JP3513517B2 - 版面現像において現像液を若返らせるための方法と装置 - Google Patents

版面現像において現像液を若返らせるための方法と装置

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JP3513517B2 JP50809396A JP50809396A JP3513517B2 JP 3513517 B2 JP3513517 B2 JP 3513517B2 JP 50809396 A JP50809396 A JP 50809396A JP 50809396 A JP50809396 A JP 50809396A JP 3513517 B2 JP3513517 B2 JP 3513517B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、新規の分離方法と、写真およびリトグラ
フの工業分野において一般的な実用性を有した前記方法
を実施する装置とを開示する。本方法および本装置は、
高分子量の分子および固体粒子の顕色浴からの連続的除
外を許容する限外濾過膜を新規な方法で使用することに
より、実質的に一定の現像液力価を持つ現像方法を達成
する。さらに、本方法は、版面現像工程から水性の液体
廃棄物を濃縮された固体廃棄物として処理するメカニズ
ムを達成する。
背景技術 露光済みの写真フィルムを処理するためにいくつかの
処理ステップを行う写真工業と同様に、平版印刷術は、
版面を処理するために一般にいくつかのステップを行
う。そのようなステップは、現像、固着、水洗およびそ
の他である。各ステップにおいては、処理溶液を使用す
る。そして、多量の乾板を処理するときには、各処理溶
液の性能を実質的に一定に保つことが習慣的に行われ
る。
版面の準備におけるキー・ステップは、画像を露光さ
せた乾板の現像である。通常行われる従来の現像ステッ
プは、乾板を現像液に浸してすすぐタイプの操作であ
り、一般に、絶えず変化する現像液力価に苦しんでい
る。この問題を避けるために、現像ステップにおいて消
費された成分は周期的な補充によって典型的に補われ
る。主に環境および経済的な理由のために工業分野にお
いてなされた努力は、水洗ステップにおける補給物であ
る水洗水を含む補給物の使用を徹底的に減らすことであ
った。水を不要とする現代的な自動プロセッサにおいて
も、かなりの量の廃棄溶液を排出する必要がある。した
がって、現像液力価を実質的に一定レベルに維持するこ
とができ、かつ廃物溶液の量を最小とすることができる
新しい方法を識別することに対して持続的な関心がもた
れている。
米国特許第5,015,560号に記載されている方法におい
ては、写真工程における処理溶液は、廃棄物を固体の形
で生産するために液体を吸収することができる樹脂によ
り処理され、多糖類、澱粉誘導体およびビニール・ポリ
マーを含んで開示された適当な樹脂が取り除かれる。
交差濾過の限外濾過膜を用いる従来の方法において
は、溶質、溶剤、および他のより低分子量の原料中に懸
濁した原料内に濃縮された動作流体は、きれいな液のリ
ザーバにしみ通る。きれいな液が動作流体として要求さ
れるならば、バッチプロセスが用いられ、動作リバーザ
は空にされてきれいなリバーザとして用いられる。しか
し、それはまだいくつかの欠点に苦しむ。バッチプロセ
スは、例えば、ライン外に保持されたタンク移送ポン
プ、および消耗検出方法を必要とする。また、カートリ
ッジの除去は、特殊な熟練を必要とするとともにライン
外でなされなければならない。したがって、それは、シ
ステムが働いている(新しい重い分子および他の廃棄さ
れない原料を集めている)間に、システムをきれいに維
持し続けるために手動による処理若しくは複雑なロボッ
ト工程を必要とする。他の不利な点は、版面プロセッサ
を含む多くの工程において、動作流体はゆっくりと汚れ
るとともに突然にきれいになるので、手動による浄化を
必要とする処理装置における汚れ衝撃(dirtshocking)
および部品の損傷に帰結する。
したがって、この発明の目的は、動作流体の力価およ
