JP3507660B2 - 室温硬化性組成物 - Google Patents

室温硬化性組成物

Info

Publication number
JP3507660B2
JP3507660B2 JP16711997A JP16711997A JP3507660B2 JP 3507660 B2 JP3507660 B2 JP 3507660B2 JP 16711997 A JP16711997 A JP 16711997A JP 16711997 A JP16711997 A JP 16711997A JP 3507660 B2 JP3507660 B2 JP 3507660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
group
curable composition
weight
room temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16711997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1112455A (ja
Inventor
康司 山内
之彦 村山
英亮 石澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16711997A priority Critical patent/JP3507660B2/ja
Publication of JPH1112455A publication Critical patent/JPH1112455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3507660B2 publication Critical patent/JP3507660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、大気中の湿気と反
応してゴム状に硬化する室温硬化性組成物であって、各
種の被着体に対する接着性に優れ、シーリング材や接着
剤として有用な室温硬化性組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】大気中の湿気と反応してゴム状に硬化す
る重合体として、加水分解性のシリル基を少なくとも1
つ有し、主鎖が本質的にポリプロピレンオキサイドであ
り、数平均分子量が6300〜15000であるポリエ
ーテルを有効成分として含有するものが提案されている
(例えば、特公昭61−18582号公報)。 【0003】このような加水分解性ケイ素基含有オキシ
プロピレン重合体は、シーリング材や接着剤として使用
されるが、外壁の目地等に使用する場合、シーリング材
の表面が粉塵や排気ガス等により経年で汚れ、見苦しく
なり外観上大きな問題となっている。この対策として
は、コーティング剤や塗料をシーリング材表面に塗工す
る方法があるが、両者とも作業工程が増え、コストアッ
プとなってしまうという問題がある。また、加水分解性
ケイ素基含有オキシプロピレン重合体に、高分子可塑剤
を添加する提案もあるが(特公昭60−8024号公
報)、十分な防汚性を示すには至っていない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたもので、その目的は、シーリング材とし
ての伸び性や引張り強度などの物性を損なうことなく硬
化後の表面が艶消しされ、また、施工後、粉塵やほこり
等の付着による汚れも防ぐことができる室温硬化性組成
物を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の室温硬化
性組成物(以下、本発明1という)は、(a)主鎖が本
質的にポリエーテルであり、数平均分子量が4000〜
30000で架橋可能な加水分解性のシリル基を少なく
とも1つ有する重合体、(b)主鎖が本質的に(メタ)
アクリル酸エステル共重合体であり、数平均分子量が6
000〜30000で架橋可能な加水分解性のシリル基
を少なくとも1つ有する重合体及び、(f)n−パラフ
ィン(融点20〜150℃)、流動パラフィン及びn−
アルカンから選ばれる少なくとも一種の化合物からな
り、(a)と(b)の合計100重量部に対して(f)
が2〜200重量部であることを特徴とする。 【0006】以下、本発明1について説明する。 【0007】本発明1で用いられる重合体(a)は、主
鎖が本質的にポリエーテルであり、架橋可能な加水分解
性のシリル基を少なくとも1つ有するものである。上記
重合体(a)は、具体的には、例えば、アリル基を有す
るポリオキシアルキレンをVIII族遷移金属の存在下で、
下記の一般式 X3-a SiRa H (式中、Rは1価炭化水素基及びハロゲン化1価炭化水
素基から選択した基、aは0、1または2、Xはハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基及びケトキシメ
ート基より選択した基または原子を示す)で表されるヒ
ドロシリコン化合物と反応させることにより得られる。 【0008】上記重合体(a)の主鎖であるポリオキシ
アルキレンとしては例えば、ポリオキシエチレン、ポリ
オキシプロピレン及びポリオキシブチレン等が挙げられ
るが、得られる室温硬化性組成物の硬化物の耐水性が良
くかつ、シーリング材としての弾性を確保するという点
でポリオキシプロピレンが好ましい。また、架橋可能な
加水分解性のシリル基としてはメトキシシリル基および
エトキシシリル基等のアルコキシシリル基が、反応後有
害な副生成物を生成しないという点から好ましい。 【0009】また、重合体(a)の分子量は、4000
