JP3526984B2 - ポリアリレート及びこれを用いた電子写真感光体 - Google Patents
ポリアリレート及びこれを用いた電子写真感光体Info
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Description
いて耐摩耗性に優れたポリアリレート、及びこれを用い
た耐摩耗性と電子写真特性に優れた電子写真感光体に関
するものである。
型の電子写真感光体、すなわち、感光層が露光により電
荷を発生させる電荷発生層(CGL)と電荷を輸送する
電荷輸送層(CTL)との少なくとも2層を有する積層
型の有機電子写真感光体(OPC)や、感光層が電荷発
生物質及び電荷輸送物質をバインダー樹脂に分散させた
単一層からなる単層型の電子写真感光体が提案され、利
用されている。積層型の電子写真感光体の電荷輸送層及
び単層型電子写真感光体の感光層のバインダー樹脂とし
ては、種々のものが提案されており両者とも2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下ビスフェ
ノール−Aと略称する。)を原料としたポリカーボネー
ト樹脂やビスフェノール−Aとテレフタル酸/イソフタ
ル酸からなるポリアリレート樹脂が主に利用されてい
る。
レート(ビスフェノール−Aポリアリレート)樹脂は、
電荷輸送物質との相溶性が良好であるため、これをバイ
ンダー樹脂とした感光層を有する感光体とした場合に電
気的特性が良好であり、また比較的機械的強度が大きい
という特徴を有していることが、特公昭61−5567
2号公報、特公平2−9338号公報等に開示されてい
る。
フェノール−Aポリアリレート樹脂を用いて感光層を形
成した場合には、以下に示すような点が不十分であるこ
とが明らかになった。 (1) 感光体作成時において、感光層を塗布する際、使用
する溶媒によっては塗工液がゲル化したり、感光層が結
晶化を起こすことがある。これらのゲル化や結晶化を起
こした部分では、光減衰がなく、電荷は残留電位となっ
て残り、画質上ディフェクトとなって出現することがあ
る。 (2) 通常の負帯電型電子写真感光体の場合、ビスフェノ
ール−Aポリアリレート樹脂を用いた感光層は、下地と
の密着性が悪いため、剥離し易かったり、表面硬度が不
足して、傷ついたり、表面が摩耗して耐刷寿命が短くな
るという問題がある。ここで意味する下地とは、積層型
感光体の場合では電荷発生層を、単層型及び逆層型の感
光体では導電性基板を指す。近年、感光体寿命の長期化
にともなって特に(2) の問題点が重要になってきてお
り、感光体としての電気的な特性と機械的特性のバラン
スの良い樹脂及びそれを用いた感光体が必要とされてき
たのである。
な実状に鑑み、本発明の課題は耐摩耗性の優れたポリア
ミドを提供すること、及びこのポリアリレートを感光層
を形成するバインダー用の樹脂として用い、従来の電子
写真感光体に認められる上記のような問題点を解決し、
電子写真感光体の作製時に塗工液がゲル化したり、樹脂
が結晶化したりすることがなく、また長期間にわたって
耐刷性、機械的強度を保つことにより、優れた電子写真
特性を有する電子写真感光体を提供することにある。
題を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、驚くべきこと
に特定量の二価フェノール及び多価フェノールと芳香族
ジカルボン酸からなる分岐構造を持ったポリアリレート
が、耐摩耗性に優れていることを見いだし、さらにこれ
を感光層を慶しえするバインダー樹脂として用いた電子
写真感光体が、従来の電子写真感光体に認められる様な
問題点がなく、電荷発生物質や電荷輸送物質との相溶性
や溶媒との親和性に優れ、感光体作製時に塗工液がゲル
化したり、樹脂が結晶化したりすることがなく、また下
地との密着性能に優れ、しかも長時間にわたって使用し
たとしても機械的強度及び電子写真特性を維持する実用
上優れた電子写真感光体であり、種々の電子写真分野に
好適に使用することができることを見いだし、本発明に
到達した。
るバインダー樹脂が、二価フェノール及び多価フェノー
ルと芳香族ジカルボン酸から得られる分岐構造を有する
ポリアリレートであって、二価フェノール(a)と多価
フェノール(b)のモル比が(a):(b)=90.
