JPH02299610A - 樹脂製箸 - Google Patents

樹脂製箸

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JPH02299610A
JPH02299610A JP11855189A JP11855189A JPH02299610A JP H02299610 A JPH02299610 A JP H02299610A JP 11855189 A JP11855189 A JP 11855189A JP 11855189 A JP11855189 A JP 11855189A JP H02299610 A JPH02299610 A JP H02299610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vgcf
heated
hydrocarbon
resin
chopstick
Prior art date
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Pending
Application number
JP11855189A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Imanishi
今西 太一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食事用並びに料理用箸に関する。
(従来の技術) 箸の材料としては、従来より竹、柳、杉等の天然材、ア
ルミニウム、ステンレススチール等の金属、象牙、水牛
角等の動物の骨用なと、その用途、価格に応じて様々の
ものが用いられてきたが、近年は合成樹脂製のものが広
く用いられるようになった。
しかしながら、天然材製のものは強度が弱(使っている
うちに欠けたり割れたりすることが多く、また塗料が剥
げやすいという欠点もある。金属製のものは料理用に用
いられることが多いが、重くまた固いため陶器製の食器
に当ったときに食器を割ってしまうというような欠点が
ある。動物の骨用でできたものは高級感と意匠性に優れ
ているが、高価で汎用性に乏しく、また長期に使用する
うちに黒ずんだり退色してしまうという欠点もある。
以上の欠点を改良したものとして合成樹脂製のものが近
年広く用いられるようになった。しかし、樹脂単独型の
ものは剛性が不足しており、ガラス繊維で強化したもの
は剛性であっても、繊維が表面に出てくるために、その
外観上の品位が損われるという欠点があり、このためそ
の使用が制限されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、強度、剛性がありながら食器を割るほど固く
はなく、表面が非常に滑らかで品位がある、樹脂製の箸
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、特定の直径を有する気相成長法炭素繊維(
以下、VGCFと略す)を特定の割合金んだ樹脂組成物
が、本発明の目的を達成することを見出し、本発明を完
成するに到った。
本発明の要旨は、直径が0.01〜4μmのVGCFを
1〜40重量%含有する樹脂組成物で構成されているこ
とを特徴とする樹脂製管である。
本発明に用いるVGCFは、炭化水素類と特定の金属化
合物の混合液を、必要に応じてキャリアガスとともに加
熱帯域に導入して炭化水素類を熱分解せしめるか、或は
高温に加熱したキャリアガスと、分解しない程度に加熱
した炭化水素類と特定の金属化合物を別々に或は混合液
とを混合し、外部加熱していない反応帯域で、熱分解に
よる反応熱を用いて形成せしめることにより得られる炭
素繊維及び/または該炭素繊維を、不活性雰囲気下で加
熱処理して得られる黒鉛質繊維である。
この製造法は、例えば特公昭62−242号公報、特公
昭62−49363号公報、特開昭61−282427
号公報等に開示されている。
本発明においてVGCFは、酸性官能基を有していても
よく、その場合、繊維の表面積当り1〜100μeq/
%が好ましく、2〜50μeq/n(が特に好ましい。
酸性官能基を有している繊維は、成形体の機械的物性に
優れる傾向にある。酸性官能基は、VGCFを酸素など
の酸化性ガスや硝酸などの酸化剤などで酸化することに
よって導入され、−CO21(。
−OH等の酸性官能基性を有するVGCFが得られる。
VGCFは、極めて細径の繊維状物にすることが可能テ
、1ilH1,ot〜4μm、アスペクト比が好ましく
は10〜50005000にすることができる。
直径が0.01μmより小さいと、樹脂と複合化するの
に、まず樹脂粉末とVGCFとを分散媒中に混合分散さ
せるとき、または乾式で混合分散させるときに、炭素繊
維の破損が甚しく所望のアスペクト比を維持できない。
直径が4μmより大きいと、成形特樹脂と複合化する時
均−分散性が悪く、また箸にした時、表面の滑らかさに
欠けるものとなる。
本発明に用いられるVGCFは、樹脂中に混合すること
により箸としての機械的性質が著しく向上するばかりで
なく、適度な弾性を箸に与えて食器等を損傷させず、ま
た極めて細かい形状のために箸表面の平滑性を高めて独
特の品位をかもし出すという特長を有する。
樹脂組成物中のVGCFの割合は1〜40重量%である
必要があり、1重量%未満では、本発明の目的とする効
果が得られず、40重量%を越える樹脂中への均一な混
合が困難となり好ましくない。
VGCFは、樹脂への混合時の処理を容易にするために
、ポリ醋酸ビニル、ポリウレタン、エボギシ等の乳化剤
により集束させたものを用いてもよい。
vccpを含有せしめるポリマーとしては、本発明の目
的を達成しうるちのであれば特に種類を問わないが、一
般的には熱硬化性樹脂のメラミン、メラミンフェノール
、熱可塑性樹脂のポリカーボネート、ポリプロピレン、
高密度ポリエチレン等が用いられる。
本発明の上記、樹脂組成物において、結晶核剤、増粘剤
、難燃化剤、希釈剤、安定剤、酸化防止剤、滑剤、充填
剤、成型の際の金型からの離型性をよくするだめの添加
剤等、公知の種々の配合剤を含=5− 有していてもよい。
樹脂とVGCFの混合方法は、以下のような方法でなさ
れる。
まず、予めトライブレンド、湿式ブレンド等により両者
