JP3510683B2 - 押出し成形用口金の構造 - Google Patents

押出し成形用口金の構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、車両のウエザーストリ
ップなどを押出し成形する際に、その中空断面形状を変
化させることが可能な押出し成形用口金の構造に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の押出し成形の口金は、図
4〜図6に示すように、押出し成形用ノズルの先端に取
付けられ、中空部vを有する押出し成形品pが押出され
る型孔7を明けた板状の口金本体8と、該口金本体8の
前側端面に摺動自在に取付けられ上記型孔7の開口形状
を変化させる可動口金9と、上記型孔7内に所定の間隙
を有して出入り可能に取付けられ先端部にテーパー部1
0を形成した可動中芯11とから構成され、原材料Rを
上記ノズルより押出して成形する際は上記可動中芯11
を上記型孔7内でタイミングをとりながら移動させ、上
記押出し成形品pの中空部vを縮小成形する際は、図5
に示すように上記可動口金9を矢印の如く閉方向に移動
し、また上記可動中芯11を後方向に変位させる。一
方、上記中空部vを拡大成形する際は、図6に示す如く
上記可動中芯11及び可動口金9を逆方向に移動させて
押出し、成形品pの所望の断面形状を形成するに適切な
出口側開口h’を形成するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記型孔7
から実際に押出された押出し成形品pの断面形状は、拡
大成形の際には所望のものが得られているにも拘らず、
縮小成形時には大きく異なった形状のものしか得ること
ができず口金の修正によっても補正できないという不具
合があった。その原因を考察するに、上記型孔7の形状
変化部分における原材料Rの出口側開口h’に対する流
入側開口hの比が縮小成形時には拡大成形時のそれに比
べて大きくなるためと考えられる。これは、出口側開口
h’と流入側開口hの流入バランスが押出し成形物の形
状を補正する場合に、出口側開口h’はそのままで流入
側開口hのみを修正して行うことが出来るほど密接かつ
微妙な関係にあるにも拘らず、このバランスが大きく変
化しているということであり、押出し物形状の補正が出
口側開口h’の削り込みによる形状変更等の口金修正に
よってはもはや対応できない状態になっている。 【0004】このような現象は上記可動中芯11のテー
パー部10の長さtが、型孔7の深さd(口金本体の板
厚)より長いことに起因すると考えられる。そこで、本
発明はかかる従来の課題に鑑みて、可動中芯のテーパー
部の長さを型孔の深さより短くするなどして、所望の押
出し成形品の断面形状が得られるようにした押出し成形
用口金の構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の構成は、図1〜図4に示すように、中空部
vを有するウエザーストリップ等の押出し成形品pの押
出し成形用ノズル先端に取付けられ、所定の開口形状と
深さdとを有する型孔2を明けた板状の口金本体1と、
該口金本体1の型孔2内に所定の間隙sを有して前後方
向に変位可能に挿入され、先端部にテーパー部4と該テ
ーパー部4から所定長さLに亘り断面形状一定の柱状部
5とを形成した可動中芯3と、上記口金本体1の前側端
面1aに摺動自在に取付けられ上記型孔2の開口形状を
変化させる可動口金6とからなる押出し成形用口金の構
造であって、上記可動中芯3のテーパー部4の前後方向
の長さtが上記口金本体1の型孔2の深さdより短く、
また上記可動中芯3の柱状部5の長さLが上記型孔2の
深さd以上であることを特徴とするものである。 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1〜図3において、1は板状の口金本体
で、図4に示すような中空部vを有するウエザーストリ
ップ等の押出し成形品pを押出し成形するためのノズル
先端に取付けられ、所定の開口形状(円形)と深さdと
を有する型孔2を明けた板体からなっている。3は可動
中芯で、上記型孔2内に所定の間隙sを有して前後方向
に変位可能に挿入され、先端部にテーパー部4と該テー
パー部4から所定長さLに亘り断面形状一定の柱状部5
を形成している。 【0007】6は可動口金で、上記口金本体1の前側端
