JP3520807B2 - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP3520807B2
JP3520807B2 JP15119499A JP15119499A JP3520807B2 JP 3520807 B2 JP3520807 B2 JP 3520807B2 JP 15119499 A JP15119499 A JP 15119499A JP 15119499 A JP15119499 A JP 15119499A JP 3520807 B2 JP3520807 B2 JP 3520807B2
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田 知 徳 吉
口 森 幸 江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリクライニング装置
に関し、更に詳細に説明すると、車両用シートのシート
クッション側に固定されるベース部材と、該ベース部材
に回動可能に支持され且つシートバックに固定される回
動アームと、前記回動アームの回動をロックするロック
機構と、該ロック機構をロック解除状態とする操作レバ
ーと、該操作レバーをロック方向に付勢するロックスプ
リングと、シートバックを前傾させるリターンスプリン
グを有するリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、前後スライド機構によりシー
トクッションを前後移動調節する構成は公知であり、ま
たシートバックを前後傾動させるリクライニング装置も
公知である。リクライニング装置としては、例えば本出
願人が先に提案した特開平9−28496号公報,特開
平9−131237号公報,特開平11−56513号
公報に記載のもの等種々存在する。
【0003】従来の特開平11−56513号公報に
は、図6に示す如く、固定レール2と可動レール3とを
備え、前記可動レール3側にシートクッションが取付け
られる前後スライド機構1と、前記可動レール3側に固
定されるベース部材11と、該ベース部材11に回動可
能に支持され且つシートバックに固定された回動アーム
12と、前記ベース部材11及び回動アーム12間に介
装されたロック機構とを備えたリクライニング装置10
の構成が示されている。
【0004】前記前後スライド機構1は操作レバー6の
操作により図示しない前後スライド機構1のロック機構
が作動するようになされている。またリクライニング装
置10はベース部材11及び回動アーム12間に介装さ
れたロック機構をロック解除する操作レバー15と、こ
の操作レバー15をロック方向に付勢するロックスプリ
ング35と、シートバックを前傾させる図示しないリタ
ーンスプリングとを有している。
【0005】前記回動アーム12が操作レバー15に固
着された枢軸14を中心としてベース部材11に対して
回動自在に保持され、前記可動レール3の垂直板部5の
突出部7に取付けられるベース部材11には中央部に枢
軸14を挿通する挿通孔17が形成され、円形凹部18
の円弧状側壁には、インナーツース22A,22Bの外
歯23と噛合する係止歯部が形成されている。
【0006】また円形凹部18の内部に更に形成された
上下に長い凹部20に一対のインナーツース22A,2
2Bが進退自在に配設されている。これらインナーツー
ス22A,22Bの内周側にカム面24が形成されてい
る。更に、凹部20のインナーツース22A,22B間
には、枢軸14に嵌合して回動されるカム26が配設さ
れている。
【0007】前記ベース部材11及び回動アーム12が
略円形状に形成され、ベース部材11の外周縁にリング
部材33が固着され、前記回動アーム12の外周縁がリ
ング部材33により被覆され、ベース部材11と回動ア
ーム12が開かないように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、ベース部材
11及び回動アーム12が略円形状に形成されている場
合に、ベース部材11の外周縁にリング部材33をカシ
メ処理により固着すると、ベース部材11と回動アーム
12が開くのを防止することはできるが、リング部材3
3の全外周に沿ってカシメ処理するとフレームのアッセ
ンブリ性が悪く、再使用の際の組立てが困難となる虞れ
を有していた。
【0009】本発明の目的は、前記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、ベース部材及び回動
