JP3325202B2 - 食品成形装置 - Google Patents
食品成形装置Info
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- JP3325202B2 JP3325202B2 JP12484697A JP12484697A JP3325202B2 JP 3325202 B2 JP3325202 B2 JP 3325202B2 JP 12484697 A JP12484697 A JP 12484697A JP 12484697 A JP12484697 A JP 12484697A JP 3325202 B2 JP3325202 B2 JP 3325202B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば握り寿司等
の製造を自動化する際、寿司飯を定量、定型に成形する
のに用いられる食品成形装置に関する。
の製造を自動化する際、寿司飯を定量、定型に成形する
のに用いられる食品成形装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、握り寿司の米飯成形装置としては
図８に示したように、ホッパーａ内の米飯ｂを下方の供
給機構ｃにより板状に圧縮して下方へ供給し、供給機構
ｃの供給口部へ配設のカッタｄにて板状米飯ｅを所定量
（長さ）に切断して下方の間欠搬送ベルトコンベアｆ上
へ分給し、この定量米飯ｇを、間欠搬送ベルトコンベア
ｆの下流側上部へ配設した成形機構ｈ、ｉによって予備
成形、本成形し、図９に示した如き定量、定型の成形米
飯ｊを得る機構である。尚、間欠搬送ベルトコンベアｆ
にて搬送される途中で成形米飯ｊ上にネタｋが載せら
れ、次いで、最終成形機構ｌによって米飯ｊ、ネタｋが
握り成形されて握り寿司ｍが製造される。
図８に示したように、ホッパーａ内の米飯ｂを下方の供
給機構ｃにより板状に圧縮して下方へ供給し、供給機構
ｃの供給口部へ配設のカッタｄにて板状米飯ｅを所定量
（長さ）に切断して下方の間欠搬送ベルトコンベアｆ上
へ分給し、この定量米飯ｇを、間欠搬送ベルトコンベア
ｆの下流側上部へ配設した成形機構ｈ、ｉによって予備
成形、本成形し、図９に示した如き定量、定型の成形米
飯ｊを得る機構である。尚、間欠搬送ベルトコンベアｆ
にて搬送される途中で成形米飯ｊ上にネタｋが載せら
れ、次いで、最終成形機構ｌによって米飯ｊ、ネタｋが
握り成形されて握り寿司ｍが製造される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記した
従来の米飯成形装置は、供給される板状米飯ｅを所定
量、２枚のカッタ−ｄの咬合によって下方の間欠搬送ベ
ルトコンベアｆ上へ切り落すことで定量米飯ｇを上記間
欠搬送ベルトコンベアｆに載せるよう構成されているの
で、定量米飯ｇを間欠搬送コンベアベルトｆ上の所定位
置へ正確に、かつ所定向きで載せることは難しく、また
間欠搬送ベルトコンベアｆ上へ単に載せるだけであるた
め搬送中に、振動等によって載置位置や向きがずれてし
まうことがあって、次工程たる成形機構ｈ、ｉによる成
形が正確に行なわれ難くなって、変形した不定形に成形
されてしまう等、不良品発生の原因になっている。ま
た、従来の米飯成形装置は、板状米飯ｅを２枚のカッタ
ーｄによる完全な咬合によって定量米飯ｇに分割するも
のであるから、米飯粒が押し切りによって糊化されるこ
とになり、米飯本来の持っている味覚及び保存成分が損
われてしまう等の問題があった。
従来の米飯成形装置は、供給される板状米飯ｅを所定
量、２枚のカッタ−ｄの咬合によって下方の間欠搬送ベ
ルトコンベアｆ上へ切り落すことで定量米飯ｇを上記間
欠搬送ベルトコンベアｆに載せるよう構成されているの
で、定量米飯ｇを間欠搬送コンベアベルトｆ上の所定位
置へ正確に、かつ所定向きで載せることは難しく、また
