JPH06251555A - 記録媒体収納ケース及び記録媒体収納ケースの印刷方法 - Google Patents

記録媒体収納ケース及び記録媒体収納ケースの印刷方法

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JPH06251555A
JPH06251555A JP5094826A JP9482693A JPH06251555A JP H06251555 A JPH06251555 A JP H06251555A JP 5094826 A JP5094826 A JP 5094826A JP 9482693 A JP9482693 A JP 9482693A JP H06251555 A JPH06251555 A JP H06251555A
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JP
Japan
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printing
layer
color
recording medium
printed
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Application number
JP5094826A
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English (en)
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Kenichi Kano
賢一 鹿野
Kokichi Sugawara
康吉 菅原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to DE69421733T priority patent/DE69421733T2/de
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    • G11B23/031Indicating means, e.g. sticker, bar code
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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース本体の外表面に、例えば自社製品のも
のであることを主張するためのロゴマークや商品価値を
高めるために付加する種々のデザイン等の絵柄と、個人
用プレゼント、中間ユーザーのイベント時にタイトル等
を追加できるインデックスとを1つの印刷絵柄内に組み
込んで、各種用途の拡大を図る。 【構成】 ケース本体Wの外表面に、まず、アンカー
層、接着層としての役割を果たす高密着層110を形成
した後、この高密着層110上に充填材及び結着剤を含
有する白インク受容層111を形成し、その後、この白
インク受容層111上にフルカラー印刷を施して着色層
112を形成する。そして、この着色層112上にトッ
プコート層113を形成する。このとき、少なくともイ
ンデックス104の部分に対応した箇所を除く部分にト
ップコート層113を形成して、インデックスに対応し
た部分に開口113aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
やオーディオテープが収納されたテープカセット、又は
磁気ディスク、光ディスクあるいは光磁気ディスクが回
転自在に収納されたディスクカートリッジ等の記録媒体
収納ケースに関し、特に、その外表面の形成される印刷
構造に関する。
【0002】また、本発明は、上記記録媒体収納ケース
の外表面に印刷を施す記録媒体収納ケースの印刷方法に
関する。
【0003】
【従来の技術】例えば、光ディスクや光磁気ディスク等
が収納されたディスクカートリッジや、磁気テープが収
納されたテープカセット等(以下、総称して記録媒体収
納ケースと記す)においては、自社製のものであること
を主張するためのロゴマークや商品価値を高めるために
付加する種々のデザインを施した印刷がなされている。
この記録媒体収納ケースに印刷を施すには、一般に以下
の手順に従って行われる。
【0004】まず、記録媒体収納ケースに印刷するデザ
インが描かれた原稿をカラーCCDスキャナーで色分解
する。そして、その色分解に応じてカラーポジフィルム
を作製した後、各色の製版をそれぞれ作製する。次に、
これを校正した後、カセットに試し刷りしてインキ粘度
を調整する。そして最後に、各色版を見当合わせして記
録媒体収納ケースに印刷を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録媒体収
納ケースの外表面に印刷される絵柄は、個人的、あるい
は中間ユーザーによるオリジナルデザインを施こす自由
度がなく、メーカーからのデザイン提供のみである。
【0006】従って、一般ユーザー、中間ユーザーのプ
レゼント用、イベント用に対応した記録媒体収納ケース
の対応がなく、記録媒体収納ケースの用途拡大を実現す
ることができない。また、従来の紙インデックス、紙ラ
ベルではプレゼント、イベント向けには、永久保存の面
及び品位の面で満足できない。
【0007】また、市場において、例えば自社製品のも
のであることを主張するためのロゴマークや商品価値を
高めるために付加する種々のデザイン、並びに記録媒体
に記録されている記録内容を特徴付けるデザイン等の絵
柄と、個人用プレゼント、中間ユーザーのイベント時に
タイトル、ロゴ、キャラクターを追加できるインデック
スとが1つの印刷絵柄内に組み込まれた記録媒体収納ケ
ースはいまのところ存在しない。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ケース本体の外表面
に、例えば自社製品のものであることを主張するための
ロゴマークや商品価値を高めるために付加する種々のデ
ザイン、並びに記録媒体に記録されている記録内容を特
徴付けるデザイン等の絵柄と、個人用プレゼント、中間
ユーザーのイベント時にタイトル、ロゴ、キャラクター
を追加できるインデックスとが1つの印刷絵柄内に組み
込まれ、各種用途の拡大を図ることができる記録媒体収
納ケースを提供することにある。
【0009】また、本発明は、例えば自社製品のもので
あることを主張するためのロゴマークや商品価値を高め
るために付加する種々のデザイン、並びに記録媒体に記
録されている記録内容を特徴付けるデザイン等の絵柄
と、個人用プレゼント、中間ユーザーのイベント時にタ
イトル、ロゴ、キャラクターを追加できるインデックス
とをケース本体の外表面に高品位に印刷することができ
る記録媒体収納ケースの印刷方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体が収
納されたケース本体Wを具備する記録媒体収納ケースに
おいて、ケース本体Wの外表面に形成される着色層11
2と、着色層112上にこの着色層112を保護するた
めに設けられる保護層113とを備え、上記保護層11
3に、上記着色層112を一部露出する開口113aを
設けて構成する。
【0011】また、本発明は、記録媒体が収納されたケ
