位装置
が自身でCRCコードの生成・チェックを行う場合に
は,シリアリ転送装置のCRCコードの転送を禁止する
ため,無駄な転送が回避される。
【0015】また,請求項3に係るシリアルデータ転送
システムにあっては,前記送信手段は,前記選択・指示
手段の指示に基づいて前記CRCコードを送信する前
に,特定のコードを送信し,前記CRCコードの識別ビ
ットを転送対象のデータの識別ビットと同じ値にセット
して送信し,前記受信手段は,前記特定のコードを検出
したか否かに基づいて,前記CRCコードのチェック結
果を記憶するか否かを選択するものである。
【0016】すなわち,送信手段は上位装置からの指示
に基づいて,モード切り換えを行い,CRCコードのビ
ットを転送データと同じ値にセットする代わりに,CR
Cコードの前に特定のコードを送信し,また,受信手段
は上記特定のコードを検出したか否かの結果に基づい
て,CRCコードが付加されているか否かを判断するよ
うにしたので,モード切り換えを確実に行うことができ
ると共に,請求項1と同様に上位装置が自身でCRCコ
ードの生成・チェックを行う場合には,シリアリ転送装
置のCRCコードの転送を禁止するため,無駄な転送が
回避される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,本発明のシリアルデータ転
送システムについて添付図面を参照し,詳細に説明す
る。
【0018】〔システムの構成・動作〕図1は,各実施
の形態に係るシリアルデータ転送システムの構成を示す
ブロック図である。図において,101および102は
シリアル転送装置である。このシリアル転送装置101
および102は,CRC演算・生成機能を含むシリアル
データ送信部103〜104と,CRC演算・チェック
機能およびCRCステータスレジスタを含むシリアルデ
ータ受信部105〜106とを有している。
【0019】また,107はシリアル転送装置101に
対し,自データのシリアル転送を要求する上位装置,1
08はシリアル転送装置102に対し,自データのシリ
アル転送を要求する上位装置である。この上位装置10
7〜108は,CRCコードの演算および生成を行う演
算・生成部109〜110と,CRCコードの演算およ
びチェックを行う演算・チェック部111〜112と,
上位装置107〜108におけるCRCコードの生成・
チェック機能の使用可否を選択・指示する信号を出力す
る選択・指示手段としてのモード選択レジスタ113〜
114と,を備えている。
【0020】また,図示のAは上位装置107〜108
からそれぞれシリアル転送装置101〜102に送信デ
ータの取り込みを指示するための信号,Bはシリアル転
送装置101〜102からそれぞれ上位装置107〜1
08に受信データの取り込みを指示するための信号,C
はモード選択レジスタ113〜114の出力信号,Dは
シリアルデータ受信部105〜106内のCRCステー
タスレジスタの読み出しを指示するための信号,をそれ
ぞれ示している。なお,その他の矢印はデータを示して
いる。
【0021】以上のように構成されたシリアルデータ転
送システムにおいて,モード選択レジスタ113〜11
4で上位装置107〜108のCRC生成・チェック機
能の使用を選択した場合,信号Cによりそれぞれシリア
ル転送装置101〜102のシリアルデータ送信部10
3〜104に対し,CRCコードを付加しないように指
示する。一方,上位装置107〜108のCRC生成・
チェック機能の使用しないモードを選択した場合,信号
Cによりそれぞれシリアル転送装置101〜102のシ
リアルデータ送信部103〜104に対し,CRCコー
ドを付加するように指示する。
【0022】このとき,シリアル転送装置101〜10
2のシリアルデータ送信部103〜104は,対応する
シリアルデータ受信部105〜106でデータ中のCR
Cコードを検知できるように,何らかの識別子を付加し
てシリアルデータの転送を実行する。シリアルデータ受
信部105〜106では,CRCコードが付加されてい
る場合にのみ,CRC演算・チェックを実行し,その結
果をシリアルデータ受信部105〜106内のステータ
ス・フラッグに反映する。
【0023】次に,上記シリアルデータ転送システムに
おける基本的な構成・動作を踏まえ,以下,実施の形態
ごとの構成・動作について説明する。
【0024】〔実施の形態1〕 (シリアルデータ送信部103〜104の構成)図2
は,実施の形態1に係るシリアルデータ送信部103〜
104の内部構成を示すブロック図である。図におい
て,201は基準周波数入力端子FREFと帰還周波数
