JP4806286B2 - ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents

ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4806286B2
JP4806286B2 JP2006121139A JP2006121139A JP4806286B2 JP 4806286 B2 JP4806286 B2 JP 4806286B2 JP 2006121139 A JP2006121139 A JP 2006121139A JP 2006121139 A JP2006121139 A JP 2006121139A JP 4806286 B2 JP4806286 B2 JP 4806286B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
layer
thermoplastic resin
olefin copolymer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006121139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006335063A (ja
Inventor
朗 三浦
佐子川  広一
Original Assignee
ジェイフィルム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェイフィルム株式会社 filed Critical ジェイフィルム株式会社
Priority to JP2006121139A priority Critical patent/JP4806286B2/ja
Publication of JP2006335063A publication Critical patent/JP2006335063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4806286B2 publication Critical patent/JP4806286B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、基材を被覆して保護するラミネート用熱可塑性樹脂フィルム、更に詳しくは
、透明性、成形性に優れ、被覆用フィルムとして好適なラミネート用熱可塑性樹脂フィル
ムに関する。
近年、雑誌、ラベル、広告等の印刷面には、熱可塑性樹脂フィルムによって被覆し、光
沢を与えると共に、印刷面を保護する方法が広く採用されている(特許文献1、特許文献
2)。
このような印刷面等を保護する熱可塑性樹脂は、透明性に優れ、擦過傷が付き難く長期
に亘って優れた光沢性を保持することが必要であり、また、同時に、紙等の基材との接合
性が重要であり、基材との間に接合不良個所が発生すると、ボケと称される局部的な透視
不良個所が発生し、鮮明さが損なわれ、印刷面の美麗さが損なわれる問題がある。
このため、かかるラミネート用熱可塑性樹脂フィルムとしては、保護性に優れた基層と
、基層を接着するための接合層を積層した複合フィルムが使用されているが、基層として
は、擦過傷が付き難く保護性に優れた熱可塑性樹脂を選択する必要があり、また、接合層
としては、融点が低く融着性に優れた熱可塑性樹脂が選択される必要がある。また、基層
と接合層は親和性のよいことも必要であり、さらに、生産性を上げるために、これらの積
層フィルムは成形性に優れていることが重要となる。
一般に、保護層として、延伸ポリプロピレン(OPP)が広く使用されている。ポリプ
ロピレンは二軸方向に延伸させることで光沢性、透明性あるいは機械的強度が向上するこ
とから、延伸したフィルムを基層とし、その基層の上に接合層となる熱可塑性樹脂を押出
して押出ラミネートする方法が採用されている。しかし、かかる方法は工程数が多いので
生産効率が低下するという問題点がある。また押出ラミネートを行う際には、両側縁に不
揃い部分が生じやすく、また縁部の肉厚が大きくなるのでこれを切除する操作も必要とな
り、材料の歩留まりが低下する等の問題もある。
また、延伸操作あるいは接合層の積層操作を行うためには、操作上、基層は一定以上の
腰を有することが必要となるため、肉厚を大きくすることが必要となり、このため、でき
上がった積層フィルムは厚いものとなり、コストアップになると共に、ロール巻きする際
、巻き長さを大きくすることができないという問題が生じる。
生産性を高くして、コストを低減するためには、保護層を構成する熱可塑性樹脂と接合
層を構成する熱可塑性樹脂とを、共押出しによって、一段で積層することが望ましいが、
従来の樹脂構成では、接着性に優れた熱可塑性樹脂はMFRが高い関係から、フィルム状
に押出し成形するといわゆる樹脂ダレが生じ、成形が難しいという問題がある。特に、生
産性に優れたインフレーション成形は難しい問題があった。
特開2002−192659 特開2004−237488
本発明は、成形性に優れ、多層インフレーション成形を可能とし、生産性に優れると共
に、紙材等の基材との接合性に優れ、また、透明性に優れ、印刷面等の鮮明さを損なうこ
となく、美麗に保護することができるラミネート用熱可塑性樹脂フィルムを提供すること
