JP2002177078A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JP2002177078A
JP2002177078A JP2000377105A JP2000377105A JP2002177078A JP 2002177078 A JP2002177078 A JP 2002177078A JP 2000377105 A JP2000377105 A JP 2000377105A JP 2000377105 A JP2000377105 A JP 2000377105A JP 2002177078 A JP2002177078 A JP 2002177078A
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Isao Hayashi
勲 林
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/236Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド部に作用する荷重の集中が緩和されて
その変形が抑制され、スライドギヤの歯部とインターナ
ルギヤとの適正な噛み合いを維持することができるリク
ライニング装置を提供する。 【解決手段】 リクライニング装置20はガイド部4
1,42を有する固定プレート21と、軸30と、イン
ターナルギヤ66を有する回動プレート22と、スライ
ドギヤ70,71と、カム部材72などを備えている。
スライドギヤ70,71に、その平面視においてインタ
ーナルギヤ66側およびガイド部41,42側に突出す
る壁部90を設け、この壁部90の側面91をガイド部
41,42と摺接させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用シ
ート等のシートバック(背もたれ)の傾斜角度を調節す
るのに適したリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のシートに着座してシー
トバックの角度を調整する場合には、着座者がリクライ
ニング装置の解除レバーを操作してシートバックの係合
状態を解除し、後方へは着座者の上半身でシートバック
を倒し、前方へはリクライニング装置に設けられたばね
の弾性力で前傾させ、所望のシートバックの位置で解除
レバーを離して係合させるようになっている。図6は従
来のリクライニング装置の一例を示すものである。図6
において符号1は固定プレート、2は回動プレートであ
り、固定プレート1の一面には、ファインブランキング
による半抜きの凹部3が形成されている。凹部3には、
スライドギヤ4が上下方向に摺動自在に収容されてお
り、スライドギヤ4は、固定プレート1に回動自在に支
持されたカム部材5によって移動させられ、その下縁部
に形成された歯部4aが可動プレート2に形成されたイ
ンターナルギヤ2aに係脱自在に係合する。図7は、固
定プレート6に対して図6に示すものとは逆の方向に半
抜き加工したもので、互いに平行なガイド面7aを有す
る凸部7の間にスライドギヤ3を摺動自在に支持してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車が後
続車に追突されると乗員による大きな荷重がシートバッ
クに作用する。また、シートベルトのアンカーがシート
フレームに装着されている場合には、自動車の正面衝突
によっても乗員の大きな荷重がシートベルトを介してシ
ートバックに作用する。そして、そのような場合には、
リクライニング装置に大きなモーメントが作用し、上記
のような従来のリクライナ装置では、以下のような問題
が生じる。
【0004】すなわち、図6に示したリクライナ装置に
おいて、可動プレート2のインターナルギヤ2aに荷重
が入力されると、図8において、点Aが力点、点B
が支点、点Cが作用点というてテコの荷重つり合いとな
り、固定プレート1上の点Bには、Fよりも大きな荷
重Rが作用し、この荷重Rを凸部7のB−B’とい
う狭い範囲で受けることになる。このため、点Bに集中
する荷重が大きくなって点Bの近傍が変形し、その結
果、図9に示すように、スライドギヤ4が傾斜して図中
左側のギヤの噛み合いが外れ、適正な噛み合いを維持で
きなくなってしまう。また、図7に示すリクライニング
装置もこれと同じ問題を有しており、その変形の状態を
図10および図11に示した。
【0005】よって、本発明は、インターナルギヤに過
