JP3528027B2 - ディジタルオシロスコープ - Google Patents

ディジタルオシロスコープ

Info

Publication number
JP3528027B2
JP3528027B2 JP27660796A JP27660796A JP3528027B2 JP 3528027 B2 JP3528027 B2 JP 3528027B2 JP 27660796 A JP27660796 A JP 27660796A JP 27660796 A JP27660796 A JP 27660796A JP 3528027 B2 JP3528027 B2 JP 3528027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
memory
data
microprocessor
digital oscilloscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27660796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10123177A (ja
Inventor
顕 山浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP27660796A priority Critical patent/JP3528027B2/ja
Publication of JPH10123177A publication Critical patent/JPH10123177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3528027B2 publication Critical patent/JP3528027B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルオシロ
スコープの改良に関し、特に、少なくとも波形表示の更
新、パネル操作による内部設定、外部インターフェース
とのデータ通信の何れか一つ以上を行うディジタルオシ
ロスコープ等の波形記憶装置の処理速度の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図3、図4により説明す
る。
【0003】図4は周知のディジタルオシロスコープの
構成を示すブロック図である。
【0004】図5はこの回路ブロックの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【0005】図4において、1は被観測信号の入力端
子、2は入力信号を次段のA/D変換に適したレベルに
するアッテネータ回路、3は入力信号のオフセットを設
定するオフセット変更回路、4は入力信号をディジタル
信号データに変換するAD変換器、5はAD変換された
ディジタルデータを記憶する波形メモリ、6はマイクロ
プロセッサ12がディジタル波形データに対し演算等の
データ処理を行う為に一時記憶したり、各設定値を記憶
するランダムアクセスメモリ(以下RAM)、14は表
示座標に合わせたマトリクス状態で表示波形データを記
憶するビデオRAM(以下VRAMと称す)、8は表示
器9に表示用信号としてVRAMから波形データを読み
だしLCD、EL、CRT等の表示器9に表示させる表
示回路である。10は被観測入力信号からトリガ信号を
発生させるトリガ回路、11はAD変換器4が入力信号
を変換する周期と波形メモリ5がこれを記憶する周期を
決めるサンプリングクロックを発生させるタイムベース
回路、12はタイムベース回路11の制御と波形メモリ
5からRAM6にディジタル波形データを転送し演算処
理を行い、VRAM14に表示用波形データとして変換
した後記憶させたり、操作パネル20から割り込み信号
が入力された場合、その内容に従ってアッテネータ、オ
フセットの設定、GPIB(他にRS232C等外部イ
ンターフェース)との通信等の処理を行うマイクロプロ
セッサである。20は操作パネルでアッテネータ2の切
換、オフセットの変更、タイムベースの変更、外部イン
ターフェースであるGPIB(他にRS232C等)の
通信、等の設定又は開始を指定するスイッチ、エンコー
ダ類であり、指定があった時その内容と、どの内容でも
発生する割り込み信号(例えば、タイムレンジの切換ス
イッチが押された場合であっても、ボルトレンジの切換
スイッチが押された場合であっても発生する信号、つま
り、何れのスイッチエンコーダが操作されたかは分から
ないが、何かが操作されたということを知らせる信号)
をマイクロプロセッサ12に出力する。24はマイクロ
プロセッサ12により制御されるGPIBのインターフ
