JP2000197443A - 食品生地の切断搬送システム、及びこの食品生地の切断搬送システムの使用方法 - Google Patents

食品生地の切断搬送システム、及びこの食品生地の切断搬送システムの使用方法

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JP2000197443A
JP2000197443A JP308899A JP308899A JP2000197443A JP 2000197443 A JP2000197443 A JP 2000197443A JP 308899 A JP308899 A JP 308899A JP 308899 A JP308899 A JP 308899A JP 2000197443 A JP2000197443 A JP 2000197443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割された食品生地Wとカッタ39の間に強
制的な滑りを与えて、分割された食品生地Wをカッタ3
9から完全に分離する。 【解決手段】 対応する一対のカッタ39の先端部が分
割ホッパ11の下側開口部を封鎖した後に一対の回転軸
37を送り方向へ僅かな角θだけ同期回転させて対応す
る一対のカッタ39の先端部を離反せしめ、一対の回転
軸37を送り方向の反対方向へ僅かな角θだけ同期回転
させて対応する一対のカッタ39の先端部を接触せしめ
て再び分割ホッパ11の下側開口部を封鎖するように切
断モータ41を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性の強い食品
生地(例えばパン生地)を切断して分割し、分割された
食品生地を前方向へ搬送する食品生地の切断搬送システ
ム、及びこの切断搬送システムの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食品生地の切断搬送システムにつ
いて簡単に説明すると、以下のようになる。
【0003】即ち、上記食品生地の切断搬送システムは
本体フレームをベースにしてあって、この本体フレーム
にはベルトコンベアが設けてあって、このベルトコンベ
アは、分割された食品生地を前方向へ搬送するものであ
る。上記本体フレームにおけるベルトコンベアの上方に
は食品生地を収容する分割ホッパが設けてあり、この分
割ホッパの下側開口部付近には食品生地を切断して分割
せしめる分割カッタ装置が設けてある。
【0004】ここで、上記ベルトコンベア上において食
品生地の前端部が先行する分割された食品生地の後端部
に上方向からオーバラップするように構成してある。
又、上記分割カッタ装置は、分割ホッパの下側開口部付
近に回転可能に設けられた一対の回転軸と、各回転軸に
それぞれ設けられた複数のカッタと、一対の回転軸を同
期回転させる切断モータとを備えている。更に、一対の
回転軸を送り方向へ同期回転させて対応する一対のカッ
タの先端部が接触して分割ホッパの下側開口部を封鎖す
ることにより、食品生地を切断して分割できるように構
成してある。
【0005】従って、分割ホッパ内に食品生地を投入し
た後に、切断モータの駆動により一対の回転軸を送り方
向へ同期回転させることにより、対応する一対のカッタ
により食品生地の切断を開始する。更に、一対の回転軸
を送り方向へ同期回転させて、対応する一対のカッタの
先端部を接触せしめて分割ホッパの下側開口部を封鎖す
ることによって、対応する一対のカッタにより食品生地
を切断して分割することができる。そして、分割された
食品生地の前端部が先行する分割された食品生地の後端
部に上方向からオーバラップした状態の下で、ベルトコ
ンベアにより分割された食品生地を前方向へ搬送する。
【0006】尚、上述の作用を複数回繰り返すことによ
り、食品生地を複数回分割して、複数の分割された食品
生地を前方向へ搬送することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の食品
生地の切断搬送システムにおいては、食品生地の粘着性
が強いことから、対応する一対のカッタにより食品生地
を切断して分割せしめたときに、分割された食品生地が
カッタの作動面(表面、裏面のうち少くともいずれかの
面)に粘着する場合がある。この場合には、作業者の補
助によって分割された食品生地をカッタから分離する作
業(食品生地の分離作業)が必要となって、一連の作業
の能率が悪くなるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、粘着性の強い食品生地を切断して分割し、分
割された生地を前方向へ搬送する食品生地の切断搬送シ
ステムにおいて、分割された食品生地を前方向へ搬送す
るベルトコンベアを設け、このベルトコンベアの上方に
食品生地を収容する分割ホッパを設け、この分割ホッパ
の下側開口部付近に食品生地を切断して分割せしめる分
割カッタ装置を設け、前記ベルトコンベア上において
(分割される或いは分割された)食品生地の前端部が先