大な荷重が入力された場合であっても、その荷重を充分
なスパンで受け止めて各部の変形を防止することができ
るリクライニング装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のリクライニング
装置は、互いに対向する一対のガイド壁を有するガイド
部が設けられた固定プレートと、固定プレートに水平方
向の軸線回りに回転自在に設けられた軸と、固定プレー
トに対して軸を中心に相対回転可能でかつ軸を中心とす
る円弧に沿ってインターナルギヤが設けられた回動プレ
ートと、ガイド部の各ガイド壁間に収容されかつインタ
ーナルギヤに噛み合うロック位置とインターナルギヤか
ら離れるロック解除位置とに亘って移動自在なスライド
ギヤと、軸に取り付けられて軸により回動させられるこ
とで、スライドギヤをロック位置とロック解除位置とに
亘って移動させるカム部材とを具備したリクライニング
装置において、スライドギヤに、その平面視においてイ
ンターナルギヤ側およびガイド部側に突出する壁部を設
け、この壁部の側面をガイド部と摺接させたことを特徴
としている。
【0007】本発明のリクライニング装置では、軸を回
転させてスライドギヤをインターナルギヤから離間させ
ることにより、回動プレートが固定プレートに対して回
動可能となる。この状態でシートバックを回動させ、所
望の位置でスライドギヤをインターナルギヤに噛み合わ
せることでシートバックが固定される。そして、本発明
では、スライドギヤに、その平面視においてインターナ
ルギヤ側およびガイド部側に突出する壁部を設け、この
壁部の側面をガイド部と摺接させているから、スライド
ギヤの側面よりも長い側面がガイド部との摺接面とな
る。したがって、壁部の厚さをスライドギヤの厚さと同
等あるいはそれ以上に設定することにより、長くかつ広
い面積の側面がガイド部と摺接することになり、ガイド
部に作用する荷重の集中が緩和され、その変形が抑制さ
れる。
【0008】ここで、壁部をカム部材側にも突出させて
スライドギヤ全体を壁部に突設した構成が好適である。
つまり、壁部の一方の面の内側でスライドギヤが段付き
状に突出する構成である。このように構成することによ
り、スライドギヤをファインブランキングによる半抜き
で成形することができ、製造コストを低減することがで
きる。
【0009】また、カム部材は、スライドギヤの歯部の
直ぐ後ろ側を押圧するように構成することが望ましい。
これにより、カム部材の押圧力がスライドギヤの歯部に
直線的に作用し、スライドギヤの厚さ方向への浮き上が
りといったがたつきの発生が防止される。また、カム部
材の厚さをスライドギヤの厚さと同等にして薄くするこ
とができるという利点もある。さらに、従来のリクライ
ニング装置の中には、図12に示すように、スライドギ
ヤ10のうちカム部材11が押圧する押圧部12と歯部
13との間に、スライドギヤ10をロック解除位置に移
動させる際にカム部材11の凸部14が係合する溝15
が形成されているものもある。この構成では、カム部材
11の押圧力により溝15の隅などで応力集中が生じて
耐久性の低下が懸念されるが、本発明においては、カム
部材が歯部の直ぐ後ろ側を押圧するように構成すること
で、そのような懸念は払拭される。
【0010】
【発明の実施の形態】A.実施形態の構成 本発明の実施の形態について図1〜図5を参照して説明
する。図1は自動車用シートの進行方向に向かって右側
のリクライニング装置20を示す分解斜視図である。図
1に示すリクライニング装置20は、自動車等のシート
のシートクッションのフレームに固定される固定プレー
ト21と、固定プレート21に重ねて設けられる回動プ
レート22を備えている。これら固定プレート21と回
動プレート22はいずれも金属製のプレス成形品、もし
くは冷間鍛造等の鍛造製品である。
【0011】固定プレート21には、外周側へ突出する
2つの鍔部23,23が円周方向に互いに離間して形成
され、各鍔部23には、シートクッション側のフレーム
に取り付けるためのボルトを挿入する孔23aが形成さ
れている。固定プレート21と回動プレート22のそれ
ぞれの中央部には、貫通孔25,26が形成されてい
る。これら貫通孔25,26には、軸30が水平方向に
挿入されている。軸30は、フランジ状の基部31と、
断面が星形(図2にのみ記載)に形成されたカム取付部
32とレバー取付部33を有している。なお、軸30
は、その軸線Oまわりに回転自在である。
【0012】固定プレート21には、ファインブランキ
ングによって外側(図1において右側)に凹ませた第1
