JP3519641B2 - 金配線を有する半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

金配線を有する半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金配線を有する半
導体装置およびその製造方法に関し、より具体的には、
金膜のパターニングを良好に行なうための金配線を有す
る半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高速化には微細
加工技術が重要な役割を果たしており、金属配線のパタ
ーニングにはドライエッチングが行なわれてきた。これ
まで金属配線の材料としてアルミニウム(Al)が主に
用いられてきたが、素子の高速化に伴いより化学的に安
定で低抵抗な材料として金が期待されている。実際、高
周波帯での動作を必要とするモノリシックマイクロ波集
積回路に用いられる配線材料には、配線抵抗を低減する
ために金(Au)が使用されている。
【0003】以下、従来のドライエッチングを用いた金
配線の製造方法について、特開昭64−68946号公
報を例に挙げて説明する。
【0004】図17は、上記公報に開示された従来の金
配線の製造方法を説明するための概略断面図である。図
17を参照して、従来の金配線の製造方法では、レジス
タパターン210をマスクとし、塩素系ガスを用いたド
ライエッチングにより、金膜206がパターニングされ
る。より具体的には以下のとおりである。
【0005】まず半導体基板201上に下層電極202
が形成され、この下層電極202上に層間絶縁膜203
が形成される。層間絶縁膜203には下層電極202を
露出する孔が形成され、この孔を通じて下層電極202
に電気的に接続するようにチタン(Ti)膜204、白
金(Pt)膜205および金膜206が順に層間絶縁膜
203上に形成される。金膜206上にレジストパター
ン210が形成され、このレジストパターン210をマ
スクとして塩素ガスによるドライエッチングを行なうこ
とにより、金膜206、白金膜205およびチタン膜2
04がパターニングされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の金配線
の製造方法では、金膜206のパターニング時のマスク
としてレジストパターン210を用いているため、以下
の問題点があった。
【0007】塩素ガスを用いたドライエッチングでは、
マスクとなるレジスト210と金膜206との選択比
(金/レジスト)は1程度である。つまり、金膜206
のエッチング時には、レジスト210も金膜206と同
等量エッチング除去されてしまう。このため、レジスト
210の厚みが薄いと、金膜206のエッチング途中に
レジスト210が完全に除去されてしまいマスクとして
の役割をなさなくなる。よって、配線抵抗を低減するた
めに金膜206の厚みを増した場合には、レジスト21
0の厚みも厚くする必要がある。
【0008】レジスト210が厚くなると、レジスト2
10のパターンのアスペクト比(パターンの縦/横寸法
比)が大きくなる。このため、レジスト210のパター
ン側面が垂直にならない場合には、レチクルのパターン
に対するレジスト210のパターンの寸法精度の劣化が
著しくなり、レジストパターン210の解像度を上げる
ことが困難となる。したがって、上記方法は微細な形状
の配線に適用するには不利であるという問題があった。
【0009】また図18に示すように段差や凹凸が大き
い下地上に金膜206を形成すると、金膜206の表面
は下地段差を反映した大きな段差を有することになる。
このような金膜206をエッチングする場合に、マスク
としてレジストパターン210を用いると、段差のエッ
ジ部分Pでレジスト210の厚みが薄くなる。この状態
で、金膜206のドライエッチングを行なうと、エッジ
部分Pでレジスト210がなくなってしまう。これによ
り、図19に示すようにエッジ部分Pで金膜206がエ
ッチングされてなくなってしまい、このエッジ部分Pで
金膜206の断線が起こるという問題があった。
【0010】それゆえ本発明の目的は、微細形状の配線
への適用が容易で、かつ金膜の断線を防止できる金配線
を有する半導体装置およびその製造方法を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一の局面に従う
金配線を有する半導体装置は、パターニングされた金膜
と、金膜の上に金膜と同一パターンに形成された、金膜
と異なる材料からなる金属膜と、金属膜の上部に金膜と
同一パターンに形成された第1のシリコン酸化膜とを備
、金属膜の表面の材質が白金またはパラジウムである
ことを特徴とするものである
【0012】本発明の一の局面に従う金配線を有する半
導体装置では、金膜上に同一パターンの第1のシリコン
酸化膜が形成されているため、製造時には、この第1の
シリコン酸化膜をマスクとして金膜をパターニングする
ことができる。このため、金膜のエッチング条件におけ
るシリコン酸化膜と金膜との選択比を大きくすることが
でき、厚い金膜をパターニングするときでも、レジスト