び活性が工程を通して実質的に一定であり、かつ水若し
くは他の適当な化学物質を補充する必要性のない現像シ
ステムを提供することにある。バッチ操作および連続操
作の両方を受け入れることができるように、本方法が十
分に柔軟であることが望ましい。
この発明の他の目的は、現像浴における汚れた液が、
固体粒子を排除するために連続的に濾過メカニズムを通
過する方法を提供することにある。
この発明のさらなる目的は、現像工程からの水性の液
体廃棄物から濃縮された固体廃棄物が排出される方法を
提供することにある。
本発明の他の目的は、上述した、およびその他の目的
をなしとげる適当な装置を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、付随する記述および
図面から明白になる。
発明の概要 本発明の一つ以上の目的は、写真およびリトグラフの
工業分野、特に版面工業分野における現像ステップの使
用にふさわしい本発明の方法によってなしとげられる。
本方法は、本発明の方法なしで可能であるよりもより多
くの乾板を現像する際に、その現像活性が実質的に一定
な活性を保有するように現像液を若返らせる。
版面工業における使用の実例においては、本方法は、
使い古した版面現像液をプロセッサ・タンクから一つ以
上の限外濾過膜に通して、前記現像液の中の水分および
低分子量材料を、さらなる現像のためにプロセッサ・タ
ンク内にしみ通って戻らせるとともに、色素、樹脂、廃
石等の粒子と、樹脂、感光性の原料、他のポリマー等の
高分子量分子とを含む残りの部分は、汚い現像液レセプ
タクル内に保有させる。このように濃縮された汚い現像
液は、重合体の超吸収剤材料によって処理され、固形物
に変換される。それから、この固形物は固体廃棄物とし
て処理される。本発明の方法は、前記フィルターを介し
ての現像液の処理が、使用の間に前記現像装置(プロセ
ッサ・タンク)を停止させ若しくは水抜きをすることな
く連続的に実行できるように設計される。
前記方法は、適当な配管工事設備および各ステップを
通過する液の流量を調節することにより、柔軟であり、
かつ乾板現像のバッチ処理若しくは連続処理に用いるこ
とができる。したがって、例えば、連続操作に先行して
プロセッサ・タンク内における液面レベルを絶えずモニ
ターし一定のレベルに維持する、間接的な補充システム
を前記装置に加えることができる。前記方法は十分に柔
軟であり、例えば、一定の流動度を維持している間に限
外濾過器の汚れた側面側の圧力を一定に維持する能力の
ような、他の改善を備えることができる。
前記発明の方法は、乾板処理装置を実質的に一定の現
像液力価に維持する能力を提供する。これは、クリーニ
ング・サービスの要求を減少させる。前記限外濾過膜の
使用は、前記現像液を長持ちさせるとともに、現像液の
消費量および液体廃棄物を減少させる。同じく、汚い現
像液を濃縮して吸収することは液体廃棄物を削除する。
さらに、1つ以上のフィルターを用いることは、システ
ムは同時に1つ以上のカートリッジ上で動作させ、シス
テムをシャットダウンさせることなく流動度を増やして
交換効率を増加させることを可能にする。
図面の簡単な説明 本発明は、本発明の連続的現像方法の工程系統図であ
る図1を参照して詳細に後述される。
実施例 本発明の方法は、本発明の方法なしで可能であるより
多くの乾板を連続的に現像する際に、現像活性およびそ
の力価を一定に保有するように有利に現像液を若返らせ
る。1つの実施例において、版面工業に適用できる本方
法は、処理装置タンクに含まれる使い古した版面現像液
を一つ以上の限外濾過膜に通し、現像液中の水および低
分子量材料をきれいな現像液のためのレセプタクルに透
過させるとともに、高い分子量分子粒子から成る残余の
部分は汚い現像液レセプタクルの中に保有させる。本発
明の方法は、図1に記載された本発明の装置に関連して
以下に記述されるが、このような記述は解説を目的とす
るものであり、本発明の方法若しくは装置のいずれをも
限定することを目的とするものでないことは理解される
べきである。
図1に図示的に示された装置10は、現像液力価が実質
的に一定に保たれるように版面現像液を若返らせる本発
