JP2001026031A - 射出成形方法及びその成形品 - Google Patents
射出成形方法及びその成形品Info
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- JP2001026031A JP2001026031A JP11199992A JP19999299A JP2001026031A JP 2001026031 A JP2001026031 A JP 2001026031A JP 11199992 A JP11199992 A JP 11199992A JP 19999299 A JP19999299 A JP 19999299A JP 2001026031 A JP2001026031 A JP 2001026031A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィラー等の添加物を熱可塑性樹脂に配合・
混練して行う射出成形方法において、上記混練時に上記
添加物が細かく破損されるのを防止する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂に添加物を配合・混練して
成形機で成形する射出成形方法である。上記樹脂に溶融
流動性の異なる複数の樹脂を使用する。上記溶融流動性
の異なる複数の樹脂のうち最も溶融流動性の低い樹脂に
上記添加物を混合し、該樹脂を加熱溶融させて、所定の
樹脂をつくる。上記所定の樹脂に、これよりも溶融流動
性の低い樹脂を混合し、これら溶融流動性の異なる樹脂
を加熱溶融させて混練して射出成形する。
混練して行う射出成形方法において、上記混練時に上記
添加物が細かく破損されるのを防止する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂に添加物を配合・混練して
成形機で成形する射出成形方法である。上記樹脂に溶融
流動性の異なる複数の樹脂を使用する。上記溶融流動性
の異なる複数の樹脂のうち最も溶融流動性の低い樹脂に
上記添加物を混合し、該樹脂を加熱溶融させて、所定の
樹脂をつくる。上記所定の樹脂に、これよりも溶融流動
性の低い樹脂を混合し、これら溶融流動性の異なる樹脂
を加熱溶融させて混練して射出成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂に添
加物を配合・混練して成形する射出成形方法及び該方法
により成形された意匠的効果や強度的効果に優れたディ
スクカートリッジのシェルやケース等の樹脂成形品に関
するものである。
加物を配合・混練して成形する射出成形方法及び該方法
により成形された意匠的効果や強度的効果に優れたディ
スクカートリッジのシェルやケース等の樹脂成形品に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂に添加物を配合・混練して成形した
樹脂成形品として、例えば金属光沢様の光輝感所謂メタ
リック感を出して意匠的効果を向上させたディスクカー
トリッジのシェルやケースが知られている。
樹脂成形品として、例えば金属光沢様の光輝感所謂メタ
リック感を出して意匠的効果を向上させたディスクカー
トリッジのシェルやケースが知られている。
【0003】上記メタリック感を持たせたディスクカー
トリッジのシェルやケースは一般に以下のような射出成
形方法によって作られている。
トリッジのシェルやケースは一般に以下のような射出成
形方法によって作られている。
【0004】図15は従来の射出成形方法を示す工程図
であり、上記従来の射出成形方法は、ドライブレンド工
程と、添加物混入樹脂製造工程と、成形工程とからなっ
ている。
であり、上記従来の射出成形方法は、ドライブレンド工
程と、添加物混入樹脂製造工程と、成形工程とからなっ
ている。
【0005】上記ドライブレンド工程においては、ポリ
カーボネート等の粒状の樹脂ペレットにメタリック感を
出すための添加物として、例えばマイカ片に酸化チタン
を被膜処理(以下コーティングという)した鱗片状のフ
ィラーを加えて撹拌装置によってドライブレンド(乾燥
状態で混合)する。
カーボネート等の粒状の樹脂ペレットにメタリック感を
出すための添加物として、例えばマイカ片に酸化チタン
を被膜処理(以下コーティングという)した鱗片状のフ
ィラーを加えて撹拌装置によってドライブレンド(乾燥
状態で混合)する。
【0006】次の添加物混入樹脂製造工程においては、
上記樹脂ペレットと鱗片状のフィラーの混合物をエクス
トルーダ(押出機)に供給し、加熱して上記樹脂ペレッ
トを溶融させて、上記鱗片状フィラーを混練しながら押
し出して冷却し、米粒状に切断して上記鱗片状フィラー
の混入された樹脂ペレットを得る。
上記樹脂ペレットと鱗片状のフィラーの混合物をエクス
トルーダ(押出機)に供給し、加熱して上記樹脂ペレッ
トを溶融させて、上記鱗片状フィラーを混練しながら押
し出して冷却し、米粒状に切断して上記鱗片状フィラー
の混入された樹脂ペレットを得る。
【0007】次の成形工程においては、上記鱗片状フィ
ラーの混入された樹脂ペレットを射出成形機に供給し、
加熱溶融させて金型により所定の形状に成形してディス
クカートリッジのシェル等の射出成形品を得る。
ラーの混入された樹脂ペレットを射出成形機に供給し、
加熱溶融させて金型により所定の形状に成形してディス
クカートリッジのシェル等の射出成形品を得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
射出成形方法には次に述べるような問題点があった。 (1)上記樹脂ペレットがポリカーボネート等の溶融流
動性の低い、即ち溶融粘度が高い樹脂である場合には、
上記フィラーをエクストルーダで混練する場合に、混練
の際に加わる剪断力で上記フィラーが砕かれて小片化し
て、フィラーのもつ光輝感が低下してしまう。
射出成形方法には次に述べるような問題点があった。 (1)上記樹脂ペレットがポリカーボネート等の溶融流
動性の低い、即ち溶融粘度が高い樹脂である場合には、
上記フィラーをエクストルーダで混練する場合に、混練
の際に加わる剪断力で上記フィラーが砕かれて小片化し
て、フィラーのもつ光輝感が低下してしまう。
【0009】上記樹脂ペレットが溶融流動性の高い、即
ち溶融粘度の低い樹脂、例えば同じポリカーボネートで
あっても溶融粘度の低いグレートのポリカーボネートの
