JP3506602B2 - メタノールの製造方法 - Google Patents

メタノールの製造方法

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JP3506602B2
JP3506602B2 JP04376098A JP4376098A JP3506602B2 JP 3506602 B2 JP3506602 B2 JP 3506602B2 JP 04376098 A JP04376098 A JP 04376098A JP 4376098 A JP4376098 A JP 4376098A JP 3506602 B2 JP3506602 B2 JP 3506602B2
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタノールの新規
な製造方法に関する。メタノールは各種化学製品の中間
原料として、また、それ自身、溶剤、自動車用燃料、火
力発電用燃料として安価で汎用性の高い有用な化合物で
ある。
【0002】
【従来の技術】一酸化炭素と水素からメタノールを製造
する方法、いわゆる気相法は、古くから工業的に実施さ
れている。例えば、1913年ドイツのBASF社によ
り、Cr,Zn等の酸化物を主成分とする触媒を用い、
300℃以上、100気圧以上の条件で水性ガスからメ
タノールを含む含酸素化合物の製造の可能性が示され、
その後、いわゆる高圧法メタノールの製造が各国で開始
された。1959年には、イギリスのICI社により、
合成ガスの高レベルの脱硫技術を背景に、CuOを主成
分とする触媒を用いて従来よりも低温、低圧下、すなわ
ち、200℃〜300℃、50〜150気圧の条件で反
応を行う、いわゆる低圧法メタノールの製造方法が開発
された。その後も触媒及びプロセスの改良がなされ、現
在では、メタノールの工業的製造方法のほとんどが反応
温度200℃、反応圧力100気圧程度の低圧法で実施
されている。このような気相、低温、低圧法に銅クロマ
イトが利用されている。また、気相でメタノールを生成
する銅触媒として、ラネー銅−亜鉛触媒を利用した報告
例がある。例えば、J. Catal., 80, 1-13 (1983)やJ.Ca
tal., 80, 14-24 (1983)では、50重量%のアルミニウ
ム、30〜36重量%の銅、14〜20重量%の亜鉛を
含有する母合金を展開して得られるラネー銅−亜鉛触媒
を用い、一酸化炭素あるいは二酸化炭素と水素からの気
相メタノール合成法が開示されている。この中で、亜鉛
を添加したラネー銅触媒は触媒の比表面積を増加させ、
活性の上昇が見られることを報告している。
【0003】また、例えば特開平7−197110号公
報では、30〜60重量%の銅、0.5〜25重量%の
亜鉛、0.5〜10重量%のクロム及びアルミニウムか
らなる銅合金の溶融液を高速回転する円盤上に滴下、飛
散させて得られる、粒径を制御したラネー銅合金を用
い、連続的メタノール合成法が開示され、反応120時
間後も触媒の粒度分布などの物性には変化を与えないこ
とを報告している。
【0004】しかし、これら気相法によるメタノール製
造プロセスでは、安価で、かつ、大量にメタノールを提
供するための大型化は、除熱などの問題からプロセス
上、困難であるという問題点があった。
【0005】一酸化炭素と水素からのメタノール合成の
反応は次式で示すように発熱反応で、かつ、平衡が存在
する。 CO+2H2→CH3OH △H298=−21.7kcal/mol
【0006】したがって、反応条件が低温、高圧である
ほどメタノール合成には有利である。より低温で高活性
な触媒は、原料ガスの転化率を著しく向上させ、未反応
のガスを反応系へ再循環する必要がなくなるという点で
有利である。また、合成ガスの製造圧力よりも低圧にお
いて高いメタノール生成活性を持つ触媒は、原料の合成
ガスをメタノール反応器へ導入するにあたり、昇圧する
必要がないという点で工業的に極めて有利である。ま
た、反応を液相で行うことにより、気相法の問題点とな
る除熱にも効果を発揮することから、近年、低温液相メ
タノール合成法が着目されている。
【0007】この低温液相メタノール合成法の従来技術
を以下に述べる。
【0008】低温及び低圧、例えば、160℃以下、5
0気圧以下のような反応条件で、ある程度の活性を有す
る低温、低圧活性触媒としていくつかの触媒が知られて
いる。中でも活性の高い触媒として銅、あるいはニッケ
ル触媒が知られている。しかし、ニッケル触媒を用いる
と、極めて毒性の強いニッケルカルボニルが生成するこ
とが知られており、その取扱いは極めて困難である。
【0009】また、銅触媒としては、例えば特公昭63
−51130号公報には、一酸化炭素と水素とを銅酸化
物を除く銅化合物とナトリウムアルコキサイドあるいは
カリウムアルコキサイドを触媒として反応させて含酸素
有機化合物を合成する方法が開示されている。該公報中
には、銅化合物として、具体的に一価、二価の化合物を
示している。
【0010】更に、特公平6−2686号公報(WO8
6/03190)では、アドキンス法によって調製した
銅触媒、アルカリ金属アルコキサイドとからなる触媒の
存在下において、反応器中の液体反応媒質がメタノール
及びギ酸メチルに加えて、同一温度における純粋メタノ
ールのものより低い誘電恒数を有する少なくとも50容
量%の非極性有機溶剤を使用して、液相中で一酸化炭素
と水素からメタノールを製造する方法が開示されてい
る。銅触媒としては、重クロム酸アンモニウム塩の熱分
解物を予備水素還元した亜クロム酸銅が最も好適である
ことが記載されている。
【0011】また、同様の銅クロム系触媒についての報
告がAppl. Catal., 103, 105-122 (1993)に開示されて
いる。その中で、一酸化炭素と水素によるメタノール合成
において、銅クロマイト触媒、カリウムメトキサイド
(又はナトリウムメトキサイド)を用いると、従来の気
相法に比べ、反応温度が約100℃低くなり、リサイク
ルガス量が大幅に少なくなると報告されている。
【0012】また、例えば、米国特許第4,992,4
80号、同第4,935,395号明細書には、Cu,
Ni,Pd,Co,Ru,Mo,Feから選ばれた金属
のカルボニル化合物とアルコキサイドを触媒とした均一
触媒を使用して合成ガスからメタノールを製造する方法
が開示されている。
【0013】本発明者らが検証した限りにおいては、い
ずれの低温液相メタノール合成触媒も活性が十分とは言
えない上に、例えば、亜クロム酸銅などの銅クロマイト
触媒など価数を持つ銅触媒では還元により、表面銅酸化
物が金属銅になると共に、活性の劣化が激しい、また、
例えばカルボニル化合物等は取扱いが困難である等の問
題を有しており、工業的に実施するにはまだ不十分であ
る。
【0014】また、低温・低圧の反応条件でメタノール
を製造するには金属アルコキサイドの使用は必須である
が、使用する金属アルコキサイドは、反応中にギ酸塩に
変換され、損失することがわかった。更に、その変換量
は金属アルコキサイドの増加と共に増大することも見出
した。この結果、使用する金属アルコキサイドは、従来
技術で知られていた量よりも遥かに少量でなければ、経
済性が大きく損なわれることがわかった。
【0015】一方、溶媒としてメタノールを使用する
と、溶媒と生成物を分離するプロセスが省略できる点で
そのメリットは大きい。しかしながら、いずれの低温液
相メタノール合成触媒も生成物であるメタノール溶媒中
では低活性であり、その他の溶媒中で使用しても逐次生
成するメタノールにより活性低下を生じる。したがっ
て、メタノールの存在下、低温、低圧の反応条件で触媒
劣化が少なく、金属アルコキサイドの低い濃度でも高活
性な触媒が強く切望されているのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶媒
の存在下、低温、低圧の反応条件下で一酸化炭素と水素
からメタノールを製造するための高活性で、長寿命な触
媒を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らはメタノール
の高濃度及び金属アルコキサイドの低濃度下、回分及び
流通反応によって、高活性が得られる触媒について鋭意
検討した結果、驚くべきことに、ラネー銅触媒を用いる
ことにより、銅系触媒の中では特異的に高い速度でメタ
ノールが生成することを見出した。更にカルシウムを含
有するラネー銅触媒を用いた場合は、触媒活性が高いだ
けでなく、触媒劣化もほとんど無く、安定した触媒活性
を維持できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0018】すなわち本発明は、金属アルコキサイド及
び、銅含有量が80.0〜99.9重量%の範囲である
ラネー銅の存在下、溶媒中で、一酸化炭素と水素とを反
応させることを特徴とするメタノールの製造方法であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0020】本発明の方法で使用するラネー銅とは、本
質的に0価の銅を主成分とする銅触媒であり、銅やアル
ミニウムを含有する母合金をアルカリ水溶液などによっ
て展開して得られる触媒である。その母合金は、粉砕し
て得られた塊状のもの、あるいは粒状のものなどいずれ
の母合金も使用できる。また、使用するラネー銅には
銅、アルミニウム以外にカルシウムを含有するものが好
適である。カルシウムの含有量は、0.01重量%より
低い場合は、十分な効果が得られない場合がある。一
方、含有量が20重量%より大きい場合は、触媒活性を
発現する銅成分の含有量が低下するので好ましくない場
合がある。従って、好ましくは0.01〜20重量%の
範囲、より好ましくは0.05〜15重量%の範囲、さ
らに好ましくは0.1〜10重量%の範囲である。
【0021】また、さらに、使用するラネー銅には銅、
アルミニウム、カルシウム以外に鉄、コバルト、ニッケ
ルなどのVIIIA族金属、マンガン、レニウムなどのVII
A族金属、クロム、モリブデンなどのVIA族金属、バナ
ジウム、ニオブなどのVA族金属、チタン、ジルコニウ
ムなどのIVA族金属、金、銀などのIB族金属、亜鉛、
カドミウムなどのIIB族金属などを添加しても用いるこ
とができる。また、これらの第4金属を組み合わせて添
加しても効果がある。これら第4金属の添加量には特に
制限はないが、通常、0.01〜20重量%の範囲で使
用される。さらに、これら以外のラネー銅を使用しても
本発明を限定するものではない。
【0022】本発明で使用するラネー銅は、母合金を展
開して使用するが、展開方法は公知の方法が使用でき
る。例えば、母合金の展開に使用するアルカリ水溶液
は、ナトリウムやカリウムの水酸化物や炭酸塩の水溶液
を用いることができる。経済性を考慮した場合、苛性ソ
ーダ水溶液が好ましい。また、使用するアルカリの量
は、合金中のアルミニウム1モルに対し、通常、1〜2
0倍モル用いる。好ましくは1.5〜15倍モルの範
囲、さらに好ましくは2〜10倍モルの範囲である。次
に、母合金の展開に使用するアルカリ水溶液の濃度は、
10〜40重量%の範囲で使用できる。10重量%より
低濃度では、展開が不十分で充分な触媒活性が得られな
い。母合金の展開温度及び熟成温度は、使用するアルカ
リの種類により異なるが、通常、20〜100℃の範囲
で使用できる。20℃より低温では、アルミニウムの溶
出速度が小さくなり、展開不十分で充分な活性が得られ
ない。また、母合金の投入速度は、展開する母合金量に
よっても異なるが、攪拌条件下で0.5〜1時間の範囲
で投入することが好ましい。投入時間が短いと急激に展
開が進み、展開温度の制御が困難なる。一方、長時間か
けての投入は、触媒が不均一化され、好ましくない。さ
らに、ラネー銅の熟成時間は、使用するアルカリの種類
によって異なるが、0.5〜6時間の範囲が好ましい。
0.5時間より短時間ではアルミニウムの溶出不十分で
充分な活性が得られない。一方、6時間より長時間で
は、反応が終結しており、意味がない。このような操作
方法によって得られるラネー銅触媒中の銅含有量は、通
常、80.0〜99.9重量%の範囲であり、さらに好
ましくは90.0〜99.9重量%の範囲である。8
0.0〜99.9重量%の範囲以外では、触媒活性が十
分に得られない場合がある。また、比表面積(BET
法)では、高表面積のラネー銅が良く、通常、5m2
g以上のものが使われる。
【0023】本発明の方法で使用するラネー銅の使用量
は、溶媒の量に対し決定される。ラネー銅の使用量は少
量の使用で充分であるが、多すぎると攪拌不十分とな
り、かえって活性が低下する。従って、ラネー銅の使用
量は溶媒に対し、0.5〜80wt%の範囲であり、好
ましくは1〜70wt%の範囲である。
【0024】本発明で使用する金属アルコキサイドは、
Li、Na、Kなどのアルカリ金属、Mg、Ca、Sr
などのアルカリ土類金属などから選ばれた少なくとも1
種以上の金属のアルコキサイドである。この中でも、金
属としてはK、Naが好ましい。また、アルコキサイド
は炭素数1〜10のアルコキサイドが使用される。この
中でも、メトキサイド、エトキサイド、プロポキサイ
ド、ブトキサイドが好ましい。さらに、メトキサイドが
好ましい。また、金属水素化物(ハイドライド)とアル
コールを予め反応させて得られる金属アルコキサイドな
ども使用できる。
【0025】本発明の方法で使用する金属アルコキサイ
ドの使用量は、ラネー銅の使用量及び溶媒量に対して、
適宜決定される。ラネー銅に対しては、金属アルコキサ
イドの使用量が少ないと触媒効果が充分に得られず、多
すぎると阻害する場合がある。従って、金属アルコキサ
イドの使用量は、ラネー銅の重量の0.01〜100倍
の範囲であり、好ましくは0.1〜30倍の範囲、さら
に好ましくは、0.1〜10倍の範囲である。また、溶
媒に対しては、金属アルコキサイドの使用量が多いと、
攪拌が不十分になるだけでなく、反応中に損失するアル
コキサイドが増大し、経済的に好ましくない。また、使
用量が少ないと、十分な触媒活性が得られない。従っ
て、金属アルコキサイドの使用量は、溶媒に対して、
0.01〜10重量%の範囲が好ましい。
【0026】本発明で使用する溶媒としては、メタノー
ル又はメタノール混合溶媒が用いられる。メタノール混
合溶媒に使用される第2の溶媒としては、特に制限はな
いが、通常、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチ
ルエーテル、ジフェニルエーテルのようなエーテル類、
モノグライム、ジグライム、トリグライムのようなグラ
イム類、酢酸メチル、プロピオン酸エチルのようなエス
テル類、エタノール、プロパノール、ヘキサノールのよ
うな炭素数が6以下のアルコール類、ヘキサン、ベンゼ
ン、デカリン、クロルベンゼンのような炭化水素、ハロ
ゲン化炭化水素類が好ましく使用される。また、ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリドンのような非プロ
トン性極性溶媒も使用することができる。これらの中で
も、活性面では、ジオキサンやテトラヒドロフランのよ
うなエーテル類が好ましい。溶媒中のメタノールの割合
は特に制限はないが、5重量%以上の濃度でも、活性低
下なく使用することができる。生成物との分離などプロ
セス面を考慮した場合、メタノールのみを使用すること
は特に好ましい。
【0027】本発明の方法で使用するラネー銅及び金属
アルコキサイドは、前もって混合して使用しても、ま
た、そのまま溶媒に順次投入してもメタノールの合成触
媒として効果があり、いずれの方法でも使用できる。
【0028】本発明では、160℃以下の低温において
も優れたメタノール活性を有する触媒を使用するもので
あるが、反応は40〜200℃の温度範囲で反応を行う
ことができる。反応温度が200℃を越えると転化率が
著しく低下する。一方、反応温度が40℃より低温で
は、反応速度が小さく実用的ではない。好ましくは60
〜180℃の範囲である。さらに好ましくは80〜16
0℃の範囲である。しかし、反応熱の回収等を含めた総
合的な経済性等を考慮して、これ以外の温度で実施して
も本発明の方法を限定するものではない。
【0029】原料の一酸化炭素及び水素には窒素や二酸
化炭素が含有されていても使用することができるが、二
酸化炭素は少ない方が好ましい。また、硫黄化合物や水
分は場合によってはメタノール合成の反応を開始する前
に、これらを痕跡量まで除去しておくことが望ましい。
一酸化炭素と水素の混合比は1:0.5〜1:5の範囲
である。水素の一酸化炭素に対する使用量が化学量論比
である2よりも大きいとメタノールの選択率は向上する
が、更に大きくなれば過剰の水素が利用されずに残るた
めに不経済である。従って、実用的には1:1.5〜
1:2.5の範囲が好ましい。
【0030】本発明の方法では、反応圧力が高いほど、
メタノール活性は高くなるが、合成ガスを昇圧すること
なく反応器へ供給するための実用的な圧力として120
kg/cm2−G以下が好ましい。しかし、これ以上の
圧力での実施も本発明の範疇に含まれるものである。
【0031】本発明の方法は、実施態様として回分反応
及び流通反応のどちらでもその効果が発揮されるもので
ある。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0033】1.流通反応試験による触媒活性及び触媒
ライフ試験 実施例1 キシダ化学製ラネー銅用合金粉90gを容器内に秤取
り、これを窒素シールされた24重量%苛性ソーダ水溶
液556gに少量ずつ撹拌しながら投入し、液温を55
±2℃に保持しながら1時間かけて展開した。投入終了
後、更に45℃で1時間保持して充分に熟成させ、予め
脱酸素した蒸留水を用いて回分洗浄した。上澄み液のp
Hが8.7〜9.0になるまでよく洗浄した。次いで、
脱水メタノールで溶媒置換後、窒素中で風乾した。こう
して、ラネー銅触媒43gを得た。得られた触媒を分析
した結果、銅98.5重量%、アルミニウム0.99重
量%であった。また、その比表面積は15.9m2/g
であった。
【0034】反応は上記ラネー銅触媒37.2g、2重
量%カリウムメトキサイドのメタノール溶液80mlを
内容積260mlの流通式反応器へ窒素中で仕込み、室
温でCO/H2=1/2(モル比)の合成ガスを供給
し、圧力50kg/cm2−Gの一定圧、温度120℃
で連続反応を行った。その間、反応器には2重量%カリ
ウムメトキサイドのメタノール溶液を15ml/hrの
速度で連続供給した。また、供給ガスの一部を未反応ガ
スとして抜き出し、反応液も一定時間毎に抜き出し、液
面を一定に保持した。分析の結果、CO転化率97.9
%、メタノール選択率94.4%の反応成績が得られ、
75時間安定した活性が得られた。その間の溶媒基準の
メタノール収量[STY(Space time yield)]の平均は
160g−MeOH/l/hrであった。
【0035】また、使用後の触媒の外観が黒色から赤褐
色に変化しており、触媒分析の結果、BET比表面積
は、10.9m2/gに僅かに低下していた。
【0036】実施例2 特開平1−172366号公報などに記載された方法、
すなわち、「回転水アトマイズ法」で母合金を調製し
た。まず、高周波数加熱溶融炉にて銅−アルミニウム合
金(CuAl=50/50)100gを約1,000℃
で溶解させた。次いで、金属カルシウム含有量が合金に
対して、1.2重量%になるように添加、溶解した。こ
の溶融合金を回転水中に噴射し、急冷・凝固させ、Cu
−Al−Ca合金を得た。
【0037】こうして得られたカルシウムを含有するラ
ネー銅合金粉90gを容器内に秤取り、これを窒素シー
ルされた24重量%苛性ソーダ水溶液556gに少量ず
つ攪拌しながら投入し、液温を55±2℃に保持しなが
ら1時間かけて展開した。投入終了後、更に45℃で1
時間保持して充分に熟成させ、予め脱酸素した蒸留水を
用いて回分洗浄した。上澄み液のpHが8.7〜9.0
になるまでよく洗浄した。次いで、脱水メタノールで溶
媒置換後、窒素中で風乾した。こうして、カルシウムを
含有するラネー銅触媒43gを得た。得られた触媒を分
析した結果、銅97.5重量%、アルミニウム1.01
重量%、カルシウム1.0重量%であった。また、その
比表面積は25.8m2/gであった。
【0038】反応は上記ラネー銅触媒37.2gを使用
した以外は、実施例1と同様に反応を行った。
【0039】分析の結果、CO転化率98.1%、メタ
ノール選択率96.5%の反応成績が得られ、75時間
安定した活性が得られた。その間の溶媒基準のメタノー
ル収量[STY(Space time yield)]の平均は、17
0g−MeOH/l/hであった。
【0040】また、使用後の触媒の外観には変化がなく
(黒色)、触媒分析の結果、BET比表面積は、25.
3m2/gであった。
【0041】比較例1 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、市販の銅クロマイト
触媒(日産ガードラー製)にした以外は実施例1と同様
に反応を行った。反応10時間で最高活性58g−Me
OH/l/hrを示したが、以後、徐々に活性低下を示
し、安定した結果が得られなかったので、25時間で反
応を停止した。更に、この反応においては、反応中に銅
が還元されることによる銅鏡の析出が反応後に確認され
た。
【0042】実施例3 ラネー銅触媒の仕込み量を50gにした以外は実施例1
と同様に反応を行った結果、CO転化率98.3%、メ
タノール選択率95.5%の反応成績が得られた。ま
た、平均STYは225g−MeOH/l/hrであっ
た。
【0043】実施例4 カリウムメトキサイドに代わりにナトリウムメトキサイ
ドを使用した以外は実施例1と同様の反応条件で反応を
行った結果、CO転化率97.1%、メタノール選択率
94.3%の反応成績が得られた。また、平均STYは
148g−MeOH/l/hrであった。
【0044】実施例5 カリウムメトキサイドの濃度を2重量%に代えて、1.
5重量%にした以外は実施例1と同様の反応条件で反応
を行った結果、CO転化率94.8%、メタノール選択
率93.1%の反応成績が得られた。また、平均STY
は135g−MeOH/l/hrであった。
【0045】2.回分反応による触媒活性試験 実施例6 実施例1の方法で得たラネー銅触媒1g、カリウムメト
キサイド2.1g(30mmol)、メタノール20m
lをオートクレーブへ仕込み、室温でCO/H 2=1/
2(モル比)の合成ガスを供給し、温度120℃、圧力
50kg/cm2−Gで反応を行った。圧力が約45分
で9kg/cm2−Gまで低下したのを確認した後、反
応を終了した。分析の結果、仕込み溶媒基準のSTYは
198g−MeOH/l/hrであった。
【0046】実施例7 実施例1の方法で得たラネー銅触媒に代えて、実施例2
の方法で得たカルシウムを含有するラネー銅触媒1gを
用いた以外は実施例6と同様の反応条件で反応を行っ
た。圧力が約45分で8.5kg/cm2−Gまで低下
したのを確認した後、反応を終了した。
【0047】分析の結果、仕込み溶媒基準のSTYは、
205g−MeOH/l/hであった。
【0048】実施例8 カリウムメトキサイドの量を2.1g(30mmol)
に代えて、0.14g(2mmol)にした以外は実施
例6と同様の反応条件で反応を行った。圧力が約45分
で10.5kg/cm2−Gまで低下したのを確認した
後、反応を終了した。分析の結果、仕込み溶媒基準のS
TYは178g−MeOH/l/hrであった。
【0049】実施例9 溶媒をメタノールに代えて、テトラヒドロフランにした
以外は実施例6と同様の反応条件で反応を行った。圧力
が約45分で8kg/cm2−Gまで低下したのを確認
した後、反応を終了した。分析の結果、仕込み溶媒基準
のSTYは212g−MeOH/l/hrであった。
【0050】実施例10 溶媒をメタノールに代えて、メタノール5重量%及びジ
オキサン95重量%の混合溶媒を使用した以外は実施例
6と同様の反応条件で反応を行った。圧力が約45分で
8.5kg/cm2−Gまで低下したのを確認した後、
反応を終了した。分析の結果、仕込み溶媒基準のSTY
は189g−MeOH/l/hrであった。
【0051】実施例11 母合金の展開に用いる24重量%苛性ソーダ水溶液の使
用量を556gに代えて、228gにした。その結果、
得られたラネー銅触媒の銅含有量は90重量%であっ
た。こうして得られたラネー銅触媒を使用した以外は実
施例6と同様の反応条件で反応を行った。分析の結果、
仕込み溶媒基準のSTYは173g−MeOH/l/h
rであった。
【0052】実施例12 実施例2において、高周波数加熱溶融炉にて銅−アルミ
ニウム合金(Cu/Al=50/50)100gを約
1,000℃で溶解させた。次いで、金属カルシウム含
有量が合金に対して、17重量%になるように添加、溶
解した。この溶融合金を回転水中に噴射し、急冷・凝固
させ、Cu−Al−Ca合金を得た。
【0053】得られた合金を実施例2と同様の方法でア
ルカリ展開し、銅83.1重量%、アルミニウム0.9
8重量%、カルシウム15.0重量%のラネー銅触媒を
42.5g得た。また、その比表面積は、32.3m2
/gであった。
【0054】反応には前述の手法で得たカルシウムを含
有するラネー銅触媒を用いた以外は実施例6と同様の方
法で実験を行った。
【0055】分析の結果、仕込み溶媒基準のSTYは2
13g−MeOH/l/hであった。また、使用後の触
媒の外観には変化がなく(黒色)、触媒分析の結果、B
