JP3403966B2 - 超音波診断装置及び倍速変換装置 - Google Patents

超音波診断装置及び倍速変換装置

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JP3403966B2
JP3403966B2 JP05817699A JP5817699A JP3403966B2 JP 3403966 B2 JP3403966 B2 JP 3403966B2 JP 05817699 A JP05817699 A JP 05817699A JP 5817699 A JP5817699 A JP 5817699A JP 3403966 B2 JP3403966 B2 JP 3403966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置に関
し、特に、飛越走査方式(インターレース方式)に従っ
た画像を順次倍速走査方式の画像に変換する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な超音波診断装置において
は、既存のVTR機器等がインターレース方式に対応し
ているため、その方式に合致した映像信号を生成してい
る。その映像信号をインターレース方式に対応した表示
器に接続すれば超音波画像の表示を行え、その映像信号
をVTR機器に入力させれば動画像の記録などを行うこ
とができる。
【0003】しかし、インターレース方式で表示を行う
場合、どうしてもフリッカーが発生し易くなり、画面が
ちらつくという問題がある。そこで、最近の超音波診断
装置においては、順次倍速走査方式の表示器を利用し、
ノンインターレースかつ倍速で画像を表示することが行
われている。その場合には、飛越走査方式の画像を順次
倍速走査方式の画像に変換する変換ユニットが必要とな
る。
【0004】従来、変換ユニットは、超音波画像とテキ
ストなどを含む画像(補助画像)とを合成した合成画像
に対してレート変換やライン補間処理を実行するもので
あった。すなわち、倍速のレートで表示するため、ライ
ンデータ間に補間ラインデータを生成する必要があり、
従来においては、上記合成画像に対して、前フィールド
の同一番号のラインデータをそのまま現フィールドの補
間ラインデータとして利用する時間補間処理などが行わ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
時間補間処理によると、フリッカーの問題は解消可能で
あるが、一方において、運動臓器の超音波画像を表示す
ると、時間補間によって運動臓器の縁が二重に見えたり
する問題が発生していた。そこで、時間軸方向の補間で
はなく空間軸方向の補間(隣接ラインデータを利用して
その間に補間ラインデータを生成する補間方法)を行う
と、今度は、テキストやグラフィックなどの空間分解能
が劣化し、画像のシャープさが損なわれるという問題が
生じていた。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、表示変換処理において、超音
波画像の性質及び補助画像の性質を考慮して適切な補間
処理を実現することにある。
【0007】本発明の他の目的は、静止画及び動画の性
質を考慮して適切な補間処理を行うことにある。
【0008】本発明の他の目的は、超音波画像について
の補間方式をその画像の性質などに応じて適宜選択でき
るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、インターレース方式に従って入力
される超音波画像について倍速処理を実行する第1倍速
処理ユニットと、インターレース方式に従って入力され
る補助画像について倍速処理を実行する第2倍速処理ユ
ニットと、前記第1倍速処理ユニットから出力された超
音波画像と前記第2倍速処理ユニットから出力された補
助画像とを合成する画像合成部と、前記合成後の合成画
像を表示する倍速表示部と、を含み、前記第2倍速処理
ユニットは、現フィールドの各ラインデータ間に前フィ
ールドのデータより生成された時間補間ラインデータを
挿入しつつ各ラインデータを倍速で出力することを特徴
とする。
【0010】上記構成によれば、超音波画像についての
倍速処理と補助画像についての倍速処理とをそれぞれ分
離して、画像の性質に応じた適切な補間処理を適用でき
る。特に、補助画像については、時間補間処理が行われ
るので、超音波画像の画質に影響を与えずに、補助画像