アームが略円形状に形成されている場合に、ベース部材
と回動アームが開くのを確実に防止することができ、リ
ング部材の全外周に沿ってカシメ処理する必要がなく、
フレームのアッセンブリ性を向上させることができ、再
使用の際の分解組立を簡易迅速に行え、経済性に優れた
リクライニング装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るリクライニング装置は、車両用シー
トのシートクッション側に固定されるベース部材と、該
ベース部材に回動可能に支持され且つシートバックに固
定される回動アームと、前記回動アームの回動をロック
するロック機構と、該ロック機構をロック解除状態とす
る操作レバーとを有するリクライニング装置において、
前記ベース部材の外周縁の下部に固着部が形成され、前
記回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材及び
回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
れ、前記ベース部材及び回動アームの外周縁にリング部
材が設けられ、該リング部材は下部に固着部が形成され
ていると共に、リング部材の外周縁に沿ってカシメ部が
形成され、前記カシメ部がベース部材または回動アーム
の外周縁にカシメ処理され、前記ベース部材の固着部と
リング部材の固着部とが固着されていることを特徴とす
る。
【0011】請求項1の発明においては、ベース部材の
外周縁の下部に固着部が形成され、前記回動アームが円
形状に形成され、前記ベース部材及び回動アームの相互
に対向する位置にロック機構が配設され、前記ベース部
材及び回動アームの外周縁にリング部材が設けられ、該
リング部材は下部に固着部が形成されていると共に、リ
ング部材の外周縁に沿ってカシメ部が形成され、前記カ
シメ部が前記ベース部材または回動アームの外周縁にカ
シメ処理され、前記ベース部材の固着部とリング部材の
固着部とが固着されているので、ベース部材と回動アー
ムが開くのを確実に防止することができ、リング部材の
全外周に沿ってカシメ処理する必要がなく、フレームの
アッセンブリ性を向上させることができ、再使用の際の
分解組立を簡易迅速に行うことができる。
【0012】また、請求項2に係るリクライニング装置
は、車両用シートのシートクッション側に固定されるベ
ース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシ
ートバックに固定される回動アームと、前記回動アーム
の回動をロックするロック機構と、該ロック機構をロッ
ク解除状態とする操作レバーとを有するリクライニング
装置において、前記ベース部材が略円形状に形成されて
いると共に略円形状の外周縁の下部に固着部が形成さ
れ、前記回動アームが円形状に形成され、前記略円形状
のベース部材及び回動アームの相互に対向する位置にロ
ック機構が配設され、前記ベース部材及び回動アームの
外周縁にリング部材が設けられ、該リング部材は下部に
固着部が形成されていると共に、リング部材の固着部を
除く外周縁に沿ってカシメ部が形成され、前記カシメ部
が回動アームの外周縁を被覆するようにベース部材の略
円形状の外周縁にカシメ処理され、前記ベース部材の固
着部とリング部材の固着部とが一体にボルト止めされて
いることを特徴とする。
【0013】この請求項2の発明においては、ベース部
材が略円形状に形成されていると共に略円形状の外周縁
の下部に固着部が形成され、前記回動アームが円形状に
形成され、前記略円形状のベース部材及び回動アームの
相互に対向する位置にロック機構が配設され、前記ベー
ス部材の外周縁にリング部材が設けられ、該リング部材
は下部に固着部が形成されていると共に、リング部材の
固着部を除く外周縁に沿ってカシメ部が形成され、前記
カシメ部が回動アームの外周縁を被覆するようにベース
部材の略円形状の外周縁にカシメ処理され、前記ベース
部材の固着部とリング部材の固着部とが一体にボルト止
めされているので、ベース部材と回動アームが開くのを
確実に防止することができ、リング部材の全外周に沿っ
てカシメ処理する必要がなく、フレームのアッセンブリ
性を向上させることができ、再使用の際の分解組立を簡
易迅速に行うことができる。
【0014】また、請求項3に係るリクライニング装置
は、車両用シートのシートクッション側に固定されるベ
ース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され且つシ