明の方法のためのものである。装置10は、ふた32、キャ
ッチ皿12および、タンク14のような適当な処理装置手段
を含む。版面の現像はタンク14内で行われ、汚れた現像
液を発生させる。水抜きメカニズム16は、処理装置タン
ク14の側壁若しくはその底壁のいずれか、好ましくはそ
の底壁を介して汚い現像液を保持するリバーザ装置18内
に汚い現像液を水抜きする。汚い現像液は、ポンピング
・メカニズム20によって、リバーザ18から一つ以上の限
外濾過手段、一般に22として描かれた限外濾過膜に移送
される。このポンピング・メカニズム20は、濾過膜の高
圧側の側面に対する汚い現像液の流動度を制御するため
に有利に用いられる。濾過膜によって、水および低分子
量材料を含みしみ通ったきれいな液体と、粒子および高
い分子量材料を含む残余の液体若しくは塊とに分離され
る。実施例に記載されたテストによって、驚くべきこと
に、反復されたサイクルの後においても、この濾過膜を
しみ通った液体は、力価および活性において実質的に新
鮮な現像液と等しいことが見いだされた。
濾過膜をしみ通った液体が乾板のより多くの現像のた
めに処理装置タンク14に戻されるのに対して、残余の部
分は汚い現像液リバーザ18に戻される。より多くの汚い
現像液は限外濾過器に流入し、これによりサイクルが維
持される。処理装置タンクの中の動作現像液液に濾過膜
をしみ通った液体が絶えず補給されるので、処理装置タ
ンクの中の現像液の力価は実質的に一定のままに保たれ
る。他のすべての保護手段が故障しても現像液を保護す
るために、処理装置タンク14および汚い現像液リバーザ
18中の液の容積を含むことができるように、キャッチ皿
12は十分に大きいことが好ましい。
もう一つの実施例においては、新しい現像液を保持す
るタンク24を有することによって上記の装置はさらに改
善される。新しい現像液は、必要とされるときはいつで
も、ポンピング手段30および別個の管路を用いて処理装
置タンク14へ移送される。図1に示すように、濾過膜を
しみ通った液が処理装置タンク14に戻された時に、新し
い現像液は濾過膜をしみ通った液と混ぜ合わされる。希
望する場合、限外濾過器からのしみ通った液体は別個に
タンク内に含まれ、そこから単独であるいはタンク24か
らの新しい現像液と共に、処理装置タンクにポンプで移
送される。したがって、例えば、処理装置タンク14から
の現像液の蒸発および漏れによって、限外濾過膜14をし
み通った液体の戻り量が水抜きメカニズム16による水抜
き量を下回ったり、汚い現像液リバーザ18の中の流体レ
ベルが低下したりすると、低いレベル検出器26は補充シ
ステムを作動させて新しい現像液を14を供給させる。こ
のことは、水抜きメカニズム16を介しての水抜き量を増
加させ、汚い現像液リバーザ18の中の流体レベルの増加
をもたらすので、補充システムの作動を停止させる。
もう一つの実施例は、プロセッサ・タンク14から汚い
現像液リザーバ18に延びる、オーバーフロー配管28を有
する。このオーバーフロー配管28は、図1が示す14から
18に延びるドレン管の代わりとすることもできるし、追
加することもできる。このような構造は、タンク内の流
体レベルがある最適レベル以上となったときに、処理装
置タンクから汚い現像液リバーザへの汚い液の継続的な
オーバーフローを許容する。このことは、現像操作の連
続モードを許容しかつ容易にする。
他の実施例は、残余の部分がフィルターから汚い現像
液リバーザ18に戻される経路の途中に、感圧性の絞り弁
手段34を有する。このような絞り弁手段は、残余の部分
の流れの圧力を、流量にかかわりなく一定に維持する。
本発明の装置および方法は、有利には、限外濾過膜22
における複数のフィルタ・カートリッジの使用を許容す
る。このことは,システムがしみ通った液体の流量を増
加させるために同時に1つ以上のカートリッジの上で動
作すること、若しくは1つのカートリッジにおける交換
効率を増加させること、あるいはシステムを停止させる
ことなくカートリッジを交換すること、を許容する。
リバーザ18の中身の粘度が限外濾過器を介しての能率