部分について画面のちらつきを防止して画質を向上でき
る。
【0011】望ましくは、前記第1倍速処理ユニット
は、現フィールドの各ラインデータ間に当該フィールド
のデータより生成された空間補間ラインデータを挿入し
つつ各ラインデータを倍速で出力する空間補間モードを
有する。空間補間によれば特に動画像を表示する場合に
二重像の発生などを防止できる。
【0012】望ましくは、前記第1倍速処理ユニット
は、現フィールドのラインデータ間にダミーラインデー
タを挿入しつつ各ラインデータを倍速で出力するダミー
補間モードを有する。このダミー補間処理によれば、簡
易な構成で二重像の発生などを防止できる。
【0013】望ましくは、前記第1倍速処理ユニット
は、現フィールドのラインデータ間に前フィールドのデ
ータ及び現フィールドのデータより生成されたブレンド
ラインデータを挿入しつつ各ラインデータを倍速で出力
するブレンド補間モードを有する。このブレンド補間に
よれば、空間補間及び時間補間のそれぞれの利点を生か
して、中間的な画像を生成できる。
【0014】望ましくは、前記第1倍速処理ユニット
は、現フィールドのラインデータ間に前フィールドのデ
ータより生成された時間補間ラインデータを挿入しつつ
各ラインデータを倍速で出力する時間補間モードを有す
る。例えば、超音波画像が静止画となったような場合
(例えばフリーズ時)、時間補間を適用して画像の解像
度を優先させることができる。ここで、望ましくは、超
音波画像のフリーズ時に前記時間補間モードを選択する
手段を有する。
【0015】(2)上記目的を達成するために、本発明
は、インターレース方式に従って入力される超音波画像
及び補助画像を合成し、合成画像を倍速で倍速表示型表
示部へ出力する倍速変換装置において、前記超音波画像
及び前記補助画像のそれぞれについて個別に設けられ、
互いに異なる倍速処理モードで動作可能な第1及び第2
倍速処理ユニットと、前記第1及び第2倍速処理ユニッ
トから出力された超音波画像及び補助画像を合成する合
成手段と、を含むことを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、超音波画像及び補助画
像のそれぞれについてその特質に応じた適切な補間処理
を行える。
【0017】望ましくは、前記超音波画像に対して変換
処理を行う第1倍速処理ユニットは、インターレース方
式に従って入力されるラインデータを倍速で出力する倍
速変換器と、前フィールドのラインデータを格納するフ
ィールドメモリと、前記倍速変換器から倍速で出力され
るラインデータ及び前記フィールドメモリから倍速で出
力されるラインデータに対してそれぞれ第1係数及び第
2係数を乗算する乗算器と、前記乗算後の各ラインデー
タを加算して補間ラインデータを生成する加算器と、を
含む。望ましくは、前記第1係数及び前記第2係数を切
り換えることにより補間モードが選択される。
【0018】上記構成によれば、係数の選択を行うだけ
で補間モードを切り換えることができるので、簡易な構
成で多様な複数の補間モードに対応できる利点がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0020】図1には、本発明に係る倍速変換処理の概
念が示されている。この倍速変換処理は、インターレー
ス方式に従って入力される超音波画像及び補助画像をノ
ンインターレース方式でかつ倍速で出力するものであ
る。
【0021】図1において、インターレース方式に従っ
て超音波画像が入力されると、後述するように空間補
間、ダミー挿入、ブレンド補間、または時間補間による
倍速処理が実行され、これにより第1画像101が生成
される。この第1画像101は主として動画像であり、
その動画像に適合した補間処理が成される。その一方、
テキストやグラフィックなどを含む補助画像がインター
レース方式に従って入力されると、時間補間による倍速
処理が実行され、これにより第2画像102が生成され
る。その第2画像102は基本的に静止画像であり、そ
の静止画像の性質に適合した時間補間によって倍速処理
が行われることになる。
【0022】このように、第1画像101及び第2画像
102のそれぞれに対して個別的に倍速処理が適用さ
れ、その後に両画像が合成されて表示画像103が構成
される。その表示画像103は順次倍速走査方式に従っ
て表示器に表示されることになる。
【0023】図2〜図5には本実施形態において利用さ
れる各種の補間方式が示されている。まず、図2には、