未満では硬化物の伸びが十分でなく、30000より大
きいと硬化前の粘度が高すぎ、配合工程での作業性が悪
くなるので、4000〜30000に限定される。特
に、分子量が10000〜30000で分子量分布(M
w/Mn)が1.6以下のものが、作業性と硬化物の伸
びのバランスに優れるので好ましい。 【0010】上記重合体(a)としては、例えば、鐘淵
化学社製:商品名「サイリル5A03」、「MSポリマ
ーS−203」及び旭硝子社製:商品名「エクセスター
ESS−2410」等が市販されており、これらを使用
することが出来る。 【0011】本発明1で用いられる重合体(b)は、主
鎖が本質的に(メタ)アクリル酸エステル共重合体であ
り、架橋可能な加水分解性のシリル基を少なくとも1つ
有するものである。上記重合体(b)は、具体的には、
例えば、次の(1)〜(4)に示した方法により得られ
る。 【0012】(1)特開昭54−36395号公報に記
載されているように、アリル基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル系重合体をVIII族遷移金属の存在下で、下
記の一般式 X3-a SiRa H (式中、Rは1価炭化水素基及びハロゲン化1価炭化水
素基から選択した基、aは0、1または2、Xはハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基及びケトキシメ
ート基より選択した基または原子を示す)で表されるヒ
ドロシリコン化合物と反応させる方法。 【0013】(2)特開昭57−179210号公報に
記載されているように、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルを、アルコキシシリル基を含有する(メタ)アク
リル酸エステル、及びメルカプト基を含有する連鎖移動
剤の存在下で共重合させる方法。 (3)特開昭59−78222号公報に記載されている
ように、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、2官
能ラジカル重合性化合物および連鎖移動剤としてアルコ
キシシリル基を含有するメルカプタンの存在下で共重合
させる方法。 (4)特開昭60−23405号公報に記載されている
ように、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、重合
開始剤としてアルコキシシリル基を含有するアゾビスニ
トリル化合物を使用して重合する方法。 【0014】なお、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルなる表現は、アクリル酸アルキルエステルまたはメタ
クリル酸アルキルエステルを表す。 【0015】これらの共重合体(b)のなかでも、主鎖
がアルキル基の炭素数1〜12のアクリル酸アルキルエ
ステル及びアルキル基の炭素数1〜14のメタクリル酸
アルキルエステルから選ばれるモノマーを主成分とする
重合体が好ましい。 【0016】また、架橋可能な加水分解性のシリル基と
しては、メトキシシリル基及びエトキシシリル基等のア
ルコキシシリル基が反応後有害な副生成物を生成しない
ので好ましい。 【0017】重合体(b)の分子量は、小さくなると硬
化物のタック性(ベタ付き)が大きくなりすぎ、大きく
なると重合体(a)との混和性が低下し耐候性の向上効
果が十分でなくなるので、数平均分子量として6000
〜30000に限定される。 【0018】上記重合体(b)の使用量は、重合体
(a)100重量部に対して0.1〜100重量部が好
ましく、より好ましくは0.5〜80重量部である。
0.1重量部未満では耐候性向上の効果が小さくなり、
100重量部を越えると硬化性及び硬化物の伸びが低く
なる。 【0019】上記重合体(b)が添加されることによっ
て、硬化物の耐候性が向上する。これにより、表面の光
劣化が抑えられ、表面の微細なひび割れがおきにくくな
る。そのため、汚れの付着する面積の増加が抑えられ、
防汚性が向上する。 【0020】本発明で用いられるn−パラフィン、流
動パラフィン、n−アルカン(Cn 2n+2)は、一般に
よく知られたものを用いることができる。n−パラフィ
ンの融点は、低くなると硬化物のべた付き(タック)が
大きくなり、高くなると重合体()および重合体
)との混和性が低下し耐候性の向上効果が十分でな
くなるので、20〜150℃のものに限定され、40〜
60℃のものが好ましい。n−アルカンの炭素数nは、
小さくなると硬化物のべた付き(タック)が大きくな
り、大きくなると重合体()および重合体()との
混和性が低下し耐候性の向上効果が十分でなくなるの
で、8〜15のものが好ましく、9〜12のものがより
好ましい。 【0021】上記化合物(f)の使用量は、少なくなる
と防汚性の効果が乏しくなり、多くなると室温硬化性組
成物の塗装性を阻害してしまうので、重合体(a)と重
合体(b)の合計100重量部に対して2〜200重量
部に限定される。 【0022】本発明1の室温硬化性組成物の必須成分
は、上記の通りであり、このようにして得られた室温硬
化性組成物は、それ自身かなりの粘着性を有している
が、上記必須成分以外にも、必要に応じて硬化触媒、接
着付与剤、物性調整剤、充填剤、可塑剤、脱水剤、垂れ
防止剤、老化防止剤などの物質を配合してもよく、また
相溶する他の重合体をブレンドしてもよい。 【0023】上記の相溶する他の重合体としてはアクリ
ル系重合体、各種ポリエーテルが特に好ましく、とりわ
け、アルキル基の炭素数が2〜14の(メタ)アクリル
酸エステルを主成分とするアクリル系重合体や特公昭4
5−36319号公報、特公昭46−12154号公
