JP3276798B2 - デジタルオシロスコープにおける波形の表示方法及び装置 - Google Patents
デジタルオシロスコープにおける波形の表示方法及び装置Info
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- G01R13/00—Arrangements for displaying electric variables or waveforms
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- G01R13/22—Circuits therefor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルオシロスコー
プにおけるデータ取り込み、表示に関するものである。
プにおけるデータ取り込み、表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルオシロスコープの概略構
成を図6に示す。
成を図6に示す。
【0003】同図において1は信号入力端子、15は入
力回路で、アッテネータ、増幅器等で構成され、被観測
入力信号を適当なレベルに変換する。2はA/D変換器
でこの入力信号をデジタルデータに変換する。19はそ
のデジタルデータを記憶するRAMあるいはシリアルメ
モリ等で構成するアクイジションメモリ、18は制御回
路で、前記アクイジションメモリ19に記憶されたデー
タを操作パネル17に設定された情報等に従い、表示に
適した形式に加工し、9のRAMに出力する。7は制御
回路18の制御を中心にオシロスコープ全体を制御する
マイクロプロセッサ、8はA/Dクロックである。、9
はRAMで10のバッファメモリ、11の表示メモリに
より構成される。12はアドレス/データバスライン、
5は表示回路、13はLCD、CRT等の表示器、16
はトリガ回路を示す。
力回路で、アッテネータ、増幅器等で構成され、被観測
入力信号を適当なレベルに変換する。2はA/D変換器
でこの入力信号をデジタルデータに変換する。19はそ
のデジタルデータを記憶するRAMあるいはシリアルメ
モリ等で構成するアクイジションメモリ、18は制御回
路で、前記アクイジションメモリ19に記憶されたデー
タを操作パネル17に設定された情報等に従い、表示に
適した形式に加工し、9のRAMに出力する。7は制御
回路18の制御を中心にオシロスコープ全体を制御する
マイクロプロセッサ、8はA/Dクロックである。、9
はRAMで10のバッファメモリ、11の表示メモリに
より構成される。12はアドレス/データバスライン、
5は表示回路、13はLCD、CRT等の表示器、16
はトリガ回路を示す。
【0004】デジタルオシロスコープでは、周知の通
り、リアルタイムサンプリングモードとして、ロールモ
ードとノーマルモードがある。
り、リアルタイムサンプリングモードとして、ロールモ
ードとノーマルモードがある。
【0005】ロールモードとは、管面の右端に最新波形
データをつぎつぎに付加し、波形全体が左方向に移動し
て見える表示方式である。これは従来からあるペン書き
オシログラフと同じような表示方式で、信号の変化を目
視で追うことができるような周波数の低い信号を観測す
る場合の1つの表示方式である。
データをつぎつぎに付加し、波形全体が左方向に移動し
て見える表示方式である。これは従来からあるペン書き
オシログラフと同じような表示方式で、信号の変化を目
視で追うことができるような周波数の低い信号を観測す
る場合の1つの表示方式である。
【0006】ノーマルモードとは、トリガ信号が入ると
1画面分に相当する波形データをサンプルし、全データ
が揃うと管面を新波形データに更新する方式である。
1画面分に相当する波形データをサンプルし、全データ
が揃うと管面を新波形データに更新する方式である。
【0007】初めに、ノーマルモードでの動作について
簡単に説明する。このノーマルモードでは、A/D変換
器2でA/D変換された入力波形データを1画面分アク
イジションメモリ19に取込み、マイクロプロセッサ7
がアクイジションメモリ19に取り込んだ順序と同じ順
序でRAM9内のバッファメモリ10さらに表示メモリ
11に書き込む。その後、表示メモリ11の波形データ
はマイクロプロセッサ7の制御により、表示回路5を経
由して、表示器13に表示される。
簡単に説明する。このノーマルモードでは、A/D変換
器2でA/D変換された入力波形データを1画面分アク
イジションメモリ19に取込み、マイクロプロセッサ7
がアクイジションメモリ19に取り込んだ順序と同じ順
序でRAM9内のバッファメモリ10さらに表示メモリ
11に書き込む。その後、表示メモリ11の波形データ
はマイクロプロセッサ7の制御により、表示回路5を経
由して、表示器13に表示される。
【0008】つぎに、従来の構成でのロールモードの動
作について説明する。
作について説明する。
【0009】以下説明するロールモードの動作における
データの並べかえとは、いつでも画面右端が最新データ
となるように表示メモリ11の書き直しを繰り返し行な
っていくものである。このようにして、画面の波形表示
が、最新のデータを表示画面右端とし、データが更新さ
れる毎に全体のデータを1データ分左方向に移動するよ
うに表示する。
データの並べかえとは、いつでも画面右端が最新データ
となるように表示メモリ11の書き直しを繰り返し行な
っていくものである。このようにして、画面の波形表示
が、最新のデータを表示画面右端とし、データが更新さ
れる毎に全体のデータを1データ分左方向に移動するよ
うに表示する。
【0010】図6を用いて、このデータの並べかえの動
作について詳細に説明する。 第1回目のサンプリング
によりA/D変換した入力波形データは、アクイジショ
ンメモリ19に取込まれる。マイクロプロセッサ7は制
御回路18を経由して、アクイジションメモリ19の第
1回目のサンプリング波形データを読み出し、前に述べ
たロールモード特有の表示に対応して並べかえを行いR
AM9内の表示メモリ11に書き込む。このとき、RA
M9のバッファメモリ10には一時的にサンプリングデ
ータが記憶される。表示メモリ11に記憶された波形は
表示回路5を経由して表示器13上に表示される。引き
続き第2回目のサンプリングによりA/D変換した入力
波形データは、第1回目のサンプリングにより記憶され
たデータに続いてアクイジションメモリ19に取込まれ
る。RAM9においては、第1回目のサンプリングデー
タをバッファメモリ10に移し、第2回目のサンプリン
グデータと合わされる。このとき、第1回目のデータの
みが格納されていた表示メモリ11はリセットされる。
