JP3223121B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP3223121B2
JP3223121B2 JP32252296A JP32252296A JP3223121B2 JP 3223121 B2 JP3223121 B2 JP 3223121B2 JP 32252296 A JP32252296 A JP 32252296A JP 32252296 A JP32252296 A JP 32252296A JP 3223121 B2 JP3223121 B2 JP 3223121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は映像信号処理装置に関
し、特にたとえば複数のカメラによって撮影された映像
をモニタに分割表示するために、複数のカメラ信号(映
像信号)を処理する、映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に示す従来の映像信号処理装置1
では、入力された4つのカメラ信号のうちの2つがビデ
オスイッチ2aによって時分割多重され、残りの2つが
ビデオスイッチ2bによって時分割多重され、ビデオス
イッチ2aから出力された時分割多重カメラ信号がA/
D変換器3aを介して画像メモリ4に与えられ、そして
ビデオスイッチ2bから出力された時分割多重カメラ信
号がA/D変換器3bを介して画像メモリ4に与えられ
る。画像メモリ4に形成された4つのメモリエリアのそ
れぞれにはたとえば奇数フィールドのカメラ信号のみが
書き込まれ、その後画像メモリ4がインタレース方式で
走査される。これによって奇数フィールドのカメラ信号
に基づくマルチ映像信号が生成され、それがD/A変換
器5を介してモニタに与えられる。これによって、モニ
タには垂直方向のぶれが生じない映像が表示されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、画像メモリ4には奇数フィールドのカメラ
信号しか書き込まれないため、いずれのフィールドの映
像信号も書き込む場合に比べて画像メモリ4の更新周期
が長くなり、出力される映像が不自然になるという問題
があった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、垂
直ぶれがなくかつ自然な映像をモニタに表示することが
できる、映像信号処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の映像
信号のそれぞれについてそれが第1フィールドの映像信
号であるか第2フィールドの映像信号であるかを判別
し、判別結果を出力する判別手段、ビデオメモリに形成
された複数のメモリエリアに複数の映像信号をそれぞれ
書き込む書込手段、判別結果に従って第1フィールドの
映像信号が格納されたメモリエリアから連続する2ライ
ン分の映像信号を読み出す第1読出手段、判別結果に従
って第2フィールドの映像信号が格納されたメモリエリ
アから1ライン分の映像信号を読み出す第2読出手段、
2ライン分の映像信号によって1ライン分の映像信号を
補間する補間手段、および判別結果に従って補間手段を
能動化する能動化手段を備える、映像信号処理装置であ
る。
【0006】
【作用】複数の映像信号のそれぞれについて、それが第
1フィールドの映像信号であるか第2フィールドの映像
信号であるかが、判別手段によって判別され、たとえば
それぞれの映像信号と判別結果とが1:1で対応するテ
ーブルが作成される。複数の映像信号はまた、ビデオメ
モリに形成された複数のメモリエリアに書き込まれる。
テーブルを参照した結果、読み出しに係るメモリエリア
に第1フィールドの映像信号が格納されていると判明す
れば、第1読出手段が、そのメモリエリアから連続する
2ライン分の映像信号を読み出す。
【0007】一方、メモリエリアに第2フィールドの映
像信号が格納されていると判明すれば、第2メモリ手段
がそのメモリエリアから1ライン分の映像信号を読み出
す。補間手段は、第1フィールドの映像信号が読み出さ
れるときに能動化手段によって能動化される。このた
