JP3528002B2 - 宛名印刷装置 - Google Patents

宛名印刷装置

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JP3528002B2 JP31438392A JP31438392A JP3528002B2 JP 3528002 B2 JP3528002 B2 JP 3528002B2 JP 31438392 A JP31438392 A JP 31438392A JP 31438392 A JP31438392 A JP 31438392A JP 3528002 B2 JP3528002 B2 JP 3528002B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は宛名を印刷する宛名印
刷装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、宛名印刷装置においては住所録
機能が備えられており、入力された宛名データ(宛名、
住所等)は住所録ファイルに格納される。そして、宛名
印刷時に書体等の印刷形式を設定すると、住所録ファイ
ルから印刷対象として読み出された宛名データは、予め
設定された印刷形式にしたがって葉書や封筒に印刷され
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
宛名印刷においては、1種類の印刷形式でしか印刷する
ことができず、したがって20人、30人というように
多数の宛名を一度に集めて印刷すると、同一形式でしか
印刷することができなかった。ところで、宛名印刷を個
人的あるいは社会的な身分関係(例えば、友人や上司
等)に応じて例えば、親しみやすさを持った印刷、重厚
さを持った印刷というように書風を変えて印刷したい場
合があるが、このような場合、従来においてはその都
度、印刷形式を設定し直して別々に宛名印刷を行う必要
がある為、それだけ使用者に負担をかけ、宛名印刷を効
率良く行うことができないという欠点があった。この発
明の課題は、複数の印刷形式が設定されていても各印刷
形式に応じた宛名印刷を一度に集めて実行できるように
することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、複数の宛名
データを記憶すると共に、差出人との関係を表す関係情
報を宛名データ毎に記憶する宛名記憶手段と、書体を示
す書体情報を関係情報毎に記憶する書体情報記憶手段
と、前記宛名記憶手段から読み出された宛名データの関
係情報に対応する書体情報を前記書体情報記憶手段から
検索する検索手段と、前記検索手段により検索された書
体情報が示す書体で前記宛名データを印刷する印刷手段
と、を具備したことを特徴とする。 【0005】 【0006】 【実施例】以下、図1〜図9を参照して一実施例を説明
する。図1はワードプロセッサの宛名印刷装置を示した
ブロック構成図である。CPU1はROM2等に格納さ
れている各種プログラムにしたがってこの宛名印刷装置
の全体動作を制御するもので、ROM2には住所録作成
用や印刷用のプログラムや各種プログラムが記憶されて
いる他、文字フォント等を記憶するキャラクタジェネレ
ータが設けられている。 【0007】入力装置3は宛名、住所、電話番号等から
成る宛名データを入力したり、各種機能命令等を入力す
るもので、入力装置3から入力された宛名データは表示
装置4のテキスト画面に表示出力されたり、かな漢字変
換等が施されて文書メモリ5に格納される。この場合、
本実施例においては宛名データを入力する際、必要に応
じて個人的あるいは社会的な身分関係、つまり、友人か
上司か等を示すデータも入力装置3から入力し、宛名デ
ータに対応付けて文書メモリ5に格納しておく。この文
書メモリ5の内容は入力装置3からの登録指令に応答し
て読み出され、外部記憶装置6に住所録ファイルとして
登録される。 【0008】印刷装置7はサーマルプリンタによって構
成され、印刷装置7にセットされた葉書等に宛名印刷を
行うもので、外部記憶装置6内の住所録ファイルは入力
装置3からの宛名印刷指令に応答して読み出され、文書
メモリ5にロードされる。ここで、宛名印刷時に入力装
置3から身分関係に応じて1または2以上の印刷形式を
入力すると、入力された印刷形式は印刷形式メモリ8に
設定される。 【0009】印刷形式メモリ8は宛名印刷用の印刷形式
を記憶するもので、図2に示す様に、「文字の傾き」、
「太文字」、「文字幅」、「宛名の大きさ」、「書体」
を1組とする印刷形式を複数組記憶可能な構成となって
いる。ここで、印刷形式メモリ8内に複数組の印刷形式
が設定されている場合、個人的あるいは社会的な身分関
係(友人、上司や会社、その他一般)に対応付けて複数
組の印刷形式が設定されており、CPU1は複数組の印
刷形式のうち住所録ファイルから印刷対象として読み出
された宛名データの身分関係に対応する印刷形式を検索
する。そして、宛名データを検索した印刷形式にしたが
って印刷装置7から印刷出力させる。 【0010】次に、本実施例の動作を説明する。図3は
宛名データを入力して住所録ファイルを作成する場合の
動作概要を示したフローチャートである。先ず、入力項
目ウィンドゥを表示装置4のテキスト画面に表示出力さ
せる(ステップA1)。図4はこの場合における入力項
目ウィンドゥを示し、入力項目としては図4に示す様
に、「名前」、「よみ(名前の読み)」、「会社名」、
「所属役職」、「敬称役職」、「電話1」、「電話2
(その他の連絡先)」、「郵便番号」、「住所」、「備
考」、「連名」を有し、入力項目ウィンドゥの左欄にこ
れらの項目ラベルが表示出力される。「敬称役職」は本
実施例の場合、個人的あるいは社会的な身分関係を示
し、友人、上司あるい会社、その他一般の中から任意に
選択する。また入力項目ウィンドゥの右欄は各入力項目
に対応するデータ入力域である。 【0011】そして、次のステップA2では各入力項目
に対応するデータを入力装置3から順次入力すると、入
力されたデータはかな漢字変換等が施されて入力項目ウ
ィンドゥのデータ入力域に表示出力されると共に文書メ