的なポンプ移送にとってあまり高くなったときには、リ
バーザ18の中身は、適当な超吸収体、例えば多糖類、澱
粉、ガム、ニュージャージー州Somervilleのヘキスト・
セラニーズ社から供給されるSANWETブランド超吸収体の
ような重合体の材料等により処理され、固体廃棄物とし
て十分に適当な固体の形に変換される。フィルターによ
る濾過の割合が実際的なレベルを下回ったときには、フ
ィルターは新しい現像液、水、酸で酸化させた水等の適
当な液体により水洗されるが、ジアゾニウム・タイプ感
光性のコンパウンドが乾板を処理する際に使われる時に
は、酸により酸化された塩基水により酸化された水が本
発明を実施する際に非常に効果的であることが見いださ
れた。
限外濾過カートリッジは、汚い現像液を効果的にしみ
通った液体と残余の部分とに分離することができる。ど
のような適当な材料からでも製造することができる。選
ばれた限外濾過器は、ニュージャージー州Somervilleの
ヘキストセラニーズ社からNADIRおよびMOLSEPの商品名
で入手可能な、ポリエチレンテレフタレート支持体若し
くはポリプロピレン支持体上の、分子量範囲8,000〜10,
000のポリエーテル・スルホンおよびポリスルホン濾過
器である。
版面の製法は、典型的にいくつかのステップを含むと
ともに従来良く知られており、例えば、米国特許第4,78
6,381号、および1993年9月29日に出願された係属中の
米国特許出願第08/128,991号に記載されている。数種類
の感光性のコンパウンドが、ネガおよびポジの両方のタ
イプの版面の製造に使われる。例えば、米国特許第5,20
0,291号は、ネガ形のジアゾニウム感光性化合物、およ
び乾板に画像を露光させた後にこのような化合物を現像
するために有効な現像液を開示している。本発明には、
どのような材料にも実施することができる。
次の実施例は、実施例として説明することだけを目的
として用意されている。本発明は、これにより限定され
るものではない。
実施例 実施例1 実験台の建設:限外濾過(「UF」)モジュールが、50
Kの名目上の分子量でカットオフされ、ポリプロピレン
で支えられた、ポリエーテル・スルホンの浸透膜を有す
る2インチx6インチの螺旋カートリッジを用い、標準的
な実験室の実行方法に基づいて製造された。本カートリ
ッジは、70psiの膜圧力および12gpmの流量で使用され
た。
以下に、代表的な版面製造の操作から生じる汚い現像
液を実質的に一定の力価の現像液に若返らせて、より多
くの乾板を現像するために用いることができるようにす
る本発明の方法および装置の使用を記載する。
実施例2 汚い現像液の生成:米国特許第4,592,992号に記載さ
れている、本質的に塩および界面活性剤の15%水溶液で
ある版面現像液を、ネガ減少形の版面を「現像する」
(コーテングをすすぐ)ために用いた。これらの乾板
は、米国特許第4,661,432号および第4,840,867号に記載
されており、本質的に化学的にエッチングされたアルミ
ニウム板を、およそ50%の樹脂、30%の有機顔料および
20%の感光性、オリゴメリック・フェニル・ジアゾニウ
ム塩からなる有機物コーディングで1ミクロンの厚みみ
コーティングしたもので、画像が露光された複数の乾板
の約5000平方フィート(80%がすすぎ可能範囲)を、従
来の乾板処理装置(本質的にソークおよびスクラブ形の
機械)において10ガロンの現像液で現像した。これによ
り、濃い緑のエマルション懸濁からなる、乾板現像液と
してもはや使うことができない約7ガロンの汚い現像液
が生成された。
実施例3 汚い現像液のバッチ処理による更新(若返り):実施
例2によって生成された約5ガロンの汚い現像液が、実
施例1のUFモジュールにおいて10時間以上処理された。
これにより、現像液は、約1.5ガロンの黒色の濃い液体
廃棄物(「残余の部分」)に濃縮されるとともに、黄色
の水溶液(しみ通った液体)である3.5ガロンの更新さ
れた現像液が分離された。しみ通った液体は、以下に記
載された量的な乾板浸漬テストおよび量的な工程使用テ
ストにより、その現像力価がテストされた。