ェース回路、13はマイクロプロセッサ12の動作プロ
グラムを記憶しているリードオンリメモリ(以下RO
M)である。
【0006】以下この動作について、図4、図5により
説明する。
【0007】入力端子1より入力された被観測入力信号
は常時、アッテネータ2、オフセット設定回路3を介し
AD変換器4とトリガ回路10に入力されている。マイ
クロプロセッサ12はサンプルスタート信号40を発生
させ、タイムベース回路11の動作を開始させる。タイ
ムベース回路11はあらかじめマイクロプロセッサ12
によって設定されている内容に従った周期でAD変換器
4と波形メモリ5にサンプルクロック41を出力し、ト
リガ回路10からのトリガ信号が入力されたら設定内容
に従ったサンプルクロック数(n)を出力した後サンプ
ルエンド信号43を発生し動作を停止する。マイクロプ
ロセッサ12は、サンプルエンド信号43の発生によっ
て波形メモリ5のディジタル波形データをRAM6に転
送する。その後、RAM6の記憶データをそのまま、又
は演算を行なった後VRAM14へ表示データを転送す
る。また、サンプルスタート信号40を発生(信号の発
生はVRAMへの転送の前、又は転送動作の途中で微小
時間転送を止めて行う)しタイムベース回路11によっ
て次のサンプリング動作を行なわせる。また、操作パネ
ル20から観測者が行なうパネルスイッチ(図示せず)
の操作による割り込み信号48が入った時は、サンプリ
ング動作の終了を待ち、例えば、その内容がオフセット
の変更であった時、マイクロプロセッサ12はオフセッ
ト設定回路3の設定値を変更し、アナログ入力波形信号
のオフセットを変える。また、例えば操作パネル20か
らの操作内容がGPIBへの波形データ転送であった
時、マイクロプロセッサ12はサンプリング動作を停止
させてGPIBへデータを転送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には、
以下の欠点がある。
【0009】第1に通常表示メモリとして使用するVR
AMは、RAS(行を現わす、以下RASと称す)アド
レスと、CAS(列を現わす、以下CASと称す)アド
レスを設定し、データを書き込む。また、リフレッシュ
を行う必要がある為、スタティックRAM等よりもアク
セス速度が遅い。従って、マイクロプロセッサがVRA
Mへの表示データの書き込みに時間がかかるので、波形
表示の更新速度が遅くなり、この間のデータの取りこぼ
しが多くなるという欠点がある。
【0010】第2に操作パネル等からの割り込みがマイ
クロプロセッサに入った時、その内容に従った処理を行
う場合には、それまでマイクロプロセッサが行なってい
た処理、例えばサンプリング処理等が終わった後の特定
期間にその処理を行うことになる。このため、パネル操
作をした時の反応が遅くなるという欠点がある。この反
応時間は、例えば、パネル操作処理に約20mS、サン
プリング時間に500mS(1kHz/S、500デー
タの時)程度となる。
【0011】第3に波形データを外部インターフェース
等に転送する時も上記同様、それまでの処理(例えば、
パネル操作処理、サンプリング処理)を終って、その後
の特定期間にその処理を行うことになるので、データ転
送の速度が遅くなる欠点がある。
【0012】本発明はこれらの欠点を除去し表示波形の
更新速度を高速にし、データの取りこぼしを少なくする
ことと、パネル操作、データ転送処理を高速にすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ディジタルオシロスコープにおいて、
マイクロプロセッサを少なくとも2つ以上設け、これら
マイクロプロセッサを機能分割し、オシロスコープの動
作の高速化を図ったものである。
【0014】また、本発明は表示用のVRAMの前段に
高速アクセスが可能で、かつ書き込み、読みだしが非同
期で動作できるバッファメモリをおくようにし、ここへ
表示データを書き込み、順次読みだすようにしたもので
ある。このため、表示用バッファメモリへ高速で書き込
むことができるので、表示波形の更新速度の高速化を図
ることができる。
【0015】前記機能別に設けるマイクロプロセッサは
例えば表示用と操作用のマイクロプロセッサを2つ設
け、それらを並列動作させる。表示用と操作用のマイク
ロプロセッサが並列動作しているので、操作パネル等か
ら割り込みが入った時でも、サンプリング処理が終わっ
た後等、特定期間にその処理を行う必要がないので、パ
ネル操作をした時の反応が速くなる。
【0016】さらに、例えば、これら2つのマイクロプ
ロセッサ間の通信専用として書き込み、読みだしが非同
期で動作できるメモリをおくことにより、波形データを
外部インターフェース等に転送する時は、表示用マイク