0:10.0〜99.9:0.1であるポリアリレート
である電子写真感光体である。
本発明のポリアリレート樹脂を構成する二価フェノール
成分として好ましいものは、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、ビス(4−メチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−4−メチルペンタン、ビスフェノール−
A、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−2−エチルヘキサン、
2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、4,4′−ビフェノール、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、
オクタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−tertブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−secブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビスフェノー
ルフローレン、1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tertブチルフェニル)−2−メチルプロ
パン、4,4′−〔1,4−フェニレン−ビス(2−プ
ロピリデン)−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)〕、1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシ
フェニルエーテル、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メ
タン、2,4′−メチレンビスフェノール、ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)エタン、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−ブ
タン、ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロペンタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒド
ロキシフェニル)シクロペンタン、3,3−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ペンタン、3,3−ビス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、3,3−ビ
ス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ペン
タン、2,2−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ノナン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビ
ス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
デカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)デカ
ン、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3−tertブチ
ル−5−メチルフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ジフェニルメタン、テルペンジフェノー
ル、1,1−ビス(3−tertブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−tertブチルフェニル)−
2−メチルプロパン、2,2−ビス(3−シクロヘキシ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5
−ジtertブチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(3,5−ジsecブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、1,1−ビス(3−シクロヘキシル−
4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビ
ス(2−ヒドロキシ−3,5−ジtertブチルフェニ
ル)エタン、1,1−ビス(3−ノニル−4−ヒドロキ
シフェニル)メタン、2,2−ビス(3,5−ジter
tブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1
−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジtertブチル−
6−メチルフェニル)メタン、1,1−ビス(3−フェ
ニル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタ
ン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン
酸、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブ
チルエステル、1,1−ビス(3−フルオロ−4−ヒド
ロキシフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−5−
フルオロフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロプロパン、2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(3−フルオ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルメタン、
1,1−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−(p−フルオロフェニル)メタン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−(p−フルオロ
フェニル)メタン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、
シフェニル)プロパン、1,1−ビス(3,5−ジブロ
モ−4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、3,3′−ジメチル−4,4′−ビフェ
ノール、3,3′,5,5′−テトラメチル−4,4′
−ビフェノール、3,3′,5,5′−テトラtert
ブチル−4,4′−ビフェノール、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ケトン、3,3′−ジフルオロ−4,4′
−ビフェノール、3,3′,5,5′−テトラフルオロ
−4,4′−ビフェノール、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ジメチルシラン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)チオエーテル、ビス(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)エーテル、ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)チオエーテル、ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)チオエ
