JP3515452B2 - 自動販売機のドア機構 - Google Patents
自動販売機のドア機構Info
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Description
などを開閉する自動販売機のドア機構に関し、特にスラ
イディング式のドア機構に関する。
願人は例えば特願平10−328398号にすでに提案
している。図7に示すように、このドア機構70は、2
枚のスライディング式ドアを組み合わせたものであり、
左右一対のドア本体71,71と、これらのドア本体7
1,71の左右方向のスライドを案内する上下のスライ
ド機構72,72(上スライド機構72のみ図示)とで
構成されている。上スライド機構72は、各ドア本体7
1に固定されたサポート73と、このサポート73に取
り付けられた左右のボールキャスタ74,74と、自動
販売機の販売機本体(ともに図示せず)に取り付けられ
た上ガイドレール75とを備えている。ボールキャスタ
74は、上ガイドレール75に係合し、下方から支持さ
れており、これにより上ガイドレール75に案内されな
がら転動する。また、図示しないが、下スライド機構7
2は、上ガイドレール75と同様の平面形状の下ガイド
レール75と、サポート73に鉛直軸線回りに回動自在
に取り付けられたローラとを備えており、このローラ
は、下ガイドレール75の前後の側壁上を転動し、これ
に案内されるようになっている。
は、図7(a)に示す閉鎖状態から例えば右ドア本体7
1の左端部を手前に引くと、その左ボールキャスタ74
が上ガイドレール75の収容レール部75a上を転動し
て前方に移動し、これに伴い、右ドア本体71は右ボー
ルキャスタ74を中心として回動する(図7(b)参
照)。この後、右ドア本体71を左方に引くと、左右の
ボールキャスタ74が上ガイドレール75上をそれぞれ
転動することにより、右ドア本体71が左方にスライド
し、開放される(図7(c)参照)。以上と同様に、下
スライド機構72でも、右ドア本体71の移動に伴い、
ローラが下ガイドレールに案内され、下ガイドレールの
前後の側壁を転動する。
ア機構70によれば、下スライド機構72のローラは下
ガイドレールに案内されて前後の側壁を転動するように
構成されているので、ドア本体71の重量の大部分を上
スライド機構72側で受け止めることになる。このた
め、上スライド機構72のガイドレール75や転動体な
どを、ドア本体71の大きな重量に耐えられるように堅
固に作製しなければならないことで、製造コストが上昇
してしまう。また、図7(b)に示すように、右ドア本
体71の左端部を手前に引いたときには、この左端部と
左ドア本体71の間の隙間が小さく、これに腕を差し入
れにくいため、ドア本体71の内面、特にその左寄りの
部分を清掃しにくい。さらに、図7(c)に示すよう
に、右ドア本体71を完全に開放したときにも、これが
左ドア本体71の前後に狭い間隔で重なるので、やはり
右ドア本体71の内面の内寄りの部分を清掃しにくい。
れたもので、コストを削減することができ、ドアの内面
を容易に清掃することができるとともに、ドアを円滑に
開閉することができる自動販売機のドア機構を提供する
ことを目的とする。
ドア機構は、販売機本体の前面の開口を開閉するための
2つのドア本体と、これら2つのドア本体の各々に左右
方向に並設された、任意の方向に転動自在の内側および
外側の2つの転動体と、販売機本体に設けられ、2つの
転動体が係合した状態で転動することにより、2つのド
ア本体を、これらのドア本体が互いに左右に隣接した状
態で販売機本体の開口を閉鎖する閉鎖位置と、一方が他
方の前側に重なった状態で販売機本体の開口を開放する
開放位置と、ドア本体の内端部を開放する内端部開放位
置との間でスライドさせるガイドレールと、を備え、こ
のガイドレールは、左右方向に延び、2つの転動体が係
合した状態でドア本体を開放位置に案内する主レール部
と、この主レール部の左右両端から外方に向かって斜め
後方にそれぞれ延びる左右の斜めレール部と、これら左
右の斜めレール部の各々の内側の所定位置において主レ
ール部を横切って前後方向に延び、内側の転動体が後端
部に位置し、かつ外側の転動体が斜めレール部の後端部
に位置するときに、対応するドア本体を閉鎖位置に位置
決めするとともに、内側の転動体が前端部に位置し、か
つ外側の転動体が斜めレール部の後端部に位置するとき
に、対応するドア本体を内端部開放位置に位置決めする
交差レール部と、を有することを特徴とする。
のドア本体は、閉鎖位置において互いに左右に隣接した
状態で販売機本体の開口を閉鎖しており、この状態で
は、各ドア本体の外側の転動体が斜めレール部の後端部
に位置し、内側の転動体が交差レール部の後端部に位置
している。この閉鎖位置から、一方のドア本体の内端部
