JPH08234443A - 顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理方法、その処理装置及び自動現像装置 - Google Patents

顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理方法、その処理装置及び自動現像装置

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JPH08234443A
JPH08234443A JP7103584A JP10358495A JPH08234443A JP H08234443 A JPH08234443 A JP H08234443A JP 7103584 A JP7103584 A JP 7103584A JP 10358495 A JP10358495 A JP 10358495A JP H08234443 A JPH08234443 A JP H08234443A
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JP
Japan
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pigment
developing
silver salt
developer
liquid
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JP7103584A
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English (en)
Inventor
Akio Kasakura
暁夫 笠倉
Kenji Kaneda
健志 金田
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 顔料含有非銀塩感光性材料を現像処理し、該
処理後の現像廃液を、顔料粒子を透過せず、処理液を濾
過膜面に対して水平方向に流通させる濾過装置3で分離
処理し、該濾過装置3の非透過液を廃液として系外に排
出し、透過液を現像液として再利用することを特徴とす
る顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理方法、その
処理装置及び自動現像装置。 【効果】 顔料含有非銀塩感光材料を多数枚現像した際
の現像液からできるだけ多くの顔料を主とした現像液不
溶解成分を除去し該現像液を再使用できるようにするこ
とにより顔料等による種々のトラブルを軽減すると共に
廃液量を減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像露光された顔料含有
非銀塩感光性材料を現像処理した後の現像廃液の処理方
法、その処理装置及びその処理装置を備えた自動現像装
置に関する。更に詳しくは、不溶解成分によるトラブル
が少なく、廃液量を少なくできる現像液の処理方法、そ
の処理装置及び自動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像露光された感光性材料を多数現像す
る従来の感光性材料の現像装置は、現像処理を繰り返す
に従い、現像液中に感光性材料より溶出した成分が次第
に蓄積して現像液が疲労するため、また、空気による疲
労や、現像液からの水分の蒸発等もあり、充分な現像が
できなくなる。顔料含有非銀塩感光性材料の場合は顔料
成分が現像液に不溶解であるため、特に、この問題が大
きい。現像液中に存在する顔料成分が、現像処理時に感
光性材料表面に付着したり、現像装置の配管での目詰ま
りの原因となる等種々の問題があった。
【0003】このため、現像液や一部の現像液成分を含
有する水溶液を補充するか、現像液の交換が必要とな
る。しかし、これら補充量や交換頻度を増加させると廃
液量が増加する問題と共に操作が煩雑となる問題があっ
た。また、現像液中に溶存し得なくなったスラッジ化し
た成分やゴミ等を除去するために除去用フィルターを備
えた感光性平版印刷版用自動現像装置が従来より普及し
ているが、顔料含有非銀塩感光性材料の場合は顔料等除
去成分が多いため、フィルターの目詰まりが多くなり、
フィルターの交換頻度を極端に多くする必要があった。
この目詰まりの対策として、特開平2−1864号公報
には現像液を逆流させることにより、フィルター内のゴ
ミを除去することが提案されているが、顔料含有非銀塩
感光性材料の場合にはそれほど効果的ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような問題の解決、即ち、顔料含有非銀塩感光性材料
を多数現像処理した現像液から顔料を主とした不溶解成
分を効率的に除去し、該除去処理後の現像液を再利用す
ることで、現像液の廃液量を飛躍的に減少させることを
実現できる方法、その方法に使用される処理装置及びそ
の処理装置を備えた自動現像装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的の
ため鋭意検討の結果、目詰まり等の問題が少なく顔料を
主とした不溶解成分を効率的に除去でき、長期にわたっ
て工業的有利に現像操作を継続しうる方法を見出し、本
発明に到達した。即ち、本発明は、顔料含有非銀塩感光
性材料を現像処理し、該処理後の現像廃液を、顔料粒子
を透過せず、処理液を濾過膜面に対して水平方向に流通
させる濾過装置で分離処理し、透過液を現像液として再
利用することを特徴とする顔料含有非銀塩感光性材料用
現像液の処理方法に存する。
【0006】更に、本発明は、顔料含有非銀塩感光性材
料の現像処理に使用した後の現像廃液を現像液貯蔵タン
ク(2)へ供給する管路(1)、濾過装置(3)へ現像
液を供給する管路及び廃液排出手段を備えた現像液貯蔵
タンク(2)、顔料粒子を透過せず、処理液を濾過膜面
に対して水平方向に流すことができる濾過装置(3)、
該濾過装置における濾過膜を透過しなかった液体を前記
現像液貯蔵タンク(2)に戻す管路(4)及び濾過膜を
透過した液体を再生現像液として回収する管路(5)を
備えたことを特徴とする顔料含有非銀塩感光性材料用現
像液の処理装置に存する。
【0007】又、本発明は、顔料含有非銀塩感光性材料
の自動現像装置において、顔料含有非銀塩感光性材料が
少なくとも支持体上に光重合性感光層及び水溶性高分子
結合剤を含有する保護層が順次積層されてなる感光性平
版印刷版であり、現像前処理液を用いて保護層を溶解除
去するための前処理ゾーンと、これより後に設けられた
感光層の現像を行うための現像ゾーンを有し、かつ現像
ゾーンの現像廃液を処理するための処理装置として前記
の顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理装置を備え
ていることを特徴とする顔料含有非銀塩感光性材料の自
動現像装置に存する。
【0008】以下、本発明につき、詳細に説明する。本
発明における顔料含有非銀塩感光性材料は画像露光後の
現像液に対する溶解性の変化を利用して現像する感光性
材料であれば、特に限定されるものではないが、例え
ば、画像露光された感光層に顔料を含有するポジ型感光
性平版印刷版、ネガ型感光性平版印刷版、カラーフィル
ター、ソルダーレジスト等が挙げられる。
【0009】これらの感光層の組成は特に限定されない
が、例えば、キノンジアジド系化合物、ジアゾ樹脂、光
重合性化合物等またはこれらをフェノール樹脂、アクリ
ル樹脂等のアルカリ可溶性樹脂に配合した感光性組成物
等であって顔料、つまり現像液には不溶性の成分を含有
しているものである。顔料としては、例えばブラックマ
トリックス用カラーフィルターレジストには黒色の顔料
が、赤,緑,青用カラーフィルターレジストには、それ
に対応する顔料が使用され。
【0010】黒色の顔料としては、カーボンブラック、
特開平5−311109号公報,特開平6−11613
号公報等に記載の黒鉛、特開平4−322219,特開
平3−274503号公報等に記載の無機黒色顔料、特
開平2−216102号公報等に記載のアゾ系ブラック
色素等の有機黒色顔料、その他、赤,緑,青、黄、シア
ン、マジェンタ等の有機色材料を混合した黒色顔料等を
挙げることができる。
【0011】赤,緑,青に対応する顔料としては、具体
的には、ビクトリアピュアブルー(42595)、オー
ラミンO(41000)、カチロンブリリアントフラビ
ン(ベーシック13)、ローダミン6GCP(4516
0)、ローダミンB(45170)、サフラニンOK7
0:100(50240)、エリオグラウシンX(42
080)、No.120/リオノールイエロー(210
90)、リオノールイエローGRO(21090)、シ
ムラーファーストイエロー8GF(21105)、ベン
ジジンイエロー4T−564D(21095)、シムラ
ーファーストレッド4015(12355)、リオノー
ルレッド7B4401(15850)、ファーストゲン
ブルーTGR−L(74160)、リオノールブルーS
M(26150)、リオノールブルーES(ピグメント
ブルー15:6、ピグメントブルー1536)、リオノ
ーゲンレッドGD(ピグメントレッド168、ピグメン
トレッド108)、リオノールグリーン2YS(ピグメ
ントグリーン36)等が挙げられる(上記の( )内の
数字は、カラーインデックス(C.I.)を意味す
る)。
【0012】また、更に他の顔料についてC.I.N
o.で示すと、例えば、C.I.黄色顔料20,24,
86,93,109,110,117,125,13
7,138,147,148,153,154,16
6、C.I.オレンヂ顔料36,43,51,55,5
9,61、C.I.赤色顔料9,97,122,12
3,149,168,177,180,192,21
5,216,217,220,223,224,22
6,227,228,240、C.I.バイオレット顔
料19,23,29,30,37,40,50、C.