ーテル、1,1−ビス(2,3,5−トリメチル−4−
ヒドロキシフェニル)−1−フェニルメタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ドデカン、2,2−ビ
ス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ドデカン、
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)ドデカン、1,1−ビス(3−tertブチル−
4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,
1−ビス(3,5−ジtertブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−1−フェニルエタン、
シ−5−シクロヘキシルフェニル)−2−メチルプロパ
ン、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジter
tブチルフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン酸メチルエステル、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸エチルエステ
ル、イサチンビスフェノール、イサチンビスクレゾー
ル、2,2′,3,3′,5,5′−ヘキサメチル−
4,4′−ビフェノール、ビス(2ーヒドロキシフェニ
ル)メタン、2,4′−メチレンビスフェノール、1,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−(2−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、ビス(2−ヒドロキシ−3−アリルフェ
ニル)メタン、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5
−ジメチルフェニル)−2−メチルプロパン、1,1−
ビス(2ーヒドロキシ−5−tertブチルフェニル)
エタン、
ニル)メタン、1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tertブチルフェニル)ブタン、ビス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ペンタデカン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタデカン、2,2−ビス(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ペンタデカン、
1,2−ビス(3,5−ジtertブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)エタン、ビス(2−ヒドロキシ−3,5
−ジtertブチルフェニル)メタン、2,2−ビス
(3−スチリル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−(p−
ニトロフェニル)エタン、ビス(3,5−ジフルオロ−
4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジフ
ルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルメタ
ン、ビス(3,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ジフェニルメタン、ビス(3−フルオロ−4−ヒド
ロキシフェニル)ジフェニルメタン、2,2−ビス(3
−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、3,
3′,5,5′−テトラtertブチル−2,2′−ビ
フェノール、2,2′−ジアリル−4,4′−ビフェノ
ール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,
3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチル−
5,5−ジメチル−シクロヘキサン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3−ジメチル−4−メチ
ル−シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−3,3−ジメチル−5−エチル−シクロヘキ
サン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,
3−ジメチル−5−メチル−シクロペンタン、1,1−
ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−
3,3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサン、1,
1−ビス(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,3−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ
フェニル)−3,3−ジメチル−5−メチル−シクロヘ
キサン、1,1−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)−3,3−ジメチル−5−メチル−シク
ロヘキサン、レゾルシノール、ハイドロキノン、1,2
−ジヒドロキシベンゼン、1,4−ジ(4−ヒドロキシ
フェニル)−p−メンタン、1,4−ジ(3−メチル−
4−ヒドロキシフェニル)−p−メンタン、1,4−ジ
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−
メンタン等のテルペンジフェノール類等を挙げることが
できる。
前記二価フェノールを、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘ
キサンジオール、ヘプタンジオール、オクタンジオー
ル、ドデカンジオール、ネオペンチルグリコール、シク
ロヘキサンジオール、1、4−ジヒドロキシメチルシク
ロヘキサン等の二価アルコールで置き換えてもよい。
多価(3価以上)のフェノール化合物としては、トリス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、4,4′−〔1−
〔4−〔1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル
エチル〕フェニル〕エチリデン〕ビスフェノール、2,
3,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−
〔ビス(4−ヒドロキシフェニル)メチル〕−2−メト
キシフェノール、トリス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、4−〔ビス(3−メチル−4−ヒド
ロキシフェニル)メチル〕−2−メトキシフェノール、
4−〔ビス(3,5−ジメチル−4ーヒドロキシフェニ
ル)メチル〕−2−メトキシフェノール、1,1,1−
トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,1
−トリス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1,1,1−トリス(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、トリス(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン、トリス(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,6−ビス
