JP3510719B2 - 表面保護フィルム - Google Patents

表面保護フィルム

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JP3510719B2 JP26532995A JP26532995A JP3510719B2 JP 3510719 B2 JP3510719 B2 JP 3510719B2 JP 26532995 A JP26532995 A JP 26532995A JP 26532995 A JP26532995 A JP 26532995A JP 3510719 B2 JP3510719 B2 JP 3510719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂板などの
表面保護、特に偏光板や位相差板などの液晶表示の構成
部材の表面保護用として好適に使用される表面保護フィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面保護フィルムとしては、基材
層の片面に溶剤を含む粘着剤組成物を塗布し、加熱・乾
燥して溶剤を除去したタイプ、基材層に熱溶融させた粘
着剤組成物を積層したタイプ、基材層を粘着剤組成物と
ともに熱溶融させて共押出ししたタイプがある。たとえ
ば特開昭54−133578号公報においては、特定の
低密度ポリエチレン50〜90重量%と、重量平均分子
量/数平均分子量との比が9〜15の特定の高密度ポリ
エチレン10〜50重量%とからなるポリエチレンと、
エチレン−不飽和エステル共重合体からなる接着性樹脂
層とを共押出しした積層フィルムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の積層フィルムにおいては、基材層を形成する
ポリエチレンは分子量分布が広く、つまり分子量の小さ
い低分子量のものと、分子量の大きい高分子量のものと
が混在している。そして、この高分子量のものが、共押
出ししてフイルムを成形する際に、未溶融の微細なかた
まり(以下、フィッシュアイという。)となってフィル
ム中に存在することになる。この結果、積層フィルムを
被保護物に貼付けた後、そのままの状態で段積み保管し
た場合、上記フィッシュアイの存在により、被保護物に
凹みが生じる。したがって、たとえば液晶表示材として
使用される偏光板や位相差板として上記積層フィルムを
使用しようとしても、凹みがあることにより画像に歪み
が生じるので、適用できないという問題があった。
【0004】本発明は、上記フィッシュアイが発生せ
ず、偏光板や位相差板などの液晶表示の構成部材の表面
保護用のフィルムとして好適な表面保護フィルムを提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
表面保護フィルムは、エチレンの単独重合体あるいはエ
チレンとα−オレフィンとの共重合体であるエチレン系
樹脂製の基材フィルムの片面に、ゴム系粘着剤、アクリ
ル系粘着剤、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、
スチレンブタジエンブロック共重合体(SBS)又はス
チレンイソプレンブロック共重合体(SIS)を主成分
とする粘着剤層が形成された表面保護フィルムにおい
て、前記エチレン系樹脂が、クロス分別法によって10
0重量%溶出したときの温度が64℃以下であって、
ロス分別法によって10重量%溶出したときの温度から
100重量%溶出終了したときの温度の幅が30℃以下
であり、かつ、重量平均分子量/数平均分子量の値が
1.5〜3.5であるものである。
【0006】
【0007】また、請求項2記載の本発明の表面保護フ
ィルムは、エチレンの単独重合体あるいはエチレンとα
−オレフィンとの共重合体であるエチレン系樹脂製の基
材フィルムの片面に、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着
剤、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレン
ブタジエンブロック共重合体(SBS)又はスチレンイ
ソプレンブロック共重合体(SIS)を主成分とする
着剤層が形成された表面保護フィルムにおいて、前記エ
チレン系樹脂が、重合触媒として四価の遷移金属を含む
メタロセン化合物を用いて得られたものであり、しか
も、クロス分別法によって100重量%溶出したときの
温度が64℃以下であって、クロス分別法によって10
重量%溶出したときの温度から100重量%溶出終了し
たときの温度の幅が30℃以下であり、かつ、重量平均
分子量/数平均分子量の値が1.5〜3.5であるもの
である。
【0008】 (作用)請求項1及び2記載の本発明の
表面保護フィルムは、上述のとおり、粘着剤層が形成さ
れる基材フィルムが特定のエチレン系樹脂製のものであ
るので、樹脂の分子量分布が狭く、フィルム成形時に未