樹脂ペレットである場合には、上記フィラーをエクスト
ルーダで混練する場合に、混練が容易で上記フィラーが
砕かれるのを抑制することができるが、溶融粘度の低い
グレードのポリカーボネートは、上記溶融粘度の高いグ
レードのポリカーボネートに較べて分子量が少なく、そ
のため耐衝撃性等の機械的強度が劣り、ディスクカート
リッジのシェル等に使用した場合に要求される耐衝撃強
度を満たすことができない場合がある。 (2)上記エクストルーダによってフィラーが砕かれて
小片化するのを防ぐために、上記タンブラー装置によっ
てドライブレンドした樹脂ペレットとフィラーの混合物
を上記エクストルーダを介さずに直接、射出成形機に供
給して該射出成形機内で樹脂ペレットとフィラーを混練
する方法もあるが、この方法だと樹脂ペレットとフィラ
ーの分散が不十分になりやすい。
ち溶融粘度の低い樹脂、例えば同じポリカーボネートで
あっても溶融粘度の低いグレートのポリカーボネートの
樹脂ペレットである場合には、上記フィラーをエクスト
ルーダで混練する場合に、混練が容易で上記フィラーが
砕かれるのを抑制することができるが、溶融粘度の低い
グレードのポリカーボネートは、上記溶融粘度の高いグ
レードのポリカーボネートに較べて分子量が少なく、そ
のため耐衝撃性等の機械的強度が劣り、ディスクカート
リッジのシェル等に使用した場合に要求される耐衝撃強
度を満たすことができない場合がある。 (2)上記エクストルーダによってフィラーが砕かれて
小片化するのを防ぐために、上記タンブラー装置によっ
てドライブレンドした樹脂ペレットとフィラーの混合物
を上記エクストルーダを介さずに直接、射出成形機に供
給して該射出成形機内で樹脂ペレットとフィラーを混練
する方法もあるが、この方法だと樹脂ペレットとフィラ
ーの分散が不十分になりやすい。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決し、エ
クストルーダによってフィラーが砕かれて小片化するの
を防止し、フィラーのもつ光輝感を損なうことなく、し
かも耐衝撃性等の機械的強度に優れたディスクカートリ
ッジのケース等の樹脂成形品及び射出成形方法を提供す
ることを目的としてなされたものである。
クストルーダによってフィラーが砕かれて小片化するの
を防止し、フィラーのもつ光輝感を損なうことなく、し
かも耐衝撃性等の機械的強度に優れたディスクカートリ
ッジのケース等の樹脂成形品及び射出成形方法を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
に添加物を配合・混練して成形機で成形する射出成形方
法であって、上記樹脂に溶融流動性の異なる複数の樹脂
を使用し、上記溶融流動性の異なる複数の樹脂のうち最
も溶融流動性の高い樹脂に上記添加物をドライブレンド
し、上記溶融流動性の高い樹脂を加熱溶融させて、これ
に上記添加物を配合・混練して添加物混入の樹脂を作
り、上記添加物混入の樹脂にこれよりも溶融流動性の低
い樹脂を混合し、これら溶融流動性の異なる樹脂を成形
機により加熱溶融混練させて射出成形し所定の形状に成
形する構成とした。
に添加物を配合・混練して成形機で成形する射出成形方
法であって、上記樹脂に溶融流動性の異なる複数の樹脂
を使用し、上記溶融流動性の異なる複数の樹脂のうち最
も溶融流動性の高い樹脂に上記添加物をドライブレンド
し、上記溶融流動性の高い樹脂を加熱溶融させて、これ
に上記添加物を配合・混練して添加物混入の樹脂を作
り、上記添加物混入の樹脂にこれよりも溶融流動性の低
い樹脂を混合し、これら溶融流動性の異なる樹脂を成形
機により加熱溶融混練させて射出成形し所定の形状に成
形する構成とした。
【0012】本発明の射出成形方法は、上述のような構
成であり、溶融流動性の高い樹脂に添加物を混合してエ
クストルーダ等で混練するので、溶融流動性の低い樹脂
に添加物を混練する場合に較べて弱い力で混練を行うこ
とが可能になり、これによって混練の際に上記添加物が
砕かれて小片化するのを防止することができる。また、
上記添加物を混練した溶融流動性の高い樹脂に、溶融流
動性の低い樹脂を混練することにより、上記溶融流動性
の高い樹脂の欠点であった耐衝撃性等の機械的強度の弱
さを上記溶融流動性の低い樹脂の利点である高耐衝撃性
等によって補償することができる。
成であり、溶融流動性の高い樹脂に添加物を混合してエ
クストルーダ等で混練するので、溶融流動性の低い樹脂
に添加物を混練する場合に較べて弱い力で混練を行うこ
とが可能になり、これによって混練の際に上記添加物が
砕かれて小片化するのを防止することができる。また、
上記添加物を混練した溶融流動性の高い樹脂に、溶融流
動性の低い樹脂を混練することにより、上記溶融流動性
の高い樹脂の欠点であった耐衝撃性等の機械的強度の弱
さを上記溶融流動性の低い樹脂の利点である高耐衝撃性
等によって補償することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の射出成形方法を示す工程図であ
る。上記射出成形方法は、第1のドライブレンド工程
と、添加物混入樹脂製造工程と、第2のドライブレンド
工程と、成形工程とを備えている。
する。図1は、本発明の射出成形方法を示す工程図であ
る。上記射出成形方法は、第1のドライブレンド工程
と、添加物混入樹脂製造工程と、第2のドライブレンド
工程と、成形工程とを備えている。
【0014】上記第1のドライブレンド工程において
は、図2に示すように、第1の樹脂ペレット1に添加物
2を加え、タンブラー装置と称される回転式の撹拌機3
に投入して、これら樹脂ペレット1と添加物2をドライ
ブレンド(混合)する。
は、図2に示すように、第1の樹脂ペレット1に添加物
2を加え、タンブラー装置と称される回転式の撹拌機3
に投入して、これら樹脂ペレット1と添加物2をドライ
ブレンド(混合)する。
【0015】上記第1の樹脂ペレット1としては、溶融
流動性の高い(メルトフローインデックス値:75g/
10min/ASTM Dー1238)のポリカーボネ
ート樹脂が用いられ、添加物としては、平均粒径35μ
m、厚み0.5μmのマイカ片に酸化チタンをコーティ
ングしたフィラー(顔料)が用いられる。
流動性の高い(メルトフローインデックス値:75g/
10min/ASTM Dー1238)のポリカーボネ
ート樹脂が用いられ、添加物としては、平均粒径35μ
m、厚み0.5μmのマイカ片に酸化チタンをコーティ