行する分割された食品生地の後端部に上方向からオーバ
ラップするように構成し、上記分割カッタ装置は、上記
分割ホッパの下側開口部付近に回転可能に設けられた一
対の回転軸と、各回転軸にそれぞれ設けられた複数のカ
ッタと、一対の回転軸を同期回転させる切断モータとを
備え、一対の回転軸を送り方向へ同期回転させて対応す
る一対のカッタの先端部が接触して(一対のカッタの先
端部の間に微小間隙を有する場合も、「一対のカッタの
先端部が接触」に含まれる。)分割ホッパの下側開口部
を封鎖することにより、食品生地を切断して分割できる
ように構成し、対応する一対のカッタの先端部が下側開
口部を封鎖した後に一対の回転軸を送り方向へ僅かな角
θだけ同期回転させて対応する一対のカッタの先端部を
離反せしめ、一対の回転軸を送り方向の反対方向へ僅か
な角θだけ同期回転させて対応する一対のカッタの先端
部を接触せしめて再び下側開口部を封鎖するように前記
切断モータを制御する制御手段を設けてなることを特徴
とする。
【0009】請求項1に記載の発明特定事項によると、
分割ホッパ内に食品生地を投入した後に、切断モータの
駆動により一対の回転軸を送り方向へ同期回転させて、
対応する一対のカッタの先端部を接触せしめて分割ホッ
パの下側開口部を封鎖する。これによって、対応する一
対のカッタにより食品生地を切断して分割せしめること
ができる。そして、制御手段により切断モータを制御し
て一対の回転軸を送り方向へ僅かな角θだけ回転させ
て、対応する一対のカッタの先端部を離反せしめる。こ
れによって、分割された食品生地が対応する一対のカッ
タに粘着していることから、分割された食品生地を引き
伸ばすことができる。分割された食品生地を引き伸ばし
た後に、制御手段により切断モータを制御して一対の回
転軸を送り方向の反対方向へ僅かな角度θだけ同期回転
させて、対応する一対のカッタの先端部を接触せしめて
再び下側開口部を封鎖する。これによって、分割された
食品生地とカッタの間に強制的な滑りを与えることがで
きる。そして、分割された食品生地の前端部が先行する
分割された食品生地の後端部に上方向からオーバラップ
した状態の下で、ベルトコンベアにより分割された食品
生地を前方向へ搬送する。
【0010】上述の作用を複数回繰り返すことにより、
食品生地を複数回分割して、複数の分割された食品生地
を前方向へ搬送することができる。
【0011】請求項2に記載の発明にあっては、(i)
前記切断モータの駆動により一対の前記回転軸を送り方
向へ同期回転させて、対応する一対の前記カッタの先端
部を接触せしめて前記分割ホッパの下側開口部を封鎖す
ることによって、対応する一対のカッタにより前記食品
生地を切断して分割せしめる工程と、(ii) 上記(i)工
程が終了した後に、前記制御手段により切断モータを制
御して一対の回転軸を送り方向へ僅かな角θだけ回転さ
せて、対応する一対のカッタの先端部を離反せしめるこ
とによって、分割された食品生地を引き伸ばす工程と、
(iii) 上記(ii)工程が終了した後に、モータ制御手段
により切断モータを制御して一対の回転軸を送り方向の
反対方向へ僅かな角度θだけ同期回転させて、対応する
一対のカッタの先端部を接触せしめて再び下側開口部を
封鎖することによって、分割された食品生地とカッタの
間に強制的なすべりを与える工程と、(iv) 上記(iii)
工程が終了した後に、分割された食品生地の前端部が先
行する分割された食品生地の後端部に上方向からオーバ
ラップした状態の下で、前記ベルトコンベアにより分割
された食品生地を前方向へ搬送する工程と、(v) 上記
(iv)工程が終了した後に、上記(i)工程から(iv)工程を
順次繰り返す工程とを備えてなることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明にあっては、粘着性
の強い食品生地を切断して分割し、分割された食品生地
を前方向へ搬送する食品生地の切断搬送システムにおい
て、分割された食品生地を前方向へ搬送するベルトコン
ベアを設け、このベルトコンベアの上方に食品生地を収
容する分割ホッパを設け、この分割ホッパの下側開口部
付近に食品生地を切断して分割せしめる分割カッタ装置
を設け、前記ベルトコンベア上において(分割された或
いは分割される)食品生地の前端部が先行する分割され
た食品生地の後端部に上方向からオーバラップするよう
に構成し、上記分割カッタ装置は、上記分割ホッパの下
側開口部付近に回転可能に設けられた一対の回転軸と、
各回転軸にそれぞれ設けられた複数のカッタと、一対の
回転軸を同期回転させる切断モータとを備え、一対の回
転軸を送り方向へ同期回転させて対応する一対のカッタ
の先端部が接触して分割ホッパの下側開口部を封鎖する
ことにより、食品生地を切断して分割できるように構成
し、各カッタの作動面(表面、裏面のうち少くともいず
れかの面)に多数のカッタ凹部を連続かつ隣接して設け
ると共に、食品生地が各カッタ凹部を覆うと各カッタ凹
部内がエアポケットになるようにそれぞれ構成してなる
ことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明特定事項によると、
分割ホッパ内に食品生地を投入した後に、切断モータの
駆動により一対の回転軸を送り方向へ同期回転させるこ
とにより、対応する一対のカッタにより食品生地の切断
を開始する。更に、一対の回転軸を送り方向へ同期回転
させて、対応する一対のカッタの先端部を接触せしめて
分割ホッパの下側開口部を封鎖する。これによって、対
応する一対のカッタにより食品生地を切断して分割せし
めることができる。ここで、食品生地によって覆われた
カッタ凹部内はエアポケットとなり、外部へエアが逃げ
ることを抑制しているため、食品生地を分割する直前か
ら分割する瞬間にかけて、食品生地はカッタの作動面に
線接触している。そして、分割された食品生地の前端部
が先行する分割された食品生地の後端部に上方向からオ
ーバラップした状態の下で、ベルトコンベアにより分割
された食品生地を前方向へ搬送する。
【0014】尚、上述の作用を複数回繰り返すことによ
り、食品生地を複数回分割して、複数の分割された食品
生地を前方向へ搬送することができる。
【0015】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
3に記載の発明特定事項の他に、食品生地が分割ホッパ
の内面に線接触するように、分割ホッパの内面に多数の
ホッパ凹部を連続かつ隣接して設けると共に、食品生地
が各ホッパ凹部を覆うと各ホッパ凹部内がエアポケット
になるようにそれぞれ構成してなることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項3に記載の発明特定事項による作用の他に、食品
生地によって覆われたホッパ凹部内はエアポケットとな
り、外部へエアが逃げることを抑制しているため、エア
ポケットのエア圧の作用により食品生地は分割ホッパの
内面に線接触する。
【0017】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
1、請求項3、請求項4のうちいずれかの請求項に記載
の発明特定事項の他に、前記ベルトコンベアのベルトの
一部分であって前記下側開口部の垂直下方領域に位置す
る垂直下方部分を昇降させる昇降アクチュエータを設
け、前記分割カッタ装置により食品生地の切断を行って
いる途中或いは切断を行う前に上記ベルトの垂直下方部
分により食品生地を下方向から保持するためベルトの垂
直下方部分を上昇させると共に、分割カッタ装置により
食品生地を分割した後或いは分割する直前にベルトの垂
直下方部分を下降させるように、上記昇降アクチュエー
タを制御可能に構成してなることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明特定事項によると、
請求項1、請求項3、請求項4のうちのいずれかの請求
項に記載の発明特定事項による作用の他に、分割カッタ
装置により食品生地の切断を行っている途中あるいは切
断を行う前に、昇降アクチュエータを制御してベルトコ
ンベアにおけるベルトの垂直下方部分を上昇させて食品
生地を下方向から保持する。又、分割カッタ装置により
食品生地を分割した後あるいは分割する直前に、昇降ア
クチュエータを制御してベルトの垂直下方部分を下降さ
せる。
【0019】請求項6に記載の発明にあっては、請求項
1、請求項3〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記
載の発明特定事項の他に、前記ベルトコンベアの前端部
に下方向へ傾斜した傾斜部を形成し、その傾斜部の上方
に食品生地を上方向から押圧する押圧ローラを回転可能
に設け、コンベアの前端部の下方に食品生地を収容する
成形ホッパを設け、この成形ホッパの下側開口部付近に
食品生地を挟圧して帯状に成形せしめつつ下方向へ連続
して送る成形送り装置を設けてなることを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明特定事項によると、
請求項1、請求項3〜請求項5のうちのいずれかの請求
項に記載の発明特定事項による作用の他に、傾斜部にお
いて、自重によって食品生地のオーバラップ部分(分割
された食品生地の前端部と先行する分割された食品生地
の後端部)の接合状態が安定する。又、押圧ローラによ
り食品生地のオーバラップ部分を押圧することにより、
食品生地のオーバラップ部分が薄くなるように変形する
と共にオーバラップ部分の接合状態が強固になる。そし
て、ベルトコンベアの搬送によって食品生地が成形ホッ
パ内へ連続して投入されると、成形送り装置により食品
生地を挟圧して帯状に成形せしめつつ下方向へ連続して
送ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】図1及び図2を参照するに、本発明の実施
の形態に係る食品生地の切断搬送システム1は、粘着性
の強い食品生地(例えばパン生地)Wの切断による分
割、分割された食品生地Wの搬送等をするものである。
