JP3527603B2 - テレビ受像機のためのディジタル信号処理回路 - Google Patents

テレビ受像機のためのディジタル信号処理回路

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JP3527603B2 JP33519896A JP33519896A JP3527603B2 JP 3527603 B2 JP3527603 B2 JP 3527603B2 JP 33519896 A JP33519896 A JP 33519896A JP 33519896 A JP33519896 A JP 33519896A JP 3527603 B2 JP3527603 B2 JP 3527603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるアップコ
ンバージョン及びディジタルズーミングを可能にする、
テレビ受像機のためのディジタル信号処理回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ズーミングとは、ここでは、補間技術に
より生成されたライン(走査線)を付加することによ
り、画像の全部又は一部を拡大することを意味する。特
に、レターボックス形式で送信されてきた画像を受像機
の画面全体を覆う画像に変換するために、ズーミングが
使用される。
【0003】アップコンバージョンに関しては、現在2
つの方法が一般に知られている。1つはいわゆる100
/120Hzインターレース走査であり、他の1つは5
0/60Hz順次走査変換である。
【0004】図1(a)は伝統的な50/60Hzイン
ターレース走査を、図1(b)は100/120Hzイ
ンターレース走査を、図1(c)は50/60Hz順次
走査をそれぞれ示す原理図である。
【0005】伝統的な50/60Hzインターレース走
査によれば、各画像(フレーム)が2つのフィールドに
分割される。一方のフィールドはフレーム全体のうちの
奇数ラインよりなり、他方のフィールドは該フレーム全
体のうちの偶数ラインよりなる。図1(a)では、1フ
レームを形成する2つのフィールドA及びBが続けて表
示される。フィールドシーケンスA,B,A,…がこれ
を示している。
【0006】100/120Hzインターレース走査
は、連続した4つのフィールドが1フレーム期間のうち
に表示される点で、伝統的な50/60Hzインターレ
ース走査とは異なっている。最も単純な形式によれば、
フィールドの単なる反復により表示が達成される。つま
り、A,A,B,B,…のフィールドシーケンスが採用
される。このようなフィールドの単なる反復でも、大面
積フリッカの低減には有効である。ただし、ラインフリ
ッカは、通常の50/60Hzインターレース表示と比
較して同等であるか、又はむしろ増加する。他の形式に
よれば、フレームの単なる反復により表示が達成され
る。つまり、A,B,A,B,…のフィールドシーケン
スである。これは、実質的に動きのない画像(静止画)
の場合には満足できる結果をもたらす。両形式より10
0/120Hzインターレース走査で得られる画質を高
めるために、動き適応形のフィルタリングが提案されて
いる。このフィルタリングによれば、画像中に含まれる
動きの量に従って付加フィールドの生成が実行される。
図1(b)のフィールドシーケンスA,A* ,B*
B,…が、これを示している。つまり、動きがある場合
には、フィールドA及びBが単に反復されるだけではな
く、画像中の動きの量に従って付加フィールドA*,B
* が生成される。
【0007】図1(c)の50/60Hz順次走査によ
れば、フィールドAで抜けている偶数ラインが該フィー
ルドAに付加されて2つのインターレース・フィールド
A/A* が同時に表示され、またフィールドBで抜けて
いる奇数ラインが該フィールドBに付加されて2つのイ
ンターレース・フィールドB* /Bが同時に表示され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アッ
プコンバージョン処理とズーミング処理とを両立させ
た、比較的単純なハードウェアで実現可能な、テレビ受
像機のためのディジタル信号処理回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載した技術内容により達成される。請求項1の各従