ングしたフィラー(顔料)が用いられる。
【0016】上記第1の樹脂ペレット1としてのポリカ
ーボネート樹脂100重量部(例えば100kg)に対
して添加物2としてのフィラーを0.26重量部(例え
ば0.26kg)の割合で上記撹拌機3に投入して10
分間撹拌することにより両者はドライブレンドされる。
ーボネート樹脂100重量部(例えば100kg)に対
して添加物2としてのフィラーを0.26重量部(例え
ば0.26kg)の割合で上記撹拌機3に投入して10
分間撹拌することにより両者はドライブレンドされる。
【0017】次の添加物混入樹脂製造工程において、上
記ドライブレンドされた第1の樹脂ペレット1と添加物
2の混合物4は、図3に示したようにエクストルーダと
称される押出機5に供給される。上記押出機5のホッパ
ー部6から加熱シリンダ7内に投入された上記第1の樹
脂ペレット1と添加物2の混合物4は、ヒーター8によ
って加熱溶融され、上記加熱シリンダ7内に配置された
直径50mm、長さ1600mmのスクリュー9によっ
て剪断力を受けながら混練される。
記ドライブレンドされた第1の樹脂ペレット1と添加物
2の混合物4は、図3に示したようにエクストルーダと
称される押出機5に供給される。上記押出機5のホッパ
ー部6から加熱シリンダ7内に投入された上記第1の樹
脂ペレット1と添加物2の混合物4は、ヒーター8によ
って加熱溶融され、上記加熱シリンダ7内に配置された
直径50mm、長さ1600mmのスクリュー9によっ
て剪断力を受けながら混練される。
【0018】上記スクリュー9によって加熱シリンダ7
内で混練された溶融樹脂は、ブレーカープレート10に
よって流れを整えられて口金部11から0.33kg/
minの押出量で紐状に押し出される。
内で混練された溶融樹脂は、ブレーカープレート10に
よって流れを整えられて口金部11から0.33kg/
minの押出量で紐状に押し出される。
【0019】上記紐状に押し出された添加物混入の樹脂
12は、冷却水槽13で冷却されたのち引出口ローラ1
4で上記冷却水槽13から引き出され、カッター15を
有するペレタイザーと称されるペレット製造装置15に
よって、直径3.5mm、長さ4mm程度の大きさに分
断されて、添加物混入の樹脂ペレット21が形成され
る。なお、上記加熱シリンダ7のホッパー部6の真下に
は、冷却ジャケット17が設けられている。上記冷却ジ
ャケット17は、上記ホッパー部6から加熱シリンダ7
内に投入されてきた上記第1の樹脂ペレット1がすぐに
溶融されるのを防止するためのものである。また、上記
加熱シリンダ7の周面にはベント孔18…18が設けら
れていて、加熱溶融中に上記樹脂から発生するモノマー
ガスや水分を外部に排出するようになっている。図4
は、上記口金部11の正面図であり、上記口金部11に
は直径3.5mmのノズル孔11aが直列に4個形成さ
れている。
12は、冷却水槽13で冷却されたのち引出口ローラ1
4で上記冷却水槽13から引き出され、カッター15を
有するペレタイザーと称されるペレット製造装置15に
よって、直径3.5mm、長さ4mm程度の大きさに分
断されて、添加物混入の樹脂ペレット21が形成され
る。なお、上記加熱シリンダ7のホッパー部6の真下に
は、冷却ジャケット17が設けられている。上記冷却ジ
ャケット17は、上記ホッパー部6から加熱シリンダ7
内に投入されてきた上記第1の樹脂ペレット1がすぐに
溶融されるのを防止するためのものである。また、上記
加熱シリンダ7の周面にはベント孔18…18が設けら
れていて、加熱溶融中に上記樹脂から発生するモノマー
ガスや水分を外部に排出するようになっている。図4
は、上記口金部11の正面図であり、上記口金部11に
は直径3.5mmのノズル孔11aが直列に4個形成さ
れている。
【0020】次の第2のドライブレンド工程において
は、図5に示したように、上記添加物配合の樹脂ペレッ
ト21と、第2の樹脂ペレット22を上記撹拌機3に投
入し、これら添加物混入のペレット21と第2の樹脂ペ
レット22の混合物23を作る。
は、図5に示したように、上記添加物配合の樹脂ペレッ
ト21と、第2の樹脂ペレット22を上記撹拌機3に投
入し、これら添加物混入のペレット21と第2の樹脂ペ
レット22の混合物23を作る。
【0021】上記第2の樹脂ペレット22は、上記第1
の樹脂ペレット1よりも溶融流動性の低い(メルトフロ
ーインデックス値が17g/10min/ASTM D
ー1238)のポリカーボネート樹脂が用いられてい
る。
の樹脂ペレット1よりも溶融流動性の低い(メルトフロ
ーインデックス値が17g/10min/ASTM D
ー1238)のポリカーボネート樹脂が用いられてい
る。
【0022】そして、上記添加物配合の樹脂ペレット3
0重量部(30kg)に対して第2の樹脂ペレット70
重量部(70kg)の割合で混合し、上記撹拌機3によ
って10分間撹拌する。
0重量部(30kg)に対して第2の樹脂ペレット70
重量部(70kg)の割合で混合し、上記撹拌機3によ
って10分間撹拌する。
【0023】次の成形工程においては、上記ドライブレ
ンドされた添加物混入の樹脂ペレット21と第2の樹脂
ペレット22の混合物23は、図6に示した射出成形機
31に供給される。
ンドされた添加物混入の樹脂ペレット21と第2の樹脂
ペレット22の混合物23は、図6に示した射出成形機
31に供給される。
【0024】上記射出成形機31のホッパー部32から
加熱シリンダ33に投入された添加物配合の樹脂ペレッ
ト21と第2の樹脂ペレット22の混合物23は、上記
加熱シリンダ33内で加熱溶融されるとともに、スクリ
ュー(図示省略)によって、撹拌混練され、金型34に
よって成形品として、図7に示したディスクカートリッ
ジ41の上,下のシェル42,43が成形される。
加熱シリンダ33に投入された添加物配合の樹脂ペレッ
ト21と第2の樹脂ペレット22の混合物23は、上記
加熱シリンダ33内で加熱溶融されるとともに、スクリ
ュー(図示省略)によって、撹拌混練され、金型34に
よって成形品として、図7に示したディスクカートリッ
ジ41の上,下のシェル42,43が成形される。
【0025】図8は、上記ディスクカートリッジ41の
上,下のシェル42,43の表面の0.3mm2(0.
55mm×0.55mm)のエリアに散在する添加物
(フィラー)2…2の状態を拡大して示した図面であ
る。
上,下のシェル42,43の表面の0.3mm2(0.
