JP3262893B2 - 内視鏡用画像表示装置 - Google Patents

内視鏡用画像表示装置

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JP3262893B2 JP11857393A JP11857393A JP3262893B2 JP 3262893 B2 JP3262893 B2 JP 3262893B2 JP 11857393 A JP11857393 A JP 11857393A JP 11857393 A JP11857393 A JP 11857393A JP 3262893 B2 JP3262893 B2 JP 3262893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】複数の入力手段を介して記憶手段
に入力した画像を表示モードに対応させて複数の画像表
示手段に表示する内視鏡用画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡装置は周知の通り、直接目視する
ことのできない生体内やエンジン内部などを観察するこ
とができ、医療分野及び工業分野で観察・処置・治療な
どに広く使用されている。そして、近年、被写体像をC
CDなどの撮像手段にて電気信号に変換し、モニタにて
観察可能とした電子式内視鏡が普及している。
【0003】前記電子式内視鏡を用いた内視鏡装置の場
合、画像の記録や再生、或は、合成などが容易に行える
という利点を有している。このため、例えば、1つのモ
ニタ画面上に複数の内視鏡画像と以前に記録した画像を
合成して表示したり、或は、複数のモニタ画面上にそれ
ぞれ異なる画像を表示したり、さらには、複数のモニタ
画面を用いて一つの画像を拡大表示することで、より的
確な観察・処置・治療などを行なえるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
モニタ画面上に複数の画像を合成表示するためには解像
度の高い、例えば、ハイビジョンモニタ装置などが必要
で高価であり、また、高価な割には種類が限定されてし
まう。
【0005】また、複数の画面に高精細画像を拡大表示
する際、複数の画面を合成して形成した画面上に拡大表
示される画像は、それぞれのモニタ画面に対応する高精
細画像の部位を走査線数またメガ素数を考慮することな
く単に拡大しただけであるので画素の荒い画像となって
いた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、複数の入力手段を介して入力した画像を表示モー
ドに応じて合成し、この合成した画像を複数の画像表示
手段に表示モードに対応させて表示する内視鏡用画像表
示装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用画像表
示装置は、複数の画像表示手段を有する内視鏡用画像表
示装置であって、内視鏡画像及び複数の画像を入力する
入力手段と、これらの入力手段によって入力された画像
をそれぞれ記憶する複数の記憶手段と、これら複数の記
憶手段に記憶された画像を表示モードに対応させて合成
すると共に、この合成した画像データを表示モードに対
応させて前記複数の画像表示手段に表示する表示制御手
段とを備えた。
【0008】
【作用】この構成で、まず、複数の入力手段を介して入
力された画像信号は複数の記憶手段にそれぞれ入力され
る。そして、これらの記憶手段に入力された画像信号
は、観察者の指示する表示モードで表示することが可能
なように表示制御手段で合成され、複数の画像表示手段
の所望の位置に所望の状態の画像を表示する。
【0009】
【実施例】図を参照して本発明の実施例を説明する。図
1ないし図5は本発明の第1実施例に係り、図1は内視
鏡用画像表示装置の概略構成を示すブロック図、図2は
複数の表示制御手段で形成した表示画面への表示例、図
3は複数の表示制御手段で形成した表示画面への他の表
示例、図4は表示制御手段の内部構成を示すブロック
図、図5は図2の表示例の動作を示す説明図である。
【0010】図1に示すように内視鏡用画像表示装置1
には、例えば、体腔内に挿入する挿入部先端に撮像素子
を配設したビデオ内視鏡2や多数の観察画像を記憶する
内視鏡用画像ファイル装置3や病理用顕微鏡などの映像
を入力源とする高精細カメラ4や多数の高精細観察画像
を記憶する高精細用画像ファイル装置5などが機能別に
それぞれ接続可能になっている。
【0011】すなわち、ビデオ内視鏡2は、入力手段A
21に接続され、前記ビデオ内視鏡2からの映像信号を
受け、この映像信号をデジタル信号に変換してバッファ
メモリA22に出力する一方、このバッファメモリA2
2で映像信号を記憶する。
【0012】同様に、内視鏡画像ファイル装置3は、入
力手段B31に接続され、多数の観察画像を記憶する内
視鏡用画像ファイル装置3からの出力信号を受け、この
出力信号をデジタル画像信号に変換してバッファメモリ
B32に出力する一方、このバッファメモリB32に画
像信号を記憶する。
【0013】また、高精度カメラ4は、入力手段C41
に接続され、病理用顕微鏡などからの映像を入力源とす
る高精細カメラ7の映像信号を受け、この映像信号をデ
ジタル信号に変換してバッファメモリC42に出力する
一方、このバッファメモリC42に画像信号を記憶す
る。
【0014】さらに、高精細用画像ファイル5は、入力
手段である画像記録再生手段51に接続され、多数の高
精細観察画像を記憶する高精細用画像ファイル装置5か