ース本体Wを具備する記録媒体収納ケースに印刷を施す
記録媒体収納ケースの印刷方法において、ケース本体W
の外表面に着色層112を形成した後、この着色層11
2上全面に、その一部を除いて保護層113を選択的に
形成にする。
【0012】
【作用】本発明に係る記録媒体収納ケースにおいては、
ケース本体Wの外表面に形成される着色層112を具備
していることから、この着色層112に、例えば自社製
品のものであることを主張するためのロゴマークや商品
価値を高めるために付加する種々のデザイン、並びに記
録媒体に記録されている記録内容を特徴付けるデザイン
等の絵柄102と、個人用プレゼント、中間ユーザーの
イベント時にタイトル、ロゴ、キャラクターを追加でき
るインデックス(例えば中間色の絵柄)104とが1つ
の絵柄内に組み込まれた絵柄を形成することができる。
【0013】そして、本発明の記録媒体収納ケースにお
いては、着色層112上にこの着色層112を保護する
ために設けられる保護層113が備えられ、更にこの保
護層113に、着色層112を一部露出する開口113
aを設けていることから、上記絵柄102のうち、イン
デックス104の部分に対応した部分に開口113aを
設けることにより、インデックス104(着色層11
2)に例えば筆記具114にて文字やシンボルマーク等
を記入することが可能となる。
【0014】即ち、自社製品のものであることを主張す
るためのロゴマークや商品価値を高めるために付加する
種々のデザイン、並びに記録媒体に記録されている記録
内容を特徴付けるデザイン等の絵柄102の品質を損な
うことなく、その記録内容の説明書きやタイトル記入を
行うことができる。このため、個人や中間ユーザーのプ
レゼント用、イベント用に使用することが可能となり、
記録媒体収納ケースの用途拡大を実現させることができ
る。
【0015】また、本発明の記録媒体収納ケースの印刷
方法においては、まず、ケース本体Wの外表面に着色層
112を形成する。このとき、例えば自社製品のもので
あることを主張するためのロゴマークや商品価値を高め
るために付加する種々のデザイン、並びに記録媒体に記
録されている記録内容を特徴付けるデザイン等の絵柄1
02と、個人用プレゼント、中間ユーザーのイベント時
にタイトル、ロゴ、キャラクターを追加できるインデッ
クス(例えば中間色の絵柄)104とが1つの絵柄内に
組み込まれた絵柄を形成することができる。
【0016】その後、上記着色層112上全面に、その
一部を除いて保護層113を選択的に形成にする。即
ち、保護層113の上記一部に対応した箇所に開口11
3aが形成されることになる。この場合、着色層112
にて表される上記絵柄102のうち、インデックス10
4の部分に対応した部分に開口113aが形成されるよ
うにすれば、インデックス104(着色層112)に、
開口113aを通して例えば筆記具114にて文字やシ
ンボルマーク等を記入することが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る記録媒体収納ケースを、
ビデオテープやオーディオテープが収納されたテープカ
セットと、磁気ディスク、光ディスクあるいは光磁気デ
ィスクが回転自在に収納されたディスクカートリッジに
適用した実施例について図1〜図3を参照しながら説明
する。
【0018】図1は、本発明に係る記録媒体収納ケース
Wをテープカセットに適用した例を示すもので、そのカ
セット表面中、透明窓101を除く面に、絵柄102が
2色以上の色彩にて印刷されている。なお、このテープ
カセットWの背面には、背ラベル103が貼着されてい
る。
【0019】このテープカセットWの表面に印刷される
絵柄102は、例えば自社製品のものであることを主張
するためのロゴマークや商品価値を高めるために付加す
る種々のデザイン、並びにこのテープカセットWに収納
される記録媒体が、例えばビデオテープカセットである
場合、そのビデオテープに記録されている記録内容を特
徴付けるデザイン(例えば、運動会の1シーンや映画の
1シーンなど)等である。
【0020】そして、この絵柄102には、例えばこの
テープカセットWの所持者が鉛筆などの筆記具にて文字
やシンボルマーク等を記入することができるインデック
ス104が含まれている。
【0021】この絵柄102の印刷面は、図2に示すよ
うに、テープカセットWの表面上に高密着層110が形
成され、この高密着層110上に白インク受容層111
が形成され、この白インク受容層111上に着色層11
2が形成され、そして、最上層にトップコート層113
が形成されて構成されている。なお、これらの層(11
0,111,112及び113)の成分及び機能は、後
で詳細に説明する。
【0022】そして、本実施例に係るテープカセットW
は、着色層112が形成されている面のうち、筆記具1
14にて文字やシンボルマーク等が記入されるインデッ
クス104に対応した箇所を除く面にトップコート層1
13が形成されている。
【0023】次に、図3は、本発明に係る記録媒体収納
ケースWをディスクカートリッジに適用した例を示すも
ので、このディスクカートリッジWの表面中、開閉シャ
ッタ121及びこの開閉シャッタが移動する範囲領域を
除く面に、絵柄102が2色以上の色彩にて印刷されて
いる。
【0024】このディスクカートリッジWの表面に印刷
される絵柄102も、上記テープカセットWに印刷され
るものと同様に、例えば自社製品のものであることを主
張するためのロゴマークや商品価値を高めるために付加
する種々のデザイン、並びにディスクに記録されている
記録内容を特徴付けるデザイン(例えば、音楽用であれ
ば演奏者の顔写真やその音楽をイメージする風景など)
等である。
【0025】そして、この絵柄102にも、筆記具11
4にて文字やシンボルマーク等を記入することができる
インデックス104が含まれている。
【0026】この絵柄102の印刷面は、上記テープカ
セットWの場合と同様に、ディスクカートリッジWの表
面上に密着層110が形成され、この密着層110上に
白インク受容層111が形成され、この白インク受容層
111上に着色層112が形成され、最上層にトップコ
ート層113が形成されて構成されており(図2参
照)、この場合も着色層112が形成されている面のう
ち、筆記具114にて文字やシンボルマーク等が記入さ
れるインデックス104に対応した箇所を除く面にトッ
プコート層113が形成されている。
【0027】このように、本実施例に係るテープカセッ
ト及びディスクカートリッジWにおいては、それぞれの
表面に印刷される絵柄102に、筆記具114にて文字
やシンボルマーク等を記入できるインデックス102を
含めるようにしているため、自社製品のものであること
を主張するためのロゴマークや商品価値を高めるために
付加する種々のデザイン、並びに記録媒体に記録されて
いる記録内容を特徴付けるデザイン等の絵柄の品質を損
なうことなく、その記録内容の説明書きやタイトル記入
を行うことができる。このため、個人や中間ユーザーの
プレゼント用、イベント用に使用することが可能とな
り、テープカセット及びディスクカートリッジW等の用
途拡大を実現させることができる。
【0028】また、従来からの背ラベル103による表
示と、この実施例に係るインデックス102への文字等
の記入によって、テープカセットやディスクカートリッ
