JP3517329B2 - ディジタル計数率計 - Google Patents
ディジタル計数率計Info
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Description
視装置などに使用されるディジタル計数率計に関するも
のである。
ては、例えば、特公平3−20717号公報に示された
装置があった。図14において、1はカウンタ、2は演
算器、3は出力計数率である。
流れをブロック図で示したものである。21はカウンタ
1で計数されて演算器2に入力された計数結果を示す今
回カウント値、22は今回カウント値21と負帰還カウ
ント値との差を求めて、その差を代数的に積算する積算
ブロック、23は積算ブロック22の出力としての積算
値を用いて今回計数率を計算して出力する計数率演算ブ
ロック、24は前回計数率とサンプリング時間の積を求
めて負帰還カウントとして積算ブロック22へ負帰還さ
せる負帰還ブロック、25はカウンタ1をリセットする
と共に演算器2の演算を定周期で実行するための制御ブ
ロックである。
一定のサンプリング時間(ΔT)毎に被測定パルスの個
数を計測し、今回の計測結果として今回カウント値21
(ΔNIN)を出力する。積算ブロック22は、今回カウ
ント値21(ΔNIN)を入力するとともに、負帰還ブロ
ック24において演算された前回計数率(n’)とサン
プリング時間(ΔT)の積(n’×ΔT)を負帰還カウ
ント値(ΔNB )として入力し、今回カウント値21
(ΔNIN)と負帰還カウント値(ΔNB )の差(ΔNIN
−ΔNB )を求め、その差を前回積算値(M’)に加算
して今回積算値(M)を出力する。
(M)を入力し、例えば標準偏差が一定となるように今
回計数率(n)を演算して出力する。負帰還ブロック2
4は計数率演算ブロック23の出力を入力し、その出力
を積算ブロック22に入力している。したがって、ブロ
ック22、23、24は閉ループを構成しており、この
閉ループの平衡点においてはΔNIN=ΔNB が成立
している。制御ブロック25はカウンタ1のリセットと
演算器2の演算処理を定周期で実行するように制御す
る。上記のようなディジタル計数率計を用いて放射線を
計測した時の計数率の標準偏差σは次式(1)で示され
ることが知られている。 σ=(1/2nτ)1/2 −−−−−(1) ただし、n:計数率 ,τ:時定数
は次の式(2)のように表現される。 G=1/τ=dFB (M)/dM −−−−−(2) ただし、FB (M)= n 標準偏差σが一定になるようにするには、nτを一定に
する必要があり、FB (M)を下式(3)(4)のよう
にすることにより実現できる。 1/nτ=[1/FB (M)]・[dFB (M)/dM)]=r=一定 −−−−−(3) 故に、 〔dFB (M)/dM)]=r・FB (M) −−−(4) 微分すると定数倍になる関数は式(5)のように指数関
数で表される。
標準偏差σと計数率nは下式(6)(7)で示される。
率計は以上のように構成され、例えば時定数が計数率に
反比例するため、ノイズが侵入した場合に計数率が通常
値に復帰するのに時間がかかり、計測に支障をきたすこ
とがある。特に、通常のバックグラウンドレベルが低計
数率で標準偏差が小さい場合は、復帰に数10分かかる
ことがある。また、検出器不良等で被測定パルスが喪失
または低下する機器異常を検知しようとする場合に検知
が遅れる欠点があった。
めになされたものであり、一過性のノイズパルスによる
誤計数を防止でき、被測定パルスの計数の急減に対して
高速に応答できるディジタル計数率計を得ることを目的
とする。
ル計数率計は、サンプリング周期毎に被測定パルスの個
数をカウントするカウンタを有し、このカウンタのカウ
ント値に基づいて計数率を導出する計数率計において、
上記カウンタの今回カウント値と前回カウント値とを比
較して今回カウント値が許容範囲内か否かを判定する比
較手段と、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範
囲内であれば、今回カウント値に基づいて計数率を求
め、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範囲上限
を超えた状態では、その超えた時点の前回カウント値を
固定して、上記比較手段の前回カウント値は上記固定の
前回カウント値を用いて今回カウント値と比較するよう
にすると共に、所定の期間を限度として上記固定の前回
カウント値で計数率を求め、上記所定の期間を過ぎる
と、今回カウント値で計数率を求め、今回カウント値が
上記許容範囲上限を超えた状態から今回カウント値が上
記許容範囲内の状態になると、上記比較手段で上記固定
のカウント値を用いない比較処理に戻るようにする演算
手段を備えたものである。また、この発明のディジタル
計数率計は、サンプリング周期毎に被測定パルスの個数