め、連続する2ライン分の映像信号によって1ライン分
の映像信号が補間され、補間された映像信号が出力され
る。一方、第2フィールドの映像信号が読み出されたと
きは補間手段は動作せず、第2フィールドの映像信号は
そのまま出力される。
【0008】なお、補間手段が能動化されると、この補
間手段は、連続する2ライン分の映像信号のうち1ライ
ン目の映像信号をラインメモリに一旦保持し、その後1
ライン目の映像信号と2ライン目の映像信号とを加算
し、かつ加算結果を1/2にする。そして、演算結果を
再びラインメモリに保持した後、出力端子から出力す
る。補間手段が能動化されないときは、入力された1ラ
イン分の映像信号は一旦ラインメモリに保持された後読
み出され、そのまま出力端子から出力される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、判別結果に従って補
間手段を能動化するようにしたため、ビデオメモリから
読み出される映像信号に奇数フィールドの映像信号およ
び偶数フィールドの映像信号が含まれていたとしても、
出力される映像に垂直方向のぶれが生じることはない。
また、ビデオメモリに奇数フィールドの映像信号および
偶数フィールドの映像信号のいずれを書き込んでもよい
ため、ビデオメモリの更新周期を短くすることができ、
自然な映像を出力することができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例の映像信号処理
装置10は第1カメラ信号〜第4カメラ信号を受ける入
力端子S1〜S4を含む。第1カメラ信号〜第4カメラ
信号はいずれもビデオスイッチ12aおよび12bに与
えられるが、スイッチコントロール回路24による制御
によって、ビデオスイッチ12aは第1カメラ信号と第
3カメラ信号との間でスイッチングを切り換え、第1カ
メラ信号および第3カメラ信号が2フィールドずつ時分
割多重された時分割多重カメラ信号を出力する。また、
ビデオスイッチ12bはスイッチコントロール回路24
の制御によって第2カメラ信号と第4カメラ信号との間
でスイッチングを切り換え、第2カメラ信号および第4
カメラ信号が2フィールドずつ時分割多重された時分割
多重カメラ信号を出力する。
【0012】ビデオスイッチ12aから出力された時分
割多重信号に含まれる複合同期信号は同期分離回路16
aで検出され、その複合同期信号に位相がロックされた
クロックがPLL回路18aで生成される。書込コント
ロール回路22aは、生成されたクロックをタイミング
信号として受けるとともにスイッチコントロール回路2
4の制御を検出し、A/D変換器14aから出力された
時分割多重カメラ信号に含まれる第1カメラ信号および
第3カメラ信号を、図3に示す画像メモリ(VRAM)
26の第1メモリエリアおよび第3メモリエリアに書き
込む。一方、書込コントロール回路22bは、同期分離
回路16bで検出された複合同期信号に位相がロックし
たクロックとスイッチコントロール回路24の制御とに
基づいて、A/D変換器14bから出力された時分割多
重カメラ信号に含まれる第2カメラ信号および第4カメ
ラ信号を、画像メモリ26の第2メモリエリアおよび第
4メモリエリアに書き込む。
【0013】フィールド判別回路20aは、PLL回路
18aで生成されたクロックに基づいて、第1カメラ信
号および第3カメラ信号のそれぞれが奇数フィールドお
よび偶数フィールドのいずれであるかを判別する。すな
わち、奇数フィールドでは、垂直帰線消去期間が水平帰
線消去期間と同相で始まり、垂直走査が映像信号の水平
走査と同じタイミングで終わるのに対して、偶数フィー
ルドでは、垂直走査が映像信号の水平走査の中点で始ま
り、同じく水平走査の中点で終わるため、このクロック
に基づいてフィールド判別回路20aがフィールドを判
別する。フィールド判別回路20bもまた、上述と同様
にして、第2カメラ信号および第4カメラ信号のそれぞ
れが奇数フィールドおよび偶数フィールドのいずれであ
るかを判別する。
【0014】フィールド判別回路20aおよび20b
は、第1カメラ信号〜第4カメラ信号の書き込みが完了
