JP3503328B2 - 表面紙質向上剤および塗工紙の製造方法 - Google Patents
表面紙質向上剤および塗工紙の製造方法Info
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Description
に用いる表面紙質向上剤、およびこれを紙に塗工した塗
工紙の製造方法に関する。更に詳細には、紙の表面強度
に優れ、かつ湿潤時の粘着性が低く、印刷時に発生する
紙粉を防止することに優れた表面紙質向上剤、およびこ
れを紙に塗工した塗工紙の製造方法に関する。
とを目的とする表面紙質向上剤には、澱粉、酸化澱粉、
カチオン化澱粉及び酵素変性澱粉などの澱粉誘導体、カ
ルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体や、ポ
リビニルアルコール(以下PVAと略す)類やアクリル
アミド系樹脂等の天然及び合成水溶性高分子が用いられ
ており、中でも安価な澱粉誘導体が最も多く用いられて
いる。しかしながら、澱粉誘導体、PVAは使用する際
にそれらをクッキングし溶解する工程が必要であるため
作業性が悪く、また澱粉類には腐敗、老化といった問題
があり、PVAには塗工時の発泡性や、ボイリング(塗
工機ロール上で塗工液が飛び跳ねる現象)といった塗工
適性の問題がある。そのため、最近では澱粉誘導体やP
VAに代わり、アクリルアミド系樹脂を、紙に表面塗工
するケースが多くなって来ている。
紙用の塗工剤として、特公昭43−27529号公報、
特開平3−279491号公報、特開平5−30229
8号公報などが開示され、主に表面強度を改善する目的
で提案されている。しかしながら、これらの水溶性の高
分子を塗工すると、紙の表面強度は向上するが、紙が再
湿潤時に粘着性を生じるようになる。そのために、高湿
度の条件下に置かれた場合に紙同士の付着によるブロッ
キングや、印刷時、紙が湿し水により再湿化され、ブラ
ンケットへの張り付きによるブランケット汚れ等の問題
があった。
な表面紙質が要求されており、上記のような従来の表面
紙質向上剤では十分な結果が得られず、紙の表面強度の
不足、湿潤時の紙表面の粘着性に起因する印刷上のトラ
ブルが多くなってきている。特に、オフセット印刷用新
聞用紙等は、カラー印刷化、高速大量印刷化、脱墨パル
プ(DIP)の高配合化などが進み、従来よりも厳しい
紙質を要求されており、その中でも印刷時の紙粉対策は
深刻な問題となってきている。そのため、印刷工程にお
ける紙粉発生を防止するためには、優れた表面強度向上
効果とともに、紙表面の粘着性を最小限に抑える表面紙
質向上剤の出現が待たれていた。
オン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び(メ
タ)アクリルアミドを必須の構成単量体成分として得ら
れる水溶性共重合体と、尿素またはシアナミドまたはジ
シアナミド誘導体及び/または炭素数10以下の低級ア
ルコールを含有する紙力増強剤が開示されているが、こ
れは本発明の表面紙質向上剤(外添剤)とは異なる内添
剤であるため、パルプに自己定着させるために、共重合
体中にカチオン性基が必要であるが、外添剤ではパルプ
への歩留まりが100%であり共重合体中にカチオン性
基は必要でなく、仮に外添剤にカチオン性基を使用する
と、表面強度向上効果に劣り好ましくない。
は、澱粉、ポリアクリルアミド等の紙表面加工剤に置換
コハク酸及び/または置換コハク酸誘導体を併用塗工す
ることにより、紙の再湿潤時の粘着性を防止する方法が
提案されているが表面強度の低下が避けられず、課題を
解決する方法としては満足するものとは言えなかった。
かつ湿潤時の粘着性が低く、印刷時の紙粉発生を防止す
る表面紙質向上剤を提供するとともに、本願発明の表面
紙質向上剤を紙に塗工する塗工紙の製造方法を提供する
ことを課題とする。
を解決すべく鋭意研究を行った結果、アニオン性のアク
リルアミド系樹脂組成物[B]に(ポリ)アルキレング
リコール、(ポリ)グリセリンからなる群から選ばれた
少なくとも一種の化合物[A]を混合させることで優れ
た表面強度向上効果とともに紙表面の粘着性を抑えるこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
セリンからなる群から選ばれた少なくとも一種の化合物
[A]を、アクリルアミド類モノマー(a)、アニオン
性ビニルモノマー(b)を反応して得られるアニオン性
のアクリルアミド系樹脂組成物[B]に、該[B]の固
形分100重量部に対して0.5〜20重量部混合して
得られる混合水溶液を含有する表面紙質向上剤、または (2):アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成物