を課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するために鋭意検討をした結果なされたもので、具体的には、保護層(A)と、中間層(B)と、接合層(C)とで構成され、保護層(A)がシングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン・α−オレフィン共重合体からなり、中間層(B)がエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂からなり、接合層(C)が(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体、(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体、又は、(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなるラミネート用熱可塑性樹脂フィルムを、多層インフレ成形法によって成形することを特徴とするラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法を提供するものである。
また、本発明は、保護層(A)のプロピレン・α−オレフィン共重合体のメルトフローレート(MFR、230℃、21.18N荷重)が、1〜20g/10分、融点が120〜145℃である上記のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法、及び、接合層(C)がシングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体であって、融点が85〜95℃、密度が0.870〜0.905g/cm3である上記のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法、更には、保護層(A)が核剤を含有するラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法を提供するものである。
本発明ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムは、透明性に優れ、紙等の基材との接合性が
よく、美的感覚を阻害することなく基材を保護することができる。また、ラミネート用熱
可塑性樹脂フィルムは、成形性に優れた熱可塑性樹脂構成とされているから、多層インフ
レーション成形によって、一段で能率よく成形することができる。
本発明ラミネート用熱可塑性樹脂フィルム1は、図1に示すように、保護層(A)と、
中間層(B)と、接合層(C)との積層体からなり、保護層(A)は、シングルサイト触
媒を用いて重合されたプロピレン・α−オレフィン共重合体からなり、中間層(B)は、
エチレンを主成分とする熱可塑性樹脂からなり、接合層(C)は、(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体、(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体、又は、(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体によって構成される。
本発明ラミネート用熱可塑性樹脂フィルム1が貼着されて保護される基材2としては、
特に制約はなく、紙、布帛、プラスチック、金属等に使用することができ、商品としては
、雑誌、単行本等の表紙、ラベル、ポスター、包装箱、その他機器類に貼付して、その表
面を保護することができる。中でも、印刷された紙、プラスチック等のシート類の印刷面
の保護として好適である。
[1]保護層(A)(プロピレン・α−オレフィン共重合体)
本発明のラミネート用熱可塑性樹脂フィルム1の保護層(A)は、下記のプロピレン・
α−オレフィン共重合体で構成される。
(1)モノマー構成
本発明に使用されるプロピレン・α−オレフィン共重合体としては、プロピレンから誘
導される構成単位を主成分としたプロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンのランダム共重合体が使用される。
コモノマーとして用いられるα−オレフィンは、好ましくはエチレンまたは炭素数4〜
18のα−オレフィンである。具体的には、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1、4−メチル−ヘキ
セン−1、4,4−ジメチルペンテン−1等を挙げることができる。
プロピレン・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの単位の量は、通常は0.5〜12重量%、好ましくは1〜10重量%である。α−オレフィン単位が多い場合、フィルムの剛性が低下し、傷が付きやすくなり、少なすぎる場合は、しなやかさ、透明性が損なわれる。プロピレン単位及びα−オレフィン単位は、13C−NMR法によって計測することができる。
(2)重合触媒及び重合法
(イ)重合触媒
本発明に用いられるプロピレン・α−オレフィン共重合体は、シングルサイト触媒によ
って得られる。シングルサイト触媒とは、実質的に、均質な重合活性点によって構成され
た触媒を指称し、具体的には、メタロセン系遷移金属化合物(いわゆるカミンスキー触媒
)、あるいは、非メタロセン系遷移金属化合物(ブルックハルト系触媒、フェノキシイミ
ン系錯体等)と、助触媒(メチルアルミノキサンや硼素化合物等)から構成される重合触
媒を用いることができる。
最も好ましいシングルサイト触媒としては、メタロセン系遷移金属化合物を主成分とす
るメタロセン触媒を挙げることができる。
メタロセン触媒は、(イ)シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を含む周期表第4
族の遷移金属化合物(いわゆるメタロセン化合物)と、(ロ)メタロセン化合物と反応し
て安定なイオン状態に活性化し得る助触媒と、必要により添加される(ハ)有機アルミニ
ウム化合物とからなる触媒が用いられる。メタロセン化合物は、好ましくはプロピレンの