I.青色顔料15,15:1,15:4,22,60,
64、C.I.緑色顔料7、C.I.ブラウン顔料2
3,25,26等を挙げることができる。
【0013】感光性平版印刷版の場合には、現像可視画
性の目的で顔料が配合されるが、この場合には、配合さ
れた顔料により感光性組成物の感度の低下があるため、
露光に使用される光源の波長に吸収がないものが好まし
い。前記顔料以外では、フタロシアニンブルーが好適で
ある。本発明に使用される現像液は、感光性材料に応じ
て適宜選択されるものであって、特に限定されるもので
はなく、従来から使用されているものを含めて各種の現
像液が使用できる。特に好適なものとしてはpHが10
以上のアルカリ性現像液である。
【0014】本発明に使用される濾過装置は顔料粒子を
透過せず、処理液を濾過膜面に対して水平方向に流通さ
せる濾過装置であれば特に限定されず、例えば平膜のエ
レメントを積層したプレート型(イ)、のり巻き状に捲
回したスパイラル型(ロ)、カートリッジ内に充填した
カートリッジ型(ハ)等や中空糸状の膜を充填したキャ
ピラリー型(ニ)、管状の膜を束ねたチューブラー型
(ホ)等々の各種モジュール形状を採用して良い。具体
的には(イ)としてはNTF−5200、(ハ)として
はニトクリア201−AP、201−AE、F401−
AE、F−601−AE、F5005−AF、F400
5−CE、F8005−CE、F13005−CFやス
ーパーニトクリヤSNF6000S、SNF6000
L、SNF12000L等々を、又(ニ)、(ホ)とし
てはNTM−9002等を挙げることができる。(以上
の商品名はいずれも日東電工(株)製の商品名であ
る。)これらの中、全濾過方式ではない中空糸状精密濾
過膜及び/又は中空糸状限外濾過膜を用いた濾過モジュ
ールが好ましい。
【0015】精密濾過による処理は、現像液中に含有さ
れる粒径が0.05〜10μm程度の顔料粒子などの不
溶成分の分離を主な目的とする。精密濾過の処理能力と
しては有効膜面積が0.3m2 程度で10リットル/h
r程度である。また、例えば限外濾過膜としては、好ま
しくは分画分子量10,000以上(タンパク質での分
子量表示)のものであり、また現像液がアルカリ性の場
合は少なくともpH10以上で使用可能であり、好まし
くはpH10〜13で使用できる膜が好ましい。また各
分子量による溶質阻止率はブロードであってもかまわな
い。膜材質としてはポリサルホンまたはポリエーテルサ
ルホンまたはポリアクリロニトリルなどが好ましい。
【0016】中空糸膜を使用する場合は内圧型であって
も外圧型であってもかまわない。また濾過器のモジュー
ルの材質としては現像液により短時間で侵食を受けてし
まうような材質でなければ、金属製でもプラスチック製
でもいかなるものでもかまわないが、好ましくはステン
レスまたはポリサルホン等が良い。上記の精密濾過や限
外濾過の濾過モジュールは1体のみの使用でもまた複数
組み合わせての使用でもかまわない。
【0017】本発明の現像液の処理方法は、前述の如き
種々の感光性材料の現像廃液の処理に適用することがで
き、それによって現像処理時の廃液の量を大幅に削減す
ることが可能となるとともに、現像処理の長期間の安定
した連続運転が可能となるが、本発明の現像液の処理方
法は、特に、少なくとも支持体上に光重合性組成物から
なる感光層、水溶性高分子結合剤を含有する保護層がこ
の順に設けられた、レーザー光に対して感光性を有する
顔料含有感光性平版印刷版に有利に適用される。
【0018】即ち、近年、光重合性感光材料を用いた高
感度感光材料が種々の応用分野において検討されてお
り、これらのうち特に実用化が近いとみられるシステム
としてレーザーダイレクト製版があり、レーザーの発振
波長である、例えば、アルゴンイオンレーザーの488
nmやYAGレーザーの2倍波の532nmに対応した
高感度光重合型感光性平版印刷版が強く要望されてい
る。
【0019】これらの高感度光重合型感光性平版印刷版
は、レーザー光によりラジカルを発生させ、感光層中の
エチレン性不飽和二重結合を含む付加重合可能な化合物
を重合させることにより画像を形成するものが通常であ
るが、この画像形成法は、空気中の酸素により妨害され
てしまう。そこで、従来これらの高感度光重合型感光性
平版印刷版では、水溶性高分子結合剤を含む保護層を感
光層上に積層する事により酸素との接触を防ぐようにさ
れている。又、高感度光重合型感光性平版印刷版は、通
常、汎用の感光性平版印刷版等と同様にアルカリ性の現
像液で現像する。そのため、汎用の感光性平版印刷版等
においても要求されているように、高感度光重合型感光
性平版印刷版の現像においても現像処理の迅速性が強く
要望されている。
【0020】従って、本発明の現像液の処理方法は、上
述の如く少なくとも支持体上に光重合性組成物からなる
感光層、水溶性高分子結合剤を含有する保護層がこの順
に設けられた、レーザー光に対して感光性を有する顔料
含有感光性平版印刷版に有利に適用される。
【0021】支持体としては、金属、プラスチック、紙
等が用いられるが、特にアルミニウム支持体が好適に使
用される。支持体としてアルミニウム板を使用する場
合、砂目立て処理、陽極酸化処理及び必要に応じて封孔
処理等の表面処理が施される。これらの処理には公知の
方法を適用することができる。
【0022】砂目立て処理の方法としては、例えば、機
械的方法、電解によりエッチングする方法が挙げられ
る。機械的方法としては、例えば、ボール研磨法、ブラ
シ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バフ研磨法等
が挙げられる。アルミニウム材の組成等に応じて上述の
各種方法を単独あるいは組合せて用いることができる。
好ましくは電解エッチングする方法である。
【0023】電解エッチングは、リン酸、硫酸、塩酸、
硝酸等の無機の酸を単独ないし2種以上混合した浴で行
われる。砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリある
いは酸の水溶液によってデスマット処理を行い中和して
水洗する。
【0024】陽極酸化処理は、電解液として、硫酸、ク
ロム酸、シュウ酸、リン酸、マロン酸等を1種又は2種
以上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電解
して行われる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50m