した時点で、その判別結果に従って図2に示すテーブル
28のフラグをセットまたはリセットする。すなわち、
判別結果が奇数フィールドであれば、判別したカメラ信
号に対応するフラグをセットし、判別結果が偶数フィー
ルドであれば、判別したカメラ信号に対応するフラグを
リセットする。
【0015】なお、書込コントロール回路22aおよび
22bは、2フィールド分のカメラ信号にそっくり含ま
れる1フィールド分のカメラ信号を画像メモリ26に書
き込み、フィールド判別回路22aおよび22bは画像
メモリ26に書き込むべきカメラ信号についてフィール
ド判別を行う。読出コントロール回路30は、図2に示
すテーブル28を参照しかつタイミングジェネレータ3
2からのタイミング信号に従って、画像メモリ26に格
納された第1カメラ信号〜第4カメラ信号を読み出す。
このとき、読出コントロール回路30は、奇数フィール
ドのカメラ信号が格納されたメモリエリアを、所定期間
かけてインタレース方式で走査し、カメラ信号を読み出
す。すなわち、その所定期間の前半では1ライン目から
読み出しを開始して2ライン毎に1ライン分の映像信号
を読み出し、所定期間の後半では2ライン目から読み出
しを開始して2ライン毎に1ライン分の映像信号を読み
出す。
【0016】一方、偶数フィールドのカメラ信号が格納
されたメモリエリアについては、所定期間かけて連続す
る2ライン分の映像信号を2ライン毎に読み出す。この
ときも、所定期間の前半では1ライン目から読み出しを
開始し、後半では2ライン目から読み出しを開始する。
ただし、読出コントロール回路30は、図4に示すモニ
タ39の第1モニタエリア〜第4モニタエリアに4つの
映像を分割表示することを考慮して、水平方向において
は1画素おきにカメラ信号を間引いて読み出す。なお、
画像メモリ26のライン数とモニタ39のライン数とは
同じであるため、垂直方向において映像信号を間引く必
要はない。
【0017】垂直フィルタ36aは第1カメラ信号およ
び第3カメラ信号を受け、垂直フィルタ36bは第2カ
メラ信号および第4カメラ信号を受ける。フィルタコン
トロール回路34は、タイミングジェネレータ32から
のタイミング信号を受けることによって読出コントロー
ル回路30と同期し、テーブル28に従って垂直フィル
タ36aおよび36bを所定期間能動化する。
【0018】画像メモリ26から偶数フィールドのカメ
ラ信号が読み出されると、垂直フィルタ36aまたは3
6bが能動化され、読み出された連続する2ライン分の
映像信号によって1ライン分の映像信号が補間される。
図5を用いて具体的に説明すると、メモリエリアからは
まず所定期間の前半に1ライン目からカメラ信号の読み
出しが開始され、読み出された連続する2ライン分のカ
メラ信号によって1ライン分のカメラ信号が補間され
る。また、所定期間の後半では2ライン目からカメラ信
号の読み出しが開始され、読み出された2ライン分のカ
メラ信号によって1ライン分のカメラ信号が補間され
る。
【0019】一方、画像メモリ26から奇数フィールド
のカメラ信号が読み出されるときは垂直フィルタ36a
および36bは能動化されない。したがって、図6から
わかるように、まず所定期間の前半に、1ライン目から
1ラインおきに読み出されたカメラ信号がそのまま垂直
フィルタ36aまたは36bから出力され、所定期間の
後半に、2ライン目から1ラインおきに読み出されたカ
メラ信号がそのまま垂直フィルタ36aまたは36bか
ら出力される。
【0020】垂直フィルタ36aおよび36bから出力
されたカメラ信号は、タイミングジェネレータ32によ
って制御されるスイッチSW1を介してD/A変換器3
8でアナログ信号に変換され、図4に示すモニタ39に
与えられる。すなわちモニタ39には第1カメラ信号〜
第4カメラ信号が1/2H毎に時分割多重されたマルチ
映像信号が入力され、これによって第1モニタエリア〜
第4モニタエリアに4つの映像が表示される。
【0021】垂直フィルタ36aおよび36bは、図7
に示すように構成される。すなわち、画像メモリ26か
ら出力された現ラインのカメラ信号は加算器42aに与
えられ、ラインメモリ40aから出力された前ラインの