つぎに、第1回目と第2回目のデータがバッファメモリ
10から表示メモリ11に転送され、表示回路5へと出
力される。
作について詳細に説明する。 第1回目のサンプリング
によりA/D変換した入力波形データは、アクイジショ
ンメモリ19に取込まれる。マイクロプロセッサ7は制
御回路18を経由して、アクイジションメモリ19の第
1回目のサンプリング波形データを読み出し、前に述べ
たロールモード特有の表示に対応して並べかえを行いR
AM9内の表示メモリ11に書き込む。このとき、RA
M9のバッファメモリ10には一時的にサンプリングデ
ータが記憶される。表示メモリ11に記憶された波形は
表示回路5を経由して表示器13上に表示される。引き
続き第2回目のサンプリングによりA/D変換した入力
波形データは、第1回目のサンプリングにより記憶され
たデータに続いてアクイジションメモリ19に取込まれ
る。RAM9においては、第1回目のサンプリングデー
タをバッファメモリ10に移し、第2回目のサンプリン
グデータと合わされる。このとき、第1回目のデータの
みが格納されていた表示メモリ11はリセットされる。
つぎに、第1回目と第2回目のデータがバッファメモリ
10から表示メモリ11に転送され、表示回路5へと出
力される。
【0011】このようなデータの並べかえをサンプリン
グごとに繰り返し、画面の波形表示が、最新のデータを
表示画面右端とし、データが更新される毎に全体のデー
タを1データ分左方向に移動するが如くに表示する。こ
の動作は繰り返し行われ、常に画面右端が最新データと
なり、左端のデータは消えてゆくように表示メモリ11
を書き直していくものである。つまり、ロールモードで
はペン書きオシログラフのように波形を連続して動くが
ごとく表示する必要からA/D変換から表示まで、連続
的に途切れること無く、動作しなければならない。した
がって、前記のデータ並べかえは高速に行う必要があ
る。
グごとに繰り返し、画面の波形表示が、最新のデータを
表示画面右端とし、データが更新される毎に全体のデー
タを1データ分左方向に移動するが如くに表示する。こ
の動作は繰り返し行われ、常に画面右端が最新データと
なり、左端のデータは消えてゆくように表示メモリ11
を書き直していくものである。つまり、ロールモードで
はペン書きオシログラフのように波形を連続して動くが
ごとく表示する必要からA/D変換から表示まで、連続
的に途切れること無く、動作しなければならない。した
がって、前記のデータ並べかえは高速に行う必要があ
る。
【0012】例えば、現状のマイクロプロセッサによる
データ並べ変えでの表示周期限界値は約20msecで
あり、この周期で、波形がなめらかに移動して見えるタ
イムレンジは、0.2sec/divまでが限界とな
る。
データ並べ変えでの表示周期限界値は約20msecで
あり、この周期で、波形がなめらかに移動して見えるタ
イムレンジは、0.2sec/divまでが限界とな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
特に、ロールモードでのデータの並べかえのため、マイ
クロプロセッサによるソフトウェアでの処理時間が増大
して、アドレス/データバスライン12を占有する時間
の割合が大きくなり高速化ができない欠点があった。
特に、ロールモードでのデータの並べかえのため、マイ
クロプロセッサによるソフトウェアでの処理時間が増大
して、アドレス/データバスライン12を占有する時間
の割合が大きくなり高速化ができない欠点があった。
【0014】高速化できない場合、データ入力から管面
表示までの時間が長くなり、リアルタイム感覚に画面表
示することができなくなり、表示がぎくしゃくとし、動
きが滑らかにならない。このため、波形を誤って認識す
ることがある。また、波形周期と表示周期の関係から、
表示周期の方が波形周期より長いと本来右から左へと移
動するべき波形が反対に左から右へ移動するように視認
されることもありうる。このように、データの並べかえ
が、高速化ができないと高品位の表示が困難である。
表示までの時間が長くなり、リアルタイム感覚に画面表
示することができなくなり、表示がぎくしゃくとし、動
きが滑らかにならない。このため、波形を誤って認識す
ることがある。また、波形周期と表示周期の関係から、
表示周期の方が波形周期より長いと本来右から左へと移
動するべき波形が反対に左から右へ移動するように視認
されることもありうる。このように、データの並べかえ
が、高速化ができないと高品位の表示が困難である。
【0015】本発明は、これらの欠点を除去し、デジタ
ルオシロスコープにおいて、特に高速のロールモード表
示の実現を目的とする。
ルオシロスコープにおいて、特に高速のロールモード表
示の実現を目的とする。
【0016】より具体的には、本発明はバッファメモリ
を不要とし、しかも、ソフトウェアによるデータ並べか
えなしで表示回路へのデータ転送を可能にする。
を不要とし、しかも、ソフトウェアによるデータ並べか
えなしで表示回路へのデータ転送を可能にする。
【0017】さらに、マイクロプロセッサの負担を軽く
し、オシロスコープの操作への応答を良好にするととも
に消費電力を軽減することを目的とする。
し、オシロスコープの操作への応答を良好にするととも
に消費電力を軽減することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、被測定信号のサンプリング、A/D変換の
あとのデジタル波形データを記憶するアクイジションメ
モリと表示メモリを、デュアルポートのシリアルアクセ
スメモリを2段に直列接続することにより構成し、表示
回路へのデータ転送制御をシリアルアクセスメモリのア
ドレスクロック数のみの制御で行うようにしたものであ
る。また、アクイジションメモリから表示メモリへのデ
ータの転送を表示周期ごとに、前記各メモリへの書き込
み読み出しのアドレスクロックの制御で行うようにした
ものである。
成するため、被測定信号のサンプリング、A/D変換の
あとのデジタル波形データを記憶するアクイジションメ
モリと表示メモリを、デュアルポートのシリアルアクセ
スメモリを2段に直列接続することにより構成し、表示
回路へのデータ転送制御をシリアルアクセスメモリのア
ドレスクロック数のみの制御で行うようにしたものであ
る。また、アクイジションメモリから表示メモリへのデ
ータの転送を表示周期ごとに、前記各メモリへの書き込
み読み出しのアドレスクロックの制御で行うようにした
ものである。
【0019】
【作用】デジタル波形データを記憶したアクイジション
メモリから表示メモリへのデータ転送は、デュアルポー
トのシリアルアクセスメモリを2段に直列接続したため
