JP2701155B2 - インサート成形方法 - Google Patents

インサート成形方法

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JP2701155B2
JP2701155B2 JP28389288A JP28389288A JP2701155B2 JP 2701155 B2 JP2701155 B2 JP 2701155B2 JP 28389288 A JP28389288 A JP 28389288A JP 28389288 A JP28389288 A JP 28389288A JP 2701155 B2 JP2701155 B2 JP 2701155B2
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JP
Japan
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insert
molding
product
clip
mold
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JP28389288A
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JPH02130107A (ja
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穣 松根
靖章 田辺
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エヌオーケー株式会社
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インサート成形方法の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から、インサート成形によって得られる成形品の
一例として、第3図に示すような、樹脂製の本体(1)
内に1対のターミナル金具(4)(4′)を埋設したコ
ネクタ製品が知られている。1対の金具(4)(4′)
は、後記第1図に示すように、互いの長手部分を適宜間
隔をおいて平行に並べて向い合わせに配置され、長手方
向の一端(第1図における左端)をターミナル孔(2)
内に露出させているが、リード線(5)(5′)に固定
的に接続される同他端(4a)(4a′)についてはこれを
樹脂本体(1)内に埋め込むように成形され、該他端
(4a)(4a′)が樹脂本体(1)の外部へ露出するの
は、絶縁性の観点から好ましくないこととされている。
上記コネクタを製造するに際しては射出成形装置が用
いられる。すなわち成形型内にあらかじめ金具(4)
(4′)を位置決め配置してから樹脂材料を充填し、該
材料の硬化と冷却を待って型を開いて成形品を取り出
す。成形型は一般に、第1図および第4図において、紙
面と直交する方向に2分割され、パーティング面が紙面
と平行になるように配置される。またこの成形型には、
キャビティの内部へ向けて金具(4)(4′)を支持す
る突起体が設けられている。成形品に見られる円孔
(3)(3′)はこの突起体を抜き取った跡であり、金
具(4)(4′)はこの突起体により定位置から動かな
いように支持される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記成形方法に対しては、次の問題点が指摘される。
すなわち、上記の成形型において、材料注入孔は樹脂本
体(1)のボリュームの関係から第4図に符号(0)で
示す位置近辺に設定されている。したがって、この注入
孔から型内に成形材料を圧入すると、その一部が1対の
金具(4)(4′)の間を矢示方向に流動し、この材料
によって金具(4)(4′)の他端(4a)(4a′)が相
互に遠のくように押し曲げられて、この姿勢のまま材料
が硬化することから、第4図に示したように金具(4)
(4′)の他端(4a)(4a′)が樹脂本体(1)の表面
に露出してしまう問題があった。
この問題に対処するため、同じく従来、第5図に示す
ように成形型(6)(6′)の分割構造を90度転換する
とともに、この成形型(6)(6′)に金具(4)
(4′)の他端(4a)(4a′)をバックアップするピン
(7)(7′)を設けたものがあるが、この方法による
と、金具(4)(4′)の変形は防止されるものの、成
形品に新たにピン(7)(7′)を抜き取った跡が残っ
て、この他端(4a)(4a′)近傍部分でピン(7)
(7′)の抜き跡を介して金具(4)(4′)が露出す
ることには絶縁性についての問題を残している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、以上の点に鑑み、上記コネクタ製品に例示
されるような、インサート品を配置した成形型内に成形
材料を充填する際に、成形型内を流動する成形材料に押
されてインサート品が変形する虞れがあるインサート成
形において、成形後に成形品内に残されても構わない材
料よりなるクリップによって、複数のインサート品同士
または1つのインサート品の部分同士を相互に連結して
該インサート品の姿勢を保つようにしたインサート成形
方法を提供するものである。
〔作用〕
成形に先立って型内にインサート品を位置決め配置す
る際に、上記クリップを使って、インサート品の変形す
る虞れのある部分を連結して、材料圧力によるインサー
ト品の変形を防止する。クリップは成形後に成形品内に
残されても構わない材料によって成形されており、その
典型例として、成形材料と同じ種類の材料を挙げること
ができる。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を上記コネクタ製品を成形する
場合に則して説明する。
第1図は当該方法によって成形されたコネクタの断面
を示しており、上記従来技術に係る第4図および第5図
と比較して、1対の金具(4)(4′)が、その他端
(4a)(4a′)近傍においてクリップ(8)によって相
互に連結されていることを特徴としている。クリップ
(8)は樹脂本体(1)の成形材料と同一種類の材料に
よって成形され、第2図に拡大して示すように、金具
(4)(4′)を所定間隔をもって係合支持する溝状の
支持部(9)(9′)を備えている。
成形に先立って、成形型内に金具(4)(4′)を位
置決め配置するに際して、上記クリップ(8)を使っ
て、金具(4)(4′)を相互に連結する。次いで型閉
めして樹脂材料を充填し、該材料の硬化と冷却を待って
型を開いて成形品を取り出す。材料充填時、両金具
(4)(4′)の間を流動する材料が金具(4)
(4′)を押し曲げるように変形させようとしても、金
具(4)(4′)はクリップ(8)によりしっかりと掴
持されていて変形せず、長手方向に真直に延びたまま樹
脂本体(1)内に埋設される。このとき、クリップ
(8)も一緒に埋設されるが、該クリップ(8)は本体
(1)と同じ樹脂材によって成形されていることから何
ら問題を生じない。なお、このクリップ(8)が樹脂本
体(1)の表面に露出することは差し支えのないところ
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のインサート成形方法に
よれば、インサート品の変形を抑えて、該変形に伴なう
問題(たとえば、上記したコネクタにおける絶縁性の問
題)の発生を未然に防止することができ、従来技術と比
較して成形品の外観上の美観を向上させることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る方法で成形したコネクタ
の断面図、第2図はクリップの拡大斜視図、第3図はコ
ネクタの斜視図、第4図は従来方法で成形したコネクタ
の断面図、第5図は同コネクタと成形型の断面図であ
る。 (1)樹脂本体、(2)ターミナル孔 (3)(3′)円孔、(4)(4′)ターミナル金具 (4a)(4a′)ターミナル金具の端部(他端部) (5)(5′)リード線、(6)(6′)成形型 (7)(7′)ピン、(8)クリップ (9)(9′)支持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インサート品を配置した成形型内に成形材
    料を充填する際に、成形型内を流動する成形材料に押さ
    れてインサート品が変形する虞れがあるインサート成形
    において、成形後に成形品内に残されても構わない材料
    よりなるクリップによって、複数のインサート品同士ま
    たは1つのインサート品の部分同士を相互に連結して該
    インサート品の姿勢を保つようにしたインサート成形方
    法。
JP28389288A 1988-11-11 1988-11-11 インサート成形方法 Expired - Lifetime JP2701155B2 (ja)

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JPH02130107A JPH02130107A (ja) 1990-05-18
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