をカウントするカウンタを有し、このカウンタのカウン
ト値に基づいて計数率を導出する計数率計において、上
記カウンタの今回カウント値と前回カウント値とを比較
して今回カウント値が許容範囲内か否かを判定する比較
手段と、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範囲
内であれば、今回カウント値に基づいて計数率を求め、
上記比較結果で今回カウント値が上記許容範囲上限を超
えた状態では、その超えた時点の前回カウント値を固定
して、上記比較手段の前回カウント値は上記固定の前回
カウント値を用いて今回カウント値と比較するようにす
ると共に、所定の期間を限度として上記固定の前回カウ
ント値で計数率を求め、更に上記所定の期間経過後に上
記許容範囲上限を超えた状態が継続すると一定期間は今
回カウント値で計数率を求め、上記一定期間経過した場
合または今回カウント値が上記許容範囲上限を超えた状
態から今回カウント値が上記許容範囲内の状態になる
と、上記比較手段で上記固定のカウント値を用いない比
較処理に戻るようにする演算手段を備えたものである。
パルスの個数をカウントするカウンタを有し、このカウ
ンタのカウント値に基づいて計数率を導出する計数率計
において、上記カウンタの今回カウント値と前回カウン
ト値とを比較して今回カウント値が許容範囲内か否かを
判定する比較手段と、演算手段は、上記比較結果で今回
カウント値が上記許容範囲内であれば、今回カウント値
に基づいて計数率を求め、上記比較結果で今回カウント
値が上記許容範囲上限を超えた状態では、その超えた時
点の前回カウント値を固定して、上記比較手段の前回カ
ウント値は上記固定の前回カウント値を用いて今回カウ
ント値と比較するようにすると共に、所定の期間を限度
として上記固定の前回カウント値で計数率を求め、更に
上記所定の期間経過後に上記許容範囲上限を超えた状態
が継続すると一定期間は今回カウント値で計数率を求
め、上記一定期間経過した場合または今回カウント値が
上記許容範囲上限を超えた状態から今回カウント値が上
記許容範囲内の状態になると、上記比較手段で上記固定
のカウント値を用いない比較処理に戻るようにする演算
手段を備えたものである。
いて、計数率計として、サンプリング周期毎に被測定パ
ルスの個数をカウントするカウンタを有し、このカウン
タの今回カウント値から前回負帰還カウント値(前回計
数率と1サンプリング周期の時間との積)を減算して差
を求め、その差を代数的に積算し、その積算値に基づい
て計数率を導出する計数率計を用いた場合、前回カウン
ト値の代わりに前回負帰還カウント値を用いるようにし
たものである。
パルスの個数をカウントするカウンタを有し、このカウ
ンタのカウント値に基づいて計数率を導出する計数率計
において、今回カウント値が許容範囲下限以下となり所
定の期間継続すると、計数率を演算するための時定数を
速くする時定数変更手段を設けたものである。
か1項のディジタル計数率計に、請求項4のディジタル
計数率計の時定数変更手段を設けたものである。
か1項において、今回カウント値が上記許容範囲下限以
下となり所定の周期継続すると、警報信号を送出する警
報手段を備えたものである。
か1項において、許容範囲は計数率の標準偏差に基づい
た値としたものである。
か1項において、テストする場合は、今回カウント値を
比較手段をバイパスして直接演算手段に入力するもので
ある。
いて説明する。基本的構成は従来の技術である図14と
同一であり、図1は、図14の演算器2内での演算処理
の流れをブロック図で示したもので、31から33は今
回発明に係わるブロックであり、21から25は従来例
と同じブロックである。
れて記憶されている前回カウント値、32は今回カウン
ト値21を入力し前回カウント値31と比較して許容範
囲内かどうかを判定する判定ブロック、33はノイズを
除去するノイズ除去ブロックである。図2は演算処理の
手順を示すフローチャートである。
にカウンタ1で計数されて記憶されているもので、計数
率を演算した後に定周期毎に更新される。 (2)判定ブロック32は、今回カウント値21(ΔN
IN)と前回カウント値31(ΔN’IN)を入力して比較
し、許容範囲内かどうかを判定して判定結果をノイズ除
去ブロック33へ出力する。
ウント値21(ΔNIN)と前回カウント値31(ΔN’
IN)を入力するとともに判定ブロック32の判定結果を
入力し、許容範囲内の場合は今回カウント値21(ΔN
IN)を積算ブロック22へ出力する。 (4)一方、許容範囲上限を超えた場合は、前回カウン
ト値31(ΔN’IN)の更新を停止すると共に、前回カ
ウント値31(ΔN’IN)を積算ブロック22へ出力す
る。
続する場合(今回カウント値と前回カウント値とを比較
して許容範囲上限を超えた状態が継続する場合)、当該
周期を含めて定周期の複数倍の所定の期間の積算ブロッ
ク22への出力は、更新停止時の前回カウント値31