溶融のフィッシュアイが存在せず、このため、表面保護
フィルムを被保護物に貼付けて段積み保管しても、被保
護物に凹みが生じることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において使用される基材フ
ィルムはエチレン系樹脂製のものであり、このエチレン
系樹脂としては、エチレンの単独重合体、あるいはエチ
レンとα−オレフィンとの共重合体を使用することがで
きる。ここで、共重合成分のα−オレフィンとしては、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オ
クテンなどが挙げられる。
【0010】そして、本発明においては、上記エチレン
系樹脂はつぎの及びのいずれかの条件を満足するも
のである。クロス分別法によって100重量%溶出し
たときの温度が64℃以下であって、クロス分別法によ
って10重量%溶出したときの温度から100重量%溶
出終了したときの温度の幅が30℃以下であり、かつ、
重量平均分子量/数平均分子量の値が1.5〜3.5で
あるもの。 重合触媒として四価の遷移金属を含むメタ
ロセン化合物を用いて得られたものであり、しかも、
ロス分別法によって100重量%溶出したときの温度が
64℃以下であって、クロス分別法によって10重量%
溶出したときの温度から100重量%溶出終了したとき
の温度の幅が30℃以下であり、かつ、重量平均分子量
/数平均分子量の値が1.5〜3.5であるもの。
【0011】本発明において採用しているクロス分別法
とは以下に示す方法である。まず、エチレン系樹脂を1
40℃あるいはエチレン系樹脂が完全に溶解する温度の
o−ジクロロベンゼンに溶解し、ついで一定速度で冷却
し、あらかじめ用意しておいた不活性担体の表面に、薄
いポリマー層を結晶性の高い順および分子量の大きい順
に生成させる。つぎに、温度を連続的または段階的に昇
温し、順次溶出した成分の濃度を検出して、組成分布
(結晶性分布)を測定する。これを温度上昇溶離分別
(Temperature Rising Eluti
on Fractionation;TREF)とい
う。同時に、順次溶出した成分を高温型ゲルパーミエー
ションクロマトグラフ(Size Exclusion
Chromatograph;SEC)により分析し
て、分子量と分子量分布を測定する。本発明において
は、上記温度上昇溶離分別部分と高温型ゲルパーミエー
ションクロマトグラフ部分の両者をシステムとして備え
ているクロス分別クロマトグラフ装置(三菱化学社製C
FC−T150A型)を用いて、データを測定した。
【0012】本発明におけるエチレン系樹脂は上記クロ
ス分別法によって10重量%溶出したときの温度から1
00重量%溶出終了したときの温度の幅が30℃以下、
好ましくは28℃以下であるものである。これは上記温
度幅が30℃を越えると、エチレン系樹脂の中に結晶性
の高い成分と結晶性の低い成分とが同時に存在すること
になり、このため、溶融樹脂粘度にムラが存在し、外観
的に均一なフィルムを得ることができないからである。
【0013】また、本発明におけるエチレン系樹脂は上
記条件に加え、重量平均分子量/数平均分子量の値が
1.5〜3.5、好ましくは1.7〜3.0であるもの
である。これは、重量平均分子量/数平均分子量の値が
1.5未満であると、溶融樹脂粘度が高くなって溶融流
動性が悪くなり、押出成形が困難となるからである。一
方、重量平均分子量/数平均分子量の値が3.5を越え
ると、分子量の小さい分子および分子量の大きい分子の
存在比率が高くなり、高分子量分はフイルム成形時に未
溶融のフィッシュアイとなり、被保護物に貼付けた後、
そのままの状態で段積み保管すると、被保護物に凹みを
生じることになるからである。
【0014】さらに、本発明におけるエチレン系樹脂
は、四価の遷移金属を含むメタロセン化合物を重合触媒
として用いて得られたものであり、分子量分布が狭く、
しかも、共重合体の場合は、どの分子量成分にも共重合
体成分がほぼ等しい割合で導入されている。ここで四価
の遷移金属を含むメタロセン化合物とは、チタン、ジル
コニウム、ニッケル、パラジウム、ハフニウム、白金な
どの四価の遷移金属に、1個以上のシクロペンタジエニ
ル環またはその類縁体が配位子として存在するものであ
り、シクロペンタジエニルチタニウムトリス(ジメチル
アミド)、メチルシクロペンタジエニルチタニウムトリ
ス(ジメチルアミド)、ビス(シクロペンタジエニル)
チタニウムジクロリド、ジメチルシリルテトラメチルシ
クロペンタジエニル−tert−ブチルアミドハフニウ
ムジクロリドなどが挙げられる。なお、このメタロセン
化合物と一緒に、メチルアルミノキサンやホウ素系化合
物を共触媒として併用してもよい。そして、重合方法と
しては、不活性媒体を用いる溶液重合法、実質的に不活
性媒体の存在しない塊状重合法、気相重合法などが利用
できるが、本発明におけるエチレン系樹脂は、これらの
