JP3522237B2 - シート状端縁部保持構造及びその構造を用いた清掃用具 - Google Patents

シート状端縁部保持構造及びその構造を用いた清掃用具

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JP3522237B2
JP3522237B2 JP2001186896A JP2001186896A JP3522237B2 JP 3522237 B2 JP3522237 B2 JP 3522237B2 JP 2001186896 A JP2001186896 A JP 2001186896A JP 2001186896 A JP2001186896 A JP 2001186896A JP 3522237 B2 JP3522237 B2 JP 3522237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨て清掃用不
織布等の2箇所以上のシート状端縁部を有する保持対象
物を保持するためのシート状端縁部保持構造及びその構
造を用いた清掃用具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開平
12−107112号公報には、図6の斜視図及びその
中央横断面図である図7に示されるような、「柄3の先
端に取り付けられる保持部本体1が、弾性材よりなるブ
ロック体8を嵌合状態に保持する収納凹部9を有し、互
いに独立に回動自在で、先端部が閉じる方向に付勢さ
れ、かつ、基部が上突状に形成された一対の挟持片4
が、上記保持部本体1の両側部に設けられると共に、上
記ブロック体8の下に重ね合わせたシート状拭き材10
の両側部を、上記挟持片4の先端部で、上記ブロック体
8との間に挟みつける際に、上記挟持片4の基部を挟む
ように把持して該挟持片4を開くための中央固定突片部
6を、上記保持部材本体1の中央部に一体固定に立設し
たことを特徴とする柄付き拭き掃除具」の発明が開示さ
れている。
【0003】この柄付き拭き掃除具において、シート状
拭き材10を挟持片4とブロック体8の間に挟みつける
には、挟持片4をブロック体8に対し開き、挟持片4と
ブロック体8の間にシート状拭き材10の端縁部を挿入
した状態で挟持片4を閉じる必要がある。その際、両側
の挟持片4とブロック体8の間にシート状拭き材10の
両端縁部を片手で適切に挿入することができれば、両挟
持片4により同時にシート状拭き材10の両端縁部を挟
持して効率的に作業を行なうことができるが、それはほ
ぼ不可能であった。
【0004】そのため、中央固定突片部6との間で片方
ずつ挟持片4を挟んで挟持片4を開き、シート状拭き材
10の端縁部を片方ずつ順に挟持する必要があった。中
央固定突片部6との間で片方ずつ挟持片4を挟んで挟持
片4を開くのは、両挟持片4を同時に開くと、先に挟持
したシート状拭き材10の端縁部の挟持が解除されてし
まうからである。
【0005】このような作業は、煩雑であると共に、水
可溶性のシート状拭き材のように比較的強度に劣るもの
を挟持する場合に、挟持作業中にシート状拭き材が裂け
てしまうおそれも増大させるものであった。
【0006】本発明は、従来技術に存した上記のような
課題に鑑み行われたものであって、その目的とするとこ
ろは、保持対象物における2箇所のシート状端縁部を、
一対の可動挟圧部により同時に挟圧保持し得、保持対象
物の取り外しも容易に行い得るシート状端縁部保持構造
及び清掃用具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシート状端縁部
保持構造は、2箇所以上のシート状端縁部を有する保持
対象物における前記2箇所のシート状端縁部を基体に対
し共に挟圧保持するための保持構造であって、前記基体
に、一対の固定挟圧部と、各固定挟圧部に対し開閉する
ことにより各固定挟圧部との間に前記各シート状端縁部
をそれぞれ挟圧保持及び挟圧解除可能な一対の可動挟圧
