JP3502474B2 - プリズムシートおよびバックライト - Google Patents

プリズムシートおよびバックライト

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置などに使
われるプリズムシートおよびバックライトに関するもの
であり、さらに詳しくは、複数枚のプリズムシートを重
ね合わせて使用する場合に顕著に生じる明暗模様の発生
のないプリズムシートおよびバックライトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年カラー液晶表示装置を備えた携帯用
ノートパソコンや、カラー液晶パネルを使った携帯用液
晶TVあるいはビデオ一体型液晶TVなどのバッテリー
駆動製品において、液晶表示装置の消費電力がバッテリ
ー駆動時間を伸ばすための障害になっている。中でも、
液晶表示装置に使われているバックライトの消費電力の
割合は大きく、この消費電力をできる限り低く抑えるこ
とがバッテリー駆動時間を伸ばし、上記製品の実用価値
を高める上で重要な課題とされている。
【0003】しかし、バックライトの消費電力を抑える
ことによって、バックライトの輝度を低下させたのでは
液晶表示が見難くなり好ましくない。そこで、バックラ
イトの輝度を犠牲にすることなく消費電力を抑えるため
に、バックライトの光学的な効率を改善することが望ま
れている。これを実現する手段として、図3に示したよ
うな片面にプリズム列やレンチキュラー列等のプリズム
列を多数形成したプリズムシートを、導光体の出射面側
に載置したバックライトが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなプリズムシ
ートは、バックライトからの出射光を屈折作用によって
正面方向に出射光を向けることによって、正面輝度を向
上させバックライトの光学的な効率を向上させるもので
ある。従来、このようなプリズムシートとしては、バッ
クライトの正面輝度を向上させるためには、できる限り
正確なレンズ形状を形成させることが必要であるとされ
ていた。
【0005】 しかし、従来のプリズムシートでは、図
4に示したように、入射した主光線はAで示したような
光路を通ってプリズムシートから出射する。この時、各
々のプリズム列を通過する主光線Aの波面は波線Bで示
したように保存され、隣り合うプリズム列を通過した主
光線Aの波面Bには、光路差Cが存在する。このため、
プリズムシートから出射する出射光は光路差Cによる光
の干渉を生じ、ニュートンリングのような明暗模様が発
生し、液晶表示装置の外観が損なわれるという問題点を
有していた。このような明暗模様は、プリズムシートの
厚さ斑、プリズム形状の変動等によって顕著になる。ま
た、より一層の正面輝度の向上を目的として、このよう
なプリズムシートを複数枚重ね合わせて使用することが
行われてきているが、複数のプリズムシートを重ね合
わせて使用した場合にも、このような明暗模様の発現は
顕著になる。本発明は、バックライトとしての正面輝度
を損なうことなく、プリズムシートによる明暗模様、特
に複数枚のプリズムシートを重ね合わせて使用した場合
の顕著な明暗模様の発生のないプリズムシートおよびバ
ックライトを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決させるための手段】本発明者等は、上記の
ような従来のバックライトの問題点に鑑みて、プリズム
シートのプリズム列を特定の配列とすることによって、
プリズムシートによる明暗模様の発生を抑止できること
を見出し、本発明に至ったものである。すなわち、本発
明のプリズムシートは、透明基材の少なくとも一方の面
に活性エネルギー線硬化型樹脂からなる多数のプリズム
列が平行に形成されたレンズ面を有するプリズムシート
であって、レンズ面が複数のプリズム列からなるプリズ
ム列群を繰返し配列することによって構成され、該プリ
ズム列群が中心部に位置するプリズム列から外部に位置
するプリズム列に向かってプリズム高さが順次高くなっ
ていることを特徴とするものである。また、本発明のバ
ックライトは、上記のようなプリズムシートを導光体の
出射面側に載置したことを特徴とするものである。
【0007】本発明のプリズムシート2は、図1または
図2に示したように、透明シートの一方の面に断面形状
が略二等辺三角形である多数のプリズム列7が平行に形
成されてなるものであり、図2に示したように高さの異
なる複数のプリズム列7が配列されてレンズ面を構成す
ることが重要である。このようにプリズム高さ(H)の
異なるプリズム列7を配列することによってレンズ面を
構成することによって、隣り合うプリズム列を通過した
主光線Aの波面Bの光路差Cによる明暗模様の発現が抑
制され、高い輝度で優れた外観を有するバックライトを
構成できる。
【0008】本発明においては、高さの異なる複数のプ
リズム列7としては、ピッチ(P)を一定としてプリズ
ム頂角(θ)を変化させ高さ(H)を調整したプリズム
列7、頂角(θ)を一定としてピッチ(P)を変化させ
高さ(H)を調整したプリズム列7等が挙げられ、これ
らを単独あるいは組合せて配列することができる。この
場合、プリズム列7のピッチ(P)は30μm〜0.5
mmの範囲、頂角(θ)は60〜150゜の範囲で適宜
選択することが好ましい。特に、導光体3からの出射光
の指向特性に応じて、正面輝度を十分に向上できる範囲
で選定することが好ましい。また、正面輝度を十分に向