ジW等の整理・保管が容易になる。
【0029】また、上述したように、テープカセットや
ディスクカートリッジW等の表面に印刷される絵柄10
2を、記録媒体に記録されている記録内容を特徴付ける
デザイン(例えば、運動会の1シーンや映画の1シー
ン、演奏者の顔写真など)とすることにより、個人的な
ライブラリー管理が可能となる。
【0030】次に、上記テープカセットやディスクカー
トリッジ等の被印刷物Wに上記のような絵柄印刷を行う
ための印刷方法の実施例を図2を参照しながら説明す
る。
【0031】本実施例の印刷方法は、被印刷物Wの表面
に第1層目として高密着層110、第2層目として充填
材及び結着剤を含有する白インク受容層111を形成
し、その上にフルカラー印刷を行い、最後にトップコー
ト処理をするものである。
【0032】まず、被印刷物Wとして例えば図1で示す
テープカセットを対象にした場合、テープカセットWの
表面中、透明窓101を除く部分に、第1層目の高密着
層110を形成する。ここで、高密着層110とは、ア
ンカー層、接着層としての役割をするものであり、第2
層目以降の層(111,112及び113)とカセット
樹脂との密着性を高めるための層である。
【0033】この高密着層110に用いる物質は、被印
刷物Wの構成材料、例えば樹脂との接着性を考慮して適
宜選択されるが、次のようなものが挙げられる。 1.溶剤系接着剤(カセット表面を溶解させて接着す
る。) 2.溶剤系シルクスクリーン系のインク 3.アルミナ+水溶性樹脂+水 4.上面に水性のりが塗布され、下面はカセット表面と
接着する粘着剤が塗布されたような両面テープでも代用
可能である。
【0034】そして、上記の物質を50〜500μmの
厚みになるように設ける。好ましくは200μm程度の
厚みになるように塗布する。
【0035】次に、第2層目として充填材と結着剤を含
有する白インク受容層111を設ける。この層111
は、また、水溶性塗料インクの発色を助ける白色の顔料
が含有されており、後のフルカラー印刷のための下地層
として機能する。この層111は、3〜100μmの厚
みになるように形成される。
【0036】以下に、この層111を形成するために塗
布する塗料の成分例を示す。 シリカ 100重量部 ゼラチン 30重量部 合成樹脂(水系) 5重量部 水 200〜280重量部
【0037】上記例の他に、充填材としては、シリカの
代わりにアルミナ、炭酸カルシウム、タルク、ケイソウ
土、ゼオライト等、吸水量の大きい材料が好ましく、こ
の層の吸インク量が10ml/cm2以上となるように作製す
るのが好ましい。また、結着剤としては、ゼラチンやポ
リアミドアルキシドの代わりにポリアクリルアミド等の
水溶性高分子、デンプン、アラビアゴム等が使用可能で
ある。さらに、上記合成樹脂としてはポリアミド樹脂、
アルキド樹脂等が挙げられる。なお、上記成分比は、例
えばインクジェット印刷により形成する場合は、ノズル
の径や被印刷体の地色、隠蔽率等により適宜変化させ調
製する。
【0038】そして、上述の層111の上に天然写真印
刷やフルカラー印刷を行って着色層112を形成する。
このフルカラー印刷によって形成される絵柄102は、
上述したように、例えば自社製品のものであることを主
張するためのロゴマークや商品価値を高めるために付加
する種々のデザイン、並びにこの被印刷物Wが例えばビ
デオテープカセットである場合、そのビデオテープに記
録されている記録内容を特徴付けるデザイン等が2色以
上の色彩にて表された絵柄である。また、この絵柄10
2には、鉛筆等の筆記具114にて記入するための領域
(筆記領域)であるインデックス104が例えば白色又
は中間色にて描かれている。
【0039】以下に、上記水溶性塗料インクの場合の成
分比を示す。
【0040】 染料 2〜3重量部 ジエチルアルコール 30重量部 水 50〜70重量部
【0041】このフルカラー印刷においては、異なる性
質を有する白インク受容層111、例えば水溶性インク
に対する受容能力を有するものと、油性インクに対する
受容能力を有するものを用意しておくことにより、所望
する規格、指定デザインに応じて好適な種類のインクを
選んで印刷することができる。また、上記フルカラー印
刷は、非接触による印刷(例えばインクジェット方式の
印刷など)も可能であり、もちろんシルクスクリーン印
刷、PAD印刷、オフセット印刷にて行うようにしても
よい。
【0042】特に、後述する非接触式のインクジェット
印刷システムを使用すれば、組立後においても、少量多
品種に応じた印刷が可能となる。
【0043】なお、図1に示すように、被印刷物Wが例
えばテープカセットである場合、透明窓101に対応す
る部分には、上記高密着層110、白インク受容層11
1及び着色層112からなる積層膜は形成されない。ま
た、図3に示すように、被印刷物Wが例えばディスクカ
ートリッジである場合、開閉シャッタ121及びその移
動範囲領域に対応する部分には、上記高密着層110、
白インク受容層111及び着色層112からなる積層膜
は形成されない。
【0044】次に、上記着色層112上に、透明性のト
ップコート層113を形成する。このとき、図1で示す
テープカセットにおいては、少なくとも透明窓101及
びインデックス104の部分に対応した箇所を除く部
分、図3で示すディスクカートリッジにおいては、少な
くとも開閉シャッタ121及びその移動範囲領域に対応
する箇所及びインデックス104に対応した箇所を除く
部分にトップコート層113を形成する。これにより、
着色層112中、インデックス104に対応した部分
が、トップコート層113の開口113aを通して外方
を臨むように露出することになる。
【0045】このトップコート層113は、着色層11
2をコーティングするとともに、第1層目の高密着層1
10にまで浸透して、上述した全ての層(110,11
1,112及び113)の密着性を高めるという役割も
担っている。
【0046】このトップコート層113は、油性のもの
(有機溶剤可溶性樹脂)を主成分としても水性のもの
(水溶性樹脂や水性ニス等)を主成分としても良い。例
示するならば、アルキド樹脂、ポリウレタン、ポリアミ
ド、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリビニルホルマ
ール、ポリメチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポ
リビニルブチラール、合成ゴム系合成樹脂ラテックス等
が挙げられる。
【0047】上記主成分に水70重量部と有機溶剤10
〜20重量部を加えたものをトップコート剤として、上
記フルカラー印刷によって形成された着色層112の上
に3〜300μmの厚みで塗布する。着色層112の耐
アルコール性、耐スクラッチ性等の向上を考慮した場
合、塗布厚200〜300μmというように、比較的厚
く塗布することが望ましい。
【0048】このように、上記実施例に係る印刷方法に
おいては、着色層112中、絵柄102のインデックス
104に対応する部分を除く面にトップコート層113
を形成するようにしたので、開口113aを通して露出
する着色層112の表面、即ちインデックス104表面
に筆記具114にて文字やシンボルマーク等を記入する
ことができる。
【0049】なお、上記印刷方法では、着色層112上