属項に記載した技術内容が実施形態である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、添付
図面を参照しながら説明する。
【0011】図2は、本発明の実施形態に係るディジタ
ル信号処理回路の基本構成を示している。図2のディジ
タル信号処理回路は、基本的には3つの主要ユニット、
すなわちフィールドメモリ1と、フィルタユニット2
と、制御ユニット3とを備えたものである。フィールド
メモリ1は、好ましくはフィールドRAMであって、1
フィールド分の入力映像信号を格納する。格納される信
号は、入力映像信号のうちの輝度信号又はクロミナンス
信号のみからなり、あるいはその双方からなる。フィル
タユニット2は、好ましくはいわゆるFIRフィルタで
あり、最も好ましくは2タップFIRフィルタである。
このフィルタユニット2は、ラインメモリ4と、加算器
5,6と、乗算器7とを有するものである。フィルタユ
ニット2が図2に示すように2タップのフィルタであれ
ば、当業者によって理解されるように、そのフィルタ作
用は、 Yout =kX0 +(1−k)X-1 のように、数学的に表現することができる。ここに、X
0 は現ラインを、X-1は現ラインの1つ前のラインを、
out はフィルタユニット2の出力をそれぞれ表わす。
係数kは、制御ユニット3により与えられる。上記の式
より明らかなように、係数kは、補間されたラインを供
給するように現ラインと前ラインとの混合比を決定する
ものである。
【0012】ズーミングがない場合には、フィールドメ
モリ1に既に格納されたラインに対して付加ラインを生
成する必要がない。したがって、フィールドメモリ1か
ら供給されるラインを変更しないように、係数kとして
“0”の値が選択される。ズーミングがある場合には、
付加ラインの生成が必要になる。例えば、レターボック
ス形式で受信した画像を受像機の画面サイズに適合した
形式に拡大するためには、画像のうちのアクティブエリ
ア部分のライン補間をすることにより、付加ラインを生
成する必要がある。
【0013】制御ユニット3は、好ましくはいわゆるフ
ェイズ・アキュムレータ・ユニットであり、基本的には
ラインアドレスカウンタ8と、加算器9と、レジスタ1
0とで構成される。この制御ユニット3は、ラインアド
レスカウンタ8を介してフィールドメモリ1にアドレス
を供給し、かつフィルタユニット2の乗算器7に係数k
を供給する。つまり、制御ユニット3は、フィールドメ
モリ1に格納された1フィールド分のラインのうちのい
ずれのラインを、いかなる比率に従って補間するのかを
制御する。
【0014】制御ユニット3は、好ましくは図2に示さ
れるように、第1の入力として初期値又は拡大係数を、
第2の入力としてレジスタ10の出力のうちの下位6ビ
ット(ビット0〜5)をそれぞれ受け取る7ビット加算
器9を有する。この加算器9の出力に接続されたレジス
タ10は、加算器9からの入力を1ライン期間だけ遅延
させるものである。レジスタ10からの7ビットの出力
は分割され、その最上位ビット(ビット6)はラインア
ドレスカウンタ8に、その下位6ビット(ビット0〜
5)はフィルタユニット2の乗算器7にそれぞれ与えら
れる。下位6ビット(ビット0〜5)は、加算器9の第
2入力でもある。
【0015】制御ユニット3は、1出力ラインごとに動
作する。入力フィールド中の2ライン間の物理的な間隔
は、64ステップに分割される。原理的には、各ステッ
プの位置で補間により出力ラインを生成することができ
る。ただし、1から2までの拡大係数を実現するために
は、補間により新たに生成され得る多数の出力ラインの
うち最大で2本の出力ラインのみが必要である。したが
って、64ステップのすべてでラインを生成する必要は
ない。
【0016】制御ユニット3の出力は、生成すべき出力
ラインの番号を添字nとして、 K0 =INIT mod 64 Kn =(Kn-1 +COMP) mod 64 (n=1,2,3,…) LA0 =INIT div 64 LAn =LAn-1 + (Kn-1 +COMP) div 64 (n=1 ,2,3,…) のように、数学的に記述することができる。ここに、 INIT=初期値(生成フィールドA1,A1* ,B1
* 又はB1に依存する) COMP=拡大係数(32〜64) K=乗算器7に与えられる値(ビット0〜5) LA=ラインアドレスカウンタ8の出力 mod=モジュロ演算(除算の剰余) div=除算(商の整数部分) である。
【0017】上記数式の数値例を、図3及び図4に示
