JP3525053B2 - 包皮切断機、及びこの包皮切断機の使用方法 - Google Patents

包皮切断機、及びこの包皮切断機の使用方法

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JP3525053B2 JP16862198A JP16862198A JP3525053B2 JP 3525053 B2 JP3525053 B2 JP 3525053B2 JP 16862198 A JP16862198 A JP 16862198A JP 16862198 A JP16862198 A JP 16862198A JP 3525053 B2 JP3525053 B2 JP 3525053B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内包材(例えば
餡)と外皮材(例えば米飯,もち米,饅頭外皮)の二重
構造からなる棒状の食品生地に対して包皮切断を行う包
皮切断機、及びこの包皮切断機の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】包皮切断機の先行技術として、特開平1
0−52216号公報に示すものがあり、この先行技術
は、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地
を上方向からシャッタの中央部の切断開口部へ供給しつ
つ、棒状の食品生地に対して包皮切断を行うものであ
る。上記シャッタは6個のシャッタ片を組合せてなり、
各シャッタ片にはエッジ面がそれぞれ形成してある。上
記切断開口部と同心の所定の円の周上には6個の垂直軸
が等間隔に設けてあり、各シャッタ片は対応する垂直軸
の軸心を中心として揺動可能にそれぞれ構成してあっ
て、6個のシャッタ片を同期して正逆方向へ揺動させる
と切断開口部が開閉するように構成してある。又、適宜
位置には6個のシャッタ片を同期して同方向へ揺動させ
る揺動作動手段が設けてある。
【0003】従って、棒状の食品生地を上方向から切断
開口部へ供給しつつ、揺動作動手段により6個のシャッ
タ片を同期して正方向へ揺動させて切断開口部を閉じ
る。これによって、6個のシャッタ片により外皮材を周
方向から押圧することができ、この押圧状態がさらに進
むと、外皮材における被押圧部分の下側及び上側におい
て外皮材により内包材を包皮しつつ、6個のシャッタ片
のエッジ面の協働により外皮材を切断して、棒状の食品
生地から包皮食品を取出すことができる。包皮食品を取
出した後に、揺動作動手段により6個のシャッタ片を同
期して逆方向へ揺動させて、切断開口部を大きく開い
て、元の状態に復帰せしめる。
【0004】上記作用を繰返すことにより、棒状の食品
生地に対して複数回の包皮切断を行って、複数の包皮食
品を製造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
6個のシャッタ片のエッジ面の協働により外皮材を切断
することにより棒状の食品生地から包皮食品を取出すこ
とができるが、包皮食品の被切断部の接合力が十分でな
いと、その後の生産過程を含めて、包皮食品から内包材
が露出することがあり、包皮食品の品質が劣化するとい
う問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、内包材と外皮材の二重構造からなる棒状の食
品生地を上方向からシャッタの中央部の切断開口部へ供
給しつつ、棒状の食品生地に対して包皮切断を行う包皮
切断機において、上記シャッタはn(nは3以上の整
数)個のシャッタ片を組合せてなり、各シャッタ片の先
端近傍部は先細り形状になるようにそれぞれ構成し、
シャッタ片の先端にエッジ面をそれぞれ形成し、各シャ
ッタ片の前記エッジ面が隣接するシャッタ片の側面に沿
って摺動できるようにそれぞれ構成し、前記切断開口部
と同心の所定の円の周上にn個の垂直軸を等間隔に設
け、各シャッタ片の基部を対応する垂直軸にそれぞれ連
結し、各シャッタ片を対応する垂直軸の軸心を中心とし