を前方に引くと、内側の転動体が交差レール部に係合し
た状態で交差レール部と主レール部が交差する位置まで
転動する。これに伴い、一方のドア本体の内端部が前方
にスライドする。この位置から、一方のドア本体を他方
のドア本体側に引くと、一方のドア本体は、内側の転動
体が主レール部に係合した状態で、他方のドア本体側に
転動することにより、開放位置に向かってスライドし、
他方のドア本体の前側に重なった状態で販売機本体の開
口を開放する。以上のように各ドア本体が閉鎖位置から
開放位置に案内されることで、各ドア本体を円滑に開放
することができるとともに、以上と逆の操作を行うこと
により、これらを円滑に閉鎖することができる。
交差レール部に係合した状態で、この交差レール部の後
端部から前端部まで、主レール部を横切って転動するこ
とにより、閉鎖位置から内端部開放位置に案内される。
これにより、内端部開放位置にあるドア本体の内端部と
隣接するドア本体との間に、隙間が生じる。このときに
内側の転動体が位置する交差レール部の前端部は、主レ
ール部よりも前方に位置するので、主レール部および斜
めレール部が従来と同じように配置されていても、両ド
ア本体間の隙間を従来よりも大きくすることができる。
これにより、この隙間から腕を差し入れてドア本体の内
面の清掃作業などを容易に行うことができる。
販売機のドア機構において、2つの転動体は、ドア本体
の上部および下部の一方に設けられ、ガイドレールによ
り下方から支持されており、ドア本体の上部および下部
の他方に設けられ、販売機本体により下方から支持され
る、任意の方向に転動自在の第2の転動体をさらに備え
ることを特徴とする。
および外側の転動体がガイドレールにより下方から支持
されるのに加えて、第2の転動体が販売機本体により下
方から支持されるので、ドア本体の重量を、ガイドレー
ルと販売機本体で分担して支持することができる。この
ように、ドア本体の重量が、その上下部で分担して支持
されることにより、ガイドレールとこれに係合する2つ
の転動体とに作用するドア本体からの荷重を、従来より
も小さくすることができる。これにより、ガイドレール
およびこれに係合する2つの転動体の構造を堅固に構成
する必要がなくなることで、製造コストを削減すること
ができる。
載の自動販売機のドア機構において、隣り合う各2つが
上下方向の軸線回りに互いに回動自在に連結され、内部
に連続する電線収容部を構成する中空の多数のチェーン
部材を有し、一端部および他端部がドア本体および販売
機本体にそれぞれ連結されるとともに、ドア本体のスラ
イドに伴い変形しながら移動する、左右方向に延びるチ
ェーンと、電線収容部内にこれに沿って収容され、ドア
本体および販売機本体を電気的に互いに接続する変形可
能な電線と、ドア本体および販売機本体の少なくとも一
方に左右方向に水平に延びるように設けられ、チェーン
を載置した状態で、チェーンの移動を案内する案内部
と、をさらに備えていることを特徴とする。
ーンの電線収容部内に収容された電線により、販売機本
体とドア本体が電気的に互いに接続される。上記のよう
に2つのドア本体の一方がスライドすると、これに伴
い、チェーンは、案内部に案内された状態で、各チェー
ン部材が互いに上下方向の軸線回りに回動することで、
水平面内を変形しながら移動する。このチェーンの変形
に伴い、電線もこれに追随して変形する。チェーンおよ
び電線は、このようにドア本体の移動に伴い案内部に載
置された状態で水平面内で変形するので、ドア本体の移
動時に、下方に垂れたり、上方に凸に曲がったりするこ
とがなく、周囲の他の部品に干渉することがない。これ
により、ドア本体を円滑に開閉することができる。
明の一実施形態に係る自動販売機のドア機構について説
明する。図1および図2は、本実施形態によるドア機構
1を備えた自動販売機2を示している。この自動販売機
2は、横長ボックス状の販売機本体3内に、缶入飲料や
ペットボトル入り飲料などの多品目の商品(図示せず)
を前後方向に並べて収納するとともに、収納した商品を
前面の透明な断熱ガラス10bを通して見えるようにし
た、いわゆるショーケース型のものである。自動販売機
2は、前面が開口する販売機本体3と、この販売機本体
3の開口3aを開閉するドア機構1とを備えている。
壁パネル3bをボックス状に組み立てたものであり、前
方に開放する開口3aを有している。また、販売機本体
3の前面には、ドア機構1とコントロールパネル4が取
り付けられている。コントロールパネル4は、販売機本
体3の前面の右側に配置されており、コントロールパネ
ル4には、商品取出口、プリペイドカードが挿入される
カード挿入口、およびテンキー式の商品選択ボタンなど
が取り付けられている。
方に設けられており、左右一対のドア本体10,10
と、各ドア本体10を左右方向に水平にスライドさせる