らの出力信号を受け、この画像信号をデジタル画像信号
に変換してバッファメモリD52に出力する一方、この
バッファメモリD52に画像信号を記憶する。
【0015】そして、上述のバッファメモリA22,バ
ッファメモリB32,バッファメモリC42及びバッフ
ァメモリD52に記憶されている映像信号は、観察者の
欲する画像(表示モード)を表示制御手段6に出力し
て、この表示制御手段6で画像合成し、この画像合成し
た表示画像信号を表示モードに対応するそれぞれのフレ
ームメモリA23,フレームメモリB33,フレームメ
モリC43及びフレームメモリD53に振り分け転送さ
れて記憶される。各フレームメモリA23,フレームメ
モリB33,フレームメモリC43及びフレームメモリ
D53に転送・記憶された表示画像信号は、それぞれの
フレームメモリ23,33,43,53に対応する出力
手段A24,出力手段B34,出力手段44及び出力手
段54を介して画像表示手段であるモニタA25,モニ
タB35,モニタC45及びモニタD55に出力されて
所望の画像を表示するように構成されている。
【0016】なお、図示しないスイッチなどで構成した
指示手段7からの表示モードの指示によって、例えば、
コントロールロジック回路などで構成したコントローラ
8を介して表示制御手段6及び画像記録再生手段51な
どの制御を行なうように構成されている。
【0017】ここで、図2を参照して表示例の一例を説
明する。図に示すように、例えば、モニタA25,モニ
タB35,モニタC45,モニタD55の4つのモニタ
を備えた内視鏡用画像表示装置1は、観察者の指示によ
って、モニタA25及びモニタB35に内視鏡画像ファ
イル3の画像インデックス用縮小画像が表示されるよう
に設定され、モニタD55には前記画像インデックス用
縮小画像の中の一画像を非縮小状態で表示するように設
定され、モニタC45に現在体腔内に挿入しているビデ
オ内視鏡1の観察画像が表示されるように表示モードを
設定している。
【0018】このときの内視鏡画像表示装置1の動作を
説明する。指示手段7によって表示モードが入力される
と、モニタA25及びモニタB35を内視鏡画像ファイ
ルのインデックス用縮小画像用とし、モニタC45をビ
デオ内視鏡の観察画像用とし、モニタD55を画像イン
デックス用縮小画像の一画像を非縮小状態で表示するよ
うに指示信号を出力する。
【0019】すると、コントローラ8が表示制御手段6
を制御して内視鏡用画像ファイル3の画像信号が記憶さ
れているバッファメモリB32から所望の画像信号を抽
出し、それぞれの表示部分に対応する画像信号をフレー
ムメモリA23,フレームメモリB33及びフレームメ
モリD53へ分配して転送すると共に、ビデオ内視鏡1
からの映像信号を常時フレームメモリC43に転送し、
各出力手段A24,B34,C44及びD54を介して
図2に示すようにそれぞれのモニタA25,B35,C
45及びD55に画像を表示する。
【0020】図4を参照して表示制御手段6の内部構成
を説明する。図に示すように表示制御手段6は、コント
ローラ8からの表示モードの指示を内部制御するタイミ
ングコントローラ61で受けると共に、このタイミング
コントローラ61の制御でバッファメモリA22,B3
2,C42及びD52からのリードタイミング及びアド
レスを制御する。
【0021】また、バッファメモリリード・アドレスコ
ントロール62,バッファメモリリード・アドレスコン
トロール63,バッファメモリリード・アドレスコント
ロール64及びバッファメモリリード・アドレスコント
ロール65とタイミングコントローラ61との制御でフ
レームメモリA23,フレームメモリB33,フレーム
メモリC43及びフレームメモリD53へのライトタイ
ミング及びアドレスの制御をする。
【0022】さらに、フレームメモリライト・アドレス
コントロールA66,フレームメモリライト・アドレス
コントロールB67フレームメモリライト・アドレスコ
ントロールC68及びフレームメモリライト・アドレス
コントロールD69と画面合成時のデータの選択をデー
タスイッチ70で行う。
【0023】図4及び図5を用いて図2の表示例の動作
を説明する。バッファメモリA22に入力されている画
像データは、バッファメモリリードアドレスコントロー
ルA62の制御により、図5の斜線部aの期間にデータ
が読み出され、データスイッチ70をa側に接続してデ
ータを出力する。
【0024】同様に、バッファメモリB32に入力され
ている画像データは、バッファメモリリードアドレスコ
ントロールB63の制御により、図5の縦線部bの期間
にデータが読み出され、データスイッチ70をb側に接
続してデータを出力する。バッファメモリC42に入力
されている画像データは、バッファメモリリードアドレ
スコントロールC64の制御により、図5の横線部Cの
期間にデータが読み出され、データスイッチ70をc側
に接続してデータを出力する。
【0025】すなわち、データスイッチ70のeと接続
されて合成される画像データは、図5の(a)の期間に
フレームメモリライトアドレスコントロールA66の制
御によってフレームメモリA23へ書き込みを行なう。
同様に、同図(b)の期間にフレームメモリライトアド
レスコントロールB67の制御でフレームメモリB33
へ書き込みを行い、同図(c)の期間にフレームメモリ
ライトアドレスコントロールD68の制御によってフレ
ームメモリC43へ書き込みを行い、同図(d)の期間
にフレームメモリライトアドレスコントロールD69の
制御によってフレームメモリD53へ書き込みを行って