にトップコート層113を選択的に形成して、トップコ
ート層113中、絵柄102のインデックス104に対
応する部分に開口113aが形成されるようにしたが、
その他、着色層112を選択的に形成して、着色層11
2中、絵柄102のインデックス104に対応する部分
に開口が形成されるようにしてもよい。この場合、下層
の白インク受容層111としては、筆記具114にて文
字等を記入した場合に、その記入された文字等が判別可
能となるように、中間色の筆記性と印刷性を有し、かつ
筆記圧に耐える白インク受容層とすることが望ましい。
【0050】次に、本発明に係る印刷方法を実現させる
印刷システムについて図4〜図32を参照しながら説明
する。なお、この印刷システムは、カラー陰画を非接触
式の印刷ヘッドにて、被印刷物Wの指定部分にフルカラ
ー印刷するシステムである。
【0051】本実施例の印刷システムは、例えば複数個
収納されたテープカセットに対して下地処理であるいわ
ゆる白ベタ処理を行った後、三原色でフルカラー印刷を
行い、最後に保護膜形成を行うトップコート処理を連続
して行うもので、例えば図4に示すように、複数個のテ
ープカセットを投入する被印刷物供給部1と白ベタ印刷
処理部2とフルカラー印刷処理部3及びトップコート処
理部4とから構成される。
【0052】この印刷システムにおいては、上記白ベタ
印刷処理部2とフルカラー印刷処理部3及びトップコー
ト処理部4は基本的にその構成が同じである。以下、フ
ルカラー印刷処理部3を主体にしてこの印刷システムの
構成を説明する。
【0053】フルカラー印刷処理部3は、図5に示すよ
うに、カラーデザイン絵柄が描かれたデザイン原稿5の
画像情報を読み取るイメージリーダ部6と、読み取った
信号を所定の画像に変換する画像処理部7と、画像変換
された情報により動作する非接触式の印刷ヘッド8と、
上記画像処理部7からの出力信号によって、被印刷物で
あるテープカセットWが複数収納された被印刷物収納容
器9を上記印刷ヘッド8と同調させて搬送させる搬送機
構部10とから構成されている。
【0054】上記イメージリーダ部6は、カラーCCD
スキャナー11を有し、このカラーCCDスキャナー1
1によって予めデザインされたカラー絵柄が描かれてな
るデザイン原稿5の画像情報を読み取り、各画素毎に
R,G,Bに色分解するようになっている。このデザイ
ン原稿5としては、例えば8ミリサイズのテープカセッ
トに印刷するのであれば8巻(8パターン)の絵柄がA
4判コピー紙サイズに描かれたものが用いられ、直径が
64mmで音声信号が74分記録された小径の光磁気デ
ィスクに印刷するのであれば16枚(16パターン)の
絵柄がA4判コピー紙サイズに描かれたものが用いられ
る。また、このときデザイン原稿5に描かれる絵柄は、
同時に印刷するテープカセット数に応じた数だけ描かれ
る。
【0055】ここで、デザイン原稿5に描かれている絵
柄は、例えば自社製品のものであることを主張するため
のロゴマークや商品価値を高めるために付加する種々の
デザイン、並びにテープに記録されている記録内容を特
徴付けるデザイン等が2色以上の色彩で描かれている。
この例では、被対象物Wがテープカセットであることか
ら、図1に示すように、そのテープカセットWの透明窓
101に対応した箇所が例えば白抜きで、また、筆記領
域であるインデックス104に対応した箇所が特定の色
(中間色)で描かれている。
【0056】なお、デザイン絵柄は、例えば直接ワード
プロセッサやコンピュータ12等でグラフィックデザイ
ンするようにしてもよい。または、予めデザインした画
像情報や映像情報をビデオフロッピー13に記憶させる
ようにしてもよい。コンピュータ12でグラフィックデ
ザインした場合には、直接コンピュータ12より画像情
報を画像処理部7に出力する。一方、ビデオフロッピー
13に画像情報を記憶させた場合には、コンピュータ1
2に再生出力した後、これを画像処理部7に出力する。
このようにすれば、デザイン原稿5を作製する必要がな
くなり、リードタイムの大幅な短縮が図れる。
【0057】上記画像処理部7は、上記イメージリーダ
部6で各画素毎に色分解されたR,G,Bのカラー原稿
ディジタル信号を、R,G,B毎に各色分解するもので
ある。そして、この画像処理部7は、その色分解された
各色分解ディジタル信号を後述する印刷ヘッド8に出力
するとともに、この印刷ヘッド8の動きと同調するよう
に搬送機構部10に動作信号を出力するようになってい
る。
【0058】上記印刷ヘッド8は、例えば微細なノズル
の先端からインクを被印刷物に向けて噴射することによ
り非接触状態で印刷する,いわゆるインクジェト記録方
式の印刷ヘッドである。この印刷ヘッド8は、上記画像
処理部7より出力される各色分解ディジタル信号に応じ
てテープカセットWの印刷指定部分にフルカラー印刷を
行うように構成されている。
【0059】即ち、上記印刷ヘッド8は、図6に示すよ
うに、被印刷物収納容器9に収納される複数個のテープ
カセットWに対してこの印刷ヘッド8を上下方向及び左
右方向に移動自在に支持する印刷ヘッド作動機構部15
に取付けられることにより、ヘッド部16に設けられる
ノズルの先端よりインクを噴射して上記テープカセット
Wの印刷指定部分にフルカラー印刷を行うように構成さ
れている。
【0060】そして、この印刷ヘッド8には、シアン,
マゼンタ,イエローの三原色及び墨がそれぞれ貯溜され
た各インクタンク17から導出されるインクパイプ18
が接続されるようになっている。即ち、上記印刷ヘッド
8のヘッド部16に設けられる各ノズルに、上記各イン
クタンク17より導出されるそれぞれのインクパイプ1
8が接続されている。また、上記インクタンク17は、
上記画像処理部7と接続され、この画像処理部7からの
各色分解ディジタル信号に応じて動作しそれぞれのノズ
ルにインクを送るようになっている。
【0061】また、上記印刷ヘッド8には、被印刷物W
の凹凸を検出するための検出手段が設けられている。こ
の検出手段としては、例えば図8及び図9に示すよう
に、テープカセットWの表面と接触する接触子19,2
0を有した,一対の倣いセンサー21,22が使用され
る。上記倣いセンサー21,22は、接触子19,20
の先端部が上記ヘッド部16のインク噴射面よりも突出
するようにして、上記テープカセットWの走行方向に対
して縦一列となるように、ヘッド部16に固定されてい
る。
【0062】これら接触子19,20は、例えば360
度方向の検出ができるようになっており、テープカセッ
トWの表面に接触してそのテープカセット表面の凹凸に
応じた検出信号(アナログ信号)を後述のシステムコン
トローラに送るようになっている。そして、その検出出
力に基づいて上記システムコントローラからの指令によ
り、前記した印刷ヘッド作動機構部15が動作して、上
記印刷ヘッド8の高さ方向の位置が制御される。
【0063】これにより、印刷ヘッド8のテープカセッ
トWに対する対向距離が平坦面,凹凸面,傾斜面,湾曲
面のいずれ場合でも常に一定に保たれる。この結果、平
坦面から凹凸面,傾斜面,湾曲面へと連続した印刷が行
え、しかも色ムラ,色ヌケ,文字かすれ等の生じない高
品位な印刷が行える。また、印刷ヘッド8はテープカセ
ットWに対して非接触であることから、テープカセット
Wに外圧を加えることがなく、最終製品上がりの状態で
