JP3528489B2 - 自動車のフェンダープロテクター支持構造 - Google Patents

自動車のフェンダープロテクター支持構造

Info

Publication number
JP3528489B2
JP3528489B2 JP00716097A JP716097A JP3528489B2 JP 3528489 B2 JP3528489 B2 JP 3528489B2 JP 00716097 A JP00716097 A JP 00716097A JP 716097 A JP716097 A JP 716097A JP 3528489 B2 JP3528489 B2 JP 3528489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end extension
fender protector
extension portion
working hole
bead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP00716097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10203421A (ja
Inventor
建志 古越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP00716097A priority Critical patent/JP3528489B2/ja
Publication of JPH10203421A publication Critical patent/JPH10203421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3528489B2 publication Critical patent/JP3528489B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフェンダー
プロテクター支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示す自動車では、フロントホイ
ールハウスaの周面に設置したフェンダープロテクター
bの前端延長部分cによって、泥水がフロントホイール
ハウスaから前方に跳ね上がるのを防止している。この
フェンダープロテクターbには、薄肉の樹脂成型品を使
用するのが一般的である。このため、その前端延長部分
cをバンパーフェイシアdに支持して、垂れ下がりを防
止する必要がある。その支持構造としては、例えば図1
1に示すように、バンパーフェイシアdの下端フランジ
部eの上面にフェンダープロテクターbの前端延長部分
cの先端部を重ね合わせ、前端延長部分cに固着したナ
ットfにねじgを螺合させたものが知られている。この
様に、フェンダープロテクタbの前端延長部分cをバン
パーフェイシアdの下端フランジ部eに設けると、バン
パーフェイシアdの中腹に取付用のフランジを立てる必
要がなく、バンパーフェイシアdの製造時に、表面にヒ
ケが生じる恐れがないため、造形自由度が向上するが、
バンパーフェイシアdの下縁部の見栄えを損なわないよ
うにフェンダープロテクタbを下端フランジ部eの上側
から重合する必要がある。このため、前端延長部分cの
ねじ挿通孔hの後方側には作業孔iが設けてあり、該作
業孔iから指jを入れて、前端延長部cを下方へ付勢し
ながらねじgを締結することによって、前端延長部分c
の浮き上がりを防止している。この種の類似技術として
は、例えば実開平2−136784号公報に記載された
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バンパーフ
ェイシアdには、例えば、インタークーラーへの空気取
入用の開口部kを前端延長部分cの支持箇所の上方に形
成する場合がある。そのような場合には、フロントホイ
ールによって跳ね上げられた泥水が、同図矢印で示すよ
うに、作業孔iを通って開口部kまで達し、開口部kに
泥だれを生じていた。
【0004】また、フランジ部eと前端延長部分cの重
合部分(前端延長部cの支持箇所と支持箇所の間)には
隙間が生じ易く、ドア開閉時等にビビリ音を生じる場合
があるので、この隙間にスペーサーを介装しておく必要
があった。
【0005】そこで、第1発明は、泥だれの発生を防止
できる自動車のフェンダープロテクター支持構造を提供
することを目的とする。
【0006】また、第2発明は、泥だれとビビリ音の発
生を同時に防止できる自動車のフェンダープロテクター
支持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の一つは、バンパーフェイシアの開口部下方の
フランジ部上面に、フェンダープロテクターの前端延長
部分を重ね合わせてねじ結合してなる構造であって、上
記前端延長部分にねじ締結時にフェンダープロテクター
を下方に押えておくための作業孔が形成されているもの
において、上記前端延長部分のねじ挿通孔の後方側に車
体幅方向に延びる下方へ凸なビードを形成するととも
に、該ビードの泥水飛散経路に面しない前方側壁に上記
作業孔を形成したことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための他の発明は、バ
ンパーフェイシアの開口部下方のフランジ部上面に、フ
ェンダープロテクターの前端延長部分を重ね合わせてね
じ結合してなる構造において、上記前端延長部分のねじ
挿通孔の後方側に作業孔を形成するとともに、上記フラ
ンジ部の端縁から斜め下方へ向けて舌片を延出し、該舌
片を弾性変形させて上記作業孔に係合したことを特徴と
する。
【0009】さらに、上記前端延長部分のねじ挿通孔の
後方側に車体幅方向に延びる上方へ凸なビードを形成
し、該ビードの後方側壁に上記作業孔を形成してもよ
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1〜図3は本発明の実施例を説明するう
えの参考例を示している。同図において、1はバンパー
フェイシアで、その端部には、インタークーラーへの空
気取入用の開口部2を形成するとともに、下端フランジ
部3にねじ挿通孔4を3個形成してある。5は樹脂製の
フェンダープロテクターで、その前端延長部分6には、
車体幅方向に延びる上方へ凸なビード(膨出部)7を互
いに平行に2本形成してある。このうち、前方のビード
7は作業孔8を後方側壁7aの左右両端にそれぞれ形成
する一方、後方のビード7には作業孔8を後方側壁7a
の左端に1個だけ形成してある。つまり、これら作業孔
8は各ねじ挿通孔4にそれぞれ近接配置させてある。ま
た、この前端延長部分6にもねじ挿通孔9を3個形成し
てある。
【0012】そして、バンパーフェイシア1の下端フラ
ンジ部3の上面にフェンダープロテクター5の前端延長
部分6を重ね合わせて、そのねじ挿通孔4,9にねじ1
0を通し、前端延長部分6に固着したナット11(図
1,2では図示を省略)にねじ10を螺合させること
で、前端延長部分6をバンパーフェイシア1に固定して
ある。ねじ10の締結にあたっては、その近傍の作業孔
8から指を入れてフェンダープロテクタ5を下方へ押さ
えておくことで、前端延長部分6がフランジ部3から浮
き上がるのを防止すればよい。
【0013】本参考例の構造によれば、フロントホイー
ルによって跳ね上げられた泥水は、図3の矢印で示すよ
うに、斜め上方へ飛散されるが、ビード7に当たって下
方へ跳ね返されるので、開口部2に泥だれが生じること
はない。
【0014】さらに、作業孔8をビード7の後方側壁7
aに配置してあるので、泥水の開口部2への到達がより
確実に防止できるとともに、作業孔8の形成による剛性
の低下は殆どない。
【0015】ここで、上記の参考例では、膨出部として
上方へ凸なビード7の後方側壁7aに作業孔8を形成し
てあるが、本発明の第1実施例のフェンダープロテクタ