[B]が、アクリルアミド類モノマー(a)100重量
部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)が0.5
〜50重量部である(1)の表面紙質向上剤、または
脂組成物[B]が、尿素類(c)の存在下、アクリルア
ミド類モノマー(a)、アニオン性ビニルモノマー
(b)を反応して得られる(1)の表面紙質向上剤、ま
たは (4):アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成物
[B]が、アクリルアミド類モノマー(a)100重量
部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)が0.5
〜50重量部、尿素類(c)が5〜100重量部である
(3)の表面紙質向上剤、または
脂組成物[B]が、尿素類(c)の存在下、アクリルア
ミド類モノマー(a)、アニオン性ビニルモノマー
(b)及び架橋剤(d)を反応して得られる(1)の表
面紙質向上剤、または (6):アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成物
[B]が、アクリルアミド類モノマー(a)100重量
部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)が0.5
〜50重量部、尿素類(c)が5〜100重量部、架橋
剤(d)が0.005〜10重量部である(5)の表面
紙質向上剤、または
量10,000以下の(ポリ)エチレングリコール、
(ポリ)プロピレングリコール、(ポリ)グリセリンか
ら選ばれた少なくとも一種である(1)〜(6)の表面
紙質向上剤、または
不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸、不飽和ト
リカルボン酸、不飽和テトラカルボン酸、不飽和スルホ
ン酸、不飽和ホスホン酸及びそれらの塩類からなる群か
ら選ばれた少なくとも一種である(1)〜(7)の表面
紙質向上剤、または (9):(1)〜(8)の表面紙質向上剤を紙に塗工す
る塗工紙の製造方法、または (10):紙が新聞用紙である(9)の塗工紙の製造方
法を提供するものである。
用する[A]成分である(ポリ)アルキレングリコー
ル、(ポリ)グリセリンからなる群から選ばれた少なく
とも一種の化合物としては、(ポリ)エチレングルコー
ル、(ポリ)プロピレングリコール、ペンタメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、チオジエチレン
グリコール、(ポリ)グリセリン等が挙げられ、これら
を1種または2種以上使用することが出来る。特に、
(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリ
コール、(ポリ)グリセリンが好ましい。
000以下が好ましく、更に2,000以下が好まし
い。重量平均分子量が10,000を越えると、湿潤時
の紙の粘着性を低減する効果に劣る。
ルアミド系樹脂組成物[B]について説明する。アニオ
ン性のアクリルアミド系樹脂組成物[B]に使用する
(a)成分であるアクリルアミド類モノマーとしては、
アクリルアミド、メタクリルアミドが好ましく、またN
−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−
t−オクチル(メタ)アクリルアミド等のN置換(メ
タ)アクリルアミドモノマーのいずれか一種以上をアク
リルアミド、メタクリルアミドと併用して使用すること
もできる。
[B]に使用する(b)成分であるアニオン性ビニルモ
ノマーとしては、不飽和モノカルボン酸、不飽和ジカル
ボン酸、不飽和トリカルボン酸、不飽和テトラカルボン
酸、不飽和スルホン酸、不飽和ホスホン酸、及びそれら
の塩類からなる群から選ばれた少なくとも一種が挙げら
れ、それらを以下に例示する。
しては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及びそ
れらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩や
アンモニウム塩等の塩類が挙げられる。不飽和ジカルボ
ン酸及びそれらの塩類としては、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸及びそれらのナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩等
が挙げられる。
しては、アコニット酸、3−ブテン−1,2,3−トリ
カルボン酸、4−ペンテン−1,2,4−トリカルボン
