JP2636997B2 - 無機質押出製品の押出成形口金 - Google Patents
無機質押出製品の押出成形口金Info
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- JP2636997B2 JP2636997B2 JP33128991A JP33128991A JP2636997B2 JP 2636997 B2 JP2636997 B2 JP 2636997B2 JP 33128991 A JP33128991 A JP 33128991A JP 33128991 A JP33128991 A JP 33128991A JP 2636997 B2 JP2636997 B2 JP 2636997B2
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- Japan
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- extrusion
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- die
- inorganic
- extrusion die
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は無機質押出製品の押出
成形口金に関する。
成形口金に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、セメント混練物を成形口金から強
制的に押出して所定断面の形状とする押出成形法が広く
知られている。この種押出成形において特に板状製品に
あっては製品に曲げ強度を付与するため、成形口金部分
から製品表面部分へ向けて補強線材を挿入し、セメント
混練物を口金部分で圧縮して、補強線材が表面より一定
深さの部分に埋入された製品を押出成形成形する場合が
ある。上記押出成形において、製品中に補強線材を一定
深さに埋入させるためには口金外部から口金内へ向け
て、口金内部における開口端を押出方向へ沿うように滑
らかに湾曲させた線材導入管を多数平行に貫通させて設
け、この導入管より補強線材を挿入しつつ押出成形を行
うことが提案されている（例えば特開昭55-32885号) 。
制的に押出して所定断面の形状とする押出成形法が広く
知られている。この種押出成形において特に板状製品に
あっては製品に曲げ強度を付与するため、成形口金部分
から製品表面部分へ向けて補強線材を挿入し、セメント
混練物を口金部分で圧縮して、補強線材が表面より一定
深さの部分に埋入された製品を押出成形成形する場合が
ある。上記押出成形において、製品中に補強線材を一定
深さに埋入させるためには口金外部から口金内へ向け
て、口金内部における開口端を押出方向へ沿うように滑
らかに湾曲させた線材導入管を多数平行に貫通させて設
け、この導入管より補強線材を挿入しつつ押出成形を行
うことが提案されている（例えば特開昭55-32885号) 。
【０００３】
【従来の技術の問題点】しかしながら、このように導入
管を口金内へ突出させると其だけ押出抵抗が増すので出
来るだけ細い管とする必要があり、このため曲げ強度が
不足して押出圧力に負けて湾曲変形する場合があり、補
強線材の埋入深さの管理が殆ど出来ない状態となり、甚
だしい場合は折損事故に至る場合がある欠点があった。
もっとも、このような問題は導入管を太くすれば解消で
きるが、記述のように押出抵抗が急激に増加するので実
施が困難となる。
管を口金内へ突出させると其だけ押出抵抗が増すので出
来るだけ細い管とする必要があり、このため曲げ強度が
不足して押出圧力に負けて湾曲変形する場合があり、補
強線材の埋入深さの管理が殆ど出来ない状態となり、甚
だしい場合は折損事故に至る場合がある欠点があった。
もっとも、このような問題は導入管を太くすれば解消で
きるが、記述のように押出抵抗が急激に増加するので実
施が困難となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、押出製品に補強線材を挿入する場合に、押出抵
抗を増加させることなくしかも目的位置に確実に埋入で
き製造管理の容易な無機質押出製品の押出成形口金を提
供することを目的としてなされたものである。
に鑑み、押出製品に補強線材を挿入する場合に、押出抵
抗を増加させることなくしかも目的位置に確実に埋入で
き製造管理の容易な無機質押出製品の押出成形口金を提
供することを目的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の無機質
押出製品の押出成形口金は、無機質混練物Ｓを板状に押
出成形する口金１の上下側面に、押出方向に対し直角方
向へ一定間隔毎にブロック体２…２が、口金内面に出没
可能に支持され、該ブロック体２…２には、口金外部よ
り口金内へ滑らかに湾曲して連通する貫通孔３が設けら
れ、該貫通孔の口金内部側開口軸線は押出方向に沿って
平行となるように開口されてなることを特徴とするもの
である。
押出製品の押出成形口金は、無機質混練物Ｓを板状に押
出成形する口金１の上下側面に、押出方向に対し直角方
向へ一定間隔毎にブロック体２…２が、口金内面に出没
可能に支持され、該ブロック体２…２には、口金外部よ
り口金内へ滑らかに湾曲して連通する貫通孔３が設けら
れ、該貫通孔の口金内部側開口軸線は押出方向に沿って
平行となるように開口されてなることを特徴とするもの
である。
【０００６】
【実施例】次に、この発明を実施例により説明する。図
１はこの発明の実施例の断面図、図２は図１のＡ−Ａ線
拡大断面図である。
１はこの発明の実施例の断面図、図２は図１のＡ−Ａ線
拡大断面図である。
【０００７】この発明の無機質押出製品の押出成形口金
１は、無機質混練物Ｓを板状に押出成形する口金１の上
下側面１Ａ、１Ｂに、押出方向（矢印Ｘ）に対し直角方
向（図の紙背方向）へ一定間隔毎にブロック体２…２
が、口金１内面に出没可能に支持され、ブロック体２…
２には、口金外部より口金内へ滑らかに湾曲して連通す
る貫通孔３が設けられ、この貫通孔３の口金内部側開口
軸線３Ａは押出方向に沿って平行となるように開口され
て構成されている。上記実施例において、ブロック体２
…２は、口金１外部において支持アーム４に一体的に支
持され、該支持アーム４が位置調整ネジ５により口金１
に対し遠近調節可能に支持される。また、上記実施例と
して、ブロック体２…２を口金１の上下両面に設けた場