入力端子FFBとをもつPLL(Phase Lock
ed Loop),202はPLL201の発振出力F
VCOの周波数を10分の1に分周する分周器,203
はSEN0〜7とXSOLOUTを入力する入力レジス
タ,204はCRC演算部,205は後述する選択信号
に基づいて,入力レジスタ203およびCRC演算部2
04からの入力を選択するマルチプレクサ,206は外
部信号Cを入力とし,マルチプレクサ205の選択を指
定するための制御回路である。
【0025】また,207は8ビット入力データと識別
ビット2ビットとを合わせ,シリアルに1ビットずつ出
力するためのパラレル・シリアルレジスタである。図示
のパラレル・シリアルレジスタ207のP/Sは,1の
ときにクロック入力の立ち上がりに同期してパラレルに
入力を取り込み,0のときにクロック入力の立ち上がり
に同期して1ビットずつデータをシフトするための信号
を示している。また,208は図4に示す回路ブロッ
ク,209および210は差動出力バッファである。
【0026】図4は,図2における回路ブロック208
の内部構成を示す回路図である。図において,401お
よび402はXOR(排他的論理和回路),403およ
び404はフリップフロップ(以下,DFFという)。
ここで,DFF403はパラレル・シリアルレジスタ2
07からのデータを受けてシリアルに出力し,DFF4
04はストローブ信号(STRBO)を出力する。
【0027】(シリアルデータ受信部105〜106の
構成)図3は,実施の形態1に係るシリアルデータ受信
部105〜106の内部構成を示すブロック図である。
図において,301および302は差動入力バッファ,
303はXOR(排他的論理和回路),304は5分の
1の分周を行う分周器,305はXOR303の出力の
立ち上がりに同期してデータを取り込む5ビットのシフ
トレジスタ,306はXOR303の出力の立ち下がり
に同期してデータを取り込む5ビットのシフトレジス
タ,307はシフトレジスタ305〜306のデータを
読み込むための回路ブロック(図5参照)である。
【0028】また,308はOE入力により出力が許可
/禁止される受信データの出力レジスタ,309は回路
ブロック307の出力からXSOLINに相当するコー
ドを検出し,XSOLIN信号を出力する出力回路,3
10は回路ブロック307の出力を入力とし,CRC演
算を行う演算部,311は演算部310におけるCRC
コード・チェック結果を記憶するためのフラッグ,31
2はNOT回路である。
【0029】図5は,図3における回路ブロック307
の内部構成を示す回路図である。図において,501お
よび502はそれぞれ5ビットのデータレジスタ,50
3はKコードを検出するためのデコーダ,504はその
出力が分周器304のリセット信号であるDFFであ
る。なお,図示のクロックは分周器304の出力,クロ
ック1は図6のクロック1と同一である。ここで,デコ
ーダ503はデータレジスタ501〜502の出力をデ
コードし,Kコードが検出されれば,DFF504の出
力がアクティブになり,分周器304がリセットされ
る。
【0030】(実施の形態1の動作)次に,以上に構成
における動作について説明する。図7は,上記シリアル
転送装置101〜102において使用される転送データ
のフレーム・フォーマットを示す説明図であり,(a)
がCRCコードがある場合,(b)がCRCコードがな
い場合を示している。
【0031】図8は,シリアルデータの転送タイミング
を示すタイミングチャートである。なお,図示の左端の
各信号名については,前述の図2〜図5で示した信号と
同じ符号は同一の信号を示している。まず,入力データ
のないときは,シリアル出力SDOからKコードHex
200が出力される。シリアル受信部105〜106の
回路ブロック307は上記コードを検出すると,分周器
304をリセットする。このように,上記コードはシリ
アル受信部105〜106が10ビット毎のデータ境界
を認識するための同期用コードであり,このコードに引
き続いてデータの転送が行われる。
【0032】また,XSOLOUTはLのとき,データ
の先頭を表し,入力レジスタ203がXSOLOUTの
Lを読み込むと,Hex2FFをマルチプレクサ205
に対して出力する。また,ストローブXDSはLのと
き,入力データが有効であることを示す。このとき,入
力レジスタ203はクロックCLKOUTの立ち上がり
に同期し,データA1〜Anを読み込み,ビット9,8
と1も付加し,出力する。
【0033】制御回路206は,信号Cが1でCRCコ
ードを付加するモードのときで,かつデータ転送が終了