上下のスライド機構11,20と、左右一対のドア本体
10,10をそれぞれロックするための左右のロック機
構30,30とを備えている。左右のドア本体10,1
0は互いに左右対称に構成されており、上下のスライド
機構11,20も、その左半部と右半部が互いに左右対
称に構成されているので、以下、上下のスライド機構1
1,20の右半部および右ドア本体10について説明す
る。
1,20によって、常時は図5(a)に示す閉鎖位置に
保持され、販売機本体3の開口3aを閉鎖している。こ
のとき、左右のドア本体10,10は、前面が互いに面
一の状態で並んでいる。右ドア本体10は、ローディン
グ時などに、上下のスライド機構11,20に案内され
ることによって、図5(c)に示す開放位置にスライド
され、左ドア本体10の前側に重なった状態で開口3a
の右半部を開放する。また、右ドア本体10は、その内
面の清掃作業時などに、図6(c)に示す内端部開放位
置にスライドすることで、左端部と左ドア本体10の間
に、図6(b)に示す中間位置にあるときよりも大きな
隙間を画成する。
と、このドア枠10a内に取り付けられた前述した透明
な断熱ガラス10bとを備えており、ドア枠10aは、
複数の鋼板および鋼材を用いて組み立てられている。図
1に示すように、ドア枠10aの左下部には、ドア本体
10を販売機本体3にロックするためのロック機構30
が取り付けられている。また、断熱ガラス10bには、
その透明性を保持するための結露防止用の熱線ヒータ
(図示せず)が設けられており、この熱線ヒータは、後
述するケーブル16を介して電源(図示せず)に接続さ
れており、図示しないコントローラの制御に従って作動
する。
る。図4〜図6に示すように、上スライド機構11は、
ドア枠10aに固定されたサポート12と、このサポー
ト12に取り付けられた左右のボールキャスタ13,1
3(転動体)と、販売機本体3に取り付けられた上ガイ
ドレール14(ガイドレール)と、熱線ヒータおよび電
源を互いに電気的に接続するためのケーブルチェーン1
5とを備えている。
示すように、矩形の平面形状を有するとともに、左右方
向に延びている。図4に示すように、サポート12は、
その前端から下方に折れ曲がった前壁部を有しており、
この前壁部がドア枠10aの背面の上端部に固定されて
いる。また、サポート12の後部は、前部よりも一段低
くかつ後方に水平に延びており、その下面に左右のボー
ルキャスタ13,13が下向きに取り付けられている。
この保持部13aに全方向に回転自在に保持されるボー
ル13bとを備えており、ボール13bの下端部は、保
持部13aから下方に突出している。一方、上ガイドレ
ール14は、販売機本体3の上面の前端部に取り付けら
れた断面U字形の鋼材であり、左右方向に水平に延びて
いる。ボールキャスタ13は、この上ガイドレール14
の底壁の上面を転動した状態で、上ガイドレール14に
より案内される。上ガイドレール14の右半部は、主レ
ール部14a、交差レール部14bおよび斜めレール部
14cを備えており、これらのレール部14a〜14c
は、一体に形成されている。主レール部14aは、販売
機本体3の前面と平行に左右方向に延びており、斜めレ
ール部14cは、主レール部14aの右端から斜め右後
方に延びている。交差レール部14bは、ドア枠10a
の左端部寄りの付近の所定位置で、主レール部14aを
横切って少し斜めに前後方向に延びており、主レール部
14aとの交差部分でこれに連続している。
ブルチェーン15は、U字形の平面形状になるように湾
曲した状態、左右方向に延びている。ケーブルチェーン
15は、多数のチェーン部材15aで構成されており、
各2つのチェーン部材15a,15aが互いに鉛直軸線
回りに回動自在に連結されている。各チェーン部材15
aは、断面矩形で中空に形成されており、連結したチェ
ーン部材15aによってケーブルチェーン15内に形成
される連続した中空部分が、ケーブル収容部15b(電
線収容部)になっている。このケーブル収容部15b
は、その両端が開口しており、断面円形のケーブル16
(電線)を収容している。ケーブル16は、可摺性を備
え、ケーブルチェーン15を通って延びるとともに、そ
の両端部が電源および熱線ヒータにそれぞれ電気的に接
続されている。また、ケーブルチェーン15は、その両
端部が販売機本体3およびドア本体10のサポート12
にそれぞれ固定されており、図5に示すように、ドア本
体10のスライドに伴い変形しながら左右方向に移動す
る。
3b)の上面には、左右方向に延びる板壁3cが立設さ
れており、この板壁3cには、前方に延びる案内板3d
(案内部)が設けられている。この案内板3dは、左右
方向に水平に延びており、その上面にケーブルチェーン
15が載置されている。ケーブルチェーン15は、その
移動時に、この案内板3dの上面に案内される。
