JP2807401B2 - ハニカム構造体押出装置およびそれを使用したハニカム構造体の製造方法 - Google Patents
ハニカム構造体押出装置およびそれを使用したハニカム構造体の製造方法Info
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- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B3/00—Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
- B28B3/20—Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
- B28B3/26—Extrusion dies
- B28B3/269—For multi-channeled structures, e.g. honeycomb structures
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Description
ブ厚の薄いハニカム構造体において外周部にセル変形の
ないハニカム構造体を押出成形するのに使用するハニカ
ム構造体押出装置およびこの押出装置を使用したハニカ
ム構造体の製造方法に関するものである。
材料を押出成形して成形体を得るために押出装置が使用
されている。その一例として、ハニカム構造体を押出成
形するために、互いに連結した薄壁よりなるハニカム構
造体を排出する排出通路を一端に開口し、他端を一定深
さまで独立して設けられた多数の供給通路に連結してな
り、排出通路の成形材料出口側の周縁部が外周方向に傾
斜した傾斜面に形成された口金と、この口金の傾斜面に
対向する押え枠とを有するハニカム構造体押出装置が使
用されている。
体押出装置の一例として、本出願人による特公昭54−
28850号公報では、口金の排出部の周縁部が外周方
向に傾斜したテーパーを有するとともに、押え枠が口金
テーパー部に対し5°〜45°の傾斜角を有するハニカ
ム構造体押出装置を使用して、薄壁(リブ)の4倍以上
の肉厚を有する一体構造の外周壁を持った機械的強度の
強いハニカム構造体を得る技術が開示されている。しか
しながら、この技術では、押え枠を口金テーパー部の範
囲でしか使用しないため、口金テーパー部の角度にもよ
るが、狭い範囲でしか押え枠の内径を変更することがで
きず、焼成収縮等の変化に充分対応することができなか
った。また、押え枠の内径を大きくすると、外周壁を形
成する押出材料の供給が不均一になり、外周壁厚の調整
が困難な問題があった。
口金の排出通路の周縁部が外周方向に傾斜したテーパー
を有するとともに、押え枠が口金テーパー部と同じテー
パー角と有するハニカム構造体押出装置を使用して、周
縁部のセルのつぶれを防止したハニカム構造体を得る技
術が開示されている。しかしながら、この技術でも上述
した例と同様に、押え枠の変更範囲が狭く、押え枠の内
径を大きくした場合、外周壁の形成が不安定となり外周
壁厚の調整が困難となる問題があった。
は、口金の排出通路の周縁部が外周方向に傾斜したテー
パーを有し、排出通路の外周に外周リングを設けるとと
もに、土量調整空間及び調整手段を有するハニカム構造
体押出装置を使用して、加熱構造の湿潤つよさと構造的
完全性の両方を改良した外周壁を有するハニカム構造体
を得る技術が開示されている。しかしながら、この技術
では、口金構造が複雑であるためシステムの作製が困難
であり、口金の排出通路と外周リングとの接触部で口金
セルブロックの欠落する部分がところどころ発生し、該
セルブロック欠落部からの成形材料の供給が過剰となり
外周壁厚の調整が困難な問題があった。
外周部にセル変形のない均一な膜厚の外周壁を有する薄
壁ハニカム構造体を工業的に有利に得ることができるハ
ニカム構造体押出装置およびこれを使用したハニカム構
造体の製造方法を提供しようとするものである、
押出装置は、互いに連結した薄壁よりなるハニカム構造
体を排出する排出通路を一端に開口し、他端を所定の深
さまで独立して設けられた多数の供給通路に連結してな
り、排出通路の成形材料出口側の周縁部が外周方向に傾
斜した傾斜面に形成された口金と、この口金の傾斜面に
対向する押え枠とを有するハニカム構造体押出装置にお
いて、傾斜面の排出通路の成形材料入口面が外周方向に
傾斜していることを特徴とするものである。
口側の周縁部が外周方向に傾斜した傾斜面に形成される
とともに、傾斜面の排出通路の成形材料入口面を外周方
向に傾斜させることにより、従来の傾斜面の排出通路の
成形材料入口面が他の部分と同一面である場合と比較し
て、傾斜のついた周縁部であっても排出通路の長さを長
くすることができ、外周部にセル変形のない均一な膜厚
の薄壁を容易に形成することができる。また、傾斜領域
が広く(長く)でき、すなわち排出通路の成形材料出口
側の傾斜面上に、直接原料供給通路が存在せず、薄壁形
成用の排出通路のみが存在するよう構成できるため、傾