印刷が行える。
【0064】この他、テープカセットWの凹凸を検出す
るための検出手段としては、レーザ変位センサ,超音波
センサ,光電センサ等の非接触式センサがいずれも使用
できる。例えば、レーザ変位センサを例に挙げると、上
記ヘッド部16には、図10及び図11に示すように、
4つのレーザ変位センサ23,24,25,26をテー
プカセットWの走行方向に対して縦一列となるように固
定する。
【0065】このようにすれば、各レーザ変位センサ2
3,24,25,26からはテープカセット表面の凹凸
に応じた検出信号(ディジタル信号)が出力される。そ
して、この検出信号をシステムコントローラに出力する
ことにより、その検出出力に基づく上記システムコント
ローラからの指令によって前記した印刷ヘッド作動機構
部15が動作して、上記印刷ヘッド8の高さ方向の位置
が制御される。
【0066】なお、図12に示すように、各色毎に設け
た印刷ヘッド8a,8b,8c,8dに対してレーザ変
位センサ23,24,25,26をそれぞれに設け、各
々のレーザ変位センサ23,24,25,26からの検
出信号に基づいて各印刷ヘッド8a,8b,8c,8d
を独立して上記テープカセットWに対する高さ方向の位
置を制御するようにしてもよい。
【0067】上述のように、被印刷物Wの凹凸を検出す
る検出手段を印刷ヘッド8に設ければ、硬いもの軟らか
いものを問わずどんな形状のものに対しても高品位に印
刷することができる。例えば、8mmテープが収納され
たビデオテープカセット27に対しては、図13に示す
ように、倣いセンサー21によって印刷ヘッド8のビデ
オテープカセット27に対する高さ方向の位置を制御し
ながら、開閉蓋28の湾曲面28aよりテープカセット
本体に設けられる凹面27a及び平坦面27bに亘って
連続して印刷される。
【0068】同様に、オーディオテープカセット29に
対しては、図14に示すように、倣いセンサー21,2
2によって印刷ヘッド8のオーディオテープカセット2
9に対する高さ方向の位置を制御しながら、テープカセ
ット本体の凹面29aより平坦面29bへと連続して印
刷される。
【0069】また、光ディスクや光磁気ディスク等のよ
うな円盤状のディスク30に対しては、図15に示すよ
うに、超音波センサや光電センサ等を用いた非接触式セ
ンサ31によって印刷ヘッド8のディスク30に対する
高さ方向の位置を制御しながら、上記ディスク30の記
録面である平坦面30aからハブ32が設けられる凹凸
面32aに至るまで連続して印刷される。
【0070】また、図16及び図17に示すような湾曲
面33aと凹凸面33b及び傾斜面33cが入り混ざっ
た異形のプラスチック板33に対しては、超音波センサ
や光電センサ等を用いた非接触式センサ34によって印
刷ヘッド8の当該プラスチック板33に対する高さ方向
の位置を制御しながら、上記プラスチック板33の湾曲
面33aより凹凸面33b及び傾斜面33cに亘って連
続して印刷される。なお、図16及び図17では、Aな
る文字を印刷した例として示してある。
【0071】また、図18に示すような歯車35に対し
ては、やはり超音波センサや光電センサ等を用いた非接
触式センサ36によって印刷ヘッド8の当該歯車35に
対する高さ方向の位置を制御しながら、上記歯車35の
各歯部分における曲面35aに連続して印刷される。
【0072】一方、搬送機構部10は、画像処理部7か
らの動作出力信号によってテープカセットWが複数収納
された被印刷物収納容器9を、上記印刷ヘッド8のスキ
ャンと同調させて搬送させるように構成されている。こ
の被印刷物収納容器9を印刷ヘッド8のスキャンと同調
させるのは、高品位の印刷を可能にするためである。上
記搬送機構部10は、被印刷物収納容器9を、図19に
示すように所定間隔隔てて平行配置された一対の搬送用
レール36,37に沿って搬送させる送り機構部38,
39を有している。
【0073】上記送り機構部38,39は、上記一対の
搬送用レール36,37の下方にこの搬送用レール3
6,37と平行に設けられる一対の送りレール40,4
1と、この送りレール40,41上をスライドするスラ
イダ42,43とから構成されている。スライダ42,
43には、被印刷物収納容器9に設けられる送りフック
孔44,45に挿通係合するトレイ送りフック46,4
7が設けられている。
【0074】これらトレイ送りフック46,47は、ス
ライダ42,43に対して突出又は没却するように構成
されている。即ち、上記トレイ送りフック46,47
は、被印刷物収納容器9を次工程のトップコート処理部
4に送るときにはスライダ42,43より突出して上記
送りフック孔44,45に挿通係合し、そうでない場合
にはスライダ42,43に対し没却した状態となる。
【0075】そして、上記のように構成された送り機構
部38,39は、シーケンサ48とコントローラ49と
によって制御される。即ち、前工程である白ベタ印刷処
理が施されたテープカセットWが収納された被印刷物収
納容器9がこのフルカーラ印刷処理部3に送られてくる
と、一方の送り機構部38のスライダ42に設けられる
トレイ送りフック46が突出し、これに対応する送りフ
ック孔44に挿通係合する。そして、上記被印刷物収納
容器9を印刷ヘッド8のスキャンと同調して送り、フル
カラー印刷終了後、次工程であるトップコート処理部4
へと送る。
【0076】この間、他方の送り機構部39は、トレイ
送りフック47をスライダ43に没却した状態で、トッ
プコート処理部4へと被印刷物収納容器9を送った位置
より印刷時における送りスピードよりも高速で戻り、次
のフルカラー印刷を行う被印刷物収納容器9が設けられ
る初期位置へと戻る。従って、これら2つの送り機構部
38,39の交互の送り動作によって、白ベタ印刷処理
が施されたテープカセットWが収納された被印刷物収納
容器9を次工程のトップコート処理部4へと間欠なく連
続搬送することができる。
【0077】また、上記搬送機構部10には、上記被印
刷物収納容器9を所定位置に停止させるためのストッパ
ー機構部50,51が設けられている。これらストッパ
ー機構部50,51は、上記一対の搬送用レール36,
37の両側にこれら搬送用レール36,37と直交して
設けられる一対のスライドレール52,53及び54,
55と、これらスライドレール52,53及び54,5
5上をスライドする一対の被印刷物収納容器位置決め部
材56,57及び58,59とから構成されている。
【0078】被印刷物収納容器位置決め部材56,57
及び58,59は、上記スライドレール52,53及び
54,55上をスライドすることにより、被印刷物収納
容器9のコーナー部と当接して、被印刷物収納容器9の
位置を規制するようになっている。これらストッパー機
構部50,51は、白ベタ印刷処理部2からフルカラー
印刷処理部3へと搬送されてくる被印刷物収納容器9を
フルカラー印刷する印刷位置に位置決めする部分と、次
工程のトップコート処理するトップコート処理部にそれ
ぞれ設けられている。
【0079】ところで、上述のように構成されたフルカ
ラー印刷処理部3における動作は、図7に示す処理ブロ
ック図に従って行われる。まず、予めデザインされたカ
ラー絵柄が描かれているデザイン原稿5をカラーCCD
スキャナー11で読み取り、その読み取った画像情報を