す。最初の出力フィールドA1の初期値はINIT=6
4であり、拡大係数はCOMP=50である。図3は、
この場合のn,Kn (kに相当する)及び64−K
n (1−kに相当する)と、フィールドメモリ1の出力
ライン(LAn )と、ラインメモリ4の出力ラインとを
示している。次の出力フィールドA1* の初期値はIN
IT=(64+COMP/2)=89であり、拡大係数
はCOMP=50である。図4は、この場合のn,Kn
及び64−Kn と、フィールドメモリ1の出力ライン
(LAn )と、ラインメモリ4の出力ラインとを示して
いる。
【0018】図5は、最初の出力フィールドA1の生成
の様子を概念的に示している。図3によれば、n=0の
とき、Kn =0かつ64−Kn =64である。したがっ
て、出力ライン0は、入力ライン0そのものである。n
=1のときには、Kn =50かつ64−Kn =14であ
る。したがって、出力ライン1は、入力ライン1に比率
78%(=50/64)を掛けた値と、入力ライン0に
比率22%(=14/64)を掛けた値との和で求めら
れる。
【0019】図6は、本発明の他の実施形態に係る動き
適応形のディジタル信号処理回路の基本構成を示してい
る。図6のディジタル信号処理回路は、フィールドメモ
リ1′と、フィルタユニット2′とを備えている。フィ
ールドメモリ1′は図2のフィールドメモリ1と基本的
に同じ機能を、フィルタユニット2′は図2のフィルタ
ユニット2と基本的に同じ機能をそれぞれ有するもので
ある。フィルタユニット2′は、好ましくはフィールド
内内挿のための2タップFIRフィルタである。このフ
ィルタユニット2′の出力は、動きがある場合に使用さ
れる。図6の回路は、制御ユニット11を更に備えてい
る。この制御ユニット11は、図2の制御ユニット3と
同様に、フィールドメモリ1′へのアドレス供給と、フ
ィルタユニット2′の制御とを司るものである。図6の
回路は、他のフィールドメモリ12と、他のフィルタユ
ニット13とを更に備えている。以下の説明では、フィ
ールドメモリ1′を第1のフィールドメモリ、フィルタ
ユニット2′を第1のフィルタユニット、フィールドメ
モリ12を第2のフィールドメモリ、フィルタユニット
13を第2のフィルタユニットという。
【0020】第2のフィルタユニット13は、好ましく
はフレーム内(フィールド間)内挿のための3タップF
IRフィルタである。第2のフィルタユニット13の出
力は、動きがない場合又は動きが遅い場合に使用され
る。好ましくは、3タップFIRフィルタの1つの係数
が常に“0”に設定される。つまり、2タップFIRフ
ィルタと、後述する2個のマルチプレクサ17,18と
により3タップFIRフィルタが実現される。
【0021】簡単に説明すると、第2のフィルタユニッ
ト13は、第1のフィルタユニット2′と同様のフィル
タ動作をする。ただし、入力信号が異なっている。制御
ユニット11は、第1及び第2のフィルタユニット
2′,13を制御する。
【0022】混合器14は、第1及び第2のフィルタユ
ニット2′,13の各々の出力を混合し、正規化ユニッ
ト19を介して合成映像信号を出力する。混合器14の
動作は、動き検出ユニット(図示せず)から供給される
動き情報に基づいて、動き信号により制御される。
【0023】混合器14は、基本的には、動きがない場
合には第2のフィルタユニット13からの出力を、動き
が最大である場合には第1のフィルタユニット2′から
の出力を各々そのまま該混合器の出力に通過させる。中
間的な動き値の場合には、混合器14は第1及び第2の
フィルタユニット2′,13の出力を混合する。
【0024】制御ユニット11は、図6に示すように、
第1及び第2のフィルタユニット2′,13に制御信号
を供給する。好ましくは、乗算器15及び乗算器16に
それぞれ制御信号が供給される。
【0025】制御ユニット11は、1出力ラインごとに
動作する。入力フィールド中の2ライン間の物理的な間
隔は、128ステップに分割される。原理的には、各ス
テップの位置で補間により出力ラインを生成することが
できる。ただし、1から2までの拡大係数を実現するた
めには、補間により新たに生成され得る多数の出力ライ
ンのうち、100/120Hzモードでは最大で2本の
出力ラインのみが、50/60Hzモードでは最大で4
本の出力ラインのみがそれぞれ必要である。したがっ
て、128ステップのすべてでラインを生成する必要は
ない。
