JPS6019592B2 - 無レ−ベルレコ−ドの製造方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無レ−ベルレコードの製造方法に係る。

従来のレコードは、予じめ紙に印刷したＡ面及びＢ面用
のレーベルを用意し、各レーベルをプレス機のセンター
ピンをガィド‘こ裏返し‘こしてスタンパに取付け、予
熱演練りされた必要量のビニール材料を両スタンパ間に
チャージし、次にこの材料を加熱、プレス、冷却して製
造していた。

しかして、この紙に印刷したレーベルを用いるレコード
製造に際しては、【１｝レーベルのプレス機への取付け
作業を必要とし、レコード製造の無人化等に大きな妨げ
となり、ｔ２｝レ−ベル印刷、乾燥、運搬等に多大の工
程と時間を必要とし、又、レーベル自体の単価も高いも
のとなり、【３’プレス時においてレーベルの不揃い破
れ、レーベル違い等の事故を生じ易くレコードの生産性
、向上の妨げとなり、｛４｝不良レコードを粉砕して再
び原料として再生する場合、レーベルはしコード盤に密
着してこれを剥離できない為、レーベル部分を打ち抜い
て捨て残余の部分を再生しており、材料再生率が低い等
の欠点を有していた。また、その他の方法としてはしコ
ードのレーベル相当部に、レコードの内容を表示する表
示部分を所定の凹凸部により形成し、この凹凸部にイン
クを塗布して表示内容を明瞭ならしめる方法があったが
、この方法では工程が複雑になる欠点があり、更に、こ
れらの欠点を除去するために、ホットスタンプ法によっ
て表示部分を形成したものがあったが、これによると表
示部分の明瞭度が若干劣る欠点があった。

本発明は、ホットスタンプによる方法を改良してこれら
従来の欠点を除去した無レーベルレコードを提供するも
のであり、以下図面の実施例に基づいて説明する。

し−ベル相当部より大に形成したプラスチックフィルム
１上に、所定の干渉縞模様を有する版（図示せず）によ
り、所定の干渉縞模様２を転写する。

しかる後、該干渉縞２上部にインク３を塗布する。

この状態を第１図に示す。このインク３が塗布されたプ
ラスチックフィルム１を、レコード盤のレーベル相当部
７上に戦層する。

なお、８は音溝部、９は、スピンドルが挿入される孔で
ある。しかる後、該プラスチックフィルム上より所定部
分に凹部５及び凸部６を有するレーベル相当部大のホッ
トスタンプ用版４を所定圧力、所定温度（８００ 〜１
３０ｏｏ）、パワープレスで５トン程度で押圧（第２図
）すると該凸部分６がレーベル相当部に残って、これが
所定の文字、図形等の表示部ｌｏを形成する。

この状態を第３図に示す、なお、１１は例えばＢ面用の
表示部である。

本発明は以上のように、予じめ干渉縞模様を付したプラ
スチックフィルム上にインクを塗布し、該インクを塗布
したプラスチックフィルムをレコードのし−ベル相当部
に敷直し、該レーベル相当部に、所定の凹凸部を有する
ホットスタンプにより文字、図形等を表示したものであ
るから、干渉縞模様が付されたインクがレーベル相当部
分に残り、これにより、インクの色プラスプリズム効果
による干渉縞模様のおりなすデリケートな感じのレーベ
ル部となり、その中にある文字、図形等の表示部が色合
い美しく明瞭な形で得られる。

また紙レーベルを使用しないことより、再生して新たな
しコードを得る場合にも、従来のように材料を無駄にす
るようなこともない等、実用的効果大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、所定箇所に干渉縞模様を有するプラスチック
フィルム上にインクが塗布された状態を示す側面図、第
２図は、該プラスチックフィルムをし−ベル相当部に戦
置し、このフィルムよりホットスタンプ用版を押圧して
いる状態を示す側面図、第３図は完成された表示部の拡
大側面図である。 １・・・・・・プラスチックフィルム、２・・・・・・
干渉縞模様、３……インク、４……ホットスタンプ用版
、５…・・・凹部、６・・・…凸部、７・・・・・・レ
ーベル相当部、１０，１１・・・・・・表示部。 才１図 才２図 矛３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 予じめ干渉縞模様を付したプラスチツクフイルム上
   にインクを塗布し、該インクを塗布したプラスチツクフ
   イルムをレコードのレーベル相当部に載置し、該レーベ
   ル相当部に、所定の凹凸を有するホツトスタンプにより
   文字、図形等を表示したことを特徴とする無レーベルレ
   コードの製造方法。