をブレンドしてから、次の溶融混練酸は成形に供するの
が好ましい。トライブレンドする場合は、該樹脂の1 
mm以下の粒径を有する粉末を使用することが有効であ
る。ヘンシェルミキサー等の攪拌時間及び回転数は樹脂
粉末と炭素繊維が均一に混合するよう任意に設定される
。また湿式ブレンドの場合は攪拌可能な容器中に先ず水
、アルコール等の樹脂を溶解しない液体を入れ、これに
炭素繊維を投入して攪拌し、スラリー状とする。
次いで、該スラリーに所望の種類の樹脂粉末を所望量投
入し、さらに攪拌する。その後、スラリーを濾過して乾
燥する。
このようにして得られた混合物は、ついで圧縮成形する
か、溶融混練後成形に供される。溶融混  ′練の手段
としては、バンバリーミキサ−、ニーダ−、ロールミル
及びスクリュ一式押出機等から適6一 当なものが選択され、一般には一旦ペレ・ノ1〜状に成
形した後、射出成形か圧縮成形により、所望の金型で箸
に成形される。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。なお
、曲げ強度、弾性率の物性測定はJIS−に6810に
準じて実施し、表面粗度は万能表面形状測定器(SIE
−3A)によりμm単位で表わした。
実施例1 メラミン樹脂にカレッhMC1日本カーバイド社商品名
)80重量部に対して、繊維直径が0.05〜0.37
/mのVGCF (800°Cに加熱された、アセチル
アセI−ン鉄とジノチルジスルフィドを含むベンゼン溶
液と、1800°Cに加熱された水素ガスを外部から加
熱していない反応容器中で混合し、浮遊状態で合成した
。 ) 20重量部を、予めヘンシェルミキ・リーーに
より5分間混合した。得られた混合物を50トンプレス
機により、金型温度140°C1硬化時間2分30秒の
条件で圧縮成形をしてメラミン樹脂製管を製造した。得
られた成形品の曲げ強度は16 kg / mj、まげ
弾性率は7700kg/−であり、表面が非常に滑らか
な品位のある製品となった。
その結果を第1表に示す。
実施例2 ポリカーボネート樹脂(パンライトし、帝人化成社商品
名)85重量部に対して、実施例1に用いたものと同じ
VGCF 15重量部を実施例1と同様にヘンシェルミ
キサーで混合した。得られた混合物をスクリュ一式2軸
押出機により溶融混練(シリンダ一温度280°C)L
、ペレット状物を製造した。このペレットより射出成形
機によりポリカーボネート樹脂製管を製造した。得られ
た成形品の曲げ強度は20 kg / mJ、曲げ弾性
率は680kg/14であり、独特の高級感のある表面
を持った製品となった。その結果を第1表に示した。
比較例1 実施例2に用いたものと同じポリカーボネ−1・樹脂8
0重量部と、繊維長6ITImのガラス繊維チョツプド
ファイバー20重量部とから実施例2と同様に射出成形
機により箸を成形した。この成形品の曲げ強度は17k
g/mn(、曲げ弾性率は730 kg/−であったが
、得られた箸はガラス繊維が表面に多数浮き出ているた
めに、見栄えの悪い品位に欠けた外観になった。その結
果を第1表に示す。
比較例2 ステンレススチール製の重さ15gの盛暑を厚さ2 m
mの平皿の上に落とし、皿が割れる最低の高さを求めた
ところ4mであった。これに対して、実施例1で得られ
た同じ重さの樹脂製管の上記高さはIlmであった。こ
のことから本発明の箸は食器に当っても簡単には割れな
いことが分った。
その結果を第1表に示す。
以下余白 (発明の効果) 本発明の箸は、繊維径の極めて細いVGCPを含む樹脂
組成物を用いることにより、適度な剛性をもちながら食
器に当っても割ったりすることばなく、しかもその表面
平滑性のよさから独特の品位を醸し出す箸である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直径が0.01〜4μmの気相成長法炭素繊維を1〜4
    0重量%含有する樹脂組成物で構成されていることを特
    徴とする樹脂製箸
JP11855189A 1989-05-15 1989-05-15 樹脂製箸 Pending JPH02299610A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11855189A JPH02299610A (ja) 1989-05-15 1989-05-15 樹脂製箸

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JPH02299610A true JPH02299610A (ja) 1990-12-11

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ID=14739385

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04269U (ja) * 1990-04-13 1992-01-06
JPH0570361U (ja) * 1992-02-28 1993-09-24 渉 渡辺 リサイクル用の箸
EP1741369A1 (en) * 2005-07-06 2007-01-10 Nan-Hee Lee A combined spoon and chopsticks
DE202006002321U1 (de) * 2006-02-13 2007-03-29 Redel, Wolfgang Essgerät, insbesondere Besteck- oder Geschirrteil
JP2018047666A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 有限会社北鉄工所 成形方法

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DE202006002321U1 (de) * 2006-02-13 2007-03-29 Redel, Wolfgang Essgerät, insbesondere Besteck- oder Geschirrteil
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