報、特公昭46−30711号公報、特公昭48−36
960号公報及び特開昭52−73998号公報で提案
されているケイ素官能基を有するポリエーテルなどが挙
げられる。 【0024】上記硬化触媒は湿気硬化反応を促進する目
的で添加される。硬化触媒としては、シラノール縮合触
媒として公知のものが使用できる。例えば、テトラブチ
ルチタネート、テトラプロピルチタネートなどのチタン
酸エステル類、ジブチルスズジラウレート、ジブチルス
ズマレエート、ジブチルスズジアセテート、オクチル酸
スズ、ナフテン酸スズなどのスズカルボン酸塩類、ジブ
チルスズオキサイドとフタル酸エステルとの反応物、ジ
ブチルスズジアセチルアセトナート、アルミニウムトリ
スアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルア
セトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチル
アセトアセテートなどの有機アルミニウム化合物類、ジ
ルコニウムテトラアセチルアセトナート、チタンテトラ
アセチルアセトナートなどのキレート化合物類、オクチ
ル酸鉛等や他の酸性触媒及び塩基性触媒等公知のシラノ
ール縮合触媒が有効に使用され、これらは、1種単独ま
たは2種以上混合して使用される。 【0025】上記接着付与剤としては、各種シランカッ
プリング剤、例えば、アミノエチルアミノプロピルトリ
メトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルメチルジ
メトキシシランなどが挙げられる。 【0026】上記物性調整剤は引っ張り物性を改善する
目的で添加される。上記物性調整剤の例としては、1分
子中にシラノール基を1個有するシリコン化合物があ
り、例えば、トリフェニルシラノール、トリアルキルシ
ラノール、ジアルキルフェニルシラノール、ジフェニル
アルキルシラノール等が挙げられ、その他にも加水分解
して1分子中にシラノール基を1個有する化合物を生成
するシリコン化合物があり、例えば、トリフェニルメト
キシシラン、トリアルキルメトキシシラン、ジアルキル
フェニルメトキシシラン、ジフェニルアルキルメトキシ
シラン、トリフェニルエトキシシラン、トリアルキルエ
トキシシラン等が挙げられる。上記物性調整剤は単独ま
たは、2種以上併用しても良い。 【0027】上記充填剤は硬化物の補強の目的で添加さ
れる。上記充填剤として、例えば、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸カル
シウム、シリカ、二酸化チタン、クレー、タルク、カー
ボンブラック等が挙げられる。上記充填剤は単独また
は、2種以上併用しても良い。 【0028】上記可塑剤は硬化後の伸び物性を高めた
り、低モジュラス化する目的で添加される。上記可塑剤
としては、例えば、リン酸トリブチル、リン酸トリクレ
ジル等のリン酸エステル、フタル酸ジオクチル等のフタ
ル酸エステル、グリセリンモノオレイン酸エステル等の
脂肪酸一塩基酸エステル、アジピン酸ジブチル、アジピ
ン酸ジオクチル等の脂肪酸二塩基酸エステル、ポリプロ
ピレングリコールなどが挙げられる。上記可塑剤は単独
または、2種類以上を併用しても良い。 【0029】上記脱水剤は保存中における水分を除去す
る目的で添加される。上記脱水剤として、例えば、ビニ
ルトリメトキシシラン、ジメトルジメトキシシラン、テ
トラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチ
ルトリエトキシシラン等のシラン化合物が挙げられる。 【0030】上記垂れ防止剤は作業時の垂れを抑える目
的で添加される。上記垂れ防止剤としては、例えば、水
添ヒマシ油誘導体、脂肪酸アマイドワックス、ステアリ
ル酸アルミニウム、ステアリル酸バリウム等が挙げられ
る。上記垂れ防止剤は単独または、2種類以上を併用し
ても良い。 【0031】本発明1の組成物には、さらに必要に応じ
て補強材、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃
剤、トルエンやアルコール等の各種溶剤などの各種添加
剤を配合してもよい。 【0032】 【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。 【0033】参考例1 〔重合体(b)の合成〕 重合体(b)に相当する(メタ)アクリル酸エステル系
共重合体を以下の方法に従って合成し、重合体(B)と
名付けた。温度計・冷却管・滴下ロート付きの2リット
ルのセパラブルフラスコに、トルエン200gを仕込
み、攪拌・窒素パージしながら、オイルバスで80℃ま
で昇温した後、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル
2gをトルエン10gに溶解した溶液を添加し、これに
アクリル酸−n−ブチル150g、メタクリル酸メチル
330g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン20g、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン25gの混合液を2時間かけて滴下し重合させた。 【0034】滴下終了後3時間後に、アゾビスシクロヘ
キサンカルボニトリル2gを、トルエン10gに溶解し
た溶液を追添加して2時間加熱攪拌を続け、重合反応を
終了し、固形分が70.2%の反応溶液(架橋可能な加
水分解性のシリル基を有するアクリル系共重合体)を得
た。上記架橋可能な加水分解性のシリル基を有するアク
リル系共重合体のゲルパーミエションクロマトグラフィ