する場合,マルチプレクサ205がCRC演算部204
の出力を選択するように,また,それ以外は入力レジス
タ203の出力を選択するように制御する。
【0034】マルチプレクサ205を通った10ビット
のデータは,上位9ビットがパラレル・シリアルレジス
タ207にロードされ,下位の1ビットの回路ブロック
208のDFF403にロードされた後,1ビットずつ
シフトされ,転送が行われる。図8において,信号Cが
0のとき,データ転送終了後すぐにKコードが転送され
る。なお,CRCコードのビット9,8の値はデータの
と同じであり,CRCコードとデータは区別されない。
【0035】図6は,図4において,データとしてHe
x38Dを転送する場合の動作を示すタイミングチャー
トである。図6に示すように,ストローブ出力STRB
Oは,データ出力SDOが1つ前のビットと同じ値を出
力する場合にのみ,変化する。また,シリアルデータ受
信部105〜106のXOR303の出力は,図6に示
すクロック1のようになり,クロック1の立ち上がりで
データの偶数ビットを,立ち下がりでデータの奇数ビッ
トを,それぞれシフトレジスタ305〜306が読み込
む。
【0036】シフトレジスタ305〜306に読み込ま
れたデータは,5クロック1毎に回路ブロック307に
取り込まれる。出力回路307はHex2FFを検出す
ると,出力XSOLINにLを出力する。演算部310
はCRC演算・チェックを行い,その結果を出力する。
フラッグ311は,信号Cが1でCRCコードを付加す
るモードのときで,かつCRCコードを含めた転送が終
了する場合に,CRC演算・チェックの結果を読み込
む。
【0037】したがって,この実施の形態1ではシリア
ルデータ送信部103〜104,シリアルデータ受信部
105〜106は共に上位装置107〜108からの信
号Cにより,CRCコードを付加するか否かを切り換え
るようになっているので,上位装置107〜108が自
身でCRCコードの生成・チェックを行う場合には,シ
リアル転送装置101〜102のCRCコードの転送を
禁止するため,無駄な転送を行う必要がなくなる。
【0038】〔実施の形態2〕さて,上記実施の形態で
はシリアルデータ受信部105〜106も上位装置10
7〜108からの指示により,モードの切り換えを行っ
ているが,この実施の形態2では,シリアルデータ送信
部103〜104だけが上位装置107〜108からの
指示により,モード切り換えを行い,シリアルデータ受
信部105〜106は転送データを見て,CRCコード
が付加されているか否かを判断する。以下,詳述する。
【0039】図9は,実施の形態2に係るシリアルデー
タ受信部105〜106の内部構成を示すブロック図で
ある。この実施の形態2のシリアルデータ受信部105
〜106は,前述した実施の形態1の図3の構成に対
し,回路ブロック307の代わりに回路ブロック901
(図10参照)を設け,その出力をフラッグ311に入
力する構成とする。したがって,他の構成要素およびそ
の機能は実施の形態1と同様であるため,図3と同一符
号を付し,その説明は省略する。
【0040】図10は,図9における回路ブロック90
1の内部構成を示す回路図である。回路ブロック901
では,前述した図3の回路ブロック307に対し,デー
タレジスタ501〜502の出力をデコードし,CRC
コードを検出するデコーダ1002と,デコーダ503
およびデコーダ1001の両出力によるAND論理処理
を行うAND回路1002と,を付加した構成となって
いる。
【0041】すなわち,CRC演算部204からCRC
コードを出力するとき,ビット9,8に01をセットし
て転送する。この場合,CRCコード4バイトのうち,
1バイトがHex00であると,図11に示すように,
誤ってKコードであると認識され分周器304をリセッ
トしてしまうため,この実施の形態2の回路ブロック9
01は,ビット9,8が01のときは分周器304に対
するリセット信号を非アクティブにするように構成され
ている。
【0042】図10の構成において,デコーダ503は
データレジスタ501〜502の出力をデコードし,K
コードが検出されれば,DFF504の出力がアクティ
ブとなって,分周器304がリセットされるが,ビット
9,8が01であればデコーダ1001の出力がアクテ
ィブになるため,DFF504の出力はアクティブにな
らない。また,フラッグ311はCRCコードが検出さ
れた場合にのみ,CRC演算・チェックの結果を読み込
む。
【0043】したがって,シリアルデータ送信部103
〜104は上位装置107〜108からの指示に基づい