酸及びそれらのナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩やアンモニウム塩等が挙げられる。不飽和テトラ
カルボン酸及びそれらの塩類としては、1−ペンテン−
1,1,4,4−テトラカルボン酸、4−ペンテン−
1,2,3,4−テトラカルボン酸、3−ヘキセン−
1,1,6,6−テトラカルボン酸及びそれらのナトリ
ウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩やアンモニウム
塩等が挙げられる。
は、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アリルス
ルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸及びそれらのナトリウム塩、カリウム塩等のア
ルカリ金属塩類やアンモニウム塩等が挙げられる。不飽
和ホスホン酸及びそれらの塩類としては、ビニルホスホ
ン酸、α−フェニルビニルホスホン酸及びそれらのナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩類やアンモニ
ウム塩等が挙げられる。
ち、イタコン酸、アクリル酸及びその塩類が好ましく、
特にイタコン酸及びその塩類が好ましい。上記アクリル
アミド類モノマー(a)とアニオン性ビニルモノマー
(b)の共重合によりアニオン性基が導入されるが、こ
のアニオン性のアクリルアミド系樹脂組成物に酸または
アルカリ化合物を用いて加水分解することにより、更に
アニオン性基を導入することもできる。
[B]に使用する(c)成分である尿素類としては、尿
素、チオ尿素、エチレン尿素、エチレンチオ尿素が挙げ
られ、これらを1種または2種以上使用することができ
る。これらの中でも、尿素を単独で使用することが経済
的に特に好ましい。
[B]に使用する(d)成分である架橋剤としては、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート
類、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレンビ
ス(メタ)アクリルアミド、ヘキサメチレンビス(メ
タ)アクリルアミド、N,N’−ビスアクリルアミド酢
酸、N,N’−ビスアクリルアミド酢酸メチル、N,N
−ベンジリデンビスアクリルアミド等のビス(メタ)ア
クリルアミド類、
等のジビニルエステル類、エポキシアクリレート類、ウ
レタンアクリレート類、アリル(メタ)アクリレート、
ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルサク
シネート、ジアリルアクリルアミド、ジビニルベンゼ
ン、ジイソプロピルベンゼン、ジアリルアミン、N,N
−ジアリルメタクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、ジアリルジメチルアンモニウム、ジアリルクロ
レンデート、グリシジル(メタ)アクリレート等の2官
能性ビニルモノマー、
ロ−S−トリアジン、トリアリルイソシアヌレート、
N,N−ジアリルアクリルアミド、トリアリルアミン、
トリアリルトリメリテート等の3官能性ビニルモノマ
ー、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、テト
ラアリルピロメリテート、N,N,N’,N’−テトラ
アリル−1,4−ジアミノブタン、テトラアリルアミン
塩、テトラアリルオキシエタン等の4官能性ビニルモノ
マー、
リジニルプロピオネート、トリメチロールプロパン−ト
リ−β−アジリジニルプロピオンエート、4,4’−ビ
ス(エチレンイミンカルボニルアミノ)ジフェニルメタ
ン等の水溶性アジリジニル化合物、(ポリ)エチレング
リコールジグリシジルエーテル、(ポリ)プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、(ポリ)グリセリンジ
グリシジルエーテル、(ポリ)グリセリントリグリシジ
ルエーテル等の水溶性の多官能エポキシ化合物、
メトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルジ
メトキシメチルシラン、3−(メタ)アクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプ
ロピルメチルジクロロシラン、3−(メタ)アクリロキ
シオクタデシルトリアセトキシシラン、3−(メタ)ア
クリロキシ−2,5−ジメチルヘキシルジアセトキシメ
チルシラン、3−(メタ)アクリルアミドプロピルトリ
メトキシシラン、2−(メタ)アクリルアミドエチルト
リメトキシシラン、1−(メタ)アクリルアミドメチル
トリメトキシシラン、
プロピルトリメトキシシラン、2−(メタ)アクリルア
ミド−2−メチルエチルトリメトキシシラン、2−(メ
タ)アクリルアミドイソプロピルトリメトキシシラン、
3−(メタ)アクリルアミドプロピルトリエトキシシラ
ン、N−(2−(メタ)アクリルアミドエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン、(3−(メタ)アクリル
アミドプロピル)オキシプロピルトリメトキシシラン、
3−(N−メチル(メタ)アクリルアミド)プロピルト
リメトキシシラン、3−((メタ)アクリルアミド−メ
トキシ)−3−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、
シ)プロピルトリメトキシシラン、3−(ビニルベンジ
ルアミノプロピル)トリメトキシシラン、ジメチル−3
−(メタ)アクリルアミド−プロピル−3−(トリメト
キシシリル)−プロピルアンモニウムクロライド、ジメ
チル−2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピ
ル−3−(トリメトキシシリル)−プロピルアンモニウ
ムクロライド、3−(メタ)アクリルアミドプロピルメ
チルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリルアミドプ
ロピルジメチルメトキシシラン、3−(メタ)アクリル
アミドプロピルイソブチルジメトキシシラン、
ブチルジメトキシシラン、2−(メタ)アクリルアミド
−2−メチルプロピルモノクロロジメトキシシラン、2
−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピルハイド
ロジエンジメトキシシラン、3−(メタ)アクリルアミ
ドプロピルベンジルジエトキシシラン、3−(メタ)ア
クリルアミドプロピルトリアセトキシシラン、2−(メ
タ)アクリルアミドエチルトリアセトキシシラン、4−
(メタ)アクリルアミドブチルトリアセトキシシラン、
2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピルトリ
アセトキシシラン、N−(2−(メタ)アクリルアミド
エチル)アミノプロピルトリアセトキシシラン、
ド)エチルトリアセトキシシラン、3−(メタ)アクリ
ルアミドプロピルオクチルジアセトキシシラン、1−
(メタ)アクリルアミドメチルフェニルジアセトキシシ
ラン、3−(メタ)アクリルアミドプロピルトリプロピ
オニロキシシラン、3−(メタ)アクリルアミドプロピ
ルトリ(N−メチルアミノエトキシ)シラン、ビニルト
リクロロシラン、ビニルメチルジクロロシラン、ジビニ
ルジクロロシラン、ビニルフェニルジクロロシラン、ビ
ニルジメチルクロロシラン、ビニルメチルフェニルクロ
ロシラン、ビニルジフェニルクロロシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニ
ルイソブチルジメトキシシラン、
リエトキシシラン、3−ビニルベンジルアミノプロピル
トリエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、
ジビニルジエトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシ
ラン、ビニルジフェニルエトキシシラン、ビニルトリイ
ソプロポキシシラン、ビニルトリブトキシシラン、ビニ
ルジメチルイソブトキシシラン、ビニルトリフェノキシ
シラン、ビニルジメチル(3−アミノフェノキシ)シラ
ン、ビニルジメチル(4−アミノフェノキシ)シラン、
ビニルジメチル(3−メチル−4−クロロフェノキシ)
シラン、ビニルジメチル(2−メチル−4−クロロフェ
ノキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニル
メチルジアセトキシシラン、ビニルジメチルアセトキシ
シラン等のシリコン系化合物が例示できる。
組成物[B]に使用するアクリルアミド類モノマー
(a)、アニオン性ビニルモノマー(b)、尿素類
(c)、架橋剤(d)以外にも、上記(a)、(b)と
共重合可能なノニオン性ビニルモノマーを、性能を阻害
しない範囲内で使用することが出来る。
ばアルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル、スチ
レン、スチレン誘導体、(メタ)アクリロニトリル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、メチルビニルエーテル
等が例示でき、これら1種または2種以上使用すること
ができる。
脂組成物[B]に使用する各成分(b)、(c)及び
(d)の重量比は、アクリルアミド類モノマー(a)1
00重量部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)
は0.5〜50重量部、好ましくは2〜20重量部、尿
素類(c)は5〜100重量部、好ましくは10〜60
重量部、更に好ましくは10〜30重量部、架橋剤
(d)は0.005〜10重量部、好ましくは0.01
〜2重量部である。
0.5重量部未満では、表面強度向上効果が不十分なこ
ともあり、また50重量部を越えて用いても、表面強度
のそれ以上の効果は期待できず、また粘着性が高くなる
こともあり好ましくない。また、上記尿素類(c)を5
〜100重量部使用することで表面強度向上効果は更に
向上する。
[B]の反応は、所定の反応容器にアニオン性のアクリ
ルアミド系樹脂組成物の構成成分であるモノマーの合計
濃度が2〜40重量%、好ましくは5〜30重量%とな
るように仕込み、公知慣用の重合開始剤を使用し、反応
温度40〜100℃、1〜10時間の条件下で行う。も
ちろん、モノマーは使用する成分の特徴に合わせて、連
続滴下、分割添加等を行うこともできる。
の反応に使用する重合開始剤は、特に限定されるもので
はなく、公知慣用のものが使用される。ラジカル重合開
始剤としては、例えば過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化ベンゾイル、tert−ブ
チルハイドロパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオ
キサイド等の過酸化物、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリ
ウム等の臭素酸塩、過ホウ素酸ナトリウム、過ホウ素酸
カリウム、過ホウ素酸アンモニウム等の過ホウ素酸塩、
過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過炭酸アンモニウ
ム等の過炭酸塩、過リン酸ナトリウム、過リン酸カリウ
ム、過リン酸アンモニウム等の過リン酸塩等が例示でき
る。
と組み合わせてレドックス系重合開始剤としても使用で
きる。還元剤としては、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩あるい
はN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン
等の有機アミン、2,2’−アゾビス−2−アミジノプ
ロパン塩酸塩等のアゾ化合物、アルドース等の還元糖類
が例示できる。
2’−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、2,
2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、
4,4’−アゾビス−4−シアノ吉草酸及びその塩等の
アゾ化合物も使用可能である。これらの開始剤は2種類
以上併用してもよい。重合開始剤の使用量は、本発明に
用いられるモノマー総合計量100重量部に対して、通
常0.01〜5重量部である。
を使用してもよい。例えば、アリルアルコール、アリル
アミン、メタリルスルホン酸またはそのアルカリ金属塩
などのアリル化合物、メルカプトエタノール、チオグリ
コール酸またはそのアルカリ金属塩またはアンモニウム
塩、イソプロピルアルコール、次亜リン酸ナトリウム等
が挙げられる。
脂組成物[B]は、固形分濃度が10〜50重量%、好
ましくは20〜40重量%、25℃における粘度が50
0〜15,000cps、好ましくは1,000〜1
0,000cps、更に好ましくは2,000〜5,0
00cpsである。15,000cpsを越えると塗工
作業性が悪くなることがあり、500cps未満では表
面強度向上効果が低下することがある。また、アニオン
性のアクリルアミド系樹脂組成物[B]のpHは、反応
終了後、酸やアルカリを用いて適宜調整することができ
る。
硝酸、燐酸等の無機酸、蟻酸、酢酸、プロピオン酸等の
有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属炭酸化物、アンモニア、メチルアミン、ジメ
チルアミン等のアミン塩基が使用可能である。
キレングリコール、(ポリ)グリセリンからなる群から
選ばれた少なくとも一種の化合物[A]とアニオン性の
アクリルアミド系樹脂組成物[B]を常法により混合す
ることで得ることが出来る。本発明のアニオン性のアク
リルアミド系樹脂組成物[B]は、主に表面強度向上効
果に寄与し、上記化合物[A]は湿潤時の粘着性を抑え
る作用がある。
クリルアミド系樹脂組成物[B]の固形分100重量部
に対して、0.5〜20重量部が好ましく、1〜15重
量部が特に好ましい。上記化合物[A]が0.5重量部
未満では、粘着性の低減効果が不十分であることもあ
り、また20重量部を越えて用いても、粘着性低減のそ
れ以上の向上効果は期待できず、また表面強度が低下す
ることもあるので好ましくない。
粉などの澱粉類、カルボキシメチルセルロース等のセル
ロース類、ポリアクリルアミド等の天然または合成の水
溶性高分子と併用することも可能である。また、表面サ
イズ剤、防滑剤、防腐剤、消泡剤、粘度調整剤、染料等
の添加剤を併用してもかまわない。なお、本発明の表面
紙質向上剤を塗工する際の塗工液濃度は0.1〜15重
量%、好ましくは1〜5重量%で行われるのが好まし
い。該表面紙質向上剤の塗布量は原紙のサイズ度、その
他を勘案して適宜設定することができるが、通常は、固
形分で0.01〜5g/m2 、好ましくは0.05〜2
g/m2 である。
方法により紙に塗工することができ、例えば、サイズプ
レス、フィルムプレス、ゲートロールコーター、ブレー
ドコーター、キャレンダー、バーコーター、ナイフコー
ター、エアーナイフコーターを用いて塗工することが可
能である。また、スプレー塗工を行うこともできる。
紙、コート原紙、ライナー、コートボール、白板、難燃
原紙、葉書原紙、印刷筆記用紙、フォーム用紙、PPC
用紙、インクジェット用紙、感熱紙、感圧紙等の酸性ま
たは中性抄紙した各種原紙に使用可能である。これらの
なかでも、印刷時の紙粉発生が深刻な問題となっている
新聞用紙に用いた場合に特に有効である。また、原紙の
サイズ度も任意であるが、サイズプレス等を用いて塗工
する場合は、原紙の吸液量を調整する目的で内添サイズ
剤を使用することが好ましい。
的に説明する。本発明で使用するアニオン性のアクリル
アミド系樹脂組成物[B]の合成について、(a)成分
と(b)成分とを反応するケースでは、反応容器に
(a)アクリルアミド100重量部、(b)アクリル酸
2〜20重量部、および水をモノマー濃度が15〜40
重量%となるように仕込み、反応系内の酸素を充分に窒
素ガスで除去した後に、過硫酸アンモニウムを0.01
〜1重量部添加して、反応温度40〜100℃、1〜1
0時間反応を行う。その後、水酸化ナトリウムを用いて
pHを6〜8に調整し、固形分濃度15〜40重量%、
粘度2,000〜5000cps(25℃)のアニオン
性のアクリルアミド系樹脂組成物が得られる。
(b)成分を反応するケースでは、反応容器に(a)ア
クリルアミド100重量部、(b)3−ブテン−1,
2,3−トリカルボン酸を2〜20重量部、(c)尿素
10〜30重量部、および水をモノマー濃度が15〜4
0重量%となるように仕込み、反応系内の酸素を充分に
窒素ガスで除去した後に、過硫酸アンモニウムを0.0
1〜1重量部添加して、反応温度40〜100℃、1〜
10時間反応を行う。その後、水酸化ナトリウムを用い
てpH6〜8に調整し、固形分濃度20〜50重量%、
粘度2,000〜5,000cps(25℃)のアニオ
ン性のアクリルアミド系樹脂組成物が得られる。
(b)成分および(d)成分を反応するケースでは、反
応容器に(a)アクリルアミド100重量部、(b)ビ
ニルホスホン酸を2〜20重量部、(d)ビニルトリエ
トキシシラン0.1〜2重量部、(c)尿素10〜30
重量部および水をモノマー濃度が15〜40重量%とな
るように仕込み、反応系内の酸素を充分に窒素ガスで除
去した後に、過硫酸アンモニウム0.01〜1重量部と
亜硫酸ナトリウム0.005〜0.5重量部を添加し、
反応温度40〜100℃、1〜10時間反応を行う。そ
の後、水酸化ナトルウムを用いてpH6〜8に調整し、
固形分濃度20〜50重量%、粘度2,000〜5,0
00cps(25℃)のアニオン性のアクリルアミド系
樹脂組成物が得られる。
明する。上記で得られたアニオン性のアクリルアミド系
樹脂組成物100重量部(固形分として)と、重量平均
分子量が300のポリエチレングリコール1〜15重量
部を混合し、固形分濃度15〜50重量%、粘度2,0
00〜5,000cps(25℃)、pH6〜8の表面
紙質向上剤が得られる。また、上記アニオン性のアクリ
ルアミド系樹脂組成物100重量部(固形分として)
と、グリセリン1〜15重量部を混合し、固形分濃度1
5〜50重量%、粘度2,000〜5,000cps
(25℃)、pH6〜8の表面紙質向上剤が得られる。
上記で得られた表面紙質向上剤を固形分濃度が1〜10
重量%となるように希釈して塗工液を調製した。この塗
工液を温度20〜60℃の状態下、バーコーターを用い
て、新聞用紙に固形分塗布量0.05〜1g/m2 塗工
し、その後、ドラムドライヤーにて乾燥することにより
塗工紙が得られる。また、上記で得られた表面紙質向上
剤を固形分濃度が1〜5重量%となるように希釈して塗
工液を調製した。この塗工液を温度20〜60℃の状態
下、サイズプレスを用いて、中性コート原紙に固形分塗
布量0.1〜2g/m2 塗工し、その後、ドラムドライ
ヤーにて乾燥することにより、塗工紙が得られる。
り詳細に説明する。部、%はいずれも重量基準による。
また、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
なお、塗工紙の評価試験は以下の測定方法に準じて行っ
た。 表面強度: ドライ ピック:RI印刷試験機、 ニップ幅10mm インキ:FINE INK.(大日本インキ化学工業(株)製)、 T.V.=24 いずれも印刷後の紙むけ状態を肉眼で観察し、10を
優、1を劣として10段階評価を行った。ドライピック
の値が大きい程、表面強度に優れていることを示してい
る。
紙を横3cm、縦10cmの幅に裁断し、試験片各2枚
を作成した。この2枚の試験片を水面に3秒間浸漬し、
塗工面同士を重ね合わせ、濾紙に挟み余分な水を取り除
いた後、温度60℃に調整した熱ブレスを用いて、面圧
100kg/cm2 で2分間加熱乾燥し、サンプル紙を
得た。その後、伸張型引張試験機(引張速度30mm/
分)を用いて、サンプル紙のT字剥離試験を行い、試験
片同士の接着強度を測定した。接着強度の値が小さいほ
ど、紙表面の粘着性が低いことを示している。
[B]の合成) 撹拌機、温度計、還流冷却管及び窒素導入管をつけた1
リットルの四つ口フラスコに水260部、50%アクリ
ルアミド水溶液200部、イタコン酸5部、メタリルス
ルホン酸ナトリウム0.7部を仕込み、60℃に昇温し
た。次いで、重合系内の酸素を充分に窒素ガスで除去し
た後に、5%過硫酸アンモニウム水溶液3.3部を加え
た。約40分後、重合系内の温度が80℃まで上昇し、
更に80℃で、2時間保温した。その後、水20部を加
え、20%水酸化ナトリウム水溶液によりpHを7.0
に調整し、固形分濃度20.1%、粘度3,100cp
sのアクリルアミド系樹脂組成物fを得た。
ノマー(b)、尿素類(c)、架橋剤(d)、連鎖移動
剤等の種類及び使用量を表1の通り適宜変えること以外
は、合成例1と同様に行い、アクリルアミド系樹脂組成
物g〜k及びn〜pを得た。樹脂組成物のpH、固形分
濃度、粘度を表1に示す。
0部(固形分として)と重量平均分子量300のポリエ
チレングリコールを5部とを混合し、混合水溶液Fを得
た。
[B]を実施例1と同様に混合し、混合水溶液G〜K
(実施例2〜6)、混合水溶液q、r(比較例1、2)
を得た。
ク酸を使用した以外は実施例1と同様にして、混合水溶
液sを得た。
VA(PVA−117:クラレ(株)のポリビニルアル
コール)水溶液を使用した以外は実施例1と同様にし
て、混合水溶液tを得た。
濃度が5%となるように塗工液を調製した。この塗工液
を未塗工新聞用紙(坪量45[g/m2 ])にNo.3
バーコーターを用いて片面塗工し、ドラムドライヤー
(80℃、50秒間)にて乾燥した。乾燥後、20℃、
相対湿度65%の恒温恒湿室中で24時間調湿した。そ
の後、各種評価試験に供した。結果を表3に示す。
混合水溶液q〜t(比較例5〜8)に変えた以外は、実
施例7と同様の方法により塗工、評価を行った。結果を
表3に示す。比較例5はアニオン性ビニルモノマー
(b)を添加しないアクリルアミド系樹脂組成物[B]
を用いた例であり、表面強度向上効果に劣るものであ
る。比較例6はカチオン性ビニルモノマーを添加した例
であり、表面強度向上効果に劣り、また、粘着性を低減
する効果に劣るものである。比較例7は化合物[A]に
変えてオクテニル無水コハク酸をアクリルアミド系樹脂
組成物[B]と混合した例であるが、表面強度向上効果
に劣るものである。 比較例8はアクリルアミド系樹脂
組成物[B]に変えてポリビニルアルコール(PVA)
を化合物[A]と混合した例であるが、表面強度向上効
果に劣り、また、粘着性の低減効果は得られなかった。
に変えた以外は、実施例7と同様の方法により塗工、評
価を行った。結果を表3に示す。比較例9〜11は化合
物[A]を添加しない例であり、まずまずの表面強度向
上効果を示すものの、粘着性を低減する効果に劣るもの
である。
ラレ(株)製のポリビニルアルコール)水溶液に変えた
以外は、実施例7と同様の方法により塗工、評価を行っ
た。結果を表3に示す。本発明の表面紙質向上剤に代え
てPVAを使用した例であり、表面強度向上効果に劣
り、かつ粘着性が著しく大であった。
日本食品化工(株)製の酸化澱粉)水溶液に変えた以外
は、実施例7と同様の方法により塗工、評価を行った。
結果を表3に示す。本発明の表面紙質向上剤に代えて酸
化澱粉を使用した例であり、表面強度向上効果は認めら
れなかった。
塗工、評価を行った。結果を表3に示す。本発明の表面