カメラ信号と加算されかつ加算結果が1/2にされる。
すなわち、ラインメモリ40aからの前ラインのカメラ
信号と画像メモリ26からの現ラインのカメラ信号によ
って1ライン分のカメラ信号が補間される。現ラインの
カメラ信号および補間されたカメラ信号は端子S7aお
よびS8aに与えられ、フィルタコントロール回路34
からのコントロール信号によって制御されるスイッチS
W2aによっていずれか一方が選択され、そして選択さ
れたカメラ信号がラインメモリ40aに書き込まれる。
その後、ラインメモリ40aから読み出されたカメラ信
号が出力端子S9aから出力される。なお、垂直フィル
タ36bは垂直フィルタ36aと同様に構成されるた
め、それぞれの素子を示す参照番号に付された“a”を
“b”に置き換えることによって、重複した説明を省略
する。
【0022】画像メモリ26の左側のメモリエリアから
偶数フィールドのカメラ信号が読み出され、右側のメモ
リエリアから奇数フィールドのカメラ信号が読み出され
るときのタイミング図を図8に示す。図8(B)からわ
かるように、右側のメモリエリアからは、図8(A)に
示す水平同期信号の1周期の前半に、1ライン分の映像
信号が35MHzのクロックレートで1ラインおきに読
み出される。このとき、垂直フィルタ36aのスイッチ
SW2aは端子S7aと接続され、そのカメラ信号が、
図8(C)に示すように同じクロックレートでラインメ
モリ40aに書き込まれる。そして、水平同期信号の1
周期の後半に21MHzのクロックレートでそのカメラ
信号がラインメモリ40aから読み出され、出力端子S
9aから出力される。
【0023】一方、画像メモリ26の左側のメモリエリ
アからは、図8(B)に示すように水平同期信号の1周
期の後半において、連続する2ライン分のカメラ信号が
35MHzのクロックレートで2ライン毎に読み出され
る。このうち1ライン目のカメラ信号が読み出されると
きは、スイッチSW2bは端子S7bと接続され、図8
(D)に示すようにそのカメラ信号がラインメモリ40
bに保持される。その後、画像メモリ26から2ライン
目のカメラ信号が読み出されると同時にラインメモリ4
0bから保持された1ライン目のカメラ信号が読み出さ
れ、両者が加算器42aで加算されかつ加算結果が1/
2にされる。このときスイッチSW2bは端子S8bと
接続されるため、補間されたカメラ信号がラインメモリ
40bに35MHzのクロックレートで書き込まれる。
そして、書き込まれたカメラ信号が21MHzのクロッ
クレートでラインメモリ40bから読み出され、出力端
子S9bから出力される。なお、スイッチSW1は、垂
直フィルタ36aから補間されたカメラ信号が出力され
るときに端子S5と接続され、垂直フィルタ36bから
補間処理がかけられていないカメラ信号が出力されると
き端子S6と接続され、これによって図8(E)に示す
カメラ信号がモニタ39に出力される。
【0024】画像メモリ26の左側から奇数フィールド
のカメラ信号を読み出し、右側から偶数フィールドのカ
メラ信号を読み出すときのタイミング図を図9に示す。
右側のメモリエリアからは連続する2ラインのカメラ信
号が2ライン毎に読み出され、そのうち1ライン目から
読み出されたカメラ信号がまずラインメモリ40aに書
き込まれる。そして、2ライン目のカメラ信号が画像メ
モリ26から読み出されると同時にラインメモリ40a
から1ライン目のカメラ信号が読み出され、加算器42
aによって補間したカメラ信号が生成される。そして、
補間したカメラ信号がスイッチSW2aを介してライン
メモリ40aに書き込まれ、その後出力端子S9aから
出力される。
【0025】一方、左側のメモリエリアからは1ライン
おきに1ライン分のカメラ信号が読み出され、スイッチ
SW2bを介してラインメモリ40bに保持される。そ
の後、このカメラ信号が読み出され、出力端子S9bか
ら出力される。スイッチSW1は垂直フィルタ36aか
ら補間されたカメラ信号が出力されるとき端子S5に接
続され、垂直フィルタ36bから補間処理がかけられて
いないカメラ信号が出力されるとき端子S6と接続さ
れ、これによってモニタ39の所定メモリエリアからこ
のカメラ信号が出力される。