食品生地の切断搬送システム1は本体フレーム3をベー
スにしてあって、この本体フレーム3は上部フレーム5
と下部フレーム7を上下(図1及び図2において上下)
に備えている。
【0023】食品生地の切断搬送システム1を概略的に
説明すると、以下のようになる。
【0024】即ち、上部フレーム5にはベルトコンベア
9が設けてあって、このベルトコンベア9は、分割され
た食品生地Wを前方向(図1において左方向、図2にお
いて紙面に向って表方向)へ搬送するものである。上部
フレーム5におけるベルトコンベア9の上方には食品生
地Wを収容する分割ホッパ11が設けてあり、この分割
ホッパ11の下側開口部付近には食品生地Wを切断して
分割せしめる分割カッタ装置13が設けてある。下部フ
レーム7におけるベルトコンベア9の前端部の下方には
食品生地Wを収容する成形ホッパ15が設けてあり、こ
の成形ホッパ15の下側開口部付近には食品生地Wを挟
圧して帯状に成形せしめつつ下方向へ連続して送る成形
送り装置17が設けてある。
【0025】上記ベルトコンベア9について詳細に説明
すると、以下のようになる。
【0026】上記ベルトコンベア9は前後方向へ延伸し
てあって、走行モータ19の駆動により循環走行可能な
ベルト21を備えている。ベルトコンベア9の前端側に
は下方向へ傾斜した傾斜部23が形成してあり、この傾
斜部23の後端側が分割カッタ装置13の垂直下方(真
下)に位置するように構成してある。
【0027】ベルト21の一部分であって分割ホッパ1
1の下側開口部の垂直下方領域に位置する垂直下方部分
21aは昇降できるように構成してある。即ち、前後に
離隔した一対の支持ローラ25によって垂直下方部分2
1aが形成され、一対の支持ローラ25を昇降アクチュ
エータ27(例えばエアシリンダ、エアモータ等)の作
動により昇降させることによりベルト21の垂直下方部
分21aを昇降できるように構成してある。上記昇降ア
クチュエータ27は制御手段29(図9参照)に接続し
てあって、この制御手段29は後述の作用の他に、分割
カッタ装置13により食品生地Wの切断を行っている途
中(あるいは切断を行う前)に上記ベルト21の垂直下
方部分21aにより食品生地を下方向から保持するため
ベルト21の垂直下方部分21aを上昇させる(図8
(A)(B)参照)と共に、分割カッタ装置13により
食品生地Wを分割した後(あるいは分割する直前)にベ
ルト21の垂直下方部分21aを下降させ(図8(B)
(C)参照)るように昇降アクチュエータ23を制御す
る。なお、ベルトコンベア9は、垂直下方部分21aの
昇降に伴ってベルト21の張力を調節する調節ローラ3
0を前後方向へ移動可能に備えている。
【0028】上記分割ホッパ11の特徴部分について説
明すると、以下のようになる。
【0029】即ち、分割ホッパ11の内面には図6に示
すようなホッパシート31がほぼ全面にわたって備えて
ある。そして、食品生地Wが分割ホッパ11の内面に線
接触するように、ホッパシート31には多数の逆錐状
(例えば逆四角錐状)のホッパ凹部33が連続かつ隣接
して設けてあると共に図7に示すように、食品生地Wが
各ホッパ凹部33を覆うと各ホッパ凹部33内がエアポ
ケット35になるようにそれぞれ構成してある。また、
例えば、ホッパ凹部33の大きさを小さくしたり、ホッ
パ凹部33の数を少なくしたりして、食品生地Wが分割
ホッパ11の内面と面接触するようにしてもよい。
【0030】上記分割カッタ装置13について詳細に説
明すると、以下のようになる。
【0031】即ち、図1及び図2を参照するに、分割ホ
ッパ11の下側開口部付近には一対の回転軸37が回転
可能に設けてあり、各回転軸37には複数のカッタ39
がそれぞれ設けてある。一対の回転軸37を同期回転さ
せるため、適宜位置には切断モータ41が設けてあると
共に、この切断モータ41の出力軸が同期機構43を介
して一対の回転軸37に連動連結してある。上記切断モ
ータ41は前記制御手段29に接続してあって(図9参
照)、後述の如く切断モータ41は制御される。又、上
記同期機構43は特公平9−220048号公報に示す
ように複数のギアを備えた公知の機構である。
【0032】ここで、一対の回転軸37を送り方向へ同
期回転させて対応する一対のカッタ39の先端部が接触
して(一対のカッタ39の先端部の間に微小間隙を有す
る場合も、「一対のカッタ39の先端部が接触」に含ま
れる)分割ホッパ11の下側開口部を封鎖することによ
り、食品生地Wを切断して分割できるように構成してあ
る(図3(A)(B)、図4(A)参照)。又、上部フ
レーム5の適宜位置には先行する食品生地Wの後端部が
傾斜部23の後端付近に位置したことを検出する光学系
の位置検出センサ45が設けてあり、この位置検出セン
サ45は、通過する分割生地の厚さが所定の厚さより小
さくなった時や分割生地が完全に通過した時を検出する
と切断モータ41を作動するように構成してあり、換言
すればベルトコンベア9上において分割カッタ装置13
により分割される食品生地Wの前端部が先行する分割さ