のガイド部41と第2のガイド部42が設けられてい
る。第1、第2のガイド部41,42は、互いに対向す
るほぼ平行な一対のガイド壁45を含んでいる。第1、
第2のガイド部41,42の間には、ファインブランキ
ングによって内側(図1において左側)に向けて突出さ
せることにより、一対で円弧状をなす凸部55が形成さ
れている。これら凸部55は、後述するカム部材72の
座となるものである。これら凸部55の外周側には、一
対の孔56が形成されている。そして、孔56に挿通さ
せたピン57により、ブラケット61が固定プレート2
1の外側に取り付けられている。
【0013】ブラケット61は、略半円筒状をなす縦板
部61aと、この縦板部61aから外周側へ向けて延在
する底板部61bとからなっている。また、底板部61
bの両端部は、固定プレート21側へ向けて段になるよ
うに屈曲させられており、そこにネジ孔61cが形成さ
れている。そして、このネジ孔61cにピン57を締め
付けることにより、ブラケット61は固定プレート21
に取り付けられている。
【0014】回動プレート22は、固定プレート21に
対して軸30を中心に相対回転自在である。また、回動
プレート22には、外周側へ突出する鍔部22aが形成
され、鍔部22aに形成された孔22bにはピン62が
固定されている。一方、固定プレート21には、外周側
に突出するストッパ58,58が一体的に形成され、い
ずれかのピン62がストッパ58に当接することで回動
プレート22の回動範囲が制限されている。渦巻きばね
60は、その中央空間部にブラケット61が収容される
ように取り付けられ、その内周側の端部60aは、ブラ
ケット61の縦板部61aの縁部に係止されている。ま
た、渦巻きばね60の外周側の端部60bは、このばね
60をねじった状態でピン62の一方に係止されてい
る。これにより、回動プレート22には、軸30まわり
のトルク(シートバックを前傾させる方向のトルク)が
与えられている。
【0015】ここで、各ピン62の中央部にはフランジ
62aが形成され、このフランジ62aと回動プレート
22によって固定プレート21を挟み込んでいる。ま
た、固定プレート21には、フランジ状の頭部を有する
ピン59が回動プレート22の外周に沿って固定され、
ピン59の頭部と固定プレート21によって回動プレー
ト22を挟み込んでいる。ピン62,62,59,59
は、円周方向の4箇所にほぼ均等に配置されており、固
定プレート21と回動プレート22とを離間させる荷重
がかかったときに、その荷重をほぼ均等に支えて両者の
離間を阻止する。
【0016】次に、回動プレート22には、内側に向か
ってほぼ円形に半抜き形成したオフセット加工部65が
形成されている。このオフセット加工部65では、固定
プレート21と向かい合う面が凹んだ形状となってお
り、その内周面にはインターナルギヤ66が形成されて
いる。インターナルギヤ66は、軸30が通る貫通孔2
6を中心とする円弧に沿って形成されている。なお、図
1の回動プレート22に記載したギヤ状の部分は、イン
ターナルギヤ66をプレス成形する際の雌型の彫刻面で
形成されたものである。
【0017】オフセット加工部65の内側の固定プレー
ト21と回動プレート22との間に形成された空間部分
には、一対のスライドギヤ70,71が収容され、これ
らスライドギヤ70,71の中間にカム部材72が収容
されている。スライドギヤ70,71は、ガイド壁4
5,45に沿って移動することができる。スライドギヤ
70,71は同形同大とされ、軸30を中心として互い
に点対称に配置されている。
【0018】スライドギヤ70,71の先端部には、図
4および図5に示すように、インターナルギヤ66に係
脱可能な歯部82が形成されている。スライドギヤ7
0,71の基端側には、歯部82に沿う方向へ突出する
凸部87が形成され、この凸部87の内側に後述するカ
ム部材72のフック100が挿入されている。また、凸
部87と対向する部分には、ロック状態の時にカム部材
72のカム面101によって押圧されるカム面88が形
成されている。そして、このように構成されたスライド
ギヤ70,71の外側を向く面には、平面視でスライド
ギヤ70,71の全周方向へ向けて突出する壁部90が
形成されている。
【0019】壁部90は、スライドギヤ70,71の平
面形状にほぼ倣った形状をなし、互いに平行な側面91
を有している。壁部90は、ガイド部41,42に収容
され、その側面91は、ガイド部41,42のガイド壁