て揺動できるようにそれぞれ構成し、n個のシャッタ片
を同期して正逆方向へ揺動させると切断開口部が開閉す
るように構成し、n個のシャッタ片の前記エッジ面が会
合した後もn個のシャッタ片は更に正方向の揺動を続け
ることができるように構成し、n個のシャッタ片を同方
向へ揺動させる揺動作動手段を設け、n個のシャッタ片
により切断開口部を徐々に閉じて、n個のシャッタ片の
前記エッジ面を会合させると、切断開口部の中心部に外
皮材をねじって切断するためのねじり間隙が形成される
ように、各シャッタ片の前記エッジ面の先端から対応す
る垂直軸の軸心までの長さが上記所定の円の半径の長さ
よりも0.5mm〜1mmだけ短くなるようにそれぞれ
構成してなることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明特定事項によると、
棒状の食品生地を上方向から切断開口部へ供給しつつ、
揺動作動手段によりn個のシャッタ片を同期して正方向
へ揺動させて切断開口部を徐々に閉じて、n個のシャッ
タ片の前記エッジ面を会合させて、切断開口部の中央部
にねじり間隙を形成せしめる。これによって、n個のシ
ャッタ片により外皮材を周方向から押圧して、外皮材に
くびれた連結部分をせしめることができ、この押圧状態
がさらに進むと、外皮材によって内包材を上下に分離し
て、くびれた連結部分の下側及び上側において外皮材に
より内包材をそれぞれ包皮することができる。
【0008】ねじり間隙を形成せしめた後に、換言すれ
ばn個のシャッタ片の前記エッジ面を会合させた後に、
揺動作動手段によりn個のシャッタ片を同期して更に正
方向へ揺動させることにより、n個のシャッタ片のエッ
ジ面に対して外皮材が粘着性を有していることから、外
皮材におけるくびれた連結部分を前記ねじり間隙内で
方向へねじることができる。これによって、食品生地に
おけるくびれた連結部分よりも下側の部分(包皮食品に
相当する部分)の自重作用も相まって、応力が集中する
ことによりくびれた連結部分を切断して、棒状の食品生
地から包皮食品を取出すことができる。そして、揺動作
動手段によりn個のシャッタ片を同期して逆方向へ揺動
させて、切断開口部を開いて元の状態に復帰せしめる。
【0009】以上により、食品生地に対して1回の包皮
切断が終了する。
【0010】尚、上述の作用を複数回繰返すことによ
り、棒状の食品生地に対して複数回の包皮切断を行っ
て、複数の包皮食品を製造することができる。
【0011】請求項2に記載の発明にあっては、内包材
と外皮材の二重構造からなる棒状の食品生地を上方向か
らシャッタの中央部の切断開口部へ供給しつつ、棒状の
食品生地に対して包皮切断を行う請求項1に記載の包皮
切断機の使用方法において、 (i)前記揺動作動手段によりn個のシャッタ片を同期
して正方向へ揺動させ前記切断開口部を徐々に閉じて、
n個のシャッタ片の前記エッジ面を会合させて、切断開
口部の中央部にねじり間隙を形成せしめることにより、
n個のシャッタ片により外皮材を周方向から押圧して、
外皮材にくびれた連結部分を成形せしめると共に、外皮
材によって内包材を上下に分離して、くびれた連結部分
の下側及び上側において外皮材により内包材をそれぞれ
包皮する工程と、 (ii)上記(i)工程が終了した後に、揺動作動手段に
よりn個のシャッタ片を同期して正方向へ更に揺動させ
て、外皮材におけるくびれた連結部分を前記ねじり間隙
内で正方向へねじることにより、食品生地におけるくび
れた連結部分よりも下側部分の自重作用も相まって、く
びれた連結部分を切断して、棒状の食品生地から包皮食
品を取出す工程と、 (iii)上記(ii)工程が終了した後に、揺動作動手段に
よりn個のシャッタ片を同期して逆方向へ揺動させて、
切断開口部を大きく開く工程と、 (iv)上記(iii)工程が終了した後に、(i)工程〜
(iii)工程を順次繰返すことにより、棒状の食品生地に
対して複数回の包皮切断を行って、複数の包皮食品を製
造する工程とを備えてなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1〜図4を参照するに、本発明の実施の