れた食品生地の後端部に上方向からオーバラップするよ
うに構成してある。更に、対応する一対のカッタ39の
先端部が分割ホッパ11の下側開口部を封鎖した後に一
対の回転軸37を送り方向(図2、図3、図4において
a方向)へ僅かな角θだけ同期回転させて対応する一対
のカッタ39の先端部を離反せしめ(図4(B)参
照)、一対の回転軸37を送り方向の反対方向(図5
(A)においてb方向)へ僅かな角θだけ同期回転させ
て対応する一対のカッタ39の先端部を接触せしめて再
び成形ホッパ19の下側開口部を封鎖することができる
ように(図5(A)参照)、制御手段29によって切断
モータ41を制御するように構成してある。
【0033】各カッタ39の作動面には図6に示すよう
なカッタシート47がそれぞれ備えてある。カッタシー
ト47は前記ホッパシート31とほぼ同様の構成を有し
てあって、即ち、食品生地Wが各カッタ39の表面と線
接触や面接触をするように、各カッタシート47には多
数の逆錐状(例えば逆四角錐状)のカッタ凹部49が連
続かつ隣接して設けてあると共に、図7に示すように食
品生地Wが各カッタ凹部49を覆うと各カッタ凹部49
内がエアポケット51になるようにそれぞれ構成してあ
る。
【0034】図1を参照するに、上部フレーム5におけ
る前記傾斜部23の上方には食品生地Wを上方向から押
圧する押圧ローラ53がブラケット55を介して回転可
能に設けてあり、この押圧ローラ53は駆動モータ(図
示省略)の駆動により回転するものである。ここで、押
圧ローラ53の下部の周速及びその回転方向はベルトコ
ンベア9の速度及び搬送方向と同じになるように構成し
てある。
【0035】前記成形ホッパ15について簡単に説明す
ると、以下のようになる。
【0036】即ち、成形ホッパ15は、下部フレーム7
に設けられた筒状のホッパ本体57と、このホッパ本体
57に前後に対向して設けられた前側ホッパローラ群5
9F、後側ホッパローラ群59Rとを備えている。ここ
で、前側ホッパローラ群59Fは上下方向へ回転可能な
複数の前側ホッパローラ61Fを上下に並設してなり、
同様に、後側ホッパローラ群59Rは上下方向へ回転可
能な複数の後側ホッパローラ61Rを上下に並設してあ
る。尚、ホッパ本体57に前側,後側ホッパローラ群5
9F,59Rと同様の構成の左側,右側ホッパローラ群
(図示省略)を設けても差支えない。
【0037】前記成形送り装置17について説明する
と、以下のようになる。
【0038】即ち、成形送り装置17は一対の前側,後
側成形送りローラ群63F,63Rを備えている。前側
成形ローラ群63Fは、成形ホッパ15の下側開口部の
前側に設けられた前側ローラ支持部材65Fとこの前側
ローラ支持部材65Fに上下に並設された複数の前側成
形送りローラ67Fとを備えており、同様に、後側成形
送りローラ群63Rは、成形ホッパ15の下側開口部の
後側に設けられた後側ローラ支持部材65Rと、この後
側ローラ支持部材65Rに上下に並設された複数の後側
成形送りローラ67Rとを備えている。ここで、複数の
前側成形送りローラ67F及び複数の後側成形送りロー
ラ67Rは成形送りモータ69F,69Rの駆動により
成形送り方向(図1においてc方向)へ同期回転するも
のである。
【0039】一対の前側,後側成形送りローラ群63
F,63Rの突出側間隙から帯状の食品生地Wの突出作
用を促進するため、後側ローラ支持部材65Rは上端側
の揺動中心65R−Sを中心として前側ローラ支持部材
65Fに対して接近離反する方向へ揺動可能に構成して
ある。後側ローラ支持部材65Rを揺動させるため、下
部フレーム7の適宜位置には円板状の駆動リンク71を
回転させる突出促進モータ73が設けてあり、この駆動
リンク71と後側ローラ支持部材65Rが連結リンク7
5を介して連結してある。
【0040】次に、食品生地の切断搬送システム1の使
用方法について、作用を含めて説明する。
【0041】食品生地Wを分割ホッパ11内へ投入する
と、食品生地Wは分割ホッパ11の内面に沿って下方向
へ送られる。ここで、食品生地Wによって覆われたホッ
パ凹部33内はエアポケット35となり、外部へエアが
逃げることを抑制しているため、エアポケット35のエ
ア圧の作用により食品生地Wは分割ホッパ11の内面に
線接触している。
【0042】分割ホッパ11内に食品生地Wを投入した
後に、切断モータ41の駆動により一対の回転軸37を
送り方向(図3、図4においてa方向)へ同期回転させ
ることにより、対応する一対のカッタ39により食品生
地Wの切断を開始する(図3(A)(B)参照)。次
に、昇降アクチュエータ27の作動によりベルト21の
垂直下方部分21aを上昇させて食品生地Wを下方向か
ら保持する(図8(A)(B)参照)。更に、一対の回
転軸37を送り方向へ同期回転させて対応する一対のカ
ッタ39の先端部を接触させて、分割ホッパ11の下側
開口部を封鎖する。これによって、対応する一対のカッ
タ39により食品生地Wを切断して分割せしめることが
できる(図4(A)参照)。
【0043】食品生地Wを分割した後に、制御手段29
