JP3512009B2 - 液体保温容器 - Google Patents

液体保温容器

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JP3512009B2 JP2001027330A JP2001027330A JP3512009B2 JP 3512009 B2 JP3512009 B2 JP 3512009B2 JP 2001027330 A JP2001027330 A JP 2001027330A JP 2001027330 A JP2001027330 A JP 2001027330A JP 3512009 B2 JP3512009 B2 JP 3512009B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0002】 【発明の属する技術分野】 【0003】本願発明は、湯沸かし用容器として使用可
能であるとともに、保温・保冷用容器としても使用可能
な液体保温容器に関するものである。 【従来の技術】 【0004】従来からよく知られている液体保温容器と
しては、電気ヒータによって湯沸かししたお湯を電気ヒ
ータにより保温するように構成した電気ポットと称され
るものがあった。 【0005】近年、この種電気ポットにおける内容器と
して、高断熱構造(例えば、真空二重容器等)のものが
開発されてきており、電気ヒータによる加熱を行わなく
とも、長時間お湯を保温できるようになってきている。 【発明が解決しようとする課題】 【0006】上記したように保温性能が高くなると、お
茶等を保冷するために使用したいというユーザ側の要望
が出てくる。しかしながら、お茶等の保冷用として使用
した場合、内容器内は、洗浄できるから問題とならない
が、液体注出通路内は洗浄が難しいため、お茶等の臭い
が残ってしまい、湯沸かし用として使用したときに、お
茶の臭いがお湯に移ってしまうという不具合が発生す
る。 【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、お湯専用の注出通路とその他の液体専用の注出通
路とを設けることにより、お茶等の保冷用として使用し
ても、お湯にお茶等の臭いが移ってしまうということが
ないようにすることを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】請求項1の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、高断熱構造の内容器と、該内容器を
加熱する加熱手段と、前記内容器内の液体を液体注出通
路を介して注出する1個のポンプ装置とを備えた液体保
温容器において、前記液体注出通路を、湯を注出するた
めの湯専用通路とその他の液体を注出するための液体専
用通路とによって構成するとともに、前記湯専用通路お
よび前記液体専用通路の上端部に、お湯と液体とに共用
される合流通路を接続し且つ該合流通路の先端に、前記
液体注出通路の出口となる注出管を着脱自在に設けてい
る。 【0009】上記のように構成したことにより、お湯を
注出する時には、湯専用通路を使用し、その他の液体を
注出する時には、液体専用通路を使用することができ
る。従って、お湯にその他の液体(例えば、お茶)の臭
いが移ってしまうということがなくなり、保冷用として
の使用が可能となる。また、合流通路の先端に設けられ
た注出管は、取り外して洗浄するこ とができる。 【発明の実施の形態】 【0010】以下、添付の図面を参照して、本願発明の
好適な実施の形態について詳述する。 【0011】この液体保温容器は、図1に示すように、
内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉す
る蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段である電
気ヒータ4と、前記内容器3内の湯あるいは液体を外部
へ注出するための液体注出通路5と、該液体注出通路5
を介して液体を送り出す電動式のポンプ装置6とを備え
て構成されている。 【0012】前記容器本体1は、外側面を構成する合成
樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3
と、前記外ケース7と内容器3とを結合する合成樹脂製
の環状の肩部材8と、底面を構成する合成樹脂製の底板
9とからなっている。 【0013】前記内容器3は、ステンレス製の有底円筒
形状の内筒10とステンレス製の外筒11との間に真空
空間を有する真空二重構造体からなっており、その底部
には、外周部を除いて前記内筒10の底部のみにより構
成された1枚板部3aが形成されている。該1枚板部3
aの下面には、前記電気ヒータ4(例えば、雲母板に発
熱体を保持させてなるマイカヒータ)が取り付けられて
いる。前記内容器3の上端部には、前記内筒10の上端
部を絞り加工してなる小径の給水口3bが形成されてい
る。なお、内容器3は、図示の真空二重構造体に限定さ