45と摺接している。なお、図4に示すように、スライ
ドギヤ70,71と壁部は、ファイブランキングにより
一体的に形成されたものである。
【0020】次に、カム部材72の中心部には、断面星
形状の孔95が形成され、この孔95には軸30のカム
取付部32が嵌合させられている。そして、図3に示す
ように、固定プレート21および回動プレート22に軸
30を外側(右側)から挿入し、内側から軸30に座金
96を通して軸30の縁部をかしめる(図3中符号97
で示す)ことによって、軸30がカム部材72から抜け
出ないようになっている。カム部材72には、一対のフ
ック100が点対称に形成されている。これらフック1
00は、スライドギヤ70,71のそれぞれの凸部87
の内側に挿入される。また、カム部材72には、スライ
ドギヤ70,71のそれぞれのカム面88を押圧可能な
一対のカム面101が点対称に形成されている。これら
のカム面101は、カム部材72が図2に示すロック位
置にある時に、スライドギヤ70,71のカム面88を
押圧することにより、スライドギヤ70,71をインタ
ーナルギヤ66に向かって押圧する。
【0021】カム部材72のフック100は、カム部材
72が図2において時計回りのロック解除方向に回動す
る際に、スライドギヤ70,71の凸部87に係合して
スライドギヤ70,71を軸30に近付ける方向に引き
寄せる。以上の構成のカム部材72は、図1に示すリタ
ーンばね110によって、ロック位置方向(図2におい
て時計回り方向)に常時付勢されている。図示例の場
合、リターンばね110は2個使われており、それぞれ
固定プレート21に形成したばね掛け部111と、カム
部材72に形成したばね受け部112との間に、カム部
材72をロック位置方向に付勢するトルクを発生するよ
うにねじった状態でセットされている。
【0022】B.実施形態の動作 次に、上記構成のリクライニング装置20の動作につい
て説明する。図2に示すロック状態では、カム部材72
のカム面101によってスライドギヤ70,71がイン
ターナルギヤ66に押し付けられており、インターナル
ギヤ66とスライドギヤ70,71の歯部82が噛み合
うことにより、回動プレート22が固定プレート21に
固定される。つまりシートバックが固定された状態とな
る。
【0023】この状態で操作レバー34をロック解除方
向(図1において上方)に操作すると、フック100が
凸部87に係合してスライドギヤ70,71を軸30側
へ引き寄せる。これにより、スライドギヤ70,71が
インターナルギヤ66から離れ、両者の噛合いが外れ
る。このロック解除状態では、スライドギヤ70,71
による回動プレート22の拘束が解かれるため、固定プ
レート21に対して回動プレート22が軸30を中心に
回動することが可能となる。
【0024】上記のロック解除状態でシートバックの傾
斜角度を変えると、回動プレート22は固定プレート2
1の裏面を摺動しつつ回動する。そして、シートバック
を所望の位置にしてレバー34の操作力を解除すれば、
カム部材72がリターンばね110の弾性力により、図
2に示すロック位置に戻るとともに、操作レバー34も
元の位置に戻る。これにより、スライドギヤ70,71
がインターナルギヤ66と噛み合って回動プレート22
が固定される。
【0025】上記構成のリクライニング装置20にあっ
ては、スライドギヤ70,71と一体的に壁部90を形
成し、壁部90の広い側面91をガイド部41,42の
ガイド壁45と摺接させているから、図5に示すよう
に、スライドギヤ70,71の側面よりも長くかつ広い
側面91がガイド壁45との摺接面となる。したがっ
て、インターナルギヤ66に大きな荷重Fが入力され
た場合であっても、その荷重FがB−Bで示す広
い範囲で分担される。したがって、ガイド壁45に作用
する荷重の集中が緩和されてその変形が抑制されるの
で、スライドギヤ70,71の歯部82とインターナル
ギヤ66との適正な噛み合いを維持することができる。
【0026】特に、上記実施形態では、壁部90をスラ
イドギヤ70,71の全周方向へ突出させているため、
スライドギヤ70,71をファインブランキングによる
半抜きで成形することができ、製造コストを低減するこ
とができる。また、カム部材72がスライドギヤ70,
71の歯部82の直ぐ後ろ側を押圧するように構成して
いるから、カム部材72の押圧力がスライドギヤ70,
71の歯部82に直線的に作用し、スライドギヤ70,
71の厚さ方向への浮き上がりといったがたつきの発生
が防止されるとともに、中間部に係合溝を設けた場合の