各画素毎に色分解する。または、ワードプロセッサやコ
ンピュータ12等でグラフィックデザインした画像情報
を直接画像処理部7に出力する、あるいはビデオフロッ
ピー13に記憶させた画像情報又は映像情報を画像処理
部7に直接出力する。
【0080】そして、上記各画素毎に色分解したR,
G,Bのカラー原稿ディジタル信号を、上記画像処理部
7にてR,G,B毎に各色分解する。次に、上記各色分
解ディジタル信号を印刷ヘッド8に出力すると同時に、
テープカセットWが収納された被印刷物収納容器9を動
作させる動作信号を出力する。
【0081】このとき、印刷ヘッド8,印刷ヘッド作動
機構部15及び搬送機構部10は、図6に示す画像処理
部7と接続される一対のコントロールボックス60,6
1より構成されるシステムコントローラ62によって制
御され、印刷ヘッド8の動きに同調して被印刷物収納容
器9が移動操作される。また、このとき、印刷ヘッド8
に設けられる倣いセンサー21,22からの検出出力が
システムコントローラ62へ送られ、このシステムコン
トローラ62から出力によって、印刷ヘッド8とテープ
カセットWとの対向距離が一定なものとなるように印刷
ヘッド作動機構部15が制御される。
【0082】そして、上記のように制御された状態で、
上記印刷ヘッド8の各インクノズルより各色インキが選
択的に噴出し、上記テープカセットWに対して予め設定
された画像情報に基づいたフルカラー印刷が施される。
そして、最後に加圧ローラ63によって、その印刷面が
仕上げられる。
【0083】一方、白ベタ印刷処理部2もフルカラー印
刷処理部3と同様の構成とされている。即ち、ビデオフ
ロッピー13に記憶された画像情報又は映像情報が直接
コンピュータ12に出力され、その情報が画像処理部7
へと出力される。そして、この画像処理部7からの出力
信号に基づき、上記システムコントローラ62によって
制御されながら非接触式の印刷ヘッド8と被印刷物収納
容器9とが同調して動き、テープカセットWに白ベタ印
刷が施される。
【0084】白ベタ印刷は、次工程のフルカラー印刷の
下地処理として行うものであり、図2で示したように、
高密性アンカー剤が含まれた白色の顔料よりなるインク
を被印刷物Wに印刷して、被印刷物W上に高密着層11
0と白インク受容層111を形成するものである。特
に、テープカセットWの場合にはグレーやブラック系の
樹脂色であるため、カラー着色の発光性を考慮して白ベ
タ印刷を4回程度行う必要がある。また、ここでの画像
情報としては、例えばテープカセットWであれば、シェ
ル窓の作製パータン等である。
【0085】そして、特に、この白ベタ印刷処理部2に
おいては、被印刷物供給部1に供給される複数個のテー
プカセットWが収納された被印刷物収納容器9を、白ベ
タ印刷処理部2に搬送させるためのハンドリング機構部
64が設けられている。このハンドリング機構部64
は、図20に示すように、被印刷物収納容器9をバキュ
ームによって吸着保持するハンドリング部65を有して
いる。
【0086】このハンドリング部65は、第1のレール
66に沿って図中矢印X方向に移動するとともに、この
第1のレール66と直交して設けられる第2のレール6
7に沿って図中矢印Y方向に移動するように構成されて
いる。また、このハンドリング部65は、上記第2のレ
ール67に設けられた昇降機構部68によって図中矢印
Z方向に移動するようになっている。そして、上記ハン
ドリング部65は、シーケンサー69とコントローラ7
0からなる制御部によって制御されることにより、図中
矢印X,Y,Z方向の三次元的動作が行えるようになっ
ている。
【0087】従って、被印刷物供給部1に供給される被
印刷物収納容器9は、上記ハンドリング部65の移動動
作により、白ベタ印刷処理部2へとハンドリングされて
搬送される。なお、このハンドリング部65の操作は、
コントローラ70に接続される遠隔操作部71によって
行われる。
【0088】また、トップコート処理部4も先のフルカ
ラー印刷処理部3と同様の構成とされている。即ち、ビ
デオフロッピー13に記憶された画像情報又は映像情報
がコンピュータ12に直接出力され、その情報が画像処
理部7へと出力される。このビデオフロッピー13に記
憶された画像情報又は映像情報としては、デザイン原稿
5に描かれている絵柄、即ちテープカセットWに印刷さ
れた絵柄102に応じた保護膜形成パターンであり、こ
のパターンは、絵柄102に対応する部分が例えば論理
「1」として画素登録され、絵柄102の白抜き部分及
びインデックス104に対応した部分が論理「0」とし
て画素登録されている。
【0089】そして、この画像処理部7からの出力信号
に基づき、上記システムコントローラ62によって制御
されながら非接触式の印刷ヘッド8と被印刷物収納容器
9とが同調して動き、テープカセットWにトップコート
処理が施される。即ち、論理「1」として画素登録され
ている部分のみにトップコート層113が形成され、論
理「0」として画素登録されている部分には、トップコ
ート層113は形成されないように印刷ヘッド8が制御
されて、テープカセットWへのトップコート処理が施さ
れる。このトップコート処理は、フルカラー印刷した絵
柄の耐アルコール性,耐スクラッチ性等の特性向上を目
的として、透明のトップコート層113を形成する処理
である。
【0090】従って、この印刷システムにて、白ベタ印
刷処理、フルカラー印刷処理及びトップコート処理が施
されたテープカセットWは、図1及び図2に示すよう
に、透明窓101に対応する部分には、高密着層11
0、白インク受容層111、フルカラー印刷層(着色
層)112及びトップコート層113からなる積層膜は
形成されず、また、インデックス104に対応した部分
には、フルカラー印刷層112までは形成されるが、そ
の上層には、トップコート層113は形成されないこと
となる。
【0091】このことから、印刷処理を終えたテープカ
セットWを利用する者は、テープカセットWにおけるイ
ンデックス104の部分に筆記具114にて文字やその
他のシンボルマーク等を記入することができる。
【0092】一方、上記被印刷物供給部1は、成形上が
りのテープカセットWを複数配列した専用の被印刷物収
納容器9を多数ストックして置く部分である。この被印
刷物収納容器9は、図23及び図24に示すように、例
えばA4判コピー紙サイズとされたトレイ本体72に8
ミリサイズのテープカセットWを複数個(本例では12
個)配列し、これを一対のクランプ73,74で把持す
るように構成されている。
【0093】これら一対のクランプ73,74は、トレ
イ本体72の長手方向の両側縁に沿って回動自在に設け
られ、先端に設けられる鍵型の押さえ部75,76によ
って上記テープカセットWの印刷面を押さえ込むように
なっている。また、これらクランプ73,74は、いず
れもトーションバネ(図示は省略する)によって、上記
テープカセットWを押さえ込む方向に常時弾発付勢され
ている。そして、更に、上記トレイ本体72には、前記
した搬送機構部10のトレイ送りフック46,47がそ
れぞれ挿通係合する送りフック孔44,45が設けられ
た搬送係合部77が設けられている。
【0094】なお、上記テープカセットWの被印刷物収
納容器9への確実な装着を図るために、例えば図25に
示すように、上記テープカセットWに設けられるリール