時間補間による倍速処理の概念が示されている。
【0024】図2(A)において、倍速変換後の第1フ
レームを形成するに当たって、現在の入力フィールドで
ある第2フィールドのラインデータ間に、それより前の
第1フィールドを構成するラインデータがそのまま挿入
される。すなわち、時間補間を利用してラインデータが
挿入される。図2(B)には倍速変換後の第2フレーム
を形成する場合の補間処理の概念が示されている。な
お、図2において、第1フィールドは第1フレームにお
ける偶数番号で特定されるラインデータで構成され、第
2フィールドは第1フレームにおける奇数番号で特定さ
れるラインデータで構成されるものである。これは第3
フィールド及びそれ以降のフィールドにおいても同様で
ある。
【0025】したがって、図2に示す時間補間によれ
ば、入力される各ラインデータの転送速度を倍速にしつ
つライン間に補間ラインを挿入することができるので、
順次倍速走査方式に適合した変換処理を行える。ただ
し、時間補間によると、空間分解能を良好にできるもの
の、時間分解能は劣化する面がある。
【0026】図3には、空間補間による倍速処理の概念
が示されている。図示されるように、各フィールドにお
いてラインデータ間に、それに隣接する1又は複数のラ
インデータに従って補間ラインデータが生成される。こ
の場合、隣接する2つのラインデータの重み付け加算に
よって補間ラインデータを生成するようにしてもよく、
あるいは一方のラインデータをそのまま利用して補間ラ
インデータを生成するようにしてもよい。このような空
間補間によると、時間分解能を向上できるものの、空間
分解能が劣化するという面がある。図4には、ダミーデ
ータ挿入による倍速処理の概念が示されている。
【0027】図4において、現在第2フィールドの画像
を表示する場合においては、倍速変換に際してラインデ
ータ間にダミーデータが挿入される。具体的には、例え
ば輝度0の値を持ったダミーデータが挿入されることに
なる。その結果、時間分解能などを劣化させずに倍速処
理を行えるという利点がある。
【0028】図5には、ブレンド補間による倍速処理の
概念が示されている。このブレンド補間は時間補間及空
間補間の両者の性質を併せもったものである。具体的に
は、現在入力されるフィールドが第2フィールドである
場合、そのラインデータ間に補間ラインデータが生成さ
れるが、その補間ラインデータは、それに隣接する1又
は複数の第2フィールドにおけるラインデータと、第2
フィールドの1つ手前の第1フィールドにおける対応す
るラインデータと、を用いて生成される。その場合、時
間補間及び空間補間のどちらを強調するかについては補
間時における重み付け係数を適宜設定すればよい。時間
補間及び空間補間のそれぞれの欠点を補いつつ倍速処理
を行えるという利点がある。
【0029】図6には、本発明に係る超音波診断装置の
要部構成が示されている。具体的には、倍速変換ユニッ
ト300の具体的な構成例が示されている。この倍速変
換ユニット300は、デジタルスキャンコンバータ(D
SC)10の後段に設けられ、インターレース方式に従
って入力される画像に対して倍速処理を行って、順次倍
速走査方式に適合した画像を生成するものである。
【0030】この倍速変換ユニット300は、大別し
て、超音波画像に対する倍速変換処理を行なう第1倍速
変換部12、補助画像生成部20によって生成された補
助画像に対する倍速変換処理を行なう第2倍速変換部1
4と、倍速変換後の超音波画像及び補助画像を合成する
画像合成器16と、後述する重み付け加算にあたって係
数を設定する制御部40と、各ラインデータの切り換え
を行なうための順次倍速同期信号を発生する順次倍速同
期信号発生器41と、で構成される。ここで、DSC1
0から出力される超音波画像はリニア走査、セクタ走
査、コンベックス走査などの各種の走査方式に従って取
得された画像である。ただし、上述したように、その画
像はインターレース方式に従って各フィールドごとに出
力される。ここで、各フィールド間でデータ取込み時相
は相違する。
【0031】補助画像は、テキストやグラフィックなど
の画像であり、超音波画像の表示にあたってその上又は
その周囲に表示される補助的な情報を含む画像である。
【0032】画像合成器22は、インターレース方式に
従って出力される超音波画像及び補助画像を合成し、そ
の合成画像を出力する回路である。その合成画像のデー
タはDAC24によってデジタル信号に変換され、図示