〔(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)メチル〕−
4−メチルフェノール、4−〔ビス(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)メチル〕−1,2−ジヒド
ロキシベンゼン、2−〔ビス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−シクロヘキシルフェニル)メチル〕−フェノ
ール、4−〔ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
シクロヘキシルフェニル)メチル〕−1,2−ジヒドロ
キシベンゼン、4−メチルフェニル−1,2,3−トリ
ヒドロキシベンゼン、4−〔(4−ヒドロキシフェニ
ル)メチル〕−1,2,3−トリヒドロキシベンゼン、
4−〔1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−
エチル〕−1,3−ジヒドロキシベンゼン、4−
〔(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチ
ル〕−1,2,3−トリヒドロキシベンゼン、1,4−
ビス〔1−ビス(3,4−ジヒドロキシフェニル)−1
−メチル−エチル〕ベンゼン、
リヒドロキシフェニル)−1−メチル−エチル〕ベンゼ
ン、2,4−ビス〔(4−ヒドロキシフェニル)メチ
ル〕−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2−〔ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル〕フェノー
ル、4−〔ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)メチル〕フェノール、2−〔ビス(2−メチル−4
−ヒドロキシフェニル)メチル〕フェノール、4−〔ビ
ス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル〕−
1,2−ジヒドロキシベンゼン、4−〔ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)メチル〕−2−エトキシフェノール、
2−〔ビス(2,3−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)メチル〕フェノール、4−〔ビス(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)メチル〕フェノール、3
−〔ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)メチル〕フェノール、2−〔ビス(2−ヒドロキシ
−3,6−ジメチルフェニル)メチル〕フェノール、4
−〔ビス(2−ヒドロキシ−3,6−ジメチルフェニ
ル)メチル〕フェノール、4−〔ビス(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)メチル〕−2−メトキシ
フェノール、3,6−〔ビス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)メチル〕−1,2−ジヒドロキシ
ベンゼン、4,6−〔ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)メチル〕−1,2,3−トリヒドロ
キシベンゼン、2−〔ビス(2,3,6−トリメチル−
4−ヒドロキシフェニル)メチル〕フェノール、2−
〔ビス(2,3,5−トリメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)メチル〕フェノール、3−〔ビス(2,3,5−
トリメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチル〕フェノ
ール、4−〔ビス(2,3,5−トリメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)メチル〕フェノール、4−〔ビス
(2,3,5−トリメチル−4−ヒドロキシフェニル)
メチル〕−1,2−ジヒドロキシベンゼン、3−〔ビス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフ
ェニル)メチル〕フェノール、4−〔ビス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)メチ
ル〕フェノール、4−〔ビス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−シクロヘキシルフェニル)メチル〕−2−メ
トキシフェノール、2,4,6−〔トリス(4−ヒドロ
キシフェニル)メチル〕−1,3−ジヒドロキシベンゼ
ン、1,1,2,2−テトラ(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラ(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,
4−〔〔ビス(4−ヒドロキシフェニル)メチル〕〕ベ
ンゼン、1,4−ジ〔ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)メチル〕ベンゼン、1,4−ジ〔ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メチ
ル〕ベンゼン、4−〔1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エチル〕アニリン、(2,4−ジヒドロキシフ
ェニル)(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、2−〔ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)メチル〕フェノール、
1,3,3−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ブタン等
を例示することができ、中でも1,1,1−トリス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン等の3価のフェノールが
好ましい。
る二価フェノール(a)と多価フェノール(b)のモル
比は(a):(b)=90.0:10.0〜99.9:
0.1の範囲にあり、好ましくは、92.0:8.0〜
99.8:0.2の範囲にある。二価フェノールのモル
比が99.9を超えると耐摩耗性向上効果が見られなく
なる傾向にあり、90.0未満であると溶媒に対する溶
解性が低下し15重量%程度の高濃度で各種溶媒に溶か
すことが困難になってくる。
る芳香族ジカルボン酸成分としては、例えばテレフタル
酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、メチル基、エチル
基、、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等
のアルキル基が1ないし2個置換したフタル酸誘導体
類、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸等のナフタレンジカルボン酸誘導体
類、4,4′−ジカルボキシビフェニル、ジフェン酸、
4,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、ビス(p
−カルボキシフェニル)アルカン、4,4′−ジカルボ
キシジフェニルスルホンなどが挙げられ、これらの1種