上させ、プリズムシート2全体にわたって輝度を均一化
させる等の点から、頂角(θ)を一定としてピッチ
(P)を変化させ高さ(H)を調整したプリズム列7で
構成することが好ましい。
【0009】また、本発明のプリズムシート2において
は、図2に示したように、中心部に位置するプリズム列
9から外部に位置するプリズム列8に向かってプリズム
列7の高さ(H)が順次高くなるように配列された複数
のプリズム列7からなるプリズム列群Aを繰返し配列す
ることが好ましい。これは、このようなプリズム列群A
でレンズ面を形成することによって、複数枚のプリズム
シート2を重ね合わせて使用した場合のプリズムシート
同志の接触が一定間隔の線接触となるため、プリズムシ
ート同志の接触に光学特性の変化が小さくなるためであ
る。また、プリズム列群Aの中心から外部に向かってプ
リズム列7の高さ(H)が順次高くなるように配列する
ことによって、連続するプリズム列7のピッチ(P)あ
るいは頂角(θ)が徐々に変化するため、プリズムシー
ト2からの出射光の極端な特性変化がなく、光学特性の
均一性の低下をまねくことが少ないためである。
【0010】この場合、一つのプリズム列群Aを構成す
るプリズム列7の数は、そのプリズム列7のピッチ
(P)によっても異なるが5〜50個程度の範囲とする
ことが好ましい。また、一つのプリズム列群Aの幅は
0.5〜5mmの範囲とすることが好ましい。これは、
プリズム列群Aの幅が0.5mm未満であるとプリズム
シート同志の接触による明暗模様の抑制効果が十分に発
揮されない傾向にあり、5mmを越えると特定のプリズ
ム列8への負荷が大きくなる傾向にあるためである。さ
らに、一つのプリズム列群Aでのプリズム列7の高さ
(H)は、最も高いプリズム列8の高さ(h1 )と最も
低いプリズム列9の高さ(h2 )の比(h2 /h 1 )が
0.5〜0.99の範囲となるように設定することが好
ましく、さらに好ましくは0.6〜0.98の範囲であ
る。また、中心部のプリズム列9から外部のプリズム列
8への高さ(H)の変化は、一定の幅で均一に変化させ
ることが好ましい。
【0011】本発明のプリズムシート2は、可視光透過
率が高く、屈折率の比較的高い材料を用いて製造するこ
とが好ましく、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、活性エネルギー線硬化
型樹脂等が挙げられる。中でも、プリズムシート2の耐
擦傷性、取扱い性、生産性等の観点から活性エネルギー
線硬化型樹脂が好ましい。本発明においては、プリズム
シート2に、必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、黄変防止剤、ブルーイング剤、顔料、拡散剤等の添
加剤を添加することもできる。
【0012】本発明のプリズムシート2を製造する方法
としては、押し出し成形、射出成形等の通常の成形方法
が使用できる。活性エネルギー線硬化型樹脂を用いてプ
リズムシート2を製造する場合には、透明フィルムある
いはシート等の透明基材上に、活性エネルギー線硬化型
樹脂によってレンズ部を形成する。まず、所定のレンズ
パターンを形成したレンズ型に活性エネルギー線硬化型
樹脂液を注入し、透明基材を重ね合わせる。次いで、透
明基材を通して紫外線、電子線等の活性エネルギー線を
照射し、活性エネルギー線硬化型樹脂液を重合硬化し
て、レンズ型から剥離してプリズムシート2を得る。
【0013】プリズムシート2のレンズ部を構成する活
性エネルギー線硬化型樹脂としては、ビス(メタクロイ
ルチオフェニル)スルフォイド、2,4−ジブロモフェ
ニル(メタ)アクリレート、2,3,5−トリブロモフ
ェニル(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロイルペンタエトキシフェニル)
プロパン、2,2−ビズ(4−(メタ)アクリロイルオ
キシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジエト
キシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシ
−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−
ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニ
ル)プロパン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシ
フェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシフェニル)スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)
スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ−3−フェニルフェニル)スルフォン、ビス(4
−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメ
チルフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシフェニル)スルフィ
ド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエト
キシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル)スルフ
ィド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ
−3,5−ジメチルフェニル)スルフィド、ジ((メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ)フォスフェート、ト
リ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フォスフェ
ート等の多官能(メタ)アクリル化合物等が挙げられ
る。これらは、単独または2種以上を混合して使用する
こともできる。
【0014】また、これら多官能(メタ)アクリル化合
物とともに、活性エネルギー線硬化型樹脂の屈折率を調
整するために、スチレン、ビニルトルエン、クロルスチ
レン、ジクロルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモス
チレン、ジビニルベンゼン、1−ビニルナフタレン、2
−ビニルナフタレン、N−ビニルピロリドン等のビニル
化合物、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メ
タ)アクリレート、ビフェニル(メタ)アクリレート、
等の(メタ)アクリル酸エステル類、ジアリルフタレー
ト、ジメタリルフタレート、ジアリルビフェニレート等
のアリル化合物、バリウム、鉛、アンチモン、チタン、
錫、亜鉛等の金属と(メタ)アクリル酸等との金属塩を
使用することもできる。これらは、単独または2種以上
を混合して使用することもできる。
【0015】本発明において、活性エネルギー線硬化型
樹脂に使用される光ラジカル発生触媒としては、例え
ば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン、メチルフェニルグリオキシレート、2,4,6−ト
リメチルベンゾイルフォスフィンオキサイド、ベンジル
ジメチルケタール等を挙げることができる。活性エネル
ギー線硬化型樹脂でレンズ部を形成したプリズムシート
2において、使用される透明基材の材質は、紫外線、電
子線等の活性エネルギー線を透過する材料であれば特に
限定されず、柔軟な硝子板等を使用することもできる
が、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリルイミ
ド系樹脂等の透明樹脂が好ましい。
【0016】本発明のバックライト1は、図1に示した
ように、導光体3の一方の端部に蛍光灯等の光源4を配
置し、導光体3の上に複数枚のプリズムシート2、2’
を重ね合わせて載置して構成される。また、導光体3に
は、通常、出射面上に拡散シート6が載置され、出射面
と反対側の面には、反射フィルム等によって反射層5が
形成される。本発明のバックライト1においては、通
常、2枚のプリズムシート2、2’が使用され、第1の
プリズムシート2と第2のプリズムシート2’とが、そ
れぞれのプリズム列7が角度をなしてまたは平行するよ
うに積層して使用される。プリズムシート2、2’は、
それぞれのレンズ面が上側または下側のいずれの方向と
なるように載置することができ、また、双方のプリズム
シート2、2’のレンズ面が反対方向となるように載置
することもできる。本発明のバックライトにおいては、
少なくとも一枚のプリズムシート2のプリズム列7が光
源4と平行となるように載置することが好ましい。
【0017】本発明においては、複数枚のプリズムシー
ト2、2’を重ね合わせて使用する場合には、前述のよ
うな異なる高さの複数のプリズム列が形成されたプリズ
ムシートを少なくとも1枚は使用することが好ましい。
また、複数枚のプリズムシート2、2’をそれぞれのレ
ンズ面が上側となるように重ね合わせる場合には、最上
部に位置するプリズムシート2’以外のプリズムシート
のうち少なくとも1枚を、前述のような異なる高さの複
数のプリズム列が形成されたプリズムシート2とするこ
とが好ましい。すなわち、図1に示したように、2枚の
プリズムシート2、2’を載置する場合には、少なくと
も第1のプリズムシート2として、異なる高さの複数の
プリズム列が形成されたプリズムシートを使用すること
が好ましい。
【0018】本発明のバックライト1においては、図1
に示した構成に限定されるものではなく、使用目的等に
応じて種々の構成とすることができる。例えば、光源4
は導光体3の少なくとも1つの端部に配置させればよい
が、必要に応じて、複数個の光源4を配置することもで
きる。また、導光体3の出射面は拡散面あるいはレンズ
面に形成してもよいし、印刷等によって導光体3全体か
ら均一に光線が出射するような光量調整機構を施しても
よい。さらに、導光体3の形状は、シート状、断面楔
状、船型等の種々の形状のものを使用することができ
る。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 高さが40〜50μm、頂角90゜のプリズム列が中心
部から外部に向けて除々に高くなるように形成された幅
1mmプリズム列群を繰返し配列したプリズムパターン
を有するA4サイズ程度の黄銅製のレンズ型に、以下の
組成からなる紫外線硬化型樹脂液を注入し、A4サイズ
の厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート製フィ
ルムをレンズ型に重ね合わせた後、約300mm上方に
配置した紫外線ランプ(80W/cmの照射強度、6.
4KW)を用いて、ポリエチレンテレフタレート製フィ
ルム側から30秒間紫外線を照射し、紫外線硬化型樹脂
液を重合硬化させ、レンズ型から剥離してプリズムシー
トを得た。得られたプリズムシートを2枚用いて、図1
に示したように、バックライトユニットを構成したとこ
ろ、明暗模様の発現は殆ど認められず、均一で高い輝度
を有していた。
【0020】 紫外線硬化型樹脂 エチレンオキシド変性ビスフェノールAジメタクリレー 47重量部 ト(日立化成工業社製ファンクリルFA−321M) ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ 25重量部 アクリレート(日本化薬化学工業社製KAYARAD R−604) フェノキシエチルアクリレート(大阪有機化学工業社製 28重量部 ビスコート#192) 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン− 1.5重量部 1−オン(メルク社製Darocur1173)。
【0021】実施例2 高さが40〜50μm、ピッチ50μmのプリズム列が
中心部から外部に向けて除々に高くなるように形成され
た幅1mmプリズム列群を繰返し配列したプリズムパタ
ーンを有するA4サイズ程度の黄銅製のレンズ型を用い
た以外は、実施例1と同一の材料を用い、同一の方法で
プリズムシートを得た。得られたプリズムシートを2枚
用いて、図1に示したように、バックライトユニットを
構成したところ、明暗模様の発現は殆ど認められず、ほ
ぼ均一で高い輝度を有していた。
【0022】実施例3 高さが40〜50μm、頂角90゜のプリズム列をラン
ダムに配列したプリズムパターンを有するA4サイズ程
度の黄銅製のレンズ型を用いた以外は、実施例1と同一
の材料を用い、同一の方法でプリズムシートを得た。得
られたプリズムシートを2枚用いて、図1に示したよう
に、バックライトユニットを構成したところ、明暗模様
の発現は殆ど認められず、ほぼ均一で高い輝度を有して
いた。
【0023】比較例1 レンズピッチが50μm、頂角95゜のプリズムパター
ンを有するA4サイズ程度の黄銅製のレンズ型を用いた
以外は、実施例1と同一の材料を用い、同一の方法でプ
リズムシートを得た。得られたプリズムシートを2枚用
いて、図1に示したように、バックライトユニットを構
成したところ、均一で高い輝度を有していたが、明暗模
様の発現が著しいものであった。
【0024】
【発明の効果】本発明は、バックライトの正面輝度を低
下させることなく、複数枚のプリズムシートを重ね合わ
せて使用した際の明暗模様の発現を抑止できるプリズム
シートおよびバックライトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバックライトの構成例を示すの部分斜
視図である。
【図2】本発明のプリズムシートの概略を示す部分斜視
図である。
【図3】従来のレンズズシートの概略を示す部分斜視図
である。
【図4】従来のレンズズシートの主光線の光路および波
面を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ バックライト 2 ・・・ プリズムシート 3 ・・・ 導光体 4 ・・・ 光源 5 ・・・ 反射層 6 ・・・ 拡散シート 7 ・・・ プリズム列 8 ・・・ 最も高いプリズム列 9 ・・・ 最も低いプリズム列
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−289390(JP,A) 特開 平5−196808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/04 G02F 1/13357

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材の少なくとも一方の面に活性エ
    ネルギー線硬化型樹脂からなる多数のプリズム列が平行
    に形成されたレンズ面を有するプリズムシートであっ
    て、レンズ面が複数のプリズム列からなるプリズム列群
    を繰返し配列することによって構成され、該プリズム列
    群が中心部に位置するプリズム列から外部に位置するプ
    リズム列に向かってプリズム高さが順次高くなっている
    ことを特徴するプリズムシート。
  2. 【請求項2】 一つのプリズム列群の最も高いプリズム
    列の高さ(h)と最も低いプリズム列の高さ(h
    との比(h/h)が0.5〜0.99であることを
    特徴とする請求項に記載のプリズムシート。
  3. 【請求項3】 プリズム列の断面形状が略二等辺三角形
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のプリ
    ズムシート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のプリズ
    ムシートを導光体の出射面側に載置したことを特徴とす
    るバックライト。
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