JP3521882B2 - 記録媒体カートリッジ - Google Patents

記録媒体カートリッジ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽信号や映像信
号等の情報の記録/再生を可能とする記録媒体として例
えば光ディスクあるいは光磁気ディスク等を収容した記
録媒体カートリッジに関し、更に詳しくは、カートリッ
ジ本体の主面上に筆記を可能とする印刷層を備えた記録
媒体カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、音楽や映像を記録/再生するため
の記録媒体は、一般に広く普及している。中でも、ミニ
ディスク(MD)と称される小型のディスクカートリッ
ジは、屋内はもとより屋外や車内でも広く使われてい
る。このディスクカートリッジは図6に示すように、上
ハーフ1と下ハーフ2とを超音波溶着で組み合わせてな
るカートリッジ本体3の内部に、光ディスクあるいは光
磁気ディスク4を回転可能に収納してなるもので、非使
用時にはシャッタ5がカートリッジ本体3の開口部を閉
塞してディスク4への異物の付着等が防止されている。
【0003】通常、ディスクカートリッジに録音された
曲名は、カートリッジ本体3の主面3aに貼り付けられ
るラベルシールに書き込まれる。しかし、経時変化によ
り粘着力が低下してシールがめくれ上がり、これが原因
で記録再生装置(デッキ)からディスクカートリッジが
排出できなくなるおそれがある。
【0004】これを解決するために、図7に示すように
カートリッジ本体3の主面3a上に上記ラベルシールに
代わって筆記を可能とする印刷層8を設けたものがあ
る。従来の印刷層8は、炭酸カルシウムやシリカ、プロ
テインパウダ等の筆記を可能とする筆記用フィラー6を
含むインク7で構成されている。フィラー6は印刷層8
の表面に適度な凹凸を形成し、これにより筆記性を得る
ようにしている。また、フィラー6は吸水性を備えてい
るため、水性ペンによる筆記を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、筆記用
フィラー6を含む印刷層8は摺動摩擦に弱いために、デ
ィスクカートリッジの一製造工程における上下ハーフ
1,2の超音波溶着時に、図8に示すように溶着ホーン
9と上ハーフ1との圧接により、印刷層8が擦れて傷が
付き、外観上の品質低下を招くという問題がある。つま
り、印刷層8中の筆記用フィラー6が溶着ホーン9と接
触した状態で超音波振動を受けることにより、フィラー
6がインク7中から脱落したり変形し、印刷層8ひいて
はディスクカートリッジの外観品質の低下をもたらすと
いう問題がある。
【0006】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、超音
波溶着時の筆記用印刷層の傷つきを防いで外観上の品質
低下を防止することができる記録媒体カートリッジを提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明の記録媒体カートリッジは、カートリッ
ジ本体の主面に印刷される筆記可能な印刷層が、筆記用
フィラーの平均粒子径以上の平均粒子径をもつ樹脂粒子
を含有してなるとともに、記録再生装置内における前記
カートリッジ本体の振動を抑制する振動吸収層として形
成されていることを特徴としている。
【0008】本発明では、筆記用フィラーの平均粒子径
以上の平均粒子径をもった樹脂粒子を溶着ホーンと接触
させることによって、溶着ホーンからの超音波振動を当
該樹脂粒子で受け止めるようにしている。これにより、
インクからの筆記用フィラーの脱落を回避して、印刷層
の外観品質の低下を防止するようにしている。また、印
刷層を振動吸収層としても兼用させているので、記録再
生装置内におけるカートリッジ本体の振動が低減され、
忠実なる記録再生動作を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施の形態では、記録媒
体カートリッジとして上記ミニディスク(MD)のディ
スクカートリッジを例に挙げて説明する。
【0010】本実施の形態によるディスクカートリッジ
10は、図1に示すように合成樹脂材料からなる上ハー
フ11と下ハーフ12とを組み合わせてカートリッジ本
体13を構成し、このカートリッジ本体13内に記録媒
体として光磁気ディスク(以下、ディスクという。)1
4を回転可能に収納してなる。また、カートリッジ本体
13には開閉可能なシャッタ15が設けられ、非使用時
にはシャッタ15がカートリッジ本体13の開口部を閉
塞してディスク14への異物の付着等が防止されてい
る。
【0011】ディスクカートリッジ10は、記録再生装
置に装填されると、シャッタ15が開放されると共に、