て,モード切り換えを行い,CRCコードのビット9,
8をデータとは異なる値にセットして送信する。また,
シリアルデータ受信部105〜106はビット9,8を
モニターし,CRCコードが付加されているか否かを判
断するようにしたので,モード切り換えを確実に行うこ
とができると共に,実施の形態1と同様に上位装置10
7〜108が自身でCRCコードの生成・チェックを行
う場合には,シリアリ転送装置101〜102のCRC
コードの転送を禁止するため,無駄な転送が回避され
る。
【0044】〔実施の形態3〕この実施の形態3では,
上記実施の形態2と同様にシリアルデータ受信部105
〜106は転送データをチェックし,CRCコードが付
加されているか否かを判断するが,このとき,実施の形
態2とは異なる方法で判断する例について説明する。
【0045】図7において,CRCコード4バイトの前
に,特定のコードを挿入する。たとえば,その特定コー
ドをHex2AAとすると,シリアルデータ受信部10
5〜106は特定コードHex2AAを検出した場合に
のみ,それに続く4バイトをCRCコードであると認識
し,CRC演算・チェックの結果をフラッグ311にセ
ットする。
【0046】すなわち,シリアルデータ送信部103〜
104およびシリアルデータ受信部105〜106の回
路構成は前述と同様であるが,シリアルデータ送信部1
03〜104ではCRC演算部204がHex2aaを
CRCコードの前に出力する。また,シリアルデータ受
信部105〜106の回路ブロック901はHex2A
Aを検出すると,その4バイト後にフラッグ311に演
算部310の結果を取り込むように指示する。
【0047】したがって,シリアルデータ送信部103
〜104は上位装置107〜108からの指示に基づい
て,モード切り換えを行い,CRCコードのビット9,
8をデータと同じ値にセットする代わりに,CRCコー
ドの前に特定のコードを送信する。また,シリアルデー
タ受信部105〜106は上記特定のコードを検出した
か否かの結果に基づいて,CRCコードが付加されてい
るか否かを判断するようにしたので,モード切り換えを
確実に行うことができると共に,実施の形態1と同様に
上位装置107〜108が自身でCRCコードの生成・
チェックを行う場合には,シリアリ転送装置101〜1
02のCRCコードの転送を禁止するため,無駄な転送
が回避される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係るシリ
アルデータ転送システム(請求項1)によれば,シリア
ル転送装置の送信手段および受信手段は共に上位装置か
らの指示信号により,CRCコードを付加するか否かを
切り換えるようになっているので,上位装置が自身でC
RCコードの生成・チェックを行う場合には,シリアル
転送装置のCRCコードの転送を禁止するため,上位装
置あるいはシリアル転送装置の生成・チェック機能を選
択的に切り換えることが可能となると共に,無駄な転送
が排除されるので,転送効率を向上させることができ
る。
【0049】また,本発明に係るシリアルデータ転送シ
ステム(請求項2)によれば,シリアル転送装置の送信
手段は上位装置からの指示に基づいて,モード切り換え
を行い,CRCコードのビットを転送データとは異なる
値にセットして送信し,また,受信手段は前記セットさ
れたビットをモニターし,CRCコードが付加されてい
るか否かを判断するようにしたので,モード切り換えを
確実に行うことができると共に,請求項1と同様に上位
装置が自身でCRCコードの生成・チェックを行う場合
には,シリアリ転送装置のCRCコードの転送を禁止す
るため,上位装置あるいはシリアル転送装置の生成・チ
ェック機能を選択的に切り換えることが可能となると共
に,無駄な転送が排除されるので,転送効率を向上させ
ることができる。
【0050】また,本発明に係るシリアルデータ転送シ
ステム(請求項3)によれば,送信手段は上位装置から
の指示に基づいて,モード切り換えを行い,CRCコー
ドのビットを転送データと同じ値にセットする代わり
に,CRCコードの前に特定のコードを送信し,また,
受信手段は上記特定のコードを検出したか否かの結果に
基づいて,CRCコードが付加されているか否かを判断
するようにしたので,モード切り換えを確実に行うこと
ができると共に,請求項1と同様に上位装置が自身でC
RCコードの生成・チェックを行う場合には,シリアリ
転送装置のCRCコードの転送を禁止するため,上位装
置あるいはシリアル転送装置の生成・チェック機能を選
択的に切り換えることが可能となると共に,無駄な転送