g/dm2 が適当であり、好ましくは10〜40mg/
dm2 である。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニウ
ム板をリン酸クロム酸溶液(リン酸8.5%液:35m
l、酸化クロム(VI):20gを1リットルの水に溶解
して作製)に浸漬し、酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解
前後の重量変化測定等から求められる。
【0025】封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケ
イ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例と
して挙げられる。この他にアルミニウム板支持体に対し
て、水溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属
塩の水溶液による下引き処理を施すこともできる。光重
合性感光層は、光重合性組成物から成り、これは、通常
エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1個有する付加
重合可能な化合物、光重合開始剤および高分子結合剤を
含有する。
【0026】本発明において、エチレン性不飽和二重結
合を少なくとも1個有する付加重合可能な化合物(以
下、「エチレン性化合物」と略す)とは、光重合性組成
物が活性光線の照射を受けた場合、光重合開始系の作用
により付加重合し、硬化するようなエチレン性不飽和二
重結合を有する化合物であって、例えば前記の二重結合
を有する単量体、または、側鎖もしくは主鎖にエチレン
性不飽和二重結合を有する重合体である。なお、本発明
における単量体の意味するところは、いわゆる高分子物
質に相対する概念であって、従って、狭義の単量体以外
に二量体、三量体、オリゴマーをも包含するものであ
る。
【0027】エチレン性不飽和二重結合を有する単量体
としては例えば不飽和カルボン酸;脂肪族ポリヒドロキ
シ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル;芳香族ポリ
ヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル;不
飽和カルボン酸と多価カルボン酸および前述の脂肪族ポ
リヒドロキシ化合物、芳香族ポリヒドロキシ化合物等の
多価ヒドロキシ化合物とのエステル化反応により得られ
るエステル等が挙げられる。
【0028】前記脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和
カルボン酸とのエステルは限定されないが、具体例とし
ては、エチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエ
リスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、グリ
セロールアクリレート等のアクリル酸エステル、これら
例示化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたメ
タクリル酸エステル、同様にイタコネートに代えたイタ
コン酸エステル、クロネートに代えたクロントン酸エス
テルもしくはマレエートに代えたマレイン酸エステル等
がある。
【0029】芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルとしては、ハイドロキノンジアクリ
レート、ハイドロキノンジメタクリレート、レゾルシン
ジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート、ピロガ
ロールトリアクリレート等が挙げられる。
【0030】不飽和カルボン酸と多価カルボン酸および
多価ヒドロキシ化合物とのエステル化反応により得られ
るエステルとしては必ずしも単一物ではないが代表的な
具体例を挙げれば、アクリル酸、フタル酸およびエチレ
ングリコールの縮合物、アクリル酸マレイン酸およびジ
エチレングリコールの縮合物、メタクリル酸、テレフタ
ル酸およびペンタエリスリトールの縮合物、アクリル
酸、アジピン酸、ブタンジオールおよびグリセリンの縮
合物等がある。
【0031】その他のエチレン性化合物の例としては、
トリレンジイソシアネートとヒドロキシエチルアクリレ
ートとの付加反応物の様なウレタンアクリレート類;ジ
エポキシ化合物とヒドロキシエチルアクリレートとの付
加反応物の様なエポキシアクリレート類;エチレンビス
アクリルアミド等のアクリルアミド類;フタル酸ジアリ
ル等のアリルエステル類;ジビニルフタレート等のビニ
ル基含有化合物などが有用である。
【0032】前記した主鎖にエチレン性不飽和二重結合
を有する重合体は、例えば、不飽和二価カルボン酸とジ
ヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエ
ステル、不飽和二価カルボン酸とジアミンとの重縮合反
応により得られるポリアミド等がある。側鎖にエチレン
性不飽和二重結合を有する重合体は側鎖に不飽和結合を
もつ二価カルボン酸、例えばイタコン酸、プロピリデン
コハク酸、エチリデンマロン酸等とジヒドロキシまたは
ジアミン化合物等との縮合重合体がある。また、側鎖に
ヒドロキシ基やハロゲン化メチル基の如き反応活性を有
する官能基をもつ重合体、例えばポリビニルアルコー
ル、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポ
リエピクロルヒドリン等とアクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸等の不飽和カルボン酸との高分子反応により
得られるポリマーも好適に使用し得る。
【0033】以上記載したエチレン性化合物の内、アク
リル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの単量体が
特に好適に使用できる。次に、光重合開始剤としては、
可視光線に感光性を有し前記エチレン性不飽和二重結合
を少なくとも1個有する化合物の重合を開始させうるも
のであれば特に限定されるものではなく、すべて使用可
能であって、活性剤と増感剤とから構成されることが一
般的である。活性剤としては、それ自体及び/又は光励
起された後述の増感剤と何らかの作用を惹起することに
より、活性ラジカルを生成するものであって、例えば、
