JP3524648B2 - 弾性反転する蓋体付きのキャップおよび容器 - Google Patents
弾性反転する蓋体付きのキャップおよび容器Info
- Publication number
- JP3524648B2 JP3524648B2 JP24080695A JP24080695A JP3524648B2 JP 3524648 B2 JP3524648 B2 JP 3524648B2 JP 24080695 A JP24080695 A JP 24080695A JP 24080695 A JP24080695 A JP 24080695A JP 3524648 B2 JP3524648 B2 JP 3524648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- cap
- lid
- top wall
- lid body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
付きのキャップおよび容器に関する。
て、いわゆる三点ヒンジ付きのキャップが広く知られて
いるが、該キャップは蓋体頂壁の後方一部を弾性板とし
て使用するため、開蓋時に蓋体後部が開口する欠点があ
った。このような欠点除去のため、例えば実開平5-2685
3 号公報が示すように、円筒後部を平板状に切欠いた周
壁を有するキャップないし容器の本体と、該本体上に載
置する蓋体とを、各後部上端と下端との直線部分で第1
肉薄ヒンジを介して連結すると共に、蓋体周壁の後部平
面状部分の左右両側縁に第2肉薄ヒンジを介して三角形
状の弾性片の一辺を、かつキャップないし容器の本体周
壁の後部平面状部分左右側方の周壁部分上端縁に第3肉
薄ヒンジを介して上記弾性片の他の一辺を、それぞれ連
結し、キャップ等本体に対する蓋体の開閉蓋の際、上記
両弾性片が、従って蓋体が弾性反転するよう設けてい
る。
は、第1肉薄ヒンジ両側に位置する両弾性片を蓋体開閉
蓋の際、蓋体と共に弾性反転させる必要上、第3肉薄ヒ
ンジがキャップ等前側の上方からみてハ字形状となるよ
う設ける必要があり、そのため、キャップ等の本体およ
び蓋体を平面ほぼ円形に形成することとなるものであっ
た。又閉蓋時において各肉薄ヒンジがそれぞれ外面に露
出することとなるため、キャップ等の外見を損うもので
あった。
ジをそれぞれ左右方向に設けることでキャップ等の後面
を垂直平面とし、その垂直平面を一辺とする平面多角形
状のキャップ等にすることが出来、又第2、第3の肉薄
ヒンジは閉蓋時キャップ等の内面に隠されて、それ等が
外見を損うことがないように、更に合成樹脂材による全
体ないしほぼ全部の一体成形が容易とした、弾性反転す
る蓋体付きのキャップおよび容器を提案するものであ
る。
壁2後部上面高さを他部上面高さよりも低く形成した多
角形状のキャップ本体1と、該キャップ本体第1頂壁の
上面を閉塞する多角形状の蓋体10とを、各後壁面の上端
縁と下端縁とにそれぞれ横設した小突条8,13を介して
第1肉薄ヒンジ14で連結すると共に、キャップ本体第1
頂壁後部に上面および後面開口の凹部5を穿設し、かつ
蓋体後面から垂設した覆合板16で上記凹部5の後面を閉
塞し、該覆合板下端縁と凹部5の上端前縁とに、下前方
へ弧状に弯曲するバネ板19の両端を第2、第3肉薄ヒン
ジ17,18を介して連結し、又上記凹部5およびバネ板19
は、上記第1肉薄ヒンジ14を中心とする蓋体10の回動で
覆合板16下端縁が、凹部5内を通って第1肉薄ヒンジ14
の上後方まで移動可能に形成し、更に上記キャップ本体
1と蓋体10とを合成樹脂材により一体成形した。
を他部上面高さよりも低く形成した下端面開口で多角形
状の容器本体1aと該容器本体第1頂壁の上面を閉塞する
多角形状の蓋体10とを、各後面の上端縁と下端縁とにそ
れぞれ横設した小突条8,13を介して第1肉薄ヒンジ14
で連結すると共に、容器本体第1頂壁後部に上面および
後面開口の凹部5を穿設し、かつ蓋体後面から垂設した
覆合板16で上記凹部5の後面を閉塞し、該覆合板下端縁
と凹部5の上端前縁とに、下前方へ弧状に弯曲するバネ
板19の両端を第2、第3肉薄ヒンジ17,18を介して連結