ートバックに固定される回動アームと、前記回動アーム
の回動をロックするロック機構と、該ロック機構をロッ
ク解除状態とする操作レバーとを有するリクライニング
装置において、前記ベース部材が略円形状に形成されて
いると共に略円形状の外周縁の下部に固着部が形成さ
れ、前記回動アームが円形状に形成され、前記略円形状
のベース部材及び回動アームの相互に対向する位置にロ
ック機構が配設され、前記ベース部材及び回動アームの
外周縁にリング部材が設けられ、該リング部材は下部に
固着部が形成されていると共に、リング部材の固着部を
除く外周縁に沿ってカシメ部が形成され、前記カシメ部
がベース部材の外周縁を被覆するように回動アームの円
形状の外周縁にカシメ処理され、前記ベース部材の固着
部とリング部材の固着部とが一体にボルト止めされてい
ることを特徴とする。
【0015】この請求項3の発明においては、ベース部
材が略円形状に形成されていると共に略円形状の外周縁
の下部に固着部が形成され、前記回動アームが円形状に
形成され、前記略円形状のベース部材及び回動アームの
相互に対向する位置にロック機構が配設され、前記ベー
ス部材及び回動アームの外周縁にリング部材が設けら
れ、該リング部材は下部に固着部が形成されていると共
に、リング部材の固着部を除く外周縁に沿ってカシメ部
が形成され、前記カシメ部がベース部材の外周縁を被覆
するように回動アームの円形状の外周縁にカシメ処理さ
れ、前記ベース部材の固着部とリング部材の固着部とが
一体にボルト止めされているので、ベース部材と回動ア
ームが開くのを確実に防止することができ、リング部材
の全外周に沿ってカシメ処理する必要がなく、フレーム
のアッセンブリ性を向上させることができ、再使用の際
の分解組立を簡易迅速に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリクライニン
グ装置を図面を参照して説明する。図1乃至図5(a)
及び(b)は、本発明に係るリクライニング装置の実施
の形態を夫々示すもので、図1は分解斜視図、図2は組
付状態の断面図、図3はリクライニング装置のベース部
材及び回動アームの斜視図、図4はリクライニング装置
の一部正面図、図5はリクライニング装置を夫々示すも
ので、(a)はロック状態の正面図、(b)はロック解
除状態の正面図であり、前述せる従来の技術で示した構
成と対応する部分には同一符号を付して説明する。
【0017】図1及び図2に示す如く、車両用シートは
前後スライド機構1に載置されて前後移動調節可能に取
付けられる。前後スライド機構1は固定レール2と、こ
の固定レール2に嵌合して前後摺動可能な可動レール3
とを備え、可動レール3は垂直板部5を備えている。
尚、前後スライド機構1の基本的構成は従来公知の構成
を有している。また可動レール3にシートクッションフ
レーム(図示せず)が取付けられている。
【0018】前記可動レール3の垂直板部5の後部は斜
め後方に突出して形成され、この後方の突出部7にリク
ライニング装置10が設けられている。リクライニング
装置10は突出部7に取付けられる略円形状のベース部
材11と、シートバックフレームの左右のサイドフレー
ムSFに取付けられる円形状の回動アーム12とを備え
ている。尚、符号7aは突出部7に形成されたボルト穴
である。
【0019】また、前記ベース部材11及び回動アーム
12の相互に対向する位置にロック機構が配設されてい
る。前記回動アーム12が操作レバー15に固着された
枢軸14を中心としてベース部材11に対して回動自在
に保持され、前記可動レール3の垂直板部5の突出部7
に取付けられるベース部材11には中央部に枢軸14を
挿通する挿通孔17が形成され、円形凹部18の円弧状
側壁には、インナーツース22A,22Bの外歯23と
噛合する係止歯部21aが形成されている。
【0020】また、円形凹部18の内部に更に形成され
た上下に長い凹部20に一対のインナーツース22A,
22Bが進退自在に配設されている。これらインナーツ
ース22A,22Bの内周側にカム面24が形成されて
いる。更に、凹部20のインナーツース22A,22B
間には、枢軸14に嵌合して回動されるカム26が配設
されていること前述した従来の技術と同様である。
【0021】また、リクライニング装置10はロック機
構を解除する操作レバー15と、この操作レバー15を
ロック方向に付勢するロックスプリングと、シートバッ
クを前傾させるリターンスプリング37を有している。
図2に示す如く、前記リターンスプリング37の一端3