に、アドレスクロック数のみの制御で行い、マイクロプ
ロセッサによるデータの並べかえが不要となり、2段目
の表示メモリであるところのシリアルメモリのデータと
画面表示を1対1に対応させることができる。
メモリから表示メモリへのデータ転送は、デュアルポー
トのシリアルアクセスメモリを2段に直列接続したため
に、アドレスクロック数のみの制御で行い、マイクロプ
ロセッサによるデータの並べかえが不要となり、2段目
の表示メモリであるところのシリアルメモリのデータと
画面表示を1対1に対応させることができる。
【0020】すなわち、ソフトウェアによるデータ並べ
かえなしで、表示回路へデータ転送され、高速のロール
モード表示を行うことができる。
かえなしで、表示回路へデータ転送され、高速のロール
モード表示を行うことができる。
【0021】
第1の実施例 以下この発明の第1の実施例を図1と図3により説明す
る。
る。
【0022】図1はブロック構成図で、3はアクイジシ
ョンメモリ、4は表示メモリ、5は表示回路で、図6と
同一符号が付されているものは同一物を示す。
ョンメモリ、4は表示メモリ、5は表示回路で、図6と
同一符号が付されているものは同一物を示す。
【0023】図3はアクイジションメモリ内のデータと
表示メモリ内のデータ並びに表示器13上の表示波形と
の関係を示す図である。
表示メモリ内のデータ並びに表示器13上の表示波形と
の関係を示す図である。
【0024】ここで用いるアクイジションメモリ3と表
示メモリ4は、書き込みと読み出しを個々に操作できる
デュアルポートのシリアルアクセスメモリであり、この
メモリのアドレスは、クロックごとに順次進む。なお、
このようなデュアルポートのシリアルアクセスメモリと
しては例えば、日立製作所:HM63021等がある。
示メモリ4は、書き込みと読み出しを個々に操作できる
デュアルポートのシリアルアクセスメモリであり、この
メモリのアドレスは、クロックごとに順次進む。なお、
このようなデュアルポートのシリアルアクセスメモリと
しては例えば、日立製作所:HM63021等がある。
【0025】表示器13は周知のLCD、ELを代表と
するモノクロまたはカラーマトリックス表示器、あるい
はCRTを用いる。
するモノクロまたはカラーマトリックス表示器、あるい
はCRTを用いる。
【0026】次にロールモード時の動作を以下に説明す
る。
る。
【0027】一例として、3回のサンプリング(すなわ
ち、3つのデータ)で、1回の転送動作を行う例につい
て説明する。A/D変換器2でA/D変換されたデータ
は、アクイジションメモリ3に取込まれる。このとき、
アクイジションメモリ3のライトアドレスとリードアド
レスは、同時に進ませ、図3に示すように、例えばデー
タD1、D2、D3をそれぞれ、アクイジションメモリ
3のアドレスad31、ad32、ad33に入力した
ところで、アドレスをストップさせる。次にアクイジシ
ョンメモリ3のリードアドレスは、ストップさせた次の
アドレスad34から読み出される。表示メモリ4のラ
イトアドレスは、リセットしたアドレス、すなわち、先
頭のアドレスad41から順にデータが書き込まれる。
したがって、アドレスad41からアドレスad4n−
3までは、ゼロデータが書き込まれることになる。続い
てライトアドレスの最終アドレスの直前ad4n−2、
ad4n−1、ad4nには1回目のサンプリングで、
取込まれた最新データD1、D2、D3が格納される。
したがって、図3に示すように表示メモリ4のリードア
ドレスをad41から順に表示回路5に読み出せば表示
器13の右端に最新波形データが表示される。
ち、3つのデータ)で、1回の転送動作を行う例につい
て説明する。A/D変換器2でA/D変換されたデータ
は、アクイジションメモリ3に取込まれる。このとき、
アクイジションメモリ3のライトアドレスとリードアド
レスは、同時に進ませ、図3に示すように、例えばデー
タD1、D2、D3をそれぞれ、アクイジションメモリ
3のアドレスad31、ad32、ad33に入力した
ところで、アドレスをストップさせる。次にアクイジシ
ョンメモリ3のリードアドレスは、ストップさせた次の
アドレスad34から読み出される。表示メモリ4のラ
イトアドレスは、リセットしたアドレス、すなわち、先
頭のアドレスad41から順にデータが書き込まれる。
したがって、アドレスad41からアドレスad4n−
3までは、ゼロデータが書き込まれることになる。続い
てライトアドレスの最終アドレスの直前ad4n−2、
ad4n−1、ad4nには1回目のサンプリングで、
取込まれた最新データD1、D2、D3が格納される。
したがって、図3に示すように表示メモリ4のリードア
ドレスをad41から順に表示回路5に読み出せば表示
器13の右端に最新波形データが表示される。
【0028】2回目のサンプリング、転送(図3の右
側)では、アクイジションメモリ3のアドレスad34
にデータD4が読み込まれ、以下、順次データD5はア
ドレスad35へ、データD6はアドレスad36へ読
み込まれる。
側)では、アクイジションメモリ3のアドレスad34
にデータD4が読み込まれ、以下、順次データD5はア
ドレスad35へ、データD6はアドレスad36へ読
み込まれる。
【0029】このようにして、アクイジションメモリ3
には先頭アドレスad31から順次データD1、D2、
D3、D4、D5、D6が記憶される。アクイジション
メモリ3から表示メモリ4へのデータの転送は次のよう
に行われる。 アクイジションメモリ3の読み出しアド
レスは、2回目の転送後ストップしたアドレスad36
の次のアドレスad37から読み出しを行う。表示メモ
リ4のアドレスは、書き込み動作のたびにリセットを行
いアドレスad41から書き込みを行うことにより最新
データD6が表示器13の右端に来るように格納され
る。
には先頭アドレスad31から順次データD1、D2、
D3、D4、D5、D6が記憶される。アクイジション
メモリ3から表示メモリ4へのデータの転送は次のよう
に行われる。 アクイジションメモリ3の読み出しアド
レスは、2回目の転送後ストップしたアドレスad36
の次のアドレスad37から読み出しを行う。表示メモ
リ4のアドレスは、書き込み動作のたびにリセットを行
いアドレスad41から書き込みを行うことにより最新
データD6が表示器13の右端に来るように格納され
る。
【0030】以下、このようにして3回目、4回目…と
この動作が繰り返される。
この動作が繰り返される。
【0031】以上の動作の詳細をA/Dから表示までの
各クロックによるタイミングを図2により説明する。た
だし、同図の例は1回のサンプリング(すなわち、1つ