し、又上記凹部5およびバネ板19は、上記第1肉薄ヒン
ジ14を中心とする蓋体10の回動で覆合板16下端縁が、凹
部5内を通って第1肉薄ヒンジ14の上後方まで移動可能
に形成し、更に上記容器本体と蓋体とを合成樹脂材によ
り一体成形し、容器本体の下端開口面を別に設けた底板
25で閉塞した。
反転する蓋体付きのキャップについて説明する。該キャ
ップはキャップ本体と、該キャップ本体に付設した蓋体
とを有し、これ等は合成樹脂材により一体成形したもの
である。
壁2外周から、第1周壁3を垂下する。その第1頂壁2
の後部は図3から理解されるように下後方へ下降する傾
斜面4としている。該傾斜面については後述する。その
後部を除く第1頂壁外周には後述蓋体の第2周壁載置用
の段部を設けており、又第1頂壁の左右両後部には上
面、左右両側面、および後面開口の凹部5,5を穿設し
ている。第1頂壁中央部やや前方には口部6を穿設し、
又第1頂壁中央部から容器体口頸部螺合用の螺筒7を垂
下している。
角形状をなし、第2頂壁11外周から第2周壁12を垂下
し、その第2周壁の前壁部および左右側壁部下端を既述
キャップ本体第1頂壁外周の段部上へ載置している。又
第2周壁の後壁面の下端には小突条13を横設し、又キャ
ップ本体後壁面の上端にも小突条8を横設して、これ等
両小突条8,13を第1肉薄ヒンジ14で連結している。尚
蓋体10は第2周壁を有しない平板状でもよい。第2頂壁
11下面からは既述口部6を閉塞する栓15を垂下してい
る。第2周壁12の後方左右両部からは、既述キャップ本
体の凹部5,5の左右両側および後方の開口面を閉塞す
る覆合板16,16を垂下し、図4が示すように、その覆合
板の後壁部分16a ,16a の下端前縁と上記凹部5,5の
前端上縁とを、第2、第3肉薄ヒンジ17,18を介して、
下前方へ円弧状に弯曲するバネ板19,19で、第1肉薄ヒ
ンジ14を中心として蓋体10が開閉蓋自在に連結してい
る。
合板の後壁部分16a ,16a 下端は、既述キャップ本体第
1頂壁2後部に傾斜面4を設けたことにより、該後部を
除く第1頂壁2上面よりも下方に位置する第1肉薄ヒン
ジ14からの距離を半径r1とする円弧s1に沿って移動
し、又バネ板19は、覆合板の後壁部分の下端縁が上記円
弧s1に沿って移動するに伴い弾性変形し、第2、第3
肉薄ヒンジ17,18間距離が最も短かくなったときを死点
として弾性復元して、第3肉薄ヒンジ18から第2肉薄ヒ
ンジ17までの距離を半径r2とする円弧s2と既述円弧
s1とが交る点A1に覆合板後壁部分下端が達したと
き、その弾性復元を完了する。
肉薄ヒンジ14の上後方に位置することとなり、よって図
5が示すように、キャップ本体第1周壁3の後面と、開
蓋された蓋体第2周壁12の後面との間には、キャップ本
体1と蓋体10とを、合成樹脂により開蓋状態で一体成形
するために必要な、金型抜取り用間隙Lを設けることが
出来る。
第1頂壁の後部に傾斜面4を設ける等して、後部上面の
高さを、他部上面高さよりも低く形成することが必要で
ある。即ち図4が二点鎖線で示すように、第1肉薄ヒン
ジ14が、上記後部を除く第1頂壁2の上面と同じ高さに
あるとすれば、該第1肉薄ヒンジから覆合板16後壁部下
端までの距離を半径r3とする円弧s3と既述円弧s2
とが交わる点A2は、キャップ本体第1周壁3の後面上
方に位置することとなり、よって開蓋時、既述間隙Lは
形成できないこととなるものである。
ため凹部5,5を容器本体後部の左右両側に設けたが、
容器本体後部の中間に設けてその左右両部に第1肉薄ヒ
ンジを設けてもよく、この場合蓋体から垂下させる覆合
板16は凹部の後面だけを閉塞することとなる。但しこの
場合は一体成形のための金型構造が複雑化する。又容器
本体第1頂壁後部の傾斜面4は、該傾斜面に代え、段部
を介して他部より一段低くした平面状部にしてもよい。
の下端面を閉塞することで、弾性反転する蓋体付きの容
器とすることが出来る。該容器の実施形態を図8、図9
をもって示す。その容器は、既述キャップ本体を容器本
体1aとし、キャップ本体の螺筒7を除去し、かつ口部6
を大径化しており、第1周壁3下端開口面を別に設けた