形態に係る包皮切断機1は、内包材(例えば餡)W1と
外皮材(例えば米飯,もち米,饅頭外皮)W2の二重構
造からなる棒状の食品生地Wを上方向(図1及び図3に
おいて紙面に向って表方向、図2及び図4において上方
向)からシャッタ3の中央部の切断開口部5へ供給しつ
つ、棒状の食品生地Wに対して包皮切断を行うものであ
って、箱型の本体フレーム7をベースにしている。上記
シャッタ3は6個のシャッタ片9を組合せてなり、各シ
ャッタ片9はホルダ11によってそれぞれ保持されてい
る。各シャッタ片9の先端近傍部は先細り形状になるよ
うにそれぞれ構成してあって、各シャッタ片9の先端に
はエッジ面13がそれぞれ形成してあり、各シャッタ片
9のエッジ面13が隣接するシャッタ片9の側面15に
沿って摺動できるようにそれぞれ構成してある。なお、
シャッタ片9の側面は、特許2729898号公報に示
すように、シャッタ片9の基準形(図1に示すシャッタ
片9の形)をシャッタ片9の厚さ方向へ沿って徐々に回
転させることによって形成される曲面にすることが望し
い。
【0014】次に、6個のシャッタ片を近似昇降させる
ための構成、6個のシャッタ片9を同期して揺動させる
ための構成等について説明する。
【0015】本体フレーム7には一対の固定部材17が
設けてあり、一対の固定部材17には前後方向(図2に
おいて紙面に向かって表裏方向、図3及び図4において
左右方向)へ延びた支持フレーム19が揺動軸21を介
して上下方向へ揺動可能に設けてある。上記支持フレー
ム19を上下方向へ揺動させるため、支持フレーム19
の基部には駆動モータ23がブラケット25を介して設
けてあり、この駆動モータ23の出力軸27の下部には
回転中心から外周面までの長さが変化するカムローラ2
9が設けてあって、本体フレーム7の適宜位置にはこの
カムローラ29が当接する当接ローラ31が設けてあ
る。尚、カムローラ29は支持フレーム19に作用する
重力によって当接ローラ31に当接するものである。
【0016】上記支持フレーム19の先端部には昇降ケ
ース33が設けてあり、この昇降ケース33は食品生地
Wが上方向から進入可能な進入口35を備えてあって、
この進入口35は切断開口部5の上側に位置している。
上記昇降ケース33内における所定の円Sの周上には回
転可能な6個の垂直軸37が等間隔に設けてあり、各垂
直軸37にはホルダ11が一体的に設けてある。ここ
で、各シャッタ片9の基部を対応する垂直軸37にそれ
ぞれ連結してあって、各シャッタ片9を対応する垂直軸
37の軸心を中心として揺動できるようにそれぞれ構成
してある。また、6個のシャッタ片9を同期して正逆方
向へ揺動させると切断開口部5が開閉するように構成し
てあって、6個のシャッタ片9のエッジ面13が会合し
た後も6個のシャッタ片は更に正方向の揺動を続けるこ
とができるように構成してある(図8及び図9参照)。
【0017】各垂直軸37には従動ギア39がそれぞれ
設けてあり、昇降ケース33内には6個の従動ギア39
に噛合したリング状の中間ギア41が回転可能に設けて
ある。又、昇降ケース33内には中間ギア41に噛合し
た駆動ギア43が回転可能に設けてあり、この駆動ギア
43には従動リンク45の基部が設けてある。又、支持
フレーム19の後部には水平方向へ揺動可能な駆動リン
ク47がブラケット49を介して設けてあり、従動リン
ク45の先端部には連結リンク51の一端部が連結して
あって、駆動リンク47の一端部には連結リンク51の
他端部が連結してある。上記駆動リンク47を水平方向
へ揺動させるため、駆動モータ23の出力軸27の上部
にはカム溝53を備えたカムプレート55が設けてあ
り、駆動リンク47の他端部に設けた従動子57がカム
溝53に移動可能に係合してある。ここで、6個の垂直
軸37を正逆方向へ回転させて6個のシャッタ片9を切
断開口部5を開閉する正逆方向へ揺動させるときに支持
フレーム19を下方向へ揺動させると共に、6個のシャ
ッタ片9を大きく開いて元の状態に復帰せしめたときに
支持フレーム19を上方向へ揺動させるように、カムロ