が排除されるので,転送効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るシリアルデータ転送システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係るシリアルデータ送信部の内
部構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1に係るシリアルデータ受信部の内
部構成を示すブロック図である。
【図4】図2における回路ブロックの内部構成を示す回
路図である。
【図5】図3における回路ブロックの内部構成を示す回
路図である。
【図6】図4におけるデータとしてHex38Dを転送
する場合の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】シリアル転送装置において使用される転送デー
タのフレーム・フォーマットを示す説明図である。
【図8】シリアルデータの転送タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図9】実施の形態2に係るシリアルデータ受信部の内
部構成を示すブロック図である。
【図10】図9における回路ブロックの内部構成を示す
回路図である。
【図11】シリアルデータ列の一例を示す説明図であ
る。
【図12】ファイバー・チャネルの2ノード間でのデー
タ転送時における転送データのフレーム・フォーマット
を示す説明図である。
【図13】従来におけるシリアルデータ転送システムの
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101,102 シリアル転送装置 103,104 シリアルデータ送信部 105,106 シリアルデータ受信部 107,108 上位装置 109,110 演算・生成部 111,112 演算・チェック部 113,114 モード選択レジスタ 204 CRC演算部 206 制御回路 208,307,901 回路ブロック 310 演算部 311 フラッグ 503,1001 デコーダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信対象のデータをシリアル列で送信す
    る場合に,該シリアル列に識別ビットを付加して送信す
    る送信手段と,前記送信手段により送信されたデータを
    前記識別ビットを用いてチェックする受信手段と,を有
    したシリアル転送装置と,前記シリアル転送装置に対
    し,自データの転送要求を行う上位装置と,を備えたシ
    リアルデータ転送システムであって,前記上位装置が,
    前記送信手段がシリアル列にデータエラー等をチェック
    するためのCRCコードを転送データに付加するか否
    か,前記受信手段が前記CRCコードのチェック結果を
    記憶するか,を選択・指示する選択・指示手段を備えた
    ことを特徴とするシリアルデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は,前記選択・指示手段の
    指示に基づいて前記CRCコードを前記シリアル列に付
    加するか否かを選択する機能と,前記識別ビットの値
    を,転送対象のデータと前記CRCコードとで異なる値
    にセットする機能とを備え,前記受信手段は,前記セッ
    トされた識別コードの値を用いて前記CRCコードが付
    加されているか否かを判断し,前記CRCコードの結果
    を記憶するか否かを選択する機能を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のシリアルデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は,前記選択・指示手段の
    指示に基づいて前記CRCコードを送信する前に,特定
    のコードを送信し,前記CRCコードの識別ビットを転
    送対象のデータの識別ビットと同じ値にセットして送信
    し,前記受信手段は,前記特定のコードを検出したか否
    かに基づいて,前記CRCコードのチェック結果を記憶
    するか否かを選択することを特徴とする請求項2に記載
    のシリアルデータ転送システム。
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Cited By (4)

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