7aはサイドフレームSFに固着された補強板38と一
体に形成されたスプリングフック38aに係止されてい
る。
【0022】前記ベース部材11及び回動アーム12が
略円形状に形成され、ベース部材11の外周縁にリング
部材33が固着され、前記回動アーム12の外周縁がリ
ング部材33により被覆され、ベース部材11と回動ア
ーム12が開かないように構成されている。また図1,
図2及び図3に示されている如く、ベース部材11の背
面側に小突起20aが形成され、この小突起20aにブ
ラケット39が固着され、このブラケット39にリター
ンスプリング37の他端37bが係止されている。尚、
リング部材33はベース部材11の外周縁に固着される
ものに限定されるものではなく、ベース部材11と回動
アーム12とを逆にして適用することができる。
【0023】前記回動アーム12が操作レバー15に固
着された回転軸としての枢軸14を中心としてベース部
材11に対して回動自在に保持されている。回動アーム
12の外周縁に沿って複数の係合凸部28が形成され、
この係合凸部28が左右のサイドフレームSFの下部に
形成された凹部としての透孔SF1に挿入されて固着さ
れる。尚、サイドフレームSFには枢軸14を挿通する
透孔SF2が形成されている。
【0024】また回動アーム12には、ベース部材11
の凹部20の円弧状側壁の半径と同一半径の円筒状凹部
29が形成され、この円筒状凹部29の中央部に前述し
た枢軸14を挿通する挿通孔30が形成されていると共
に、円筒状凹部29を形成する内壁に前述したインナー
ツース22A,22Bの外歯23に噛合する内歯31a
が形成されている。
【0025】そして、ベース部材11及び回動アーム1
2は、図2に示すように、枢軸14にカム軸14aが嵌
合され、この枢軸14をベース部材11の挿通孔17,
カム26の挿通孔26a,回動アーム12の挿通孔30
及び操作レバー15の嵌合部15aに夫々挿通した状態
で、スナップリング32止めされている。
【0026】図3に示すように前記ベース部材11の外
周縁の下部に左右一対の固着部41,41が形成され、
前記リング部材33の下部に左右一対の固着部43,4
3が形成されている。このリング部材33の左右一対の
固着部43,43はベース部材11の左右一対の固着部
41,41に対応して形成され、ベース部材11の左右
一対の固着部41,41に形成されたボルト穴41a,
41aと対向する位置に図2に示す如く、ナット45,
45が固着されている。
【0027】前記ボルト穴41a,41aは、前記可動
レール3の垂直板部5の突出部7に形成されたボルト穴
7a,7aと同一の間隔で形成されている。前記ベース
部材11の固着部41,41とリング部材33の固着部
43,43及び突出部7のボルト穴7a,7aとがボル
ト47,47により前記可動レール3の垂直板部5の突
出部7に固着されている。尚、ベース部材11の固着部
41,41とリング部材33の固着部43,43とは可
動レール3の垂直板部5の突出部7に固着されるものに
限定されるものではなく、シートクッションフレーム等
に固着することもできる。
【0028】図3及び図4に示す如く、リング部材33
の外周縁に沿ってカシメ部51,52が形成され、前記
カシメ部51,52が回動アーム12の外周縁を係止す
るようにベース部材11の外周縁にカシメ処理されてい
る。前記カシメ部51はベース部材11の外周縁の比較
的大きい円形部に、前記カシメ部52はベース部材11
の左右一対の固着部41,41間に小さく形成されてい
る。
【0029】図5(a)に示す如く、リクライニング装
置10がロック状態にある場合には、回動アーム12の
円筒状凹部29の内歯31aにインナーツース22A,
22Bの外歯23が噛合し、この状態がカム26により
保持されている。このロック状態から操作レバー15を
時計方向に回動させると、カム26がインナーツース2
2A,22Bを夫々カム軸14a方向に引き込み、図5
(b)に示す如く、インナーツース22A,22Bと回
動アーム12の内歯31aとの噛合を解除し、回動アー
ム12が回動可能となる。
【0030】尚、前記実施の形態においては、一対のイ
ンナーツース22A,22Bを有する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、所定角間隔を
保って3組以上のインナーツースを設けるようにしても
よい。また、ベース部材11、回動アーム12、操作レ
バー15、インナーツース22A,22B及びカム26
の形状は前記実施の形態に限定されるものではなく、任