もしくは2種以上が混合して用いられていてもよい。こ
の中でも好ましいのは、テレフタル酸及びイソフタル酸
であり、特に好ましいのはテレフタル酸とイソフタル酸
の混合物である。
は、前述した芳香族ジカルボン酸を、実質的にその特性
を損なわない範囲で、他の脂肪族ジカルボン酸類で置き
換えてもよい。そのようなジカルボン酸としては、シク
ロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、グ
ルタル酸、ドデカン二酸等を挙げることができる。
フェノールのほか、o,m,p−クレゾール、ジメチル
フェノール、o,m,p−エチルフェノール、o,m,
p−n−プロピルフェノール、o,m,p−イソプロピ
ルフェノール、o,m,p−n−ブチルフェノール、
o,m,p−イソブチルフェノール、o,m,p−se
c−ブチルフェノール、o,m,p−tert−ブチル
フェノール等の一価フェノールやメタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ドデシルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ベンジルアルコール、フェ
ネチルアルコール等の一価のアルコールや酢酸、プロピ
オン酸、オクタン酸、シクロヘキサンカルボン酸、安息
香酸、トルイル酸、フェニル酢酸、p−tert−ブチ
ル安息香酸、p−メトキシフェニル酢酸等の一価のカル
ボン酸で封鎖されていてもよい。
ーションクロマトグラフィーで測定した、ポリスチレン
換算の数平均分子量が5000以上、好ましくは100
00〜300000である。分子量が5000未満であ
ると、ポリマーとしての機械的物性が低下し、一方30
0000を超えると溶融時の加工性と溶媒に対する溶解
性が低下するので好ましくない。
時にゲル化すること無く、適度な分岐構造を有している
ことが必要である。分岐構造を有していることによっ
て、耐摩耗性が大きく改善される。一般に、ポリマーの
分岐構造や架橋構造の有無を知ることは非常に困難であ
るが、本発明者らの得た知見によれば、本発明のポリア
リレートに関しては、分岐構造を有する場合、ポリマー
のテトラヒドロフランを溶媒とするゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーの流出カーブに数カ所のピークが
現れることがわかった。直鎖構造を有する場合には1箇
所だけのピークが現れる。
溶液重合法、溶融重合法等、公知のポリアリレートの製
造方法で得ることができるが、次に本発明のポリアリレ
ートの製造方法についてさらに詳細に説明する。例え
ば、界面重合法においては、重合触媒の共存下で、二価
フェノール化合物及び多価フェノール化合物と場合によ
っては前述した末端封鎖剤を溶解したアルカリ水溶液
と、反応に不活性でかつ生成するポリマーを溶解するよ
うな溶媒に溶かした芳香族ジカルボン酸ジハライドの溶
液とを混合して、二価フェノール化合物及び多価フェノ
ールと前述した芳香族ジカルボン酸のハライドを2〜5
0℃で0.5〜5時間撹拌しながら反応させてポリアリ
レートを得る。
しては、反応に不活性でかつ水と相溶せず、生成するポ
リマーを溶かすものであればいかなるものでも使用する
ことができる。好ましいものを列挙すれば、ジクロロメ
タン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テト
ラクロロエタン、クロロホルム、1,1,1−トリクロ
ロエタン、四塩化炭素、モノクロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン等の塩素化炭化水素類:ベンゼン、トルエン、
キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素:ジエチ
ルエーテル等のエーテル系化合物を挙げることができ、
これらの有機溶剤は二種以上を混合して使用することが
できる。また、前記以外のエーテル類、ケトン類、エス
テル類、ニトリル類等の水と親和性のある溶媒を、混合
溶媒系が水と完全に相溶しない限度内で使用してもよ
い。
リとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げ
られる。また、界面重合に用いられる重合触媒として
は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−
ブチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−イソ
プロピルアミン、トリヘキシルアミン、トリデシルアミ
ン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジ
ン、キノリン、ジメチルアニリン等の第3級アミン類、
トリメチルベンジルアンモニウムハライド、テトラメチ
ルベンジルアンモニウムハライド、トリエチルベンジル
アンモニウムハライド、トリ−n−ブチルベンジルアン
モニウムハライド、テトラ−n−ブチルアンモニウムハ
ライド等の第4級アンモニウム塩等、トリメチルベンジ
ルホスホニウムハライド、テトラメチルベンジルホスホ
ニウムハライド、トリエチルベンジルホスホニウムハラ
イド、トリ−n−ブチルベンジルホスホニウムハライ
ド、テトラ−n−ブチルホスホニウムハライド、トリフ
ェニルベンジルホスホニウムハライド、テトラフェニル
ホスホニウムハライド等の第4級ホスホニウム塩類、1
8−クラウン−6、18−ベンゾクラウン−6、18−
ジベンゾクラウン−6、15−クラウン−5等のクラウ
ンエーテル類が挙げられる。
の酸捕捉剤の存在下で二価フェノール系化合物、多価フ
ェノール化合物及び末端封鎖剤を反応に不活性でかつ生
成するポリマーを溶解するような溶媒に溶解し、前述し
た芳香族ジカルボン酸のハライドを添加して5℃〜溶媒
の沸点までの温度で少なくとも0.5〜5時間反応させ
てポリアリレートを得る。
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化バリウム等の無機塩基性化合物の他に、ト
リエチルアミンやトリブチルアミン、ピリジン等の第三
級アミン類、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウ
ンデカン−7エン(DBU)や1,5−ジアザビシクロ
〔4,3,0〕ネン−5(DBN)等の有機強塩基性化
合物が好ましく用いられ、溶媒としては、芳香属ジカル
ボン酸ジハライドと反応せずに溶解し、芳香族ジヒドロ
キシル化合物、生成するポリマーを溶かすものであれば
いかなるものでも使用することができる。これらを例示
すれば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素化合物、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロフォルム、クロロベンゼン、o,m,p−ジ
クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルフォキシド、ヘキサメチルホスホリルトリアミ
ド、N−メチルピロリドン、ピリジン等あるいはこれら
を適宜混合したものを挙げることができる。
族ジカルボン酸ハライドにおけるハライドとしては、塩
素、臭素、ヨウ素が挙げられ、特に塩素が好ましい。本
発明のポリアリレートには、その使用目的に応じてヒン
ダードフェノール系化合物、亜燐酸系化合物、ヒンダー
ドアミン化合物又はチオエーテル系化合物等の酸化防止
剤、着色剤、無機及び有機の充填剤類、炭素繊維、ガラ
ス繊維等の補強剤、滑剤、帯電防止剤等を適宜併用して
もよい。本発明のポリアリレートはその成分に多価フェ
ノールを用いることにより、分岐構造を有していて、耐
摩耗性に優れたものである。また、その他の各種特性も
従来の分岐構造を有していないポリアリレートと同等以