立体規則性重合が可能な架橋型のメタロセン化合物であり、より好ましくはプロピレンの
アイソ規則性重合が可能な架橋型のメタロセン化合物である。
具体的には、アルキレンビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド、あるいは
その置換体、例えばメチレンビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド、エチレンビス(2−アルキルインデニル)ジルコニウムジクロリド、エチレン1,2−(4−フェニルインデニル)(2−メチル−4−フェニル−4Hアズレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレン(2−メチル−4−t−ブチル−シクロペンタジエニル)(3’−t−ブチル−5’−メチル−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレン(フルオレニル)t−ブチルアミドジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス[1−(2−メチル−4−フェニル−4H−アズレニル)]ジルコニウムジクロリドなどのジルコニウム化合物が例示できる。また、ジルコニウムをチタニウム、ハフニウムに置き換えた化合物も同様に使用でき、クロリドは他のハロゲン化合物、メチル、イソブチル、ベンジル等の炭化水素基、ジメチルアミド、ジエチルアミド等のアミド基、メトキシ基、フェノキシ基等のアルコキシド基、ヒドリド基等に置き換えることができる。
(ロ)助触媒
メタロセン化合物と反応して安定なイオン状態に活性化しうる助触媒としては、有機ア
ルミニウムオキシ化合物(たとえば、アルミノキサン化合物)、イオン交換性層状珪酸塩
、ルイス酸、ホウ素含有化合物、イオン性化合物、フッ素含有有機化合物等が挙げられる
(ハ)任意成分
有機アルミニウム化合物としては、トリエチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミ
ニウム、トリイソブチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミ
ニウムハライド、アルキルアルミニウムセスキハライド、アルキルアルミニウムジハライ
ド、アルキルアルミニウムハイドライド、有機アルミニウムアルコキサイド等が挙げられ
る。
(ニ)重合法
重合法としては、上記触媒の存在下に、不活性溶媒を用いたスラリー法、溶液法、実質
的に溶媒を用いない気相法や、あるいは、重合モノマーを溶媒とするバルク重合法等が挙げられる。
(ホ)シングルサイト触媒によって得られるプロピレン・α−オレフィン共重合体は、市販されているものを使用することもでき、例えば日本ポリプロ株式会社製のプロピレン−エチレンランダム共重合体、商品名「ウィンテック」(ウィンテックは日本ポリプロ社の登録商標)等が挙げられる。
(3)樹脂特性
本発明で用いるプロピレン・α−オレフィン共重合体は次の特性を有するものが望まし
い。
(イ)メルトフローレート(MFR)
プロピレン・α−オレフィン共重合体のMFR(230℃、21.18N荷重)は、1
〜20g/10分、好ましくは2〜20g/10分である。MFRの測定は、JIS−K
6921−2:1997付属書(230℃、21.18N荷重)に準拠して行う。
(ロ)融解ピーク温度(Tm)
本発明で用いるプロピレン・α−オレフィン共重合体は、示差走査熱量計(DSC)に
よる融解ピーク温度(Tm)が120〜155℃、好ましくは120〜135℃が望まし
い。Tmが上記範囲未満の場合には剛性が低下しやすく、好適な耐ブロッキング性が得られにくく、また、上記範囲を超える場合にはしなやかさが損なわれる傾向がある。
(ハ)重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)比
本発明で用いるプロピレン・α−オレフィン共重合体の重量平均分子量(Mw)と数平
均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)は、1.5〜3.5、さらに好ましくは1.8〜3.3である。Mw/Mnの測定は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で行うことができる。
(4)添加剤
(イ)核剤
本発明のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムのプロピレン・α−オレフィン共重合体は
、上記成分にジベンジリデンソルビトール誘導体、有機リン酸金属塩、有機カルボン酸金
属塩、高密度ポリエチレン等の核剤を添加するのが好ましく、核剤を配合することによって透明性を向上することができる。添加量は、0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜3重量%程度が望ましい。高密度ポリエチレンは、添加によって、同時に加工安定性を改良することができる。
ポリプロピレンを二軸延伸製膜法で製膜するに於いて、核剤を添加して、光沢を向上させる手法は一般的であるが、もともと、二軸延伸製膜過程において光沢を発現させているので、核剤をさらに付与しても、それ以上の光沢の付与は僅かなものでしかなかった。本発明では、シングルサイト触媒によって得られるプロピレン・α−オレフィン共重合体に核剤を添加することにより、顕著に光沢感が向上させることができる。これは、インフレーション成形が空気による冷却固化工程のため、徐冷となり、球晶が成長して光沢発現を妨げることがある成形方法のため、核剤での結晶の微細化による光沢感発現の効果の余地が大きい為とシングルサイト触媒によるプロピレン・α−オレフィン共重合体で更に顕著になると考えられる。