ET比表面積は、30.9m2/gであった。
【0056】実施例13 実施例2において、高周波数加熱溶融炉にて銅−アルミ
ニウム合金(Cu/Al=50/50)100gを約
1,000℃で溶解させた。次いで、金属カルシウム含
有量が合金に対して、0.01重量%になるように添
加、溶解した。この溶融合金を回転水中に噴射し、急冷
・凝固させ、Cu−Al−Ca合金を得た。
【0057】得られた合金を実施例2と同様の方法でア
ルカリ展開し、銅99.1重量%、アルミニウム0.7
8重量%、カルシウム0・008重量%のラネー銅触媒
を42g得た。また、その比表面積は17.0m2/g
であった。
【0058】反応には前述の手法で得たカルシウムを含
有するラネー銅触媒を用いた以外は実施例6と同様の方
法で実験を行った。
【0059】分析の結果、仕込み溶媒基準のSTYは1
98g−MeOH/l/hであった。また、使用後の触
媒の外観が黒色から赤褐色に変化しており、触媒分析の
結果、BET比表面積は、12.9m2/gに僅かに低
下していた。
【0060】比較例2 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、CuCl 1g(1
0mmo1)に、溶媒をメタノールに代えて、テトラヒ
ドロフランにした以外は実施例6と同様の反応条件で反
応を行った。圧力が約60分で19kg/cm2−Gま
で低下したのを確認した後、反応を終了した。分析の結
果、仕込み溶媒基準のSTYは78g−MeOH/l/
hrであった。更に、この反応においては、反応中に銅
が還元されることによる銅鏡の析出が反応後に確認され
た。
【0061】比較例3 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、銅クロマイト触媒1
gにした以外は実施例8と同様の反応条件で反応を行っ
た結果、若干の圧吸収が認められた程度でメタノール活
性はほとんど得られなかった。更に、この反応において
は、反応中に銅が還元されることによる銅鏡の析出が反
応後に確認された。
【0062】比較例4 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、CuCl 1g(1
0mmol)にした以外は実施例8と同様の反応条件で
反応を行った結果、若干の圧吸収が認められた程度でメ
タノール活性はほとんど得られなかった。更に、この反
応においては、反応中に銅が還元されることによる銅鏡
の析出が反応後に確認された。
【0063】比較例5 米国特許第4,623,634号明細書等に記載された
方法、すなわち、モリブデンヘキサカルボニル(Mo
(CO)6)2.6g(10mmol)を前記ラネー銅
触媒に代えて使用した以外は実施例8と同様の反応条件
で反応を行った。分析の結果、仕込み溶媒基準のSTY
は56g−MeOH/l/hrであった。また、オート
クレーブ上部に大量のモリブデンヘキサカルボニルが付
着していた。
【0064】比較例6 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、CuCl 1g(1
0mmol)に、溶媒をメタノールに代えて、メタノー
ル5重量%及びジオキサン95重量%の混合溶媒を使用
した以外は実施例6と同様の反応条件で反応を行った。
分析の結果、仕込み溶媒基準のSTYは32g−MeO
H/l/hrであった。
【0065】参考例1 母合金の展開に用いる24重量%苛性ソーダ水溶液55
6gに代えて、15重量%苛性ソーダ水溶液228gに
した。その結果、得られたラネー銅触媒中のアルミニウ
ム含有量は25重量%であった。こうして得られたラネ
ー銅触媒を使用した以外は実施例6と同様の反応条件で
反応を行った。分析の結果、仕込み溶媒基準のSTYは
88g−MeOH/l/hrであった。
【0066】比較例7 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、ラネー銅−亜鉛−ク
ロム(日興リカ製、銅77.6重量%、アルミニウム
8.4重量%、亜鉛10.4重量%、クロム3.6重量
%)にした以外は実施例6と同様の反応条件で反応を行
った結果、若干の圧吸収が認められた程度でメタノール
活性はほとんど得られなかった。
【0067】比較例8 触媒を前記ラネー銅触媒に代えて、銅粉末(三井金属
製、1050Y、比表面積1.29m2/g)を使用し
た以外は実施例6と同様の反応条件で反応を行った結
果、若干の圧吸収が認められた程度でメタノール活性は
ほとんど得られなかった。
【0068】以上の実施例及び比較例で得られた結果に
ついて、表1及び表2にまとめて示す。
【0069】
【表1】
【0070】*1 銅 98.5重量%、アルミニウム 0.99