上の性能を有しているので、成型材料としても有用であ
る。
形成するバインダー樹脂として用いた電子写真感光体に
ついて詳述する。本発明において、上記のポリアリレー
トを単層型あるいは積層型感光体中のバインダー樹脂と
して利用する限り公知の種々の形式の電子写真感光体は
もとより、いかなる形式の感光体に用いることも可能で
あるが、感光層が、少なくとも1層の電荷発生層と、少
なくとも1層の電荷輸送層を有する積層型電子写真感光
体中の電荷輸送層のバインダー樹脂として用いることが
好ましい。本発明の電子写真感光体において、本発明の
効果を阻害しない範囲で他のバインダー樹脂を本発明の
ポリアリレートに混合するなどの方法で使用することも
できる。
基板材料としては、公知のものなど各種使用することが
できる。例えば、アルミニウム、真鍮、銅、ニッケル、
鋼などの金属板、ドラム若しくは金属シート、プラスチ
ックシート上にアルミニウム、ニッケル、クロム、パラ
ジウム、グラファイトなどの導電性物質を蒸着、スパッ
タリング、塗布などによりコーティングするなどして導
電化処理を施したもの、金属ドラムの表面を電極酸化な
どにより金属酸化物処理したもの、あるいはガラス、プ
ラスチック板、布、紙などの基板に導電化処理を施した
ものなどを使用することができる。
下地上に真空蒸着、スパッタ法などにより電荷発生物質
の層を形成するか、又はその下地上に電荷発生物質をバ
インダー樹脂を用いて結着してなる層を形成することに
よって得ることができる。バインダー樹脂を用いた場合
の電荷発生層の形成方法としては、公知の方法など各種
の方法を用いることができるが、通常、電荷発生物質を
バインダー樹脂と共に適当な溶媒に分散又は溶解した塗
工液を、下地上に塗布し、乾燥させる方法が好適に使用
される。
ができる電荷発生物質としては、公知のものを各種使用
することができる。具体的には、非晶質セレン、三方晶
セレンなどのセレン単体、セレン−テルルなどのセレン
合金、As2 Se3 などのセレン化合物若しくはセレン
含有組成物、酸化亜鉛、CdS−Seなどの第II族及び
第IV族元素からなる無機材料、酸化チタンなどの酸化物
系半導体、アモルファスシリコンなどのシリコン系材料
などの各種無機材料、金属もしくは無金属フタロシアニ
ン、シアニン、アントラセン及びその誘導体、ビスアゾ
化合物、ピレン誘導体、ペリレン、ピリリウム塩、チア
ピリリウム塩、ポリビニルカルバゾール、スクエアリウ
ム顔料などの各種有機材料が挙げられる。また、これら
の電荷発生物質を1種類だけで用いることもできるし、
複数以上混合するなどして併用しても差し支えない。
におけるバインダー樹脂としては、特に制限がなく、公
知のものなど各種使用することができる。例えば、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、アル
キッド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリアリレート、ポリエステル、ポリ
ケトン、ポリアクリルアミド、ブチラール樹脂、ABS
樹脂などの熱可塑性樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を使用すること
ができる。なお、上記電荷発生層におけるバインダー樹
脂として、本発明の分岐構造を含むポリアリレートを使
用することもできる。
は、下地上に電荷輸送物質をバインダー樹脂で結着して
なる層を形成することによって得られる。この電荷輸送
層の作製方法としては、公知の方法など種々の方法を使
用することができる。通常、電荷輸送物質と前記ポリア
リレートを適当な溶媒に分散若しくは溶解した塗工液を
下地上に塗布し、乾燥する方式が使用される。また、こ
の電荷輸送層において、本発明の効果を阻害しない範囲
で他のバインダー樹脂を本発明のポリアリレートに混合
するなどの方法で使用することもできる。
る電子輸送物質や正孔輸送物質が挙げられる。電子輸送
物質を例示すると、クロラニル、ブロマニル、テトラシ
アノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7
−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テ
トラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−トリニト
ロ−9−ジシアノメチレンフルオレノン、2,4,5,
7−テトラニトロキサントン、2,4,9−トリニトロ
チオキサントンその他に、3,5−ジメチル−3′,
5′−ジ−tert−ブチル− 4′,4′−ジフェノ
キノンなどのジフェノキノン誘導体などの電子吸引物質
やこれらの高分子物質などが挙げられる。なお、これら
は1種類で使用してもよく複数混合するなどして使用し
てもよい。
エチルカルバゾール、N−イソプロピリカルバゾール、
N−メチル−N−フェニルヒドラジノ−3−メチリデン
−9−エチルカルバゾール、N,N−ジフェニルヒドラ
ジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール、N,
N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エ
チルフェノチアジン、N,N−ジフェニルヒドラジノ−
3−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、p−ジ
エチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒ
ドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N−
α−ナフチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ピロリジ
ノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾン、
1,3,3−トリメチルインドレニン−ω−アルデヒド
−N,N−ジフェニルヒドラゾン、p−ジエチルベンズ
アルデヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒド
ラゾン、1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン−6−カルボキシアルデヒド−1′,1′−ジ
フェニルヒドラゾンなどのヒドラゾン類、2,5−ビス
(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノ
スチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラ
ゾン、1−〔キノリル(2)〕−3−(p−ジエチルア
ミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、1−〔6−メトキシ−ピリジル
(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−
(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔ピ
リジル(5)〕−3−(p−ジエチルアミノフェニル)
ピラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェ
ニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−(p−
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル
(2)〕−3−(α−メチル−p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)−4−メチル−5−(p−ジエチルアミノフェニ