(ΔN’IN)とし、
ック22への出力を、前回カウント値(ΔN’IN)から
今回カウント値21(ΔNIN)に戻し、それから前回カ
ウント値更新停止が解除されるまで(今回カウント値が
許容範囲内になるまで、)は今回カウント値21(ΔN
IN)を出力し、
したら前回カウント値更新停止を解除し、通常の処理動
作である上記(2)に戻る。この一連のプロセスによ
り、一過性のノイズは判定ブロック32で検知され、ノ
イズ除去ブロック33で除去される。
下記のようにして設定する。 許容範囲上限:3×(前回カウント値)1/2 +(前回カウント値) −−−−(8) ただし、前回カウント値が0の場合は1とみなす。
び、図3,図4,図5のカウント値と判定ブロックの出
力処理を示す図で詳細に説明する。 (1)前回カウント値を初期化(∞に設定)し、前回カ
ウント値更新停止時間を初期化(0に設定)し、装置の
リセットを行う(S1)。 (2)今回カウント値(ΔNIN)と、前回カウント値
(ΔN’IN)を読み込み(S2,S3)、
4)、 (4)前回カウント値更新停止時間は、初期化したまま
であるので、「0」となり(S7)、 (5)今回カウントを出力して(S10)、S2に帰
る。通常は、上記のS2,S3,S4,S7,S10の
ステップを繰り返して計測する。(図3のa,b,・・
・eの状態)
容範囲上限を超えた場合を説明する。 (6)ステップS4(図3のeとfとの比較)で、今回
カウント値(図3のf)が許容範囲上限を超えると、前
回カウント値更新時間は0であるので(S5)、(7)
前回カウント値の更新を停止する(S9)。(図3の前
回カウント値eが更新されず、前回カウント値はeで固
定される) (8)前回カウント値を出力する(S11)。(図3の
eを出力する)
する。 (9)上記(8)からの継続動作として、今回カウント
値(図3のg)と前回カウント値(図3のe)とを読み
込み(S2,S3)、両者を比較して、ノイズが無くな
り今回カウント値が許容範囲以内になっていれば(S
4)、 (10)前回カウント値更新停止時間は「0」でないの
で(S7)、 (11)前回カウント値(図3のe)の更新を解除し
て、前回カウント値更新停止時間をリセットする(S
8)。 (12)今回カウント値(図3のg)を出力する(S1
0)。
の2つの周期に跨って発生したときは、 (13)上記(8)からの継続動作として、今回カウン
ト値(図4のg)と前回カウント値(図4のe)とを読
み込み(S2,S3)、両者を比較して、ノイズが継続
して今回カウント値が許容範囲上限を超えていれば(S
4)、 (14)2周期目であるので、前回カウント値更新停止
時間は「0」でなく(S5)、 (15)前回カウント値更新停止時間はAを2周期と設
定しているので、ステップS6でNOとなり、更新を停
止した前回カウント値(図4のe)を出力する(S1
1)。
なり、今回カウント値(図3のh)が許容範囲内になれ
ば(S2,S3,S4)、(図3のhとeとを比較) (17)S7,S8を経て、今回カウント値(図3の
h)を出力する(S10)。
したパルスが入力され計数率が増加した場合について、
図5と共に説明する。 (18)上記(15)まではノイズが2周期に亙って発
生した場合と同様である。(図5の今回カウント値f,
gに対し、出力は更新を停止した前回カウント値e,e
を出力している)
のh)と前回カウント値(図5のe)とを読み込み(S
2,S3)、両者を比較して、今回カウント値が許容範
囲上限を超えていれば(S4)、 (20)3周期目であるので、前回カウント値更新停止
時間は「0」でなく(S5)、 (21)前回カウント値更新停止時間はAを2周期と設
定しているので、3周期目はステップS6でYESとな
り、今回カウント値(図5のh)を出力する(S1
0)。
容範囲上限を超えていると、S2〜S6、S10を繰り
返し、今回カウント値を出力する。 (23)そしてステップS4で、今回カウント値が許容
範囲内になれば、S7を経て、前回カウント値(図3の
e)の更新停止を解除して(S8)、今回カウント値を
出力し(S10)、上記(1)からの処理動作に戻る。
が許容範囲を超えると定周期の複数倍の期間は前回カウ
ント値の更新が停止され、結果として許容範囲上限が固
定されるため、サンプリング期間の境界でノイズが進入
した場合でも、また各サンプリングにおけるノイズカウ
ントが変動した場合でも、確実に一過性のノイズを除去
できる。また、許容範囲は前回カウント値をベースに設
定するため、検出器の温度特性等による入力カウント値
の緩やかな変動に追従できる利点がある。
ステップS6がYES(更に今回カウント値と更新停止
した前回カウント値との比較結果で今回カウント値が許
容範囲上限以上の状態)が継続しても、前回カウント値
の出力を継続して出し続けるが、この実施の形態2で
は、前回カウント値の出力を継続する回数(期間)を制