意の形状に設定することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るリ
クライニング装置は、ベース部材の外周縁の下部に固着
部が形成され、前記回動アームが円形状に形成され、前
記ベース部材及び回動アームの相互に対向する位置にロ
ック機構が配設され、前記ベース部材の外周縁にリング
部材が設けられ、該リング部材は下部に固着部が形成さ
れていると共に、リング部材の外周縁に沿ってカシメ部
が形成され、前記カシメ部が回動アームの外周縁を係止
するようにベース部材の外周縁にカシメ処理され、前記
ベース部材の固着部とリング部材の固着部とが固着され
ているので、ベース部材と回動アームが開くのを確実に
防止することができ、リング部材の全外周に沿ってカシ
メ処理する必要がなく、フレームのアッセンブリ性を向
上させることができ、再使用の際の分解組立を簡易迅速
に行うことができる。
【0032】また、請求項2に係るリクライニング装置
は、ベース部材が略円形状に形成されていると共に略円
形状の外周縁の下部に固着部が形成され、前記回動アー
ムが円形状に形成され、前記略円形状のベース部材及び
回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
れ、前記ベース部材の外周縁にリング部材が設けられ、
該リング部材は下部に固着部が形成されていると共に、
リング部材の固着部を除く外周縁に沿ってカシメ部が形
成され、前記カシメ部が回動アームの外周縁を被覆する
ようにベース部材の略円形状の外周縁にカシメ処理さ
れ、前記ベース部材の固着部とリング部材の固着部とが
一体に前後スライド機構の可動レールにボルト止めされ
ているので、ベース部材と回動アームが開くのを確実に
防止することができ、リング部材の全外周に沿ってカシ
メ処理する必要がなく、フレームのアッセンブリ性を向
上させることができ、再使用の際の分解組立を簡易迅速
に行うことができる。
【0033】また、請求項3に係るリクライニング装置
は、ベース部材が略円形状に形成されていると共に略円
形状の外周縁の下部に固着部が形成され、前記回動アー
ムが円形状に形成され、前記略円形状のベース部材及び
回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
れ、前記回動アームの外周縁にリング部材が設けられ、
該リング部材は下部に固着部が形成されていると共に、
リング部材の固着部を除く外周縁に沿ってカシメ部が形
成され、前記カシメ部がベース部材の外周縁を被覆する
ように回動アームの円形状の外周縁にカシメ処理され、
前記ベース部材の固着部とリング部材の固着部とが一体
にボルト止めされているので、ベース部材と回動アーム
が開くのを確実に防止することができ、リング部材の全
外周に沿ってカシメ処理する必要がなく、フレームのア
ッセンブリ性を向上させることができ、再使用の際の分
解組立を簡易迅速に行うことができる。
【0034】本発明によれば、ベース部材及び回動アー
ムが略円形状に形成されている場合に、ベース部材と回
動アームが開くのを確実に防止することができ、リング
部材の全外周に沿ってカシメ処理する必要がなく、フレ
ームのアッセンブリ性を向上させることができ、再使用
の際の分解組立を簡易迅速に行え、経済性に優れたリク
ライニング装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置の分解斜視
図。
【図2】本発明に係るリクライニング装置の組付け状態
の断面図。
【図3】本発明に係るリクライニング装置のベース部材
及び回動アームの斜視図。
【図4】本発明に係るリクライニング装置の一部正面
図。
【図5】本発明に係るリクライニング装置を夫々示すも
ので、(a)はロック状態の正面説明図、(b)はロッ
ク解除状態の正面説明図。
【図6】従来のリクライニング装置の分解斜視図。
【符号の説明】
1 前後スライド機構 2 固定レール 3 可動レール 5 垂直板部 7 突出部 10 リクライニング装置 11 ベース部材 12 回動アーム 14 枢軸 14a カム軸 15 操作レバー 17 挿通孔 18 円形凹部 20 凹部 22A インナーツース 22B インナーツース 23 外歯 26 カム 26a 挿通孔 28 係合凸部 30 挿通孔 31a 内歯 33 リング部材 37 リターンスプリング 37a 一端 38 補強板 38a スプリングフック 41 固着部 41a ボルト穴 43 固着部 45 ナット 47 ボルト 51 カシメ部 52 カシメ部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−56513(JP,A) 特開 平7−124029(JP,A) 特開 平7−213367(JP,A) 特開 平7−241218(JP,A) 特開 平6−125821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/025