を厚くする必要はない。よって、レジストが厚くなるこ
とによるパターンの解像度の低下は生じない。したがっ
て、微細パターンの配線を精度よく形成することができ
るとともに、段差エッジ部における金膜の断線を防止す
ることができる。また金膜の上面に接し、かつ金膜と同
一パターンとなるように、金膜と異なる材料からなる金
属膜が設けられているため、金膜とシリコン酸化膜との
密着性を良好とし、ドライエッチング中にシリコン酸化
膜が剥がれることを防止することができ、再現性よくド
ライエッチングを行なうことが可能となる。また白金、
パラジウムは、上記のように表面に酸化膜を生じない
が、シリコン酸化膜との密着性がよい。また、金のドラ
イエッチングの場合、白金またはパラジウムはマスクと
して用いた場合の選択性が良いので、シリコン酸化膜と
白金(またはパラジウム)による2層のマスクとして金
をパターニングすることも有効である。本発明の他の局
面に従う金配線を有する半導体装置は、パターニングさ
れた金膜と、金膜の上に金膜と同一パターンに形成され
た、金膜と異なる材料からなる金属膜と、金属膜の上部
に金膜と同一パターンに形成された第1のシリコン酸化
膜とを備え、金属膜の表面が酸化されていることを特徴
とするものである。本発明の他の局面に従う金配線を有
する半導体装置では、上記の一の局面に従う金配線を有
する半導体装置と同様の効果が得られ、かつシリコン酸
化膜の密着性がより向上し、再現性よくドライエッチン
グを行なうことが可能となる。おそらく、シリコン酸化
膜の密着性が金属に対してより金属酸化膜に対しての方
がより強いためであろうと考えられる。
【0013】なお、本明細書における同一パターンと
は、当然作成工程中での誤差が生じるため、この誤差程
度の差異は同一とみなし、本発明中に含むものである。
【0014】本発明のさらに他の局面に従う金配線を有
する半導体装置は、パターニングされた金膜と、金膜の
上部に金膜と同一パターンに形成された第1のシリコン
酸化膜とを備え、金膜と第1のシリコン酸化膜との間
に、金膜と同一パターンの第2のシリコン酸化膜と平坦
化層とが順に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0015】本発明のさらに他の局面に従う金配線を有
する半導体装置では、第1および第2のシリコン酸化膜
および平坦化層の3層積層膜をマスクとして用いること
によって、下地の段差や凹凸が大きい場合でも、段差エ
ッジ部での金膜の断線を防止することができる。
【0016】上記の金配線を有する半導体装置において
好ましくは、金膜の上面に接し、かつ金膜と同一パター
ンとなるように、金膜と異なる材料からなる金属膜が設
けられている。
【0017】これにより、金膜とシリコン酸化膜との密
着性を良好とし、ドライエッチング中にシリコン酸化膜
が剥がれることを防止することができ、再現性よくドラ
イエッチングを行なうことが可能となる。この金属膜に
用いられる材質としては、チタン、アルミニウム、タン
グステン(W)、銅(Cu)、銀(Ag)、ニッケル
(Ni)、白金およびパラジウム(Pd)からなる群か
ら選ばれる1種以上であることが好ましい。
【0018】上記の金配線を有する半導体装置において
好ましくは、金属膜の表面は酸化されている。
【0019】これにより、シリコン酸化膜の密着性がよ
り向上し、再現性よくドライエッチングを行なうことが
可能となる。おそらく、シリコン酸化膜の密着性が金属
に対してより金属酸化膜に対しての方がより強いためで
あろうと考えられる。
【0020】金属膜を酸化する方法としては、金属膜を
酸素プラズマに晒す方法などが可能であるが、金属膜が
チタン、アルミニウムなどの場合には特に酸化がされや
すいため、自然酸化によって表面を酸化でき、プロセス
を簡略化できる。また複数の金属による多層構造、合金
も可能で、アルミニウムのように金との反応により高抵
抗物質を生じるなどの不具合がある場合は、金膜と金属
膜との間にさらにバリア層として他の金属を挟むことが
有効である。
【0021】上記の金配線を有する半導体装置において
好ましくは、金属膜の表面の材質は白金またはパラジウ
ムである。
【0022】これによりシリコン酸化膜の密着性がより
向上し、再現性よくドライエッチングを行なうことが可
能となる。白金、パラジウムは、上記のように表面に酸
化膜を生じないが、シリコン酸化膜との密着性がよい。
また、金のドライエッチングの場合、白金またはパラジ
ウムはマスクとして用いた場合の選択性が良いので、シ
リコン酸化膜と白金(またはパラジウム)による2層の
マスクとして金をパターニングすることも有効である。
【0023】上記の金配線を有する半導体装置において
好ましくは、金属膜の厚みは0.5nm以上5nm以下
である。
【0024】これにより金膜と同じドライエッチング条
件でその上部の金属膜もエッチングすることができ、プ
ロセスが簡略化できる。特に、金属膜が白金またはパラ
ジウムの場合にはドライエッチングされにくいので、金
属膜が厚い場合にはエッチング条件をその部分で変える
必要が生じてしまう。
【0025】本発明の一の局面に従う金配線を有する半
導体装置の製造方法は、金膜上に金膜と異なる材料から