限して、その後は、今回カウント値と更新停止解除後の
前回カウント値との比較結果で動作する通常の演算処理
に戻るようにしたものである。
で、図2にステップT7,T8を追加したものである。
この動作の要部を説明すると、 (1)期間の設定値Bは、B>Aの条件で設定される。
と前回カウント値との比較結果で、今回カウント値が許
容範囲上限を超えた状態が継続すると、ステップT6で
「前回カウント値更新停止時間がA」までは更新停止し
た時点の前回カウント値を出力するが(T13)、 (3)ステップT6で「前回カウント値更新停止時間>
A」となると、ステップT7がNOとなり、今回カウン
ト値を出力する(T12)。
ント値と前回カウント値との比較結果で、今回カウント
値が許容範囲上限を超える状態が続き、ステップT7で
「前回カウント値更新停止時間=B」となると、前回カ
ウント値の更新停止を解除して、前回カウント値更新停
止時間をリセットし(T8)、 (5)今回カウント値を出力した後(T12)、当初の
今回カウント値と前回カウント値との比較結果による処
理動作に戻る。
係を示す図である。図7は被測定パルスが増加した場合
で、Aを定周期(サンプリング周期)の2倍とし、Bを
定周期の6倍として設定している。今回カウント値が
b,cのときに許容範囲上限を超えているので、期間A
(2周期)の間は、更新停止時の前回カウントa,aを
出力する。
比較結果で、今回カウント値が許容範囲上限を超えてい
ると、期間A後の期間Bの間は今回カウント値をそのま
ま出力し、計数率の増加が観察できる。そして期間B経
過後は、初めの今回カウント値と前回カウント値との比
較結果に基づいたカウント値を出力して計数率を求め
る。従って、今回カウント値iのようにノイズが混入し
ても除去することができる。
のレベルに戻り、更にノイズが混入した場合を示す。ノ
イズが入って今回カウント値b,cのときは、更新停止
した時の前回カウント値a,aを出力し、期間A経過後
の期間Bでは今回カウント値dが許容範囲内であるので
dが判定ブロックの出力となり、以後は通常に今回カウ
ント値と前回カウント値の比較に基づく最初の処理に戻
る。
変化する場合にもノイズを除去することができる。
回カウント値21を前回カウント値31と比較する場合
について述べたが、図9に示すように前回カウント値3
1の代わりに前回負帰還カウント値51を設けて今回カ
ウント値と比較するようにしてもよい。
小さくしてノイズ識別の分解能をあげることができる。
判定ブロック32の許容範囲上限は例えば設定された標
準偏差を用いて下記のように設定する。
回カウント値21が許容範囲上限を超えた場合に一過性
のノイズを除去する方法について述べたが、この実施の
形態は非常に低い計数率の場合に、時定数を速くして計
数率測定の応答を速くするものである。
標準偏差切替ブロック61を設け、判定ブロック32の
許容範囲下限以下の判定結果を入力し、許容範囲下限以
下が定周期の整数倍の期間継続した場合に、標準偏差を
切替えて計数率演算ブロック23へ出力し、計数率演算
ブロック23は切り替えられた標準偏差を入力して速時
定数で計数率を演算処理する。
急減に対して計数率は高速に応答できる。判定ブロック
32の許容範囲下限は、例えば0に設定する。標準偏差
σを切り替えることは、式(10)(11)のようにγ
を切り替えることになり速時定数で計数率演算を実行で
きる。 σ=(1/2nτ)1/2 =(r/2)1/2 =(2-X-1・ln2)1/2 −−−−−−(10) n=FB (M)=erM=2rM/ln2 −−−−−−(1
1) ただし、r=2-x・ln2
り替える時には、計数率演算ブロック23における計数
率演算のγMが切り替え前と同じ値になるように、積算
ブロック22のMも同時に置き替えて切り替え後の演算
をスタートする。
態3と同様に前回負帰還カウント値51に置き換えるこ
とができる。
ートであり、この図について説明する。 (1)標準偏差=σ1 (通常時定数用)に設定し、許容
範囲下限以下の回数を初期化し(U1)、 (2)今回カウント値(ΔNIN)と前回カウント値(Δ
N’IN)とを読み込み(U2)、
4)、 (4)ステップU8へ行き、許容範囲下限以下の回数=
0であるので、 (5)計数率を求める通常の演算を実行する(U1
3)。通常は、上記ステップU2,U3,U4,U8,
U13を繰り返す。
ト値が許容範囲下限以下となった場合は、標準偏差=σ
2 (速時定数用)でなければ(U5)、 (7)許容範囲下限以下の回数が1回目なので、設定値
=Cとならず(U6)、 (8)通常の演算を実行する(U13)。
継続し、ステップ6で 許容範囲下限以下の回数=C となると、 (10)標準偏差をσ1 からσ2 に切り替える(U
7)。なお、時定数の設定は(速時定数用標準偏差σ2
>通常時定数用標準偏差σ1)で設定されている。
率n’から前回積算値M’を求める(U12)。 (12)その後、通常演算を実行する(U13)。