(ロ)その他の成分
本発明のプロピレン・α−オレフィン共重合体には、本発明の効果を著しく損なわない
範囲で、他の付加的任意成分を配合することができる。このような任意成分としては、通
常のポリオレフィン樹脂材料に使用される酸化防止剤、透明化剤、滑剤、アンチブロッキ
ング剤、帯電防止剤、防曇剤、中和剤、金属不活性剤、着色剤、蛍光増白剤等を挙げるこ
とができる。
(5)樹脂組成物の調製
添加剤の配合は、樹脂組成物を調製する任意の段階で必要に応じて配合される。溶融混
練は、例えば粉末状、ペレット状等の形状の各成分を一軸又は二軸の押出機、バンバリー
ミキサー、ニーダーブレンダー、ブラベンダープラストグラフ、小型バッチミキサー、連
続ミキサー、ミキシングロール等の混練機を使用して行なわれる。混練温度は、一般に1
80〜270℃である。
[2]中間層(B)(エチレンを主成分とする熱可塑性樹脂)
本発明の中間層(B)は、積層フィルムの成形性を改良する機能を果たすもので、例えば、ポリエチレンとしては、高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンのいずれであってもよい。
また、本発明の中間層(B)としては、エチレンの単独重合体の他、エチレンとエチレン以外の他のα−オレフィンとの共重合体を使用することができる。α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン等の炭素数3〜12程度のオレフィンを用いることができ、共重合量は、0〜30重量%、好ましくは0〜20重量%程度である。従って、線状低密度ポリエチレンもまた好ましい材料である。また、後述する(c1)のシングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体も好ましい材料である。ただし、接合層(C)のエチレン・α−オレフィン共重合体よりもα−オレフィンの含量の少ないものを用いるのが好ましい。
中間層(B)として特に好ましいものは、高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレン、シ
ングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体、線状低密度ポ
リエチレン、あるいはこれらの混合物である。
さらに、本発明の中間層(B)は過半量とならない範囲において他の熱可塑性樹脂を添
加することができ、例えば、高圧ラジカル重合法低密度ポリエチレンに50%以下、好ま
しくは30%以下の範囲において接合層(C)の項で述べるエチレン・α−オレフィン共
重合体を添加することができる。
[3]接合層(C)(エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、又は、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体)
本発明接合層(C)は、(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α
−オレフィン共重合体、(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体、もしくは(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体によって構成される。
(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体
本発明のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの接合層(C)を構成する(c1)エチレ
ン・α−オレフィン共重合体は、シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレンと炭素
数3〜12のα−オレフィンとの共重合体である。下記(i)〜(ii)の特性を有し、
さらに(iii)の特性を有する共重合体が望ましい。
シングルサイト触媒は前述の通りであるが、メタロセン触媒として、ビスシクロペンタ
ジエニルジルコニウムジクロリド、あるいは、その置換体等の非架橋型メタロセン触媒を
使用することもできる。
(イ)モノマー構成
本発明に使用されるエチレン・α−オレフィン共重合体のコモノマーとして用いられる
エチレン以外の他のα−オレフィンは、好ましくは炭素数3〜12のα−オレフィンである。具体的には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる。
エチレン・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの含有量は、5〜40重量%が
好ましく、より好ましくは7〜35重量%である。α−オレフィンの含有量が少ない場合
、フィルムの衝撃強度、及び、低温ヒートシール性が得られず、多すぎる場合は、耐ブロ
ッキング性が損なわれる。α−オレフィン含有量は、13C−NMR法によって計測される。
(ロ)重合触媒及び重合法
エチレン・α−オレフィン共重合体を得るためのシングルサイト触媒、及び、該触媒を
用いた重合は、保護層(A)のプロピレン・α−オレフィン共重合体の項で述べたと同様
の方法によって行うことができる。
(ハ)メタロセン系エチレン・α−オレフィン共重合体は、メタロセン系ポリエチレンとして市販されているものの中から適宜選択し使用することもできる。市販品としては、日本ポリエチレン社製の商品名「カーネル」や「ハーモレックス」、デュポンダウ社製商品名「アフィニティー」等が挙げられる。エチレン・α−オレフィン共重合体は、1種又は2種以上混合して使用することもでき、また、他のポリエチレン、特には高圧法低密度ポリエチレンをブレンドすることも好ましい態様である。