る。下スライド機構20は、右ドア本体10の下面に下
向きに取り付けられた4つのボールキャスタ21(第2
転動体)と、販売機本体3の下端部に取り付けられた下
ガイドレール22とを備えている。
機構11のボールキャスタ13と同様に構成されてお
り、下ガイドレール22の上面に当接している。4つの
うちの左端のボールキャスタ21は、ドア本体10の下
面の左端部に配置されている。また、残り3つのボール
キャスタ21は、ドア本体10の下面の右半部に同じ間
隔で配置され、これらのうちの最も左側のボールキャス
タ21は、ドア本体10の下面の中央部に配置されてい
る。これら4つのボールキャスタ21は、ボールキャス
タ13が上ガイドレール14に案内されながら転動する
際に、これに追随して下ガイドレール22上を転動する
ものである。
22は、断面矩形で中実のものであり、販売機本体3の
下端部から前方に所定の長さで突出しているとともに、
販売機本体3の左右端部間にわたって延びている。下ガ
イドレール22の上面は、ボールキャスタ21の転動面
になっており、水平に延びている。また、下ガイドレー
ル22の前上端部には、前壁22aが形成されており、
この前壁22aは、上方に凸の断面形状で左右方向に延
びている。閉鎖位置において、4つのボールキャスタ2
1は、この前壁22aから所定距離、離れた状態になっ
ている。この前壁22aは、ボールキャスタ21が転動
する際に、これが下ガイドレール22から外れて前方に
落下するのを防止するストッパの役目を果たす。さら
に、前壁22aの中央部の所定位置には、下ガイドレー
ル22の上面と面一に切り欠かれた切欠部22bが形成
されている。
のスライド機構11,20の右半部は構成されており、
これらと左右対称に、左ドア本体10および上下のスラ
イド機構11,20の左半部が構成されている。
のドア機構1の開閉動作について説明する。ここでは、
右ドア本体10を開閉する場合を例にとって説明する。
図1、図5(a)および図6(a)に示すように、左右
のドア本体10は、常時は閉鎖位置にあって、販売機本
体3の開口3aを閉鎖している。この状態では、左右の
ドア本体10は、左右のロック機構30によりそれぞれ
ロックされている。
態から右ドア本体10を開放する場合には、まず、キー
操作によって、右ロック機構30による右ドア本体10
のロックを解除する。次に、右ドア本体10の左端部を
手前に引くと、上スライド機構11の左ボールキャスタ
13は、右ボールキャスタ13がほとんど不動の状態
で、交差レール部14bに案内されて前方に転動し、主
レール部14aに達する。これに伴い、下スライド機構
20のボールキャスタ21が、下ガイドレール22上を
前方に転動する。これによって、右ドア本体10は図5
(b)および図6(b)に示す中間位置まで移動し、そ
の左端部が前方に突出した状態になる。一方、ケーブル
チェーン15は、右ドア本体10の移動に伴い、案内板
3dで案内されることで、前側の部分が後ろ側の部分に
対して拡がるように変形しながら、水平面内を移動す
る。
ボールキャスタ13は、主レール部14aに案内されて
左方に転動する。これと同時に、右ボールキャスタ13
は、斜めレール部14cに案内されて斜め左前方に転動
する。この時点では、右ドア本体10は、すでに中間位
置にあるので、左ドア本体10に干渉することなく斜め
左前方に移動しながら左方に円滑にスライドする。この
後、右ボールキャスタ13は、主レール部14aに達す
る。この時点で、右ドア本体10は、販売機本体3の前
面と平行になる。これに伴い、ケーブルチェーン15も
元のU字形状に戻る。
方に引くと、右ボールキャスタ13は主レール部14a
に案内されて左方に転動する。そして、左ボールキャス
タ13が主レール部14aの左端まで転動することによ
って、右ドア本体10は、図5(c)に示す開放位置に
達し、左ドア本体10に平行な状態でその前方に重な
る。これによって、販売機本体3の開口3aの右半部が
開放される。また、4つボールキャスタ21は、以上の
ような左右のボールキャスタ13の転動に追随して、下
ガイドレール22上を転動する。一方、ケーブルチェー
ン15は、右ドア本体10の左方への移動に伴って、U
字形状を保持した状態で、案内板3dに案内されながら
水平面内を左方に移動する。
は、上記とは逆に右ドア本体10を開放位置から右方に
引くと、右ボールキャスタ13が斜めレール部14cの
右端部まで転動するとともに、左ボールキャスタ13が
交差レール部14bの主レール部14aとの交差位置ま
で転動する。これにより、右ドア本体10が図5(b)
に示す中間位置に達する。この後、右ドア本体10の左
端部を後方に押すと、左ボールキャスタ13が交差レー
ル部14bの後端部まで転動することによって、右ドア
本体10が閉鎖位置に移動する。左ドア本体10の開閉