る前に、途中で許容範囲内になると、ステップU4から
U8へ行き、0<許容範囲下限以下の回数<Cであるの
で、 (14)許容範囲下限以下の回数をリセットし(U
9)、 (15)標準偏差がσ2 であることを確認し(U1
0)、 (16)標準偏差をσ1 に切り替える(U11)。 (17)その後、ステップU12,U13の演算を実行
する。
とで時定数を変更することができ、計数率測定の応答を
速くすることができる。
容範囲下限の値とその継続時間に応じて時定数を変化す
るようにしてもよい。
回カウント値21が許容範囲下限以下になった場合に計
数率低下の応答を速める方法について述べたが、この実
施の形態は、図12に示すように警報ブロック81を設
け、判定ブロック32の許容範囲下限以下か否かの判定
結果を入力し、許容範囲下限以下が定周期の整数倍の期
間継続した場合に、故障警報を発信するようにする。
でき、従来の計数率の測定値の低下による警報発信より
も、早期警報をすることができる。なお、判定ブロック
32の許容範囲下限は例えば0に設定することにより実
現できる。
態3と同様に前回負帰還カウント値51に置き換えるこ
とができる。
運転時の課題の改善方法について述べたが、図13のよ
うにテストパルス信号入力中にはテスト中状態信号91
を判定ブロック32に入力して判定をバイパスするよう
にしたので、テスト中の入力カウント値の急変による誤
動作を防止できる。図13のノイズ除去ブロック33
は、標準偏差切替ブロック61、警報ブロック81に置
き換えることにより実施の形態4、5と組み合わせて適
用できる。
が侵入した場合、ノイズよる計数値を計数しないように
したので、ノイズによる誤計数を防止することができ
る。
ると時定数を変更するようにしたので、応答を速くする
ことができる。
ると警報信号を送出するようにしたので、早期に警報す
ることができる。
示すブロック図である。
示すフローチャートである。
処理を説明する図である。
処理を説明する図である。
処理を説明する図である。
示すフローチャートである。
処理を説明する図である。
処理を説明する図である。
示すブロック図である。
を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
図である。
の演算処理の流れを示すブロック図である。
値 22 積算ブロック 23 計数率積算
ブロック 24 負帰還ブロック 25 制御ブロッ
ク 31 前回カウント値 32 判定ブロッ
ク 32 ノイズ除去ブロック 51 前回負帰還
カウント値 61 標準偏差切替ブロック 81 警報ブロッ
ク 91 テスト中状態信号
Claims (7)
- 【請求項1】 サンプリング周期毎に被測定パルスの個
数をカウントするカウンタを有し、このカウンタのカウ
ント値に基づいて計数率を導出する計数率計において、 上記カウンタの今回カウント値と前回カウント値とを比
較して今回カウント値が許容範囲内か否かを判定する比
較手段と、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範
囲内であれば、今回カウント値に基づいて計数率を求
め、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範囲上限
を超えた状態では、その超えた時点の前回カウント値を
固定して、上記比較手段の前回カウント値は上記固定の
前回カウント値を用いて今回カウント値と比較するよう
にすると共に、所定の期間を限度として上記固定の前回
カウント値で計数率を求め、上記所定の期間を過ぎる
と、今回カウント値で計数率を求め、今回カウント値が
上記許容範囲上限を超えた状態から今回カウント値が上
記許容範囲内の状態になると、上記比較手段で上記固定
のカウント値を用いない比較処理に戻るようにする演算
手段を備えたことを特徴とするディジタル計数率計。 - 【請求項2】 サンプリング周期毎に被測定パルスの個
数をカウントするカウンタを有し、このカウンタのカウ
ント値に基づいて計数率を導出する計数率計において、 上記カウンタの今回カウント値と前回カウント値とを比
較して今回カウント値が許容範囲内か否かを判定する比
較手段と、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範
囲内であれば、今回カウント値に基づいて計数率を求
め、上記比較結果で今回カウント値が上記許容範囲上限
を超えた状態では、その超えた時点の前回カウント値を
固定して、上記比較手段の前回カウント値は上記固定の
前回カウント値を用いて今回カウント値と比較するよう
にすると共に、所定の期間を限度として上記固定の前回
カウント値で計数率を求め、更に上記所定の期間経過後
に上記許容範囲上限を超えた状態が継続すると一定期間
は今回カウント値で計数率を求め、上記一定期間経過し
た場合または今回カウント値が上記許容範囲上限を超え