いる。以上のように表示制御手段6を動作させることに
よって画面の合成と表示分割の作業を行なっている。
【0026】同様に、図3に示すように4つのモニタ画
面上に高精細用画像ファイル5の画像を表示するときの
内視鏡画像表示装置1の作用を説明する。まず、指示手
段7からモニタA25,モニタB35,モニタC45及
びモニタD55を使用して高精細用画像ファイル5の画
像を拡大表示するように表示モードの指示を出力する。
すると、4つのモニタ画面で構成された画面を全体で一
つのモニタ画面15、すなわち、走査線数、或は、画素
数を増大させた高解像度表示が可能な表示画面として認
識する。
【0027】次に、コントローラ8が表示制御手段6と
画像記録再生手段51とを制御して高精細用画像ファイ
ル5の画像信号をモニタ画面を構成するモニタA25,
モニタB35,モニタC45及びモニタD55の例えば
画素数に対応するように画像信号を合成してそれぞれの
モニタ25,35,45,55に対応するフレームメモ
リ23,33,43,53に転送して記憶させる。そし
て、各フレームメモリ23,33,43,53に記憶さ
せた画像信号を各フレームメモリ23,33,43,5
3に対応する出力手段24,34,44,54を介して
それぞれのモニタ25,35,45,55に出力して高
精細画像を表示する。
【0028】また、高精細カメラ4の画像データを高精
細画像表示する際にも前記高精細用画像ファイル5のと
きと同様に入力手段C41を介してバッファメモリC4
2に記憶されている画像信号を表示制御手段6で合成
し、モニタ25,35,45,55に対応する表示部分
の画像信号を各フレームメモリ23,33,43,53
にそれぞれ転送・記憶して、これらのフレームメモリ2
3,33,43,53に対応する出力手段24,34,
44,54を介してそれぞれのモニタ25,35,4
5,55に画像を表示すれば良い。
【0029】このように、指示手段からの表示モードの
指示により表示制御手段は、記憶手段に記憶されている
画像信号を表示モードに対応するように合成すると共
に、この合成した表示画像信号を複数の画像表示手段に
対応するフレームメモリに分配して対応する画像表示手
段に所望の画像を出力することによって、複数の画像表
示手段にそれぞれ別々の画像を表示したり、一つの画像
を拡大表示することができる。
【0030】また、複数の画像表示手段を用いて高精細
画像を拡大表示するときには、複数の画像表示手段で形
成した画面を1つの高精細表示画面とみなすことによっ
て、高価な高解像度表示装置を用いることなく、複数の
安価な画像表示手段で高精細画像を表示することができ
る。
【0031】ところで、診断に必要な画像は、その都度
画像ファイル装置から読み出したり、現在表示している
画像をメモリに読み込んでは読み出すといた作業を行っ
ていた。このため、診断に必要な画像を表示しようとす
るとき、画像ファイル装置からその都度読み出して表示
していたのでは時間がかかりすできしまう。また、表示
している画像をメモリに読み込み、メモリに読み込んだ
画像を再び読み出して表示する作業にも時間がかかって
いた。そこで以下のように画像表示装置を構成すること
によって診断に必要な画像を瞬時に表示することを可能
にした。
【0032】図6に示すように本実施例の内視鏡用画像
表示装置100は、例えば、挿入部先端に撮像素子を備
えたビデオ内視鏡101からの映像信号を受け、デジタ
ル信号に変換して出力する入力回路A111と、この入
力回路A111から出力される画像信号を記憶する内視
鏡用フレームメモリ121及びX線の照射により体内を
透視して観察するX線装置102からの映像信号を受
け、デジタル信号に変換して出力する入力回路B112
と、この入力回路B112から出力される画像信号を記
憶するX線用フレームメモリ122及びカルテデータを
ファイルとして記憶するカルテファイル装置103から
の出力信号を受け、デジタル信号を出力する入力回路C
113と、この入力回路C113から出力される画像信
号を記憶するカルテ用フレームメモリ123及び多数観
察画像を記憶する画像ファイル装置104からの出力信
号を受け、デジタル信号を出力する入力回路D114
と、この入力回路D114からの画像信号を複数画像記
憶すると共にコントローラ105からの指示で指定の画
像を出力するファイル用大容量フレームメモリ124及
び各フレームメモリ121,122,123,124か
らの出力信号を図7に示すモニタ110の画面上の、予
め、定められた位置へ出力するように合成する画像合成
手段106及び画像合成手段106からの出力信号を受
け、映像信号を出力する出力回路107及び出力回路1
07からの信号を表示するモニタ装置110及び検索コ
ードなどの指示データを入力するスイッチなどで構成さ
れた指示データ入力手段108及び指示データ入力手段
108からの指示によりカルテファイル装置103と画
像ファイル装置104と画像表示装置本体100とを制
御するパソコンなどで構成したコントローラ105から
構成されている。
【0033】図9を参照して動作を説明する。まず、ス
テップS1に示すように検査に必要な患者名などの検索
コードを指示データ入力手段108より入力する。する
と、ステップS2に示すように指示データ入力手段10
8より指示を受けたコントローラ105は、カルテファ
イル装置103でカルテ検索を行うように指示を出力す
る。そして、ステップS3に示すように指示を受けたカ
ルテファイル装置103から検索コードに該当するカル
テデータ検索し、該当するカルテデータを入力回路C1