ル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(α−ベンジル−
p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルア
ミノフェニル)ピラゾリン、スピロピラゾリンなどのピ
ラゾリン類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−δ
−ジエチルアミノベンズオキサゾール、2−(p−ジエ
チルアミノフェニル)−4−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−5−(2−クロロフェニル)オキサゾールなど
のオキサゾール化合物、2−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−6−ジエチルアミノベンゾチアゾールなどのチ
アゾール系化合物、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メ
チルフェニル)フェニルメタンなどのトリアリールメタ
ン系化合物、1,1−ビス(4−N,N−ジエチルアミ
ノ−2−メチルフェニル)ヘプタン、1,1,2,2−
テトラキス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチル
フェニル)エタンなどのポリアリールアミン類、N,
N′−ジフェニル−N,N′−ビス(メチルフェニル)
ベンジジン、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス
(エチルフェニル)ベンジジン、N,N′−ジフェニル
−N,N′−ビス(プロピルフェニル)ベンジジン、
N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(ブチルフェニ
ル)ベンジジン、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビ
ス(イソプロピルフェニル)ベンジジン、N,N′−ジ
フェニル−N,N′−ビス(tert−ブチルフェニ
ル)ベンジジン、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビ
ス(イソブチルフェニル)ベンジジン、N,N′−ジフ
ェニル−N,N′−ビス(クロロフェニル)ベンジジン
などのベンジジン系化合物、あるいはブタジエン系化合
物、トリフェニルアミン系化合物、スチルベン系化合
物、分子内にトリフェニル単位とスチルベン単位を有す
る化合物、分子内にトリフェニル単位とヒドラゾン単位
を有する化合物、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ
ビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルア
クリジン、ポリ−9−ビニルフェニルアントラセン、有
機ポリシラン、ピレン−ホルムアルデヒド樹脂、エチル
カルバゾール−ホルムアルデヒド樹脂などが挙げられ、
これらは、1種類で使用しても複数混合するなどして使
用することも可能である。
荷輸送層を作製する際に使用することができる溶媒とし
ては、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンなどの芳香族系溶媒、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系
溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブなど
のアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸メチルなどのエ
ステル系溶媒、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタン、テトラクロロエタン、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノ
ールなどのハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなどのエーテル系溶媒やそのほかアセトニトリ
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジ
エチルホルムアミドなどが挙げられ、これらは単独で使
用しても複数以上混合するなどして使用してもよい。
を使用して行うことができる。例えば、アプリケータ
ー、スプレーコーター、バーコーター、チップコータ
ー、ロールコーター、ディップコーター、ドクタブレー
ドなどが挙げられる。単層型電子写真感光体の感光層は
バインダー樹脂として、本発明のポリアリレート中に前
記電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有するものであ
り、この感光層の作製方法としては、各種公知の方法を
用いることができるが、通常、電荷発生物質、電荷輸送
物質をバインダー樹脂と共に前記したような適当な溶媒
に分散もしくは溶解させ、その塗工液を所定の下地上に
塗布し、乾燥させる方法などが好適に用いられる。ま
た、本発明の効果を阻害しない範囲で他のバインダー樹
脂を本発明のポリアリレートに混合するなどの方法で使
用することも可能である。
するバインダー樹脂として分岐構造を有するポリアリレ
ートを用いたことによって、電荷発生物質や電荷輸送物
質との相溶性や溶媒との親和性はもとより、感光体作製
時に塗工液がゲル化したり、樹脂が結晶化したりするこ
とがなく、また下地との密着性能と耐摩耗性に優れ、し
かも長時間にわたって使用したとしても機械的強度及び
電子写真特性を維持し、実用上優れた電子写真感光体で
あり、種々の電子写真分野に好適に利用することができ
る。
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではなく、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々
の変形及び応用が可能である。なお、本発明の電子写真
感光体の作製方法、評価項目及び評価方法を以下に示
す。 (a)電子写真感光体の作製方法 電荷輸送物質として下記に示したような構造のトリフェ
ニルアミン系化合物(1)、スチルベン系化合物
(2)、ヒドラゾン系化合物(3)、(4)
1〜7及び比較例1、3、4で合成したポリアリレート
を用い、ポリアリレート:電荷輸送物質:塩化メチレン
=1:1:8(重量比)の溶液を調製し、塗工液とし
た。このような塗工液を、アルミニウム製導電性基板上
に形成されたオキソチタニウムフタロシアニンの約0.
5μmの電荷発生層上に、浸漬塗工法により塗布し、乾
燥した後、20μmの電荷輸送層を設けた。 (b)塗工液の安定性 塗工液を1ヶ月間放置し、液が白濁又はゲル化が起こっ
たかどうか目視にて判断した。 (c)塗布時の結晶化の有無 電荷発生層に塗工液を塗布した後、膜が白濁したか否か
を目視で判断した。 (d)電子写真特性評価 装置には、川口電気製作所製静電気帯電試験装置を用い
て、−6kVのコロナ放電を行い、初期表面電位
(V0 )、5秒間の光照射後の残留電位(VR )、半減
露光量(E1/2 )を測定した。 (e)電荷輸送層の耐摩耗性 スガ試験機(株)製、スガ摩耗試験機を用い、200g
の荷重をかけた摩耗紙上に試料を1200回往復させ、
その後の摩耗量の変化を測定した。
40g、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン30.6g(二価フェノール:三価フェノー
ル=98.0:2.0)、p−tert−ブチルフェノ
ール38.2g、水酸化ナトリウム421.1g、トリ
メチルベンジルアンモニウムクロライド60重量%水溶
液11.4mを仕込み、水35Lに溶解した(水相)。