【0026】制御ユニット11の出力は、生成すべき出
力ラインの番号を添字nとして、 6ビット加算器及びレジスタ: KM0 =INIT/2 mod 64 KMn =(KMn-1 +COMP/2) mod 64 (n=1,2,3 ,…) 8ビット加算器及びレジスタ: TEMP0 =INIT mod 128 TEMPn =(TEMPn-1 +COMP) mod 128 (n=1, 2,3,…) KNMn =TEMPn mod 64 (n=0,1,2,3,…) CTRLn =TEMPn div 64 (n=0,1,2,3,…) LA0 =INIT div 128 LAn =LAn-1 + (TEMPn-1 +COMP) div 128 (n=1,2,3,…) のように、数学的に記述することができる。ここに、 INIT=初期値(生成フィールドA1,A1* ,B1
* 又はB1に依存する) COMP=拡大係数(64,68,72,…,128) KM=乗算器15に与えられる値(ビット0〜5) TEMP=一時変数 KNM=乗算器16に与えられる値(ビット0〜5) CTRL=マルチプレクサ17及び18を制御するため
の信号 LA=ラインアドレスカウンタの出力 mod=モジュロ演算(除算の剰余) div=除算(商の整数部分) である。
【0027】ラインアドレスカウンタの出力は、第1の
フィールドメモリ1′に与えられる。第2のフィールド
メモリ12に与えられるアドレスは、生成されるべきフ
ィールド(A1,A1* ,B1* 又はB1)に応じて、
1ラインだけ異ならせることができる。
【0028】2個のマルチプレクサ17,18は、CT
RL信号により制御される。CTRL信号が“0”であ
れば、ラインメモリ4′の出力と第2のフィールドメモ
リ12の出力とが第2のフィルタユニット13で使用さ
れる。CTRL信号が“1”であれば、第1のフィール
ドメモリ1′の出力と第2のフィールドメモリ12の出
力とが第2のフィルタユニット13で使用される。
【0029】上記数式の数値例を、図7及び図8に示
す。最初の出力フィールドA1の初期値はINIT=1
28であり、拡大係数はCOMP=100である。図7
は、この場合のn,KMn ,64−KMn ,TEM
n ,KNMn ,64−KNMn 及びCTRLn と、第
1のフィールドメモリ1′の出力ライン(LAn )と、
ラインメモリ4′の出力ラインと、第2のフィールドメ
モリ12の出力ラインとを示している。次の出力フィー
ルドA1* の初期値はINIT=(128+COMP/
2)=178であり、拡大係数はCOMP=100であ
る。図8は、この場合のn,KMn ,64−KMn ,T
EMPn ,KNMn ,64−KNMn 及びCTRL
n と、第1のフィールドメモリ1′の出力ライン(LA
n )と、ラインメモリ4′の出力ラインと、第2のフィ
ールドメモリ12の出力ラインとを示している。
【0030】図9は、最初の出力フィールドA1の生成
の様子を概念的に示している。図7によれば、n=1の
とき、KMn =50かつ64−KMn =14である。し
たがって、第1のフィルタユニット2′の出力ライン1
は、第1のフィールドメモリ1′から得られた入力ライ
ン1に比率78%(=50/64)を掛けた値と、ライ
ンメモリ4′から得られた入力ライン0に比率22%
(=14/64)を掛けた値との和で求められる。ま
た、n=1のときには、KNMn =36かつ64−KN
n =28である。したがって、第2のフィルタユニッ
ト13の出力ライン1は、第1のフィールドメモリ1′
から得られた入力ライン1に比率56%(=36/6
4)を掛けた値と、第2のフィールドメモリ12から得
られた入力ライン1に比率44%(=28/64)を掛
けた値との和で求められる。
【0031】さて、図6の回路は、インターレース走査
変換と順次走査変換とを実現することができる。この回
路の動作原理を、種々のケース、すなわちインターレー
ス走査又は順次走査、ズーミングあり又はズーミングな
し、動きあり又は動きなし(静止)の各ケースについ
て、図10及び図11を参照しながら説明する。
【0032】図10は、図6の構成による100/12
0Hzインターレース走査変換の例を概念的に示してい
る。インターレース走査の場合には、上述のようにフィ
ールド数が2倍にされる。つまり、入力映像信号のフィ
ールドA1の期間に、2つのサブフィールドA1,A1
* が生成され、かつ表示される。
【0033】「ズームなし」かつ「静止(動きなし)」
