JPH09141724A - 湾曲成形体の押出成形方法 - Google Patents

湾曲成形体の押出成形方法

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JPH09141724A
JPH09141724A JP7304484A JP30448495A JPH09141724A JP H09141724 A JPH09141724 A JP H09141724A JP 7304484 A JP7304484 A JP 7304484A JP 30448495 A JP30448495 A JP 30448495A JP H09141724 A JPH09141724 A JP H09141724A
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JP
Japan
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end side
extrusion
die
raw material
molded body
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Withdrawn
Application number
JP7304484A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kamiya
清志 神谷
Seiichi Egami
誠一 江上
Yutaka Yamada
裕 山田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲成形体を押出成形法により製造する。 【解決手段】 口金3からの原料素地の押出速度を口金
の水平幅方向の一端側3Aにおいて他端側3Bよりも遅
くなるようにして、成形体が該一端側3Aへ湾曲して押
し出されるようにする。 【効果】 押し出された成形体は、押出速度が速い他端
側で押出量が多く、また、押出速度が遅い一端側で押出
量が少なくなることにより、該一端側へ湾曲したものと
なる。各種建築用、土木用構造部材として有用な中実又
は中空の湾曲成形体を、押出成形法により、高い寸法精
度にて効率的に成形し、高強度で高耐久性の製品を製造
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湾曲成形体の押出成
形方法に係り、特に、押出機の先端に拡張管を介して接
続された口金から原料素地を押し出して成形体を成形す
る押出成形方法において、成形体が口金の水平幅方向の
一端側へ湾曲して押し出されるようにすることにより、
湾曲成形体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す如く、押出機1の先端に拡張
管2を介して接続された口金3から原料素地を押し出し
て成形体4を成形する押出成形方法は、高い寸法精度に
て、高強度で高耐久性の成形体を効率的に成形すること
ができることから、各種建築用又は土木用構造部材等の
製造に広く採用されている。また、この押出成形法にお
いて、口金内に中子を配置して、図5に断面図を示す如
く、中子相当部分に中空部5Aが形成された中空押出成
形体5を製造することも行われている。
【0003】この押出成形法では、原料素地が口金3の
水平幅方向において均一の押出速度で口金3から押し出
され、押出方向Xに平行な側面4aを有する直状成形体
4が成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】建築用、土木用構造部
材としては、直状成形体4に限らず、湾曲した成形体が
必要とされる場合がある。例えば、図6に示すような、
中空部6Aを有し、一方の側面6aが小さい曲率半径の
湾曲面、他方の側面6bが大きい曲率半径の湾曲面とさ
れた湾曲成形体6が必要とされる場合がある。
【0005】このような湾曲成形体を、押出成形法によ
り製造することができるならば、高い寸法精度にて高強
度、高耐久性の製品を効率的に製造するとが可能である
が、従来の押出成形法では、その成形機構上、このよう
な湾曲成形体の製造は不可能であった。
【0006】本発明は上記従来の実情に鑑みてなされた
ものであって、湾曲成形体を押出成形法により製造する
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の湾曲成形体の押
出成形方法は、押出機の先端に拡張管を介して接続され
た口金から原料素地を押し出して成形体を成形する押出
成形方法において、該口金からの原料素地の押出速度を
該口金の水平幅方向の一端側において他端側よりも遅く
なるようにして、成形体を該一端側へ湾曲して押し出す
ことを特徴とする。
【0008】口金からの原料素地の押出速度が、該口金
の水平幅方向の一端側において他端側よりも遅くなるよ
うに原料素地を押し出すことにより、押し出された成形
体は、押出速度が速い他端側で押出量が多く、また、押
出速度が遅い一端側で押出量が少なくなることにより、
該一端側へ湾曲したものとなる。これにより、押出成形
法で湾曲成形体を成形することが可能となる。
【0009】本発明において、口金からの原料素地の押
出速度を該口金の水平幅方向の一端側において他端側よ
りも遅くなるようにする方法は、例えば、次のような方
法を採用することができる。
【0010】 1個の口金に対し、口金の水平幅方向
に並設された複数個の押出機を接続し、口金の水平幅方
向の一端側の押出機からの原料の押出速度を他端側の押
出機からの原料の押出速度よりも小さくする。
【0011】 拡張管又は口金内の原料素地通過抵抗
を口金の水平幅方向の一端側が他端側よりも大きくなる
ようにする。この場合、拡張管の内面形状を口金の水平
幅方向において異ならせることにより、原料素地通過抵
抗を口金の水平幅方向の一端側で大きくなるようにする
ことができる。また、口金内に中子を配置して中空成形
体を成形する場合においては、中子が原料素地に与える
通過抵抗が口金の水平幅方向の一端側で大きくなるよう
に、中子形状を口金の水平幅方向において異なるものと
しても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0013】図1は本発明の湾曲成形体の押出成形方法
の一実施例方法を示す平面図である。図2(a)は本発
明の湾曲成形体の押出成形方法の他の実施例方法を示す
平面図、図2(b)は図2(a)のB−B線に沿う断面
の拡大図である。図3は、図2に示す方法で用いられて
いる中子を示す斜視図である。
【0014】図1に示す方法は、1個の口金3に対し
て、拡張管2Aを介して口金3の水平幅方向に3個の押
出機1A,1B,1Cを並設して接続し、各押出機の原