面1aに摺動自在に取付けられ上記型孔2の出口側の開
口形状を変化させるものである。そして、上記可動中芯
3のテーパー部4の前後方向の長さt(例えば5mm)
が上記型孔2の深さd(10mm)よりも短く、また上
記可動中芯3の柱状部5の所定長さL(24mm)が型
孔2の深さd以上であることが条件とされている。 即
ち、上記柱状部5の所定長さLが型孔2の深さd以上で
あると、図1に示す如く可動口金6が矢印で示す開方向
に、また可動中芯3が前方に移動されて、押出し成形品
pがその中空部vの断面形状が縮小されない状態即ち図
4に示すような断面が円管状をなす状態で押出される場
合において、型孔2の入口側開口b’と出口側開口a’
は等しく、従って原材料Rの流入及び流出は型孔2の全
体にわたってバランスがとれており、その結果所望の押
出し成形品の断面形状が得られる。なお、Lがd以上と
いうことは、L=dであればよくL>dの方がより好ま
しいことを意味する。 【0008】図2に示す如く可動口金6が矢印で示す閉
方向に、また可動中芯3が後方に移動されて押出し成形
品pの中空部vの断面形状が縮小される状態では、出口
側開口aは小さくなるが、テーパー部4の長さtが型孔
2の深さdより短いため入口側開口bは変化せず一定で
あり、これらa、bと図1に示す断面形状を縮小しない
場合における出口側開口a’、入り口側開口b’との関
係は下記に示すようにa<a’、b=b’であり、従っ
て各々の比は(a/b)<<(a’/b’)となってい
た。ここで不等号<、<<はその程度の差を表す。この
ような関係から押出し成形部品pの中空部vが縮小され
る場合においても、原材料Rの流入及び流出のバランス
は従来例ほど大きく変化することがなく、従って所望の
断面形状が得られる。 【0009】 【発明の効果】以上説明したように本発明の押出し成形
用口金の構造は、口金本体の型孔内に出入りする如く設
けた可動中芯のテーパー部の長さを型孔の深さより短く
し、かつ可動中芯の柱状部の長さを型孔の深さ以上とな
るように形成して、拡大成形時、縮小成形時及びその移
行時において型孔の流入側及び流出側の開口面積の比を
大きく変化しないようにする。即ち、口金の型孔内への
原材料の流入、流出のバランスを大きく崩さないように
することによって、押出された成形部品の断面形状がい
びつにならず所望の形状と全く等しくなるという特長が
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の押出し成形用口金の構造における通常
断面押出し成形時の状態の縦断面図である。 【図2】本発明の押出し成形用口金の構造における縮小
断面押出し成形時の状態の縦断面図である。 【図3(a)】同上の可動中芯の側面図である。 【図3(b)】同上の正面図である。 【図4】押出し成形用口金の正面図である。 【図5】従来の押出し成形用口金の構造における縮小断
面押出し成形時の状態の縦断面図である。 【図6】従来の押出し成形用口金の構造における通常断
面押出し成形時の状態の縦断面図である。 【符号の説明】 1 口金本体 p 押出し成形品 1a 端面 R 原材料 2 型孔 s 間隙 3 可動中芯 t テーパー部の長さ 4 テーパー部 v 中空部 5 柱状部 6 可動口金 a 出口側開口 a’ 出口側開口 b 入口側開口 b’ 入口側開口 c 型孔内の径 c’ 型孔内の径 d 型孔の深さ L 柱状部の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 中空部を有するウエザーストリップ等の
    押出し成形品の押出し成形用ノズル先端に取付けられ、
    所定の開口形状と深さとを有する型孔を明けた板状の口
    金本体と、該口金本体の型孔内に所定の間隙を有して前
    後方向に変位可能に挿入され、先端部にテーパー部と該
    テーパー部から所定長さに亘り断面形状一定の柱状部と
    を形成した可動中芯と、上記口金本体の前側端面に摺動
    自在に取付けられ上記型孔の開口形状を変化させる可動
    口金とからなる押出し成形用口金の構造であって、上記
    可動中芯のテーパー部の前後方向の長さが上記口金本体
    の型孔の深さより短く、また上記可動中芯の柱状部の長
    さが上記型孔の深さ以上であることを特徴とする押出し
    成形用口金の構造。
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