いずれの重合方法で得られたものでもよい。上記メタロ
セン化合物を重合触媒として用いて得られたポリエチレ
ンとしては、ダウ・ケミカル社のCGCTやエクソン・
ケミカル社のEXACTなどが市販されている。
【0015】上記基材フィルムの厚みは、特に限定され
ないが、20〜200μm、好ましくは40〜100μ
mである。
【0016】本発明においては、上記基材フィルムの片
面に粘着剤層が形成されているが、この粘着剤として
は、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、スチレンブタジエンブロック
共重合体(SBS)又はスチレンイソプレンブロック共
重合体(SIS)を主成分とする粘着剤が使用され、
に、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレン
ブタジエンブロック共重合体(SBS)又はスチレンイ
ソプレンブロック共重合体(SIS)を主成分とするも
のが好ましい。また、必要に応じて粘着付与樹脂、酸化
防止剤、難燃剤、顔料などを加えてもよい。この粘着剤
層を基材フィルムの片面に設ける手段としては、たとえ
ば加熱溶融して積層する方法、あるいは両者を加熱溶融
させて、Tダイにより2層共押出しする方法を採用すれ
ばよい。粘着剤層の厚みは5〜40μmとするのがよ
い。
【0017】本発明において使用される基材フィルムと
粘着剤層との親和力を向上させるため、基材フィルムの
表面に従来公知のコロナ放電処理、プラズマ放電処理な
どが施されていてもよい。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0019】(実施例1)メタロセン化合物を重合触媒
として用いて得られたポリエチレン(商品名「EXAC
T3027」、密度=0.900g/cm3 、重量平均
分子量/数平均分子量=2.0、エクソン・ケミカル社
製)を基材フイルム層の原料とし、EVA(商品名「E
VA540」、酢酸ビニル含有量=10%、MI=3、
密度=0.927g/cm3 、東ソー社製)を粘着剤層
の原料として用い、基材フィルム層の厚みが40μm、
粘着剤層の厚みが20μmとなるように、フィードブロ
ック方式によるTダイによる2層共押出し成形法にて厚
み60μmの表面保護フィルムを得た。なお、成形条件
はつぎに示すとおりである。 ・基材フィルム原料の押出機のシリンダー設定温度:150℃ ・粘着剤原料の押出機のシリンダー設定温度 :150℃ ・フィードブロック部の設定温度 :170℃ ・金型の設定温度 :190℃ ・Tダイのリップクリアランス :1mm また、使用したポリエチレンのクロス分別法による測定
結果は表1に示すとおりである。
【0020】(実施例2)メタロセン化合物を重合触媒
として用いて得られたポリエチレン(商品名「EXAC
T4011」、密度=0.885g/cm3 、重量平均
分子量/数平均分子量=2.1、エクソン・ケミカル社
製)を基材フィルム層の原料とし、EVA(商品名「E
VA540」、酢酸ビニル含有量=10%、MI=3、
密度=0.927g/cm3 、東ソー社製)を粘着剤層
の原料として用い、基材フィルム層の厚みが40μm、
粘着剤層の厚みが20μmとなるように、Tダイによる
2層共押出し成形法にて厚み60μmの表面保護フィル
ムを得た。なお、成形条件は上記実施例1と同一であ
る。また、使用したポリエチレンのクロス分別法による
測定結果は表1に示すとおりである。
【0021】(比較例1)三塩化チタン系触媒を用いて
得られた直鎖状低密度ポリエチレン(商品名「1044
D」、密度=0.925g/cm3 、重量平均分子量/
数平均分子量=4.0、出光石油化学社製)を基材フィ
ルム層の原料として用いる以外は上記実施例1と同様に
して、Tダイによる2層共押出し成形法にて厚み60μ
mの表面保護フィルムを得た。なお、成形条件は上記実
施例1と同一である。また、使用したポリエチレンのク
ロス分別法による測定結果は表1に示すとおりである。
【0022】(比較例2)三塩化チタン系触媒を用いて
得られた直鎖状低密度ポリエチレン(商品名「43−
1」、密度=0.905g/cm3 、重量平均分子量/
数平均分子量=4.4、出光石油化学社製)を基材フィ
ルム層の原料として用いる以外は上記実施例1と同様に
して、Tダイによる2層共押出し成形法にて厚み60μ
mの表面保護フィルムを得た。なお、成形条件は上記実
施例1と同一である。また、使用したポリエチレンのク
ロス分別法による測定結果は表1に示すとおりである。
【0023】上述のようにして得られた表面保護フィル
ムを、真夏の倉庫内に段積み保管されることを想定し、
以下に示す測定方法にて、ポリカーボネート板(以下、
PC板という。)の凹みの数をカウントした。 (測定方法)厚さ2mm、縦150mm、横100mm
のPC板に、表面保護フィルムをラミネーターで貼付