量的な浸漬テスト:ディップ・テストにおいては、10
0mlビーカー中の50mlのしみ通った液体と、他の100mlビ
ーカー中のオリジナルの現像液50mlとが、水浴によって
約30℃に保たれた。全く同じ手続において、現像液を汚
すために用いられた2インチx4インチの露光されていな
い乾板のテストサンプルは、正確に計った期間の間ビー
カーに浸され、引き出され、すぐに強制的に水がスプレ
ーされた。除去の程度が注目されるとともに、乾板のサ
ンプルが正確に半分現像されるまで浸漬期間が調節され
た。新しい現像液およびしみ通った液体の両方につい
て、乾板を半分現像するために正確に同一な浸漬時間
(4秒)を必要とし、現像液の力価が減少し若しくは増
加しなかったことが証明された。これに対して、新しい
現像液およびしみ通った液体を水を用いて50%に希釈し
たサンプルをテストしたところ、乾板を半分現像するの
に15乃至20秒の浸漬を必要とした。使用テストの質的方
法:約10ガロンのしみ通った液体が乾板を現像する乾板
処理装置に戻され、乾板は典型的な条件の下で現像され
た。新しい現像液としみ通った液体との間に、何らの相
違も見出されなかった。新しい現像液およびしみ通った
液体によって現像された乾板が印刷機上を並んで走行し
た。ロールアップ(rollup)、スカム/洗浄溶解(scum
/wash)、あるいは像の完全性(image integrity)にお
いて何らの差異も認められなかった。
実施例4 廃棄物の処理:実施例2の更新工程における約5ガロ
ンの液体廃棄物濃縮物(残余の部分)は、同じUFユニッ
トを用いることによって、1.5ガロンに再濃縮された。
結果として生じた濃い、黒色の液体約50mlが、1gのSanw
etIM−3500NC超吸収剤により処理され、固体廃棄物とし
ての処分にふさわしくされた。実施例2−4は、新しい
現像液の力価と実質的に同じくらい良好な力価に使用済
みの現像液を更新する、本発明の方法および装置がバッ
チ操作に有効であることを示している。同様の成果は、
連続モードの処理においても同じく得ることができた。
実施例5 連続モード操作:操作の連続的モードは、以下に記載
される。UFカートリッジを用いた実験的装置が、図1に
したがってセットアップされる。ここで、汚い現像液の
コンテナには乾板処理装置タンクからオーバーフローに
よって汚い現像液が送られるとともに、しみ通った液体
が処理装置にフィードバックされる。現像液の全容積
は、新しい現像液を処理装置タンクにポンプで移送する
ことによって維持される。そして、処理装置タンクがオ
ーバーフローすると、汚い現像液のレベルが予め設定さ
れたレベルに上昇する。
したがって、例えば、連続的モードにおいては、10ガ
ロンの現像液(処理装置タンクの中の7ガロンおよび汚
い現像液リバーザの中の3ガロン)が、絶えずUFカート
リッジによってろ過されるとともに、5,000の平方フィ
ートの乾板を処理する。そして新しい現像液が新しい現
像液のタンクから自動的に処理装置タンクに供給され、
現像液は全体で10ガロンに保たれる。操作は、実施例2
−4におけるそれに同様である。5,000平方フィートの
乾板が処理された後、処理装置には7ガロンのきれいな
現像液が、汚い現像液リバーザには5ガロンが残り、3
ガロンの追加の新しい現像液が消費される。
それから、本方法は、さらに5,000平方フィートの乾
板に対して同様に実施される。これにより、上述したよ
うに、新しい現像液の追加の3ガロンが消費され、処理
装置タンクに7ガロンおよび汚い現像液リバーザに3ガ
ロンが残る。処理装置あるいは濾過ユニットがクリーニ
ングのためのシャットダウンを必要とするまで、本方法
は継続する。この方法により、わずか約50ガロンの現像
液によって約50,000平方フィートの乾板を処理すること
ができるので、同じ数の乾板を処理するため約130ガロ
ンの現像液を必要とするに従来の方法に比べ、本質的に