部を備え、前記一対の可動挟圧部を片手で同時に開閉操
作し得る操作部を有し、前記可動挟圧部は、それぞれ、
開放部をはさむ両側において固定挟圧部との間にシート
状端縁部を挟圧し得るものであり、前記可動挟圧部が、
固定挟圧部に対して開いた場合及び閉じた場合の何れに
おいても、前記各開放部において、片手の別々の指でシ
ート状端縁部の一部を基体に対し同時に押圧保持し得る
ものである。
【0008】保持対象物における2箇所のシート状端縁
部を基体に対し共に挟圧保持する場合、各固定挟圧部に
対し一対の可動挟圧部を同時に開いた状態としておく。
操作部を一方の手で操作することにより、一対の可動挟
圧部を同時に開いた状態としておくことができる。この
状態で、各開放部において、他方の手の別々の指でシー
ト状端縁部の一部を基体に対し共に押圧保持することに
より、シート状端縁部のうち押圧保持した部分の両側の
部分を各開放部の両側の固定挟圧部と可動挟圧部の間に
挟圧し得る位置に位置させることができる。この状態で
操作部を一方の手で操作して一対の可動挟圧部を何れも
閉じることにより、保持対象物における2箇所のシート
状端縁部を基体に対し共に挟圧保持することができる。
また、操作部を一方の手で操作して一対の可動挟圧部を
同時に開くことにより、保持対象物を取り外すことがで
きる。
【0009】保持対象物は、全体がシート状(例えば方
形シート状)であるものが最も一般的であるが、シート
状と言い得ない部分を有し且つ2箇所(好適には、例え
ば方形状をなす場合の相対する2辺等、相対する位置
に)以上のシート状端縁部を有するものであってもよ
い。
【0010】シート状の保持対象物の例としては、清掃
用シート体(例えば、清掃用の不織布又は不織布を主体
とする布状物、紙等の水可溶性のシート状物等)を挙げ
ることができる。
【0011】基体としては、例えば、合成樹脂、ゴム状
材料、スポンジ状発泡合成樹脂若しくは合成ゴム、布、
金属等の材料を単独で又は適宜組み合せて形成したもの
等を用いることができる。基体の形状は、例えば、厚板
状、枠状、塊状等とすることができる。
【0012】基体は、清掃材としての保持対象物を保持
した状態でその清掃材を介して清掃を行うためのもの、
例えば清掃用ヘッド部とすることができる。すなわち、
本発明の清掃用具は、本発明のシート状端縁部保持構造
を備え、保持対象物が2箇所以上のシート状端縁部を有
する清掃材であり、基体が、前記清掃材を保持した状態
でその清掃材を介して清掃を行うためのものである。こ
の場合、基体は、少なくとも下側に清掃材を位置させた
状態でその清掃材の2箇所のシート状端縁部を基体に対
し共に挟圧保持するものとすることができる。更に、清
掃用シート体等の2箇所以上のシート状端縁部を有する
清掃材を、その清掃材により基体の下面及び側部を覆う
ように保持した状態でその清掃材を介して清掃を行うも
のとすることができる。
【0013】基体の下面側および/または側周部全部又
は一部は、それらを覆うように保持した清掃用シート体
等の清掃材を清掃対象物に対し万遍なく接し得るものと
すると共に側周部の全部又は前後部等の主要部が家具や
壁等に衝突してそれらを傷付けることを避けるために、
ゴム状材料やスポンジ状発泡合成樹脂等の柔軟性を有す
る材料により構成することが好ましい。また基体は、横
幅が前部に向かって漸次減少する形状(例えば前部の平
面視の輪郭が略V字形状又は略U字形状であるもの)と
することにより、狭隘な清掃対象部分を有効に清掃処理
することが可能となる。
【0014】基体には、一対の固定挟圧部と、各固定挟
圧部に対し開閉することにより各固定挟圧部との間に各
シート状端縁部をそれぞれ挟圧保持及び挟圧解除可能な
一対の可動挟圧部を備える。例えば、一対の固定挟圧部
を構成する一方の固定挟圧部と他方の固定挟圧部がそれ
ぞれ基体における一方の側と他方の側(例えば右側と左
側)に位置し、各固定挟圧部に対応する位置に両可動挟
圧部がそれぞれ位置するものとすることができる。な