ヘキサアリールビイミダゾール、ハロゲン化炭化水素誘
導体、ジアリールヨードニウム塩、チタノセン等を挙げ
ることができる。この内、ヘキサアリールビイミダゾー
ルを用いた系が、塗膜の基板への密着性が良く最も好ま
しい。
【0034】その代表例としては、例えば、2,2′−
ビス(o−クロルフェニル)−4,4′,5,5′−テ
トラ(p−フルオロフェニル)ビイミダゾール、2,
2′−ビス(o−ブロムフェニル)−4,4′,5,
5′−テトラ(p−ヨードフェニル)ビイミダゾール、
2,2′−ビス(o−クロルフェニル)−4,4′,
5,5′−テトラ(p−クロルナフチル)ビイミダゾー
ル、2,2′−ビス(o−クロルフェニル)−4,
4′,5,5′−テトラ(p−クロルフェニル)ビイミ
ダゾール、2,2′−ビス(o−ブロムフェニル)−
4,4′,5,5′−テトラ(p−クロル−p−メトキ
シフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス(o−ク
ロルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラ(o,p
−ジクロルフェニル)ビイミダゾール、2,2′−ビス
(o−クロルフェニル)−4,4′,5,5′−テトラ
(o,p−ジブロムフェニル)ビイミダゾール、2,
2′−ビス(o−ブロムフェニル)−4,4′,5,
5′−テトラ(o,p−ジクロルフェニル)ビイミダゾ
ール、2,2′−ビス(o,p−ジクロルフェニル)−
4,4′,5,5′−テトラ(o,p−ジクロルフェニ
ル)ビイミダゾール等が挙げられる。
【0035】これらのビイミダゾールは、必要に応じ、
他種のビイミダゾールもしくは活性剤と併用して使用す
ることもできる。ビイミダゾール類は、例えばBul
l.Chem.Soc.Japan,33,565(1
960)およびJ.Org.Chem,36〔16〕2
262(1971)等に開示されている方法により容易
に合成することができる。
【0036】次に、増感剤としては、前述の活性剤と共
存した場合、可視光線照射により、効果的に活性ラジカ
ルを発生し得る化合物であれば広範な種類から選択して
良いが、代表的な増感剤の例としては、例えば、米国特
許第3,479,185号明細書に開示されている様な
ロイコクリスタルバイオレットやロイコマラカイトグリ
ーンの様なトリフェニルメタン系ロイコ色素、エリスロ
シンや、エオシンYの様な光還元性染料、米国特許第
3,549,367号明細書、米国特許第3,652,
275号明細書等に開示されているアミノフェニルケト
ン類、米国特許第3,844,790号明細書に示され
るβ−ジケトン類、米国特許4,162,162号明細
書に見られるインダノン類、特開昭52−112681
号公報に示されるケトクマリン類、特開昭59−564
03号公報で開示されているアミノスチレン誘導体やア
ミノフェニルブタジエン誘導体、米国特許4,594,
310号明細書に見られるアミノフェニル複素環類、米
国特許4,966,830号明細書に示されるジュロリ
ジン複素環類などが挙げられる。
【0037】次に、高分子結合剤は、皮膜形成能や粘度
調節能を付与する成分であり、その具体例としては、例
えば、(メタ)アクリル酸、それらのエステル化物、マ
レイン酸、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、
塩化ビニリデン等の単独もしくは共重合体、その他、ポ
リエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリア
ミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ア
セチルセルロースまたはポリビニルブチラール等が挙げ
られる。
【0038】光重合性組成物に於ける主要構成成分の好
適な使用比率は、エチレン性化合物100重量部に対し
て光重合開始剤の内、増感剤が一般的には0.01〜2
0重量部、好ましくは0.05〜10重量部、活性剤が
一般的には0.1〜80重量部、好ましくは0.5〜5
0重量部、高分子結合剤が一般的には10〜400重量
部、好ましくは20〜200重量部、顔料が0.1〜2
0重量部、好ましくは0.5〜10重量部の範囲であ
る。
【0039】光重合性組成物は前記の各構成成分の他
に、使用目的に応じて、更に他の物質を添加混合するこ
とができる。例えば、ハイドロキノン、p−メトキシフ
ェノール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールな
どの熱重合防止剤;ジオクチルフタレート、ジドデシル
フタレート、トリクレジルホスフェート等の可塑剤、三
級アミンやチオールの様な感度特性改善剤、その他色素
前駆体などの各種添加剤も加えることができる。
【0040】以上述べた各種添加剤の好ましい添加量
は、エチレン性化合物100重量部に対して熱重合防止
剤2重量部以下、可塑剤40重量部以下、色素前駆体3
0重量部以下の範囲であることが一般的である。
【0041】以上述べた光重合性組成物は、無溶媒また
は、適当な溶媒で希釈して、前記支持体上に塗布、乾燥
し感光層として塗設される。塗布方法としては、ディッ
プコート、コーティングロッド、スピナーコート、スプ
レーコート、ロールコート等の周知の塗布方法により塗
布することが可能である。塗布膜厚は、0.1〜10g
/m2 が好ましい。乾燥温度は、好ましくは30〜15
0℃、特に好ましくは40〜110℃である。
【0042】光重合型感光性平版印刷版には、感光層の
上に保護層が設けられる。保護層は、酸素によって引き
起こされる重合禁止作用を防止するべく酸素遮断を目的
として設けられる。保護層は、水溶性高分子結合剤を水
系溶媒に溶解し、塗布・乾燥されてなるものであること
が特に好ましい。
【0043】一方、保護層に含有される水溶性高分子結
合剤としては、公知の種々の水溶性高分子縮合剤が挙げ
られるが、具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、セルロース
等の単独又はこれらの2種以上の混合物が挙げられ、ポ
リビニルアルコール及びポリビニルピロリドンが特に好
ましい。塗布方法としては、感光層と同様に周知の塗布
方法により塗布することが可能である。塗布膜厚は、
0.5〜10g/m2 であることが一般的で、好ましく
は2〜5g/m2 である。乾燥温度は、30〜110℃
であることが一般的で好ましくは40〜70℃である。
【0044】尚、本発明の現像液の処理方法を、少なく
とも支持体上に光重合性組成物からなる感光層、水溶性
高分子結合剤を含有する保護層がこの順に設けられた感
光性平版印刷版に適用する場合には、現像に先立ち該感
光性平版印刷版の保護層が現像前処理液(以下、単に前
処理液と称する)を用いて溶解除去されていることが好
ましい。即ち、水溶性高分子結合剤は元来アルカリ性現
像液には溶解しづらく、水溶性高分子結合剤を含む保護
層を感光層上に積層している高感度光重合型感光性平版
印刷版は、汎用の感光性平版印刷版以上に現像処理に時
間がかかる。またそれと同時に、現像液中に感光層成分
以外に水溶性高分子結合剤等が溶解してしまうため、通
常の汎用の感光性平版印刷版に比べ現像液の持ちが悪く
なる恐れがある。更に、現像液中に水溶性高分子結合剤
等が溶解するため現像液の粘度が上昇し、この液がロー
ラー等に付着してしまい、またこれが乾燥するとローラ
ーが固着してしまうなどのトラブルの原因ともなりう
る。保護層を現像前処理液を用いて溶解除去した場合に
は、顔料含有非銀塩感光性材料の現像時に保護層が除去
されて現像廃液中に混入することがないため、現像液の
持ちが良くなり、現像時間を短縮することが可能となる
等の効果を有する。尚、現像前処理液については、後述
する。
【0045】以下、本発明の処理方法及び処理装置を図
1及び図2に従い具体的に説明する。図1は本発明の顔
料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理装置を示す模式
図である。任意の現像装置(図示せず)において顔料含
有非銀塩感光性材料の現像処理に使用した後の現像廃液
をオーバーフローまたは現像装置の下方等に設けた現像
液排出口から現像廃液貯蔵タンク2へ管路1から供給さ
れる。現像廃液貯蔵タンク2は濾過装置3へ現像廃液を
供給する管路及び廃液排出手段を備えており、好ましく
は濾過装置3へ現像廃液を供給する管路にはポンプを備
えている。現像廃液貯蔵タンクにある程度現像廃液が蓄
積された任意の段階で、前記ポンプを作動させ、顔料粒
子を透過せず、処理液を濾過膜面に対して水平方向に流
通させる濾過装置3へ現像廃液を供給し、濾過処理を行
う。該濾過装置における濾過膜を透過しなかった現像廃
液はそのまま排出してもよいが、好ましくは管路4を経
由して前記現像液貯蔵タンク2に戻し、濾過膜を透過し
た現像液は再生現像液として管路5を経由して回収す
る。ここでポンプ作動中は濾過処理が連続的に行われ、
現像液貯蔵タンク中の現像廃液は濾過膜の透過液量だけ
減少し、該現像廃液中の顔料等の不溶解成分濃度が増加
する。一定レベル以下に液面が減少した段階でポンプを
停止させ、濾過処理を停止させる。ここで現像廃液貯蔵
タンク中の濃縮された現像廃液を廃液排出手段により排
出する。
【0046】これら一連の処理操作の制御は例えば現像
廃液貯蔵タンク2に液面を感知するレベルセンサー等を
設置して該センサーからの信号をリレー等を介してポン
プを作動させる構成とすることが好ましい。現像廃液貯
蔵タンク2の材質としては使用する現像液に対する耐性
のある素材であれば特に限定なく任意のものが可能であ
り、その容量は限定されるものではないが、好ましくは
0.1〜15リットル、更に好ましくは1〜5リットル
である。
【0047】図2は本発明の顔料含有非銀塩感光性材料
用現像液の処理装置の一例を示す断面概略図である。図
2においては、現像槽6から排出された現像廃液は管路
7から一旦バッファータンク8に供給され、引き続き、
弁SV1を介して現像液貯蔵タンク9に供給される。現
像液貯蔵タンク9からは、ポンプ10を介して濾過装置
11に現像廃液が供給され、濾過処理が行なわれる。濾
過膜を透過しなかった廃液は管路12を経由して現像液
貯蔵タンク9に循環され、濾過膜を透過した液は現像再
生液として管路13を経由して現像槽6に循環される。
尚、現像廃液中の不溶解成分がある濃度に達した段階
で、ポンプ10を停止し、弁SV2を開くことにより、
管路14より濃縮された現像廃液が排出される。
【0048】本発明の顔料含有非銀塩感光性材料用現像
液の処理装置は、前述の如き顔料含有非銀塩感光性材料
を現像するための種々の形式の顔料含有非銀塩感光性材
料用現像装置に組み合わせて使用することができる。特
に、顔料含有非銀塩感光性材料として、支持体上に光重
合性感光層及び水溶性高分子結合剤を含有する保護層が
順次積層されてなる感光性平版印刷版を用いる場合の現
像装置としては、現像前処理液を用いて保護層を溶解除
去するための前処理ゾーンと、これより後に設けられた
感光層の現像を行うための現像ゾーンを有し、かつ現像
ゾーンの現像廃液を処理するための処理装置として本発
明の顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理装置を備
えている自動現像装置が好適である。この装置を用いる
場合には、前処理ゾーンで予め保護層が溶解除去されて
いるため、前述のように顔料含有非銀塩感光性材料の現
像時に保護層が除去されて現像廃液中に混入することが
なく、従って現像液のライフが長くなり、又、現像時間
を短縮することができる等の効果を有すると共に、本発
明の現像液の処理装置での現像液の処理が効率良く行な
われ、濾過装置内での閉塞等の問題を解消できるとの効
果を有し特に有利である。
【0049】更に、上記自動現像装置には、前処理ゾー
ンに一対のエントリーローラーと一対のスキージローラ
ーがあり、かつ少なくともエントリーローラーに前処理
液を供給する手段を有するのが有利である。即ち、保護
層を形成する水溶性高分子結合剤が溶解除去され、上下
ローラーに付着し、装置停止時に上下ローラーが固着す
る等のローラー等のトラブルが発生しにくいとの効果を
有する。
【0050】前処理液供給手段としては、特に限定され
ないが、通常前処理液供給管及び前処理液供給口を有す
る。供給管及び供給口の形態は保護層の除去が効率良く
行なわれるものであれば特に限定されないが、シャワー
状に液が供給できるシャワーパイプが一般的である。
又、前処理液供給手段は、感光性平版印刷版の搬送面の
上方から該印刷版に前処理液を供給する機構となってい
るのが好ましい。
【0051】前処理液供給手段は、印刷版に前処理液を
供給すると共に少なくともエントリーローラーに、又、
必要に応じて更にスキージーローラーに供給する構成と
なっているのが好ましい。保護層を除去するための前処
理液は、水溶性高分子結合剤を含有する保護層を溶解除
去できる液体であればいかなるものでもかまわない。し
かし安全上また排水負荷等を考慮すると実質的に水であ