間欠搬送ベルトコンベアｆ上へ単に載せるだけであるた
め搬送中に、振動等によって載置位置や向きがずれてし
まうことがあって、次工程たる成形機構ｈ、ｉによる成
形が正確に行なわれ難くなって、変形した不定形に成形
されてしまう等、不良品発生の原因になっている。ま
た、従来の米飯成形装置は、板状米飯ｅを２枚のカッタ
ーｄによる完全な咬合によって定量米飯ｇに分割するも
のであるから、米飯粒が押し切りによって糊化されるこ
とになり、米飯本来の持っている味覚及び保存成分が損
われてしまう等の問題があった。
【０００４】
【目的】本発明は、上記従来技術が有するこのような問
題点に鑑みてなされたもので、供給される板状被成形材
料を所定量、分割補助機構と分割成形機構によって咬み
切ることなく分割すると同時に予備成形し、これを間欠
搬送ベルトコンベアのコンベアベルト上へ圧着して供給
するようにすることで、定量被成形材料を間欠搬送ベル
トコンベア上の定位置へ所定向きで正確に、かつ安定的
に供給でき、もって次工程たる成形機構による成形等を
正確にして無駄なく、かつ効率良く行なうことができ、
さらに米飯の品質等を損なうことのない食品成形装置を
提供することを目的とする。
題点に鑑みてなされたもので、供給される板状被成形材
料を所定量、分割補助機構と分割成形機構によって咬み
切ることなく分割すると同時に予備成形し、これを間欠
搬送ベルトコンベアのコンベアベルト上へ圧着して供給
するようにすることで、定量被成形材料を間欠搬送ベル
トコンベア上の定位置へ所定向きで正確に、かつ安定的
に供給でき、もって次工程たる成形機構による成形等を
正確にして無駄なく、かつ効率良く行なうことができ、
さらに米飯の品質等を損なうことのない食品成形装置を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食品成形装置は、米飯等の被成形材料を所
定厚みに圧縮して供給する被成形材料の供給機構と、前
記供給機構の下部へ配設され、当該供給機構から分給さ
れる定量被成形材料を成形機構へ間欠搬送する間欠搬送
ベルトコンベアとを具備し、前記供給機構と間欠搬送ベ
ルトコンベア間には、供給機構における被成形材料供給
口下部の左右両側へ、互いに左右方向へ対称に開閉自在
に対向配置して、被成形材料の中央部に狭少な連結部を
残してその下方に定量米飯部を連設する２個一対の上部
シャッタを備えてなる被成形材料の分割補助機構と、ブ
ロック形状にして、各対向面に被成形材料の圧縮挾持用
凹部が対向配設され、左右両側に、左右方向へ対称に開
閉自在にして、かつ昇降動自在に対向配置して、前記定
量米飯部を成形すると同時に連結部で分割し、所定形状
の分割定量米飯とする２個一対の下型シャッタを備えて
なる被成形材料の分割成形機構を上下に配設してなるこ
とを特徴とする。
に、本発明の食品成形装置は、米飯等の被成形材料を所
定厚みに圧縮して供給する被成形材料の供給機構と、前
記供給機構の下部へ配設され、当該供給機構から分給さ
れる定量被成形材料を成形機構へ間欠搬送する間欠搬送
ベルトコンベアとを具備し、前記供給機構と間欠搬送ベ
ルトコンベア間には、供給機構における被成形材料供給
口下部の左右両側へ、互いに左右方向へ対称に開閉自在
に対向配置して、被成形材料の中央部に狭少な連結部を
残してその下方に定量米飯部を連設する２個一対の上部
シャッタを備えてなる被成形材料の分割補助機構と、ブ
ロック形状にして、各対向面に被成形材料の圧縮挾持用
凹部が対向配設され、左右両側に、左右方向へ対称に開
閉自在にして、かつ昇降動自在に対向配置して、前記定
量米飯部を成形すると同時に連結部で分割し、所定形状
の分割定量米飯とする２個一対の下型シャッタを備えて
なる被成形材料の分割成形機構を上下に配設してなるこ
とを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
き図面を参照して説明する。図１は装置の一部切欠した