13へ出力する。入力回路C113に入力されたカルテ
データは、デジタル画像信号に変換され、カルテ用フレ
ームメモリ123に記憶され、画像合成手段106,出
力回路107を経てモニタ110の画面上の予め定めら
れた位置(図7(a))にカルテデータを表示する。
【0034】次に、ステップS4に示すように前述のカ
ルテデータ検索と同様にコントローラ105によって、
該当画像を検索するように画像ファイル装置104に指
示を出力する。すると、ステップS5に示すように指示
を受けた画像ファイル装置104から検索コードに該当
する画像を複数検索し、これらの該当する画像を順次画
像ファイル装置104から入力回路D114へ出力する
一方、この入力回路D114に入力された画像データを
デジタル画像信号に変換して、例えば、図8に示すよう
なファイル用大容量フレームメモリ124へAの位置か
らB,C,...H,Iというように順次記憶してい
く。
【0035】ここで、ステップS6に示すように入力さ
れている画像の中から検査に必要な画像データを指示デ
ータ入力手段108で選択する。そして、ステップS7
に示すように表示画像選択の指示を受けたコントローラ
105は、画像表示装置本体100に指示を出し、指示
を受けた画像表示装置本体100にファイル用大容量フ
レームメモリ124から指示された画像を瞬時に切り替
えて出力する。ファイル用大容量フレームメモリ124
から出力された画像信号は、画像合成手段106,出力
回路107を経てモニタ110の画面上の、予め、定め
られた位置(図7(b))に選択画像を表示する。
【0036】この状態で、ステップS8に示すようにモ
ニタ110の画面上に内視鏡観察画像(図7(c))及
びX線観察画像(図7(d))を映し出し、カルテ画像
とファイル画像とにより検査を実施する。
【0037】検査中に新たな画像が必要になったときに
はステップS6の表示画像の選択を必要なだけ繰り返し
行って所望の画像をモニタ110の画面上に映し出して
(ステップS7)検査(ステップS8)を行い、ステッ
プS9で検査を終了する。
【0038】このように、検査中に必要となりそうな画
像を大容量フレームメモリ内に記憶して、検査を開始す
る一方、検査中にも新たな画像を記憶させることによっ
て、検査中でも瞬時の内に必要な画像を大容量フレーム
メモリから選択して表示画面上に表示することができ
る。このことにより、画像表示までの待ち時間が無く的
確な検査診断が行える。
【0039】ところで、HDTVに代表される高精細画
像の信号の帯域は、従来のNTSC規格の信号の帯域よ
りも広くなる。このため、従来の記録再生装置に高精細
画像の信号を記録する場合、サブサンプリングや低域変
換などの信号処理を行わなければならなかった。前記サ
ブサンプリングの方法としては、例えば、メモリを利用
した処理があるが、メモリのアドレスを操作するため、
制御が複雑となり、複雑になるぶんメモリに高速なもの
を使用しなければならなかった。そこで、以下のように
構成することによって、簡単な制御でサブサンプリング
を可能にした。
【0040】図10に示すように本実施例において入力
映像信号は、A/D変換器201によりディジタル信号
に変換される。ディジタル信号に変換された映像信号
は、図11の(1)に示されるようにD11,D21,D
31,D41・・・・Dn1,D12,D22・・・の順で
シフトレジスタ202に入力し、前記A/D変換器20
1で用いているサンプリングクロックで図11の(3)
ないし(7)に示されるようなn個のパラレルデータ列
に変換される。
【0041】そして、これらn個のパラレルデータ列
を、A/D変換器201で用いているサンプリングクロ
ックのn倍の周期で同一の位相を持つクロックでラッチ
203,203...によりサンプリングすることで、
図12の(3)ないし(7)に示すようなn個のパラレ
ルデータに変換され、それぞれのパラレルデータを対応
するメモリ204,204...に転送する。
【0042】これらの信号は、メモリ204,20
4...よりそれぞれ読み出され、A/D変換器201
で用いられているサンプリングクロックと同一の周波数
のクロックでシフトレジスタ207によって、再び、前
記図11の(1)のようなシリアルデータに変換される
一方、D/A変換器208でアナログ信号に変換してモ
ニタなど出力される。
【0043】なお、図13に示すようにシフトレジスタ
207の代わりにマルチプレクサ217を用いても同様
の処理を実現することができるので、つまり、図14に
示すようなメモリ204,204...よりパラレルに
出力されたデータ列を、マルチプレクサ217によって
A/D変換器201で用いれているサンプリングクロッ
クと同一の周波数のクロックのタイミングでメモリ20
4−1,メモリ204−2・・・メモリ204−n,メ
モリ204−1と出力を順次切り換えることでシリアル
データを取り出すことができる。
【0044】このように、メモリは同じ位相のパラレル
データを処理するため、同一の制御信号で制御すること
が可能となり、サブサンプリングもメモリのアドレス制
御をすることなく行うことができる。また信号処理周波
数も従来の1/nに抑えることができる。
【0045】一方、記録再生装置に記録する場合には、
図10に示すようにメモリ204,204,...から
読み出されるデータをスイッチ205により切り換えて
D/A変換器206に選択出力される。このD/A変換
器206に出力されアナログ信号に変換された信号は記
録再生装置に出力されるようになっている。
【0046】記録再生装置に記録を行う際の動作を説明