ハブ挿通用孔78,79に対応した位置に、このリール
ハブ挿通用孔78,79に挿通係合する位置決めピン8
0,81を植立するようにしてもよい。
【0095】ところで、薄紙や厚紙等の紙83に対して
フルカラー印刷するには、図21及び図22に示すよう
な被印刷物収納容器9が用いられる。この被印刷物収納
容器9では、トレイ本体72の両側縁部分にトーション
バネによって可動自在とされるクランプ73,74が設
けられるとともに、トレイ本体72の中央部分に板バネ
よりなる固定クランプ82が設けられる。そして、これ
らクランプ73,74及び固定クランプ82には、各々
の紙83をクランプする鍵型をなす押さえ部84,8
5,86が設けられている。従って、この被印刷物収納
容器9を用いれば、規格外サイズ及び規格外厚さの紙で
あっても、クランプすることができる。
【0096】この他、プラスチック板87に対してフル
カラー印刷する場合には、先のテープカセットWを収納
する被印刷物収納容器9を使用し、図26に示すように
プラスチック板87を配列する。このとき、上記プラス
チック板87の被印刷物収納容器9への確実な装着を図
る場合には、図30及び図31に示すように、トレイ本
体72に複数のバキューム用の吸引孔91を設け、これ
ら吸引孔91よりバキュームしてテープカセットWをト
レイ本体72に吸引保持させるようにしてもよい。な
お、バキュームホース92は、トレイ本体72の一方の
側面より導出すればよい。
【0097】この他、上記プラスチック板87の被印刷
物収納容器9への固定は、図32に示すように、被印刷
物収納容器9の対角部分にバネによって可動するように
構成されたL字状の可動クランプ93,94を設け、こ
の可動クランプ93,94によって上記プラスチック板
87を固定するようにしてもよい。
【0098】また、この他、光ディスクや光磁気ディス
ク等のような円盤状のディスク88に対してフルカラー
印刷するには、やはり先のテープカセットWを収納する
被印刷物収納容器9を使用し、図27及び図28に示す
ようにディスク88を配列する。なお、ディスク88の
被印刷物収納容器9への確実な装着を図るために、例え
ば図29に示すように、上記ディスク88に設けられる
センター孔89に対応した位置に、このセンター孔89
に挿通係合する位置決めピン90を植立するようにして
もよい。
【0099】以上のようにして構成された印刷システム
では、次のようにして白ベタ印刷、フルカラー印刷、ト
ップコート処理が連続して行われる。
【0100】まず、成形上がりのテープカセットWを被
印刷物収納容器9に複数個配列しクランプする。次に、
多数ストックされた被印刷物収納容器9を被印刷物供給
部1よりハンドリングして白ベタ印刷処理部2に搬送す
る。
【0101】そして、この白ベタ印刷処理部2におい
て、コンピュータ12より出力されたビデオフロッピー
13からの画像情報又は映像情報に基づいて非接触状態
で印刷ヘッド8のスキャンと被印刷物収納容器9の送り
とが同調して、テープカセットWの印刷指定部に白ベタ
印刷が行われる。
【0102】白ベタ印刷が終了すると、今度は被印刷物
収納容器9が搬送機構部10によって次工程であるフル
カラー印刷処理部3へと送られる。ここでは、カラーC
CDスキャナー11によって読み取られた画像情報に基
づいて非接触状態で印刷ヘッド8のスキャンと被印刷物
収納容器9の送りとが同調して、上記テープカセットW
の印刷指定部にフルカラー印刷が行われる。
【0103】そして、フルカラー印刷が終了すると、今
度は被印刷物収納容器9が搬送機構部10によって最終
工程であるトップコート処理部4へと送られる。ここで
は、コンピュータ12より出力されたビデオフロッピー
13からの画像情報又は映像情報に基づいて非接触状態
で印刷ヘッド8のスキャンと被印刷物収納容器9の送り
とが同調して、フルカラー印刷が施された部分にトップ
コート層が形成される。そして最後に、加圧ローラ63
によってその印刷表面が仕上げられて印刷が完了する。
【0104】この結果、印刷されたものは、異形のプラ
スチック板33を例に挙げると、図17に示すように、
湾曲面33aと凹凸面33b及び傾斜面33c上に密着
層110及び白インク受容層111が形成され、その上
にフルカラー印刷された絵柄(着色層112)が形成さ
れ、更に、この上にトップコート層113が選択的に形
成される。また、図1で示すテープカセットWを例に挙
げると、図2に示すように、テープカセットWの表面上
に密着層110及び白インク受容層111が形成され、
その上にフルカラー印刷された絵柄(着色層112)が
形成され、更に、その上にトップコート層113が選択
的に形成される。特に、フルカラー印刷された着色層1
12中、インデックス104を除く部分にトップコート
層113が形成される。
【0105】このように、上記印刷システムにおいて
は、イメージリーダ部6で読み取った信号を所定の画像
に変換し、その画像変換された情報を非接触式の印刷ヘ
ッド8に供給し、又は画像情報が記憶された記録媒体1
3から再生された再生信号に所定の画像変換処理を施
し、その画像変換された情報を非接触式の印刷ヘッド8
に供給して被印刷物Wに印刷するようにしているので、
その出力された画像情報に基づいて直接印刷ヘッド8に
て被印刷物Wに印刷することができる。
【0106】従って、これまで必要であった製版,版交
換,各色版見当合わせ、インキ調色、インキ粘度調整等
の面倒な作業が一切不要となり、生産性の向上が図れる
とともに、大幅なコトスダウンを達成することができ
る。また、画像出力とされるので、試し刷りすることな
く初巻より高品位な印刷が行え、歩留りを大幅に向上さ
せることができる。更に、印刷ヘッド8が被印刷物Wに
対して非接触とされるので、被印刷物Wに対して外圧を
与えることがなく、硬いもの軟らかいものに限らず印刷
できる。また、画像出力であることから、ディジタル複
写で色バランスを自動に行うことができるとともにその
数値化が可能となり、印刷処理を大幅に簡略化すること
ができる。
【0107】また、この印刷システムにおいては、非接
触式の印刷ヘッド8が、被印刷物Wの凹凸を検出する検
出手段からの検出出力に基づいて当該被印刷物Wに対し
てその高さが制御されるように構成されているので、常
に印刷ヘッド8と被印刷物Wとの対向距離を保持した状
態で印刷でき、その凹凸に応じて当該被印刷物に対する
ヘッド部の高さを常に一定なものとすることができる。
従って、インク膜厚をディジタル数値化することがで
き、高品位な印刷ができると共に、上記被印刷物Wに反
り、曲がり、凹凸があっても色むら、色抜け、文字カス
レ等が生ずることなく、平面部から凹凸面、傾斜面、湾
曲面、楕円部、多角部へと連続して印刷を行うことがで
きる。
【0108】また、上記印刷システムに係る被印刷物収
納容器9においては、被印刷物Wを複数個各々位置決め
した状態で保持するので、同時に多数個の印刷を行うこ
とができる。また、被印刷物収納容器9を用いて、デザ
イン原稿5に複数パターンのカラー絵柄を描いたものを
カラーCCDスキャナー11で読み取って非接触式の印
刷ヘッド8で印刷することにより、複数配列した被印刷
物Wに異なる絵柄を印刷することができる。従って、少
量多品種印刷や異なるデザインの同時印刷が効率良く行
える。
【0109】