【0026】画像メモリ26の左側のメモリエリアおよ
び右側のメモリエリアの両方から偶数フィールドのカメ
ラ信号が読み出されるときのタイミング図を図10に示
す。右側のメモリエリアからは連続する2ライン分のカ
メラ信号が読み出され、そのうち1ライン目のカメラ信
号が出力されるときスイッチSW2は端子S7aに接続
され、2ライン目のカメラ信号が出力されるときスイッ
チSW2aは端子S8aに接続される。このため、まず
1ライン目のカメラ信号がラインメモリ40aに保持さ
れ、その後このカメラ信号と2ライン目のカメラ信号と
が加算器42aで加算される。このため、その連続する
2ライン分のカメラ信号によって1ライン分のカメラ信
号が補間され、補間されたカメラ信号がラインメモリ4
0aを介して出力端子S9aから出力される。左側のメ
モリエリアからもまた連続する2ライン分のカメラ信号
が読み出され、それに基づいて加算器42bによって1
ライン分のカメラ信号が補間され、出力端子S9bから
出力される。このようにして補間されたカメラ信号がス
イッチSW1およびD/A変換器38を介してモニタ3
9に与えられ、所定のモニタエリアから出力される。
【0027】画像メモリ26の左側のメモリエリアおよ
び右側のメモリエリアの両者から奇数フィールドのカメ
ラ信号が読み出されるときのタイミング図を図11に示
す。それぞれのメモリエリアからは1ラインおきに1ラ
イン分のカメラ信号が読み出される。スイッチSW2a
およびSW2bは常に端子S7aおよびS7bと接続さ
れるため、右側のメモリエリアからのカメラ信号はライ
ンメモリ40aに格納され、左側のメモリエリアからの
カメラ信号はラインメモリ40bに格納される。そし
て、それぞれのカメラ信号がラインメモリ40aおよび
40bから読み出され、出力端子S9aおよびS9bか
ら出力される。ラインメモリ40aからカメラ信号が読
み出されるとき、スイッチSW1は端子S5と接続さ
れ、ラインメモリ40bからカメラ信号が読み出される
とき、スイッチSW1は端子S6と接続されるため、読
み出されたカメラ信号はモニタ39の所定エリアから出
力される。なお、図8〜図11に丸で囲って示されてい
る数字は、メモリエリアのライン番号である。
【0028】この実施例によれば、偶数フィールドのカ
メラ信号が画像メモリから読み出されるときだけ垂直フ
ィルタを能動化し、そのカメラ信号に補間処理をかける
ようにしたため、モニタから出力される映像に垂直方向
のぶれが発生するのを防止することができる。また、画
像メモリに奇数フィールドおよび偶数フィールドを問わ
ずカメラ信号を書き込むようにしたため、カメラ信号の
更新周期を短くすることができ、モニタに自然な映像を
表示することができる。
【0029】図12および図13を参照して、他の実施
例の映像信号処理装置10は図1実施例と同様の回路を
含むため、同じ回路については同じ参照番号を付すこと
によって重複した説明を省略する。A/D変換器14a
から出力された時分割多重カメラ信号に含まれる第1カ
メラ信号および第3カメラ信号はフィールドメモリ44
aに与えられ、書込コントロール回路22a′によって
1フィールド分の第1カメラ信号および第3カメラ信号
が一旦保持され、読出コントロール回路50によって読
み出される。A/D変換器14bから出力された時分割
多重カメラ信号に含まれる第2カメラ信号および第4カ
メラ信号もまた、書込コントロール回路22b′によっ
てフィールドメモリ44bに一旦書き込まれ、読出コン
トロール回路50によって読み出される。フィールドメ
モリ44aおよび44bからは1フィールドおきにかつ
交互にカメラ信号が読み出され、それぞれがタイミング
ジェネレータ52によって制御されるスイッチSW3に
よって選択されることによって1フィールドの第1カメ
ラ信号〜第4カメラ信号を含む時分割多重カメラ信号が
生成される。一方、テーブル28′は図2に示すテーブ
ル28′と同じものであり、多重コントロール回路48
はこのテーブル28′に書き込まれたフラグ情報をコン
トロール信号としてコード多重回路50に与える。この
ため、コード多重回路54は、入力された時分割多重カ