されていないVTR記録装置などに出力される。
【0033】第1倍速変換部12において、ラインメモ
リ26は、表示器における水平方向のライン1本分のデ
ータを格納し、それを倍速で出力するメモリである。す
なわち、そのラインメモリ26からは倍速で各データが
読み出される。つまり、ラインメモリ26は倍速変換器
として機能する。ラインメモリ26から倍速で出力され
たラインデータは切換器28に送られると共に乗算器3
2及びフィールドメモリ30に送られている。ここで、
切換器28は順次倍速同期信号に従って切り換え動作を
行なうものであり、ラインメモリ26から出力されるラ
インデータ又は後述する加算器38から出力される補間
後のラインデータを選択出力する回路である。フィール
ドメモリ30には、1つ前のフィールドを構成するライ
ンデータが格納される。そのフィールドメモリ30から
所定の順番でかつ倍速で各ラインデータが出力される。
乗算器32においては、ラインメモリ26から倍速で出
力されたラインデータ及び係数発生器36から出力され
る係数aとが乗算され、また、乗算器34においてはフ
ィールドメモリ30から倍速で出力されるラインデータ
と係数発生器36から出力される係数bとが乗算されて
いる。加算器38では、乗算器32及び34から出力さ
れる重み付け後のラインデータが加算され、その加算結
果が切換器28に出力されている。
【0034】ここで、係数発生器36は、制御部40に
よる制御に従って、図7に示すように係数a,bを発生
させている。具体的には、時間分解能を優先させる場合
には、aに1.0が与えられ、係数bに0が与えられ
る。これは空間補間を行わせるためである。また、時間
分解能及び空間分解能の双方を優先させる場合には、係
数a及びbの両方に0.5が与えられる。これによれば
ブレンド補間が実現される。また、空間分解能を優先さ
せる場合には、係数aに0が与えられ、係数bに1.0
が与えられる。これは時間補間を行わせるためである。
さらに通常の順次走査と同じ品質で画像を表示させる場
合には、係数a及びbの両者に0が与えられる。これに
よればダミー補間が実行されることになる。すなわち、
係数a,bの値如何によって補間モードを切り換えらえ
るという利点がある。
【0035】図6において、切換器28は、上述のよう
に順次倍速同期信号に従って、現フィールドのラインデ
ータとその後に生成される補間ラインデータとを切り換
えて出力している。
【0036】第2倍速変換部14においては、時間補間
を行なうために次のような構成を有する。すなわち、ラ
インメモリ42にはラインデータ1本分のデータが格納
され、それが倍速で読み出される。フィールドメモリ4
4には1つ前のフィールドを構成するラインデータが格
納され、切換器46には、ラインメモリ42から倍速で
読み出されたラインデータと、フィールドメモリ44か
ら倍速で読み出されたラインデータと、が入力される。
そして、切換器46はそれらを交互に選択する。
【0037】よって、第1倍速変換部12及び第2倍速
変換部14のいずれにおいてもラインデータに対する倍
速処理が行われるが、第1倍速変換部12においては、
選択された倍速モードに従った補間処理が行われ、第2
倍速変換部14においては時間補間による補間処理が行
われることになる。画像合成器16は、上述のように生
成された超音波画像及び補助画像を合成し、それにより
生成された合成画像を出力している。DAC18におい
ては合成画像のデータがデジタル信号に変換され、それ
が倍速走査型表示器に出力される。
【0038】なお、図8には、図6に示す各信号(B)
〜(I)の内容がタイミングチャートとして示されてい
る。ここで、(A)にはインターレース方式に従った1
水平期間Tが示されている。画像合成器16において
は、(H)に示す補間後の超音波画像と(I)に示す補
間後の補助画像とが入力され、それらが合成されること
になる。
【0039】したがって、以上の実施形態によれば、少
なくとも補助画像については時間補間を優先適用し、こ
れによって画面のちらつきなどを効果的に防止できると
いう利点がある。補助画像はテキストやグラフィックな
どで構成され、すなわち静止画と見なすことができるの
で、そのような時間補間を適用するのが望ましい。その
一方、超音波画像は基本的に動画像であるが、本実施形
態によれば、上述のように係数a,bの適切な設定によ
って、ふさわしい補間処理を選択し、それを超音波画像
の処理に適用させることができる。もちろん、例えば肝