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのシートクッション側に固
    定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
    され且つシートバックに固定される回動アームと、前記
    回動アームの回動をロックするロック機構と、該ロック
    機構をロック解除状態とする操作レバーとを有するリク
    ライニング装置において、 前記ベース部材の外周縁の下部に固着部が形成され、前
    記回動アームが円形状に形成され、前記ベース部材及び
    回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
    れ、前記ベース部材及び回動アームの外周縁にリング部
    材が設けられ、該リング部材は下部に固着部が形成され
    ていると共に、リング部材の外周縁に沿ってカシメ部が
    形成され、前記カシメ部が前記ベース部材または回動ア
    ームの外周縁にカシメ処理され、前記ベース部材の固着
    部とリング部材の固着部とが固着されていることを特徴
    とするリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 車両用シートのシートクッション側に固
    定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
    され且つシートバックに固定される回動アームと、前記
    回動アームの回動をロックするロック機構と、該ロック
    機構をロック解除状態とする操作レバーとを有するリク
    ライニング装置において、 前記ベース部材が略円形状に形成されていると共に略円
    形状の外周縁の下部に固着部が形成され、前記回動アー
    ムが円形状に形成され、前記略円形状のベース部材及び
    回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
    れ、前記ベース部材及び回動アームの外周縁にリング部
    材が設けられ、該リング部材は下部に固着部が形成され
    ていると共に、リング部材の固着部を除く外周縁に沿っ
    てカシメ部が形成され、前記カシメ部が回動アームの外
    周縁を被覆するようにベース部材の略円形状の外周縁に
    カシメ処理され、前記ベース部材の固着部とリング部材
    の固着部とが一体にボルト止めされていることを特徴と
    するリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 車両用シートのシートクッション側に固
    定されるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持
    され且つシートバックに固定される回動アームと、前記
    回動アームの回動をロックするロック機構と、該ロック
    機構をロック解除状態とする操作レバーとを有するリク
    ライニング装置において、 前記ベース部材が略円形状に形成されていると共に略円
    形状の外周縁の下部に固着部が形成され、前記回動アー
    ムが円形状に形成され、前記略円形状のベース部材及び
    回動アームの相互に対向する位置にロック機構が配設さ
    れ、前記ベース部材及び回動アームの外周縁にリング部
    材が設けられ、該リング部材は下部に固着部が形成され
    ていると共に、リング部材の固着部を除く外周縁に沿っ
    てカシメ部が形成され、前記カシメ部がベース部材の外
    周縁を被覆するように回動アームの円形状の外周縁にカ
    シメ処理され、前記ベース部材の固着部とリング部材の
    固着部とが一体にボルト止めされていることを特徴とす
    るリクライニング装置。
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