ロプロセッサは、書き込み、読みだしが非同期で動作す
る通信専用のメモリにデータを書き込み、その後、操作
用マイクロプロセッサが出力することができるので、サ
ンプリング処理が終わった後等、特定期間にその処理を
行う必要がないのでデータ転送の速度を速くすることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下この発明の一実施例を図1、
図2により説明する。
【0018】図1はディジタルオシロスコープのブロッ
ク図、図2はその動作タイミングチャートである。
【0019】図1において、1〜14はサンプリングと
表示を制御する回路ブロックであり、1は被観測信号の
入力端子、2は被観測入力信号を特定レベルにするため
の増幅器および、アッテネータより成るアッテネータ回
路、3は被観測入力信号のオフセットを設定するオフセ
ット変更回路でこれらは操作用マイクロプロセッサ21
により制御される。4は入力信号をディジタル波形デー
タに変換するAD変換器、5はAD変換されたディジタ
ルデータを記憶する波形メモリ、6は波形表示用マイク
ロプロセッサがディジタル波形データを演算等のデータ
処理を行う為に一時記憶するRAM、7は表示させる波
形データを記憶するバッファメモリで、ここでは一例と
して、ファーストインファーストアウトメモリ(以下F
IFOメモリと称す)を用いる。このFIFOメモリは
書き込みと読み出しを非同期で行なうことができる。1
42はデータ処理回路であり、FIFOメモリ7からの
波形データを表示器9の表示座標に合わせたマトリクス
に変換する。 図3はこのデータ処理回路142の詳細
ブロック図である。このデータ処理回路142の動作に
ついては後に説明する。
【0020】図1に戻り、8は表示回路で、表示座標に
合わせたマトリクス状態に変換されVRAM14に記憶
された波形データを表示器9へ表示用信号として読み出
し、表示させる。
【0021】10は被観測入力信号からトリガ信号を発
生させるトリガ回路、11はAD変換器4が変換する周
期と波形メモリ5が記憶する周期を決めるサンプリング
クロック41を発生させるタイムベース回路である。
【0022】12はタイムベース回路11の制御、波形
メモリ5からRAM6にディジタル波形データを転送し
演算処理を行いFIFOメモリ7に波形データを記憶さ
せることと、デュアルポートRAM30とデータを通信
する波形表示用マイクロプロセッサである。13は波形
表示用マイクロプロセッサ12の動作プログラムを記憶
しているROMである。
【0023】次に、データ処理回路142の動作につい
て図3を用いて説明する。
【0024】同図において、141はCASカウンタ、
143はRAS、CAS信号発生回路、144はスイッ
チ、145はクロック発生回路である。
【0025】マイクロプロセッサ12よりVRAM14
へのライトスタート信号61が入力されると、スイッチ
144がオンし、クロック発生回路145のクロックが
のFIEO7へのリードクロックとして供給される。ま
た、このクロック発生回路145のクロックはカウンタ
141(CASカウンタ)のカウントクロック(列)と
して供給される。RAS、CAS信号発生回路143は
RAS、CAS信号クロック63をVRAM14に供給
し、これらにより、FIFOメモリ7の波形データ60
はVRAM14へ書き込まれる。このVRAMへのデー
タの書き込みは周知の技術であるため、ここでは簡単に
説明する。FIFO7内の波形データ60はVRAMの
行アドレス(RASアドレス)に対応し、カウンタ14
1(カウンタスタート値は波形表示開始のアドレスとな
っている)の値64はVRAM14の列アドレス(CA
Sアドレス)に対応している。この両アドレスにより指
定された座標に1ビットデータが書き込まれる。カウン
タ141はキャリー信号62(波形データ数文発生す
る)が発生するまでカウントアップし、同時にFIFO
メモリ7のアドレスをアップさせる。これにより、VR
AM14への一波形分のデータ(マトリックス状態)で
書き込まれる。キャリー信号62の発生により、スイッ
チ144はオフとなり、クロック発生回路145の出力
はオフとなる。
【0026】次に、図1に戻り、この実施例のオシロス
コープにおける。操作制御系の構成について説明する。
【0027】20〜24は操作をつかさどる回路であ
り、20は操作パネルでアッテネータ2の設定値の切
換、オフセットの変更回路3のオフセット変更、その他
タイムベースの変更、外部インターフェースであるGP
IB(他にRS232C等)の通信、等の設定又は開始
を指定するスイッチ、エンコーダ類であり、指定があっ
た時その内容と、どのような内容でも発生する割り込み
信号48を操作用マイクロプロセッサ21に出力する。