する。尚、高精細度画像を従来のNTSC規格の記録再
生装置で記録する場合で説明する。このため、本実施例
に用いる高精細度画像は、従来のNTSC規格と同じフ
レーム周波数を持ち、NTSC規格で通常用いられてい
る固体撮像素子の水平方向にh倍,垂直方向にk倍の画
素数を有し、同じアスペクト比を持つ固体撮像素子によ
り撮像されたものとしている。
【0047】HDTVに代表される高精細度画像は、従
来のNTSC規格の画像よりも水平方向の情報量および
走査線数が増加している。図10のn個のメモリ20
4,204...のそれぞれには、高精細度画像1画面
分のデータの水平方向にn画素ごとにサブサンプリング
されたものが記憶されている。
【0048】ここで、この高精細度画像1画面分のデー
タをメモリ204,204...より読み出す際、例え
ば、図15に示すような従来のNTSC規格の1水平期
間でメモリ204−1に記憶されているn画素ごとにサ
ブサンプリングされた高精細度画像の1水平期間分のデ
ータを読み出し、図16に示すようにメモリ204−1
に記憶されているn画素ごとにサブサンプリングされた
高精細度画像1画面分のデータを従来のNTSC規格の
画面にk画面分の期間を掛けて全て読み出す。このメモ
リ204より読み出されたデータは、順次D/A変換器
206に送られ、アナログ信号に変換された後、記録再
生装置に出力されて記憶される。
【0049】このとき、メモリ204−1のデータの読
み出し及び記録再生装置への記録終了後、スイッチ20
5を切り換えメモリ204−2の読み出しを前記メモリ
204−1と同様の手順で行う。この読み出し操作をn
個のメモリ204―n分の全てについて行うことによ
り、高精細度画像1画面分のデータを従来のNTSC規
格の画面(n×k)に分割して記録を行うことが可能と
なる。
【0050】すなわち、映像信号の周波数帯域は、高精
細度画像のh/(n×k)倍となり、nを大きくするこ
とにより帯域を下げることができ、従来のNTSC規格
の記録再生装置に高精細度画像を記録することが可能と
なる。
【0051】本実施例は、NTSC規格を例にとって説
明をしたが、PAL.SECAMなど他の記録方式につ
いても適用できることはいうまでもない。
【0052】このように、メモリの複雑な制御を行うこ
となく簡単な回路構成でサブサンプリングやデータの処
理を行うことができる。また、信号の帯域や信号の処理
周波数を抑えることができるので低速で安価なメモリを
使用することができる。さらに、帯域の高い高精細映像
信号を記録装置に記録する際も、従来方式の信号形態に
変換し、且つ、映像信号帯域を抑えることができると共
に、従来方式の記録再生装置を用いて記録することがで
きる。
【0053】ところで、映像信号を複数の画面に分割し
て記録再生装置に記録し、これら複数の画面の映像信号
を再生・合成して元の映像を得る記録再生装置では、映
像信号上に水平同期信号や垂直同期信号の処理タイミン
グを与えるだけのものであった。
【0054】また、装置に入力した映像信号から同期信
号を分離して画像信号のみを記録再生装置内の記録媒体
に記録し、再生時に同期信号を読み出した信号に合成し
て出力する方式の記録再生装置では、前記同期信号のタ
イミングと記録再生装置に記録された際に分離され同期
信号のタイミングとが異なる場合がある。このため、こ
の異なる同期信号から得たタイミングで信号処理を行う
と画像の合成などが確実に行うことが不可能となること
がある。そこで、映像信号のブランキング期間に信号を
挿入し、この信号をもとに記録再生装置で分離・合成さ
れる同期信号のズレに関わらず、確実な画面合成などの
信号処理を行うことできるようにしたものである。
【0055】図17に示すように本実施例の映像信号記
録再生装置は、図18に示すパイロット信号を発生する
信号発生器301を有しており、この信号発生器301
で発生したパイロット信号を映像信号のブランキング期
間の任意の部分(図18参照)に挿入して記録媒体30
2に記録を行うようになっている。このパイロット信号
は、映像信号の各ドットのタイミングなど合わせるよう
にして挿入されおり、パイロット信号を検出することに
より、画像信号のサンプリングや各種信号処理のタイミ
ングを規定することができるものとする。
【0056】そして、再生の際にはブランキング期間に
前記パイロット信号を挿入した映像信号を記録媒体30
2より読み出し、信号検出回路303によりパイロット
信号を検出する。この信号検出回路303で検出された
パイロット信号のタイミングに基づいてタイミング信号
発生器304により画像信号のサンプリングに用いられ
る基準サンプリングクロックや信号処理に用いられる各
種タイミング信号の位相が規定され、この基準サンプリ
ングクロック,各種タイミング信号により信号処理回路
305で信号処理が行われて出力されるようになってい
る。
【0057】この再生側の回路動作について説明する。
図20に示すように映像信号のブランキング期間にはパ
イロット信号が画像信号の各ドットのタイミングに合わ
せて挿入されているものとする。このパイロット信号が
挿入されている映像信号を再生するとき、図19に示す
ように記録媒体より読み出された映像信号のブランキン
グ期間に挿入された図20に示す前記パイロット信号の
立ち上がり部分Aをトリガにして基準サンプリングクロ
ックよりさらに周波数の高いサンプリングクロックをサ
ンプリング信号発生器311より発生し、図20に示す
Bのレベルをサンプリング回路312によりサンプリン
グする。このサンプリング回路312でサンプリングさ