モリ5に格納される。次にステップA3に進み、各項目
のデータを全て入力し終ったか否かをチェックし、入力
し終るまでステップA1に戻り、上述の動作を繰り返
す。 【0012】図5は宛名印刷時に印刷形式を設定する場
合の動作概要を示したフローチャートである。先ず、印
刷形式の設定項目ウィンドゥを表示装置4のテキスト画
面に表示出力させる(ステップB1)。図6はこの場合
の設定項目ウィンドゥを示し、敬称役職「友人」に関す
る印刷形式を入力する為の設定項目ウィンドゥである。
ここで、設定項目として「文字の傾き」、「太文字」、
「文字幅」、「宛名の大きさ」、「書体」を有し、設定
項目ウィンドゥの右欄にこれらの項目ラベルが表示出力
される。図6においては「友人」に関する書体として丸
味を帯びたポップ書体を設定した場合を示している。な
お、設定項目ウィンドゥの右欄は、各設定項目に対応す
るデータ入力域である。 【0013】ここで、各設定項目に対応して各種データ
を入力すると、入力されたデータは設定項目ウィンドゥ
のデータ入力域に表示出力されると共に印刷形式メモリ
8に設定される(ステップB2)。次に、ステップB3
に進み、各設定項目のデータを全て入力し終ったか否か
をチェックし、全ての入力が終るまでステップB1に戻
り、上述の動作を繰り返す。この場合、身分関係に応じ
て複数の印刷形式を設定するが、いま、友人に対する書
体をポップで、上司や会社に対する書体を明朝体とする
印刷形式を設定したものとする。 【0014】図7は宛名データを予め設定された印刷形
式にしたがって印刷する場合の動作を示したフローチャ
ートである。先ず、住所録ファイルから印刷対象として
予め指定された範囲内の宛名データのうち、その先頭レ
コードの宛名データを読み出す(ステップC1)。そし
て、この宛名データの中から敬称役職の設定データを抽
出し(ステップC2)、この設定データが友人か(ステ
ップC3)、上司か(ステップC4)かをチェックす
る。この結果、敬称役職が友人であれば、印刷形式メモ
リ8から友人用の印刷形式を読み出し、この印刷形式に
したがって宛名データを印刷する(ステップC8)。図
8は友人用の印刷形式にしたがって宛名印刷を行った場
合の印刷例を示している。この場合、図6に示した様
に、文字の傾き……標準、太文字……しない、文字幅…
…標準、書体……ポップの印刷形式を設定したときの印
刷例で、友人用としては特に親しみやすい書風のポップ
書体で印刷されることになる。 【0015】一方、敬称役職が上司や会社であれば、印
刷形式メモリ8から上司用の印刷形式を読み出し、この
印刷形式にしたがって宛名データを印刷する。図9は上
司用の印刷形式にしたがった宛名印刷例で、上司用とし
ては特に重厚さが表われる書風の明朝体書体で印刷され
ることになる。更に、敬称役職が友人でも上司でもなけ
れば、ステップC5に進み、印刷形式メモリ8から一般
向の印刷形式を読み出し、この印刷形式にしたがって宛
名データを印刷する。この場合、ゴシック体等を用いた
印刷形式の宛名印刷が行われる。 【0016】このようにして1レコード分の宛名印刷が
終ると、ステップC6に進み、印刷対象として指定した
範囲内の全ての宛名データを印刷し終ったか否かをチェ
ックし、全ての印刷が終るまでステップC1に戻り、住
所録ファイルから次の1レコード分の宛名データを読み
出し、以下、上述と同様にこの宛名データの敬称役職に
応じた印刷形式で宛名印刷を行う。 【0017】なお、上記実施例は印刷形式として「文字
の傾き」、「太文字」、「文字幅」、「宛名の大き
さ」、「書体」について設定したが、設定項目はこれに
限らず、任意である。また、上記実施例において、住所
録ファイルを構成する各宛名データは敬称役職の入力項
目を有するレコード構造としたが、敬称役職別に宛名デ
ータをグループ化して記憶するようにしてもよい。 【0018】 【発明の効果】この発明によれば、複数の宛名データ毎
に書体を夫々設定する必要がなく、差出人との関係を表
す関係情報毎に異なる書体で宛名データを印刷させるこ
とができ、差出人との関係に応じて宛名印刷の雰囲気を
変えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例に係る宛名印刷装置のブロック構成図。 【図2】印刷形式として設定されるデータ構造を示した
図。 【図3】宛名データを入力する場合の動作概要を示した
フローチャート。 【図4】宛名データを入力する際に表示される入力項目
ウィンドゥを示した図。 【図5】印刷形式を設定する場合の動作概要を示したフ
ローチャート。 【図6】印刷形式を設定する際に表示される設定項目ウ
ィンドゥを示した図。 【図7】宛名データを印刷する際の動作を示したフロー
チャート。 【図8】友人用の印刷形式で宛名印刷を行った場合の印
刷例を示した図。 【図9】上司用の印刷形式で宛名印刷を行った場合の印
刷例を示した図。 【符号の説明】 1 CPU 2 ROM 3 入力装置 5 文書メモリ 6 外部記憶装置 7 印刷装置 8 印刷形式メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/26 B41J 5/30

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の宛名データを記憶すると共に、差出
    人との関係を表す関係情報を宛名データ毎に記憶する宛
    名記憶手段と、 書体を示す書体情報を関係情報毎に記憶する書体情報記
    憶手段と、 前記宛名記憶手段から読み出された宛名データの関係情
    報に対応する書体情報を前記書体情報記憶手段から検索
    する検索手段と、 前記検索手段により検索された書体情報が示す書体で前
    記宛名データを印刷する印刷手段と、 を具備したことを特徴とする宛名印刷装置。
JP31438392A 1992-10-30 1992-10-30 宛名印刷装置 Expired - Fee Related JP3528002B2 (ja)

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