24は操作用マイクロプロセッサ21により制御される
GPIBのインターフェース回路、22は操作用マイク
ロプロセッサ21が設定データ等を記憶するRAM、2
3は操作用マイクロプロセッサ21の動作プログラムを
記憶しているROMである。21は操作用マイクロプロ
セッサで操作パネル20から割り込み信号が入力された
場合その内容に従ってアッテネータ、オフセットの設
定、GPIBとの通信、デュアルポートRAM30との
通信等の処理を行う。
【0028】30はデュアルポートRAMで操作用マイ
クロプロセッサ21からの制御として、タイムベース回
路11の設定値等が書き込まれGPIB24への波形デ
ータ送信時は波形データが読み出される。また、波形表
示用マイクロプロセッサ12からの制御としては、タイ
ムベースの設定値等が読みだされたり、GPIB24へ
の波形データが書き込まれる。また、デュアルポートR
AM30はこれらの書き込み読みだしを非同期で行なえ
るので、両マイクロプロセッサ12、21が互いの動作
内容を確認することなくいつでも書き込み読みだしが行
なえる。
【0029】このように、以下に説明する本発明の一実
施例は第1にVRAMの前段に高速アクセスが可能で、
かつ書き込み、読みだしが非同期で動作できるバッファ
メモリとして、FIFOメモリ7を有し、第2に表示用
と操作用のマイクロプロセッサとして、マイクロプロセ
ッサ12と21の2つを設け、それらを並列動作させる
こととした。 第3に上記2つのマイクロプロセッサ1
2,21の通信専用として書き込み、読みだしが非同期
で動作できるメモリすなわち、デュアルポートRAM3
0を設けたものである。
【0030】以下この動作について図1、図2、図3に
より説明する。
【0031】入力端子1より入力された被観測入力信号
は常時、アッテネータ回路2、オフセット設定回路3を
介しAD変換器4とトリガ回路10に入力されている。
波形表示用マイクロプロセッサ12はサンプルスタート
信号40を発生させ、タイムベース回路11の動作を開
始させる。タイムベース回路11はあらかじめ波形表示
用マイクロプロセッサ12によって設定されている内容
に従った周期でAD変換器4と波形メモリ5にサンプル
クロック41を出力し、トリガ回路10からのトリガ信
号が入力されたら設定内容に従ったサンプルクロック数
(n)を出力した後サンプルエンド信号43を発生し動
作を停止する。波形表示用マイクロプロセッサ12は、
サンプルエンド信号43の発生によって波形メモリ5の
ディジタル波形データをRAM6に転送する。その後、
RAM6の記憶波形データをそのまま、又は演算(波形
の反転、絶対値、波形間の加算、減算、乗算等)を行な
った後FIFOメモリ7にデータを転送する。さらに、
サンプルスタート信号40を発生(信号の発生はFIF
Oメモリ7への転送の前、又は転送動作の途中で微小時
間転送を止めて行う)しタイムベース回路11によって
次のサンプリング動作を行なわせる。ここで、マイクロ
プロセッサ12は直接VRAM14へ表示データを書き
込むよりも高速に転送処理が行なえる。これはFIFO
メモリが高速でデータを書き込むことができるためであ
る。FIFOメモリ7の記憶データはデータ処理回路1
42、カウンタ141によりVRAM14へ低速にデー
タを転送することになるが、FIFOメモリ7は書き込
み読みだしが非同期で行なえるので、サンプリング動作
中、波形メモリ5からRAM6へのデータ転送、RAM
6からFIFOメモリ7へのデータ転送中であっても常
時VRAM14への転送を行なうことができる。従っ
て、サンプリングスタートと次のサンプリングスタート
の時間が短縮され、表示波形の更新速度が上がる。
【0032】この波形更新の速度を従来技術と比較して
みると、 サンプリング:100MS/S、500データ、5μS
の間サンプルした場合、従来技術ではVRAM書き込み
(アクセス300nS)に150μS、VRAMへの転
送(50MHzで転送)に50μS、波形演算処理(反
転処理)約100μSで、一波形の更新には約300μ
Sを必要とするが、本実施例によれば、VRAM書き込
み中に転送演算が終了するため、150μSを必要とす
るだけである。つまり、この場合、同じ条件であれば、
従来の1/2に時間短縮することができる。言葉を変え
れば、従来の倍の頻度でサンプリングを行うことができ
る。
【0033】次に操作用マイクロプロセッサ21は波形
表示の動作に並列して操作パネルからの設定内容の変
更、GPIBとの通信を行うことができる。例えば操作
パネル20から割り込み信号が入りその内容がオフセッ
トの変更であった時、操作用マイクロプロセッサ21は
オフセット設定回路3の設定値を変更しアナログ入力波
形信号のオフセットを変える。ここでこの変更は被観測