のデータ)で、1回の転送を行う場合について示してい
る(図3の例は、3回のサンプリングで、1回の転
送)。
各クロックによるタイミングを図2により説明する。た
だし、同図の例は1回のサンプリング(すなわち、1つ
のデータ)で、1回の転送を行う場合について示してい
る(図3の例は、3回のサンプリングで、1回の転
送)。
【0032】更に同図は、一例として、掃引レンジを
0.1sec/divとして、10divに対し、デー
タ数1,000点とする。このような条件では、サンプ
リング用A/Dクロック8は1kHz、周期t1は1m
secとなる。
0.1sec/divとして、10divに対し、デー
タ数1,000点とする。このような条件では、サンプ
リング用A/Dクロック8は1kHz、周期t1は1m
secとなる。
【0033】以下図2の説明をする。
【0034】1回目のサンプリングにおいて、A/Dク
ロック8によりサンプリングされたデータD1はアクイ
ジションメモリ3のライトクロック31によりアドレス
ad31に格納される。
ロック8によりサンプリングされたデータD1はアクイ
ジションメモリ3のライトクロック31によりアドレス
ad31に格納される。
【0035】次に、アクイジションメモリ3のリードク
ロック32と、表示メモリ4のライトクロック41及び
リードクロック42をメモリ容量分n(ここでは、かり
に表示と同じn=1000とする)のクロック入力する
ことで、サンプリングされたデータD1は、表示メモリ
4の最終アドレスad41000に格納され、これが表
示器13上に表示される。したがって、表示器13の右
端に波形データD1が表示されることとなる。
ロック32と、表示メモリ4のライトクロック41及び
リードクロック42をメモリ容量分n(ここでは、かり
に表示と同じn=1000とする)のクロック入力する
ことで、サンプリングされたデータD1は、表示メモリ
4の最終アドレスad41000に格納され、これが表
示器13上に表示される。したがって、表示器13の右
端に波形データD1が表示されることとなる。
【0036】同様に、2回目のサンプリングでは、A/
Dクロック8によりサンプリングされた最新データD2
はアクイジションメモリ3のライトクロック31により
アドレスad32に格納される。
Dクロック8によりサンプリングされた最新データD2
はアクイジションメモリ3のライトクロック31により
アドレスad32に格納される。
【0037】次にアクイジションメモリ3のリードクロ
ック32と表示メモリ4のライトクロック41を入力す
ることで、最新波形データD2は、表示メモリの最終ア
ドレスad41000に、前波形データD1は、最終ア
ドレス一つ前のad4999に格納される。1回目のサ
ンプリングと同じく、表示メモリ4の波形データD1、
D2はリードクロック42により読み出され、表示器1
3上に表示される。
ック32と表示メモリ4のライトクロック41を入力す
ることで、最新波形データD2は、表示メモリの最終ア
ドレスad41000に、前波形データD1は、最終ア
ドレス一つ前のad4999に格納される。1回目のサ
ンプリングと同じく、表示メモリ4の波形データD1、
D2はリードクロック42により読み出され、表示器1
3上に表示される。
【0038】3回目以降も同様の動作をすることで、常
にサンプリングされた最新データが管面右端に追加され
る形で、波形が移動する。なお、メモリ転送のためのク
ロック周波数は、メモリ容量分のクロック数が、サンプ
ルクロック周期内(図2においては1msec)に収ま
れば良く、かりに、30MHzクロックで転送した場合
においても、1000データで34μsecあれば良
い。
にサンプリングされた最新データが管面右端に追加され
る形で、波形が移動する。なお、メモリ転送のためのク
ロック周波数は、メモリ容量分のクロック数が、サンプ
ルクロック周期内(図2においては1msec)に収ま
れば良く、かりに、30MHzクロックで転送した場合
においても、1000データで34μsecあれば良
い。
【0039】言い替えれば、30MHzクロックで10
00データを転送する場合には、5msec/divま
での高速ロールモードの動作が可能となる。
00データを転送する場合には、5msec/divま
での高速ロールモードの動作が可能となる。
【0040】このようにアクイジションメモリ3へのラ
イトクロック数及びアクイジションメモリ3から表示メ
モリ4への転送クロック数を、別々に制御することでロ
ールモード表示が可能となる。
イトクロック数及びアクイジションメモリ3から表示メ
モリ4への転送クロック数を、別々に制御することでロ
ールモード表示が可能となる。
【0041】ここで用いるアクイジションメモリ3と表
示メモリ4は書き込みと読み出しを個々に操作できるデ
ュアルポートのシリアルアクセスメモリであり、このア
ドレスは、クロックごとに順次進む。
示メモリ4は書き込みと読み出しを個々に操作できるデ
ュアルポートのシリアルアクセスメモリであり、このア
ドレスは、クロックごとに順次進む。
【0042】第2の実施例 次に第2の実施例について説明する。
【0043】前述の実施例では表示メモリの容量と表示
器の表示データ長が一致(すなわち、1対1に対応)し
ていれば問題無い。しかしながら、最近ではメモリの大
容量化は進んでいるものの、表示器に表示可能なデータ
量は表示器の分解能で制限されるため、メモリほどの容
量はないのが普通である。つまり、実際には表示メモリ
の容量と表示器の表示データ量が一致している市販品を
探し出すことは困難である。
器の表示データ長が一致(すなわち、1対1に対応)し
ていれば問題無い。しかしながら、最近ではメモリの大
容量化は進んでいるものの、表示器に表示可能なデータ
量は表示器の分解能で制限されるため、メモリほどの容
量はないのが普通である。つまり、実際には表示メモリ
の容量と表示器の表示データ量が一致している市販品を
探し出すことは困難である。
【0044】図4は表示メモリ4のデータ容量と、表示
器13の表示データ量が異なる場合の例である。同図は
アクイジョンメモリ3及び表示メモリ4のデータ数(ア
ドレス数)より、管面表示データ数の方が少ない場合を
示す。また、以下に説明する例では、表示メモリ4の先
頭アドレスad41は表示器13の左はじに対応する。
器13の表示データ量が異なる場合の例である。同図は
アクイジョンメモリ3及び表示メモリ4のデータ数(ア
ドレス数)より、管面表示データ数の方が少ない場合を
示す。また、以下に説明する例では、表示メモリ4の先
頭アドレスad41は表示器13の左はじに対応する。
【0045】次に図3で説明した動作と同じようにデー
タの転送を行った場合について簡単に説明する。