れるものではなく、外周部を真空断熱体で覆ったもの等
の高断熱構造を有するものが採用できる。符号12は内
容器3の温度(即ち、内容器3内に収容されている液体
の温度)を検出する温度センサーである。 【0014】前記蓋体2は、合成樹脂製の上板13と該
上板13に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板
14とからなっており、前記肩部材8の後部に設けられ
たヒンジ受け(図示省略)に対してヒンジピンを介して
開閉自在且つ着脱自在に支持されている。 【0015】また、この蓋体2には、電源が接続されて
いない状態でも液体注出通路5を介しての液体の注出が
可能なように、手動操作により駆動されるエアーポンプ
15が配設されている。該エアーポンプ15は、前記蓋
体2の略中央部に形成された円筒形状の凹部16内に配
設されたベローズタイプのものとされており、押圧板1
7を介しての押圧操作により加圧空気が内容器3内に吹
き込まれ、該加圧空気の圧力により内容器3内の液体が
液体注出通路5を介して外部へ押し出されることとなっ
ている。 【0016】前記蓋体2における下板14には、金属製
のカバー部材18が固定されており、該カバー部材18
の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の
給水口3bに圧接されるシールパッキン19が設けられ
ている。 【0017】前記液体注出通路5の途中である前記内容
器3の下方位置には、前記ポンプ装置6が配設されてお
り、該ポンプ装置6の吐出側には、流路切換機構として
作用する三方弁20を介して湯を注出するための湯専用
通路21とその他の液体を注出するための液体専用通路
22とが接続されている。つまり、液体注出通路5の内
の直管部が湯専用通路21および液体専用通路22を構
成することとなっているのである。 【0018】そして、前記湯専用通路21および液体専
用通路22の上端部には、お湯と液体とに共用される合
流通路23が接続されており、該合流通路23は、水平
方向に前方に延設されていて、前記肩部材8の前方側に
形成された嘴部8a内に設けられた貯留部24に臨まさ
れている。該貯留部24に一時的に貯溜されたお湯ある
いは液体は、液体注出通路5の出口を構成する注出管2
5を介して外部へ注出されることとなっている。なお、
貯留部2および注出管25は、取り外して洗浄できる
ように着脱自在とされている。 【0019】前記湯専用通路21は、透明管により構成
されており、その下端部には、図2に示すように、光セ
ンサー26が設けられている。該光センサー26は、前
記湯専用通路21の外側において対向配置された発光素
子26aと受光素子26bとによって構成されており、
湯専用通路21内に存在する液体の透明度を、発光素子
26aから発光された光の受光素子26bへの受光量に
基づいて検出することにより、湯専用通路21にお湯以
外の液体(即ち、透明度が低いお茶やコーヒー等の液
体)が誤って流れ込んでいるか否かが検知できるように
なっている。そして、誤っている場合には、加熱を停止
し、表示あるいは音声で知らせるようになっている。 【0020】前記肩部材8の嘴部8aには、操作パネル
部27が設けられており、該操作パネル部27には、図
3に示すように、給湯スイッチ28、ロック解除スイッ
チ29、沸騰スイッチ30、保温スイッチ31、液体選
択スイッチ32および液晶表示装置33が設けられてい
る。該液体選択スイッチ32は、液体注出通路5におけ
る三方弁20に対して切換作動を制御するためのもので
あり、1回の押圧操作により三方弁20が湯専用通路2
1側に切り換わり、2回の押圧操作により三方弁20が
液体専用通路22側に切り換わることとなっている。 【0021】図4は、本実施の形態にかかる液体保温容
器における制御系の構成を示すブロック図であり、マイ
クロコンピュータユニット(以下、マイコンという)3
4には、前記各種スイッチ類28〜32、温度センサー
12および光センサー26からの信号が入力され、各種
演算処理を行い、その結果が制御信号として電気ヒータ
4、ポンプ装置6、三方弁20、液晶表示装置33およ
びブザー35に出力されることとなっている。符号36
はタイマ回路、37は商用交流電源、38はリレーであ
る。 【0022】前記マイコン34は、前記給湯スイッチ2
8およびロック解除スイッチ29の操作に応じてポンプ
装置6の発停制御を行うとともに液晶表示装置33に適
宜な表示を行う機能と、前記沸騰スイッチ30および保
温スイッチ31の操作および温度センサー12からの信
号入力に応じて電気ヒータ4への通電制御を行うととも
に液晶表示装置33に適宜な表示を行う機能と、液体選
択スイッチ32の操作に応じて三方弁20の切換制御を
行う機能と、光センサー26からの信号入力に応じてブ
ザー35による警報を行う機能とを有している。 【0023】上記のように構成された液体保温容器にお
いては、次のような作用効果が得られる。 【0024】この液体保温容器は、内容器3内に収容し