ーラ29の形状及びカム溝53の形状は所定の形状にそ
れぞれ構成してある。
【0018】上記の構成により、駆動モータ23の駆動
によりカムプレート55を回転させるとカム溝53の作
用により駆動リンク47,連結リンク51,従動リンク
45を介して駆動ギア43を正逆方向へ回転させて、中
間ギア41,従動ギア39を介して6個の垂直軸37を
同期して正逆方向へ回転させる。ここで、6個の垂直軸
37を同期して正方向へ回転させると、6個のシャッタ
片9を同期して正方向へ揺動させて、切断開口部5を閉
じることができ、6個の垂直軸37を同期して逆方向へ
回転させると、6個のシャッタ片9を同期して逆方向へ
揺動させて、切断開口部5を開くことができる。
【0019】又、6個のシャッタ片9を切断開口部5を
開閉する正逆方向へ揺動させるときに、カムローラ29
の作用によって支持フレーム19を揺動軸21を中心と
して下方向へ揺動させて、6個のシャッタ片9を昇降ケ
ース33と一体的に近似下降させる。又、6個のシャッ
タ片9を大きく開いて元の状態に復帰せしめたときに、
カムローラ29の作用によって支持フレーム19を揺動
軸21を中心として上方向へ揺動させて、6個のシャッ
タ片9を昇降ケース33と一体的に近似昇降させる。
【0020】図1を参照するに、6個のシャッタ片9に
より切断開口部5を徐々に閉じて、6個のシャッタ片9
のエッジ面13を会合させると、切断開口部5の中心部
に外皮材W2をねじって切断するためのねじり間隙59
が形成されるように各シャッタ片9のエッジ面13の先
端から対応する垂直軸37の軸心までの長さが上記所定
の円Sの半径Rの長さよりも0.5mm〜1mmだけ
くなるようにそれぞれ構成してある。
【0021】尚、参考例として、図10に示すように、
各シャッタ片9のエッジ面13にブレード61をそれぞ
れ設けた場合には、各ブレード61の先端から対応する
垂直軸37の軸心までの長さが所定の円Sの半径Rの長
さとほぼ同じになるようにそれぞれ構成してある。
【0022】図2〜図4を参照するに、上記本体フレー
ム7におけるシャッタ3の上方には食品生地供給装置6
3が設けてあり、この食品生地供給装置63は棒状の食
品生地Wを上方向から切断開口部5へ供給するものであ
る。又、本体フレーム7におけるシャッタ3の下方には
コンベア装置65が設けてあり、このコンベア装置65
は複数の包皮食品WAを左方向へ搬送するものである。
【0023】次に、包皮切断機1の使用方法について説
明する。
【0024】包皮切断機1の使用方法は、食品生地供給
装置63の作動により棒状の食品生地Wを上方向から切
断開口部5へ供給しつつ、棒状の食品生地Wに対して包
皮切断を行う方法であって、以下の(i)工程〜(iv)
工程を備えている。
【0025】(i)工程 駆動モータ23の駆動及びカム溝53の作用により6個
のシャッタ片9を同期して正方向へ揺動させて切断開口
部5を徐々に閉じ、6個のシャッタ片9のエッジ面13
を会合させて、切断開口部5の中央部にねじり間隙59
を形成せしめる(図5(a)、図6(a)、図7
(a)、図8(a)参照)。これによって、6個のシャ
ッタ片9により外皮材W2を周方向から押圧して外皮材
W2にくびれた連結部分を成形せしめることができ(図
5(b)、図6(b)、図7(b)参照)、この押圧状
態が進むと、外皮材W2によって内包材W1を上下に分
離して、くびれた連結部分Jの下側及び上側において外
皮材W2により内包材W1をそれぞれ包皮する(図8
(b)参照)。
【0026】(ii)工程 上記(i)工程が終了した後に、換言すれば6個のシャ
ッタ片9のエッジ面13を会合させた後に、駆動モータ
23の駆動及びカム溝53の作用により6個のシャッタ
片9を同期して正方向へさらに揺動させることにより
(図9(a)参照)、6個のシャッタ片9のエッジ面1
3に対して外皮材W2が粘着性を有していることから、
外皮材W2におけるくびれた連結部分Jをねじり間隙5
9内で正方向へねじることができる。これによって、食
品生地Wにおけるくびれた連結部分Jよりも下側部分
(包皮食品に相当する部分)の自重作用も相まって、応