タの転送を行った場合について簡単に説明する。
【0046】A/D変換された波形データD1、D2、
D3は、図4に示すように、アクイジションメモリ3の
ライトアドレスad31、ad32、ad33に入力さ
れアドレスをストップさせる。次にアクイジションメモ
リ3のリードアドレスは、ストップさせた次のアドレス
ad34から読み出される。表示メモリ4のライトアド
レスは、リセットしたアドレス、すなわち、先頭のアド
レスad41からデータが書き込まれ、ライトアドレス
の最終アドレスの直前ad4n−2、ad4n−1、a
d4nにはサンプリングで、取り込むまれた最新データ
D1、D2、D3が格納される。ところが、図4に示す
ように表示メモリ4のデータ格納容量より表示器13の
表示容量(ドット数)の方が少ないため、1回目の転送
は表示器13に表示されないことになる。このようにし
て2回、3回、4回…とこの動作を繰り返し、リードア
ドレスをad41から順に表示回路5に読み出せばやが
て表示器13の右端に波形が現れる。たとえば、図4の
例のように、表示メモリのアドレスの数をnとし、表示
器13のX方向ドット数をmとした場合、その差n−m
のアドレスが埋まるまでデータは表示されないことにな
る。
D3は、図4に示すように、アクイジションメモリ3の
ライトアドレスad31、ad32、ad33に入力さ
れアドレスをストップさせる。次にアクイジションメモ
リ3のリードアドレスは、ストップさせた次のアドレス
ad34から読み出される。表示メモリ4のライトアド
レスは、リセットしたアドレス、すなわち、先頭のアド
レスad41からデータが書き込まれ、ライトアドレス
の最終アドレスの直前ad4n−2、ad4n−1、a
d4nにはサンプリングで、取り込むまれた最新データ
D1、D2、D3が格納される。ところが、図4に示す
ように表示メモリ4のデータ格納容量より表示器13の
表示容量(ドット数)の方が少ないため、1回目の転送
は表示器13に表示されないことになる。このようにし
て2回、3回、4回…とこの動作を繰り返し、リードア
ドレスをad41から順に表示回路5に読み出せばやが
て表示器13の右端に波形が現れる。たとえば、図4の
例のように、表示メモリのアドレスの数をnとし、表示
器13のX方向ドット数をmとした場合、その差n−m
のアドレスが埋まるまでデータは表示されないことにな
る。
【0047】このように、観測したい波形データが管面
に表示されるまでに時間がかかってしまうという不具合
が発生する。
に表示されるまでに時間がかかってしまうという不具合
が発生する。
【0048】第2の実施例は、この点を改善したもので
ある。図5はこの実施例を説明する図面で、A/D変換
器2の出力にデュアルポートのアクイジションメモリ3
と表示メモリ4として用いるシリアルアクセスメモリを
直列に接続し、2段目のシリアルアクセスメモリすなわ
ち、表示メモリ4のアドレス長と表示器13の表示長が
一致していない場合でも、表示メモリ4の一部が管面表
示と1対1に対応するように、あらかじめ1段目のシリ
アルアクセスメモリすなわち、アクイジションメモリ3
の書き込みアドレスと読み出しアドレスに差を持たせて
おき、アクイジションメモリ3から表示メモリ4にデー
タを転送するようにしたものである。
ある。図5はこの実施例を説明する図面で、A/D変換
器2の出力にデュアルポートのアクイジションメモリ3
と表示メモリ4として用いるシリアルアクセスメモリを
直列に接続し、2段目のシリアルアクセスメモリすなわ
ち、表示メモリ4のアドレス長と表示器13の表示長が
一致していない場合でも、表示メモリ4の一部が管面表
示と1対1に対応するように、あらかじめ1段目のシリ
アルアクセスメモリすなわち、アクイジションメモリ3
の書き込みアドレスと読み出しアドレスに差を持たせて
おき、アクイジションメモリ3から表示メモリ4にデー
タを転送するようにしたものである。
【0049】ここで、アドレスのクロック数を制御する
ことで図5に示すように、アクイジションメモリ3の書
き込みアドレスを読み出しアドレスに対して、あらかじ
め、アドレスをn−m(表示メモリ4のアドレスの数を
nとし、表示器13のX方向ドット数をmとした場合そ
の差n−m)だけ進めて、第1回目のサンプリングデー
タD1をアクイジションメモリ3のアドレスad3(n
−m+1)とし、その後、データを取込むごとにad3
(n−m+2)ad3(n−m+3)と書き込んでゆ
く。アクイジションメモリ3の読み出しと表示メモリ4
の書き込みは第1の実施例と同じく、同時に制御され、
アクイジションメモリ3のアドレスad3(n−m+
1)データD1は表示メモリ4のアドレスad4(n−
m+1)に転送され、以下データD2はad4(n−m
+2)、データD3はad4(n−m+3)と書き込ま
れてゆく。
ことで図5に示すように、アクイジションメモリ3の書
き込みアドレスを読み出しアドレスに対して、あらかじ
め、アドレスをn−m(表示メモリ4のアドレスの数を
nとし、表示器13のX方向ドット数をmとした場合そ
の差n−m)だけ進めて、第1回目のサンプリングデー
タD1をアクイジションメモリ3のアドレスad3(n
−m+1)とし、その後、データを取込むごとにad3
(n−m+2)ad3(n−m+3)と書き込んでゆ
く。アクイジションメモリ3の読み出しと表示メモリ4
の書き込みは第1の実施例と同じく、同時に制御され、
アクイジションメモリ3のアドレスad3(n−m+
1)データD1は表示メモリ4のアドレスad4(n−
m+1)に転送され、以下データD2はad4(n−m
+2)、データD3はad4(n−m+3)と書き込ま
れてゆく。
【0050】このように、表示メモリ4の全アドレスの
内容を表示回路5へ転送をすれば、観測したデータは時
間がかからずに表示器13に表示することができる。
内容を表示回路5へ転送をすれば、観測したデータは時
間がかからずに表示器13に表示することができる。
【0051】この実施例によれば、アクイジションメモ
リ及び表示メモリのデータ数(アドレス数)より画面表
示データ数の方が少ない場合でも、データ入力から管面
表示までの時間が短くなり、リアルタイム感覚の表示画
面となり、動きの滑らかな波形表示となる。
リ及び表示メモリのデータ数(アドレス数)より画面表
示データ数の方が少ない場合でも、データ入力から管面
表示までの時間が短くなり、リアルタイム感覚の表示画
面となり、動きの滑らかな波形表示となる。
【0052】以上説明したように、本発明はロールモー
ド動作の時に特に有効であるが、ノーマルモードの動作
においても、マイクロプロセッサの負担を増やすことな
く行うことができる。すなわち、A/D変換器2でA/