るのが好ましい。これは水を主体とし、必要に応じ少量
の添加剤を加えたものである。ここでいう添加剤とは例
えば水溶性高分子結合剤の溶解性を向上させるための界
面活性剤、泡立ちを抑えるための消泡剤、水の硬度を下
げるための硬水軟化剤などである。
【0052】前処理液の使用温度としては、少なくとも
10℃以上、好ましくは20℃以上50℃以下であり更
に好ましくは25℃〜40℃の範囲である。又、本発明
では、前処理液供給手段がローラーを洗浄する洗浄液供
給手段を兼ねていることも可能である。即ち、前処理液
供給管に例えば弁を介することにより、前記ローラーを
洗浄するための洗浄液が供給できる構成となっている場
合には、弁の開閉により前処理液に代えて洗浄液をロー
ラーに供給することにより、ローラーに付着する水溶性
高分子結合剤等を溶解除去することが可能であり、有利
である。
【0053】洗浄液の使用目的はローラーを洗浄し、装
置停止時に上下ローラーの固着を防止することであり、
従って洗浄液はこの目的が達成されかつ前処理液に溶け
るものであればいかなるものでもかまわず、例えば洗浄
液は、未使用の前処理液でも良いし、水であっても良
い。
【0054】未使用の前処理液を洗浄液として使用する
と上記目的が達成されかつ洗浄液が前処理液に溶けるの
で好ましい。現像前処理液が実質的に水であり洗浄液が
未使用の前処理液である場合、ローラーに付着した水溶
性高分子結合剤の除去ができると共に、洗浄液が前処理
液として循環使用できることから有利である。
【0055】次に、本発明の自動現像装置の一例につい
て図3に従って、説明する。図中、感光性平版印刷版は
左から右へ図中の細線上を、網掛けで示したローラーに
扶持され搬送される。図3の太線で示している部分15
が前処理槽である。感光性平版印刷版がエントリーから
挿入されると図中の18、19で示したシャワーパイプ
から現像前処理液が図中16、17で示したエントリー
ローラー及びスキージローラーに向けて放出される。こ
れにより感光性平版印刷版の保護層は溶解除去される。
尚シャワーパイプから放出される現像前処理液は20で
示したオーバーフロードレインより下方にためておき、
循環ポンプ21によりシャワーパイプに供給されるよう
になっている。さらにこのシャワーパイプには電磁弁2
2を介し別系統から(一般的には水道栓)からローラー
を洗浄する洗浄液も供給できるようになっている。なお
この前処理槽のサイズは現像前処理液がある程度ためら
れる量のものであればいかなるものでもかまわない。好
ましくは10リッター以上がよくさらに好ましくは20
リッターがよい。また前処理槽の長さはローラー16と
ローラー17のセンター間で、好ましくは5cm以上4
0cm以下、さらに好ましくは10cm以上30cm以
下である。
【0056】ローラーを洗浄する洗浄液をシャワーパイ
プに供給してローラーを洗浄するタイミングは、1日の
作業終了時つまり装置の停止直前に循環ポンプ21を停
止させてから行うことが好ましい。しかし、1版毎に版
が前処理ゾーンを通過後に少量ずつ行うシーケンスにし
てもかまわない。前記のタイミングの場合のほうが好ま
しいが、この場合のローラーを洗浄する洗浄液量として
は好ましくは2リッター以上、更に好ましくは5リッタ
ー以上がよい。
【0057】この前処理ゾーンで保護層が溶解除去され
た感光性平版印刷版は図中23で示した現像槽に入り画
像様に現像される。図中23で示した現像槽から排出さ
れる現像廃液は管路(図示せず)を経由して例えば図2
に示した本発明の現像液の処理装置に供給され、濾過装
置で分離処理された透過液は管路(図示せず)を経由し
て現像槽に供給され現像液として再利用される。現像槽
に入り画像様に現像された感光性平版印刷版は、さらに
その後水洗槽24で水洗され、ガム槽25でガムコーテ
ィングされ最後にドライヤー26で乾燥される。
【0058】以下、本発明を実施例によってより具体的
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り下記実
施例によって限定されるものではない。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例でより具体
的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以
下の実施例に限定されるものではない。
【0060】実施例1及び比較例1 (顔料含有感光性平版印刷版−1の作成)0.24mm
の厚さのアルミニウム板を塩酸を用いて、電解エッチン
グすることにより、砂目立し、その後、水酸化ナトリウ
ム水溶液でデスマット処理を行い、中和、水洗した。こ
れに陽極酸化皮膜重量が25g/m2 になるようにリン
酸溶液で陽極酸化処理を施した。得られた支持体に下記
組成の顔料含有の感光性組成物分散液をワイヤーバーを
用いて、乾燥膜厚が2.2g/m2 になるように塗布
し、乾燥することで顔料含有感光性平版印刷版−1を作
成した。
【0061】
【表1】 顔料含有の感光性組成物分散液 増感剤 1.5重量部 活性剤 13 重量部 2−メルカプトベンゾチアゾール 10 重量部 メチルメタクリレートとメタクリル酸の共重合体 40 重量部 (重量平均分子量45000、モル比85/15) トリメチロールプロパントリアクリレート 60 重量部 フタロシアニン顔料 3 重量部 (シアニンブルー4920 大日精化製) メチルエチルケトン 90 重量部
【0062】(露光及び現像条件)上記顔料含有感光性
平版印刷版−1(サイズ50cm×80cm)に画像部
面積率10%の原稿フィルムを重ね合わせ、4kwメタ
ルハライドランプで50cmの距離から20秒間画像様
露光を行った。
【0063】図3で示される自動現像装置の現像槽に下
記組成の現像液を20リットル仕込み、現像温度を30
℃に設定した。搬送スピードを現像時間が30秒になる
ように設定した。水洗槽、フィニッシャー槽に各々水を
10リットル仕込んだ。
【0064】
【表2】 現像液組成 メタ珪酸ナトリウム(9水塩) 5.0重量% アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 3.5重量% (ペレックスNBL 花王製) 脱塩水 91.5重量%
【0065】(濾過装置)濾過装置は前記自動現像装置
とは別体として設けた。図1のタンク2として5リット
ルのポリエチレン製のタンクを用い、図1のPに該当す
るポンプとしてIwaki製のマグネットポンプMD−
50Rを用いた。また、図1の3に該当する濾過装置と
してはダイセンメンブレンシステム製の中空糸限外濾過
モジュールFS−03を用い、膜はダイセンメンブレン
システム製の分画分子量15万のポリエーテルサルホン
製中空糸膜(FUS−1581)を用いた。
【0066】(現像処理及び現像液の処理)画像様露光
した前記感光性平版印刷版−1を前記自動現像装置で1
時間当たり20枚の割合で1日5時間、5日間処理し
た。尚、この際処理面積1m2 当たり50mlの割合で
現像液を補充した。補充した際に現像槽からのオーバー
フローする廃液は全てタンク2に集め、更にそれに加え
て2時間に1回の割合でタンク2が満量になるように現
像槽から現像液を抜き取った。タンク2が満量になる毎
に現像廃液の濾過処理を開始し、透過液を抜き出すと共
に非透過液はタンク2に循環し、透過液の総量が4リッ
トルに達したら濾過処理を終了し、タンク2に残留する
非透過液は系外に排出した。この1回の濾過処理は30
分以内に終了するように操作し、次にタンク2を満量に
する際に、先の濾過処理で得られた4リットルの透過液
を現像槽に供給した。濾過時の条件は中空糸の入口での
圧力は約0.6kg/cm2 で現像廃液の温度は殆どす
べて30℃である。
【0067】(評価方法)上記のようにして感光性平版
印刷版−1を現像処理していく間、自動現像処理装置の
スプレーノズルの詰まり状況と現像液中の沈澱発生状況
を100枚おきに調べた。また、現像液中の蓄積顔料等
による非画像部に対する付着汚染(地汚れ)を調べる目
的で、100枚に1回の割合で、現像処理、水洗処理さ
れた感光性平版印刷版をハイデルベルグGTO印刷機で
印刷を行い、刷り始めから100枚目の紙の非画像部の
汚れを反射濃度系にて測定した。これらの評価結果を表
−1に示した(実施例1)。
【0068】また、比較例1として現像液の処理を行わ
ない以外は実施例1と同様にして、感光性平版印刷版−
1を現像処理した。その際、実施例と同様に評価を行
い、その結果を表−1に示した。
【0069】
【表3】 表−1 実施例1 比較例1 処理 ノズルの詰まり ノズルの詰まり 枚数 沈澱の発生 反射濃度 沈澱の発生 反射濃度 1 なし 0.00 なし 0.00 101 なし 0.00 沈澱物小 0.00 201 なし 0.00 沈澱物多 0.00 301 なし 0.00 ノズルかなり詰まる 0.00 401 なし 0.00 0.00 497 なし 0.00 現像困難 0.00
【0070】表−1からも明らかなように、本発明の現
像液の処理方法を使用した現像方法では自動現像装置の
スプレーノズルの目詰まりや現像液中の沈澱がなく、更
に、印刷物の非画像部の顔料等の付着による地汚れも生
じないことがわかる。また、比較例では100枚を越え
た段階で現像母液交換を必要とするため、その分の現像
液が廃液となる。従って、本発明の現像液の処理方法を
使用した現像方法では廃液量を低減できることがわか
る。
【0071】実施例2 顔料含有感光性平版印刷版−1の光重合性層上に、水溶
性高分子結合剤を含有する下記組成の保護層液をワイヤ
ーバーを用いて、乾燥膜厚が2.8g/m2 になるよう
に塗布し、乾燥することにより、光重合性感光層に、水
溶性高分子結合剤を含有する保護層が積層されてなる感
光性平版印刷版−2を得た。
【0072】
【表4】 水溶性高分子結合剤を含有する保護層液 ポリビニルアルコールGL−03 10重量部 (日本合成化学工業(株)製) リポノックスNC−95(ライオン(株)製) 0.02重量部 脱塩水 90重量部
【0073】<露光及び現像条件>上記の感光性平版印
刷板−2を、アルゴンイオンレーザー(出力35mW、
波長488nm)で内面ドラム式の走査露光により画像
面積率10%になる画像様露光を行った。
【0074】実施例1で使用した自動現像装置に現像前
処理槽を設置した図3で示される自動現像装置を使用し
た。現像前処理槽には現像前処理液として20リッター
の水を入れ、水温を30℃とした。この水は感光性平版
印刷版挿入とともに循環ポンプによりシャワーパイプか
ら現像前処理ゾーンのエントリーローラー及びスキージ
ローラーに向けて15リッター/分の割合で放水される
ようにセットした。
【0075】さらにこのシャワーパイプは電磁弁を介し
水道栓からローラーを洗浄する洗浄液も供給できるよう
にした。尚、この電磁弁はスイッチを1度押すと30秒
間開き、水道水をシャワーパイプに供給できるようにし
た。水道栓の30秒での水供給量は約10リッターであ
るので、スイッチを1度押すとエントリーローラー及び
スキージローラーはそれぞれ約5リッターの水で洗浄さ
れる。この洗浄用の水が供給されると現像前処理槽の2
0リッターの容量の高さに設けているオーバーフロード
レインからオーバーフローが生じこの排水は直接下水道
へ流れるようにセットした。
【0076】また現像槽には前記実施例1と同様の組成
の現像液を20リッター仕込み、現像温度を30℃に設
定した。さらにガムタンクには10リッターの水を仕込
んだ。感光性平版印刷版の搬送速度は100cm/分と
なるようにした。この場合、感光性平版印刷版の先端で
の現像前処理時間は約10秒となり、また現像液に浸漬
している時間は約12秒となる。
【0077】前記条件で露光した感光性平版印刷版−2
(サイズ50cm×80cm)を、前記自動現像装置で
1時間当たり20枚の割合で1日5時間、5日間処理し
続けた。尚、この際の現像液の補充及び処理は実施例1
と同様にした。また、現像処理終了直後、洗浄用の水を
供給するための電磁弁開閉スイッチを1度押してローラ
ーを洗浄した。この後装置の電源を切り3日間放置し
た。
【0078】<評価>上記処理を行う間、自動現像装置
の現像槽のスプレ−ノズルの詰まり状況と現像液中の沈
殿発生状況を100枚おきに調べたが、500版処理す
る間にスプレーノズルの詰まりはなく、また、沈殿の発
生もなかった。
【0079】更に、現像液中の蓄積顔料等による非画像
部に対する付着汚染を調べる目的で、100枚に1回の
割合で現像処理された感光性平版印刷版−2をハイデル
ベルグGTO印刷機で印刷を行い、刷り始めから100
枚目の紙の非画像部の汚れを反射濃度にて測定したが、
全ての印刷物で反射濃度は0.00であった。また、処
理されたすべての感光性平版印刷版の現像性とりわけ非
画像部の抜け性を調べたがすべて良好な現像性であっ
た。
【0080】更に、5日間の処理終了後、濾過装置の中
空糸膜内の目詰まりを調べたところ、中空糸膜の内側に
固形物の付着は認められなかった。又、3日間放置後の