正面図を示し、図２は同装置の一部切欠した拡大側面図
を示し、図３、図４、図５は同装置における板状米飯の
分割補助機構と分割成形機構の作動状態の各縦断面図を
示し、図６は分割補助機構を構成する一対の上部シャッ
タの斜視図を示し、図７は分割成形機構を構成する一対
の下型シャッタの斜視図を示す。
き図面を参照して説明する。図１は装置の一部切欠した
正面図を示し、図２は同装置の一部切欠した拡大側面図
を示し、図３、図４、図５は同装置における板状米飯の
分割補助機構と分割成形機構の作動状態の各縦断面図を
示し、図６は分割補助機構を構成する一対の上部シャッ
タの斜視図を示し、図７は分割成形機構を構成する一対
の下型シャッタの斜視図を示す。
【０００７】図１に示したように、食品成形装置は、供
給機構Ａと、該供給機構Ａの下部から一側方向へ水平に
配設した間欠搬送ベルトコンベアＢと、前記供給機構Ａ
と間欠搬送ベルトコンベアＢ間に配設した分割補助機構
Ｃ及び分割成形機構Ｄと、間欠搬送ベルトコンベアＢの
下流側上部へ配置した成形機構Ｅとを主要部として構成
されている。
給機構Ａと、該供給機構Ａの下部から一側方向へ水平に
配設した間欠搬送ベルトコンベアＢと、前記供給機構Ａ
と間欠搬送ベルトコンベアＢ間に配設した分割補助機構
Ｃ及び分割成形機構Ｄと、間欠搬送ベルトコンベアＢの
下流側上部へ配置した成形機構Ｅとを主要部として構成
されている。
【０００８】上記供給機構Ａは、米飯ホッパー１と、該
米飯ホッパー１の下部に連設され、米飯ホッパー１内か
ら落下供給される米飯Ｆを、所定厚さの板状に圧縮成形
しつつ下方へ間欠供給する米飯圧縮成形供給機構２とで
構成されている。
米飯ホッパー１の下部に連設され、米飯ホッパー１内か
ら落下供給される米飯Ｆを、所定厚さの板状に圧縮成形
しつつ下方へ間欠供給する米飯圧縮成形供給機構２とで
構成されている。
【０００９】上記米飯圧縮成形供給機構２は、駆動ロー
ラ３と、従動ローラ４と、テンションローラ５とに無端
ベルト６を巻装して形成される２個一対の米飯送り機構
７、７が左右両側に適当な間隔をおいて配設されている
と共に、下端左右に２個一対の圧縮ローラ８、８が対向
軸支されており、米飯ホッパー１内から供給される米飯
Ｆを所定板厚に圧縮成形しつつ板状米飯Ｆ1 として下方
へ供給するよう構成されている。
ラ３と、従動ローラ４と、テンションローラ５とに無端
ベルト６を巻装して形成される２個一対の米飯送り機構
７、７が左右両側に適当な間隔をおいて配設されている
と共に、下端左右に２個一対の圧縮ローラ８、８が対向
軸支されており、米飯ホッパー１内から供給される米飯
Ｆを所定板厚に圧縮成形しつつ板状米飯Ｆ1 として下方
へ供給するよう構成されている。
【００１０】また、米飯圧縮成形機構２は、左右両側
に、複数の図示しないローラだけを所定間隔をおいて対
向並設して構成することもできる。
に、複数の図示しないローラだけを所定間隔をおいて対
向並設して構成することもできる。
【００１１】上記板状米飯の補助分割機構Ｃは、板状の
２個一対の上部シャッタ９、９を左右方向へ対称に開閉
（移動）自在に水平に対向配置して構成されている。上
記上部シャッタ９、９は、図３ないし図６に明示したよ
うに、板状米飯Ｆ1を左右両側から挟み込んで不完全分
割できるよう、対向端９ａ、９ａが略片刃形状に形成さ
れていると共に、対向端の前後両側縁には反対向きの傾
斜面１０ａ、１１ａを有する位置決め突縁部１０、１
０、１１、１１を対向突設させてあり、当該両上部シャ
ッタ９、９が図４、図５及び図６に二点鎖線で示したよ
うに閉じた際、両位置決め突縁部１０、１１が傾斜面１
０ａ、１１ａにより当接して、図６に示した如く、対向
端９ａ、９ａ相互が咬合あるいは突き合わせられること
なく、小幅な間隔Ｇが形成され、これによって板状米飯
Ｆ1 は中央部に狭少な連結部ｆが形成され、該連結部ｆ
の下方に定量米飯部Ｆ2 が切り離されることなく連設さ