(ニ)特性
(i)メルトフローレート
本発明で用いるエチレン・α−オレフィン共重合体のMFR(190℃、21.18N
荷重)は、0.1〜20g/10分であり、好ましくは0.5〜10g/10分である。
MFRが0.1g/10分未満では樹脂圧力が高く成形性が不良になり、20g/10分
を超えるとバブルが不安定になり成形性が不良になる。なお、MFRの測定は、JIS−
K6921−2:1997付属書(190℃、21.18N荷重)に準拠して行う。
(ii)密度
本発明で用いるエチレン・α−オレフィン共重合体の密度は、0.870〜0.910
g/cmであり、好ましくは0.890〜0.905g/cmである。密度が0.870g/cm未満ではフィルムにベタツキが発生し、0.910g/cmを超えると紙基材等への接着強度等の接着適性が悪くなるため好ましくない。なお、密度は、JIS−K6922−2:1997付属書の低密度ポリエチレンの場合に準拠して測定する(23℃)。
(iii)平均分子量(Mz)と数平均分子量(Mn)との比
本発明で用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体のゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC)により求めたZ平均分子量(Mz)と数平均分子量(Mn)との
比(Mz/Mn)は、8.0以下が好ましく、より好ましくは5.0以下である。Mz/
Mnが8.0を超えると透明性が悪化する。
(ホ)添加剤
本発明のエチレン・α−オレフィン共重合体を構成する樹脂成分には、本発明の効果を
著しく損なわない範囲で、他の付加的任意成分を配合することができる。このような任意
成分としては、通常のポリオレフィン樹脂材料に使用される酸化防止剤、結晶核剤、透明
化剤、滑剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、防曇剤、中和剤、金属不活性剤、蛍光
増白剤等を挙げることができる。
(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)
本発明ラミネート用熱可塑性樹脂フィルム1の接合層(C)は、エチレン・酢酸ビニル
共重合体を用いることもでき、エチレン・酢酸ビニル共重合体は、チューブラー方式によ
るものであってもオートクレーブ方式によるものであってもよい。
エチレン・酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含量は、3〜20重量%、好ましくは5〜
20重量%、さらに好ましくは10〜20重量%程度とされる。酢酸ビニル含量がこれを
上回るときは、べたつきが発生し易く、下回るときは紙との接着が不良となり易く、好ま
しくない。
MFR(230℃、21.18N荷重)は、1〜20g/10分、好ましくは2〜20
g/10分程度である。MFRがこれを上回るときは、成形時のバブルの安定性が悪くな
り、下回るときは、紙との接着が悪くなり、好ましくない。
(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体(EEA)
エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、エチレンとアクリル酸、メタアクリル酸、アクリル酸エステル及び/又はメタアクリル酸エステルを共重合成分とする共重合体であり。これらのエチレンとの共重合割合としては(メタ)アクリル酸コモノマーが5重量%以上〜50重量%未満であることが好ましく、より好ましくは10〜40重量%、更には15〜40重量%である。
5%未満の場合は、十分な接着力が得られず50%を超えると樹脂としての取扱いが困難になりやすい。
[4]ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの成形
本発明のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムは、複数の押出機及び共押出多層環状ダイ
を用いてインフレーション成形される。
本発明におけるインフレーション成形法としては、保護層(A)を構成するプロピレン
・α−オレフィン共重合体と、接合層(C)を構成する(c1)エチレン・α−オレフィ
ン共重合体、(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体、又は、(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体を、中間層(B)を構成するエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂を中間層として、共押出多層環状ダイ付きの複数の押出機により溶融させてチューブ状にして押出し、ブロアーなどから供給される空気を空冷リングから溶融チューブに吹き付けて冷却固化させた後、ガイド板を経てピンチロールにて折り畳み、引取機にて引き取る方法によって得ることができる。
保護層(A)、中間層(B)、及び、接合層(C)は、任意の側をチューブの外側とし
て成形することができるが、接合層(C)を外側とするのが好ましい。また、肉厚比は、
保護層(A):中間層(B):接合層(C)=5〜15:5〜15:5〜15、好ましく
は10〜15:5〜10:5〜10の範囲とするのが一般的である。
この成形方法で使用できる成形機、冷却リング、ブロアー、ガイド板、ピンチロール、
及びフィルムの引取機などは一般に使用されているものを使用することができる。