動作は、上記と左右逆の関係でまったく同様に行うこと
ができる。
には、閉鎖位置にある右ドア本体10の左端部を手前に
大きく引くと、上スライド機構11の左ボールキャスタ
13は、左ボールキャスタ13がほとんど不動の状態
で、交差レール部14bに案内されて前方に転動し、主
レール部14aを横切って交差レール部14bの前端部
に達する。これと同時に、下スライド機構20の4つの
ボールキャスタ21が、それぞれの距離、前方に転動す
るととともに、左端のボールキャスタ21は、切欠部2
2bを通って下ガイドレール22から前方に突出する。
これによって、右ドア本体10は、図6(c)に示す内
端部開放位置まで移動し、その左端部が左ドア本体10
に対して前方に大きく突出した状態になることにより、
右ドア本体10の左端部と左ドア本体10の間に、右ド
ア本体10が中間位置にあるときよりも大きな隙間が形
成される。これにより、この隙間に腕を差し入れて清掃
作業を行うことが可能になる。
体10の移動に伴い、案内板3dで案内されることで、
前側の部分が後ろ側の部分に対して拡がるように変形し
ながら、水平面内を移動する。左ドア本体10の開放動
作も同様に実行される。
ア機構1によれば、例えば閉鎖状態の右ドア本体10の
左端部を前方に引くと、左ボールキャスタ13が交差レ
ール部14bの後端部から前端部まで転動することによ
り、右ドア本体10が閉鎖位置から内端部開放位置に案
内されることで、左ドア本体10との間に大きな隙間が
生じる。このときに左ボールキャスタ13が位置する交
差レール部14bの前端部は、主レール部14aよりも
前方に位置するので、主レール部14bおよび斜めレー
ル部14cが従来と同じように配置されていても、両ド
ア本体10,10間の隙間を従来よりも大きくすること
ができる。これにより、この隙間から腕を差し入れてド
ア本体の内面の清掃作業などを容易に行うことができ
る。また、ドア本体10が閉鎖位置から内端部開放位置
に案内される際に、左端のボールキャスタ21が下ガイ
ドレール22から外れて前方に突出するように構成され
ているので、下ガイドレール22の奥行を大きくするこ
となく、内端部開放位置におけるドア本体10,10間
の隙間を大きく確保することができる。
が上ガイドレール14により下方から支持されるのに加
えて、4つのボールキャスタ21が下ガイドレール22
により下方から支持されるので、ドア本体10の重量
を、上ガイドレール14と下ガイドレール22で分担し
て支えることができる。このように、ドア本体10の重
量が、その上下部で分担して支持されることにより、上
ガイドレール14および左右のボールキャスタ13,1
3に作用するドア本体10からの荷重を、従来よりも小
さくすることができる。その結果、ガイドレール14お
よびボールキャスタ13の構造を堅固に構成する必要が
なくなることで、製造コストを削減することができる。
転動が上ガイドレール14により案内され、4つのボー
ルキャスタ21の転動が下ガイドレール22により案内
されることで、ドア本体10を従来と同様に閉鎖位置と
開放位置の間で円滑にスライドさせることができる。
ア本体10を備えたドア機構1について説明したが、ド
ア本体10の数は、これに限らず、3つ以上でもよい。
また、上下のガイドレール14,22を販売機本体3
に、ボールキャスタ13,21をドア本体10にそれぞ
れ取り付けたが、下ガイドレール22およびボールキャ
スタ21を省略し、上ガイドレール14およびボールキ
ャスタ13だけを設けるようにしてもよい。また、4つ
のボールキャスタ21をドア本体10に取り付けたが、
ボールキャスタ21の数は、増減してもよい。さらに、
実施形態では、転動体としてボールキャスタ13を用い
たが、転動体は、これに限らず、ローラキャスタなど、
ガイドレール14に案内されながら任意の方向に転動可
能なものであればよい。
ア機構は、コストを削減することができ、ドアの内面を
容易に清掃することができるとともに、ドアを円滑に開
閉することができる。
自動販売機の正面図である。
正面図である。
鎖位置にあるとき、(b)閉鎖位置から中間位置にスラ
イドしたときおよび(c)中間位置から開放位置にスラ
イドしたときについてそれぞれ示す平面透視図である。
鎖位置にあるとき、(b)閉鎖位置から中間位置にスラ
イドしたときおよび(c)中間位置から内端部開放位置
にスライドしたときについてそれぞれ示す平面透視図で
ある。
ライド機構の動作を示す平面透視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 販売機本体の前面の開口を開閉するため
の2つのドア本体と、 これら2つのドア本体の各々に左右方向に並設された、
任意の方向に転動自在の内側および外側の2つの転動体
と、 前記販売機本体に設けられ、前記2つの転動体が係合し