信号のサンプル中であっても波形表示の動作と無関係に
行うので、パネル操作による変更がサンプリングの終
了、VRAM14への転送を待たずにすぐに反映される
ことになるので操作時の反応がよくなる。
【0034】この操作時の反応について、従来技術とこ
の実施例を比較してみると、 サンプリング:1kHz/S、500データ、500m
Sの間サンプルした場合、従来技術ではマイクロプロセ
ッサの処理時間を20mSとした場合、20mS+50
0mS=520mSで画面が変化する。すなわち、操作
に対する応答時間はサンプリング速度に依存する。一
方、本実施例では、マイクロプロセッサが機能分割され
ているため、さきに説明したようにマイクロプロセッサ
の処理時間、20mS+150μSで操作に応答するこ
とができる。
【0035】また、例えば操作パネル20から割り込み
信号が入り、その内容がGPIB24への波形データ転
送であった時、操作用マイクロプロセッサ21はデュア
ルポートRAM30を介し波形表示用マイクロプロセッ
サ12に波形データを書き込むことを要求し、波形表示
用マイクロプロセッサ12がサンプリングに関する処理
を行なっていない間にデュアルポートRAM30へデー
タを書き込む。操作用マイクロプロセッサ21はこのデ
ータを読み出しながらGPIBへデータを転送する。こ
こで、操作用マイクロプロセッサ21はGPIBへのデ
ータ送信に専念できる為高速通信が可能となり、かつサ
ンプリング動作とは並列動作をしているので波形表示の
更新速度を下げることがない。
【0036】例えば、従来技術では500データをGO
IB転送すると5.3mSの間、サンプリング動作を停
止しなければならないが、本実施例によれば、転送のた
めにサンプリングの動作を停止する必要はない。デュア
ルポートRAM30へデータの書き込み(10MHzで
書き込みの時)は50μSを必要とするだけで、これは
マイクロプロセッサの空き時間に行うことができる。
【0037】以上説明した本実施例によれば、第1に表
示波形データ用のバッファメモリ(一例としてFIFO
メモリ7)を使用することにより波形表示の更新速度を
上げることができる。第2にマイクロプロセッサを波形
表示用と操作用の2つを設け並列動作させることによ
り、操作パネル20からの割り込み処理があった場合で
もサンプリング動作の終了を待たずに処理することがで
きるので、パネル操作をした時の反応がよくなる。第3
にデュアルポートRAM30を2つのマイクロプロセッ
サのインターフェースとして設けることにより、前記第
2同様サンプリング動作の終了を待たずに処理すること
ができるので、波形データを外部インターフェース(G
PIB等)に高速に転送することができる。
【0038】以上の実施例の説明ではマイクロプロセッ
サを2つ用い、マイクロプロセッサ間の通信用デュアル
ポートメモリを用い、更に、バッファメモリを用いた例
について説明した。
【0039】しかし、例えば、別の実施例として、マイ
クロプロセッサを2つ用いただけでも、周知の従来回路
よりも、動作の高速化を図ることができることはもちろ
んである。
【0040】また、他の実施例として、マイクロプロセ
ッサを2つと表示用のバッファメモリを組み合わせもマ
イクロプロセッサ2つのみ用いた場合よりも更に、高速
化を図ることができる。
【0041】また、更に別の実施例として、マイクロプ
ロセッサを2つと通信用デュアルポートメモリを用いた
場合にもマイクロプロセッサ2つのみ用いた場合よりも
更に高速化を図ることができる。
【0042】しかしながら、先に詳細に説明したよう
に、マイクロプロセッサを2つ用い、マイクロプロセッ
サ間の通信用デュアルポートメモリを用い、更に、バッ
ファメモリを用いれば、最も高速化の効果が大きいこと
は言うまでもない。
【0043】以上の4つの実施例ではマイクロプロセッ
サを2つとし説明したが、2つ以上で機能分割すればよ
り高速化することができるのは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、第1に表示用バッファ
メモリへ高速で書き込むことができるので、表示波形の
更新速度を上げることができる。
【0045】第2に表示用と操作用のマイクロプロセッ
サが並列動作しているので、操作パネル等から割り込み
が入った時でも、サンプリング処理が終わった後等、特
定期間にその処理を行う必要がないので、パネル操作を
した時の反応が速くなる。
【0046】第3に波形データを外部インターフェース
等に転送する時は、表示用マイクロプロセッサが、書き
込み、読みだしが非同期で動作する通信専用のメモリに
データを書き込み、その後操作用マイクロプロセッサが
出力することができるので、サンプリング処理が終わっ
た後等、特定期間にその処理を行う必要がないのでデー