力が集中することによりくびれた連結部分Jを切断し
て、棒状の食品生地Wから包皮食品WAを取出すことが
できる(図9(b)参照)。
【0027】尚、参考例として、各シャッタ片9のエッ
ジ面13にブレード61をそれぞれ設けた場合にあって
は、6個のシャッタ片を同期して正方向へさらに揺動さ
せることにより、外皮材Wにおけるくびれた連結部分J
に対して、ねじって切断する作用の他に、6個のシャッ
タ片9のブレード61の協働により切断する作用も働く
(図10参照)。
【0028】(iii)工程 上記(ii)工程が終了した後に、駆動モータ23の駆動
及びカム溝53の作用により6個のシャッタ片9を同期
して逆方向へ揺動させて、切断開口部5を大きく開い
て、元の状態に復帰せしめる(図5(a)参照)。これ
によって、棒状の食品生地Wに対する1回の包皮切断が
終了する。
【0029】(iv)工程 上記(iii)工程が終了した後に、(i)工程〜(iii)工
程を順次繰返すことにより、棒状の食品生地Wに対して
複数回の包皮切断を行って、複数の包皮食品WAを製造
する。尚、複数の包皮食品WAはコンベア装置65によ
って左方向へ搬送されて、別の作業が施される。
【0030】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、外皮材W2におけるくびれた連結部分Jをねじり間
隙59内でねじって切断することにより、棒状の食品生
地Wから包皮食品WAを取出すことができるため、包皮
食品WAの被切断部の接合力を高めて、包皮食品WAか
ら内包材W1が露出することを回避して、包皮食品WA
の品質の向上を図ることができる。
【0031】尚、本発明は、前述のごとき発明の実施の
形態の説明に限るものでなく、シャッタ片9の数を3個
以上の数に変更する等の種々の形態で実施を行うことが
できる。
【0032】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の発明によ
れば、外皮材におけるくびれた連結部分を前記ねじり間
隙内でねじって切断することにより、棒状の食品生地か
ら包皮食品を取出すことができるため、包皮食品の被切
断部の接合力を高めて、包皮食品から内包材が露出する
ことを回避して、包皮食品の品質向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタの平面図である。
【図2】包皮切断機の正面図である。
【図3】図4における矢視部IIIを示す図である。
【図4】図2における矢視部IVを示す図である。
【図5】(a)はシャッタの動作図であり、(b)はシ
ャッタの動作が(a)のときの包皮切断の状態を示す図
である。
【図6】(a)はシャッタの動作図であり、(b)はシ
ャッタの動作が(a)のときの包皮切断の状態を示す図
である。
【図7】(a)はシャッタの動作図であり、(b)はシ
ャッタの動作が(a)のときの包皮切断の状態を示す図
である。
【図8】(a)はシャッタの動作図であり、(b)はシ
ャッタの動作が(a)のときの包皮切断の状態を示す図
である。
【図9】(a)はシャッタの動作図であり、(b)はシ
ャッタの動作が(a)のときの包皮切断の状態を示す図
である。
【図10】参考例として、シャッタ片のエッジ面にブレ
ードを設けた場合における、図8に対応する図である。
【符号の説明】
1 包皮切断機 3 シャッタ 5 切断開口部 9 シャッタ片 13 エッジ面 15 側面 23 駆動モータ 37 垂直軸 53 カム溝 59 ねじり間隙 61 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 康憲 栃木県宇都宮市野沢町2番地3 レオン 自動機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−168379(JP,A) 特開 平9−238661(JP,A) 特開 平6−178679(JP,A) 特開 昭49−81579(JP,A) 特開 平7−111884(JP,A) 特開 平7−87879(JP,A) 特許2729898(JP,B2) 特許3037258(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23P 1/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内包材と外皮材の二重構造からなる棒状