【発明の効果】本発明に係る印刷方法によれば、記録媒
体が収納されたケース本体を具備する記録媒体収納ケー
スにおいて、ケース本体の外表面に形成される着色層
と、着色層上にこの着色層を保護するために設けられる
保護層とを備え、上記保護層に、上記着色層を一部露出
する開口を設けるようにしたので、ケース本体の外表面
に、例えば自社製品のものであることを主張するための
ロゴマークや商品価値を高めるために付加する種々のデ
ザイン、並びに記録媒体に記録されている記録内容を特
徴付けるデザイン等の絵柄と、個人用プレゼント、中間
ユーザーのイベント時にタイトル、ロゴ、キャラクター
を追加できるインデックスとが1つの印刷絵柄内に組み
込まれ、各種用途の拡大を図ることができる。
【0110】また、本発明に係る記録媒体収納ケースの
印刷方法によれば、ケース本体の外表面に着色層を形成
した後、この着色層上全面に、その一部を除いて保護層
を選択的に形成にするようにしたので、例えば自社製品
のものであることを主張するためのロゴマークや商品価
値を高めるために付加する種々のデザイン、並びに記録
媒体に記録されている記録内容を特徴付けるデザイン等
の絵柄と、個人用プレゼント、中間ユーザーのイベント
時にタイトル、ロゴ、キャラクターを追加できるインデ
ックスとをケース本体の外表面に高品位に印刷すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体収納ケースを、ビデオテ
ープやオーディオテープが収納されたテープカセットに
適用した実施例を示す斜視図である。
【図2】実施例に係る記録媒体収納ケースに形成された
印刷層の積層構造を示す断面図である。
【図3】本発明に係る記録媒体収納ケースを、磁気ディ
スク、光ディスクあるいは光磁気ディスクが回転自在に
収納されたディスクカートリッジに適用した実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係る印刷方法を実現させる印刷システ
ムの一実施例(以下、単に実施例に係る印刷システムと
記す)を示す構成図である。
【図5】本実施例に係る印刷システムのフルカラー印刷
処理部を拡大して示す斜視図である。
【図6】本実施例に係る印刷システムのフルカラー印刷
処理部の印刷ヘッド構成部分を示す斜視図である。
【図7】本実施例に係る印刷システムのフルカラー印刷
処理部の動作を示すフローチャート図である。
【図8】倣いセンサーが設けられた印刷ヘッドの要部拡
大斜視図である。
【図9】倣いセンサーが設けられた印刷ヘッドによる印
刷状態を示す要部拡大側面図である。
【図10】レーザ変位センサが設けられた印刷ヘッドの
要部拡大斜視図である。
【図11】レーザ変位センサが設けられた印刷ヘッドに
よる印刷状態を示す要部拡大側面図である。
【図12】レーザ変位センサが個々に設けられてなる印
刷ヘッドによる印刷状態を示す要部拡大側面図である。
【図13】倣いセンサーが設けられた印刷ヘッドにより
ビデオテープカセットに対して印刷を行う状態を示す側
面図である。
【図14】倣いセンサーが設けられた印刷ヘッドにより
テープカセットに対して印刷を行う状態を示す側面図で
ある。
【図15】レーザ変位センサが設けられた印刷ヘッドに
よりディスクに対して印刷を行う状態を示す側面図であ
る。
【図16】レーザ変位センサが設けられた印刷ヘッドに
より異形の被印刷物に対して印刷を行う状態を示す斜視
図である。
【図17】異形の被印刷物に白ベタ印刷、フルカラー印
刷が順次施された状態の断面図である。
【図18】レーザ変位センサが設けられた印刷ヘッドに
より歯車に対して印刷を行う状態を示す斜視図である。
【図19】本実施例に係る印刷システムの搬送機構部の
構成を示す分解斜視図である。
【図20】本実施例に係る印刷システムのハンドリング
機構部を示す斜視図である。
【図21】紙をクランプするのに用いられる被印刷物収
納容器の斜視図である。
【図22】紙をクランプするのに用いられる被印刷物収
納容器の側面図である。
【図23】テープカセットをクランプするのに用いられ
る被印刷物収納容器の斜視図である。
【図24】テープカセットをクランプするのに用いられ
る被印刷物収納容器の側面図である。
【図25】トレイ本体に位置決めピンを設けてテープカ
セットを被印刷物収納容器に確実に位置決めする例を示
す斜視図である。
【図26】プラスチック板をクランプするのに用いられ
る被印刷物収納容器の斜視図である。
【図27】ディスクをクランプするのに用いられる被印
刷物収納容器の斜視図である。
【図28】ディスクをクランプするのに用いられる被印
刷物収納容器の側面図である。
【図29】トレイ本体に位置決めピンを設けてディスク
を被印刷物収納容器に確実に位置決めする例を示す斜視
図である。
【図30】トレイ本体にバキューム用の吸引孔を複数設
けてプラスチック板を真空吸引するようにした被印刷物
収納容器の斜視図である。
【図31】トレイ本体にバキューム用の吸引孔を複数設
けてプラスチック板を真空吸引するようした被印刷物収
納容器の断面図である。
【図32】トレイ本体の対角部に可動クランプを設けた
被印刷物収納容器の斜視図である。
【符号の説明】
101・・・透明窓 102・・・絵柄 103・・・背ラベル 104・・・インデックス W・・・被印刷物(記録媒体収納ケース) 110・・・高密着層 111・・・白インク受容層 112・・・着色層 113・・・トップコート層 113a・・・開口 114・・・筆記具 121・・・開閉シャッタ 1・・・被印刷物供給部 2・・・白ベタ印刷処理部 3・・・フルカラー印刷処理部 4・・・トップコート処理部 5・・・デザイン原稿 6・・・イメージリーダ部 7・・・画像処理部 8・・・印刷ヘッド 9・・・被印刷物収納容器 10・・・搬送機構部 11・・・カラーCCDスキャナー 12・・・コンピュータ 13・・・ビデオフロッピー W・・・被印刷物(テープカセット) 16・・・ヘッド部 17・・・インクタンク 21,22・・・倣いセンサー 23,24,25,26・・・レーザ変位センサ 44,45・・・送りフック孔 46,47・・・トレイ送りフック 72・・・トレイ本体 73,74・・・クランパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 A 8808−2H G11B 23/087 A 7177−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が収納されたケース本体を具備
    する記録媒体収納ケースにおいて、 上記ケース本体の外表面に形成される着色層と、 上記着色層上にこの着色層を保護するために設けられる
    保護層とを備え、 上記保護層は、上記着色層を一部露出する開口を有する
    ことを特徴とする記録媒体収納ケース。
  2. 【請求項2】 記録媒体が収納されたケース本体を具備
    する記録媒体収納ケースに印刷を施す記録媒体収納ケー
    スの印刷方法において、 上記ケース本体の外表面に着色層を形成する工程と、 上記着色層上全面に、その一部を除いて保護層を選択的
    に形成にする工程を有することを特徴とする記録媒体収
    納ケースの印刷方法。
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