タ転送の速度が速くなる。
【0047】また、これらの相乗効果により、本発明に
よれば、高速動作をすディジタルオシロスコープを提供
することができ、操作応答が良く、使い勝手が大幅に向
上する。
【0048】例えば、このように、高速で動作する本発
明のディジタルオシロスコープによれば、入力されてい
る信号を取り込まない時間すなわちデッドタイムが短い
ので、取こぼしが少なく、グリッチ等の検出に大変効果
的である。なお、グリッチとは平常の信号にときたま発
生するスパイク状のノイズで、発生頻度が極端に少ない
現象で、通常、ピーク値検出モード(ピークデテクタ)
で検出さえれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成ブロック図
【図2】本発明の一実施例のシーケンスチャート
【図3】本発明の一実施例を示すデータ処理回路のブロ
ック図
【図4】従来の方式を示す全体構成ブロック図
【図5】従来の方式のシーケンスチャート
【符号の説明】
3:オフセット変更回路、4:AD変換器、5:波形メ
モリ、6:RAM、7:FIFOメモリ、8:表示回
路、9:表示器、10:トリガ回路、11:タイムベー
ス、12:波形表示用マイクロプロセッサ、20:操作
パネル、21:操作マイクロプロセッサ、24:GPI
Bインターフェース回路、30:デュアルポートRA
M。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルオシロスコープにおいて、該
    ディジタルオシロスコープの動作の制御を行うマイクロ
    プロセッサを少なくとも2つ設け、該マイクロプロセッ
    サの内の少なくとも1つは被観測入力信号をサンプリン
    グし、ディジタルデータに変換後、該ディジタルデータ
    順次記憶していく波形メモリと、該波形メモリに記憶
    された波形データを転送記憶するRAMと、該RAMに
    記憶された波形データを順次読み出し記憶するバッファ
    メモリと、該バッファメモリから読みだされた波形デー
    タを前記表示手段の座標にしたがって記憶するVRAM
    より成るメモリに記憶し、該メモリに記憶された前記デ
    ィジタルデータを表示手段に表示する制御を行う波形表
    示用マイクロプロセッサであり、前記マイクロプロセッ
    サのうち少なくとも他の1つは前記ディジタルオシロス
    コープの操作パネルからの情報に応じて前記ディジタル
    オシロスコープの動作を制御する操作用マイクロプロセ
    ッサであることを特徴とするディジタルオシロスコー
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタルオシロスコー
    プにおいて、前記波形表示用マイクロプロセッサと前記
    操作用マイクロプロセッサの間には前記両マイクロプロ
    セッサからの情報を記憶するデュアルポートメモリを有
    することを特徴とするディジタルオシロスコープ。
  3. 【請求項3】 被観測信号をディジタルデータに変換
    し、該ディジタルデータを記憶し、表示するディジタル
    オシロスコープにおいて、該ディジタルオシロスコープ
    の動作の制御を行うマイクロプロセッサを少なくとも2
    つ設け、該マイクロプロセッサの内の少なくとも1つ
    は、被観測入力信号をサンプリングし、ディジタルデー
    タに変換するAD変換器と、該AD変換器によりディジ
    タル変換された波形データを順次記憶していく波形メモ
    リと、該波形メモリに記憶された波形データを転送記憶
    するRAMと、該RAMに記憶された波形データを順次
    読み出し記憶するバッファメモリと、該バッファメモリ
    から読みだされた波形データを表示手段の座標にしたが
    って記憶するVRAMとの制御を行う波形表示用マイク
    ロプロセッサであり、前記マイクロプロセッサのうち少
    なくとも他の1つは前記ディジタルオシロスコープの操
    作パネルからの情報に応じて前記ディジタルオシロスコ
    ープの動作を制御する操作用マイクロプロセッサであ
    り、前記波形表示用マイクロプロセッサと前記操作用マ
    イクロプロセッサの間には前記両マイクロプロセッサか
    らの情報を記憶するデュアルポートメモリを有すること
    を特徴とするディジタルオシロスコープ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のディジタルオシロスコー
    プにおいて、前記バッファメモリは波形データを高速で
    記憶するバッファメモリであり、前記波形表示用マイク