お、基体に固定挟圧部及びそれに対応する可動挟圧部を
それぞれ複数対有するものとして、長いシート状端縁部
を複数の可動挟圧部とそれに対応する固定挟圧部の間に
挟圧保持し得るものとすることもできる。
【0015】固定挟圧部は、平坦な面とすることができ
るが、これに限るものではない。固定挟圧部の表面部の
全部又は一部は、可動挟圧部との間でのシート状端縁部
の挟圧保持を確実にするための一つの手段としてゴム状
材料やスポンジ状発泡合成樹脂等の柔軟性を有する材料
で構成することができるが、これに限るものではない。
【0016】可動挟圧部のうち固定挟圧部との間にシー
ト状端縁部を挟圧する部分の表面部の全部又は一部は、
固定挟圧部との間でのシート状端縁部の挟圧保持を確実
にするための手段として、ゴム状材料等の摩擦係数の高
い材料で構成したり、凹凸や小突起を多数設けることが
できるが、これに限るものではない。
【0017】可動挟圧部については、操作部を操作する
ことにより、一対の可動挟圧部を片手で同時に開閉操作
することができる。このような操作部としては、公知の
機構を適宜採用することができるが、操作部の一例とし
て、可動挟圧部と操作レバー部を備えた一対の可動挟圧
片が、操作レバー部同士が間隔をおいて背中合せ状とな
るように基体に対しそれぞれ揺動自在に支持されている
場合における両操作レバー部を挙げることができる。揺
動自在の支持は、例えば、可動挟圧片に回動軸を設け、
その回動軸を基体により回動自在に支持することによ
り、或いは、可動挟圧片と基体をポリプロピレン等の合
成樹脂により一体成形し、両者が薄肉のヒンジ機能部を
介して連結されているものとすることにより行い得る。
【0018】また可動挟圧部は、固定挟圧部との間にシ
ート状端縁部を挟圧し得る向きに、各種ばね(引張ば
ね、圧縮ばね、ねじりコイルばね等)などの弾性材料等
により付勢されたものとすることができる。例えば、前
記のように可動挟圧部と操作レバー部を備えた一対の可
動挟圧片が、操作レバー部同士が間隔をおいて背中合せ
状となるように基体に対しそれぞれ揺動自在に支持され
たものにおいて、両可動挟圧片が固定挟圧部との間にシ
ート状端縁部を挟圧し得る向きに付勢され、両操作レバ
ー部を相互に近づけるように挟圧操作することにより両
可動挟圧部が開かれ、その挟圧操作を解除することによ
り両可動挟圧部と両固定挟圧部との間にそれぞれシート
状端縁部を挟圧し得るものとすることができる。
【0019】一対の可動挟圧部は、それぞれ、開放部を
はさむ両側において固定挟圧部との間にシート状端縁部
を挟圧し得るものであり、可動挟圧部は、固定挟圧部に
対して開いた場合及び閉じた場合の何れにおいても、前
記各開放部において、片手の別々の指でシート状端縁部
の一部を基体に対し同時に押圧保持し得る。このような
開放部は、例えば、可動挟圧部の所定側縁部のうち中間
部に切欠状部(例えば、可動挟圧部が所定側縁部に向か
って二又状に形成されている場合における所定側縁部に
向かって開口する中間部)を有し、固定挟圧部と可動挟
圧部の間に間隙を形成した状態においてその間隙に対し
前記所定側縁部の側からシート状端縁部を挿入し得、固
定挟圧部に対し可動挟圧部が閉じた状態において前記切
欠状部が位置する部分が開放部を構成するものとするこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しつつ説明する。
【0021】図1乃至図5は、本発明の実施の形態の一
例としての清掃用具に関するものであって、そのうち図
1は清掃状態を示す斜視図、図2は図1における中央部
横断面図、図3は清掃用ヘッドに清掃用シートを取り付
ける状態を示す斜視図、図4は図2における中央部横断
面図、図5は清掃用具の要部斜視図である。
【0022】この清掃用具は、清掃用ヘッド部の上側に
柄の基部が連結されてなるものである。
【0023】この清掃用具は、清掃用ヘッド部20の上
側に柄22の基部が連結されてなるものである。