メラ信号に含まれる第1カメラ信号〜第4カメラ信号の
それぞれに、そのフラグ情報のコードをフィールド判別
コードとして多重する。フィールド判別コードが多重さ
れた時分割多重カメラ信号は、D/A変換器56を介し
て図示しないVTRに与えられ、それによって図示しな
いビデオテープに記録される。
【0030】VTRによってビデオテープから再生され
た時分割多重カメラ信号は、図13に示すA/D変換器
57を介して画像メモリ26に与えられる。この時分割
多重カメラ信号に含まれる複合同期信号は同期分離回路
60で検出され、検出された複合同期信号に位相がロッ
クされたクロックがPLL回路62によって生成され
る。さらに、時分割多重カメラ信号に多重されたフィー
ルド判別コードがコード解読回路58によって解読さ
れ、解読結果に従ってテーブル28のフラグがセットま
たはリセットされる。書込コントロール回路64は、P
LL回路62によって生成されたクロックおよびコード
解読回路58による解読結果に基づいて、時分割多重カ
メラ信号に含まれる第1カメラ信号〜第4カメラ信号の
それぞれを画像メモリ26の所定メモリエリアに書き込
む。また、読出コントロール回路30は、テーブル28
に従って画像メモリ26からカメラ信号を読み出す。
【0031】この実施例によれば、フィールド判別情報
をコード多重回路によって時分割多重カメラ信号に多重
するようにしたため、その時分割多重カメラ信号をVT
Rによって記録した場合でも、そのフィールド判別コー
ドを解読することによって垂直方向にぶれの生じない自
然な映像をモニタに表示することができる。なお、この
実施例では偶数フィールドのカメラ信号に補間処理をか
けるようにしたが、奇数フィールドの映像信号に補間処
理をかけるようにしてもよいことはもちろんである。
【0032】また、この実施例ではカメラ信号を用いて
説明したが、この発明はこの例に限られないことはもち
ろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】テーブルを示す図解図である。
【図3】画像メモリを示す図解図である。
【図4】モニタを示す図解図である。
【図5】図1実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図6】図1実施例の動作の他の一部を示す図解図であ
る。
【図7】垂直フィルタを示すブロック図である。
【図8】垂直フィルタの動作の一部を示すタイミング図
であり、(A)は垂直同期信号を示す波形図であり、
(B)は画像メモリの出力を示す図解図であり、(C)
はラインメモリの書込/読出アドレスを示す図解図であ
り、(D)は別のラインメモリの書込/読出アドレスを
示す図解図であり、(E)は最終出力を示す図解図であ
る。
【図9】垂直フィルタの動作の一部を示すタイミング図
であり、(A)は垂直同期信号を示す波形図であり、
(B)は画像メモリの出力を示す図解図であり、(C)
はラインメモリの書込/読出アドレスを示す図解図であ
り、(D)は別のラインメモリの書込/読出アドレスを
示す図解図であり、(E)は最終出力を示す図解図であ
る。
【図10】垂直フィルタの動作の一部を示すタイミング
図であり、(A)は垂直同期信号を示す波形図であり、
(B)は画像メモリの出力を示す図解図であり、(C)
はラインメモリの書込/読出アドレスを示す図解図であ
り、(D)は別のラインメモリの書込/読出アドレスを
示す図解図であり、(E)は最終出力を示す図解図であ
る。
【図11】垂直フィルタの動作の一部を示すタイミング
図であり、(A)は垂直同期信号を示す波形図であり、
(B)は画像メモリの出力を示す図解図であり、(C)
はラインメモリの書込/読出アドレスを示す図解図であ
り、(D)は別のラインメモリの書込/読出アドレスを
示す図解図であり、(E)は最終出力を示す図解図であ
る。
【図12】この発明の他の実施例の一部を示すブロック
図である。
【図13】この発明の他の実施例の他の一部を示すブロ
ック図である。
【図14】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 …映像信号処理装置 26 …画像メモリ 20a,20b …フィールド判別回路 36a,36b …垂直フィルタ 34 …フィルタコントロール回路