ー支持構造は、図4(a),(b)に示したように、膨出部
を車体幅方向に延びる下方へ凸なビード14によって構
成し、そのビード14のうち、泥水飛散経路に面しない
前方側壁に作業孔8を形成するようにしている。
【0016】図5〜図7は本発明の第2実施例を示して
いる。
【0017】本実施例では、図5に示すように、バンパ
ーフェイシア1の下端フランジ部3の端縁から斜め下方
へ向けて舌片12を延出するとともに、フェンダープロ
テクター5の前端延長部分6に矩形の作業孔13を形成
してある。そして、ねじ10の締結後、舌片12を上方
へ屈曲変形させて作業孔13に係合してある。なお、図
7に示すように、舌片12は左右のねじ挿通孔4,4の
ほぼ中間に配置してある。その他の構成要素は参考例
同一であるので、同一の符号を付し説明を省略する。
【0018】本実施例の構造によれば、作業孔13が舌
片12で閉塞されるので、泥だれの発生が防止できるば
かりでなく、図6に示すように、舌片13がその弾性力
によって作業孔13の周縁に強接触するので、スペーサ
ーを介装しなくても、ドア開閉時等にビビリ音が発生す
る虞れはない。
【0019】図8と図9は本発明の第3実施例を示して
いる。
【0020】本実施例では、バンパーフェイシア1の下
端フランジ部3に第2実施例の舌片12を一対設けると
ともに、フェンダープロテクター5の前端延長部分6に
参考例と同様のビード7,7と作業孔8を設けてある。
そして、ねじ10の締結後、舌片12,12を上方へ屈
曲変形させて作業孔 , にそれぞれ係合してある。そ
の他の構成要素は参考例と同一であるので、同一の符号
を付し説明を省略する。
【0021】ところで、第実施例では、舌片12の作
業孔13への係合時に前端延長部分6に反りが生じる
が、本実施例の構造によれば、前端延長部分の剛性がビ
ード7よって高められるので、反りは殆どが生じず、舌
片12の作業孔8の周縁に対する接触が強固になり、ビ
ビリ音の発生防止がより確実なものとなる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、フロントホイ
ールによって跳ね上げられて泥水が、膨出部であるビー
の壁に当たって跳ね返されて、バンパーフェイシアの
開口部に達しなくなるので、泥だれの発生を防止するこ
とができる。さらに、作業孔が形成されるビードは下方
に凸でかつ車体幅方向に延びるため、作業孔の形成によ
る剛性の低下が殆どなくなる。
【0023】請求項の発明によれば、作業孔が舌片で
閉塞されるので、泥だれの発生を防止できるばかりでな
く、舌片がその弾性力によって作業孔の周縁に強接触す
るので、ドア開閉時のビビリ音発生も同時に防止するこ
とができる。
【0024】さらに、請求項のようなビードを設ける
と、前端延長部分の剛性が高められて、舌片係合時の反
りが生じにくくなるので、舌片の作業孔の周縁に対する
接触が強固になり、ビビリ音の発生防止がより確実なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するうえでの参考例を示す分解斜
視図。
【図2】図1のフェンダープロテクターの前端延長部分
を拡大して示す図。
【図3】同前端延長部分の支持構造を示す縦断面図。
【図4】本発明の第1実施例を示す分解斜視図、及び、
縦断面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す縦断面図(図7のS
A−SA断面相当図)。
【図6】図4の舌片を作業孔に係合させた状態を示す図
(図7のSA−SA断面相当図)。
【図7】図5の平面図。
【図8】本発明の第3実施例を示す分解斜視図。
【図9】図7の組付状態を示す平面図。
【図10】従来例を示す分解斜視図。
【図11】図9に示したA−A線による断面図。
【符号の説明】
1・・・バンパーフェイシア 2・・・開口部 3・・・下端フランジ部 4・・・ねじ挿通孔 5・・・フェンダープロテクター 6・・・前端延長部分 7,14・・・ビード 8・・・作業孔 9・・・ねじ挿通孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパーフェイシアの開口部下方のフラ
    ンジ部上面に、フェンダープロテクターの前端延長部分
    を重ね合わせてねじ結合してなる構造であって、 上記前端延長部分にねじ締結時にフェンダープロテクタ
    ーを下方に押えておくための作業孔が形成されているも
    のにおいて、 上記前端延長部分のねじ挿通孔の後方側に車体幅方向に
    延びる下方へ凸なビードを形成するとともに、該ビード
    の泥水飛散経路に面しない前方側壁に上記作業孔を形成
    した ことを特徴とする自動車のフェンダープロテクター
    支持構造。
  2. 【請求項2】 バンパーフェイシアの開口部下方のフラ
    ンジ部上面に、フェンダープロテクターの前端延長部分
    を重ね合わせてねじ結合してなる構造において、上記前
    端延長部分のねじ挿通孔の後方側に作業孔を形成すると
    ともに、上記フランジ部の端縁から斜め下方へ向けて舌
    片を延出し、該舌片を弾性変形させて上記作業孔に係合
    したことを特徴とする自動車のフェンダープロテクター
    支持構造。
  3. 【請求項3】 上記前端延長部分のねじ挿通孔の後方側
    に車体幅方向に延びる上方へ凸なビードを形成し、該ビ
    ードの後方側壁に上記作業孔を形成したことを特徴とす
    る請求項に記載の自動車のフェンダープロテクター支
    持構造。
JP00716097A 1997-01-20 1997-01-20 自動車のフェンダープロテクター支持構造 Expired - Lifetime JP3528489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00716097A JP3528489B2 (ja) 1997-01-20 1997-01-20 自動車のフェンダープロテクター支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00716097A JP3528489B2 (ja) 1997-01-20 1997-01-20 自動車のフェンダープロテクター支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10203421A JPH10203421A (ja) 1998-08-04
JP3528489B2 true JP3528489B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=11658332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00716097A Expired - Lifetime JP3528489B2 (ja) 1997-01-20 1997-01-20 自動車のフェンダープロテクター支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3528489B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4532300B2 (ja) * 2005-02-01 2010-08-25 本田技研工業株式会社 車両のインナフェンダ構造
JP5141194B2 (ja) * 2007-11-08 2013-02-13 日産自動車株式会社 車両の前部構造
JP6138176B2 (ja) * 2015-01-16 2017-05-31 本田技研工業株式会社 インナーフェンダー
CN105922956A (zh) * 2016-06-15 2016-09-07 苏州市振业模具有限公司 一种易清洁的保险杠支架
JP7338390B2 (ja) * 2019-10-11 2023-09-05 スズキ株式会社 車両用フェンダライニング