により切断モータ41を制御して一対の回転軸37を送
り方向へ僅かな角θだけ回転させて対応する一対のカッ
タ39の先端部を離反せしめる。これによって、分割さ
れた食品生地Wが対応する一対のカッタ39の例えば歯
先に粘着している場合には、分割されて両歯先に粘着し
ている食品生地Wを引き伸ばして歯先から引きはがすこ
とができる(図4(B)参照)。そして、制御手段29
により切断モータ41を制御して一対の回転軸37を送
り方向の反対方向(図5(A)においてb方向)へ僅か
な角度θだけ同期回転させて対応する一対のカッタ39
の先端部を接触せしめて再び分割ホッパ11の下側開口
部を封鎖する(図5(A)参照)。これによって、分割
された食品生地Wとカッタ39の間に強制的な滑りを与
えることができる。更に、昇降アクチュエータ27の作
動によりベルト21の垂直下方部分21aを下降させ分
割された食品生地Wを分割カッタ装置13に対して離反
せしめて(図5(B)、図8(C)参照)、分割された
食品生地Wの前端部が先行する分割された食品生地Wの
後端部に上方向からオーバラップした状態の下で、ベル
トコンベア9により分割された食品生地Wを前方向へ搬
送する。ここで、傾斜部23において、自重作用によっ
て食品生地Wのオーバラップ部分(分割された食品生地
Wの前端部と先行する分割された食品生地Wの後端部)
の接合状態が安定する。又、傾斜部23において押圧ロ
ーラ53によって食品生地Wのオーバラップ部分を押圧
することにより、食品生地Wのオーバラップ部分が更に
薄くなるように変形すると共にオーバラップ部分の接合
状態が強固になる。
【0044】尚、分割ホッパ11内に食品生地Wを投入
した後に、上述の作用を複数回繰り返すことにより、食
品生地Wを複数回分割して、複数の分割された食品生地
Wを前方向へ搬送することができる。
【0045】上述の如く、一対のカッタ39によって分
割された食品生地Wをベルトコンベア9によって搬送す
ると、ベルトコンベア9の前端部から成形ホッパ15内
へ連続して投入される。そして、成形送りモータ69
F,69Rの駆動により複数の前側成形送りローラ67
F及び複数の後側成形送りローラ67Rを成形送り方向
(図1においてc方向)へ回転させることにより、一対
の前側,送り側成形送りローラ群63F,63Rにより
食品生地Wを挟圧して帯状に成形せしめつつ、帯状の食
品生地Wを一対の前側,後側成形送りローラ群63F,
63Rの突出間隙から突出して図示省略の下部コンベア
へ送り出すことができる。
【0046】ここで、一対の前側,後側成形送りローラ
群63F,63Rの突出間隙から帯状の食品生地Wの突
出を行っているときに、突出促進モータ73の駆動によ
り後側ローラ支持部材65Rを前側ローラ支持部材65
Fに対して離反する方向へ揺動させることにより、上記
突出側間隙の上側において食品生地Wの上向きの圧力が
減少し、食品生地Wは自重により突出間隙へ流れる。
又、突出促進モータ73の駆動により後側ローラ支持部
材65Rを前側ローラ支持部材65Fに対して接近する
方向へ揺動させることにより、一対の前側,後側成形送
りローラ群63F,63Rによって食品生地Wは帯状に
成形される。
【0047】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、分割された食品生地Wとカッタ39の間に強制的な
滑りを与えることができるため、分割された食品生地W
をカッタ39から完全に分離することができ、作業者の
補助による分離作業を不要とし、一連の作業の能率が向
上する。又、分割された食品生地はカッタ39の作動面
に線接触しているため、食品生地Wを分割してベルト2
1の垂直下方部分21aを下降させると直ちに、分割さ
れた食品生地Wをカッタ39から完全に分離することが
でき、上記効果はより一層向上する。
【0048】更に、ベルトコンベア9におけるベルト2
1の垂直下方部分21aにより食品生地Wを下方向から
保持した状態の下で、分割カッタ装置13により食品生
地Wを分割することができるため、分割された食品生地
Wのベルト21上の位置が左右にばらつくことを抑制し
て、ベルト21上において分割された食品生地Wの前端
部が先行する分割された食品生地Wの後端部に十分にオ
ーバラップすることができる。
【0049】又、食品生地Wは分割ホッパ11の内面に
線接触するため、食品生地Wが分割ホッパ11の内面に
粘着することを抑制することができる。
【0050】更に、傾斜部23において、食品生地Wの
自重作用によって食品生地Wのオーバラップ部分の接合
状態が安定し、押圧ローラ53の押圧作用によって食品
生地Wのオーバラップ部分が薄くなるように変形すると
共にオーバラップ部分の接合状態が強固になるため、食
品生地Wを帯状に成形せしめる途中に、作業者が補助し
なくても、食品生地Wが成形ホッパ11の上側開口部付
近に停滞すること又は食品生地Wのオーバラップ部分が
ずれたりすることがなくなる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、分割さ