なり表面が白金またはパラジウムからなる金属膜を形成
する工程と、金属膜上に第1のシリコン酸化膜を形成す
る工程と、第1のシリコン酸化膜をパターニングする工
程と、パターニングされた第1のシリコン酸化膜をマス
クとしてドライエッチングすることで金属膜と金膜をパ
ターニングする工程とを備えている。
【0026】本発明の一の局面に従う金配線を有する半
導体装置の製造方法では、第1のシリコン酸化膜をマス
クとして金膜をパターニングするため、金膜のエッチン
グ条件におけるシリコン酸化膜と金膜との選択比を大き
くすることができる。このため、厚い金膜をパターニン
グするときでも、レジストを厚くする必要はない。よっ
て、レジストが厚くなることによるパターンの解像度の
低下は生じない。したがって、微細パターンの配線を精
度よく形成することができるとともに、段差エッジ部に
おける金膜の断線を防止することもできる。また金膜の
上面に接し、かつ金膜と同一パターンとなるように、金
膜と異なる材料からなる金属膜が設けられているため、
金膜とシリコン酸化膜との密着性を良好とし、ドライエ
ッチング中にシリコン酸化膜が剥がれることを防止する
ことができ、再現性よくドライエッチングを行なうこと
が可能となる。また白金、パラジウムは、上記のように
表面に酸化膜を生じないが、シリコン酸化膜との密着性
がよい。また、金のドライエッチングの場合、白金また
はパラジウムはマスクとして用いた場合の選択性が良い
ので、シリコン酸化膜と白金(またはパラジウム)によ
る2層のマスクとして金をパターニングすることも有効
である。
【0027】本発明の他の局面に従う金配線を有する半
導体装置の製造方法は、金膜上に金膜と異なる材料から
なる金属膜を形成する工程と、金属膜を酸化させる工程
と、金属膜上に第1のシリコン酸化膜を形成する工程
と、第1のシリコン酸化膜をパターニングする工程と、
パターニングされた第1のシリコン酸化膜をマスクとし
てドライエッチングすることで金属膜と金膜をパターニ
ングする工程とを備えている。
【0028】本発明の他の局面に従う金配線を有する半
導体装置の製造方法では、第1のシリコン酸化膜をマス
クとして金膜をパターニングするため、金膜のエッチン
グ条件におけるシリコン酸化膜と金膜との選択比を大き
くすることができる。このため、厚い金膜をパターニン
グするときでも、レジストを厚くする必要はない。よっ
て、レジストが厚くなることによるパターンの解像度の
低下は生じない。したがって、微細パターンの配線を精
度よく形成することができるとともに、段差エッジ部に
おける金膜の断線を防止することもできる。また金膜の
上面に接し、かつ金膜と同一パターンとなるように、金
膜と異なる材料からなる金属膜が設けられているため、
金膜とシリコン酸化膜との密着性を良好とし、ドライエ
ッチング中にシリコン酸化膜が剥がれることを防止する
ことができ、再現性よくドライエッチングを行なうこと
が可能となる。また、シリコン酸化膜の密着性がより向
上し、再現性よくドライエッチングを行なうことが可能
となる。おそらく、シリコン酸化膜の密着性が金属に対
してより金属酸化膜に対しての方がより強いためであろ
うと考えられる。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における半導体装置の構成を概略的に示す断面図
である。図1を参照して、たとえば化合物半導体よりな
る基板1上に、エッチングストップ層となるシリコン酸
化膜2がたとえば0.2μmの厚みで形成されている。
このシリコン酸化膜2上に、たとえば1μmの厚みを有
する金膜4がパターニングされて形成されている。この
金膜4上に、金膜4と同一パターンを有するシリコン酸
化膜5がたとえば0.5μmの厚みで形成されている。
【0035】なお、これより上層の構成については、説
明の便宜上その説明を省略する。次に、本実施の形態の
製造方法について説明する。
【0036】図2および図3は、本発明の実施の形態1
における半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。まず図2を参照して、基板1上に、シリコン
酸化膜2、金膜4およびシリコン酸化膜5がこの順で堆
積される。シリコン酸化膜2、5の堆積は、基板温度を
たとえば200℃〜300℃として行なわれる。
【0037】シリコン酸化膜5上にフォトレジスト10
がたとえば1μmの厚みで塗布された後、通常の写真製
版技術によりパターニングされる。このレジストパター
ン10をマスクとして、CF4ガスを用いたドライエッ
チングが行なわれる。
【0038】図3を参照して、このドライエッチングに
より、シリコン酸化膜5がパターニングされる。なお、
このエッチングにおけるレジスト10とシリコン酸化膜
5との選択比(シリコン酸化膜/レジスト)は1程度で
ある。パターニングされたシリコン酸化膜5をマスクに
して、塩素ガスを用いて金膜4がドライエッチングされ
る。このエッチングは、シリコン酸化膜5(またはシリ
コン酸化膜2)と金膜4との選択比が十分得られる条件
で行なわれる。
【0039】このドライエッチングはICP(Inductiv