    の食品生地を上方向からシャッタの中央部の切断開口部
    へ供給しつつ、棒状の食品生地に対して包皮切断を行う
    包皮切断機において、 上記シャッタはn(nは3以上の整数)個のシャッタ片
    を組合せてなり、各シャッタ片の先端近傍部は先細り形
    状になるようにそれぞれ構成し、各シャッタ片の先端に
    エッジ面をそれぞれ形成し、各シャッタ片の前記エッジ
    面が隣接するシャッタ片の側面に沿って摺動できるよう
    にそれぞれ構成し、前記切断開口部と同心の所定の円の
    周上にn個の垂直軸を等間隔に設け、各シャッタ片の基
    部を対応する垂直軸にそれぞれ連結し、各シャッタ片を
    対応する垂直軸の軸心を中心として揺動できるようにそ
    れぞれ構成し、n個のシャッタ片を同期して正逆方向へ
    揺動させると切断開口部が開閉するように構成し、n個
    のシャッタ片の前記エッジ面が会合した後もn個のシャ
    ッタ片は更に正方向の揺動を続けることができるように
    構成し、n個のシャッタ片を同方向へ揺動させる揺動作
    動手段を設け、 n個のシャッタ片により切断開口部を徐々に閉じて、
    個のシャッタ片の前記エッジ面を会合させると、切断開
    口部の中心部に外皮材をねじって切断するためのねじり
    間隙が形成されるように、各シャッタ片の前記エッジ面
    の先端から対応する垂直軸の軸心までの長さが上記所定
    の円の半径の長さよりも0.5mm〜1mmだけ短くな
    るようにそれぞれ構成してなることを特徴とする包皮切
    断機。
  2. 【請求項2】 内包材と外皮材の二重構造からなる棒状
    の食品生地を上方向からシャッタの中央部の切断開口部
    へ供給しつつ、棒状の食品生地に対して包皮切断を行う
    請求項1に記載の包皮切断機の使用方法において、 (i)前記揺動作動手段によりn個のシャッタ片を同期
    して正方向へ揺動させ前記切断開口部を徐々に閉じて、
    n個のシャッタ片の前記エッジ面を会合させて、切断開
    口部の中央部にねじり間隙を形成せしめることにより、
    n個のシャッタ片により外皮材を周方向から押圧して、
    外皮材にくびれた連結部分を成形せしめると共に、外皮
    材によって内包材を上下に分離して、くびれた連結部分
    の下側及び上側において外皮材により内包材をそれぞれ
    包皮する工程と、 (ii)上記(i)工程が終了した後に、揺動作動手段に
    よりn個のシャッタ片を同期して正方向へ更に揺動させ
    て、外皮材におけるくびれた連結部分を前記ねじり間隙
    内で正方向へねじることにより、食品生地におけるくび
    れた連結部分よりも下側部分の自重作用も相まって、く
    びれた連結部分を切断して、棒状の食品生地から包皮食
    品を取出す工程と、 (iii)上記(ii)工程が終了した後に、揺動作動手段に
    よりn個のシャッタ片を同期して逆方向へ揺動させて、
    切断開口部を大きく開く工程と、 (iv)上記(iii)工程が終了した後に、(i)工程〜
    (iii)工程を順次繰返すことにより、棒状の食品生地に
    対して複数回の包皮切断を行って、複数の包皮食品を製
    造する工程とを備えてなることを特徴とする請求項1に
    記載の包皮切断機の使用方法。
JP16862198A 1998-06-16 1998-06-16 包皮切断機、及びこの包皮切断機の使用方法 Expired - Fee Related JP3525053B2 (ja)

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