ー(以下、GPCという)によるスチレン換算分子量
は、数平均分子量で5300であり、重量平均分子量で
9900であった。 【0035】実施例1〜12、比較例1 〔室温硬化性組成物の調製〕 表1又は表2に示した材料を、表1又は表2に示した各
配合組成(単位 重量部)にて配合し室温硬化性組成物
を得た。詳細には、以下に示すMSS903、MSポリ
マーS−203、又は重合体(B)に、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、並びに以下に示す「化合物(C
4)」、「化合物(C5)」又は「化合物(C6)」
び可塑剤としてのポリプロピレングリコールを、密封し
た撹拌機で均一に混合し、110℃で2時間減圧加熱脱
水した後、30℃まで冷却後、さらに残りの添加剤を均
一に分散して室温硬化性組成物を得た。 【0036】尚、表1又は表2に示した材料は、以下の
ものを用いた。 「MSS903」:商品名、鐘淵化学社製、重合体
(a)と重合体(b)の、重合体(a):重合体(b)
=30:70(重量比)ブレンド物 「MSポリマーS−203」:商品名、鐘淵化学社製、
重合体(a)相当物 「重合体(B)」:参考例1により得られた重合体「化合物(C4)」:融点40〜42℃のn−パラフィ
ン、和光純薬社製 「化合物(C5)」:流動パラフィン、和光純薬社製 「化合物(C6)」:n−ウンデカン、和光純薬社製 「炭酸カルシウム」:白石工業社製、商品名「CCR」 「酸化チタン」:石原産業社製、商品名「タイペークC
R−90」 「ポリプロピレングリコール」:旭硝子社製、商品名
「エクセノール3020」 「脱水剤」:ビニルメトキシシラン 「接着付与剤」:アミノエチルアミノプロピルトリメト
キシシラン 「硬化触媒」:ジブチルスズジラウレート 【0037】〔性能試験〕 耐汚れ性評価 この室温硬化性組成物を用いて、50mm×50mm、
厚み2mmのシートを作製し、温度20℃、相対湿度6
5%の条件で1週間養生した後、このシートを、大阪府
堺市築港新町の建物の屋上で、南面30度の条件で3ケ
月屋外暴露試験をし、試験前後の明度指数L* を、色彩
色差計(ミノルタ社製、型式CR−300)を用いCI
E(国際照明委員会) 1976に準じて測定して、以
下の基準で耐汚れ性を判定した。その判定結果を表1
は表2に示した。 【0038】○:(試験前のL* 値−試験後のL* 値)
が、15以下である。 △:(試験前のL* 値−試験後のL* 値)が、15を超
えて、20以下である。 ×:(試験前のL* 値−試験後のL* 値)が、20を超
えている。 【0039】伸び評価:JIS K 6301に準拠す
る、ダンベル3号を用いた引張り試験にて、この室温硬
化性組成物の硬化後の伸びを評価した。なお、試験体の
作製法は、上記のJISK 6301に従って行った。
得られた結果を表1又は表2に示した。 【0040】 【表1】【0041】 【表2】 【0042】 【発明の効果】本発明1の室温硬化性組成物は、硬化後
において、伸び性や引張り強度などの物性を損なうこと
なく表面が艶消しされ、また、施工後、粉塵やほこり等
の付着による汚れも防ぐことができるので、シーリング
材、接着剤等として好適に使用出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−225707(JP,A) 特開 平6−172631(JP,A) 特開 平2−117956(JP,A) 特開 平1−279958(JP,A) 特開 平2−142850(JP,A) 特開 平5−287189(JP,A) 特開 平9−100408(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 71/02 - 71/03 C08K 5/01 C08L 33/06 - 33/12 C09J 133/06 - 133/12 C09J 171/02 - 171/03

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】(a)主鎖が本質的にポリエーテルであ
    り、数平均分子量が4000〜30000で架橋可能な
    加水分解性のシリル基を少なくとも1つ有する重合体、 (b)主鎖が本質的に(メタ)アクリル酸エステル共重
    合体であり、数平均分子量が6000〜30000で架
    橋可能な加水分解性のシリル基を少なくとも1つ有する
    重合体及び、(f)n−パラフィン(融点20〜150℃)、流動パ
    ラフィン及びn−アルカンから選ばれる少なくとも一種
    の化合物からなり、(a)と(b)の合計100重量部
    に対して(f)が2〜200重量部 であることを特徴と
    する室温硬化性組成物。
JP16711997A 1997-06-24 1997-06-24 室温硬化性組成物 Expired - Lifetime JP3507660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16711997A JP3507660B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 室温硬化性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16711997A JP3507660B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 室温硬化性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1112455A JPH1112455A (ja) 1999-01-19