れた食品生地とカッタの間に強制的な滑りを与えること
ができるため、分割された食品生地をカッタから完全に
分離することができ、作業者の補助による分離作業を不
要とし、一連の作業能率が向上する。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、食品生地
を分割する直前から分割する瞬間にかけて、食品生地は
カッタに線接触又は面接触しているため、食品生地を分
割すると直ちに、分割された食品生地をカッタから完全
に分離することができ、作業者の補助による分離作業を
不要とし、一連の作業の能率が向上する。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項3に記載の発明の効果の他に、食品生地は分
割ホッパの内面に線接触しているため、食品生地が分割
ホッパの内面に粘着することを抑制することができる。
【0055】請求項5に記載の発明によれば、請求項
1、請求項3、請求項4のうちいずれかの請求項に記載
の発明の効果の他に、ベルトコンベアにおけるベルトの
垂直下方部分により食品生地を下方向から保持した状態
の下で、分割カッタ装置により食品生地を分割すること
ができるため、分割された食品生地のベルト上の位置が
左右にばらつくことを抑制して、ベルト上において分割
された食品生地の前端部が先行する分割された食品生地
の後端部に十分にオーバラップする。
【0056】請求項6に記載の発明によれば、請求項
1、請求項3〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記
載の発明の効果の他に、傾斜部において、食品生地の自
重作用によって食品生地のオーバラップ部分の接合状態
が安定し押圧ローラの押圧作用によって食品生地のオー
バラップ部分が薄くなるように変形すると共にオーバラ
ップ部分の接合状態が強固になるため、食品生地を帯状
に成形せしめる途中に、作業者が補助しなくても、食品
生地が成形ホッパの上側開口部付近に停滞したりするこ
と又は食品生地のオーバラップ部分がずれたりすること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】食品生地の切断搬送システムの側面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った図である。
【図3】分割カッタの装置の動作図である。
【図4】分割カッタの装置の動作図である。
【図5】分割カッタの装置の動作図である。
【図6】ホッパシート(カッタシート)を示す図であ
る。
【図7】図6におけるVII−VII線に沿った図である。
【図8】ベルトコンベアの動作図である。
【図9】制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 切断搬送システム 9 ベルトコンベア 11 分割ホッパ 13 分割カッタ装置 15 成形ホッパ 17 成形送り装置 23 傾斜部 27 昇降アクチュエータ 29 制御手段 33 ホッパ凹部 35 エアポケット 37 回転軸 39 カッタ 41 切断モータ 47 カッタシート 49 カッタ凹部 51 エアポケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着性の強い食品生地を切断して分割
    し、分割された生地を前方向へ搬送する食品生地の切断
    搬送システムにおいて、 分割された食品生地を前方向へ搬送するベルトコンベア
    を設け、このベルトコンベアの上方に食品生地を収容す
    る分割ホッパを設け、この分割ホッパの下側開口部付近
    に食品生地を切断して分割せしめる分割カッタ装置を設
    け、前記ベルトコンベア上において食品生地の前端部が
    先行する分割された食品生地の後端部に上方向からオー
    バラップするように構成し、上記分割カッタ装置は、上
    記分割ホッパの下側開口部付近に回転可能に設けられた
    一対の回転軸と、各回転軸にそれぞれ設けられた複数の
    カッタと、一対の回転軸を同期回転させる切断モータと
    を備え、一対の回転軸を送り方向へ同期回転させて対応
    する一対のカッタの先端部が接触して分割ホッパの下側
    開口部を封鎖することにより、食品生地を切断して分割
    できるように構成し、対応する一対のカッタの先端部が
    下側開口部を封鎖した後に一対の回転軸を送り方向へ僅
    かな角θだけ同期回転させて対応する一対のカッタの先
    端部を離反せしめ、一対の回転軸を送り方向の反対方向
    へ僅かな角θだけ同期回転させて対応する一対のカッタ
    の先端部を接触せしめて再び下側開口部を封鎖するよう
    に前記切断モータを制御する制御手段を設けてなること
    を特徴とする食品生地の切断搬送システム。
  2. 【請求項2】 (i) 前記切断モータの駆動により一対
    の前記回転軸を送り方向へ同期回転させて、対応する一
    対の前記カッタの先端部を接触せしめて前記分割ホッパ
    の下側開口部を封鎖することによって、対応する一対の
    カッタにより前記食品生地を切断して分割せしめる工程
    と、 (ii) 上記(i)工程が終了した後に、前記制御手段によ
    り切断モータを制御して一対の回転軸を送り方向へ僅か
    な角θだけ回転させて、対応する一対のカッタの先端部
    を離反せしめることによって、分割された食品生地を引
    き伸ばす工程と、 (iii) 上記(ii)工程が終了した後に、制御手段により
    切断モータを制御して一対の回転軸を送り方向の反対方
    向へ僅かな角度θだけ同期回転させて、対応する一対の
    カッタの先端部を接触せしめて再び下側開口部を封鎖す
    ることによって、分割された食品生地とカッタの間に強
    制的なすべりを与える工程と、 (iv) 上記(iii)工程が終了した後に、分割された食品
    生地の前端部が先行する分割された食品生地の後端部に
    上方向からオーバラップした状態の下で、前記ベルトコ
    ンベアにより分割された食品生地を前方向へ搬送する工
    程と、 (v) 上記(iv)工程が終了した後に、上記(i)工程から(i
    v)工程を順次繰り返す工程とを備えてなることを特徴と
    する請求項1に記載の食品生地の切断搬送システムの使
    用方法。
  3. 【請求項3】 粘着性の強い食品生地を切断して分割
    し、分割された食品生地を前方向へ搬送する食品生地の
    切断搬送システムにおいて、 分割された食品生地を前方向へ搬送するベルトコンベア
    を設け、このベルトコンベアの上方に食品生地を収容す
    る分割ホッパを設け、この分割ホッパの下側開口部付近
    に食品生地を切断して分割せしめる分割カッタ装置を設
    け、前記ベルトコンベア上において食品生地の前端部が
    先行する分割された食品生地の後端部に上方向からオー
    バラップするように構成し、上記分割カッタ装置は、上
    記分割ホッパの下側開口部付近に回転可能に設けられた
    一対の回転軸と、各回転軸にそれぞれ設けられた複数の
    カッタと、一対の回転軸を同期回転させる切断モータと
    を備え、一対の回転軸を送り方向へ同期回転させて対応
    する一対のカッタの先端部が接触して分割ホッパの下側
    開口部を封鎖することにより、食品生地を切断して分割
    できるように構成し、各カッタの表面に多数のカッタ凹
    部を連続かつ隣接して設けると共に、食品生地が各カッ
    タ凹部を覆うと各カッタ凹部内がエアポケットになるよ
    うにそれぞれ構成してなることを特徴とする食品生地の
    切断搬送システム。
  4. 【請求項4】 食品生地が分割ホッパの内面に線接触す
    るように、分割ホッパの内面に多数のホッパ凹部を連続
    かつ隣接して設けると共に、食品生地が各ホッパ凹部を
    覆うと各ホッパ凹部内がエアポケットになるようにそれ
    ぞれ構成してなることを特徴とする請求項1又は請求項
    3に記載の食品生地の切断搬送システム。
  5. 【請求項5】 前記ベルトコンベアのベルトの一部分で
    あって前記下側開口部の垂直下方領域に位置する垂直下
    方部分を昇降させる昇降アクチュエータを設け、前記分
    割カッタ装置により食品生地の切断を行っている途中或
    いは切断を行う前に上記ベルトの垂直下方部分により食
    品生地を下方向から保持するためベルトの垂直下方部分
    を上昇させると共に、分割カッタ装置により食品生地を
    分割した後或いは分割する直前にベルトの垂直下方部分
    を下降させるように、上記昇降アクチュエータを制御可
    能に構成してなることを特徴とする請求項1、請求項
    3、請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の食品生
    地の切断搬送システム。
  6. 【請求項6】 前記ベルトコンベアの前端部に下方向へ
    傾斜した傾斜部を形成し、その傾斜部の上方に食品生地
    を上方向から押圧する押圧ローラを回転可能に設け、ベ
    ルトコンベアの前端部の下方に食品生地を収容する成形
    ホッパを設け、この成形ホッパの下側開口部付近に食品
    生地を挟圧して帯状に成形せしめつつ下方向へ連続して
    送る成形送り装置を設けてなることを特徴とする請求項
    1、請求項3〜請求項5のうちのいずれかの請求項に記
    載の食品生地の切断搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007166942A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Rheon Autom Mach Co Ltd 食品生地切断分割装置および方法

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