記録再生装置側の基準台16の一対の基準ピン17,1
7に下ハーフ12の図示しない基準孔が係合され、基準
台16の一対の受け部18,18に下ハーフ12の下面
が受けられ、ディスクカートリッジ10が水平に支持さ
れる。また、上ハーフ11の上面の外縁部が一対の抑え
バネ19,19が弾接されてディスクカートリッジ10
が保持される。
【0012】このようにディスクカートリッジ10が保
持された状態において、ディスク14が図示しないディ
スクテーブルにチャッキングされ、スピンドルモータに
より回転駆動される。そして、シャッタ15の開放され
た開口を通じてディスク14に対峙する光学ヘッドや磁
気ヘッドにより、記録/再生動作が行われる。
【0013】一方、カートリッジ本体13の主面13a
(上ハーフ11の上面)の外縁部及び略中央部には、本
発明に係る印刷層20が設けられている。
【0014】印刷層20は主として、図2に示すように
インク23を構成するメジウムと、インク23中に含有
され筆記を可能とする筆記用フィラー21と、インク2
3中に含有され筆記用フィラー21の平均粒子径以上の
平均粒子径をもった樹脂粒子22とから構成される。
【0015】メジウムとしては、例えば塩化ビニル・ア
クリル系樹脂などをバインダとし、これに希釈溶剤や補
助剤を含有させたものが用いられる。筆記用フィラー2
1には、一般的に筆記具のインキを受容する効果を狙っ
て炭酸カルシウムやシリカなどの孔状(多孔性)粒子が
用いられるが、吸水効果を更に増加させる目的で牛皮を
微粉末化したプロテインパウダを含有させてもよい。
【0016】次に、樹脂粒子22としては、本実施の形
態では曲げ弾性率が98MPa以上980MPa以下
(1000〜10000kgf/cm2 )であって、平
均粒子径が10μmのポリウレタン樹脂が用いられてい
る。上記の筆記用フィラー21の平均粒子径が10μm
以下であるために、これ以上の平均粒子径の樹脂粒子2
2が用いられる。
【0017】樹脂粒子22の粒子径は5μm以上20μ
m以下が最適である。樹脂粒子22の粒子径が5μmよ
りも小さいと、筆記用フィラー21間に埋没してしま
い、十分な効果が得られない。また、樹脂粒子22の粒
子径が20μmよりも大きいと、スクリーンの網目を通
過することができないだけでなく、筆記用フィラー21
との高さの差が大きくなって筆記性が低下してしまう。
なお、印刷層20の印刷方法としては、180〜250
メッシュ(メッシュは1インチ当たりの網目の大きさ)
程度の孔版を用いたシルクスクリーン法が最適である。
この場合、形成されるインク23の厚さは約5μm〜1
0μmとなる。
【0018】また、樹脂粒子22の含有比率は、3重量
部以上10重量部以下が最適である。樹脂粒子22が2
重量部以下では少量過ぎて十分に溶着ホーンの振動を受
けきることができない。また本実施の形態の場合、樹脂
粒子22の含有比率の上限は10重量部である。印刷層
20で所望の筆記特性を得るには筆記用フィラー21を
20重量部前後添加する必要があるが、インクとしては
総フィラー(メジウムと溶剤以外の成分)が30重量部
を越えないことが望ましく、越えてしまうとインクとし
ての耐久性が極端に低下して、母材(上ハーフ11)と
の密着不良が起こる。よって、樹脂粒子22の含有比率
の上限が10重量部を越えることは望ましくない。
【0019】一方、本実施の形態では、印刷層20は筆
記用の印刷層としてだけでなく、記録再生装置内におけ
るカートリッジ本体13の振動を抑制する振動吸収層と
しても構成される。
【0020】一般に、記録再生動作中のディスクカート
リッジにおいては、記録再生装置側のスピンドルモータ
の高速回転等に伴う振動が基準台16の基準ピン17,
17及び受け部18,18からカートリッジ本体13に
伝達される。同時に抑えバネ19,19からもカートリ
ッジ本体13に振動が伝達される。カートリッジ本体1
3が振動することは少なからず回転動作しているディス
14にも影響を与え、ディスク14の面振れが発生す
ることになる。このため、ディスク14が振動すると光
学ヘッドで読み取られる信号も変化し、このことは音楽
信号等の再生波形にも影響を与えることになり、その結
果、忠実な再生がされないという弊害が発生する。
【0021】本実施の形態においては、印刷層20を構
成する樹脂粒子22の平均粒子径が10μm、曲げ弾性
率が98〜980MPaと比較的軟らかいために、振動
吸収効果が発現し、カートリッジ本体13の振動を減衰
させることが可能となる。すなわち、振動が印刷層20
に伝達されると樹脂粒子22が振動し、振動エネルギー
が熱エネルギーに変換されて振動が減衰される。
【0022】以上のように構成される本実施の形態のデ
ィスクカートリッジ10によれば、図3に示すように上