JP3507660B2 true JP3507660B2 (ja) 2004-03-15

Family

ID=15843799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16711997A Expired - Lifetime JP3507660B2 (ja) 1997-06-24 1997-06-24 室温硬化性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3507660B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4414045B2 (ja) * 1999-06-01 2010-02-10 株式会社カネカ 硬化性樹脂組成物
JP4761626B2 (ja) * 2001-01-09 2011-08-31 積水化学工業株式会社 室温硬化性組成物
JP2007308716A (ja) * 2001-01-23 2007-11-29 Kaneka Corp 硬化性組成物
WO2003046079A1 (fr) * 2001-11-29 2003-06-05 Kaneka Corporation Composition durcissable
EP1533341B1 (en) * 2002-07-25 2014-02-26 Kaneka Corporation Curable composition and sealing method for ceramic siding boards
JP4754455B2 (ja) * 2002-09-13 2011-08-24 セメダイン株式会社 硬化性組成物
JP4591994B2 (ja) * 2003-05-29 2010-12-01 株式会社カネカ 硬化性組成物
ATE466904T1 (de) * 2003-06-20 2010-05-15 Kaneka Corp Härtende zusammensetzung
JP4912746B2 (ja) * 2006-05-24 2012-04-11 信越化学工業株式会社 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2008280543A (ja) * 2008-07-03 2008-11-20 Sekisui Chem Co Ltd シーリング材及びその製造方法
DE102009046190A1 (de) * 2009-10-30 2011-05-05 Henkel Ag & Co. Kgaa Kaschierklebstoff mit Silanvernetzung
WO2014192914A1 (ja) * 2013-05-30 2014-12-04 株式会社カネカ 硬化性組成物およびその硬化物
CN111269674B (zh) * 2020-03-31 2021-03-02 杭州之江新材料有限公司 一种端硅烷基聚醚-聚丙烯酸酯型密封胶及其制备方法
CN112029465B (zh) * 2020-09-17 2022-05-17 郑州大学 一种低模量装配式建筑外墙用ms密封胶及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1112455A (ja) 1999-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3507660B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP4451915B2 (ja) 硬化性組成物
JPS63112642A (ja) 硬化性組成物
JPH01131271A (ja) 硬化性組成物
CA1336792C (en) Curable polymer composition
JP4761626B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP3176531B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP7127302B2 (ja) オキシアルキレン重合体を含む硬化性組成物、シーリング材用のオキシアルキレン重合体を含む硬化性組成物、及び硬化物
JPH06340819A (ja) 湿分硬化性組成物
JPH11193343A (ja) 室温硬化性組成物
JP3425473B2 (ja) 室温硬化性組成物
WO1997006212A1 (fr) Composition polymere durcissante
JP3224631B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP6667125B2 (ja) チクソトロピック性に優れた硬化性組成物
JP4866608B2 (ja) 反応性改質剤
JP3673319B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP3062635B2 (ja) 硬化性組成物
JP3540582B2 (ja) 室温硬化性組成物
JP3593211B2 (ja) 硬化性組成物
JP2711396B2 (ja) 硬化性樹脂組成物の深部硬化性を改善する方法
JP3546523B2 (ja) 硬化性組成物
JP3671513B2 (ja) 硬化性組成物
JP3636557B2 (ja) 車両へのガラス部材の取付方法
JP2609459B2 (ja) 硬化性組成物
JPH10168299A (ja) 塗料密着性に優れる硬化性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term