底板25で閉塞する。又蓋体の栓15も上記口部の大径化に
対応させて大径化している。その他構造は既述キャップ
の場合と同様であり、よって同一部分に同一符号を付す
ることで説明を省略する。該容器は、下端面開口の容器
本体1aと蓋体10とを、キャップの場合と同様に合成樹脂
材で一体成形した後、その第1周壁開口面を底板25で閉
塞して形成する。
ャップ等本体1ないし1aの後壁面上端縁と、該本体上面
を閉塞する蓋体10後壁面の下端縁とにそれぞれ横設した
小突条8,13を介して第1肉薄ヒンジ14で連結すると共
に、上記本体の第1頂壁後部に上面および後面開口の凹
部5を穿設し、蓋体後面から垂設した覆合板16で凹部5
の後面を閉塞し、該覆合板の下端縁と凹部の上端前縁と
に、バネ板19の両端を第2、第3ヒンジ17,18で連結し
たから、閉蓋時においてキャップ等本体の後壁面と蓋体
の後壁面および覆合板16後面は垂直平面を形成すること
となり、かつ第1から第3までの各肉薄ヒンジはいずれ
も左右方向へ配列されることとなるから、後面を一辺と
する平面多角形状の弾性反転する蓋体付きのキャップな
いし容器の形成に便利であり、上記第2、第3の肉薄ヒ
ンジ17,18は閉蓋時キャップ等の後面には露出せず内面
に隠されることとなるためそのキャップないし容器の外
見を向上出来、更に上記キャップ等本体第1頂壁の後部
上面は低くして、第1肉薄ヒンジ14を第1頂壁2の後部
を除く部分上面の位置よりも下方に設けたから、開蓋時
にキャップ等の本体後面と蓋体10の後面との間に間隙L
を形成でき、よってキャップないし底板25を除く容器部
分を合成樹脂材で一体成形することができる効果があ
る。
る。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1頂壁2後部上面高さを他部上面高さ
よりも低く形成した多角形状のキャップ本体1と、該キ
ャップ本体第1頂壁の上面を閉塞する多角形状の蓋体10
とを、各後壁面の上端縁と下端縁とにそれぞれ横設した
小突条8,13を介して第1肉薄ヒンジ14で連結すると共
に、キャップ本体第1頂壁後部に上面および後面開口の
凹部5を穿設し、かつ蓋体後面から垂設した覆合板16で
上記凹部5の後面を閉塞し、該覆合板下端縁と凹部5の
上端前縁とに、下前方へ弧状に弯曲するバネ板19の両端
を第2、第3肉薄ヒンジ17,18を介して連結し、又上記
凹部5およびバネ板19は、上記第1肉薄ヒンジ14を中心
とする蓋体10の回動で覆合板16下端縁が、凹部5内を通
って第1肉薄ヒンジ14の上後方まで移動可能に形成し、
更に上記キャップ本体1と蓋体10とを合成樹脂材により
一体成形したことを特徴とする、弾性反転する蓋体付き
のキャップ。 - 【請求項2】 第1頂壁2後部上面高さを他部上面高さ
よりも低く形成した下端面開口で多角形状の容器本体1a
と該容器本体第1頂壁の上面を閉塞する多角形状の蓋体
10とを、各後面の上端縁と下端縁とにそれぞれ横設した
小突条8,13を介して第1肉薄ヒンジ14で連結すると共
に、容器本体第1頂壁後部に上面および後面開口の凹部
5を穿設し、かつ蓋体後面から垂設した覆合板16で上記
凹部5の後面を閉塞し、該覆合板下端縁と凹部5の上端
前縁とに、下前方へ弧状に弯曲するバネ板19の両端を第
2、第3肉薄ヒンジ17,18を介して連結し、又上記凹部
5およびバネ板19は、上記第1肉薄ヒンジ14を中心とす
る蓋体10の回動で覆合板16下端縁が、凹部5内を通って
第1肉薄ヒンジ14の上後方まで移動可能に形成し、更に
上記容器本体と蓋体とを合成樹脂材により一体成形し、
容器本体の下端開口面を別に設けた底板25で閉塞したこ
とを特徴とする、弾性反転する蓋体付きの容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24080695A JP3524648B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 弾性反転する蓋体付きのキャップおよび容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24080695A JP3524648B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 弾性反転する蓋体付きのキャップおよび容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958723A JPH0958723A (ja) | 1997-03-04 |