ely Coupled Plasma)を応用したドライエッチング装置
により行なわれる。また金膜4のドライエッチングを行
なう際、反応物の基板からの揮発を促進するために基板
温度は100℃〜250℃とされる。エッチングは、エ
ッチングストップ層であるシリコン酸化膜2に達したと
ころで終了される。
【0040】ここで、エッチングガスとしては塩素系の
ガスであればよいが、特に塩素ガスを用いて金膜4のド
ライエッチングを行なう場合においては、シリコン酸化
膜5と金膜4との選択比(金/シリコン酸化膜)は10
以上である。このため、金膜4の厚みが1μm以上と厚
い場合でもシリコン酸化膜5の厚みを薄くすることがで
き、微細加工(配線幅1μm)を容易に行なうことがで
きる。これにより、図1に示す構成が得られる。
【0041】なお、図3においてレジストパターン10
はシリコン酸化膜5をパターニングした後にアッシング
により除去されてもよく、また金膜4のエッチングによ
り除去されてもよい。
【0042】本実施の形態では、金膜4のパターニング
時においてシリコン酸化膜5をマスクとしている。この
ため、金膜4のエッチング条件におけるシリコン酸化膜
5と金膜4との選択比は、レジストパターン10と金膜
4との選択比よりも大きくできる。よって、厚い金膜4
のパターニングを行なう場合でも、レジストパターン1
0の厚みを厚くする必要はない。このため、レジスト1
0が厚くなることによるパターンの解像度の低下は生じ
ない。したがって、微細パターンの形成が可能となる。
【0043】また、エッチングにおけるシリコン酸化膜
5と金膜4との選択比を大きくできるため、金膜4の段
差エッジ部において金膜4が断線することを防止するこ
ともできる。
【0044】またレジストパターン10は熱によりパタ
ーンが変形する恐れがある。このため、金膜4のパター
ニングにおいてレジストパターン10をマスクとして用
いた場合、金膜4の微細加工が困難となる。しかし、本
実施の形態では、金膜4のパターニングのためのマスク
としてシリコン酸化膜5が用いられている。このシリコ
ン酸化膜5はレジストよりも熱による変形が生じがたい
ため、微細加工に適している。
【0045】また塩素系のガスを用いてドライエッチン
グを行なった場合、エッチング終了後に残留する塩素や
塩素化合物がデバイスに悪影響を及ぼすという問題があ
る。
【0046】このため本実施の形態では、金膜4のエッ
チングが終了した後、残留する塩素や塩素化合物(Au
Cl、AuCl2、AuCl3など)を除去する処理が施
される。その処理とは、酸素プラズマに晒し、水洗を行
なった後、希塩酸に浸し、水洗を行なうというもので、
これにより周辺のデバイスへの塩素イオンの拡散による
デバイスの劣化が防止される。
【0047】なお、希塩酸の代わりに酸性水溶液やアル
カリ性水溶液を用いることができるが、希塩酸を用いた
方が塩素化合物をより溶解しやすく好ましい。
【0048】また本実施の形態において、金膜4のドラ
イエッチングはICPドライエッチング装置を用いて行
なったが、ECR(Electron Cyclotron Resonance)ド
ライエッチング装置やRIE(Reactive Ion Etching)
装置を用いて行なうこともできる。本実施の形態におい
ては、ICPドライエッチングを適用することにより、
通常のRIEに比較して高いエッチングレートを得るこ
とができる。また、エッチングガスは塩素ガスを用いた
が、たとえばCCl4、CCl2、CCl22、CClF
3、SiCl4、BCl3などを用いることもできる。
【0049】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2における半導体装置の構成を概略的に示す断面図
である。
【0050】図4を参照して、本実施の形態の半導体装
置では、図1に示す実施の形態1の構成と比較して、エ
ッチングストッパとなるシリコン酸化膜2と金膜4との
間にチタン膜3が追加されている点において異なる。
【0051】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0052】チタン膜3を設けたことにより、金膜4と
下地との密着性が向上する。またチタン膜3のドライエ
ッチングは金膜4と同様の条件で行なうことができる。
また金膜4およびチタン膜3のドライエッチング後に残
留する塩素や塩素化合物の除去処理として、酸素プラズ
マに晒した後、チタン膜3が腐食しないようにフェノー
ルを含む極性有機溶液に浸し、アセトンおよびIPAで
洗浄した後、酸素プラズマに晒す処理が行なわれる。
【0053】本実施の形態においては、実際に化合物半
導体基板1上にHBT(Heterojunction Bipolar Trans
istor)を形成し、金配線を作成した。金膜4のエッチ
ング後に残留する塩素や塩素化合物の除去処理を行なっ
たウエハの素子は、除去処理を行なわなかったものに比
較して、デバイスの信頼性が優れていた。
【0054】フェノールの代わりにアルキルフェノー
ル、あるいはモノエタノールアミンを含む極性有機溶液
を用いても同様の効果があった。
【0055】実施の形態1で示したように金膜4のみの