有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サリバン,デイビッド エム. アメリカ合衆国ニュージャージー州、ブ リッジウォーター、ストニー、ブルッ ク、ドライブ、480 (56)参考文献 特開 平6−194824(JP,A) 特開 平4−18563(JP,A) 特開 平5−142781(JP,A) 特開 昭63−178888(JP,A) 特開 昭63−31591(JP,A) 特開 平5−337470(JP,A) 特開 平6−226057(JP,A) 特開 昭64−30605(JP,A) 特開 平5−131119(JP,A) 特開 昭64−4653(JP,A) 特開 昭62−97606(JP,A) 特開 平7−168369(JP,A) 特開 平7−234516(JP,A) 実開 平2−121125(JP,U) 実開 平2−121124(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/30 B01D 61/14 B01D 71/68 C02F 1/44

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リトグラフ版面を現像する方法であって、 (a)プロセッサにおいて新しい現像液により版面を現
    像し、それによって固形物および液体の両方を含む使用
    済みの現像液を生じさせ; (b)前記使用済みの現像液を適切なリバーザ容器に移
    し; (c)前記使用済みの現像液を一つ若しくは複数の限外
    濾過カートリッジを通して移動させることによりきれい
    なしみ通った液体と残余の部分とを生じさせ; (d)前記しみ通った液体を前記ステップ(a)におけ
    る前記プロセッサに移してより多くの版面を現像し; (e)前記残余の部分を前記(b)における前記リザー
    バ容器に戻し; (f)前記ステップ(a)乃至(e)を一回以上反復さ
    せ;かつ (g)前記残余の部分を吸収体により処理して前記残余
    の部分を個体に変換することを特徴とする版面の現像方
    法。
  2. 【請求項2】前記プロセッサ内における前記液体のレベ
    ルを新しい現像液の直接的な流入によって一定に維持す
    ることを特徴とする請求項1に記載した方法。
  3. 【請求項3】前記ステップ(c)において一つの限外濾
    過カートリッジを用いることを特徴とする請求項1に記
    載した方法。
  4. 【請求項4】前記ステップ(d)において複数の限外濾
    過カートリッジを用いることを特徴とする請求項1に記
    載した方法。
  5. 【請求項5】前記ステップ(c)における前記限外濾過
    カートリッジは、支持体上のポリエーテル・スルホン濾
    過器であることを特徴とする請求項1に記載した方法。
  6. 【請求項6】前記ステップ(c)における前記限外濾過
    カートリッジは、支持体上のポリスルホン濾過器である
    ことを特徴とする請求項1に記載した方法。
  7. 【請求項7】前記支持体は、ポリエチレンテレフタレー
    トから成ることを特徴とする請求項5または6に記載し
    た方法。
  8. 【請求項8】前記支持体は、ポリプロピレンから成るこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載した方法。
  9. 【請求項9】前記ステップ(d)における前記しみ通っ
    た液体に、前記ステップ(a)における前記プロセッサ
    に移される前に新しい現像液を補給することを特徴とす
    る請求項1に記載した方法。
  10. 【請求項10】前記ステップ(a)における前記プロセ
    ッサに新しい現像液をポンプ移送するステップをさらに
    備えることを特徴とする請求項1に記載した方法。
  11. 【請求項11】前記ステップ(b)乃至(e)における
    前記液体のレベルを一定に保つことを特徴とする請求項
    1に記載した方法。
  12. 【請求項12】前記吸収体は、デンプン、多糖類、ガム
    質および重合体の吸収体から成るグループより選択され
    ることを特徴とする請求項1に記載した方法。
  13. 【請求項13】実質的に一定な現像液力価においてリト