現像槽中のスラッジ等を調べたが、スラッジは全く発生
していなかった。又、3日間放置後の現像前処理ゾーン
のエントリーローラーとスキージローラーの上下の固着
を調べたがこれらのローラーは全く固着していなかっ
た。
【0081】実施例3 感光性平版印刷版−2を用いて、前処理ゾーンのない自
動現像装置を用いて実施例2と同様の現像処理及び現像
液の処理を行った。その結果、1日の処理では現像槽内
に沈殿物の発生もなく、スプレーノズルの詰まりのなか
ったが、日を追って濾過装置から出る透過液の透過速度
が遅くなっていくことが確認された。そこで5日目の処
理終了後、濾過装置の中空糸膜内の目詰まりを調べたと
ころ、中空糸膜の内側に固形物の付着が認められた。
【0082】
【0083】
【発明の効果】本発明の現像液の処理方法により、廃液
の量を大幅に削減することが可能となる。更に本発明の
現像液の処理方法を併用して、現像処理を行うことで、
現像処理の長期間の安定した連続運転が可能となる。ま
た、本発明の感光性平版印刷版の自動現像装置を用いる
ことにより、高感度光重合型感光性平版印刷版において
も汎用の感光性平版印刷版等と同様にアルカリ性の現像
液で迅速に処理可能となり、さらに現像液中のスラッジ
発生が抑制され現像液の持ちが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の顔料含有非銀塩感光性材料用現像液
の処理装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 管路 2 現像液貯蔵タンク 3 濾過装置 4 管路 5 管路
【図2】本願発明の顔料含有非銀塩感光性材料用現像液
の処理装置の一例を示す断面概略図である。
【符号の説明】
6 現像槽 7 管路 8 バッファータンク 9 現像液貯蔵タンク 10 ポンプ 11 濾過装置 12 管路 13 管路 14 管路
【図3】本発明の現像装置の一例を示す断面概略図であ
る。
【符号の説明】
15 前処理槽 16 エントリーローラー 17 スキージローラー 18,19 シャワーパイプ 20 オーバーフロードレイン 21 循環ポンプ 22 電磁弁 23 現像槽 24 水洗槽 25 ガム槽 26 ドライヤー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料含有非銀塩感光性材料を現像処理
    し、該処理液の現像廃液を、顔料粒子を透過せず、処理
    液を濾過膜面に対して水平方向に流通させる濾過装置で
    分離処理し、透過液を現像液として再利用することを特
    徴とする顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理方
    法。
  2. 【請求項2】 濾過装置が全濾過方式ではない中空糸状
    精密濾過膜及び/又は中空糸状限外濾過膜であることを
    特徴とする請求項1記載の顔料含有非銀塩感光性材料用
    現像液の処理方法。
  3. 【請求項3】 顔料含有非銀塩感光性材料が感光性平版
    印刷版、カラーフィルター、ソルダーレジストから選ば
    れたものであることを特徴とする請求項1または2記載
    の顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理方法。
  4. 【請求項4】 顔料含有非銀塩感光性材料が支持体上に
    光重合性感光層及び水溶性高分子結合剤を含有する保護
    層が順次積層されてなる感光性平版印刷版であることを
    特徴とする請求項1または2記載の顔料含有非銀塩感光
    性材料用現像液の処理方法。
  5. 【請求項5】 顔料含有非銀塩感光性材料が支持体上に
    光重合性感光層及び水溶性高分子結合剤を含有する保護
    層が順次積層されてなる感光性平版印刷版であり、かつ
    現像に先立ち該感光性平版印刷版の保護層が現像前処理
    液を用いて溶解除去されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の
    処理方法。
  6. 【請求項6】 顔料含有非銀塩感光性材料の現像処理に
    使用した後の現像廃液を現像液貯蔵タンク(2)へ供給
    する管路(1)、濾過装置(3)へ現像液を供給する管
    路及び廃液排出手段を備えた現像液貯蔵タンク(2)、
    顔料粒子を透過せず、処理液を濾過膜面に対して水平方
    向に流すことができる濾過装置(3)、該濾過装置にお
    ける濾過膜を透過しなかった液体を前記現像液貯蔵タン
    ク(2)に戻す管路(4)及び濾過膜を透過した液体を
    再生現像液として回収する管路(5)を備えたことを特
    徴とする顔料含有非銀塩感光性材料用現像液の処理装
    置。
  7. 【請求項7】 顔料含有非銀塩感光性材料の自動現像装
    置において、顔料含有非銀塩感光性材料が少なくとも支
    持体上に光重合性感光層及び水溶性高分子結合剤を含有
    する保護層が順次積層されてなる感光性平版印刷版であ
    り、現像前処理液を用いて保護層を溶解除去するための
    前処理ゾーンと、これより後に設けられた感光層の現像
    を行うための現像ゾーンを有し、かつ現像ゾーンの現像
    廃液を処理するための処理装置として請求項6に記載の
    処理装置を備えていることを特徴とする顔料含有非銀塩
    感光性材料の自動現像装置。
  8. 【請求項8】 前処理ゾーンには一対のエントリーロー
    ラーと一対のスキージローラーがあり、かつ少なくとも
    エントリーローラーに現像前処理液を供給する手段を有
    することを特徴とする請求項7に記載の顔料含有非銀塩
    感光性材料用自動現像装置。
  9. 【請求項9】 現像前処理液供給手段がシャワーパイプ
    であることを特徴とする請求項8に記載の自動現像装
    置。
  10. 【請求項10】 現像前処理液供給手段がローラーを洗
    浄する洗浄液供給手段を兼ねていることを特徴とする請
    求項8又は9に記載の自動現像装置。
  11. 【請求項11】 洗浄液が未使用の現像前処理液である
    ことを特徴とする請求項10に記載の自動現像装置。
  12. 【請求項12】 現像前処理液及び洗浄液が実質的に水
    であることを特徴とする請求項10記載の自動現像装
    置。
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