    ロプロセッサは前記バッファメモリの次段の表示用メモ
    リとを制御し、前記操作用マイクロプロセッサは表示パ
    ネルからの信号に応じて、前記ディジタルオシロスコー
    プの設定制御を行うことを特徴とするディジタルオシロ
    スコープ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のディジタルオシロスコー
    プにおいて、前記波形表示用マイクロプロセッサと前記
    操作用マイクロプロセッサの間には前記両マイクロプロ
    セッサ間の通信用デュアルポートメモリを有することを
    特徴とするディジタルオシロスコープ。
JP27660796A 1996-10-18 1996-10-18 ディジタルオシロスコープ Expired - Fee Related JP3528027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27660796A JP3528027B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ディジタルオシロスコープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27660796A JP3528027B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ディジタルオシロスコープ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10123177A JPH10123177A (ja) 1998-05-15
JP3528027B2 true JP3528027B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=17571807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27660796A Expired - Fee Related JP3528027B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ディジタルオシロスコープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3528027B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10123177A (ja) 1998-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3276798B2 (ja) デジタルオシロスコープにおける波形の表示方法及び装置
JPS5813864B2 (ja) ロジツク信号観測装置
JP3528027B2 (ja) ディジタルオシロスコープ
JPS61295723A (ja) 波形デ−タ圧縮回路
EP0066173A3 (en) System for comparing a real-time waveform with a stored waveform
US6266746B1 (en) Control apparatus for random access memories
JPS62242261A (ja) アナログ入力信号とデジタル信号バス間のインタフエ−ス装置
JPH02304370A (ja) 波形表示装置
JP2555786Y2 (ja) 多チャンネルデータ同時転送表示装置
JP3092392B2 (ja) デジタルオシロスコープ
JP2596196Y2 (ja) デジタルオシロスコ−プのロ−ル表示方式
JP2861053B2 (ja) 画像処理装置
JPH0520150U (ja) デジタルオシロスコープ
JPH0479418A (ja) アナログ信号入力ボード
JPS604992B2 (ja) キヤラクタデイスプレイ装置
JP2562824Y2 (ja) 波形記憶装置
JPS63184072A (ja) ロジツクアナライザ
KR100536397B1 (ko) 이미지의 콘트라스트 및 동적 범위를 향상시킨 디지털 이미지저장 장치
JPH03243863A (ja) 波形表示装置
JPH04105070A (ja) デジタルストレージオシロスコープ
JPS60101634A (ja) 平均化処理装置
JPS62293446A (ja) デ−タ処理装置
JPS62212691A (ja) 画像表示装置
JPS5818652B2 (ja) ブラウン管表示制御装置
JPH01233643A (ja) データ転送制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees