JPH09281310A - プリズムシート及びこれを用いた面状照明装置 - Google Patents
プリズムシート及びこれを用いた面状照明装置Info
- Publication number
- JPH09281310A JPH09281310A JP8086589A JP8658996A JPH09281310A JP H09281310 A JPH09281310 A JP H09281310A JP 8086589 A JP8086589 A JP 8086589A JP 8658996 A JP8658996 A JP 8658996A JP H09281310 A JPH09281310 A JP H09281310A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- prism sheet
- meth
- light
- layer
- Prior art date
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- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ニュートンリング発生を十分に抑制でき、傷
を目立ちにくくすることができ、且つ入射光の正面方向
への集光効果を良好に維持し得るプリズムシートを提供
する。 【解決手段】 基体層12の上面側にプリズム列形成層
14が付されており、下面側に支持層18により直径5
〜50μmのガラスビーズ16多数を支持してなる光拡
散層が付されている。プリズム列形成層14の上面は頂
角θが90°の二等辺三角単位プリズム14aを複数配
列してなるプリズム列に形成されている。
を目立ちにくくすることができ、且つ入射光の正面方向
への集光効果を良好に維持し得るプリズムシートを提供
する。 【解決手段】 基体層12の上面側にプリズム列形成層
14が付されており、下面側に支持層18により直径5
〜50μmのガラスビーズ16多数を支持してなる光拡
散層が付されている。プリズム列形成層14の上面は頂
角θが90°の二等辺三角単位プリズム14aを複数配
列してなるプリズム列に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリズムシートの
技術及び該プリズムシートを用いた面状照明の技術に属
し、特に、液晶表示装置等に使用される背面照明装置に
関連して、その正面輝度を向上させるために使用される
プリズムシートに関し、該プリズムシートと背面照明装
置の他の隣接構成部材との間や上記プリズムシートと液
晶ユニットの隣接構成部材との間や複数のプリズムシー
トを重ねて使用する場合のプリズムシート間において発
生する干渉縞(ニュートンリング)の発生防止技術及び
プリズムシートその他の背面照明装置構成部材の欠陥を
目立たなくする技術に係る。
技術及び該プリズムシートを用いた面状照明の技術に属
し、特に、液晶表示装置等に使用される背面照明装置に
関連して、その正面輝度を向上させるために使用される
プリズムシートに関し、該プリズムシートと背面照明装
置の他の隣接構成部材との間や上記プリズムシートと液
晶ユニットの隣接構成部材との間や複数のプリズムシー
トを重ねて使用する場合のプリズムシート間において発
生する干渉縞(ニュートンリング)の発生防止技術及び
プリズムシートその他の背面照明装置構成部材の欠陥を
目立たなくする技術に係る。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー液晶表示装置を備えた携帯
用のノート型パソコンやカラー液晶パネル(カラー液晶
表示装置)を使った携帯用の液晶テレビジョン受信機あ
るいはビデオ一体型液晶テレビジョン受信機などのバッ
テリーによる駆動を前提とした製品において、液晶表示
装置の消費電力の大きいことが製品のバッテリーによる
駆動時間を延ばすための障害になっている。なかでも、
液晶表示装置に使われている背面照明装置(バックライ
ト)の消費電力の割合は大きく、これを低く抑えること
がバッテリーによる製品の駆動時間を延ばし該製品の実
用価値を高める上で重要な目標とされている。
用のノート型パソコンやカラー液晶パネル(カラー液晶
表示装置)を使った携帯用の液晶テレビジョン受信機あ
るいはビデオ一体型液晶テレビジョン受信機などのバッ
テリーによる駆動を前提とした製品において、液晶表示
装置の消費電力の大きいことが製品のバッテリーによる
駆動時間を延ばすための障害になっている。なかでも、
液晶表示装置に使われている背面照明装置(バックライ
ト)の消費電力の割合は大きく、これを低く抑えること
がバッテリーによる製品の駆動時間を延ばし該製品の実
用価値を高める上で重要な目標とされている。
【0003】この目標を達成しようとする場合、消費電
力を低く抑えるためにバックライトの輝度を低下させた
のでは、表示装置の画面が暗くなって好ましくない。そ
こで、輝度を犠牲にすることなく消費電力を抑えるため
に、バックライトの光学的な効率を改善する手段とし
て、図5に示す様なものが知られている。図5におい
て、5は液晶ユニットであり、その下方にバックライト
ユニットが配置されている。該バックライトユニット
は、上面に単位プリズムを多数配列してプリズム列を形
成したプリズムシート1を光拡散シート4を介して導光
体3上に設置し、該導光体の側面に対向して光源2を配
置したものである。光源2から発せられた光は、導光体
3へと側面から入射し、該導光体の上面から出射し、光
拡散シート4を通過することにより拡散され、プリズム
シート1に下面から入射し、該プリズムシートのプリズ
ム列形成面(上面)から出射し、液晶ユニット5を背面
(下面)から照明する。液晶表示装置の観察者は液晶ユ
ニット5の正面(上面)の上方に位置する。
力を低く抑えるためにバックライトの輝度を低下させた
のでは、表示装置の画面が暗くなって好ましくない。そ
こで、輝度を犠牲にすることなく消費電力を抑えるため
に、バックライトの光学的な効率を改善する手段とし
て、図5に示す様なものが知られている。図5におい
て、5は液晶ユニットであり、その下方にバックライト
ユニットが配置されている。該バックライトユニット
は、上面に単位プリズムを多数配列してプリズム列を形
成したプリズムシート1を光拡散シート4を介して導光
体3上に設置し、該導光体の側面に対向して光源2を配
置したものである。光源2から発せられた光は、導光体
3へと側面から入射し、該導光体の上面から出射し、光
拡散シート4を通過することにより拡散され、プリズム
シート1に下面から入射し、該プリズムシートのプリズ
ム列形成面(上面)から出射し、液晶ユニット5を背面
(下面)から照明する。液晶表示装置の観察者は液晶ユ
ニット5の正面(上面)の上方に位置する。
【0004】このようなプリズムシートは、図5の例で
は1枚で使用されているが、特公平1−37801号公
報には、2枚のプリズムシートを単位プリズム方向が或
る角度を持つ様に重ね合わせて使用し、輝度の向上を図
ろうとした例が記載されている。
は1枚で使用されているが、特公平1−37801号公
報には、2枚のプリズムシートを単位プリズム方向が或
る角度を持つ様に重ね合わせて使用し、輝度の向上を図
ろうとした例が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の特公
平1−37801号公報に記載されている様にプリズム
シートを2枚重ねで使用する場合には、2枚のプリズム
シートの少なくとも1枚が何らかの原因で曲がっていた
り反っていたりする場合や、それらの間に異物が介在す
ることでプリズムシートが曲率を持った場合には、これ
らプリズムシートを通過した光が光路差を持つ様にな
り、ニュートンリングが発生し、あたかも液晶表示自体
に欠陥が生じたように見えることが指摘されている。
平1−37801号公報に記載されている様にプリズム
シートを2枚重ねで使用する場合には、2枚のプリズム
シートの少なくとも1枚が何らかの原因で曲がっていた
り反っていたりする場合や、それらの間に異物が介在す
ることでプリズムシートが曲率を持った場合には、これ
らプリズムシートを通過した光が光路差を持つ様にな
り、ニュートンリングが発生し、あたかも液晶表示自体
に欠陥が生じたように見えることが指摘されている。
【0006】このようなニュートンリングは、プリズム
シートと導光体表面との間や、プリズムシートと液晶ユ
ニットを構成するガラス面との間でも発生することが指
摘されている。
シートと導光体表面との間や、プリズムシートと液晶ユ
ニットを構成するガラス面との間でも発生することが指
摘されている。
【0007】また、以上の様な用途にプリズムシートを
使用する場合、プリズムシート自体の傷による歩留まり
低下の問題がある。当初、以上の様な用途のプリズムシ
ートとしては、熱可塑性透明プラスチック板の片面にプ
レス成形によってプリズム列を形成したものが使用され
ていたが、現在においては、微細な形状を正確に転写す
るため、透明樹脂シートの片面に付与した紫外線硬化型
樹脂にプリズム列を形成したものが主流と成りつつあ
る。一般に、このような透明樹脂シート及び紫外線硬化
型樹脂は傷が付きやすく、製造時やバックライトへの組
立時の取扱い不注意等により、容易に傷が付く。このよ
うな傷を通って光が出射する場合には、出射光が鋭く屈
折し、傷が周囲より著しく輝く欠陥点として認識され液
晶ユニットを通しても観察者に確認される欠陥となるた
め、バックライト自体の歩留まりを低下させる要因とな
っている。