【0024】清掃用ヘッド部20は、前部の前縁が中央
に向かってV字形状に形成され、その後方の部分が方形
状に形成された合成樹脂(ポリプロピレン)製のフレー
ム24と、そのフレーム24の下側に設けられた凹部2
6に嵌合固定された発泡合成樹脂製の柔軟性のあるスポ
ンジ板28からなる。スポンジ板28の平面視の形状は
フレーム24の平面視の形状とほぼ同一であるが、スポ
ンジ板28は、フレーム24の前後にはみ出すことによ
り、家具や壁等に衝突してそれらを傷付けることが防が
れている。スポンジ板28によって構成される清掃用ヘ
ッド部20の下面部ほぼ全面が、清掃処理部30であ
る。清掃処理部30はスポンジ板28によって構成され
ているので、その清掃処理部30を覆うように保持した
水可溶性の使い捨て清掃用シート体32を清掃対象物に
対し万遍なく接し得るものとすることができる。清掃用
ヘッド部20は、前後方向が長手方向(前後長さは左右
幅の約1.5倍)であり、左右対称状をなす。
【0025】フレーム24における前後中間位置の左右
に、一対の可動挟圧片部34が、薄肉の前後方向のヒン
ジ機能部36を介して一体的に設けられている。左右の
可動挟圧片部34には、それぞれヒンジ機能部36に近
い位置においてほぼ上方に突出する操作レバー部38を
背中合せ状に有し、ヒンジ機能部36から遠い位置に、
前後二又状に形成された一対の可動挟圧部40を有す
る。各可動挟圧片部34において両可動挟圧部40の間
には、ヒンジ機能部36から遠い側に向かって開口する
切欠状部42が形成されている。
【0026】左右の可動挟圧片部34は、それぞれヒン
ジ機能部36を中心とする前後方向回動軸線のまわりに
揺動し得る。可動挟圧片部34の揺動により、可動挟圧
部40は、スポンジ板28の平坦な側面に接する位置
(スポンジ板28の側面のうち可動挟圧部40が接する
部分が固定挟圧部41である。)と、固定挟圧部41か
ら離隔した位置、すなわち固定挟圧部41に対し閉じた
位置と開いた位置をとり得る。可動挟圧部40が固定挟
圧部41に対し開いた状態では、清掃用シート体32の
端縁部を図における下方側から挿入し得、清掃用シート
体32の端縁部が間に挿入された状態で可動挟圧部40
が固定挟圧部41に対して閉じることにより、その清掃
用シート体32の端縁部を両者の間に挟圧保持すること
ができる。固定挟圧部41に対し可動挟圧部40が閉じ
た状態において切欠状部42が位置する部分は、可動挟
圧部40が固定挟圧部41に対して開いた場合及び閉じ
た場合の何れにおいても、片手の別々の指で清掃用シー
ト体32の端縁部の一部をスポンジ板28の側面に対し
同時に押圧保持し得る開放部44を構成する。
【0027】左右の可動挟圧片部34における操作レバ
ー部38と可動挟圧部40の間に設けられた両掛止部4
5間には、フレーム24の内部において引張コイルばね
46が架設されている。これにより、可動挟圧部40が
固定挟圧部41に対し閉じて両者の間にシート状端縁部
を挟圧保持し得る向きに可動挟圧片部34が付勢されて
いる(なお、圧縮ばね、ねじりコイルばね等のその他の
弾性材料を用いて付勢することも可能である。)。
【0028】両操作レバー部38を相互に近づけるよう
に片手で挟圧操作すると、両可動挟圧部40が開かれ
る。清掃用シート体32が清掃処理部30にできるだけ
密接するように清掃処理部30を覆いつつ、その清掃用
シート体32の端縁部を可動挟圧部40と固定挟圧部4
1の間に下方から挿入すると共にその両端縁部を両開放
部44において他方の手の指でスポンジ板28の両側面
に対し同時に押圧保持し、両操作レバー部38に対する
挟圧を解除することにより両可動挟圧部40と両固定挟
圧部41との間にそれぞれ両シート状端縁部を挟圧して
清掃用シート体32を保持し得る。この状態で、清掃処
理部30により清掃用シート体32を介して清掃対象の
清掃処理を行う。両操作レバー部38を相互に近づける
ように片手で挟圧操作することにより、両可動挟圧部4
0を同時に開いて清掃用シート体32を取り外すことが
できる。
【0029】清掃用ヘッド部20の上側の前後方向の中
心軸線上の中央から後方に向かって約60%ずれた位置
(中央と後端の間の距離の約60%後方寄りの位置)
に、中間部材47を介して柄22の基部が連結されてい
る。中間部材47は、その基部が左右水平方向の第1回
動軸部48においてフレーム24に対し回動自在に連結
されている。中間部材47の先端部には、第1回動軸部
48に対しねじれの位置にある第2回動軸部50によ
り、柄22の基部が回動自在に連結されている。なお、
第1回動軸部48の回動軸線を含む平面は、第2回動軸
部50の回動軸線と直交し得る位置関係にある。これに
より、柄22は、連結部分から見てほぼ半空間(2πス
テラジアンの立体角)内の何れの位置をもとり得、その
範囲内で清掃用ヘッド部20は柄22に対し任意の姿勢
をとり得る。
【0030】このように、清掃用ヘッド部20の上側の
前後方向の中心軸線上の中央から後方に向かって約60
%ずれた位置に柄22の基部が連結されており、而も、
柄22が連結部分から見てほぼ半空間内の何れの位置を
もとり得、その範囲内で清掃用ヘッド部20が柄22に
対し任意の姿勢をとり得るので、柄22の位置に対し清
掃用ヘッド部20の清掃処理部30が及び得る範囲が三
次元的に大きく広がる。
【0031】そのため、清掃対象が洋式又は和式便器の
ように比較的複雑な構造である場合や、周囲の構造や器
物等により清掃対象との関係で、柄22がとり得る位置
及び角度が限定される場合においても、清掃用ヘッド部
20の清掃処理部30により清掃処理を行うことができ
る範囲が広く、他の構造部分により死角となっているこ
と等により柄22が届かない清掃対象部を効果的に清掃
処理することが可能である。また、清掃用ヘッド部20
の前部の前縁が中央に向かってV字形状に形成されてお
り、而も、前後方向が清掃用ヘッド部20の長手方向で
あるため、狭隘な清掃対象部分を、処理漏れを防いで有
効に清掃処理する上で好適である。
【0032】勿論、本発明においては、柄の基部が清掃
用ヘッド部の中央に連結されていても差し支えないこと
は言うまでもない。
【0033】なお、以上の実施の形態についての記述に
おける上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜の
ためのものであって、実際の使用状態等を限定するもの
ではない。また実施の形態についての記述における構成
部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、
特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発
明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、
単なる説明例に過ぎない。
【0034】
【発明の効果】本発明のシート状端縁部保持構造及び清
掃用具によれば、操作部を一方の手で操作して一対の可
動挟圧部を同時に開いた状態とし、各開放部において、
他方の手で保持対象物における2箇所のシート状端縁部
の一部を基体に対し共に押圧保持することにより、シー
ト状端縁部のうち押圧保持した部分の両側の部分を各開
放部の両側の固定挟圧部と可動挟圧部の間に挟圧し得る
位置に位置させることができる。この状態で操作部を一
方の手で操作して一対の可動挟圧部を何れも閉じること
により、保持対象物における2箇所のシート状端縁部を
基体に対し共に挟圧保持することができる。また、操作
部を一方の手で操作して一対の可動挟圧部を同時に開く
ことにより、保持対象物を取り外すことができる。従っ
て、保持対象物における2箇所のシート状端縁部を、一
対の可動挟圧部により同時に挟圧保持し得、水可溶性の
シート状拭き材のように比較的強度に劣るものを挟圧保
持するにも適すると共に、保持対象物の取り外しも容易