の画像の場合には、サブフィールドA1は入力フィール
ドA1と同一であり、サブフィールドA1* は直前の入
力フィールドB0と同一である(ケース2)。
【0034】「ズームなし」かつ「動きあり」の場合に
は、サブフィールドA1は入力フィールドA1と同一で
あるが、サブフィールドA1* のラインは入力フィール
ドA1の中の隣接ラインの補間により生成される。後者
は、図10において「A1,A1LD」と表現されてい
る(ケース1)。ここに、LDは「ライン遅延」を表わ
す。
【0035】「ズームあり」かつ「動きあり」の場合に
は、サブフィールドA1及びA1*の各々のラインは、
入力フィールドA1の中の隣接ラインの補間により生成
される(ケース3)。
【0036】図10の最後のケースは、「ズームあり」
かつ「静止(動きなし)」のケースである(ケース
4)。サブフィールドA1及びA1* の各々のライン
は、入力フィールドA1の中の隣接ラインと直前の入力
フィールドB0のラインとの補間により生成される。詳
しくは後に説明するが、互いに隣接する入力フィールド
A1及びB0のライン間の補間は、第2のフィルタユニ
ット13の中のマルチプレクサ17及び18の動作によ
って実現される。
【0037】図11は、図6の構成による50/60H
z順次走査変換の例を概念的に示している。順次走査変
換の場合には、上述のように入力フィールドの各々が補
間により1フレームに拡張される。そして、合成された
フレームの全ラインが同じフィールド期間のうちに表示
される。図11は、上述の4ケースの各々について、フ
レームA1/A1* のラインと、フレームB1/B1*
のラインとの生成の様子を示している。
【0038】図6によれば、図10に示す100/12
0Hzインターレース走査変換において出力フィールド
がA1及びA1* である場合には、第1のフィールドメ
モリ1′の出力データは入力フィールドA1のデータで
あり、ラインメモリ4′の出力データは入力フィールド
A1の1ライン遅延データである。第2のフィールドメ
モリ12の出力は入力フィールドB0である。したがっ
て、第1のフィルタユニット2′のフィルタ入力は、入
力フィールドA1と、1ライン遅延された入力フィール
ドA1すなわちA1LDとである。一方、第2のフィル
タユニット13の入力は、入力フィールドA1,A1L
Dと、入力フィールドB0とである。後者すなわち3タ
ップフィルタ13の1つの係数は常に“0”に設定され
るので、2タップフィルタと2個のマルチプレクサとに
より3タップフィルタが実現される。
【0039】出力フィールドがB1及びB1* である場
合には、第1のフィールドメモリ1′の出力データは入
力フィールドB1のデータであり、ラインメモリ4′の
出力データは入力フィールドB1の1ライン遅延データ
である。第2のフィールドメモリ12の出力は入力フィ
ールドA1である。つまり、第1のフィルタユニット
2′のフィルタ入力は、入力フィールドB1と、1ライ
ン遅延された入力フィールドB1すなわちB1LDとで
ある。一方、第2のフィルタユニット13の入力は、入
力フィールドB1,B1LDと、入力フィールドA1と
である。後者すなわち3タップフィルタ13の1つの係
数は常に“0”に設定されるので、2タップフィルタと
2個のマルチプレクサとにより3タップフィルタが実現
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は伝統的な50/60Hzインターレー
ス走査を、(b)は100/120Hzインターレース
走査を、(c)は50/60Hz順次走査をそれぞれ示
す原理図である。
【図2】本発明の実施形態に係るディジタル信号処理回
路の基本構成図である。
【図3】図2の構成の詳細動作例を示す図である。
【図4】図2の構成の次の詳細動作例を示す図である。
【図5】図2の構成の動作例を示す概念図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るディジタル信号処
理回路の基本構成図である。
【図7】図6の構成の詳細動作例を示す図である。
【図8】図6の構成の次の詳細動作例を示す図である。
【図9】図6の構成の動作例を示す概念図である。
【図10】図6の構成による100/120Hzインタ
ーレース走査変換の例を示す概念図である。
【図11】図6の構成による50/60Hz順次走査変