斜面上に必ず排出通路が存在することとなるため口金の
傾斜面に対向する押え枠の位置を変えることにより、同
一のハニカム構造体押出装置で押出すべきハニカム構造
体の外径を容易に変化させることができる。
の傾斜角度と、排出通路の成形材料入口側の傾斜面の傾
斜角度との関係については特に限定されるものではな
く、同一でも、いずれかが大きくても、周縁部の排出通
路の長さを長くできる限りは本発明を達成することがで
きる。なお、排出通路の成形材料入口側の傾斜面の傾斜
角度(テーパー角度)は0°〜90°で使用可能である
が、15°〜85°でより効果が大きく、さらに30°
〜80°で使用することが望ましい。
に近接して所定の孔明板を設置すると、外周壁を形成す
る部分に供給される材料の速度を調整することが可能と
なり、外周壁を形成する材料が所望量より過剰に供給さ
れた場合のその内側のセルを押し潰すことにより発生す
るセル変形を解消できるため好ましい。なお、この孔明
板については、本出願人による実開昭63−11200
4号公報で開示した孔明板を使用すると好ましい。ま
た、成形材料供給量の調整をするためにマスキングプレ
ートを使用してもよい。
要部の部分断面を示す図である。図1に示す実施例にお
いて、口金1は、ハニカム構造体を押出するための互い
に連結した排出通路8と、この排出通路8の一端と部分
的に連結した所定の深さまで独立して設けられた多数の
供給通路9とから構成され、排出通路8の周縁部10が
外周方向に傾斜した傾斜面6を設けている。口金1の傾
斜面6と対向する位置には、口金1とスペーサ3を介し
て固定した押え枠2を設けている。
は、同軸状に近接して、成形材料供給量の微調整を行う
孔明板4と、この孔明板4の外側に形成した成形材料供
給量の粗調整を行うマスキングプレート5とを形成して
いる。この孔明板4は、中心軸が各供給通路9と一致す
る貫通孔12を有するとともに、成形材料入口側端面に
おいて押出すべきハニカム構造体形状とおおよそ同一部
分に貫通孔13が設けられている。
従来から公知のものであり、本発明で特徴的なのは、排
出通路8の供給通路9と面する成形材料入口側であって
傾斜面6と対向する面を外周方向に傾斜させた傾斜面1
1とした点である。そのため、排出通路8の長さは最周
縁部でも長く保つことができ、また、排出通路8の成形
材料出口側の傾斜面6上に、薄壁形成用の排出通路8の
みが存在し、成形原料の供給通路9が存在しない状態と
することが可能となる。
押出装置の他の例の口金部分の一例を示す図である。図
2および図3の例において、図1に示した例と同一の部
材には同一の符号を付し、その説明を省略する。図2に
示す例では、排出通路8の成形材料出口側の傾斜面6の
傾斜角度が、排出通路8の成形材料入口側の傾斜面11
の傾斜角度より小さい例、すなわち周縁部ほど排出通路
8の長さが長くなる例を示している。また、図3に示す
例では、排出通路8の成形材料出口側の傾斜面6の傾斜
角度が、排出通路8の成形材料入口側の傾斜面11の傾
斜角度より大きい例、すなわち、周縁部ほど排出通路8
の長さが短くなる例を示している。
の成形材料入口面が他の部分と同一面である場合と比較
して、周縁部において、排出通路8の長さを長くできる
とともに、排出通路8の存在する部分を広くできるた
め、本発明を好適に達成することができる。ただ、図3
に示すように周縁部ほど排出通路8の長さが小さくなる
例では、図1および図2に示す例と比較して、若干均一
な膜厚の壁を得ることができなくなる場合がある。
さ、さらには押出装置の他の部分の構成については特に
説明しなかったが、それはこれらの点に本発明の特徴が
あるわけでないためで、各構成部材の材質や大きさは従
来から公知のものを使用できることはいうまでもない。
ものではなく、幾多の変形、変更が可能である。例え
ば、上述した実施例では、孔明板4およびマスキングプ
レート5を形成したハニカム構造体押出装置を示した
が、孔明板4およびマスキングプレート5は設けなくて
も本発明を達成できることはいうまでもない。
によれば、排出通路の成形材料出口側の周縁部が外周方
向に傾斜した傾斜面に形成されるとともに、傾斜面の排
出通路の成形材料入口面を外周方向に傾斜させているた
め、周縁部において、排出通路の長さを長くできるとと
もに、排出通路の存在する部分を広くできるため、リブ
厚の薄いハニカム構造体を押出し成形する場合でも、外
周部にセル変形がなく均一な膜厚の外周壁を有するハニ
カム構造体を容易に形成できるとともに、押出すべきハ
ニカム構造体の外径を容易に変化させることができる。
分断面を示す図である。
る。
マスキングプレート、6 傾斜面、7 対向面、8
排出通路、9 供給通路、10 排出部、11傾斜面、
12 貫通孔、13 貫通孔
Claims (7)
- 【請求項1】互いに連結した薄壁よりなるハニカム構造
体を排出する排出通路を一端に開口し、他端を所定の深
さまで独立して設けられた多数の供給通路に連結してな
り、排出通路の成形材料出口側の周縁部が外周方向に傾
斜した傾斜面に形成された口金と、この口金の傾斜面に