れた図20に示すBのレベルをホールドしておき、B部
分以降のパイロット信号を前記Bのレベルとコンパレー
タ313により比較し、図20に示すDのタイミングを
正確に検出する。
【0058】そして、このタイミングを基にしてタイミ
ング信号発生器314により基準サンプリングクロック
や信号処理の各種タイミングの位相を規定する。尚、図
21に図19のa,b,c,dの波形及びタイミングの
関係を示す。この操作により基準サンプリングクロック
や各種タイミング信号の正確な位相規定が可能となり、
正しいタイミングで画像信号の各ドット情報のサンプリ
ング,信号処理を信号処理回路315で行うことができ
る。
【0059】また、サンプリングされた図20に示すB
のレベルをホールドしておき、B部分以降のパイロット
信号の値とホールドしておいたBのレベルを基に、図2
0に示すC及びDのレベルを補正情報サンプリング回路
316にて正確に検出する。この検出されたCのレベル
が、記録媒体に記録される以前に挿入されるCのレベル
と等しくなるように信号補正回路317でクランプを行
い、同様に検出されたDのレベルが記録媒体に記録され
る以前に挿入されるDのレベルと等しくなるように信号
の振幅を前記信号補正回路317で補して信号処理回路
315に出力される。
【0060】このように、再生時に検出されたパイロッ
ト信号のレベルを、パイロット信号挿入時と同じレベル
となるように映像信号に補正を行うことによって、記録
媒体に記録する際の映像信号と同一レベルの映像信号を
記録媒体より再生することができる。
【0061】また、パイロット信号は映像信号のブラン
キング部分の任意の場所に挿入されるので、このパイロ
ット信号を正確に検出して得られるタイミングによっ
て、信号処理の基準となる基準サンプリングクロック及
び各種タイミング信号の位相を正確に規定することが可
能となり、確実な信号処理を行うことができる。
【0062】さらに、記録再生装置から映像信号を再生
する際、クランプレベルの変動及び映像信号振幅レベル
に変化が生じても、常に、レベルの変動の無い映像信号
を得ることができる。
【0063】ここで、タイミング信号発生器314の動
作を説明する。記録媒体より読み出された映像信号のブ
ランキング期間に挿入された前記パイロット信号の立ち
上がり部分Aをトリガにして基準サンプリングクロック
よりさらに周波数の高いサンプリングクロックをサンプ
リング信号発生器311より発生し、図20に示すBの
レベル及びFのレベルをサンプリング回路312にサン
プリングする。前記サンプリングサイロ312にサンプ
リングされた図20に示すBのレベル及びFのレベルの
平均値をホールドし、前記B部分以降のパイロット信号
をBのレベルとコンパレータ313により比較し、図2
0に示すDのタイミングを正確に検出する。
【0064】そして、このタイミングを基にしてタイミ
ング信号発生器314により基準サンプリングクロック
や信号処理の各種タイミングの位相を規定する。
【0065】この操作により、図23に示すように映像
信号にサグなどの影響が生じている場合においても、正
確な基準サンプリングクロック及び各種タイミング信号
の位相規定が可能となり、正確に画像信号の各ドット情
報のサンプリング,信号処理を行うことができる。
【0066】図24ないし図26を参照して前記図17
の実施例の第2実施例を説明する。図24に示すように
本実施例の映像信号記録再生装置は、図25に示す複数
の幅の異なる信号群(以下画像帯域信号と記載)を信号
発生器331で発生させ、この画像帯域信号を映像信号
のブランキング期間の任意の位置に挿入して記録再生装
置の記録媒体332に映像信号の記録を行う。
【0067】そして、映像信号を再生する際には前記画
像帯域信号を映像信号と共に記録媒体332より読み出
して、映像信号のブランキング部分の任意の位置に挿入
された画像帯域信号をサンプリング回路333でサンプ
リングする一方、ピーク検出回路334でピーク検出を
行い、この結果を基にイコライザ335が制御され映像
信号を処理して出力する。
【0068】以下、本実施例の動作を説明する。映像信
号の高域成分の振幅は、記録再生装置に映像信号を記録
・再生する過程での、記録系・再生系の伝送特性によっ
て減衰する。すなわち、図25に示すように画像帯域信
号は、複数の幅の異なる信号群であり、図26に示すよ
うに画像帯信号の中でも信号の幅の狭い、つまり、周波
数の高い信号ほど振幅が減衰する。これらの画像帯域信
号のピーク値をピークホールド、或は、サンプリングを
行なって検出し、これらの検出されたピーク値の変化に
基づいてイコライザ335を制御することによって画像
信号の高域補正を行う。この高域補正を行うことによっ
てり記録系・再生系の伝送特性に伴う高域成分の減衰に
よる画像信号の劣化が補正され、記録再生装置より正確
な画像信号を得ることが可能となる。
【0069】なお、コンパレータによって検出した位相
信号と、タイミング信号発生器より出力される基準サン
プリングクロックの分周信号とをPLL回路によって位
相同期させることによって、基準サンプリングクロック
の位相を正確に規定することも可能である。
【0070】図27ないし図29を参照して前記図17
の実施例の第3実施例を説明する。図27に示すように
本実施例の記録再生装置は、図28(A)に示す映像信
号をサンプリングするサンプリングクロックの1クロッ
ク幅の信号(以下画像位相情報信号と記載)を信号発生
器341で発生させて、映像信号のブランキング期間の
任意の位置に挿入して、記録再生装置の記録媒体342