臓などの静止物体を含む超音波画像については、時間分
解能よりも空間分解能を優先させて、時間補間処理を適
用させることなどもできる。また、心臓などの動きの速
い臓器を含む超音波画像については、例えば空間補間を
適用させて二重像の発生を防止できる。
【0040】図9には、超音波画像に対して時間補間を
行った場合の問題と、本実施形態に係る処理の結果とが
示されている。(A)には元の画像のイメージが示され
ている。それは具体的には計測された超音波画像201
と生成された補助画像200とで構成されるものであ
る。もちろん、それらの画像はそれぞれ別個に生成され
るものであるが、図9においてはそれらが合成された状
態のイメージで表されている。
【0041】(B)には、(A)に示す画像をインター
レース方式に従って表示した場合の状態が示されてい
る。符号202及び203で示されるように、特に静止
画である補助画像についてはちらつきが発生するという
問題がある。それを防止するため、(C)に示すよう
に、(A)に示す画像に対して時間補間を適用すると、
符号205に示すように補助画像の部分については良好
になるものの、符号204に示すように超音波画像の部
分においては特に動きの速い部分で二重像が発生してし
まうという問題がある。
【0042】これに対し、(D)に示すように、例えば
補助画像については時間補間を適用させ、超音波画像に
ついてはダミー補間を行えば、上述した画像のちらつき
及び二重像の発生という2つの問題を同時に解消可能で
ある。
【0043】以上のように、上記実施形態によれば、合
成の前段階において、各画像の性質に応じて適切な補間
モードに従った倍速変換を行なうことができるので、倍
速変換に伴う各種の問題を解消することができる。
【0044】ちなみに、図6において、制御部40は図
示されていない操作部などが接続され、そこから出力さ
れる信号に従って制御部40が係数発生器36において
発生する係数の組を選択している。また、制御部40
は、所定のフリーズ信号に従ってフリーズ状態において
は空間分解能を優先させるため時間補間が行われるよう
に係数a,bの選択を行っている。具体的には、係数a
に0を与え、係数bに1.0を与える設定を行ってい
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示変換処理において、超音波画像の性質及び補助画像
の性質を考慮して適切な補間処理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る倍速変換処理の概念を示す図で
ある。
【図2】 時間補間による倍速処理の概念を示す図であ
る。
【図3】 空間補間による倍速処理の概念を示す図であ
る。
【図4】 ダミーデータ挿入による倍速処理の概念を示
す図である。
【図5】 ブレンド補間による倍速処理の概念を示す図
である。
【図6】 倍速変換ユニットの具体的な構成例を示す図
である。
【図7】 各補間モードにおいて設定される係数の内容
を表す図である。
【図8】 図6に示す倍速変換ユニットを流れる各信号
の状態を表すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の効果を説明するための図である。
【符号の説明】
10 デジタルスキャンコンバータ(DSC)、12
第1倍速変換部、14第2倍速変換部、16 画像合成
器、20 補助画像生成部、26 ラインメモリ、28
切換器、30 フィールドメモリ、32,34 乗算
器、36 係数発生器、38 加算器、42 ラインメ
モリ、44 フィールドメモリ、46切換器、101
第1画像、102 第2画像、103 表示画像、30
0倍速変換ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース方式に従って入力される
    超音波画像について倍速処理を実行する第1倍速処理ユ
    ニットであって、所定の複数の補間モードのうちの1つ
    を選択的に用いて、現フィールドの各ラインデータ間に
    補間ラインデータを挿入しつつ各ラインデータを倍速で
    出力する第1倍速処理ユニットと、 インターレース方式に従って入力される補助画像につい
    て倍速処理を実行する第2倍速処理ユニットであって、
    現フィールドの各ラインデータ間に前フィールドのデー
    タより生成された時間補間ラインデータを挿入しつつ各