ハーフ11の上面(主面13a)に超音波溶着機の溶着
ホーン9を圧接して、上ハーフ11と下ハーフ12とを
超音波溶着する際、印刷層20中の平均粒子径の大きい
樹脂粒子22が溶着ホーン9に接触するため、筆記用フ
ィラー21が溶着ホーン9に直接接触することが回避さ
れる。したがって、溶着ホーン9からの超音波振動を樹
脂粒子22が受けることにより、筆記用フィラー21が
インク23から脱落したり変形することが防止される。
これにより、印刷層20ひいてはディスクカートリッジ
10の外観品質の低下が防止される。
【0023】また、本実施の形態によれば、印刷層20
を振動吸収層としても兼用させているので、記録再生装
置内におけるカートリッジ本体13の振動が低減され、
忠実なる再生動作を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下に示す組成で印刷層20を形成し、超音
波溶着時の印刷層20の傷つき状態を調べる実験を行っ
た。 <印刷層の組成> メジウム:70重量部 プロテインパウダ:8重量部 炭酸カルシウム:10重量部 シリカ:3重量部 溶剤分:5重量部 樹脂粒子:4重量部
【0025】実験では、樹脂粒子22として曲げ弾性率
68.6MPaのポリウレタン粒子A、曲げ弾性率98
MPaのポリウレタン粒子B、曲げ弾性率980MPa
のポリウレタン粒子C、曲げ弾性率686MPaのブタ
ジエン粒子、曲げ弾性率1372MPaのアクリル粒子
Aおよび曲げ弾性率3136MPaのアクリル粒子Bを
用い、それぞれについて、超音波溶着時に印刷層20の
表面に外観不良と認められる程度の傷つきが発生したサ
ンプルの数を調べた。
【0026】樹脂粒子22の平均粒子径は、何れの粒子
も10μmとした。また、上記筆記用フィラー(炭酸カ
ルシウム、シリカ、プロテインパウダ)の平均粒子径は
10μm以下である。実験結果を表1に示す。試行数は
10(巻)とした。
【0027】なお、超音波溶着の条件は従前と同様であ
り、押圧力196kPa、振動数20kHz(縦振
動)、印加時間0.28秒であり、超音波振動停止後の
保持時間は約0.1秒である。
【0028】
【表1】
【0029】表1から、樹脂粒子を含んでいない従来の
印刷層(図7に示した印刷層8に相当。)と、曲げ弾性
率3136MPaのアクリル粒子Bを用いた場合とで
は、10サンプル中全てに傷つきが確認された。特に、
アクリル粒子を含んだサンプルでは筆記用フィラーの傷
つきは勿論、アクリル粒子自体も印刷層から剥離してい
た。
【0030】弾性率が小さくなるほど傷つき数が減る傾
向を示し、98〜980MPaでは傷つきが確認されな
かった。その一方で、曲げ弾性率が98MPaを下回る
ウレタン系樹脂粒子では再び印刷層に傷つきが確認され
た。樹脂粒子が軟らか過ぎて超音波振動が筆記フィラー
粒子に直接伝達されるからであると推察される。
【0031】次に、本発明の印刷層20を施したディス
クカートリッジ10の振動特性を調べた。実験方法とし
ては、レーザードップラー振動計を使用し、ディスクカ
ートリッジ10を記録再生装置に挿入して再生状態とし
たときのカートリッジ本体13の振動を測定した。測定
部位は上ハーフ11の中央部分である。図4にその結果
を示す(実線)。縦軸は振動振幅に比例した出力、横軸
は周波数である。
【0032】比較として、従来のディスクカートリッジ
(本例では、樹脂粒子及び筆記フィラーの含有されてい
ないインク層のみ)の振動特性を破線で示す。なお、実
験では樹脂粒子22として表1に示したポリウレタン粒
子Cを用いた。また、印刷部位としては、図1に示した
ようにカートリッジ本体13の外縁部及び主面13aの
略中央部とし、従来のディスクカートリッジも同様とし
た。
【0033】図4から明らかなように、本発明によるカ
ートリッジは従来のカートリッジに比べて振動が減衰さ
れていることがわかる。特に、150Hzにおけるピー
ク出力は従来(-100.9dB)よりも大きく低減されている
(-110.1dB)。これにより、本発明の印刷層は、筆記用
印刷層としてだけでなく、振動吸収層としても効果的に
利用できることが明らかとなった。
【0034】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0035】例えば以上の実施の形態では、印刷層20
をカートリッジ本体13の主面13aの外縁部及び略中
央部分に形成するようにしたが、これに限らず、例えば
図5に示すように主面13aの全域に印刷層20を形成
するようにしてもよい。
【0036】また、以上の実施の形態では溶剤型のイン
クを用いたが、メジウムとして紫外線硬化型樹脂を用い
てもよい。この場合、各種成分の配合比率は溶剤型のイ
ンクの場合と同様である。
【0037】更に、以上の実施の形態では、ミニディス