JP3524648B2 true JP3524648B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=17064971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24080695A Expired - Lifetime JP3524648B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 弾性反転する蓋体付きのキャップおよび容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3524648B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-24 JP JP24080695A patent/JP3524648B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0958723A (ja) | 1997-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2680035B2 (ja) | プラスチック製の一体スナップヒンジ付き蓋 | |
JP2532090Y2 (ja) | 弾性反転する蓋付きキャップおよび容器 | |
KR910011591A (ko) | 외주에 봉합부를 갖는 액상물 보관용 팩 | |
JP3524648B2 (ja) | 弾性反転する蓋体付きのキャップおよび容器 | |
JPH0621885Y2 (ja) | 弾性反転する蓋板付き容器等 | |
JP3048662B2 (ja) | 合成樹脂スナップ蝶番 | |
NZ248928A (en) | Reclosable lid for container opening; includes prop near hinge to hold lid open | |
JP3227054B2 (ja) | 弾性反転する蓋体付き容器等 | |
JPH072431Y2 (ja) | 弾性反転する蓄板付き容器とキャップ | |
JPH0542043Y2 (ja) | ||
JPH0752043Y2 (ja) | 蓋体付きのキャップ状部材 | |
JP3383106B2 (ja) | 蓋体の弾性反転機構 | |
JPH082123Y2 (ja) | 蓋付きキャップ | |
JP2520007Y2 (ja) | キャップ状物 | |
JP3797441B2 (ja) | 弾性反転する蓋体付きの合成樹脂成形品 | |
JP2707084B2 (ja) | 蓋体付きのキャップ状部材 | |
JP2541293Y2 (ja) | 蓋体付きキャップ状部材 | |
JP2558129Y2 (ja) | 弾性反転する蓋板付き容器等 | |
JPH0454135Y2 (ja) | ||
JP3936103B2 (ja) | 把手付き合成樹脂製容器 | |
JPH0716613Y2 (ja) | 蓋付き容器 | |
JPH062925Y2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JPH0618922Y2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JPH069950Y2 (ja) | 弾性反転する蓋板付き容器等 | |
JPH0343164Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040213 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |