JP2001110093A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP2001110093A
JP2001110093A JP29201399A JP29201399A JP2001110093A JP 2001110093 A JP2001110093 A JP 2001110093A JP 29201399 A JP29201399 A JP 29201399A JP 29201399 A JP29201399 A JP 29201399A JP 2001110093 A JP2001110093 A JP 2001110093A
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JP
Japan
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layer
disk
recording medium
optical
printing
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JP29201399A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Odagiri
広和 小田桐
Hiroshi Miura
浩志 三浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体のカートリッジ表面に印刷された
印刷情報の脱落を防止して記録再生動作への様々な悪影
響を排除する。 【解決手段】 光ディスクがカートリッジ内に収納され
た光記録媒体において、光ディスクを、レーザー光に対
して透光性を有するディスク基板と、該ディスク基板上
に形成された記録層及び反射層と、該反射層の上に形成
された各種視認情報を構成する印刷層等で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、音声信号や映像信
号等の記録又は再生を可能とする光ディスクがカートリ
ッジ内に収納された構造を有する光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、音楽等の音声信号や映像信号を記
録又は再生するための媒体として、レーザ光によって情
報の記録や再生を行う、所謂光記録媒体が広く普及して
いる。
【0003】上記光記録媒体の中で、主に音楽用として
用いられている小型の光記録媒体である所謂ミニディス
ク(MD)は、カートリッジ内部に光磁気ディスクを収
納して保護する構造を有するため、剥き出しのままの光
ディスクであるコンパクトディスク(CD)等に比べて
取り扱いが容易であり、これによる携帯性の良さから屋
内はもとより屋外、車内等において広く使用されてい
る。
【0004】また、上記MD等のカートリッジ内部に収
納された光記録媒体にあっては、CD等の剥き出しのま
まの光ディスクを単体で使用するものとは違って、カー
トリッジの表面に製品名や録音可能時間、各種絵柄等の
情報(以下、印刷情報と略記)が直接印刷等によって記
載されている。これらカートリッジに記載される情報
は、商品価値を高めるうえで重要な位置を為すものであ
る。
【0005】例えば、MDを記録再生装置に挿着して使
用する場合には、通常、MDはカートリッジが記録再生
装置内部の押えバネによって固定され、内部のディスク
のみが回転して記録された信号の読み込み、又は、信号
の書き込みが行われる。
【0006】そして、記録再生装置へのMDの挿着時お
よび脱着時において、カートリッジの表面に押えバネが
摺接する状態となる為、押えバネによってカートリッジ
の表面が傷付き、印刷情報の印刷インクが脱落して印刷
情報の内容が欠落してしまったり、脱落した印刷情報の
印刷インクの粉がディスクや光ピックアップのレンズ等
に付着して、ディスクへの情報の書き込み及び読み出し
に悪影響を及ぼすことがあった。
【0007】上記印刷インクによる悪影響を排除するた
めに、上記印刷情報の印刷インクとして、カートリッジ
の表面への密着強度を高めた特殊インクの使用や、印刷
情報の表面を透明の保護用インク等で覆って保護するこ
と等が提案されている。
【0008】しかしながら、上記密着強度を高めた特殊
インクには人体に好ましくない影響を与えるとされるジ
クロロベンゼン等の溶剤が多量に含有されている場合が
多く、また、印刷情報の上から保護用インクを印刷する
ことは印刷工程が増えるため、これがコストアップの要
因となってしまうという新たな問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、光記録媒体のカートリッジ表面に印刷された印
刷情報の脱落を防止して記録再生動作への様々な悪影響
を排除することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、光ディスクがカートリッジ内に収納され
た光記録媒体において、光ディスクが、レーザー光に対
して透光性を有するディスク基板と、ディスク基板上に
形成された記録層及び反射層と、反射層の上に形成され
た各種視認情報を構成する印刷層等から成るものであ
る。
【0011】従って、光記録媒体の使用時において、各
種視認情報を構成する印刷層が脱落することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明光記録媒体の実施
の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以
下の実施の形態は、一例として、本発明を小型の光(光
磁気)ディスクである、所謂ミニディスク(以下、MD
と略記)に適用したものである。
【0013】MD1は、図1に示すように、上シェル2
と下シェル3が組み合わされて成る筐体、即ち、カート
リッジ4を有し、該カートリッジ4内にディスク状の光
記録媒体(以下、ディスク)5が回転可能に収納された
ものである。尚、カートリッジ4には開閉可能なシャッ
ター6が設けられている。
【0014】尚、上記カートリッジ4は、後述するディ
スク5に形成された印刷情報が外部から視認可能とする
ために、少なくとも、ディスク5の印刷情報が形成され
た面と対向する上シェル2の一部分、又は、上シェル2
全体を無色透明又は有色透明のプラスチックにより形成
することが必要である。
【0015】MD1は図示しない記録再生装置等の装置
に装着されるとカートリッジ4は、図1に示すように、
シャッター6が開く動作と共に、装置側のベース7に設
けられた一対の基準ピン8a、8aに下シェル3に設け
られた図示しない基準孔が係合し、また、上記ベース7
の一対の受け部8b、8bに下シェル3の裏面が受けら
れ、これによって、MD1自体が水平な状態に保持され
る。また、上シェル2の上方から一対の押えバネ9、9
が当接し、これによって、カートリッジ4がベース7に
圧着されることによって保持される。
【0016】そして、MD1は、上記したようにカート
リッジ4が保持された状態で、ディスク5が図示しない
ディスクテーブルにチャッキングされ、スピンドルモー
タによって回転駆動されると共に、シャッター6によっ
て解放された窓部を通じてディスク5に対峙した光学ヘ
ッド/磁気ヘッドによって、情報の記録及び再生が行わ
れる。
【0017】ディスク5は、図3に示すように、中心に
チャッキング用の金属板10を有し、上面5aには、例
えば、後述するように印刷によって形成された録音可能
時間等の様々な情報である印刷情報11が浮き上がるよ
うになっている。
【0018】ディスク5の構造は、図4に示すように、
凹凸状のデジタル信号部13を有し、ポリカーボネート
等のレーザー光に対して透光性を有する透明樹脂から成
るディスク基板12上に、順次記録層14及びレーザー
光を反射するための反射層15が形成されたものであ
る。具体的には、記録層14はテルビウム(Tb)、鉄
(Fe)又はコバルト(Co)等の磁性体及び窒化シリコ
ン等の誘電体の蒸着によって形成された蒸着層であり、
反射層15はアルミニウム(Al)等の蒸着により形成
されたものである。そして、上記反射層15の上には直
接、上記印刷情報11を構成する印刷層16が印刷さ
れ、更に、該印刷層16の上に保護層17が形成されて
いる。
【0019】従って、MD1において印刷情報11は、
前述したように一部又は全部が無色透明又は有色透明の
カートリッジ4を透して外部から視認することが可能と
なる。
【0020】尚、上記保護層17は、ディスク基板12
を高速回転させながら紫外線硬化性樹脂の液体を滴下さ
せ、遠心力によって紫外線硬化樹脂が均等に薄く広がら
せた後に硬化させた、所謂スピンコート法によって形成
される。保護層17は必ずしも必要ではないが、MDの
場合には、記録層14、反射層15や印刷層16等が積
層されたディスク5の上面5aに情報記録用の磁気ヘッ
ドが摺接するため、印刷層の保護の観点からは設けるよ
うにした方が好ましい。
【0021】また、印刷層16は、CD(コンパクトデ
ィスク)における収録曲名等の情報の表示に用いられて
いる、紫外線硬化性樹脂インク等によるスクリーン印刷
やオフセット印刷によって形成されるものである。更
に、印刷層16を形成する方法は、上記以外にも、水性
インクを用いたインクジェット方式やトナー等の微粒子
粉末を用いた電子写真方式等による印刷も可能である。
従って、非常にデリケ−トな高精細印刷が可能になっ
て、ディスク5の質感が著しく向上する。
【0022】このように、本発明を適用したMD1にあ
っては、印刷情報11を構成する印刷層16がカートリ
ッジ内部4に収納されたディスク5に形成されているた
め、記録再生装置等への挿着、或いは、脱着時におい
て、印刷層が直接記録再生装置のディスク保持機構等に
接触することがなくなるので、これによって印刷層16
が脱落(剥離)して、印刷情報の内容が欠落しまうこと
もなく、更に、この脱落した印刷層16を構成する印刷
インクの粉がディスクや光ピックアップのレンズ等に付
着して、ディスク5への情報の書き込み及び読み出しに
悪影響を及ぼすこともない。
【0023】図5は上記ディスク5の変形例5Aを示す
ものであり、ディスク5とディスク5Aとの相違点は、
反射層15と印刷層16との間に第1保護層18を設け
ると共に、印刷層16の上にも第2保護層19を設けた
点である。これら第1保護層18及び第2保護層19
は、ディスク5における保護層17と同様に、スピンコ
ート法により紫外線硬化性樹脂を積層したものである。
【0024】従って、ディスク5Aにあっては、万が
一、印刷層16を形成する印刷インク中に反射層15を
形成する金属を腐食させる成分が含有されていたとして