場合においてもこの除去処理は有効である。
【0056】本実施の形態において、金膜4およびチタ
ン膜3のドライエッチングはICPドライエッチング装
置を用いて行なったが、ECRドライエッチング装置や
RIE装置を用いて行なうこともできる。本実施の形態
においては、ICPドライエッチングを適用することに
より、通常のRIEに比較して高いエッチングレートを
得ることができる。また、エッチングガスは塩素ガスを
用いたが、たとえばCCl4、CCl2、CCl22、C
ClF3、SiCl4、BCl3などを用いて行なうこと
もできる。
【0057】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3における半導体装置の構成を概略的に示す断面図
である。図5を参照して化合物半導体基板101上に、
たとえばポリイミドよりなる層間絶縁膜102と、たと
えば0.2μmの厚みのシリコン酸化膜103とが形成
されている。この層間絶縁膜102とシリコン酸化膜1
03とには、基板101表面に達するコンタクトホール
が形成されている。
【0058】コンタクトホールを通じて基板101の表
面に接するようにチタン膜104がたとえば0.1μm
の厚みで形成されている。チタン膜104上には、チタ
ン膜104と同一パターンとなるようにたとえば1μm
の厚みで金膜105が形成されている。この金膜105
上には、たとえば0.5μmの厚みのシリコン酸化膜1
06と、たとえば3μmの厚みのポリイミドよりなる平
坦化層107と、シリコン酸化膜108とが順に形成さ
れており、各々チタン膜104と同一パターンを有して
いる。
【0059】次に、本実施の形態における製造方法につ
いて説明する。図6および図7は、本発明の実施の形態
3における半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断
面図である。図6を参照して、化合物半導体基板101
上に、たとえばポリイミドよりなる層間絶縁膜102と
シリコン酸化膜103とが順に形成される。その後、通
常の写真製版技術およびエッチング技術により、シリコ
ン酸化膜103と層間絶縁膜102とに、基板101表
面に達するコンタクトホールが形成される。この後、チ
タン膜104と、金膜105と、シリコン酸化膜106
と、たとえばポリイミドよりなる平坦化層107と、シ
リコン酸化膜108とが順に形成される。シリコン酸化
膜108上には、通常の写真製版技術によりレジストパ
ターン110が形成され、このレジストパターン110
をマスクとしてシリコン酸化膜108がパターニングさ
れる。
【0060】図7を参照して、パターニングされたシリ
コン酸化膜108をマスクとして、酸素ガスとCF4
スの混合ガスを用いたドライエッチングにより平坦化層
107がパターニングされ、続いてCF4ガスを用いた
ドライエッチングによりシリコン酸化膜106がパター
ニングされる。
【0061】この後、3層積層膜120をマスクとし
て、実施の形態1と同様の条件でドライエッチングを行
なうことにより、金膜105とチタン膜104とがパタ
ーニングされて、図5に示す構成が得られる。
【0062】段差の大きい下地上に金配線を形成する場
合、フォトレジストなどをマスクに用いて金膜のエッチ
ングを行なうと、図18および図19に示すように段差
のエッジ部分Pで断線する場合がある。しかし、本実施
の形態では3層積層膜120をマスクに用いて金膜10
5のエッチングを行なうため、段差のエッジ部分におい
ても断線を防止することができる。また、この段差(図
6のS)が2μm以上の場合においても金膜105の断
線は生じないことが確認された。
【0063】なお、平坦化層107の材料としては、基
板101、金膜105およびチタン膜104が反応しな
いように熱処理(焼成のためのベーク)の温度が比較的
低温(400℃以下)であり、かつシリコン酸化膜のC
VD(Chemical Vapour Deposition)温度(250℃)
において安定な材料が望ましい。そのため、平坦化層1
07の材料としては、250℃〜400℃の熱処理によ
り硬化する材料が好ましい。本実施の形態では、平坦化
層107の材料としてポリイミドを用いた場合について
説明したが、その材料としてBCB(ベンゾシクロブテ
ン)を用いることもできる。
【0064】なお、図6においてレジストパターン11
0は、シリコン酸化膜108をパターニングした後にア
ッシングにより除去されてもよく、また平坦化層10
7、シリコン酸化膜106などのエッチングにより除去
されてもよい。
【0065】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4における半導体装置の構成を概略的に示す断面図
である。図8を参照して、本実施の形態の半導体装置
は、図4に示す実施の形態2の構成と比較して、表面が
酸化されたチタン膜6が追加されている点において異な
る。このチタン膜6は、金膜4とシリコン酸化膜5との
間に形成されており、かつ下部6aの材質はチタンより
なり、上部6bの材質は酸化チタンよりなっている。こ
の表面が酸化されたチタン膜6の厚みは、たとえば0.