た水を電気ヒータ4によって沸騰させた後に保温する保
温容器として使用される場合と、電気ヒータ4への通電
を行わず、内容器3内に冷茶やアイスコーヒー等の液体
を入れて保冷する保冷容器として使用される場合とがあ
る。 【0025】お湯を保温する保温容器として使用してい
る場合には、液体選択スイッチ32を1回だけ押圧操作
して三方弁20を湯専用通路21側に切換作動させ、こ
の状態でポンプ装置6を駆動させると、内容器3内のお
湯は、湯専用通路21を介して注出される。一方、冷茶
やアイスコーヒー等の液体を保冷する保冷容器として使
用している場合には、液体選択スイッチ32を2回押圧
操作して三方弁20を液体専用通路22側に切換作動さ
せ、この状態でポンプ装置6を駆動させると、内容器3
内の液体は、液体専用通路22を介して注出される。つ
まり、内容器3内に収容されている液体の種類に応じ
て、湯専用通路21あるいは液体専用通路22を使用す
ることができることとなり、お湯にその他の液体(例え
ば、お茶)の臭いが移ってしまうということがなくな
り、保冷用としての使用が可能となる。なお、内容器3
内に熱いお茶やホットヒーヒーを収容する場合もある。 【0026】ところで、液体選択スイッチ32の誤操作
等により内容器3内にお湯以外の液体(例えば、冷茶や
アイスコーヒー等の液体)が収容されているときに、三
方弁20が湯専用通路21側に切換作動されている場合
には、光センサー26が透明度が悪くなっていること
(換言すれば、湯専用通路21に透明度の低い冷茶やア
イスコーヒー等の液体が存在していること)を検知し、
ブザー35によりユーザに警報(あるいは、要洗浄を知
らせる警告)をなす。 【0027】上記実施の形態においては、三方弁20は
液体選択スイッチ32の操作により切換作動されるよう
になっているが、内容器3内にお湯以外の液体を収容す
る場合には内容器3を保冷容器としてのみ使用するもの
とする時には、温度センサー12からの温度情報に応じ
て三方弁20を自動的に切換作動させるようにしてもよ
く、手動により三方弁20を切換操作するようにしても
よい。 【発明の効果】 【0028】請求項1の発明によれば、高断熱構造の内
容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内
の液体を液体注出通路を介して注出するポンプ装置とを
備えた液体保温容器において、前記液体注出通路を、湯
を注出するための湯専用通路とその他の液体を注出する
ための液体専用通路とによって構成するとともに、前記
湯専用通路および前記液体専用通路の上端部には、お湯
と液体とに共用される合流通路を接続し且つ該合流通路
の先端に、前記液体注出通路の出口となる注出管を着脱
自在に設けて、お湯を注出する時には、湯専用通路を使
用し、その他の液体を注出する時には、液体専用通路を
使用することができるようにしたので、お湯にその他の
液体(例えば、お茶)の臭いが移ってしまうということ
がなくなり、保冷用としての使用が可能となるという効
果がある。また、合流通路の先端に設けられた注出管
は、取り外して洗浄することができるので、お湯にその
他の液体の臭いが移ってしまうということがなくなると
いう効果もある。
【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本願発明の実施の形態にかかる液体保温容器の
半縦断面図である。 【図2】本願発明の実施の形態にかかる液体保温容器に
おける光センサー取付部を示す要部断面図である。 【図3】本願発明の実施の形態にかかる液体保温容器に
おける操作パネル部を示す拡大平面図である。 【図4】本願発明の実施の形態にかかる液体保温容器に
おける制御系のブロック図である。 【符号の説明】 【0030】 1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、4は加熱手段
(電気ヒータ)、5は液体注出通路、6はポンプ装置、
20は流路切換機構(三方弁)、21は湯専用通路、2
2は液体専用通路、32は液体選択スイッチ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【0001】 【請求項1】 高断熱構造の内容器と、該内容器を加熱
    する加熱手段と、前記内容器内の液体を液体注出通路を
    介して注出する1個のポンプ装置とを備えた液体保温容
    器であって、前記液体注出通路を、湯を注出するための
    湯専用通路とその他の液体を注出するための液体専用通
    路とによって構成するとともに、前記湯専用通路および
    前記液体専用通路の上端部には、お湯と液体とに共用さ
    れる合流通路を接続し且つ該合流通路の先端には、前記
    液体注出通路の出口となる注出管を着脱自在に設けたこ
    とを特徴とする液体保温容器。
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