た状態で転動することにより、前記2つのドア本体を、
これらのドア本体が互いに左右に隣接した状態で前記販
売機本体の前記開口を閉鎖する閉鎖位置と、一方が他方
の前側に重なった状態で前記販売機本体の前記開口を開
放する前記開放位置と、前記ドア本体の内端部を開放す
る内端部開放位置との間でスライドさせるガイドレール
と、を備え、 このガイドレールは、 左右方向に延び、前記2つの転動体が係合した状態で前
記ドア本体を前記開放位置に案内する主レール部と、 この主レール部の左右両端から外方に向かって斜め後方
にそれぞれ延びる左右の斜めレール部と、 これら左右の斜めレール部の各々の内側の所定位置にお
いて前記主レール部を横切って前後方向に延び、前記内
側の転動体が後端部に位置し、かつ前記外側の転動体が
前記斜めレール部の後端部に位置するときに、対応する
ドア本体を前記閉鎖位置に位置決めするとともに、前記
内側の転動体が前端部に位置し、かつ前記外側の転動体
が前記斜めレール部の後端部に位置するときに、対応す
るドア本体を前記内端部開放位置に位置決めする交差レ
ール部と、 を有することを特徴とする自動販売機のドア機構。 - 【請求項2】 前記2つの転動体は、前記ドア本体の上
部および下部の一方に設けられ、前記ガイドレールによ
り下方から支持されており、 前記ドア本体の上部および下部の他方に設けられ、前記
販売機本体により下方から支持される、任意の方向に転
動自在の第2の転動体をさらに備えることを特徴とする
請求項1に記載の自動販売機のドア機構。 - 【請求項3】 隣り合う各2つが上下方向の軸線回りに
互いに回動自在に連結され、内部に連続する電線収容部
を構成する中空の多数のチェーン部材を有し、一端部お
よび他端部が前記ドア本体および前記販売機本体にそれ
ぞれ連結されるとともに、前記ドア本体のスライドに伴
い変形しながら移動する、左右方向に延びるチェーン
と、 前記電線収容部内にこれに沿って収容され、前記ドア本
体および前記販売機本体を電気的に互いに接続する変形
可能な電線と、 前記ドア本体および前記販売機本体の少なくとも一方に
左右方向に水平に延びるように設けられ、前記チェーン
を載置した状態で、当該チェーンの移動を案内する案内
部と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2
に記載の自動販売機のドア機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31393099A JP3515452B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 自動販売機のドア機構 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31393099A JP3515452B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 自動販売機のドア機構 |
Publications (2)
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---|---|
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JP3515452B2 true JP3515452B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=18047235
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31393099A Expired - Fee Related JP3515452B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 自動販売機のドア機構 |
Country Status (2)
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---|---|---|---|---|
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JP6103357B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ショーケース |
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- 1999-11-04 JP JP31393099A patent/JP3515452B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
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