55mm×0.55mm)のエリアに散在する添加物
(フィラー)2…2の状態を拡大して示した図面であ
る。
【0026】次に、上記本発明の射出成形方法及びこの
方法によって成形された成形品(以下、本発明品とい
う)の効果と従来の射出成形方法及び従来方法によって
成形された成形品(以下、従来品という)の効果を比較
する。なお、従来の射出成形方法においては、溶融流動
性の低いポリカーボネート樹脂ペレット(本発明の第2
の樹脂ペレットと同様のもの)100重量部に対して、
添加物(本発明のフィラーと同様のもの)を0.06重
量部を加えて上記撹拌機3で15分間撹拌して得られた
ポリカーボネート樹脂ペレットと添加物の混合物を上記
押出機に供給し、加熱溶融して混練したのち0.30k
g/minの押出量で押し出して直径3.5mm、長さ
4mm程度の大きさに切断した添加物配合のペレット
を、上記成形機31に供給して成形品としてディスクカ
ートリッジのシェルを成形した。
方法によって成形された成形品(以下、本発明品とい
う)の効果と従来の射出成形方法及び従来方法によって
成形された成形品(以下、従来品という)の効果を比較
する。なお、従来の射出成形方法においては、溶融流動
性の低いポリカーボネート樹脂ペレット(本発明の第2
の樹脂ペレットと同様のもの)100重量部に対して、
添加物(本発明のフィラーと同様のもの)を0.06重
量部を加えて上記撹拌機3で15分間撹拌して得られた
ポリカーボネート樹脂ペレットと添加物の混合物を上記
押出機に供給し、加熱溶融して混練したのち0.30k
g/minの押出量で押し出して直径3.5mm、長さ
4mm程度の大きさに切断した添加物配合のペレット
を、上記成形機31に供給して成形品としてディスクカ
ートリッジのシェルを成形した。
【0027】表1は、成形品の表面の0.3平方ミリメ
ートル(0.55mm×0.55mm)のエリアに散在
する添加物(フィラー)2の大きい面積のものから順
に、15番目までの15サンプルの添加物2の大きさD
(以下、フィラー径という)について平均値を求めた結
果を示す。
ートル(0.55mm×0.55mm)のエリアに散在
する添加物(フィラー)2の大きい面積のものから順
に、15番目までの15サンプルの添加物2の大きさD
(以下、フィラー径という)について平均値を求めた結
果を示す。
【0028】
【表1】
【0029】従来品のフィラー径は8.98μmであ
り、フィラーの大きさが初期の平均粒径35μmに対
し、約26%に砕かれているにの対し、本発明品のフィ
ラー径は32.80μmと、混練される前のフィラーの
平均粒径の約95%の大きさが維持された状態、即ち大
きな損傷を受けない状態のままで、成形品に分散されて
いることになり、マイカ片に酸化チタンをコーティング
したフィラーの輝度感を十分効果的に発現することがで
きた。
り、フィラーの大きさが初期の平均粒径35μmに対
し、約26%に砕かれているにの対し、本発明品のフィ
ラー径は32.80μmと、混練される前のフィラーの
平均粒径の約95%の大きさが維持された状態、即ち大
きな損傷を受けない状態のままで、成形品に分散されて
いることになり、マイカ片に酸化チタンをコーティング
したフィラーの輝度感を十分効果的に発現することがで
きた。
【0030】表2は、成形品の物性(機械的特性)につ
いて示す。
いて示す。
【0031】
【表2】
【0032】表2によれば、樹脂の衝撃に対する強度
は、従来品の75kg−cm/cmに対して本発明品の
値は72kg−cm/cmと約96%の値を維持してお
り、ディスクカートリッジに要求される衝撃に対する強
度は十分に確保されていた。
は、従来品の75kg−cm/cmに対して本発明品の
値は72kg−cm/cmと約96%の値を維持してお
り、ディスクカートリッジに要求される衝撃に対する強
度は十分に確保されていた。
【0033】また、樹脂の弾性率(測定方法:ASTM
Dー790)は、従来品の24000kg/cm2に
対して本発明品の値は23500kg/cm2と約98
%の値を維持しており、ディスクカートリッジに要求さ
れる実用強度は十分に確保されていた。
Dー790)は、従来品の24000kg/cm2に
対して本発明品の値は23500kg/cm2と約98
%の値を維持しており、ディスクカートリッジに要求さ
れる実用強度は十分に確保されていた。
【0034】耐熱性を知るための荷重たわみ温度は、従
来品、本発明品ともに132℃であり、従来品、両者に
差は見られなかった。
来品、本発明品ともに132℃であり、従来品、両者に
差は見られなかった。
【0035】また、樹脂の成形性を左右する流動性(メ
ルトフローインデックス)値は、従来品の15g/10
分に対して本発明品の値は25g/10分と約1.7倍
の値となっており、良好な値を示している。
ルトフローインデックス)値は、従来品の15g/10
分に対して本発明品の値は25g/10分と約1.7倍
の値となっており、良好な値を示している。
【0036】上述のように、成形品の品質を左右する物
性は、従来の方法によるものと大きな違いはみられず、
ディスクカートリッジの品質は十分確保できる。更に
は、射出成形性の大幅な向上が見られ、生産性面におい
ては、良好な特性が得られた。
性は、従来の方法によるものと大きな違いはみられず、
ディスクカートリッジの品質は十分確保できる。更に
は、射出成形性の大幅な向上が見られ、生産性面におい
ては、良好な特性が得られた。
【0037】図9〜11は、添加物配合の樹脂ペレット
21(以下、A)と第2の樹脂ペレット22(以下、
B)のドライブレンドの比率と成形品の物性について検
討した結果を示す。
21(以下、A)と第2の樹脂ペレット22(以下、
B)のドライブレンドの比率と成形品の物性について検
討した結果を示す。
【0038】図9は樹脂の衝撃に対する強度の特性を示
す(測定方法:ASTM Dー256)。
す(測定方法:ASTM Dー256)。
【0039】AとBのドライブレンドの比率を各々0:
1、0.7:0.3、0.5:0.5(1:1)、0.3:
0.7、1:0にした場合の特性は、0.5:0.5
(1:1)を境にAの比率が増加すると大きく低下して
いくが、A:Bが0.7:0.3においては、A:Bが
0:1に比べ70%程度の強度の維持を図ることができ
る。
1、0.7:0.3、0.5:0.5(1:1)、0.3:
0.7、1:0にした場合の特性は、0.5:0.5
(1:1)を境にAの比率が増加すると大きく低下して
いくが、A:Bが0.7:0.3においては、A:Bが
0:1に比べ70%程度の強度の維持を図ることができ
る。
【0040】図10は樹脂の強度(弾性率)に関する特
性を示す。AとBのドライブレンドの比率を各々0:
1、0.7:0.3、0.5:0.5(1:1)、0.3:
0.7、1:0にした場合の特性は、0.5:0.5
(1:1)を境に、第1成分Aの比率が増加する理と若
干低下していくが、A:Bが0.7:0.3においては、
A:Bが0:1に比べ96%程度の強度の維持を図るこ
とができる。
性を示す。AとBのドライブレンドの比率を各々0:
1、0.7:0.3、0.5:0.5(1:1)、0.3:
0.7、1:0にした場合の特性は、0.5:0.5
(1:1)を境に、第1成分Aの比率が増加する理と若
干低下していくが、A:Bが0.7:0.3においては、
A:Bが0:1に比べ96%程度の強度の維持を図るこ
とができる。
【0041】図11は樹脂の耐熱性に関する特性を示
す。AとBのドライブレンドの比率を各々0:1、0.