本発明におけるラミネート用熱可塑性樹脂フィルムを成形する条件としては、本発明で
特定する特性が得られる限り特に限定しないが、成形温度は170〜250℃、好ましく
は170〜200℃、成形速度は5〜50m/分、好ましくは10〜40m/分が好適で
ある。
以下、実施例に従って、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によっ
て限定されるものではない。なお、実施例における押出ラミネート加工性、積層フィルム
の特性、プリントラミネート製品の特性評価方法および実施例で使用した樹脂は以下の通
りである。
1)プリントラミネート製品の特性
(1)光沢度およびツブレ:プリントラミネート製品の印刷部の光沢度(20度)を、ス
ガ試験機社製のUGV−5DP(商品名)で測定した値を示し、また、ツブレ性(印刷紙
と積層樹脂との密着性)は、外観のツブレ状態を目視で観察し、下記の評価基準で評価し
た。
外観のツブレ状態
評価
残存空気が全く無く、印刷色が鮮明 ○(程度に応じ、○〜○++でランク分け。)
印刷面上に空気がスジ状や斑点として残存 △
印刷面上に空気が帯状に残存し、印刷が不鮮明 ×
(2)接着強度:プリントラミネート製品を、幅25mm、長さ100mmの試験片に切
断し、長さ方向50mmを手で剥離した後、島津製作所引張試験機で180度方向に30
0mm/分の引張速度で剥離した引張強度の値を示した。
2)使用樹脂・成形機
(1)樹脂
・WFX6:
日本ポリプロ社製のシングルサイト触媒によるプロピレン・α−オレフィン共重合体
MFR=2,融点=125℃
・WXK1250:
日本ポリプロ社製のシングルサイト触媒によるプロピレン・α−オレフィン共重合体
MFR=7,融点=135℃
・MA3U:
日本ポリプロ社製のチーグラー触媒によるポリプロピレン
MFR=15,密度=0.90
・LF280:
日本ポリエチレン社製の高圧法低密度ポリエチレン
MFR=0.6,密度=0.928
・KF290:
日本ポリエチレン社製のシングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体
MFR=2,密度=0.925
・KF260T:
日本ポリエチレン社製のシングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体
MFR=2,密度=0.903
・XM138:
日本ポリエチレン社製のシングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重合体
MFR=40,密度=0.895
・KMB15F4:
日本ポリエチレン社製のアンチブロッキング剤15wt%入りシングルサイト触媒によ るエチレン・α−オレフィン共重合体
・ノバテックLV570:
日本ポリエチレン社製のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)
MFR:15g/10分、酢酸ビニル(VA)含有量:20重量%
・NUC−6225:
日本ユニカー社製エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)
MFR5g/10分、エチルアクリレート(EA)含有量:13重量%
・TX922A:
日本ポリプロ社製核剤入りのシングルサイト触媒によるエチレン・α−オレフィン共重 合体マスターバッチ
・核剤:旭電化社商品名NA−11(ナトリウム−2,2‘−メチレン−ビス(4,6− ジ−t−ブチルフェニル)ホスフェートを5wt%含有
・WMB3:
日本ポリプロ社製のシングルサイト触媒によるプロピレン・α−オレフィン共重合体、 MFR=7,融点=142℃
(2)インフレ3層共押出成形機
住重モダンマシナリー社製 3種3層共押出成形機
押出機径 φ65mm
ダイス口径 350mm
押出機設定温度 180℃
ダイス設定温度 190℃
(3)押出ラミネート成形機
住重モダンマシナリー社製 1種1層単層押出成形機
押出機径 φ65mm
実施例1
表1のとおり、(A層)をWFX6の5μm、(B層)にLF280を50重量部とK
F290を50重量部の15μm、(C層)をKF260T100重量部とKMB15F
4を20重量部の5μmとし、A層を内層側、C層を外層側として空冷インフレ共押出成
形機で製膜した。
押出速度100kg/H、チューブ巾800mmで、上記の層比で、総厚25μmとなるように調整し、インラインでC層面にコロナ処理を施し、インラインスリットで耳を切り落として最終製品780mm巾のフィルム製品を得た。偏肉の程度を測定するため、これから採取したサンプル中の膜厚の最大値と最小値の差は4μmと、良好であった。
次に、得られた積層フィルムのC層面とオフセット印刷したアート紙をロール温度が1
00℃、線圧が55.6kg、速度が30m/分の圧着機で熱圧着して、「インフレ共押
出」と、「熱圧着」の2工程で、プリントラミネート製品を得ることができた。
得られたプリントラミネート製品は表1に示す通り、外観光沢性に優れ、印刷したアー
ト紙との接着強度も充分に高く、実用性に優れた品質を有していることが確認できた。
実施例2
A層厚を10μm、B層厚を10μmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、積層
フィルム、プリントラミネート製品を得た。評価結果を表1に示す。
光沢耐熱層となる、A層比を上げたことで、プリントラミネート製品の外観の光沢感を
増すことができた。
実施例3
C層成分のKF260TをXM138としたこと以外は、実施例1と同様にして、積層
フィルム、プリントラミネート製品を得た。評価結果を表1に示す。