換の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1,1′ フィールドメモリ(第1のフィールドメモ
リ) 2,2′ フィルタユニット(第1の補間手段) 3 制御ユニット(ズーミング及びアップコンバージョ
ン制御手段) 4,4′ ラインメモリ 5,6 加算器 7 乗算器(重み付け手段) 8 ラインアドレスカウンタ(ラインアドレスカウンタ
手段) 9 7ビット加算器(加算手段) 10 レジスタ(ライン遅延手段) 11 制御ユニット(ズーミング及びアップコンバージ
ョン制御手段) 12 フィールドメモリ(第2のフィールドメモリ) 13 フィルタユニット(第2の補間手段) 14 混合器(混合手段) 15,16 乗算器(重み付け手段) 17,18 マルチプレクサ(マルチプレクサ手段) 19 正規化ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミハエル ガイセル ドイツ連邦共和国 63743 アシャフェ ンブルク−オーベルナウ ベートーフェ ンシュトラーセ 21 (72)発明者 ロルフ ジンガー スイス連邦 8048 チューリッヒ オイ ゲン−フーバー−シュトラーセ 17ツェ ー (56)参考文献 特開 平5−260447(JP,A) 特開 平4−345389(JP,A) 特開 平4−144387(JP,A) 特開 平2−293793(JP,A) 特開 平6−350974(JP,A) 特開 平7−123371(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/38 - 5/46 H04N 5/262 - 5/28 H04N 7/00 - 7/088

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ受像機のためのディジタル信号処
    理回路であって、 輝度信号又はクロミナンス信号の1フィールド部分を表
    わす入力データを格納するための第1のフィールドメモ
    (1′)と、 前記第1のフィールドメモリ(1′)から受け取ったラ
    インデータに基づいて、補間されたラインデータを生成
    するための第1の補間手段(2′)と、 入力された拡大係数に基づいて、前記第1のフィールド
    メモリ(1′)からのラインデータの読み出しと、前記
    第1の補間手段(2′)によりなされる補間とを制御す
    るためのズーミング及びアップコンバージョン制御手段
    (11)とを備え 前記ディジタル信号処理回路は、第2のフィールドメモ
    リ(12)と、第2の補間手段(13)と、混合手段
    (14)とを更に備え、 前記第2のフィールドメモリ(12)は、前記第1のフ
    ィールドメモリ(1′)の出力に接続され、 前記第2の補間手段(13)は、前記第2のフィールド
    メモリ(12)の出力を第1の入力として受け取り、前
    記第1のフィールドメモリ(1′)の出力を第2の入力
    として受け取り、かつ前記第1のフィールドメモリの出
    力に対して1ライン分遅延したラインデータを第3の入
    力として受け取って、前記第1及び第2の入力又は前記
    第1及び第3の入力のいずれかの組合せに基づいて、補
    間されたラインデータを生成し、 前記混合手段(14)は、前記第1及び第2の補間手段
    (2′,13)の各々から出力されたデータを受け取
    り、かつ該両データと、動き検出ユニットから供給され
    た動き信号とに基づいて出力データを生成する ことを特
    徴とするディジタル信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル信号処理回路
    において、 前記第1の補間手段(2′)は、FIRフィルタ、好ま
    しくは2タップFIRフィルタであることを特徴とする
    ディジタル信号処理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のディジタル信号
    処理回路において、 前記第2の補間手段(13)は、FIRフィルタ、好ま
    しくは2タップFIRフィルタであることを特徴とする
    ディジタル信号処理回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のディジタル信号
    処理回路において、 前記FIRフィルタは、前記ズーミング及びアップコン