対向する押え枠とを有するハニカム構造体押出装置にお
いて、傾斜面の排出通路の成形材料入口面が外周方向に
傾斜していることを特徴とするハニカム構造体押出装
置。 - 【請求項2】前記排出通路の成形材料出口側の傾斜面の
傾斜角度が、前記排出通路の成形材料入口側の傾斜面の
傾斜角度と同一である請求項1記載のハニカム構造体押
出装置。 - 【請求項3】前記排出通路の成形材料出口側の傾斜面の
傾斜角度が、前記排出通路の成形材料入口側の傾斜面の
傾斜角度より大である請求項1記載のハニカム構造体押
出装置。 - 【請求項4】前記排出通路の成形材料出口側の傾斜面の
傾斜角度が、前記排出通路の成形材料入口側の傾斜面の
傾斜角度より小である請求項1記載のハニカム構造体押
出装置。 - 【請求項5】前記排出通路の成形材料出口側の傾斜面上
に、薄壁形成用の排出通路のみが存在し、原料供給通路
が存在しない請求項1〜4のいずれか1項に記載のハニ
カム構造体押出装置。 - 【請求項6】前記供給通路の成形材料供給側同軸状に近
接して、各貫通孔の中心軸が各供給通路と一致するとと
もに、成形材料入口側端面において押出すべきハニカム
構造体形状とおおよそ同じ部分に貫通孔が設けられた、
中心空洞の孔明板、または貫通孔を設けない中心空洞の
マスキングプレートの少なくともどちらか一方を設置し
た請求項1〜5のいずれか1項に記載のハニカム構造体
押出装置。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載のハニ
カム構造体押出装置を使用して成形材料を押出成形し、
ハニカム構造体を得ることを特徴とするハニカム構造体
の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5214177A JP2807401B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ハニカム構造体押出装置およびそれを使用したハニカム構造体の製造方法 |
DE4428492A DE4428492C2 (de) | 1993-08-13 | 1994-08-11 | Wabenstrukturkörper-Extrudiervorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Wabenstrukturkörpern unter Verwendung einer solchen Extrudiervorrichtung |
BE9400739A BE1009797A5 (fr) | 1993-08-13 | 1994-08-12 | Dispositif d'extrusion de corps a structure en nid d'abeilles et procede pour la production de corps a structure en nid d'abeilles en utilisant le dispositif d'extrusion. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5214177A JP2807401B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | ハニカム構造体押出装置およびそれを使用したハニカム構造体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760880A JPH0760880A (ja) | 1995-03-07 |
JP2807401B2 true JP2807401B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=16651517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5214177A Expired - Fee Related JP2807401B2 (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-30 | ハニカム構造体押出装置およびそれを使用したハニカム構造体の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2807401B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3220971B2 (ja) * | 1995-09-19 | 2001-10-22 | 株式会社デンソー | ハニカム構造体押出装置 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5214177A patent/JP2807401B2/ja not_active Expired - Fee Related
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