合を示したが、上または下面のいずれか一方だけでも良
い。
１は、無機質混練物Ｓを板状に押出成形する口金１の上
下側面１Ａ、１Ｂに、押出方向（矢印Ｘ）に対し直角方
向（図の紙背方向）へ一定間隔毎にブロック体２…２
が、口金１内面に出没可能に支持され、ブロック体２…
２には、口金外部より口金内へ滑らかに湾曲して連通す
る貫通孔３が設けられ、この貫通孔３の口金内部側開口
軸線３Ａは押出方向に沿って平行となるように開口され
て構成されている。上記実施例において、ブロック体２
…２は、口金１外部において支持アーム４に一体的に支
持され、該支持アーム４が位置調整ネジ５により口金１
に対し遠近調節可能に支持される。また、上記実施例と
して、ブロック体２…２を口金１の上下両面に設けた場
合を示したが、上または下面のいずれか一方だけでも良
い。
【０００８】
【作用】この発明において、無機質混練物が押出され口
金部分で所定断面に成形される場合、ブロック体２…２
の貫通孔３…３より合成樹脂製繊維、ガラス繊維、カー
ボン繊維、金属細線等の補強線材６を挿入しつつ押出成
形を行う。この時、補強線材６…６はブロック体２部分
で金型外部より押出方向へ滑らかに湾曲されながら供給
されるので無理なく挿入され、またブロック体２の突出
量に応じた深さに成形体内へ埋入されていく。また、ブ
ロック体２は押出方向に長くされているので押出圧力に
も良く耐え、変形することはない。ブロック２を越えた
後は、セメント混練物Ｓはブロック体２及び補強線材６
の隙間から外側へ流出し口金内面で所定断面に成形さ
れ、もって表面の平滑な製品とされる。
金部分で所定断面に成形される場合、ブロック体２…２
の貫通孔３…３より合成樹脂製繊維、ガラス繊維、カー
ボン繊維、金属細線等の補強線材６を挿入しつつ押出成
形を行う。この時、補強線材６…６はブロック体２部分
で金型外部より押出方向へ滑らかに湾曲されながら供給
されるので無理なく挿入され、またブロック体２の突出
量に応じた深さに成形体内へ埋入されていく。また、ブ
ロック体２は押出方向に長くされているので押出圧力に
も良く耐え、変形することはない。ブロック２を越えた
後は、セメント混練物Ｓはブロック体２及び補強線材６
の隙間から外側へ流出し口金内面で所定断面に成形さ
れ、もって表面の平滑な製品とされる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の無機質
押出製品の押出成形口金によれば、補強線材を製品中に
埋入し押出成形する場合、これをガイドするブロック体
２…２は押出圧力に対し十分対抗するので、押出圧力に
押されて変形することがなく、波打ち変形などを生じる
ことなく安定した状態で補強線材を埋入することが可能
となるのである。
押出製品の押出成形口金によれば、補強線材を製品中に
埋入し押出成形する場合、これをガイドするブロック体
２…２は押出圧力に対し十分対抗するので、押出圧力に
押されて変形することがなく、波打ち変形などを生じる
ことなく安定した状態で補強線材を埋入することが可能
となるのである。
【図１】この発明の実施例の断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
１…無機質押出製品の押出成形口金、１Ａ…上側面、１
Ｂ…下側面、２…ブロック体、３…貫通孔、４…支持ア
ーム、５…調整ネジ
Ｂ…下側面、２…ブロック体、３…貫通孔、４…支持ア
ーム、５…調整ネジ
Claims (1)
- 【請求項１】 無機質混練物Ｓを板状に押出成形する口
金１の上下側面に、押出方向に対し直角方向へ一定間隔
毎にブロック体２…２が、口金内面に出没可能に支持さ
れ、該ブロック体２…２には、口金外部より口金内へ滑
らかに湾曲して連通する貫通孔３が設けられ、該貫通孔
の口金内部側開口軸線は押出方向に沿って平行となるよ
うに開口されてなることを特徴とする無機質押出製品の
押出成形口金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33128991A JP2636997B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 無機質押出製品の押出成形口金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33128991A JP2636997B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 無機質押出製品の押出成形口金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138636A JPH05138636A (ja) | 1993-06-08 |
| JP2636997B2 true JP2636997B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18242027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33128991A Expired - Lifetime JP2636997B2 (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 無機質押出製品の押出成形口金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2636997B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT525649B1 (de) * | 2021-12-21 | 2023-06-15 | Baumit Beteiligungen Gmbh | Vorrichtung zum Ausbringen eines hydraulisch aushärtenden Baustoffes sowie dessen Verwendung |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP33128991A patent/JP2636997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05138636A (ja) | 1993-06-08 |
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