熱接着層となるC層の成分を、低密度化とすることで、プリントラミネート製品の紙と
の接着強度を上げることができた。
実施例4
A層成分をWXK1250、100重量部としたこと以外は、実施例1と同様にして、
積層フィルムを得た。評価結果を表1に示す。
実施例1〜3で使用したA層成分よりも融点の高いWXK1250を用いたことで、熱
圧着工程時のロール温度を110℃と高い温度で熱圧着加工をして、プリントラミネート
製品を得ることができた。熱圧着加工温度を上げることでC層成分を十分に溶融させ、紙
表面の凹凸に浸透させることができたので、光沢感が増し、紙との接着強度を上げること
もできた。
実施例5
C層成分をEVAのLV570、100重量部としたこと以外は、実施例1と同様にし
て、積層フィルム、プリントラミネート製品を得た。評価結果を表1に示す。実施例1同
様に良好な品質を得ることが出来た。
実施例6
C層成分をEEAのNUC−6225、100重量部としたこと以外は実施例1と同様にして、積層フィルム、プリントラミネート製品を得た。評価結果を表に示す。実施例1同様に良好な品質を得ることが出来た。
実施例7
A層成分をWFX6、100重量部と、核剤入りのTX922A、4重量部としたこと以外は実施例1と実施例1と同様にして、積層フィルム、プリントラミネート製品を得た。評価結果を表に示す。実施例1よりも、光沢感が格段に増した品質を得ることが出来た。
実施例8
A層成分をWMB3、100重量部としたこと以外は、実施例1および実施例4と同様にして、積層フィルムを得た。実施例1および実施例4使用した各々のA層成分よりも融点の高いWMB3を用いたことで、熱圧着工程時のロール温度を115℃と高い温度で熱圧着加工をして、プリントラミネート製品を得ることができた。熱圧着加工温度を上げることでC層成分を十分に溶融させ、紙表面の凹凸に浸透させることが出来たので、光沢感が増し、紙との接着強度を上げることもできた。
実施例9
C層厚を10μmと厚くし、総厚25μmを実施例1と合わせる為にB層厚を10μmとしたこと以外は、実施例1と同様にして、積層フィルムを得た。接着層の成分比を上げたことで、ツブレ性を向上させることが出来た。
比較例1
A層成分をMA3U、100重量部としたこと以外は、実施例1と同様にして、インフ
レ共押出成形を試みた。しかしながら、バブルが立ち上がらず、フィルム製品を得ること
ができなかった。評価結果を表1に示す。
比較例2
B層を設けず、A層としてWFX6の12.5μm、C層としてKF260Tを100重量部とKMB15F4を20重量部の12.5μmとし、A層を内層側、C層を外層側として空冷インフレ共押出成形機で総厚25μmのフィルム製膜を試みた。しかしながら、空冷インフレのバブルが安定せず、良好な製膜が出来なかった。それでも、比較例1とは異なり、「バブルが立ち上がらない」状態にまではならなかったので、フィルムを採取した。
このフィルムの膜厚をJIS−7130に準じて測定したところ、通常のポリエチレンのインフレーションフィルムの偏肉品質とされる±10%(呼称値25μなら最大値−最小値差が5μ以下)を大きく超え、採取フィルムの最大値−最小値差が12μと商品として実用性を有していなかった。また、フィルムに多くのシワを巻き込んでいた。バブルの不安定さと偏肉の悪さに起因したシワが発生したものと考えられる。
Figure 0004806286
本発明ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムを基材に接合した状態を示す縦断面図
符号の説明
1、ラミネート用熱可塑性樹脂フィルム
2、基材
A.保護層
B.中間層
C.接合層

Claims (4)

  1. 保護層(A)と、中間層(B)と、接合層(C)とで構成され、保護層(A)がシングルサイト触媒を用いて重合されたプロピレン・α−オレフィン共重合体からなり、中間層(B)がエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂からなり、接合層(C)が(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体、(c2)エチレン・酢酸ビニル共重合体、又は、(c3)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体からなるラミネート用熱可塑性樹脂フィルムを、多層インフレ成形法によって成形することを特徴とするラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
  2. 保護層(A)のプロピレン・α−オレフィン共重合体は、メルトフローレート(MFR、230℃、21.18N荷重)が1〜20g/10分、融点が120〜155℃である請求項1に記載のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
  3. 接合層(C)が、(c1)シングルサイト触媒を用いて重合されたエチレン・α−オレフィン共重合体であって、融点が85〜95℃、密度が0.870〜0.910g/cmである請求項1又は2に記載のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
  4. 保護層(A)が、核剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP2006121139A 2005-05-02 2006-04-25 ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 Active JP4806286B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006121139A JP4806286B2 (ja) 2005-05-02 2006-04-25 ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005134212 2005-05-02