れる。
２個一対の上部シャッタ９、９を左右方向へ対称に開閉
（移動）自在に水平に対向配置して構成されている。上
記上部シャッタ９、９は、図３ないし図６に明示したよ
うに、板状米飯Ｆ1を左右両側から挟み込んで不完全分
割できるよう、対向端９ａ、９ａが略片刃形状に形成さ
れていると共に、対向端の前後両側縁には反対向きの傾
斜面１０ａ、１１ａを有する位置決め突縁部１０、１
０、１１、１１を対向突設させてあり、当該両上部シャ
ッタ９、９が図４、図５及び図６に二点鎖線で示したよ
うに閉じた際、両位置決め突縁部１０、１１が傾斜面１
０ａ、１１ａにより当接して、図６に示した如く、対向
端９ａ、９ａ相互が咬合あるいは突き合わせられること
なく、小幅な間隔Ｇが形成され、これによって板状米飯
Ｆ1 は中央部に狭少な連結部ｆが形成され、該連結部ｆ
の下方に定量米飯部Ｆ2 が切り離されることなく連設さ
れる。
【００１２】上記各上部シャッタ９、９は、図１ないし
図５に示したように、上記した圧縮ローラ８、８との間
にスペーサ１３を介在して左右の各駆動アーム１２、１
２にビス止め等にて水平に対向固定されている。
図５に示したように、上記した圧縮ローラ８、８との間
にスペーサ１３を介在して左右の各駆動アーム１２、１
２にビス止め等にて水平に対向固定されている。
【００１３】上記分割成形機構Ｄは図１ないし図５に示
したように、上記した分割補助機構Ｃの下部に、２個一
対の成形兼分割用下型シャッタ１４、１４を各々の駆動
軸１５、１５に挿入して左右方向へ開閉自在に、かつ昇
降動自在に配置して構成されている。
したように、上記した分割補助機構Ｃの下部に、２個一
対の成形兼分割用下型シャッタ１４、１４を各々の駆動
軸１５、１５に挿入して左右方向へ開閉自在に、かつ昇
降動自在に配置して構成されている。
【００１４】上記両下型シャッタ１４、１４は図７に明
示した如く、適当な二軸方向寸法と板厚を有するブロッ
ク形状にして、両対向面に、前記した定量米飯部Ｆ2 を
圧縮成形して、これを挾持するための凹部１６、１６を
上下方向へ貫通して対向形成させてあると共に、該各凹
部１６、１６の上端開口縁には、定量米飯部Ｆ2 を左右
両側から挟み込んで安全な定量米飯に分割し易くするた
めと、分割した定量米飯Ｆ3 を下方へ押し下げ易くする
BR>ための内向き開口縁１６ａ、１６ａを突設させてあ
る。
示した如く、適当な二軸方向寸法と板厚を有するブロッ
ク形状にして、両対向面に、前記した定量米飯部Ｆ2 を
圧縮成形して、これを挾持するための凹部１６、１６を
上下方向へ貫通して対向形成させてあると共に、該各凹
部１６、１６の上端開口縁には、定量米飯部Ｆ2 を左右
両側から挟み込んで安全な定量米飯に分割し易くするた
めと、分割した定量米飯Ｆ3 を下方へ押し下げ易くする
BR>ための内向き開口縁１６ａ、１６ａを突設させてあ
る。
【００１５】上記両下型シャッタ１４、１４は軸孔１
７、１７を前後方向へ貫通して形成させてあり、図２に
示した如く、フレーム１８から前方へ突設した左右の２
本一対の各駆動軸１５、１５に挿通して止めネジ１９に
て着脱自在に固定されている。
７、１７を前後方向へ貫通して形成させてあり、図２に
示した如く、フレーム１８から前方へ突設した左右の２
本一対の各駆動軸１５、１５に挿通して止めネジ１９に
て着脱自在に固定されている。
【００１６】上記した分割補助機構Ｃと分割成形機構Ｄ
の開閉機構Ｈと、該分割成形機構Ｄの昇降機構Ｉは次の
ように構成されている。図２に示したように、フレーム
１８に支持アーム２０を介在して左右方向へ長く、かつ
水平に固設したガイドレール２１に２個一対の摺動ブロ
ック２２、（１個のみ図示）を左右方向へ摺動自在に嵌
合配置し、該各摺動ブロック２２に上記した各駆動アー
ム１２、１２を水平に固定させてある。
の開閉機構Ｈと、該分割成形機構Ｄの昇降機構Ｉは次の
ように構成されている。図２に示したように、フレーム