    ラインデータを倍速で出力する第2倍速処理ユニット
    と、 前記第1倍速処理ユニットから出力された超音波画像と
    前記第2倍速処理ユニットから出力された補助画像とを
    合成する画像合成部と、 前記合成後の合成画像を表示する倍速表示部と、 ユーザからの操作を受け付ける操作部と、 前記操作部で受け付けた操作に対応する補間モードを前
    記第1倍速処理ユニットで用いる補間モードとして選択
    する制御部と、 を含む超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記第1倍速処理ユニットは、現フィールドの各ライン
    データ間に当該フィールドのデータより生成された空間
    補間ラインデータを挿入しつつ各ラインデータを倍速で
    出力する空間補間モードを有することを特徴とする超音
    波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記第1倍速処理ユニットは、現フィールドのラインデ
    ータ間にダミーラインデータを挿入しつつ各ラインデー
    タを倍速で出力するダミー補間モードを有することを特
    徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記第1倍速処理ユニットは、現フィールドのラインデ
    ータ間に前フィールドのデータ及び当該フィールドのデ
    ータより生成されたブレンドラインデータを挿入しつつ
    各ラインデータを倍速で出力するブレンド補間モードを
    有することを特徴とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記第1倍速処理ユニットは、現フィールドのラインデ
    ータ間に前フィールドのデータより生成された時間補間
    ラインデータを挿入しつつ各ラインデータを倍速で出力
    する時間補間モードを有することを特徴とする超音波診
    断装置。
  6. 【請求項6】 インターレース方式に従って入力される
    超音波画像及び補助画像を合成し、合成画像を倍速で倍
    速表示型表示部へ出力する倍速変換装置において、 前記超音波画像について倍速処理を実行する第1倍速処
    理ユニットであって、所定の複数の補間モードのうちの
    1つを選択的に用いて、現フィールドの各ラインデータ
    間に補間ラインデータを挿入しつつ各ラインデータを倍
    速で出力する第1倍速処理ユニットと、 前記補助画像について倍速処理を実行する第2倍速処理
    ユニットであって、現フィールドの各ラインデータ間に
    前フィールドのデータより生成された時間補間ラインデ
    ータを挿入しつつ各ラインデータを倍速で出力する第2
    倍速処理ユニットと、 前記第1及び第2倍速処理ユニットから出力された超音
    波画像及び補助画像を合成する合成手段と、 ユーザからの操作を受け付け、その操作に対応する補間
    モードを前記第1倍速処理ユニットで用いる補間モード
    として選択する制御手段と、 を含むことを特徴とする倍速変換装置
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、 前記超音波画像に対して変換処理を行う第1倍速処理ユ
    ニットは、 インターレース方式に従って入力されるラインデータを
    倍速で出力する倍速変換器と、 前フィールドのラインデータを格納するフィールドメモ
    リと、 前記倍速変換器から倍速で出力されるラインデータ及び
    前記フィールドメモリから倍速で出力されるラインデー
    タに対してそれぞれ第1係数及び第2係数を乗算する乗
    算器と、 前記乗算後の各ラインデータを加算して補間ラインデー
    タを生成する加算器と を含むことを特徴とする倍速変換装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、 前記第1係数及び前記第2係数の値を切り換えることに
    より補間モードが選択されることを特徴とする倍速変換
    装置。
JP05817699A 1999-03-05 1999-03-05 超音波診断装置及び倍速変換装置 Expired - Fee Related JP3403966B2 (ja)

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