JP2005134212 2005-05-02
JP2006121139A JP4806286B2 (ja) 2005-05-02 2006-04-25 ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006335063A JP2006335063A (ja) 2006-12-14
JP4806286B2 true JP4806286B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=37555991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006121139A Active JP4806286B2 (ja) 2005-05-02 2006-04-25 ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4806286B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5529446B2 (ja) * 2009-06-30 2014-06-25 ジェイフィルム株式会社 熱接着性剥離フィルム及び包装材
JP2014214488A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 ジェイフィルム株式会社 樹脂発泡体用熱ラミネート用フィルム及び建材
CN115556445A (zh) * 2021-07-01 2023-01-03 三芳化学工业股份有限公司 复合式热可塑性膜及其制造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000218745A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Ube Ind Ltd ポリエチレン系積層フィルム
JP2002370326A (ja) * 2001-04-11 2002-12-24 Toray Ind Inc 熱圧着プリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート体
JP4610136B2 (ja) * 2001-08-29 2011-01-12 日本ポリプロ株式会社 プリントラミネート用フィルム
JP4027195B2 (ja) * 2001-09-26 2007-12-26 日本ポリプロ株式会社 プリントラミネート製品
JP4401706B2 (ja) * 2003-08-06 2010-01-20 日本ポリプロ株式会社 積層体及びこれを用いた医療用袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006335063A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5948517A (en) Silicone-free release films
JP4363454B2 (ja) 表面保護フィルム
KR101692571B1 (ko) 표면 보호 필름
KR20120008703A (ko) 편광판 제조공정용 자기점착성 보호 필름
JP4806286B2 (ja) ラミネート用熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP3702628B2 (ja) 化粧シート用フィルム
JP3345896B2 (ja) 積層フィルム
JP3999108B2 (ja) 熱ラミネート用多層フィルム、積層シートおよび熱成形容器
JP3271301B2 (ja) 積層フィルム
JP4027195B2 (ja) プリントラミネート製品
JP5529446B2 (ja) 熱接着性剥離フィルム及び包装材
US6827807B2 (en) Process for producing multilayer structures having a layer formed from a blend of an ethylene-alpha-olefin interpolymer and an ethylene-alkyl acrylate interpolymer
JP4871697B2 (ja) ラミネート用積層フィルム
JP2013095074A (ja) ストレッチ包装用フィルム
JP3114786B2 (ja) 積層フィルム
JP5536390B2 (ja) 包装用成形体
JP3253455B2 (ja) 積層樹脂フィルム
WO2014073512A1 (ja) ストレッチ包装用フィルム
JP3252536B2 (ja) 包装用ストレッチフィルム
JPH10323948A (ja) 貼合用共押出多層フィルムおよびその製造方法
JPH0912796A (ja) フィルムおよび積層体
JP2010111124A (ja) プリントラミネート体の製造方法、プリントラミネート機
JP4439535B2 (ja) 積層フィルムの製造方法
JP4014295B2 (ja) ポリオレフィン系積層軟質シート
JPH06218892A (ja) 積層フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4806286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250