１８に支持アーム２０を介在して左右方向へ長く、かつ
水平に固設したガイドレール２１に２個一対の摺動ブロ
ック２２、（１個のみ図示）を左右方向へ摺動自在に嵌
合配置し、該各摺動ブロック２２に上記した各駆動アー
ム１２、１２を水平に固定させてある。
【００１７】上記各摺動ブロック２２には、２本で一対
のガイド軸２３、２３を前後方向へ一定の間隔をおいて
下向きに各々固定並設させてあり、該各ガイド軸２３、
２３、２３、２３に昇降動自在に外装した２個一対の昇
降ブロック２４、２４に上記した駆動軸１５、１５を各
々固定してフレーム１８から前方へ水平に突出させてあ
り、この各突出部に上記下型シャッタ１４、１４が外装
固定されている。
のガイド軸２３、２３を前後方向へ一定の間隔をおいて
下向きに各々固定並設させてあり、該各ガイド軸２３、
２３、２３、２３に昇降動自在に外装した２個一対の昇
降ブロック２４、２４に上記した駆動軸１５、１５を各
々固定してフレーム１８から前方へ水平に突出させてあ
り、この各突出部に上記下型シャッタ１４、１４が外装
固定されている。
【００１８】フレーム１８の背後に固設した図示しない
モータの軸と連動連結された減速機２５の軸２５ａには
カム２６が固定され、該カム２６によって揺動自在に軸
支されている２個の揺動アーム２７、２８のうち、一方
の揺動アーム２７と、上記した一対の昇降ブロック２
４、２４間へ回動自在に、かつ水平に架設した水平ガイ
ド軸２９の略中間部とを連結部材３０にて連結させてあ
る。このことによって、上記した２個一対の下型シャッ
タ１４、１４は昇降動される。
モータの軸と連動連結された減速機２５の軸２５ａには
カム２６が固定され、該カム２６によって揺動自在に軸
支されている２個の揺動アーム２７、２８のうち、一方
の揺動アーム２７と、上記した一対の昇降ブロック２
４、２４間へ回動自在に、かつ水平に架設した水平ガイ
ド軸２９の略中間部とを連結部材３０にて連結させてあ
る。このことによって、上記した２個一対の下型シャッ
タ１４、１４は昇降動される。
【００１９】他方の揺動アーム２８は、同アーム２８が
カム２６の回転によって図２に矢印ａ、ａ′で示した前
後方向へ往復揺動されることによって、上記一対の摺動
ブロック２２が互いに左右方向、つまり離、接する方向
へ往復動されるよう図示しないクランク機構やリンク機
構を介在して上記各摺動ブロック２２、２２と連動連結
させてあり、これによって前記した一対の上部シャッタ
９、９及び下型シャッタ１４、１４は開閉動作される。
カム２６の回転によって図２に矢印ａ、ａ′で示した前
後方向へ往復揺動されることによって、上記一対の摺動
ブロック２２が互いに左右方向、つまり離、接する方向
へ往復動されるよう図示しないクランク機構やリンク機
構を介在して上記各摺動ブロック２２、２２と連動連結
させてあり、これによって前記した一対の上部シャッタ
９、９及び下型シャッタ１４、１４は開閉動作される。
【００２０】上記一対の上部シャッタ９、９と、一対の
下型シャッタ１４、１４の開閉動作と、該下型シャッタ
１４、１４の昇降動作のタイミングは下記のように設定
されている。図３に実線で示したように、一対の下型シ
ャッタ１４、１４の上昇限位置では、当該下型シャッタ
１４、１４、上部シャッタ９、９は開成され、供給機構
Ｃから板状米飯Ｆ1 が所定長さだけ間欠供給された時点
で、図４に示した如く、一対の上部シャッタ９、９、下
型シャッタ１４、１４が閉成され、これによって板状米
飯Ｆ1 は中央部に狭少な連結部ｆを残して、その下方に
定量米飯部Ｆ2 が連設されると同時に、一対の下型シャ
ッタ１４、１４によって前記定量米飯部Ｆ2 を所定形状
に圧縮成形すると共に、挾着保持する。
下型シャッタ１４、１４の開閉動作と、該下型シャッタ
１４、１４の昇降動作のタイミングは下記のように設定
されている。図３に実線で示したように、一対の下型シ
ャッタ１４、１４の上昇限位置では、当該下型シャッタ