これとは別に塩化メチレン17Lに、テレフタル酸クロ
ライド/イソフタル酸クロライド=1/1混合物106
0.4gを溶解した(有機相)。この有機相を先に調製
した水相中に強撹拌下で添加し、3時間重合反応を行っ
た。この後酢酸600mLを添加して反応を停止し、水
相と有機相を分離し、有機相が中性となるまで水洗を繰
り返した後、大量のメタノール中に有機相を投入してポ
リマーを沈澱させ単離した。単離したポリマーを120
℃で24時間乾燥した。乾燥したポリマーの数平均分子
量は、25300であり、ガラス転移温度は205℃で
あった。ゲルパーミエーションクロマトグラフィーの測
定により、ピークが2箇所に現れこのポリアリレートが
分岐構造を持っていることが明らかになった。
40g、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン76.5g(二価フェノール:三価フェノー
ル=94.0:6.0)、p−tert−ブチルフェノ
ール35.47g、水酸化ナトリウム483.4g、ト
リメチルベンジルアンモニウムクロライド60重量%水
溶液11.4mを仕込み、水35Lに溶解した(水
相)。これとは別に塩化メチレン17Lに、テレフタル
酸クロライド/イソフタル酸クロライド=1/1混合物
1104.3gを溶解した(有機相)。この有機相を先
に調製した水相中に強撹拌下で添加し、3時間重合反応
を行った。この後の操作を実施例1と同様に行いポリア
リレートを得た。乾燥したポリマーの数平均分子量は、
28500であり、ガラス転移温度は201℃であっ
た。ゲルパーミエーションクロマトグラフィーの測定に
より、ピークが2箇所に現れこのポリアリレートも分岐
構造を持っていることが明らかになった。
わりに、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン1280gを用いた(二価フェノー
ル:三価フェノール=98.0:2.0)以外は同様に
行い、ポリアリレートを得た。ガラス転移温度は169
℃であり、数平均分子量は25000で2箇所にピーク
が現れた。
わりに、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン1420gを用いた以外は同様
に行い、ポリアリレートを得た。ガラス転移温度は22
1℃であり、数平均分子量は23800で2箇所にピー
クが現れた。
わりに、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェ
ニルエタン1450gを用いた(二価フェノール:三価
フェノール=98.0:2.0)以外は同様に行い、ポ
リアリレートを得た。ガラス転移温度は235℃であ
り、数平均分子量は26800で2箇所にピークが現れ
た。
りに1,4−ジ(4−ヒドロキシフェニル)−P−メン
タン1620gを用い(二価フェノール:三価フェノー
ル=98.0:2.0)水酸化ナトリウムの量を240
0gとする以外は全て実施例1と同様に行い、ポリアリ
レートを得た。ガラス転移温度は205℃であり、数平
均分子量は22700で2箇所にピークが現れた。
1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
2.96g用いた(二価フェノール:三価フェノール=
99.8:0.2)以外は同様に行い、ポリアリレート
を得た。ガラス転移温度は203℃であり、数平均分子
量は24900で2箇所にピークが現れた。
4.2gとし、4,4′,4′′−エチリデントリスフ
ェノールを用いない(二価フェノール:三価フェノール
=100:0)以外は全て実施例1と同様に行いポリマ
ーを得た。数平均分子量は、24500であり、ガラス
転移温度は192℃であり、GPC測定による数平均分
子量は、24500、ピークは1箇所に現れ、分岐構造
を持たないことが明らかになった。
し4,4′,4′′−エチリデントリスフェノール量を
229.5g(二価フェノール:三価フェノール=8
5:15)、さらにp−tert−ブチルフェノールを
35.5gとする以外は実施例1と同様に行ったとこ
ろ、重合時にゲル化が生じた。
2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンの量を1318.4gとする(二価フェノール:三
価フェノール=100:0)以外は全て比較例1と同様
に行いポリマーを得た。ガラス転移温度は165℃、G
PC測定による数平均分子量は24500、ピークは1
箇所に現れ、分岐構造を持たないことが明らかになっ
た。
4−ジ(4−ヒドロキシフェニル)−P−メンタンの量
を1668.6gとし(二価フェノール:三価フェノー
ル=100:0)水酸化ナトリウムの量を412gとす
る以外は全て比較例1と同様に行いポリマーを得た。ガ
ラス転移温度は226℃、GPC測定による数平均分子
量は25100、ピークは1箇所に現れ、分岐構造を持
たないことが明らかになった。
評価) 前述した、感光体の作成方法に基づき、表1に示した樹
脂と電荷輸送物質を用いて感光体を作成し、電子写真特
性及び電荷輸送層の耐摩耗性の評価を行った。この結果
を表1に示す。なお、実施例8〜17、比較例5〜7の
塗工液は全て安定であり、塗布時に結晶化する物もなか
った。
事項が判明した。 1)実施例3〜6と比較例1、2の比較から、本発明の
ポリアリレートは分岐構造を有しながら溶媒への溶解性
を有していることがわかった。 2)実施例8〜17と比較例5〜7の比較から、実施例
の感光体は良好な電子写真特性を有しながら、比較例の
感光体に比べて耐摩耗性に優れていることが判った。
アリレートと比較して耐摩耗性に優れており、さらに各
種物性も従来のポリアリレートと同等以上の性能を有し
ているので、成形材料として有用である。また、このポ
リアリレートを電子写真感光体の感光層を形成するバイ
ンダー樹脂として用いた場合、耐摩耗性と電子写真特性
に優れた電子写真感光体を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】感光層を形成するバインダー樹脂が、二価
フェノール及び多価フェノールと芳香族ジカルボン酸か
ら得られる分岐構造を有するポリアリレートであって、
二価フェノール(a)と多価フェノール(b)のモル比
が(a):(b)=90.0:10.0〜99.9:
0.1であるポリアリレートである電子写真感光体。 - 【請求項2】ポリアリレートを構成する多価フェノール
が三価フェノールである請求項1記載の電子写真感光
体。
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JP25248895A JP3526984B2 (ja) | 1994-11-28 | 1995-09-29 | ポリアリレート及びこれを用いた電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP6-293175 | 1994-11-28 | ||
JP29317594 | 1994-11-28 | ||
JP25248895A JP3526984B2 (ja) | 1994-11-28 | 1995-09-29 | ポリアリレート及びこれを用いた電子写真感光体 |
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JPH08208815A JPH08208815A (ja) | 1996-08-13 |
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-
1995
- 1995-09-29 JP JP25248895A patent/JP3526984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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