ような隅部での応力集中といった問題も生じない。さら
に、そのような構成では、カム部材72の厚さをスライ
ドギヤ70,71の厚さと同等にして薄くすることがで
きるという利点もある。なお、上記実施の形態では、ス
ライドギヤ70,71を軸30を中心として互いに点対
称に配置する場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、従来の技術として説明したスライドギ
ヤ4が1枚のものに適用することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ライドギヤの側面よりも長くかつ広い壁部のしく面がガ
イド部との摺接面となるから、ガイド部に作用する荷重
の集中が緩和されてその変形が抑制され、スライドギヤ
の歯部とインターナルギヤとの適正な噛み合いを維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のリクライニング装置を示
す分解斜視図である。
【図2】 実施形態のリクライニング装置を回動プレー
トのインターナルギヤの部分で切断した断面図である。
【図3】 図2に示すリクライニング装置の断面図であ
る。
【図4】 スライドギヤの詳細を示す図であり、(A)
はその平面図、(B)は(A)のB−B線側断面図であ
る。
【図5】 実施形態におけるスライドギヤの作用を示す
平面図である。
【図6】 従来のリクライニング装置の例を示す斜視図
である。
【図7】 従来のリクライニング装置の他の例を示す斜
視図である。
【図8】 図6に示すリクライニング装置のスライドギ
ヤ等を示す平面図である。
【図9】 図8に示す状態からガイド部が変形した状態
を示す平面図である。
【図10】 図7に示すリクライニング装置のスライド
ギヤ等を示す平面図である。
【図11】 図10に示す状態からガイド部が変形した
状態を示す平面図である。
【図12】 従来のリクライニング装置のさらに他の例
を示す平面図である。
【符号の説明】
20…リクライニング装置、21…固定プレート、22
…回動プレート、30…軸、41,42…ガイド部、4
5…ガイド壁、66…インターナルギヤ、70,71…
スライドギヤ、72…カム部材、82…歯部、90…壁
部、91側面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 勲 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 Fターム(参考) 3B099 AA05 BA04 CA05 CA23 CA31 CB06 DA04 DA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対のガイド壁を有する
    ガイド部が設けられた固定プレートと、 上記固定プレートに水平方向の軸線回りに回転自在に設
    けられた軸と、 上記固定プレートに対して上記軸を中心に相対回転可能
    でかつ上記軸を中心とする円弧に沿ってインターナルギ
    ヤが設けられた回動プレートと、 上記ガイド部の各ガイド壁間に収容されかつ上記インタ
    ーナルギヤに噛み合うロック位置とインターナルギヤか
    ら離れるロック解除位置とに亘って移動自在なスライド
    ギヤと、 上記軸に取り付けられ、上記軸により回動させられるこ
    とで上記スライドギヤを上記ロック位置と上記ロック解
    除位置とに亘って移動させるカム部材とを具備したリク
    ライニング装置において、 上記スライドギヤに、その平面視において上記インター
    ナルギヤ側および上記ガイド部側に突出する壁部を設
    け、この壁部の側面を上記ガイド部と摺接させたことを
    特徴とするリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 前記壁部を前記カム部材側にも突出させ
    て前記スライドギヤ全体を上記壁部に突設したことを特
    徴とする請求項1に記載のリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 前記カム部材は、前記スライドギヤの歯
    部の直ぐ後ろ側を押圧することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のリクライニング装置。
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