1μmである。
【0066】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態2の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0067】次に、本実施の形態の製造方法について説
明する。図9は、本発明の実施の形態4における半導体
装置の製造方法を示す概略断面図である。図9を参照し
て、化合物半導体基板1上に、たとえば0.2μmの厚
みのシリコン酸化膜2と、たとえば0.1μmの厚みの
チタン膜3と、たとえば1μmの厚みの金膜4と、たと
えば0.1μmの厚みのチタン膜6とが順に堆積され
る。次に、チタン膜6の表面が、酸素プラズマに晒され
ることにより酸化される。これにより、下部6aはチタ
ンよりなり、上部6bは酸化チタンよりなるチタン膜6
が形成される。
【0068】チタン膜6上に、たとえば0.5μmの厚
みのシリコン酸化膜5が堆積される。このシリコン酸化
膜5上に、通常の写真製版技術によりレジストパターン
10が形成される。このレジストパターン10をマスク
として、CF4ガスを用いたドライエッチングによりシ
リコン酸化膜5がパターニングされる。パターニングさ
れたシリコン酸化膜5をマスクとして、実施の形態1と
同じ条件でドライエッチングを行なうことにより、チタ
ン膜6、金膜4およびチタン膜3が連続的にパターニン
グされて、図8に示す構成が得られる。
【0069】図8を参照して、金膜4上に直接シリコン
酸化膜5を堆積した場合、金膜4とシリコン酸化膜5と
の間の密着性があまりよくないため、ドライエッチング
中にマスクパターン5が剥がれる問題が生ずる場合があ
る。しかし、本実施の形態では、金膜4とシリコン酸化
膜5との間に、表面を酸化させたチタン膜6が設けられ
ている。このため、金膜4とシリコン酸化膜5との密着
性が向上し、ドライエッチング中のマスクパターン5の
剥がれを防止することができ、再現性よくドライエッチ
ングを行なうことができる。
【0070】本実施の形態において、金膜4に接して上
部に設けた金属膜6は表面が酸化されたチタンよりなっ
ているが、これに限定されず、表面が酸化されたもので
あれば、アルミニウム、タングステン、銅、銀、ニッケ
ルまたはこれらの合金よりなる金属膜でもよく、これら
の材料でも同様の効果が得られる。
【0071】特に、金属膜6としてチタン膜およびアル
ミニウム膜が用いられた場合、これらの材質では大気中
でも表面に自然酸化膜が形成される。このため、金属膜
6としてチタン膜またはアルミニウム膜を堆積した後に
大気中に晒すことにより、O 2プラズマに晒した場合と
同様の効果が得られる。また、金属膜6としてアルミニ
ウム膜、ニッケル膜を用いる場合には、これらの金属は
金と反応するため、図10に示すように金膜4と金属膜
6との間にチタン、白金またはタングステンよりなるバ
リアメタル7を設けることが望ましい。
【0072】(実施の形態5)図11は、本発明の実施
の形態5における半導体装置の構成を概略的に示す断面
図である。図11を参照して、本実施の形態の半導体装
置は、図4に示す実施の形態2の構成と比較して、白金
またはパラジウムよりなる金属膜8が追加されている点
において異なる。この金属膜8は、金膜4とシリコン酸
化膜5との間に設けられ、たとえば0.2μmの厚みを
有している。
【0073】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態2の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0074】次に、本実施の形態の製造方法について説
明する。図12および図13は、本発明の実施の形態5
における半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面
図である。図12を参照して、化合物半導体基板1上
に、たとえば0.2μmの厚みのシリコン酸化膜2と、
たとえば0.1μmの厚みのチタン膜3と、たとえば1
μmの厚みの金膜4と、たとえば0.2μmの厚みの白
金膜8と、たとえば0.5μmの厚みのシリコン酸化膜
5がこの順に堆積される。シリコン酸化膜5上に、通常
の写真製版技術によりレジストパターン10が形成され
る。このレジストパターン10をマスクとして、CF4
ガスを用いたドライエッチングによりシリコン酸化膜5
がパターニングされる。パターニングされたシリコン酸
化膜5をマスクとして、塩素ガスと四塩化珪素(SiC
4)ガスの混合ガスを用いて、白金膜8のドライエッ
チングが行なわれる。このエッチングは、シリコン酸化
膜5と白金膜8との選択比が1程度となる条件にて行な
われる。
【0075】図13を参照して、このドライエッチング
により、白金膜8がパターニングされる。続いて、エッ
チングガスを塩素ガスに切換えて、実施の形態1と同じ
条件のドライエッチングを行なうことにより、金膜4と
チタン膜3とがパターニングされて、図11に示す構成
が得られる。
【0076】本実施の形態では、図11に示すように金
膜4とシリコン酸化膜5との間に白金またはパラジウム
よりなる金属膜8が設けられている。このため、金膜4
とシリコン酸化膜5との密着性が向上し、再現性よくド
ライエッチングを行なうことができる。
【0077】金膜4のエッチングにおいて、基板温度を
100℃〜250℃として塩素ガスを用いてドライエッ
チングを行なった場合、この温度範囲では白金の塩化物
は揮発しがたいため、白金膜8と金膜4との選択比(金
/白金)が20以上となることがわかった。このため、
マスクであるシリコン酸化膜5が、図14に示すように