D変換されたデータは、1画像分アクイジションメモリ
3に取込まれる。このときアクイジションメモリ3のラ
イトアドレスとリードアドレスは同時に進ませ1画像分
のデータを入力したところでアドレスをストップさせ
る。次にアクイジションメモリ3のリードアドレスは、
ストップさせた次のアドレスから、また、表示メモリ4
のライトアドレスはリセットした0アドレスから同時に
1画像分アドレスを進ませることにより表示用の波形デ
ータが表示メモリ4に格納され、これを順に表示回路5
に読み出せば、新データに更新される。 例えば、現状
のマイクロプロセッサによるデータ並べ変えでの表示周
期限界値は約20msecであり、この周期で、波形が
なめらかに移動して見えるレンジは、0.2sec/d
ivまでが限界となる。
ド動作の時に特に有効であるが、ノーマルモードの動作
においても、マイクロプロセッサの負担を増やすことな
く行うことができる。すなわち、A/D変換器2でA/
D変換されたデータは、1画像分アクイジションメモリ
3に取込まれる。このときアクイジションメモリ3のラ
イトアドレスとリードアドレスは同時に進ませ1画像分
のデータを入力したところでアドレスをストップさせ
る。次にアクイジションメモリ3のリードアドレスは、
ストップさせた次のアドレスから、また、表示メモリ4
のライトアドレスはリセットした0アドレスから同時に
1画像分アドレスを進ませることにより表示用の波形デ
ータが表示メモリ4に格納され、これを順に表示回路5
に読み出せば、新データに更新される。 例えば、現状
のマイクロプロセッサによるデータ並べ変えでの表示周
期限界値は約20msecであり、この周期で、波形が
なめらかに移動して見えるレンジは、0.2sec/d
ivまでが限界となる。
【0053】また、本発明によれば電力消費量を低減で
きるので、特にバッテリで駆動するような携帯型のデジ
タルオシロスコープに好適である。
きるので、特にバッテリで駆動するような携帯型のデジ
タルオシロスコープに好適である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、アクイジションメモリ
から表示メモリにデータを転送するのに、マイクロプロ
セッサによるデータの並べかえが不要となる。このた
め、転送速度が向上し、従ってデータ取り込みのデッド
タイムを短くできる。また、高速のロールモードが実現
できる。
から表示メモリにデータを転送するのに、マイクロプロ
セッサによるデータの並べかえが不要となる。このた
め、転送速度が向上し、従ってデータ取り込みのデッド
タイムを短くできる。また、高速のロールモードが実現
できる。
【0055】更に、本発明によればアクイジションメモ
リと表示メモリの間はマイクロプロセッサのバスとは別
の専用バスで接続することが可能となり、マイクロプロ
セッサの負担が軽くななる。このため、マイクロプロセ
ッサは波形データ転送中にも他の処理を行うことができ
る。
リと表示メモリの間はマイクロプロセッサのバスとは別
の専用バスで接続することが可能となり、マイクロプロ
セッサの負担が軽くななる。このため、マイクロプロセ
ッサは波形データ転送中にも他の処理を行うことができ
る。
【0056】このため、オシロスコープの操作への応答
が良好となる。同じく、マイクロプロセッサの動作が軽
減する分、消費電力を軽減することができる。また、同
等の高速ロールモードを実現しようとした場合、並べか
えを高速に行うため、より高速動作ができるマイクロプ
ロセッサが必要になり、高価なものが必要となる。この
ように、本発明ではコストの低減を図ることも可能であ
る。
が良好となる。同じく、マイクロプロセッサの動作が軽
減する分、消費電力を軽減することができる。また、同
等の高速ロールモードを実現しようとした場合、並べか
えを高速に行うため、より高速動作ができるマイクロプ
ロセッサが必要になり、高価なものが必要となる。この
ように、本発明ではコストの低減を図ることも可能であ
る。
【0057】本発明ではデータ入力から管面表示までの
時間が短くなり、リアルタイム感覚の表示画面となり、
動きの滑らかな波形表示となる。更に、本発明によれば
波形周期と表示周期の関係から、表示周期の方が波形周
期が長いと本来右から左へと移動するべき波形が反対に
左から右へ移動するように視認されること防止すること
ができる。このため、波形を誤って認識することがな
く、高品位の波形表示のデジタルオシロスコープが実現
できる。
時間が短くなり、リアルタイム感覚の表示画面となり、
動きの滑らかな波形表示となる。更に、本発明によれば
波形周期と表示周期の関係から、表示周期の方が波形周
期が長いと本来右から左へと移動するべき波形が反対に
左から右へ移動するように視認されること防止すること
ができる。このため、波形を誤って認識することがな
く、高品位の波形表示のデジタルオシロスコープが実現
できる。
【0058】また、本発明によれば、アクイジションメ
モリ及び表示メモリのデータ数(アドレス数)より画面
表示データ数の方が少ない場合でも、データ入力から画
面表示までの時間が短くなる。
モリ及び表示メモリのデータ数(アドレス数)より画面
表示データ数の方が少ない場合でも、データ入力から画
面表示までの時間が短くなる。
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例のタイミングチャート。
【図3】本発明の実施例における管面表示とメモリ動作
説明図。
説明図。
【図4】管面表示とメモリ動作の説明図。
【図5】本発明の実施例における管面表示とメモリ動作
説明図。
説明図。
【図6】従来の構成を示すブロック図。
2 A/D変換器、3 アクイジションメモリ、4 表
示メモリ、5 表示回路、6 制御回路、7 マイクロ
プロセッサ、13 表示器、
示メモリ、5 表示回路、6 制御回路、7 マイクロ
プロセッサ、13 表示器、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−347484(JP,A) 特開 平1−318966(JP,A) 特開 昭63−80292(JP,A) 実開 昭63−10463(JP,U) 実開 平5−81725(JP,U) 実開 平5−11064(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 13/00 - 13/42
Claims (5)
- 【請求項1】 被観測信号を適当なレベルに調整する入
力回路と、該入力回路によりレベル調整された被観測信
号をデジタル波形データに変換するA/D変換回路と、
該A/D変換回路によりデジタルデータに変換された波
形データを記憶するデュアルポートのシリアルアクセス