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の映像信号のそれぞれについてそれが
    第1フィールドの映像信号であるか第2フィールドの映
    像信号であるかを判別し、判別結果を出力する判別手
    段、 ビデオメモリに形成された複数のメモリエリアに前記複
    数の映像信号をそれぞれ書き込む書込手段、 前記判別結果に従って前記第1フィールドの映像信号が
    格納されたメモリエリアから連続する2ライン分の映像
    信号を読み出す第1読出手段、 前記判別結果に従って前記第2フィールドの映像信号が
    格納されたメモリエリアから1ライン分の映像信号を読
    み出す第2読出手段、 2ライン分の映像信号によって1ライン分の映像信号を
    補間する補間手段、および前記判別結果に従って前記補
    間手段を能動化する能動化手段を備える、映像信号処理
    装置。
  2. 【請求項2】前記補間手段は、前記メモリエリアの1ラ
    イン分のメモリ容量するラインメモリ、前記ラインメモ
    リから出力された映像信号と前記メモリエリアからの1
    ライン分の入力映像信号とを加算しかつ加算結果を1/
    2にする演算手段、前記演算手段による演算結果および
    前記入力映像信号のいずれか一方を選択して前記ライン
    メモリに与える選択手段、および前記ラインメモリの出
    力側に接続された出力端子を含み、前記選択手段は前記
    能動化手段によって制御される、請求項1記載の映像信
    号処理装置。
  3. 【請求項3】前記選択手段は、前記第1読出手段によっ
    て前記連続する2ライン分の映像信号が読み出されたと
    き、まず最初の1ライン分の映像信号を選択し、次に前
    記演算手段による演算結果を選択する、請求項2記載の
    映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】前記選択手段は、前記ライン読出手段によ
    って前記1ライン分の映像信号が読み出されたとき、前
    記1ライン分の映像信号を選択する、請求項2または3
    記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】前記第1読出手段は第1所定期間かけて前
    記メモリエリアから2ライン毎に前記連続する2ライン
    分の映像信号を読み出す、請求項1ないし4のいずれか
    に記載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】前記第1読出手段は前記第1所定期間の前
    半と後半とで切り換わる第1基準ラインおよび第2基準
    ラインから読み出しを開始する、請求項5記載の映像信
    号処理装置。
  7. 【請求項7】前記第2読出手段は第2所定期間かけて前
    記メモリエリアから2ライン毎に前記1ライン分の映像
    信号を読み出す、請求項1ないし6のいずれかに記載の
    映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】前記第2読出手段は前記第2所定期間の前
    半と後半とで切り換わる第1基準ラインおよび第2基準
    ラインから読み出しを開始する、請求項7記載の映像信
    号処理装置。
  9. 【請求項9】前記判別結果を前記複数の映像信号のそれ
    ぞれに多重する多重手段、 前記多重手段から出力された複数の映像信号を映像記録
    再生装置に付与する付与手段、および前記映像記録再生
    装置によって再生された複数の映像信号のそれぞれに多
    重された判別結果を検出する検出手段をさらに備え、 前記再生された複数の映像信号を前記ビデオメモリに与
    える、請求項1ないし8のいずれかに記載の映像信号処
    理装置。
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