た状態から今回カウント値が上記許容範囲内の状態にな
ると、上記比較手段で上記固定のカウント値を用いない
比較処理に戻るようにする演算手段を備えたことを特徴
とするディジタル計数率計。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のディジ
タル計数率計おいて、前記カウンタの今回カウント値から前回計数率と1サン
プル周期の時間との積からなる前回負帰還カウント値を
減算してその差を代数的に積算すると共に、その積算値
に基づいて計数率を導出するようにした ことを特徴とす
るディジタル計数率計。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のデ
ィジタル計数率計おいて、 今回カウント値が許容範囲下限以下の状態が所定の期間
継続すると、計数率を演算するための時定数を速くする
時定数変更手段を設けたことを特徴とするディジタル計
数率計。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデ
ィジタル計数率計において、 今回カウント値が許容範囲下限以下の状態が所定の周期
継続すると、警報信号を送出する警報手段を備えたこと
を特徴とするディジタル計数率計。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のデ
ィジタル計数率計において、 許容範囲は計数率の標準偏差に基づいた値としたことを
特徴とするディジタル計数率計。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項のディジタ
ル計数率計において、 テスト時は、今回カウント値を比較手段をバイパスして
直接演算手段に入力することを特徴とするディジタル計
数率計。
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JP3875297A JP3517329B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | ディジタル計数率計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3875297A JP3517329B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | ディジタル計数率計 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10239440A JPH10239440A (ja) | 1998-09-11 |
JP3517329B2 true JP3517329B2 (ja) | 2004-04-12 |
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JP3875297A Expired - Lifetime JP3517329B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | ディジタル計数率計 |
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JP (1) | JP3517329B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007017374A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Toshiba Corp | パルス計数計とそれを用いた原子炉出力監視装置ならびにパルス計数方法 |
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JP4795272B2 (ja) * | 2007-03-01 | 2011-10-19 | 三菱電機株式会社 | 放射線測定装置 |
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-
1997
- 1997-02-24 JP JP3875297A patent/JP3517329B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007017374A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Toshiba Corp | パルス計数計とそれを用いた原子炉出力監視装置ならびにパルス計数方法 |
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JPH10239440A (ja) | 1998-09-11 |
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