メモリで構成したアクイジションメモリと、該アクイジ
ションメモリから読み出された波形データを記憶するデ
ュアルポートのシリアルアクセスメモリで構成した表示
メモリとを有することを特徴とするデジタルオシロスコ
ープにおいて、被観測信号を逐次A/D変換器によりサ
ンプリングしデジタル波形データに変換しその波形デー
タをリアルタイムで波形として表示器に表示する動作時
に、前記アクイジションメモリから表示メモリへのデー
タ転送を表示周期ごとに、前記各メモリへの書き込み読
み出しのアドレスクロック制御で行うことを特徴とする
デジタルオシロスコープの波形の表示方法 - 【請求項2】 被観測信号を適当なレベルに調整する入
力回路と、該入力回路によりレベル調整された被観測信
号をデジタル波形データに変換するA/D変換回路と、
該A/D変換回路によりデジタルデータに変換された波
形データを記憶するデュアルポートのシリアルアクセス
メモリで構成したアクイジションメモリと、該アクイジ
ションメモリから読み出された波形データを記憶するデ
ュアルポートのシリアルアクセスメモリで構成した表示
メモリとを有することを特徴とするデジタルオシロスコ
ープにおいて、被観測信号を逐次A/D変換器によりサ
ンプリングしデジタル波形データに変換しその波形デー
タをリアルタイムで波形として表示器に表示するロール
モード動作時に、前記アクイジションメモリから表示メ
モリへのデータの並べかえ転送を表示周期ごとに、前記
アクイジションメモリに取り込まれた最新のデータが最
後に読み出されるごとく表示メモリにデータ転送するこ
とを特徴とするデジタルオシロスコープの波形の表示方
法 - 【請求項3】 被観測信号を適当なレベルに調整する入
力回路と、該入力回路によりレベル調整された被観測信
号をデジタル波形データに変換するA/D変換回路と、
該A/D変換回路によりデジタルデータに変換された波
形データを記憶するデュアルポートのシリアルアクセス
メモリで構成したアクイジションメモリと、該アクイジ
ションメモリから読み出された波形データを記憶するデ
ュアルポー トのシリアルアクセスメモリで構成した表示
メモリとを有することを特徴とするデジタルオシロスコ
ープにおいて、被観測信号を逐次A/D変換器によりサ
ンプリングしデジタル波形データに変換しその波形デー
タをリアルタイムで波形として表示器に表示するロール
モード動作時に、前記アクイジションメモリは波形デー
タをその先頭アドレスから順次書き込み、読み出し時に
は書き込み終了アドレスの次のアドレスから読み出し、
該アクイジションメモリから読み出された波形データは
前記表示メモリの先頭アドレスから順次書き込み、読み
出し時にはその先頭アドレスから順次読み出すことを特
徴とするデジタルオシロスコープの波形の表示装置 - 【請求項4】 請求項3項記載のデジタルオシロスコー
プにおいて、前記アクイジションメモリ並びに表示用メ
モリのアドレス数と、表示器の表示容量との間の差に相
当するアドレス数を前記先頭アドレスに加えることを特
徴とするデジタルオシロスコープの波形の表示装置 - 【請求項5】 被観測信号を適当なレベルに調整する入
力回路と、該入力回路によりレベル調整された被観測信
号をデジタル波形データに変換するA/D変換回路と、
該A/D変換回路によりデジタルデータに変換された波
形データを書き込みと読み出しを個々に操作して記憶す
るデュアルポートのシリアルアクセスメモリで構成した
アクイジションメモリと、該アクイジションメモリから
読み出された波形データを書き込みと読み出しを個々に
操作して記憶するデュアルポートのシリアルアクセスメ
モリで構成した表示メモリとを有し、前記アクイジショ
ンメモリから該表示メモリへ1回の転送でN個のデータ
(Nは自然数)を転送するデジタルオシロスコープであ
って、前記A/D変換回路に変換された前記波形データ
を前記アクイジションメモリにN個入力し、次に前記ア
クイジションメモリは前記入力されたアドレスの次のア
ドレスからN個のデータを前記表示メモリの先頭のアド
レスから書き込むことを特徴とするデジタルオシロスコ
ープの波形の表示方法
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01619095A JP3276798B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | デジタルオシロスコープにおける波形の表示方法及び装置 |
US08/595,219 US5714878A (en) | 1995-02-02 | 1996-02-01 | Method and system for storing waveform data of digital oscilloscope as well as method and system for displaying waveform data thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01619095A JP3276798B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | デジタルオシロスコープにおける波形の表示方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08211103A JPH08211103A (ja) | 1996-08-20 |
JP3276798B2 true JP3276798B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=11909605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01619095A Expired - Fee Related JP3276798B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | デジタルオシロスコープにおける波形の表示方法及び装置 |
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Country | Link |
---|---|
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US6297796B1 (en) * | 1998-10-08 | 2001-10-02 | Tektronix, Inc. | Ink saver apparatus and method for use in a test and measurement instrument |