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10203421A (ja) 1998-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3920257B2 (ja) サイドシルガーニッシュの取付構造
JP5044666B2 (ja) マッドガードの取付構造
JP3528489B2 (ja) 自動車のフェンダープロテクター支持構造
JP2009083593A (ja) カウルトップカバーおよびフロントガラスの取付構造
JP2003267263A (ja) カウルルーバー端末ピースの取付構造
JP3905003B2 (ja) 車両用バンパフェイス取付構造
JP3991768B2 (ja) 車両のアンダースポイラの取付構造、車両のフロントバンパ及び車両のアンダースポイラ
JPH11208514A (ja) フェンダライニングの取付構造
JP2000177649A (ja) 自動車の外装部品取付構造
JP4701922B2 (ja) ホイールハウスのライニング構造
JPS6223876A (ja) 自動車のフエンダプロテクタ装置
JP3719109B2 (ja) 車両用ルーフモール構造
JPH05338509A (ja) グリル取付け構造
JP2002347660A (ja) 車両用装飾部品の取付構造
JP4591209B2 (ja) シール部材の取付構造
JPH08133129A (ja) マッドガード
JP2005059811A (ja) 自動車における外装部品のヒンジ構造
JP3264860B2 (ja) 車両のステップ
KR910008438Y1 (ko) 자동차 번호판용 부착대
JP2003200864A (ja) 車両外板の被覆部材
JP6386783B2 (ja) 車両用表示装置固定構造
JP3221643B2 (ja) ガーニッシュの取付構造
JP3275693B2 (ja) 自動車用バンパーの取付構造
JP2000043657A (ja) バンパ内蔵ランプの取付構造
KR100476183B1 (ko) 픽업차량의 승차석과 데크의 틈새 차단구조

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term