に記録を行う。
【0071】映像信号を再生する際に前記画像位相情報
信号は、映像信号とともに記録媒体342より読み出さ
れ、A/D変換器343で用いられるサンプリングクロ
ックと、このサンプリングクロックと異なる位相を持ち
A/D変換器344で用いられるサンプリングクロック
とをクロック発生器347で発生させる。これらのサン
プリングクロックを用いてA/D変換器343及びA/
D変換器344の画像信号をサンプリングしてデジタル
信号に変換する。
【0072】そして、これらの異なる位相によりサンプ
リングされた数種類のサンプリングデータを制御回路3
45で比較することによって最適なデータを選択出力す
るよう制御回路345でスイッチ346を制御する。
【0073】本実施例の動作を説明する。記録再生装置
により記録・再生する過程で信号の立ち上がり、立ち下
がりにおける特性は異なり、図28(A)に示す画像位
相情報信号を記録,再生する過程で、図28(B)に示
すように画像位相情報信号の立ち上がり,立ち下がりに
歪みが生じてしまう場合をある。
【0074】この場合、図29に示す実線(記録前の画
像信号)と点線(立ち上がり,立ち下がり特性により歪
んだ画像信号)とで示すように画像信号部分に、同様の
歪みが生じ、通常のサンプリングクロックのタイミング
でサンプリングを行っても正確なサンプリングを行うこ
とができない。
【0075】このために図28(B)に示すように、記
録媒体より画像信号と共に再生された画像位相情報信号
を画像信号のサンプリングクロックより高い周波数でサ
ンプリングを行うことによって、画像位相情報信号の最
上位を示したタイミングに位相を合わせて通常のサンプ
リングクロックと同一の周波数を持つサンプリングクロ
ックをサンプリングクロック(I)とする。
【0076】また、画像位相情報信号の最下位を示した
タイミングに位相を合わせた通常のサンプリングクロッ
クと同一の周波数を持つサンプリングクロックをサンプ
リングクロック(II)とする。
【0077】これらサンプリングクロック(I)及びサ
ンプリングクロック(II)は、制御回路345より得ら
れた情報によってクロック発生器347より出力され
る。そして、画像信号のサンプリングにサンプリングク
ロック(I)を用い、n回目にサンプリングした画像信
号のデータと(n−1)回目にサンプリングした画像信
号のデータとを比較してn回目にサンプリングした画像
信号のデータが(n−1)回目にサンプリングした画像
信号のデータより小さくなったとき、n回目にサンプリ
ングされたデータを、n回目のサンプリングクロック
(II)によってサンプリングされたデータに置換して出
力する。
【0078】つまり、図29のA,B,C,G,Eの区
間ではサンプリングクロック(I)によりサンプリング
されたデータを出力する。また、同図のD,Fの区間、
すなわちサンプリングクロック(I)によりサンプリン
グされたデータが、直前にサンプリングクロック(I)
によりサンプリングされたデータよりも小さくなった場
合においては、この区間のデータをサンプリングクロッ
ク(II)によってサンプリングされたデータに置換して出
力する。
【0079】このように、画像信号をサンプリングする
タイミングを記録再生装置の記録・再生の過程で生じる
信号の立ち上がり、立ち下がりの特性の変化を考慮して
することにより、常に適切なデータを得ることができ
る。
【0080】図30及び図31を参照して前記図17の
実施例の第4実施例を説明する。図30に示すように本
実施例の記録再生装置は、図31に示す画面の情報を表
す信号(以下画面判別情報信号と記載)を信号発生器3
51で発生させ、映像信号のブランキング期間の任意の
位置に、画像信号をサンプリングするサンプリングクロ
ックと同一のタイミングで挿入し、画像信号と共に記録
媒体352に記録する。
【0081】図31に示すように画面判別情報信号は、
画像信号のフィールド情報,RGB情報,ドット情報な
ど画面を合成する際、或は、信号処理を行う際に必要な
情報で構成され、例えば、これらの情報を2進数に変換
して記録されているものとする。
【0082】再生の際、この画面判別情報信号は、画像
情報と共に記録媒体352より読み出され、A/D変換
器353とタイミング発生回路354で作られたサンプ
リングクロックによりディジタル信号に変換される。こ
のディジタル信号に変換された映像信号から画面判別情
報信号をデータ検出回路355でタイミング発生器35
4で作られたサンプリングクロックにより抽出し、画面
判別情報信号より得られたフィールド情報,RGB情
報,画素情報を基に画像信号を信号処理回路356にて
処理、或は、複数画面に分割・記録された画像信号を再
合成する際に利用する。
【0083】このように、映像信号のブランキング期間
の任意の部分に映像信号のサンプリングと同一のタイミ
ングで画面判別情報信号を挿入することにより、画面判
別情報信号は常に適切なタイミングでサンプリングさ
れ、画像信号の信号処理や複数画面に分割・記録された
画像信号の再合成の際などに必要な情報を正確に抽出す
ることができ、確実な処理を行うことができる。
【0084】また、A/D変換器出力のディジタルデー
タとして画面判別情報信号が得られるため、検出・判別
が容易で他の検出回路を必要としない。
【0085】ところで、図32に示すようにモニター3
61の画面上には内視鏡に接続された図示しないTVカ
メラ、又は、ビデオスコープから出力された内視鏡画像
362と超音波診断された超音波画像363とが並列に
表示されるようになっている。図33に示すように内視