金膜4のエッチング途中になくなってしまった場合で
も、白金膜8がマスクとなるため、問題なく金膜4のパ
ターニングを行なうことができる。
【0078】また、図12において、シリコン酸化膜5
を白金膜8と同じ程度の厚みとなるように堆積すれば、
金膜4のエッチングが終了した段階で、シリコン酸化膜
5を、図14に示すように完全に除去することができ
る。このようにすれば、マスクであるシリコン酸化膜5
の別個の除去工程が不要となり、工程の簡略化を図るこ
とができる。
【0079】本実施の形態においては、白金膜8のドラ
イエッチングには塩素ガスと四塩化珪素ガスとの混合ガ
スを用いたが、アルゴンガスやCCl4、CCl2、CC
22、CClF3、BCl3などの他の塩素系ガスを用
いることもできる。
【0080】(実施の形態6)図11を参照して、本実
施の形態の半導体装置は、実施の形態5の構成と比較し
て、白金またはパラジウムよりなる金属膜8の厚みが異
なる。金属膜8の膜厚は、0.5nm以上5nm以下で
ある。
【0081】なお、これ以外の構成については、実施の
形態5の構成とほぼ同じであるためその説明を省略す
る。
【0082】次に本実施の形態の製造方法について説明
する。図12を参照して、化合物半導体基板1上に、た
とえば0.2μmの厚みのシリコン酸化膜2と、たとえ
ば0.1μmの厚みのチタン膜3と、たとえば1μmの
厚みの金膜4と、たとえば2nmの厚みの白金よりなる
金属膜8と、たとえば0.5μmの厚みのシリコン酸化
膜5とがこの順に堆積される。シリコン酸化膜5上に通
常の写真製版技術によりレジストパターン10が形成さ
れる。このレジストパターン10をマスクとして、CF
4ガスを用いたドライエッチングがシリコン酸化膜5に
施される。
【0083】図13を参照して、このエッチングによ
り、シリコン酸化膜5がパターニングされる。パターニ
ングされたシリコン酸化膜5をマスクにして、実施の形
態1と同じ条件のドライエッチングにより、金属膜8、
金膜4およびチタン膜3が同一のエッチング条件で連続
的にパターニングされて、図11に示す構成が得られ
る。
【0084】本実施の形態では、金膜4とシリコン酸化
膜5との間に、たとえば白金またはパラジウムよりなる
金属膜5が設けられている。このため、金膜4とシリコ
ン酸化膜5との密着性が向上し、マスクであるシリコン
酸化膜5がエッチング中に剥がれることもなく、再現性
のよいエッチングを行なうことができる。
【0085】また上記の製造方法では、金属膜5の膜厚
を2nmとしたが、その膜厚は0.5nm以上5nm以
下であればよい。金属膜8の膜厚が0.5nm以上であ
れば、シリコン酸化膜5と金膜4との密着性向上の効果
が認められるからである。
【0086】また金属膜8の膜厚を5nm以下としたの
は以下の理由に基づく。金膜膜8の膜厚が厚い場合、た
とえば500nmの場合、下記の問題が生ずることがあ
る。
【0087】図12の状態からシリコン酸化膜5をマス
クとして白金よりなる金属膜(500nm)8のドライ
エッチングを行なった場合、図15に示すように、白金
および白金の塩化物などの反応物8aがマスク5の側壁
に再堆積する。この状態で金膜4のドライエッチングを
行なった場合、図16に示すようにそのエッチング完了
後に再堆積物8aが残留して金膜4などのエッチング形
状が悪化する。このエッチング形状の悪化は金属膜8の
膜厚が厚い程、顕著となる。
【0088】しかし、金属膜8の膜厚を5nm以下とす
れば、金属膜8のドライエッチング時に反応物が再堆積
することを抑制でき、エッチング形状の悪化を防止する
ことができる。
【0089】さらに、金属膜8の膜厚を5nm以下とす
ることにより、実施の形態1で示した金膜4のドライエ
ッチング条件で金属膜8、金膜4およびチタン膜3を連
続的にエッチングすることができる。
【0090】実施の形態4〜6の金属膜8は図5〜7に
示す実施の形態3に適用されてもよい。
【0091】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によればシリ
コン酸化膜をマスクとして金膜をパターニングするた
め、エッチングにおけるシリコン酸化膜と金膜との選択
比を十分に大きくすることができる。このため、厚い金
膜をパターニングするときでも、厚いレジストは不要と
なり、微細パターンの配線を精度よく形成することがで
きるとともに、段差エッジ部における金膜の断線を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
構成を概略的に示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における半導体装置の
製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における半導体装置の
構成を概略的に示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3における半導体装置の
構成を概略的に示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における半導体装置の
製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態3における半導体装置の
製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4における半導体装置の
構成を概略的に示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態4における半導体装置の