ク(MD)のディスクカートリッジに本発明を適用した
例を説明したが、その他、フレキシブルディスク(F
D)やカートリッジ式の光ディスクあるいは光磁気ディ
スクは勿論、テープ状記録媒体カートリッジ(カセッ
ト)に対しても、本発明は適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の記録媒体カ
ートリッジによれば、上下ハーフを超音波溶着してカー
トリッジ本体を構成する際、その主面に形成した筆記用
の印刷層が擦れて傷がつくことがなく、外観品質の低下
を防止することができる。
【0039】また、上記印刷層を筆記層としてだけでな
く、カートリッジ本体の振動吸収層としても兼用させて
いるので、記録再生装置内におけるカートリッジ本体の
振動を低減でき、忠実な記録再生機能を確保することが
できる。
【0040】また、上記印刷層を構成する樹脂粒子の曲
げ弾性率を98MPa以上980MPa以下とすること
により、超音波振動による筆記用フィラーの脱落又は変
形を抑止して、上下ハーフの超音波溶着時における印刷
層の傷つきを防止することができる。
【0041】また、樹脂粒子の粒子径を20μm以下と
することにより、筆記用フィラーが溶着ホーンに直接接
触することを回避することができ、上下ハーフの超音波
溶着時における印刷層の傷つきを防止することができ
る。
【0042】更に、樹脂粒子の含有量を3重量部以上1
0重量部以下とすることにより、印刷層の傷つきを防止
しながら、筆記性を確保でき、かつ母材との密着不良を
抑制することができる。
【0043】そして、本発明に係る印刷層を少なくとも
カートリッジ本体の主面の外縁部及び、当該主面の略中
央部に形成することにより、筆記層だけでなく振動吸収
層としても効果的に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による記録媒体カートリッ
ジとしてのディスクカートリッジの構成、及び当該ディ
スクカートリッジと記録再生装置の基準台、抑えバネと
の関係を示す斜視図である。
【図2】同ディスクカートリッジのカートリッジ本体主
面に印刷される印刷層の構成を模式的に示す断面図であ
る。
【図3】超音波溶着時における上記印刷層と溶着ホーン
との関係を説明する図である。
【図4】本発明の実施例によるカートリッジ本体の振動
特性を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態によるディスクカートリッ
ジの構成の変形例を示す斜視図である。
【図6】従来のディスクカートリッジの一構成例を示す
斜視図である。
【図7】従来の印刷層の構成を模式的に示す断面図であ
る。
【図8】超音波溶着時における従来の印刷層と溶着ホー
ンとの関係を説明する図である。
【符号の説明】
9…溶着ホーン、10…ディスクカートリッジ、13…
カートリッジ本体、14…ディスク、16…基準台、1
9…抑えバネ、20…印刷層、21…筆記用フィラー、
22…樹脂粒子、23…インク。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が収納される上下ハーフからな
    るカートリッジ本体の主面上に、筆記用フィラーを含む
    印刷層を備えた記録媒体カートリッジにおいて、 前記印刷層が、前記筆記用フィラーの平均粒子径以上の
    平均粒子径をもつ樹脂粒子を含有してなるとともに、記
    録再生装置内における前記カートリッジ本体の振動を抑
    制する振動吸収層として形成されていることを特徴とす
    る記録媒体カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記樹脂粒子の曲げ弾性率が、98MP
    a以上980MPa以下であることを特徴とする請求項
    に記載の記録媒体カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記樹脂粒子の粒子径が、20μm以下
    であることを特徴とする請求項に記載の記録媒体カー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】 前記樹脂粒子の含有量が、3重量部以上
    10重量部以下であることを特徴とする請求項に記載
    の記録媒体カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記印刷層が、少なくとも、前記カート
    リッジ本体の主面の外縁部及び、前記主面の略中央部に
    形成されることを特徴とする請求項に記載の記録媒体
    カートリッジ。
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