に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】清掃状態を示す斜視図である。
【図2】図1における中央部横断面図である。
【図3】清掃用ヘッドに清掃用シートを取り付ける状態
を示す斜視図である。
【図4】図2における中央部横断面図である。
【図5】清掃用具の要部斜視図である。
【図6】従来例の斜視図である。
【図7】図6の中央部横断面図である。
【符号の説明】
20 清掃用ヘッド部 22 柄 24 フレーム 26 凹部 28 スポンジ板 30 清掃処理部 32 清掃用シート体 34 可動挟圧片部 36 ヒンジ機能部 38 操作レバー部 40 可動挟圧部 41 固定挟圧部 42 切欠状部 44 開放部 45 掛止部 46 引張コイルばね 47 中間部材 48 第1回動軸部 50 第2回動軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 13/46 A47L 13/256

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2箇所以上のシート状端縁部を有する保持
    対象物における前記2箇所のシート状端縁部を基体に対
    し共に挟圧保持するための保持構造であって、 前記基体に、一対の固定挟圧部を備えると共に、各固定
    挟圧部に対し開閉し得る可動挟圧部と操作レバー部を備
    えた一対の可動挟圧片が、操作レバー部同士が間隔をお
    いて背中合せ状となるように基体に対しそれぞれ揺動自
    在に支持され、 前記両可動挟圧片は、固定挟圧部との間にシート状端縁
    部を挟圧し得る向きに付勢され、両操作レバー部を相互
    に近づけるように挟圧操作することにより両可動挟圧部
    が開かれ、その挟圧操作を解除することにより両可動挟
    圧部と両固定挟圧部との間にそれぞれシート状端縁部を
    挟圧し得るものであり、 前記可動挟圧部は、所定側縁部のうち中間部に切欠状部
    を有し、固定挟圧部と可動挟圧部の間に間隙を形成した
    状態においてその間隙に対し前記所定側縁部の側からシ
    ート状端縁部を挿入し得、固定挟圧部に対し可動挟圧部
    が閉じた状態において前記切欠状部が位置する部分が開
    放部を構成するものである シート状端縁部保持構造。
  2. 【請求項2】一対の固定挟圧部を構成する一方の固定挟
    圧部と他方の固定挟圧部がそれぞれ基体における一方の
    側と他方の側に位置し、各固定挟圧部に対応する位置に
    両可動挟圧部がそれぞれ位置する請求項1記載のシート
    状端縁部保持構造。
  3. 【請求項3】可動挟圧部が、固定挟圧部との間にシート
    状端縁部を挟圧し得る向きに付勢された請求項1又は2
    記載のシート状端縁部保持構造。
  4. 【請求項4】上記基体に、固定挟圧部及びそれに対応す
    る可動挟圧部をそれぞれ複数対有する請求項1乃至
    何れかに記載のシート状端縁部保持構造。
  5. 【請求項5】請求項1乃至の何れかに記載のシート状
    端縁部保持構造を備え、保持対象物が2箇所以上のシー
    ト状端縁部を有する清掃材であり、基体が、前記清掃材
    を保持した状態でその清掃材を介して清掃を行うための
    ものである清掃用具。
  6. 【請求項6】少なくとも基体の下側に清掃材を位置させ
    た状態でその清掃材の2箇所のシート状端縁部を基体に
    対し共に挟圧保持するものである請求項記載の清掃用
    具。
  7. 【請求項7】清掃材が清掃用シート体である請求項5又
    は6記載の清掃用具。
  8. 【請求項8】基体に柄が連結されてなる請求項5、6又
    は7記載の清掃用具。
  9. 【請求項9】基体の横幅が前部に向かって漸次が減少す
    る請求項5乃至8の何れかに記載の清掃用具。
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