製造方法を説明するための概略断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態4における半導体装置
の変形例を説明するための概略断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態5における半導体装置
の構成を概略的に示す断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態5における半導体装置
の製造方法の第1工程を示す概略断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態5における半導体装置
の製造方法の第2工程を示す概略断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態5における半導体装置
の製造方法の変形例を説明するための概略断面図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態6における半導体装置
の金属膜の膜厚を説明するための概略断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態6における半導体装置
の金属膜の膜厚を説明するための概略断面図である。
【図17】 従来の半導体装置の構成を概略的に示す断
面図である。
【図18】 従来の半導体装置の問題点を説明するため
の第1工程図である。
【図19】 従来の半導体装置の問題点を説明するため
の第2工程図である。
【符号の説明】
1,101 化合物半導体基板、2,5,103,10
6,108 シリコン酸化膜、3,6,104 チタン
膜、4,105 金膜、102 層間絶縁膜、107
平坦化層、6,8 金属膜、7 バリアメタル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3213 H01L 21/3205

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターニングされた金膜と、前記金膜の
    上に前記金膜と同一パターンに形成された、前記金膜と
    異なる材料からなる金属膜と、 前記金属膜 の上部に前記金膜と同一パターンに形成され
    た第1のシリコン酸化膜とを備え 前記金属膜の表面の材質は白金またはパラジウムであ
    、金配線を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 パターニングされた金膜と、 前記金膜の上に前記金膜と同一パターンに形成された、
    前記金膜と異なる材料からなる金属膜と、 前記金属膜の上部に前記金膜と同一パターンに形成され
    た第1のシリコン酸化膜とを備え、 前記金属膜の表面は酸化されている、金配線を有する半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記金属膜の厚みは0.5nm以上5n
    m以下である、請求項1に記載の金配線を有する半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 パターニングされた金膜と、 前記金膜の上部に前記金膜と同一パターンに形成された
    第1のシリコン酸化膜とを備え、 前記金膜と前記第1のシリコン酸化膜との間に、前記金
    膜と同一パターンの第2のシリコン酸化膜と平坦化層と
    が順に設けられている、金配線を有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記金膜の上面に接し、かつ前記金膜と
    同一パターンとなるように、前記金膜と異なる材料から
    なる金属膜が設けられている、請求項に記載の金配線
    を有する半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記金属膜の表面は酸化されている、請
    求項に記載の金配線を有する半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記金属膜の表面の材質は白金またはパ
    ラジウムである、請求項に記載の金配線を有する半導
    体装置。
  8. 【請求項8】 前記金属膜の厚みは0.5nm以上5n
    m以下である、請求項5〜7のいずれかに記載の金配線
    を有する半導体装置。
  9. 【請求項9】 金膜上に、前記金膜と異なる材料からな
    り表面が白金またはパラジウムからなる金属膜を形成す
    る工程と、 前記金属膜上に 第1のシリコン酸化膜を形成する工程
    と、 前記第1のシリコン酸化膜をパターニングする工程と、 パターニングされた前記第1のシリコン酸化膜をマスク
    としてドライエッチングすることで、前記金属膜と前記
    金膜をパターニングする工程とを備えた、金配線を有す
    る半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 金膜上に、前記金膜と異なる材料から
    なる金属膜を形成する工程と、 前記金属膜を酸化させる工程と、 前記金属膜上に第1のシリコン酸化膜を形成する工程
    と、 前記第1のシリコン酸化膜をパターニングする工程と、 パターニングされた前記第1のシリコン酸化膜をマスク
    としてドライエッチングすることで、前記金属膜と前記
    金膜をパターニングする工程とを備えた、金配線を有す
    る半導体装置の製造方法。
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