１４、１４、上部シャッタ９、９は開成され、供給機構
Ｃから板状米飯Ｆ1 が所定長さだけ間欠供給された時点
で、図４に示した如く、一対の上部シャッタ９、９、下
型シャッタ１４、１４が閉成され、これによって板状米
飯Ｆ1 は中央部に狭少な連結部ｆを残して、その下方に
定量米飯部Ｆ2 が連設されると同時に、一対の下型シャ
ッタ１４、１４によって前記定量米飯部Ｆ2 を所定形状
に圧縮成形すると共に、挾着保持する。
【００２１】次いで、一対の下型シャッタ１４、１４を
定量米飯部Ｆ2 を挾着保持したまゝ図５に実線で示した
ように下降させると、定量米飯部Ｆ2 は、連結部ｆで引
きちぎられることによって完全に分割される。そして、
この分割定量米飯Ｆ3 は下方に位置する間欠搬送ベルト
コンベアＢ上へ押し付けられる。これによって分割定量
米飯Ｆ3 は間欠搬送ベルトコンベアＢ上の所定位置に、
所定向きにて正確に圧着供給される。
定量米飯部Ｆ2 を挾着保持したまゝ図５に実線で示した
ように下降させると、定量米飯部Ｆ2 は、連結部ｆで引
きちぎられることによって完全に分割される。そして、
この分割定量米飯Ｆ3 は下方に位置する間欠搬送ベルト
コンベアＢ上へ押し付けられる。これによって分割定量
米飯Ｆ3 は間欠搬送ベルトコンベアＢ上の所定位置に、
所定向きにて正確に圧着供給される。
【００２２】次いで、一対の下型シャッタ１４、１４は
左右方向へ開成されるが、この時、一対の上部シャッタ
９、９も左右方向へ開成される。開成後、一対の下型シ
ャッタ１４、１４は直ちに上昇し、図３に実線で示した
上昇限位置に停止する。また、一対の上部シャッタ９、
９及び下型シャッタ１４、１４が開成すると、供給機構
Ｃにて板状米飯Ｆ1 が下方へ搬送供給されるが、その供
給長さは、図４に示したように、一対の下型シャッタ１
４、１４から下方へ所定長さＧだけ突出するように設定
して、分割定量米飯Ｆ3 が間欠搬送ベルトコンベアＢ上
に圧着し易いようにしてある。
左右方向へ開成されるが、この時、一対の上部シャッタ
９、９も左右方向へ開成される。開成後、一対の下型シ
ャッタ１４、１４は直ちに上昇し、図３に実線で示した
上昇限位置に停止する。また、一対の上部シャッタ９、
９及び下型シャッタ１４、１４が開成すると、供給機構
Ｃにて板状米飯Ｆ1 が下方へ搬送供給されるが、その供
給長さは、図４に示したように、一対の下型シャッタ１
４、１４から下方へ所定長さＧだけ突出するように設定
して、分割定量米飯Ｆ3 が間欠搬送ベルトコンベアＢ上
に圧着し易いようにしてある。
【００２３】間欠搬送ベルトコンベアＢは図１、図２に
示したように、駆動ローラ３１と図示しない従動ローラ
にコンベアベルト３２を巻装して水平に配設されている
が、上記したようにして分割定量米飯Ｆ3 がコンベアベ
ルト３２上面に圧着される際、下方へ撓むのを阻止する
べく、当該コンベアベルト３２裏側に支持板３３を水平
に固定させてある。
示したように、駆動ローラ３１と図示しない従動ローラ
にコンベアベルト３２を巻装して水平に配設されている
が、上記したようにして分割定量米飯Ｆ3 がコンベアベ
ルト３２上面に圧着される際、下方へ撓むのを阻止する
べく、当該コンベアベルト３２裏側に支持板３３を水平
に固定させてある。
【００２４】上記した分割成形機構Ｄが板状米飯Ｆ1 の
いわば予備成形であるのに対して、本成形を司る成形機
構Ｅは図１に示したように、２個一対の固定型３４と、
該固定型３４の左右両側に、対称に開閉自在に枢着され
ている２個一対の可動型３５、３５と、該各可動型３
５、３５と支持アーム３６を連結する２個一対のリンク
機構３７、３７と、昇降動して一対の可動型３５、３５
を開閉動作する駆動部材３８等によって構成されている
が、図示例以外の、公知の各種構成の成形機構を使用す
ることができる。尚、図１においてＦ4 は所定形状に本
成形された分割定量成形米飯を示す。
いわば予備成形であるのに対して、本成形を司る成形機
構Ｅは図１に示したように、２個一対の固定型３４と、
該固定型３４の左右両側に、対称に開閉自在に枢着され
ている２個一対の可動型３５、３５と、該各可動型３
５、３５と支持アーム３６を連結する２個一対のリンク
機構３７、３７と、昇降動して一対の可動型３５、３５
を開閉動作する駆動部材３８等によって構成されている
が、図示例以外の、公知の各種構成の成形機構を使用す
ることができる。尚、図１においてＦ4 は所定形状に本
成形された分割定量成形米飯を示す。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、供給機構から供給される米飯を、上部の分
割補助機構と下部の分割成形機構とによって定量に分割
し、この定量米飯が分割成形機構の一対の下型シャッタ
にて挾持されて下降され、下方の間欠搬送ベルトコンベ
ア上に圧着供給されるから、分割定量米飯を間欠搬送ベ
ルトコンベア上の定位置へ所定向きに正確に、かつ移動
等することなく安定的に供給することができ、その結
果、分割定量米飯を間欠搬送ベルトコンベアによって所
定位置へ正確に搬送できるから、成形機構による本成形
や海苔巻、包装等をロスなく正確にして、かつ効率良く
行なうことができる。
ているので、供給機構から供給される米飯を、上部の分
割補助機構と下部の分割成形機構とによって定量に分割
し、この定量米飯が分割成形機構の一対の下型シャッタ
にて挾持されて下降され、下方の間欠搬送ベルトコンベ
ア上に圧着供給されるから、分割定量米飯を間欠搬送ベ
ルトコンベア上の定位置へ所定向きに正確に、かつ移動
等することなく安定的に供給することができ、その結
果、分割定量米飯を間欠搬送ベルトコンベアによって所
定位置へ正確に搬送できるから、成形機構による本成形
や海苔巻、包装等をロスなく正確にして、かつ効率良く
行なうことができる。
【００２６】また、分割成形機構の一対の下型シャッタ
によって定量米飯が予備成形されるので、次工程で予備
成形、本成形を順次行なう必要がなく、本成形のみを行
なえばよいから、予備成形機構を省略できることによっ
て装置の簡略化及び小型化並びにコストダウンを図るこ
とができる。
によって定量米飯が予備成形されるので、次工程で予備
成形、本成形を順次行なう必要がなく、本成形のみを行
なえばよいから、予備成形機構を省略できることによっ
て装置の簡略化及び小型化並びにコストダウンを図るこ
とができる。
【００２７】さらに、分割補助機構、分割成形機構は板
状米飯をカッターの咬合等によって切断するのではな
く、いったん狭少な連結部を形成したのち、その部分を
引きちぎることによって分割定量米飯を得るものである
から、米飯粒の押し切りによる糊化を避けることがで
き、米飯の味及び保存成分が損なわれず、美味で保存性
の良い成形品を得ることができる。
状米飯をカッターの咬合等によって切断するのではな
く、いったん狭少な連結部を形成したのち、その部分を
引きちぎることによって分割定量米飯を得るものである
から、米飯粒の押し切りによる糊化を避けることがで
き、米飯の味及び保存成分が損なわれず、美味で保存性
の良い成形品を得ることができる。
【図１】本発明に係る食品成形装置の一実施形態を一部
切欠して示す正面図である。
切欠して示す正面図である。
【図２】同装置の一部切欠した拡大側面図である。
【図３】同装置の分割補助機構と分割成形機構を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図４】同装置の分割補助機構と分割成形機構を示す板
状米飯分割状態の拡大断面図である。
状米飯分割状態の拡大断面図である。
【図５】同装置の分割補助機構と分割成形機構を示す定
量米飯下降状態の拡大断面図である。
量米飯下降状態の拡大断面図である。
【図６】同装置の分割補助機構を構成する一対の上部シ
ャッタを示す斜視図である。
ャッタを示す斜視図である。
【図７】同装置の分割成形機構を構成する一対の下型シ
ャッタを示す斜視図である。
ャッタを示す斜視図である。
【図８】従来の米飯成形装置を示す正面図である。
【図９】同米飯成形装置によって成形した成形米飯を示
す斜視図である。
す斜視図である。
Ａ 供給機構 Ｂ 間欠搬送ベルトコンベア Ｃ 分割補助機構 Ｄ 分割成形機構 Ｅ 成形機構 Ｆ 米飯 Ｆ1 板状米飯 Ｆ2 定量米飯部 Ｆ3 分割定量米飯 ９、９ 一対の上部シャッタ １４、１４ 一対の下型シャッタ
Claims (1)
- 【請求項１】 米飯等の被成形材料を所定厚みに圧縮し
て供給する被成形材料の供給機構と、前記供給機構の下
部へ配設され、当該供給機構から分給される定量被成形
材料を成形機構へ間欠搬送する間欠搬送ベルトコンベと
を具備し、前記供給機構と間欠搬送ベルトコンベア間に
は、供給機構における被成形材料供給口下部の左右両側
へ、互いに左右方向へ対称に開閉自在に対向配置して、
被成形材料の中央部に狭少な連結部を残してその下方に
定量米飯部を連設する２個一対の上部シャッタを備えて
なる被成形材料の分割補助機構と、ブロック形状にし
て、各対向面に被成形材料の圧縮挾持用凹部が対向配設
され、左右両側に、左右方向へ対称に開閉自在にして、
かつ昇降動自在に対向配置して、前記定量米飯部を成形
すると同時に連結部で分割し、所定形状の分割定量米飯
とする２個一対の下型シャッタを備えてなる被成形材料
の分割成形機構を上下に配設してなることを特徴とする
食品成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12484697A JP3325202B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 食品成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12484697A JP3325202B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 食品成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10295295A JPH10295295A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3325202B2 true JP3325202B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=14895553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12484697A Expired - Fee Related JP3325202B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 食品成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3325202B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107089492A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-08-25 | 长沙金定信息技术有限公司 | 一种生产加工用间歇式下料装置 |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP12484697A patent/JP3325202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10295295A (ja) | 1998-11-10 |
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