鏡用TVカメラ364と超音波診断装置365の各映像
信号を画像合成装置366により映像を合成してモニタ
361に別画像として出力している。
【0086】このように、別個のモニタに映し出されて
いた内視鏡画像及び長音波画像を同一モニタ画面上で同
時観察できるので、的確な診断が容易となる。
【0087】また、図34は、モニター361上に内視
鏡画像う362を表示し、この内視鏡画像362に超音
波画像を重ね合わせて観察することができるようにモニ
タ361の前面に超音波画像を表示する透過型の液晶板
367を配設したものである。
【0088】このように、内視鏡画像とこの内視鏡画像
の深部を捕らえた超音波画像とを重ね合わせて表示する
ことにより、診断がさらに容易、且つ、効率的に行うこ
とができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、複数の入力手段を介し
て入力した画像を表示モードに応じて合成し、この合成
した画像を複数の画像表示手段に表示モードに対応させ
て表示する内視鏡用画像表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図
1は内視鏡用画像表示装置の概略構成を示すブロック図
【図2】複数の表示制御手段で形成した表示画面への表
示例
【図3】複数の表示制御手段で形成した表示画面への他
の表示例
【図4】表示制御手段の内部構成を示すブロック図
【図5】図2の表示例の動作を示す説明図
【図6】図6ないし図9は1つのモニタを備えた画像表
示装置に係り、図6は画像表示装置の概略構成を示すブ
ロック図
【図7】モニタの画面構成の一例を示す図
【図8】大容量フレームバッファへのメモリ状態を説明
する図
【図9】画像表示装置の動作を説明するフローチャート
【図10】図10ないし図16は高精細画像の信号を記
録する記録再生装置に係り、図10は記録再生装置の概
略構成を示すブロック図
【図11】出力データとラッチ入力データ列とを示す図
【図12】出力データとラッチ出力データ列とを示す図
【図13】記録再生装置の他の概略構成を示すブロック
【図14】メモリ出力データ列とマルチプレクサ出力デ
ータとを示す図
【図15】NTSC規格の1水平期間における画像デー
タを示す図
【図16】メモリから出力される高精細画像データとN
TSC規格の1水平期間とを示す図
【図17】図17ないし図 は映像信号記録再生装置の
信号処理に係り、図17は映像信号記録再生装置の信号
処理部のブロック図
【図18】1水平期間の映像信号にパイロット信号を挿
入した図
【図19】映像信号を再生する際の動作を示すブロック
【図20】1水平期間の映像信号に画像信号のドットに
合わせてパイロット信号を挿入した波形図
【図21】図19のa,b,c,dにおけるタイミング
チャート
【図22】図19のa,b,c,eにおける補正した信
号の波形図
【図23】サンプリングクロックと位相ずれのあるパイ
ロット信号との作用図
【図24】図24ないし図26は前記図17の第2実施
例に係り、図24は映像信号記録再生装置の信号処理部
のブロック図
【図25】1水平期間の映像信号に画像帯域信号を挿入
した波形図
【図26】画像帯域信号の減衰状態を示す波形図
【図27】図27ないし図29は前記図17の第3実施
例に係り、図27は映像信号記録再生装置の信号処理部
のブロック図
【図28】1水平期間の映像信号に画像位相情報信号を
挿入した波形図
【図29】記録前の画像信号と画像信号の立ち上がり、
立ち下がりにおけるサンプリングクロックの関係を示す
【図30】図30及び図31は前記図17の第4実施例
に係り、図30は映像信号記録再生装置の信号処理部の
ブロック図
【図31】1水平期間の映像信号に画面判別情報信号を
挿入した波形図
【図32】同一モニタ画面に表示される内視鏡画像と超
音波画像とを示す図
【図33】画像表示装置の概略を示す図
【図34】モニタ画面の変形例を示す正面図及び側面図
【符号の説明】
1…内視鏡用画像表示装置 21,31,41,51…入力手段 22,32,42,52…記憶手段(バッファメモリ) 6…表示制御手段 25,35,45,55…画像表示手段(モニタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 康雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−275032(JP,A) 特開 平3−93380(JP,A) 特開 平4−212336(JP,A) 特開 平3−95593(JP,A) 特開 平4−361735(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 A61B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像表示手段を有する内視鏡用画
    像表示装置において、 内視鏡画像及び複数の画像を入力する入力手段と、 これらの入力手段によって入力された画像をそれぞれ記
    憶する複数の記憶手段と、 これら複数の記憶手段に記憶された画像を表示モードに
    対応させて合成すると共に、この合成した画像データを
    表示モードに対応させて前記複数の画像表示手段に表示
    する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡用画像表示装置。
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