    グラフ版面を連続的に現像するための装置であって、 (a)版面を現像して使用済みの現像液を生じさせるプ
    ロセッサ手段と; (b)前記使用済みの現像液を容器へと水抜きする水抜
    きメカニズムと; (c)前記使用済みの現像液を前記容器から一つ以上の
    限外濾過手段にポンプ送りすることにより前記使用済み
    の現像液をしみ通った液体と残余の部分とに分離するポ
    ンプ手段と; (d)前記しみ通った液体を前記プロセッサ手段に戻す
    ための手段と; (e)前記残余の部分を前記(b)における前記容器へ
    と戻す手段と;を備え、前記水抜きメカニズムと前記
    (d)および(e)における前記戻すための手段とが協
    動して、前記プロセッサ手段および前記容器内における
    前記液体のレベルを一定に保つことを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】新しい現像液を保持するための手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項13に記載した装置。
  15. 【請求項15】前記新しい現像液を前記プロセッサ手段
    にポンプ移送する手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項14に記載した装置。
  16. 【請求項16】前記しみ通った液体を前記プロセッサ手
    段へとポンプ移送する前に前記新しい現像液と前記しみ
    通った液体とを混ぜ合わせる手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項14に記載した装置。
  17. 【請求項17】前記残余の部分を廃棄可能な固体へと変
    換するための超吸収体手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項13に記載した装置。
  18. 【請求項18】前記プロセッサ手段内における前記現像
    液のレベルを一定に保つための手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項13に記載した装置。
  19. 【請求項19】前記プロセッサ手段に流入する前に前記
    しみ通った液体に容器から新しい現像液を補給するため
    の手段をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載
    した装置。
  20. 【請求項20】前記限外濾過手段は、一つの限外濾過カ
    ートリッジから成ることを特徴とする請求項13に記載し
    た装置。
  21. 【請求項21】前記限外濾過カートリッジは、支持体上
    のポリエーテル・スルホン濾過器から成ることを特徴と
    する請求項20に記載した装置。
  22. 【請求項22】前記支持体は、ポリエチレンテレフタレ
    ート若しくはポリプロピレンから成ることを特徴とする
    請求項21に記載した装置。
  23. 【請求項23】前記限外濾過手段は、複数の限外濾過カ
    ートリッジから成ることを特徴とする請求項13に記載し
    た装置。
  24. 【請求項24】前記限外濾過カートリッジは、支持体上
    のポリエーテル・スルホン濾過器から成ることを特徴と
    する請求項23に記載した装置。
  25. 【請求項25】前記支持体は、ポリエチレンテレフタレ
    ート若しくはポリプロピレンから成ることを特徴とする
    請求項24に記載した装置。
  26. 【請求項26】前記超吸収体手段は、デンプン、多糖
    類、ガム質および重合体の吸収体より成るグループから
    選択される一つ若しくは複数の材料から成ることを特徴
    とする請求項17に記載した装置。
  27. 【請求項27】前記超吸収体手段は、ポリマ超吸収体で
    あることを特徴とする請求項17に記載した装置。
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