け、150mm×100mm当たり500gの加重をか
けて、40℃の熱風循環式オーブン中に48時間放置す
る。48時間後に取り出して常温に自然冷却した後、表
面保護フィルムを剥がし、そのPC板の表面状態を倍率
が20倍のルーペにて観察し、150mm×100mm
当たりの凹みの数をカウントする。その結果は、実施例
1および2ではともに0個であるのに対し、比較例1で
は55個、比較例2では43個であった。
【0024】
【表1】 (脚注) *1:Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子量 *2:T1 =SEC分析による全樹脂の10重量%が溶
出する温度 T2 =SEC分析による全樹脂の溶出終了温度
【0025】
【発明の効果】請求項1及び2記載の本発明の表面保護
フィルムは、上述のとおり、粘着剤層が形成される基材
フィルムが特定のエチレン系樹脂製のものであるので、
樹脂の分子量分布が狭く、フィルム成形時に未溶融のフ
ィッシュアイが存在せず、このため、表面保護フィルム
を被保護物に貼付けて段積み保管しても、被保護物に凹
みが生じることがない。したがって、偏光板や位相差板
などの構成部材の表面保護用のフィルムとして好適なも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−125338(JP,A) 特開 平8−311419(JP,A) 特開 平8−157791(JP,A) 特開 平8−92535(JP,A) 特開 平6−336577(JP,A) 特開 昭54−133578(JP,A) 特開 平8−253743(JP,A) 特開 平5−302068(JP,A) 特開 平4−309585(JP,A) 特開 平7−276589(JP,A) 特開 平7−314624(JP,A) 特開 平8−311126(JP,A) 特開 平7−278377(JP,A) 特開 平7−278369(JP,A) 特開 平7−267693(JP,A) 特開 平7−267692(JP,A) 特開 平7−68623(JP,A) 特開 平7−26079(JP,A) 特開 平6−256539(JP,A) 特開 平5−262900(JP,A) 特開 平7−255831(JP,A) 特開 平7−213596(JP,A) 特開 平7−148241(JP,A) 特開 平7−129088(JP,A) 特開 平7−90091(JP,A) 特開 平7−59839(JP,A) 特開 平7−40519(JP,A) 国際公開95/13321(WO,A1) 国際公開95/16729(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 4/00 - 201/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンの単独重合体あるいはエチレン
    とα−オレフィンとの共重合体であるエチレン系樹脂製
    の基材フィルムの片面に、ゴム系粘着剤、アクリル系粘
    着剤、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレ
    ンブタジエンブロック共重合体(SBS)又はスチレン
    イソプレンブロック共重合体(SIS)を主成分とする
    粘着剤層が形成された表面保護フィルムにおいて、前記
    エチレン系樹脂が、クロス分別法によって100重量%
    溶出したときの温度が64℃以下であって、クロス分別
    法によって10重量%溶出したときの温度から100重
    量%溶出終了したときの温度の幅が30℃以下であり、
    かつ、重量平均分子量/数平均分子量の値が1.5〜
    3.5であることを特徴とする表面保護フィルム。
  2. 【請求項2】 エチレンの単独重合体あるいはエチレン
    とα−オレフィンとの共重合体であるエチレン系樹脂製
    の基材フィルムの片面に、ゴム系粘着剤、アクリル系粘
    着剤、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレ
    ンブタジエンブロック共重合体(SBS)又はスチレン
    イソプレンブロック共重合体(SIS)を主成分とする
    粘着剤層が形成された表面保護フィルムにおいて、前記
    エチレン系樹脂が、重合触媒として四価の遷移金属を含
    むメタロセン化合物を用いて得られたものであり、しか
    も、クロス分別法によって100重量%溶出したときの
    温度が64℃以下であって、クロス分別法によって10
    重量%溶出したときの温度から100重量%溶出終了し
    たときの温度の幅が30℃以下であり、かつ、重量平均
    分子量/数平均分子量の値が1.5〜3.5であること
    を特徴とする表面保護フィルム。
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