    バージョン制御手段(11)により制御される重み付け
    手段(7,16)を有することを特徴とするディジタル
    信号処理回路。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のディジタル信号
    処理回路において、前記第2の補間手段(13)の 前記FIRフィルタは、
    前記第1及び第2の入力又は前記第1及び第3の入力の
    いずれかの組合せを通過させるためのマルチプレクサ手
    段(17,18)を有することを特徴とするディジタル
    信号処理回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のデ
    ィジタル信号処理回路において、 前記ズーミング及びアップコンバージョン制御手段(1
    1)は、前記第1の補間手段(2′)でなされる重み付
    け操作と前記第2の補間手段(13)でなされる重み付
    け操作とを制御し、かつ前記第2の補間手段(13)が
    有する前記マルチプレクサ手段(17,18)の切替え
    を更に制御することを特徴とするディジタル信号処理回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜のいずれか1項に記載のデ
    ィジタル信号処理回路において、 前記第1の補間手段(2′)は、前記第1のフィールド
    メモリ(1′)から出力された現ラインデータに対して
    1ライン分遅延したラインデータを出力するための少な
    くとも1個のラインメモリ(4′)を有することを特徴
    とするディジタル信号処理回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のデ
    ィジタル信号処理回路において、 前記第2の補間手段(13)への前記第3の入力は、前
    記第1の補間手段(2′)が有するライン遅延手段から
    供給されることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜のいずれか1項に記載のデ
    ィジタル信号処理回路において、 前記ズーミング及びアップコンバージョン制御手段(1
    1)は、前記第1の補間手段(2′)へ適切なラインデ
    ータのみが供給されるように、受け取ったアクティブエ
    リア信号に従って、前記第1のフィールドメモリ
    (1′)から読み出されるべき最初のラインデータを決
    定することを特徴とするディジタル信号処理回路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜のいずれか1項に記載の
    ディジタル信号処理回路において、 前記ズーミング及びアップコンバージョン制御手段(1
    1)は、加算手段(9)と、ライン遅延手段(10)
    と、ラインアドレスカウンタ手段(8)とを有し、 前記加算手段(9)は、前記拡大係数を第1の入力とし
    て受け取り、かつ該加算手段の出力データを前記ライン
    遅延手段(10)に供給し、 前記ライン遅延手段(10)は、該ライン遅延手段の出
    力を前記第1及び第2の補間手段(2′,13)に供給
    し、かつ該ライン遅延手段の出力を前記加算手段(9)
    に第2の入力として供給し、 前記ラインアドレスカウンタ手段(8)は、前記ライン
    遅延手段(10)の出力のうちの最上位ビットを受け取
    り、かつ該ラインアドレスカウンタ手段の出力により前
    記第1のフィールドメモリ(1′)の読み出しを制御す
    ることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のディジタル信号処理
    回路において、 前記加算手段(9)は7ビット加算器であり、 前記ライン遅延手段(10)は、該ライン遅延手段の出
    力のうちの下位6ビットを前記加算手段(9)に第2の
    入力として供給し、該ライン遅延手段の出力のうちの下
    位6ビットを前記第1及び第2の補間手段(2′,1
    3)に供給し、かつ該ライン遅延手段の出力のうちの最
    上位ビットを前記ラインアドレスカウンタ手段(8)に
    供給することを特徴とするディジタル信号処理回路。
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