7:0.3、0.5:0.5(1:1)、0.3:0.7、
1:0に変化させた場合においても、ほとんど耐熱性に
影響は与えない。
す。AとBのドライブレンドの比率を各々0:1、0.
7:0.3、0.5:0.5(1:1)、0.3:0.7、
1:0に変化させた場合においても、ほとんど耐熱性に
影響は与えない。
【0042】上述のようにAとBのドライブレンドの比
率が少なくとも70重量部:30重量部以上で、望まし
くは、50重量部:50重量部〜30重量部:70重量
部あれば、樹脂の持つ物性を大きく阻害することはな
く、ディスククカートリッジなどに要求される、例え
ば、耐熱性、弾性力、耐衝撃強度(例えば落下における
ディスクカートリッジの破損)といった性能を満足でき
ないといった問題が回避されることになる。
率が少なくとも70重量部:30重量部以上で、望まし
くは、50重量部:50重量部〜30重量部:70重量
部あれば、樹脂の持つ物性を大きく阻害することはな
く、ディスククカートリッジなどに要求される、例え
ば、耐熱性、弾性力、耐衝撃強度(例えば落下における
ディスクカートリッジの破損)といった性能を満足でき
ないといった問題が回避されることになる。
【0043】上記樹脂に混入される添加物2としてのフ
ィラーには各種の形状があり、球形状のものもある。
ィラーには各種の形状があり、球形状のものもある。
【0044】上記球形状のフィラーは、上記樹脂に混練
する際に剪断力によって破砕されてにくい。
する際に剪断力によって破砕されてにくい。
【0045】これに対して鱗片状(板状)のフィラー
は、上記剪断力によって破砕されやすい。
は、上記剪断力によって破砕されやすい。
【0046】従って、上記鱗片状のフィラーを混入する
際に本発明の射出成形方法を適用すれば上記鱗片状のフ
ィラーの破砕されるのを抑制して、上記鱗片状のフィラ
ーの効果を十分に発揮させることができる。
際に本発明の射出成形方法を適用すれば上記鱗片状のフ
ィラーの破砕されるのを抑制して、上記鱗片状のフィラ
ーの効果を十分に発揮させることができる。
【0047】因に、鱗片状のフィラーとして、例えば、
光輝性の向上及び剛性向上を目的とするマイカ片に酸化
チタンをコーティングしたもの。
光輝性の向上及び剛性向上を目的とするマイカ片に酸化
チタンをコーティングしたもの。
【0048】難燃性、熱伝導性の向上を目的とする板状
水酸化アルミニュウム系の素材からなるもの。
水酸化アルミニュウム系の素材からなるもの。
【0049】遅燃焼性、制振性、増量効果の向上を目的
とするタルク(硅酸マグネシューム)。
とするタルク(硅酸マグネシューム)。
【0050】耐圧縮性や光輝性の向上を目的とするガラ
スプレークやその表面に銀や真鍮、アルミニュウム等の
金属をコーテイングしたもの。
スプレークやその表面に銀や真鍮、アルミニュウム等の
金属をコーテイングしたもの。
【0051】剛性、装飾性(着色性)、寸法安定性、耐
薬品性、耐熱性、遅燃焼性、増量効果の向上を目的とす
る六角板状カリオンやタルク。
薬品性、耐熱性、遅燃焼性、増量効果の向上を目的とす
る六角板状カリオンやタルク。
【0052】潤滑性等の向上を目的とするグラファイ
ト。
ト。
【0053】熱伝導性、帯電防止性、電磁波シールド
性、装飾性の向上を目的とする金属箔片等のもの等があ
る。
性、装飾性の向上を目的とする金属箔片等のもの等があ
る。
【0054】繊維状(針状)のフィラーも鱗片状のフィ
ラーと同様に樹脂に混練する際の剪断力によって破砕さ
れやすい。
ラーと同様に樹脂に混練する際の剪断力によって破砕さ
れやすい。
【0055】従って、上記繊維状のフィラーを混練する
際に本発明の射出成形方法を適用すれば上記繊維状のフ
ィラーが破砕されるのを抑制して、上記繊維状のフィラ
ーの効果を十分に発揮させることができる。
際に本発明の射出成形方法を適用すれば上記繊維状のフ
ィラーが破砕されるのを抑制して、上記繊維状のフィラ
ーの効果を十分に発揮させることができる。
【0056】上記鱗片状のフィラーや繊維状のフィラー
を使用する場合でも、これら鱗片状のフィラーや繊維状
のフィラーのアスペクト比(図12に示す鱗片状のフィ
ラーの場合は大きさL1と厚みTの比、図13に示す繊
維状(針状)のフィラーFの場合は長さL2と直径Dの
比)が樹脂への混練によって変化しやすい範囲(アスペ
クト比10〜20以上)と、余り変化しない範囲(アス
ペクト比10未満)がある。
を使用する場合でも、これら鱗片状のフィラーや繊維状
のフィラーのアスペクト比(図12に示す鱗片状のフィ
ラーの場合は大きさL1と厚みTの比、図13に示す繊
維状(針状)のフィラーFの場合は長さL2と直径Dの
比)が樹脂への混練によって変化しやすい範囲(アスペ
クト比10〜20以上)と、余り変化しない範囲(アス
ペクト比10未満)がある。
【0057】従って、本発明の射出成形方法は、上記樹
脂への混練の際に変化しやすいアスペクト比10〜20
以上の鱗片状或は繊維状のフィラーを混入するときに適
用することにより、樹脂へ混練する際に、上記フィラー
が破砕されるのを抑制することができ、上記フィラー本
来の効果を発揮させることができる。
脂への混練の際に変化しやすいアスペクト比10〜20
以上の鱗片状或は繊維状のフィラーを混入するときに適
用することにより、樹脂へ混練する際に、上記フィラー
が破砕されるのを抑制することができ、上記フィラー本
来の効果を発揮させることができる。
【0058】因に、平均粒径35μm、厚み0.5μ
m、アスペクト比70のマイカ片に酸化チタンをコーテ
ィングした顔料フィラーを溶融流動性の低い樹脂(メル
トフローインデックス17g/10分)にブレンドした
後、押出量0.30kg/分で押し出された樹脂に含ま
れるマイカ片は、粉砕、破損を受け、平均粒径8.98
μm、分散値(σ)は2.64μm、厚み0.45μ
m、アスペクト比20の大きさとなった。押出量0.2
8kg/分に低下させ滞留時間を長くしてエクストルー
ダの剪断を多く加えても、アスペクト比値に、前述値よ
り大きく変化が見られないことにより、アスペクト比2
0以下では、エクストルーダによる混練時のフィラーの
損傷、破壊が僅かなものと言えることにより、樹脂の溶
融粘度を加味した場合、樹脂に混練されるフィラーのア