US6542980B1 (en) | 2000-08-11 | 2003-04-01 | Trw Inc. | Time slot data memory storage and access system |
US7437624B2 (en) * | 2002-09-30 | 2008-10-14 | Lecroy Corporation | Method and apparatus for analyzing serial data streams |
US7519874B2 (en) * | 2002-09-30 | 2009-04-14 | Lecroy Corporation | Method and apparatus for bit error rate analysis |
US7434113B2 (en) * | 2002-09-30 | 2008-10-07 | Lecroy Corporation | Method of analyzing serial data streams |
US7663624B2 (en) * | 2004-06-30 | 2010-02-16 | Lecroy Corporation | Report generating method and apparatus |
US8456152B2 (en) * | 2007-08-14 | 2013-06-04 | Fluke Corporation | Digital multimeter with context-sensitive explanatory information |
US8076926B2 (en) * | 2007-08-14 | 2011-12-13 | Fluke Corporation | Rotary switch memory for digital multimeter |
US9347975B2 (en) | 2007-08-14 | 2016-05-24 | Fluke Corporation | Auto-numbering of measurements in digital multimeter |
US7679356B2 (en) * | 2007-08-14 | 2010-03-16 | Fluke Corporation | Digital multimeter having improved recording functionality |
US8198884B2 (en) * | 2007-08-14 | 2012-06-12 | Fluke Corporation | Mini-measurement display for digital multimeter |
US8456153B2 (en) * | 2007-08-14 | 2013-06-04 | Fluke Corporation | Digital multimeter having improved recording functionality |
US8269481B2 (en) | 2007-08-14 | 2012-09-18 | Fluke Corporation | Automatic capture and storage of measurements in digital multimeter |
US8494376B2 (en) * | 2008-04-14 | 2013-07-23 | Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. | Method and apparatus for testing transmitters in optical fiber networks |
JP5449032B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2014-03-19 | パナソニック株式会社 | メモリシステム |
FR2961314B1 (fr) * | 2010-06-11 | 2013-05-10 | Thales Sa | Procede de traitement de signaux rf/hyperfrequence analogiques recus, de type tres large bande, et recepteur mettant en oeuvre un tel procede |
CN102495251B (zh) * | 2011-11-18 | 2013-12-11 | 中国铁道科学研究院基础设施检测研究所 | 接触网检测数据的波形绘制方法 |
CN112631987A (zh) * | 2020-12-24 | 2021-04-09 | 合肥埃科光电科技有限公司 | 一种fpga目标波形抓取方法及装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8616588D0 (en) * | 1986-07-08 | 1986-08-13 | Gould Electronics | Graphics display |
US5039937A (en) * | 1990-05-11 | 1991-08-13 | Nicolet Instrument Corporation | Method and apparatus for providing compressed and expanded displays on a digital oscilloscope |
US5530373A (en) * | 1995-01-20 | 1996-06-25 | Fluke Corporation | Method and apparatus for determining and selectively displaying valid measurement information |
-
1995
- 1995-02-02 JP JP01619095A patent/JP3276798B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-01 US US08/595,219 patent/US5714878A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08211103A (ja) | 1996-08-20 |
US5714878A (en) | 1998-02-03 |
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---|---|---|---|
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