料素地の押出速度を、第1の押出機1Aの押出速度R1
>第2の押出機1Bの押出速度R2 >第3の押出機1C
の押出速度R3となるように設定することで、口金3か
らの原料素地の押出速度を口金の水平幅方向の一端側3
Aにおいて、他端側3Bよりも遅くなるようにし、成形
体7がこの一端側へ湾曲して押し出されるようにしたも
のである。この湾曲の程度は、各押出機の押出速度を調
整することにより任意に変えることができる。
【0015】この方法では、図5に示す断面形状ないし
図6に示す形状の中空湾曲成形体や、中空部のない中実
湾曲成形体を効率的に成形することができる。
【0016】特に、この方法では、成形途中で、前記各
押出機1A,1B,1Cの押出速度R1 ,R2 ,R3
等しくすることで、成形体を直線状に押し出し、湾曲部
と直状部とを備える成形体を成形することもできる。ま
た、成形途中で各押出機1A,1B,1Cの押出速度を
1 >R2 >R3 からR1 <R2 <R3 とすることによ
り、口金の他端側3Bへ湾曲させ、平面視形状が略S字
形状の湾曲成形体を成形することもできる。
【0017】図2,3は、拡張管又は口金内の原料素地
通過抵抗を口金の水平幅方向の一端側が他端側よりも大
きくなるようにすることにより、口金からの原料素地の
押出速度を該口金の水平幅方向の一端側において他端側
よりも遅くした実施例方法を示す。即ち、口金3内に中
子を配置することにより、図2(b)に示すような中空
部8A,8Bを有する中空成形体8を成形するに当り、
図3に示す如く、中子として、角柱形状の中子9Aと、
原料素地の供給側が縮径した角錐台形状部となっている
中子9Bとを用いる。この場合、中子9Aが原料素地に
与える通過抵抗が、中子9Bが原料素地に与える通過抵
抗よりも大きくなるため、口金3からの原料素地の押出
速度は口金の水平幅方向の一端側3Aにおいて他端側3
Bよりも遅くなり、成形体8は該一端側3Aへ湾曲して
押し出されるようになる。
【0018】なお、図3において10は中子の固定部材
であり、一点鎖線は口金3の押出口を示す。
【0019】なお、この方法においては、中子形状を口
金の水平幅方向において異ならせることにより、中子が
原料素地に与える通過抵抗が口金の水平幅方向の一端側
で大きくなるものであれば良く、中子の数や形状には特
に制限はない。
【0020】拡張管又は口金内の原料素地通過抵抗を口
金の水平方向の一端側が他端側よりも大きくなるように
する方法としては、上記の如く、口金の形状を異なるも
のとする方法の他、拡張管の内面形状を口金の水平幅方
向において異ならせることにより、原料素地通過抵抗を
口金の水平幅方向の一端側で大きくなるようにする方法
を採用することもできる。
【0021】このような本発明の方法は、各種建築用、
土木用湾曲成形体の製造に極めて有用である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の湾曲成形体
の押出成形方法によれば、各種建築用、土木用構造部材
として有用な中実又は中空の湾曲成形体を、押出成形法
により、高い寸法精度にて効率的に成形し、高強度で高
耐久性の製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湾曲成形体の押出成形方法の一実施例
方法を示す平面図である。
【図2】図2(a)は本発明の湾曲成形体の押出成形方
法の他の実施例方法を示す平面図、図2(b)は図2
(a)のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2に示す方法で用いられている中子を示す斜
視図である。
【図4】従来の押出成形法を示す平面図である。
【図5】中空押出成形体の断面図である。
【図6】中空湾曲成形体の斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 押出機 2,2A 拡張管 3 口金 4,5 成形体 6,7,8 湾曲成形体 9A,9B 中子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機の先端に拡張管を介して接続され
    た口金から原料素地を押し出して成形体を成形する押出
    成形方法において、 該口金からの原料素地の押出速度を該口金の水平幅方向
    の一端側において他端側よりも遅くなるようにして、成
    形体を該一端側へ湾曲して押し出すことを特徴とする湾
    曲成形体の押出成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、1個の前記口金に対
    し、前記水平幅方向に並設された複数個の押出機を接続
    し、前記一端側の押出機からの原料の押出速度を他端側
    の押出機からの原料の押出速度よりも小さくすることに
    より、前記口金からの原料素地の押出速度を該口金の水
    平幅方向の一端側において他端側よりも遅くすることを
    特徴とする湾曲成形体の押出成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記拡張管又は口金
    内の原料素地通過抵抗を前記一端側が他端側よりも大き
    くなるようにすることにより、前記口金からの原料素地
    の押出速度を該口金の水平幅方向の一端側において他端
    側よりも遅くすることを特徴とする湾曲成形体の押出成
    形方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記拡張管の内面形
    状を前記水平幅方向において異ならせることにより、前
    記原料素地通過抵抗を前記一端側で大きくなるようにし
    たことを特徴とする湾曲成形体の押出成形方法。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記口金内に中子を
    配置することにより中空成形体を成形する押出成形方法
    であって、 該中子が原料素地に与える通過抵抗が前記一端側で大き
    くなるように中子形状を前記水平幅方向において異なる
    ものとしたことを特徴とする湾曲成形体の押出成形方
    法。
JP7304484A 1995-11-22 1995-11-22 湾曲成形体の押出成形方法 Withdrawn JPH09141724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110167739A (zh) * 2017-02-16 2019-08-23 横滨橡胶株式会社 橡胶挤出装置及橡胶挤出物的制造方法

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Effective date: 20030204