スペクト比が10以上のもの望ましくは20以上のもの
に関して、特に効果的である。
m、アスペクト比70のマイカ片に酸化チタンをコーテ
ィングした顔料フィラーを溶融流動性の低い樹脂(メル
トフローインデックス17g/10分)にブレンドした
後、押出量0.30kg/分で押し出された樹脂に含ま
れるマイカ片は、粉砕、破損を受け、平均粒径8.98
μm、分散値(σ)は2.64μm、厚み0.45μ
m、アスペクト比20の大きさとなった。押出量0.2
8kg/分に低下させ滞留時間を長くしてエクストルー
ダの剪断を多く加えても、アスペクト比値に、前述値よ
り大きく変化が見られないことにより、アスペクト比2
0以下では、エクストルーダによる混練時のフィラーの
損傷、破壊が僅かなものと言えることにより、樹脂の溶
融粘度を加味した場合、樹脂に混練されるフィラーのア
スペクト比が10以上のもの望ましくは20以上のもの
に関して、特に効果的である。
【0059】上記鱗片状、繊維状、球状等の各種のフィ
ラーを使用し、これを樹脂に混練してその流動性等の特
性を調べているうちに、鱗片状のフィラー又は/及び繊
維状のフィラーに球状のフィラーを混入すると樹脂の流
動性が向上することを知見した。
ラーを使用し、これを樹脂に混練してその流動性等の特
性を調べているうちに、鱗片状のフィラー又は/及び繊
維状のフィラーに球状のフィラーを混入すると樹脂の流
動性が向上することを知見した。
【0060】以下にこれを第2の実施例として説明す
る。溶融流動性の高い(メルトフローインデックス値:
75g/10分)ポリカーボネート樹脂1を100重量
部(100kg)に対して、意匠性を向上させるための
フィラー(顔料)として、平均粒径35μm、厚み0.
5μm程度のマイカ片に酸化チタンをコーティングした
鱗片状フィラー(顔料)2を0.26重量部(0.26k
g)を加えたものに、酸化チタン製球状フィラーを、
0.5重量部(0.5kg)、1.0重量部(1kg)、
2.0重量部(2kg)、3.0重量部(3kg)を加
え、タンブラーに入れ、15分間回転混合して得られた
混合樹脂を、エクストルーダ(押出機)に供給し、押し
出された樹脂量の比率を図14に示す。
る。溶融流動性の高い(メルトフローインデックス値:
75g/10分)ポリカーボネート樹脂1を100重量
部(100kg)に対して、意匠性を向上させるための
フィラー(顔料)として、平均粒径35μm、厚み0.
5μm程度のマイカ片に酸化チタンをコーティングした
鱗片状フィラー(顔料)2を0.26重量部(0.26k
g)を加えたものに、酸化チタン製球状フィラーを、
0.5重量部(0.5kg)、1.0重量部(1kg)、
2.0重量部(2kg)、3.0重量部(3kg)を加
え、タンブラーに入れ、15分間回転混合して得られた
混合樹脂を、エクストルーダ(押出機)に供給し、押し
出された樹脂量の比率を図14に示す。
【0061】球状フィラー添加することにより、エクス
トルーダの押出量が増加しており、前述した鱗片状フィ
ラー(顔料)添加樹脂の流動性の向上が行われることに
なる。
トルーダの押出量が増加しており、前述した鱗片状フィ
ラー(顔料)添加樹脂の流動性の向上が行われることに
なる。
【0062】球状フィラーの添加は、添加後の樹脂外観
などを加味し、鱗片状フィラー(顔料)充填量の20%
程度以下が好ましい。
などを加味し、鱗片状フィラー(顔料)充填量の20%
程度以下が好ましい。
【0063】上記実施例においては、上述したように、
添加物配合の樹脂ペレット21即ち第1の樹脂ペレット
に溶融流動性の高い(メルトフローインデックス値75
g/10min)ポリカーボネート樹脂を使用し、物性
確保用の第2の樹脂ペレット22には、上記第1の樹脂
ペレット1よりも溶融流動性の低い(メルトフローイン
デックス値17g/min)ポリカーボネート樹脂を使
用した。
添加物配合の樹脂ペレット21即ち第1の樹脂ペレット
に溶融流動性の高い(メルトフローインデックス値75
g/10min)ポリカーボネート樹脂を使用し、物性
確保用の第2の樹脂ペレット22には、上記第1の樹脂
ペレット1よりも溶融流動性の低い(メルトフローイン
デックス値17g/min)ポリカーボネート樹脂を使
用した。
【0064】第1の樹脂ペレット1と第2の樹脂ペレッ
ト22が溶融流動性の異なる同種の樹脂であれば両者の
相溶性は良好なものとなり安定した品質の成形品を得る
ことができる。
ト22が溶融流動性の異なる同種の樹脂であれば両者の
相溶性は良好なものとなり安定した品質の成形品を得る
ことができる。
【0065】上記第1の樹脂ペレット1と第2の樹脂ペ
レット22とは異質の樹脂であってもよい。
レット22とは異質の樹脂であってもよい。
【0066】従来よりポリカーボネート樹脂の溶融流動
性の向上と価格の削減、ABS樹脂の耐熱・耐衝撃性の
向上を目的として、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂
を混練して得られるアロイ樹脂が知られている。ポリカ
ーボネート樹脂とABS樹脂は互いに、相溶性が良好で
あることにより、前述目的のために互いに混練しても分
離するなどして品質への悪影響を及ぼさないことが知ら
れている。
性の向上と価格の削減、ABS樹脂の耐熱・耐衝撃性の
向上を目的として、ポリカーボネート樹脂とABS樹脂
を混練して得られるアロイ樹脂が知られている。ポリカ
ーボネート樹脂とABS樹脂は互いに、相溶性が良好で
あることにより、前述目的のために互いに混練しても分
離するなどして品質への悪影響を及ぼさないことが知ら
れている。
【0067】ABS樹脂はポリカーボネート樹脂に比べ
て溶融流動性が高いことにより、ポリカーボネート樹脂
とABS樹脂を混合してアロイ樹脂を作る際において、
ABS樹脂に鱗片状フィラーを混練した後、ポリカーボ
ネート樹脂と混ぜ合わせても同様に、フィラーの損傷、
破壊が防げることになる。
て溶融流動性が高いことにより、ポリカーボネート樹脂
とABS樹脂を混合してアロイ樹脂を作る際において、
ABS樹脂に鱗片状フィラーを混練した後、ポリカーボ
ネート樹脂と混ぜ合わせても同様に、フィラーの損傷、
破壊が防げることになる。
【0068】また、上記樹脂に透明又は半透明の樹脂を
使用すれば樹脂を透過して上記フィラーを視認すること