紙質向上剤に代えて水のみを使用した例であり、粘着性
は著しく低減するものの、表面強度向上効果は認められ
なかった。
紙質向上剤は、従来技術と比較して紙の表面強度向上効
果と湿潤時の低粘着性のバランスに優れていることがわ
かる。本発明の表面紙質向上剤を紙に塗工することで、
優れた表面強度と、低粘着性を有する塗工紙を得ること
が可能となる。
Claims (10)
- 【請求項1】 (ポリ)アルキレングリコール、(ポ
リ)グリセリンからなる群から選ばれた少なくとも一種
の化合物[A]を、アクリルアミド類モノマー(a)、
アニオン性ビニルモノマー(b)を反応して得られるア
ニオン性のアクリルアミド系樹脂組成物[B]に、該
[B]の固形分100重量部に対して0.5〜20重量
部混合して得られる混合水溶液を含有することを特徴と
する表面紙質向上剤。 - 【請求項2】 アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成
物[B]が、アクリルアミド類モノマー(a)100重
量部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)が0.
5〜50重量部であることを特徴とする請求項1記載の
表面紙質向上剤。 - 【請求項3】 アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成
物[B]が、尿素類(c)の存在下、アクリルアミド類
モノマー(a)、アニオン性ビニルモノマー(b)を反
応して得られることを特徴とする請求項1記載の表面紙
質向上剤。 - 【請求項4】 アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成
物[B]が、アクリルアミド類モノマー(a)100重
量部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)が0.
5〜50重量部、尿素類(c)が5〜100重量部であ
ることを特徴とする請求項3記載の表面紙質向上剤。 - 【請求項5】 アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成
物[B]が、尿素類(c)の存在下、アクリルアミド類
モノマー(a)、アニオン性ビニルモノマー(b)及び
架橋剤(d)を反応して得られることを特徴とする請求
項1記載の表面紙質向上剤。 - 【請求項6】 アニオン性のアクリルアミド系樹脂組成
物[B]が、アクリルアミド類モノマー(a)100重
量部に対して、アニオン性ビニルモノマー(b)が0.
5〜50重量部、尿素類(c)が5〜100重量部、架
橋剤(d)が0.005〜10重量部であることを特徴
とする請求項5記載の表面紙質向上剤。 - 【請求項7】 化合物[A]が、重量平均分子量10,
000以下の(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プ
ロピレングリコール、(ポリ)グリセリンから選ばれた
少なくとも一種である請求項1〜6のいずれかに記載の
表面紙質向上剤。 - 【請求項8】 アニオン性ビニルモノマー(b)が、不
飽和モノカルボン酸、不飽和ジカルボン酸、不飽和トリ
カルボン酸、不飽和テトラカルボン酸、不飽和スルホン
酸、不飽和ホスホン酸及びそれらの塩類からなる群から
選ばれた少なくとも一種である請求項1〜7のいずれか
に記載の表面紙質向上剤。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の表面紙
質向上剤を紙に塗工することを特徴とする塗工紙の製造
方法。 - 【請求項10】 紙が新聞用紙である請求項9記載の塗
工紙の製造方法。
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---|---|---|---|
JP04689296A JP3503328B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 表面紙質向上剤および塗工紙の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09217294A JPH09217294A (ja) | 1997-08-19 |
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- 1996-02-09 JP JP04689296A patent/JP3503328B2/ja not_active Expired - Fee Related
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