も、反射層15と印刷層16との間に第1保護層18が
設けられているので、反射層15には影響がなく、印刷
インクの種類を広い選択肢の中から選ぶことが可能にな
る。また、印刷層16の印刷時においても、例えば、ス
クリーン印刷の紗やオフセット印刷のブランケット等が
直接反射層15に接触することを防止でき、反射層15
が傷付くこともない。
【0025】尚、上記実施の形態においては、本発明を
所謂ミニディスク(MD)に適用した例を示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、光ディスク(光
磁気ディスクを含む)をカートリッジ内に収納した構造
を有する光記録媒体に広く適用できるものである。
【0026】また、前記実施の形態において示した各部
の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに
当たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
ることがあってはならないものである。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように本発明光記録媒体
は、光ディスクがカートリッジ内に収納された光記録媒
体において、光ディスクが、レーザー光に対して透光性
を有するディスク基板と、該ディスク基板上に形成され
た記録層及び反射層と、該反射層の上に形成された各種
視認情報を構成する印刷層等から成るので、光記録媒体
の使用時において、各種視認情報を構成する印刷層が脱
落することを防止できると共に、印刷情報の欠落や脱落
した印刷層の印刷インクの粉によって引き起こされるデ
ィスクへの情報の書き込み時又は読み出し時の悪影響を
排除することもできる。
【0028】また、請求項2に記載した発明にあって
は、印刷層の上に保護層を設けたので、光記録媒体の使
用時において、各種視認情報を構成する印刷層の脱落を
防止する効果をより高めることができる。
【0029】更に、請求項3に記載した発明にあって
は、反射層と印刷層との間に第1保護層を設けると共
に、印刷層の上にも第2保護層を設けたので、光記録媒
体の使用時において、各種視認情報を構成する印刷層が
脱落することを防止でき、印刷情報の欠落や脱落した印
刷層の印刷インクの粉によって引き起こされるディスク
への情報の書き込み時又は読み出し時の悪影響を排除す
ることもできると共に、万が一、印刷層を形成する印刷
インク中に反射層を形成する金属を腐食させる成分が含
有されていたとしても、反射層と印刷層との間に第1保
護層が設けられているので、反射層には影響がなく、印
刷インクの種類を広い選択肢の中から選ぶことができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に、本発明光記録媒体の実施
の形態を示すものであり、本図は光記録媒体の一例とし
てのミニディスク(MD)の分解斜視図である。
【図2】ミニディスクが記録再生装置内に装着されると
きの状態を概略的に示す斜視図である。
【図3】カートリッジ内の光ディスクのみを概略的に示
す斜視図である。
【図4】光ディスクの一部を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図5】光ディスクの変形例における光ディスクの一部
を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…光記録媒体、4…カートリッジ、5…光ディスク、
12…ディスク基板、14…記録層、15…反射層、1
6…印刷層、17…保護層、5A…光ディスク、18…
第1の保護層、19…第2の保護層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクがカートリッジ内に収納され
    た光記録媒体において、 上記光ディスクは、レーザー光に対して透光性を有する
    ディスク基板と、該ディスク基板上に形成された記録層
    及び反射層と、該反射層の上に形成された各種視認情報
    を構成する印刷層等から成ることを特徴とする光記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 印刷層の上に保護層を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 反射層と印刷層との間に第1保護層を設
    けると共に、印刷層の上にも第2保護層を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
JP29201399A 1999-10-14 1999-10-14 光記録媒体 Pending JP2001110093A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004010429A1 (ja) * 2002-07-18 2004-01-29 Fujitsu Limited 記録媒体、記録媒体の製造方法、樹脂のスピンコート方法及び光磁気ディスク装置
WO2004105013A1 (ja) * 2003-05-23 2004-12-02 Fujitsu Limited 記録媒体およびその製造方法

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