ができ意匠的にも優れたものになる。また、上記フィラ
ーに10〜40μmの大きさの鱗片状のマイカ片に酸化
チタンをコーティングしたものを使用すれば、光の当た
り加減あるいは視線の方向によって上記フィラーが光り
輝いて見え更に意匠的に優れたものになる。
使用すれば樹脂を透過して上記フィラーを視認すること
ができ意匠的にも優れたものになる。また、上記フィラ
ーに10〜40μmの大きさの鱗片状のマイカ片に酸化
チタンをコーティングしたものを使用すれば、光の当た
り加減あるいは視線の方向によって上記フィラーが光り
輝いて見え更に意匠的に優れたものになる。
【0069】
【発明の効果】本発明の射出成形方法及び樹脂成形品と
は次に述べるような効果がある。 (1)請求項1の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂に添加物を配合してからこれに溶融流動性の低い樹脂
を混練するので、強い剪断力が加わらず容易に加熱溶融
混練することができ、従って混練時における添加物の破
損を抑制することができ、かつ溶融流動性の高い樹脂に
不足する物性を溶融流動性の低い樹脂で補足することが
できる。 (2)請求項2の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂と溶融流動性の低い樹脂の混合重量比を30:70〜
70:30としたので、溶融流動性の高い樹脂を使用す
ることによる耐衝撃性の低下等を補償し、成形品に要求
される物性を十分に確保することが可能になる。 (3)請求項3の射出成形方法は、破損しやすい鱗片状
のフィラーの破損を抑制し、該鱗片状のフィラーに本来
の効果を十分に発揮させることができる。 (4)請求項4の射出成形方法は、破損しやすい繊維状
(糸状)のフィラーの破損を抑制し、該繊維状のフィラ
ーに本来の効果を十分に発揮させることができる。 (5)請求項5の射出成形方法は、鱗片状や繊維状のフ
ィラーに混入した球状のフィラーによって樹脂の流動性
を向上させて成形性のよいものにすることができる。 (6)請求項6の射出成形方法は、アスペクト比が10
〜20以上という破損しやすい鱗片状又は繊維状のフィ
ラーであっても、混練時における破損を抑制することが
できる。 (7)請求項7の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂と低い樹脂に、溶融流動性の異なる同種類の樹脂例え
ば分子量の異なるポリカーボネート樹脂を使用したの
で、溶融流動性の高い樹脂と低い樹脂の相溶性は良好な
ものとなる。 (8)請求項8の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂と低い樹脂に異なる種類の樹脂を使用したので、溶融
流動性の高い樹脂として、ポリカーボネート樹脂よりも
溶融流動性の高いABS樹脂を使用し、溶融流動性の低
い樹脂としてポリカーボネート樹脂を使用し、それぞれ
の樹脂の特長を発揮させて、品質の優れた成形品を得る
ことができる。 (9)請求項9の樹脂成形品は、溶融流動性の高い樹脂
に添加物を混入した添加物配合樹脂と、これよりも溶融
流動性の低い樹脂を混練した樹脂で成形するので、添加
物を最初から溶融流動性の低い樹脂に混練する場合に較
べて、添加物の混入を容易、かつ分散を確実なものにし
て添加物が均等に混入した品質の優れた製品を得ること
ができる。 (10)請求項10の樹脂成形品は、透明又は半透明の
樹脂を使用したので樹脂内に混入されている添加物を外
部から視認することができる。 (11)請求項11,12の樹脂成形品は、添加物とし
て平均粒径10〜40μmの大きさのマイカ片に酸化チ
タンをコーティングした鱗片状のフィラーを使用したの
で、これらに当たる光の加減あるいは視線の方向によっ
て、上記フィラーが光り輝いて意匠的に優れたものにな
る。
は次に述べるような効果がある。 (1)請求項1の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂に添加物を配合してからこれに溶融流動性の低い樹脂
を混練するので、強い剪断力が加わらず容易に加熱溶融
混練することができ、従って混練時における添加物の破
損を抑制することができ、かつ溶融流動性の高い樹脂に
不足する物性を溶融流動性の低い樹脂で補足することが
できる。 (2)請求項2の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂と溶融流動性の低い樹脂の混合重量比を30:70〜
70:30としたので、溶融流動性の高い樹脂を使用す
ることによる耐衝撃性の低下等を補償し、成形品に要求
される物性を十分に確保することが可能になる。 (3)請求項3の射出成形方法は、破損しやすい鱗片状
のフィラーの破損を抑制し、該鱗片状のフィラーに本来
の効果を十分に発揮させることができる。 (4)請求項4の射出成形方法は、破損しやすい繊維状
(糸状)のフィラーの破損を抑制し、該繊維状のフィラ
ーに本来の効果を十分に発揮させることができる。 (5)請求項5の射出成形方法は、鱗片状や繊維状のフ
ィラーに混入した球状のフィラーによって樹脂の流動性
を向上させて成形性のよいものにすることができる。 (6)請求項6の射出成形方法は、アスペクト比が10
〜20以上という破損しやすい鱗片状又は繊維状のフィ
ラーであっても、混練時における破損を抑制することが
できる。 (7)請求項7の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂と低い樹脂に、溶融流動性の異なる同種類の樹脂例え
ば分子量の異なるポリカーボネート樹脂を使用したの
で、溶融流動性の高い樹脂と低い樹脂の相溶性は良好な
ものとなる。 (8)請求項8の射出成形方法は、溶融流動性の高い樹
脂と低い樹脂に異なる種類の樹脂を使用したので、溶融
流動性の高い樹脂として、ポリカーボネート樹脂よりも
溶融流動性の高いABS樹脂を使用し、溶融流動性の低
い樹脂としてポリカーボネート樹脂を使用し、それぞれ
の樹脂の特長を発揮させて、品質の優れた成形品を得る
ことができる。 (9)請求項9の樹脂成形品は、溶融流動性の高い樹脂
に添加物を混入した添加物配合樹脂と、これよりも溶融