重量% *2 銅 97.5重量%、アルミニウム 1.01重量%、カル
シウム 1.0重量% *3 STYmax:最大STY(g-MeOH/l/h)、STYav: 平
均STY(g-MeOH/l/h)、COconv.:CO転化率(%)、
MeOHsel.:メタノール選択率(%) 条件:温度120℃、圧力50kg/cm2−G、H2
CO=2
【0071】
【表2】
【0072】*1 銅 98.5重量%、アルミニウム 0.99
重量% *2 銅 97.5重量%、アルミニウム 1.01重量%、カル
シウム 1.0重量% *3 銅 90.0重量% *4 銅 83.1重量%、アルミニウム 0.98重量%、カル
シウム 15.0重量% *5 銅 99.1重量%、アルミニウム 0.78重量%、カル
シウム 0.008重量% *6 銅 75.0重量%、アルミニウム25.0重量% *7 銅 77.6重量%、アルミニウム 8.4重量%、亜鉛1
0.4重量%、クロム3.6重量% *8 THF:テトラヒドロフラン 条件:温度 120℃、圧力50kg/cm2−G、H2
/CO=2
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、一酸化炭素と水素から
メタノールを製造する方法において、溶媒の存在下、一
酸化炭素と水素から連続的にメタノールを製造するにあ
たり、ラネー銅と金属アルコキサイドを触媒として反応
を行うことにより、低温、低圧の反応条件下、低い金属
アルコキサイド濃度でも公知触媒よりもはるかに優れた
メタノール活性(STYとして比較)を示し、更に75
時間の間、安定した結果が得られた。
【0074】この結果、未反応の合成ガスを反応系へ再
循環する必要がなくなる上に、合成ガス製造工程よりも
低圧でもメタノール合成反応が実施可能となるため、原
料の合成ガスを昇圧する必要がなくなる等、工業的に有
利な製造方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 謙二 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 (72)発明者 大松澤 武志 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 (72)発明者 山本 健一 広島県大竹市玖波4−4−2−301 (72)発明者 菅原 晴茂 大阪府高石市西取石3丁目16−1−201 (56)参考文献 特開 平7−197110(JP,A) 特表 昭62−500867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 29/15 - 29/159 C07C 31/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属アルコキサイド及び、銅含有量が8
    0.0〜99.9重量%の範囲であるラネー銅の存在
    下、溶媒中で、一酸化炭素と水素とを反応させることを
    特徴とするメタノールの製造方法。
  2. 【請求項2】 ラネー銅中にカルシウムを含有する請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ラネー銅中のカルシウム含有量が、0.
    01〜20重量%の範囲である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 金属アルコキサイドが、アルカリ金属ア
    ルコキサイドあるいは、アルカリ土類金属アルコキサイ
    ドである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 金属アルコキサイドが、カリウムメトキ
    サイドあるいは、ナトリウムメトキサイドである請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶媒が、メタノールあるいは、メタノー
    ルを5重量%以上含有する有機溶媒である請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 金属アルコキサイド濃度が、溶媒に対し
    て、0.01〜10重量%である請求項1に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 反応を60〜180℃で行う、請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応を10〜120気圧で行う、請求項
    1に記載の方法。
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