流動性の低い樹脂を混練した樹脂で成形するので、添加
物を最初から溶融流動性の低い樹脂に混練する場合に較
べて、添加物の混入を容易、かつ分散を確実なものにし
て添加物が均等に混入した品質の優れた製品を得ること
ができる。 (10)請求項10の樹脂成形品は、透明又は半透明の
樹脂を使用したので樹脂内に混入されている添加物を外
部から視認することができる。 (11)請求項11,12の樹脂成形品は、添加物とし
て平均粒径10〜40μmの大きさのマイカ片に酸化チ
タンをコーティングした鱗片状のフィラーを使用したの
で、これらに当たる光の加減あるいは視線の方向によっ
て、上記フィラーが光り輝いて意匠的に優れたものにな
る。
【図1】本発明の射出成形方法を示す工程図。
【図2】第1のドライブレンド工程(撹拌機)を示す説
明図。
明図。
【図3】添加物混入樹脂製造工程(押出機)を示す説明
図。
図。
【図4】成形機の口金部を示す正面図。
【図5】第2のドライブレンド工程を示す説明図。
【図6】成形工程(成形機)を示す説明図。
【図7】成形品を示す斜視図。
【図8】成形品の組織を拡大して示す説明図。
【図9】混合比と衝撃に対する強度の関係を示すグラフ
図。
図。
【図10】混合比と弾性率の関係を示すグラフ図。
【図11】混合比と耐熱性の関係を示すグラフ図。
【図12】鱗片状のフィラーの拡大斜視図。
【図13】繊維状(針状)のフィラーの拡大斜視図。
【図14】球状のフィラーと押出量の関係を示すグラフ
図。
図。
【図15】従来の射出成形方法の工程図。
1…第1の樹脂ペレット、2…添加物(フィラー)、3
…撹拌機(タンブラー)、4…第1の樹脂ペレットと添
加物の混合物、5…押出機(エクストルーダ)、21…
添加物混入の樹脂ペレット、22…第2の樹脂ペレッ
ト、31…射出成形機、41…ディスクカートリッジの
シェル、52…ディスクカートリッジ。
…撹拌機(タンブラー)、4…第1の樹脂ペレットと添
加物の混合物、5…押出機(エクストルーダ)、21…
添加物混入の樹脂ペレット、22…第2の樹脂ペレッ
ト、31…射出成形機、41…ディスクカートリッジの
シェル、52…ディスクカートリッジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 大樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 和紀 宮城県黒川郡大郷町東成田字浦木戸2番地 の1 日の丸合成樹脂工業株式会社内 Fターム(参考) 4F206 AA13 AA28 AB11 AB25 AB27 AB28 AH42 JA07 JF01 JF12 JF22 JL02 JM01
Claims (12)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂に添加物を配合・混練して
成形する射出成形方法であって、 上記熱可塑性樹脂に溶融流動性の異なる複数の樹脂を使
用し、 上記溶融流動性の異なる複数の樹脂のうち最も溶融流動
性の高い樹脂に上記添加物をドライブレンドし、 上記ドライブレンドした樹脂を加熱溶融させて、添加物
配合の樹脂を作り、 上記添加物配合の樹脂にこれよりも溶融流動性の低い樹
脂を混ぜて、これら溶融流動性の異なる樹脂を成形機に
より加熱溶融させて成形することを特徴とする射出成形
方法。 - 【請求項2】 上記添加物が配合・混練された溶融流動
性の高い樹脂と溶融流動性の低い樹脂の混合比率は、溶
融流動性の高い樹脂が30〜70重量部であることを特
徴とする請求項1の射出成形方法。 - 【請求項3】 上記溶融流動性の高い樹脂に配合・混練
される添加物は、鱗片状のフィラーであることを特徴と
する請求項1の射出成形方法。 - 【請求項4】 上記溶融流動性の高い樹脂に配合・混練
される添加物は、針状のフィラーであることを特徴とす
る請求項1の射出成形方法。 - 【請求項5】 上記溶融流動性の高い樹脂に配合・混練
される添加物は、鱗片状のフィラー及び/又は針状のフ
ィラーに、球状のフィラーが付加されていることを特徴
とする請求項1の射出成形方法。 - 【請求項6】 上記鱗片状のフィラー又は針状のフィラ
ーのアスペクト比は、10以上であることを特徴とする
請求項5の射出成形方法。 - 【請求項7】 上記溶融流動性の高い樹脂と溶融流動性
の低い樹脂は、同一種類の熱可塑性樹脂であることを特
徴とする請求項1の射出成形方法。 - 【請求項8】 上記溶融流動性の高い樹脂は、溶融流動
性の低い樹脂と相溶性があり、かつ溶融流動性の低い樹
脂は、ポリカーボネートであることを特徴とする請求項
1の射出成形方法。 - 【請求項9】 添加物を予め所定の割合で配合した溶融
流動性の高い第1の樹脂に、これよりも溶融流動性の低
い第2の樹脂を混練し成形したものであって上記第1の
樹脂と第2の樹脂の比率は、30重量部:70重量部か
ら70重量部:30重量部としたことを特徴とする射出
成形品。 - 【請求項10】 上記熱可塑性樹脂は、透明又は半透明
であることを特徴とする請求項9の射出成形品。 - 【請求項11】 上記添加物は、平均粒径10〜40μ
mの大きさの鱗片状のマイカ片に酸化チタンを被膜処理
したものであることを特徴とする請求項10の射出成形
品。 - 【請求項12】 上記射出成形品は、記録媒体収納ディ
スクカートリッジのシェル及び若しくは収納ケースであ
ることを特徴とする請求項11の射出成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11199992A JP2001026031A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 射出成形方法及びその成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11199992A JP2001026031A (ja) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | 射出成形方法及びその成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
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