使用する場合、プリズムシート自体の傷による歩留まり
低下の問題がある。当初、以上の様な用途のプリズムシ
ートとしては、熱可塑性透明プラスチック板の片面にプ
レス成形によってプリズム列を形成したものが使用され
ていたが、現在においては、微細な形状を正確に転写す
るため、透明樹脂シートの片面に付与した紫外線硬化型
樹脂にプリズム列を形成したものが主流と成りつつあ
る。一般に、このような透明樹脂シート及び紫外線硬化
型樹脂は傷が付きやすく、製造時やバックライトへの組
立時の取扱い不注意等により、容易に傷が付く。このよ
うな傷を通って光が出射する場合には、出射光が鋭く屈
折し、傷が周囲より著しく輝く欠陥点として認識され液
晶ユニットを通しても観察者に確認される欠陥となるた
め、バックライト自体の歩留まりを低下させる要因とな
っている。
【0008】上記ニュートンリング発生の一般的なメカ
ニズムを説明する。ニュートンリングは、図6に示す様
に、曲率半径Rの球面を有する平滑な光学的曲面6と平
滑な光学的平面7とを隣接させた場合、曲面6と平面7
との間に間隔の次第に変化する空気層8が形成されるこ
とに基づき、図7のような同心円状のリング(ニュート
ンリング)9として観察されるものである。
ニズムを説明する。ニュートンリングは、図6に示す様
に、曲率半径Rの球面を有する平滑な光学的曲面6と平
滑な光学的平面7とを隣接させた場合、曲面6と平面7
との間に間隔の次第に変化する空気層8が形成されるこ
とに基づき、図7のような同心円状のリング(ニュート
ンリング)9として観察されるものである。
【0009】従って、プリズムシートのプリズム列が形
成されていない面を平滑な面とせずに微細な凹凸を形成
すれば、ニュートンリングの発生を防止できる。このた
めに、プリズム列が形成されていない面を、サンドペー
パー等の研磨材で荒らすことも考えられるが、このよう
な方法では、プリズム列への入射光を著しく散乱させる
ことになり、プリズムシート本来の機能である入射光の
正面方向への集光効果を低下させるため、問題解決の有
効な手段とはならない。
成されていない面を平滑な面とせずに微細な凹凸を形成
すれば、ニュートンリングの発生を防止できる。このた
めに、プリズム列が形成されていない面を、サンドペー
パー等の研磨材で荒らすことも考えられるが、このよう
な方法では、プリズム列への入射光を著しく散乱させる
ことになり、プリズムシート本来の機能である入射光の
正面方向への集光効果を低下させるため、問題解決の有
効な手段とはならない。
【0010】一方、プリズムシートの傷を防止する一般
的な方法としては、プリズム列形成面及びその裏面に、
バックライト組立時まで保護シートを貼っておき、傷付
きを防止する方法が最も広く使用されているが、結果的
に捨てられる保護シートのコストは、バックライトの価
格上昇要因となるし、何よりも保護シートを貼り付ける
前の工程で付いた傷については対処できない。
的な方法としては、プリズム列形成面及びその裏面に、
バックライト組立時まで保護シートを貼っておき、傷付
きを防止する方法が最も広く使用されているが、結果的
に捨てられる保護シートのコストは、バックライトの価
格上昇要因となるし、何よりも保護シートを貼り付ける
前の工程で付いた傷については対処できない。
【0011】そこで、本発明は、以上の様な従来の技術
の有する問題点を解決し、プリズムシートどうし或はプ
リズムシートと他の部材とを隣接させてもニュートンリ
ング発生を十分に抑制でき、且つ入射光の正面方向への
集光効果を良好に維持し得るプリズムシートを提供する
ことを目的とするものである。
の有する問題点を解決し、プリズムシートどうし或はプ
リズムシートと他の部材とを隣接させてもニュートンリ
ング発生を十分に抑制でき、且つ入射光の正面方向への
集光効果を良好に維持し得るプリズムシートを提供する
ことを目的とするものである。
【0012】更に、本発明は、プリズムシートに付いた
傷を目立ちにくくすることを目的とするものである。
傷を目立ちにくくすることを目的とするものである。
【0013】また、本発明は、そのようなプリズムシー
トを用いた面状照明装置を提供することを目的とするも
のである。
トを用いた面状照明装置を提供することを目的とするも
のである。
【0014】更に、本発明は、そのような面状照明装置
においてプリズムシート以外の部材に付いた傷を目立ち
にくくすることを目的とするものである。
においてプリズムシート以外の部材に付いた傷を目立ち
にくくすることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、第1面及び第2面の2つの主
表面を有する板状の透光性基材の第1面側にプリズム列
が形成されており、上記基材の第2面側に多数の透光性
ビーズを含む光拡散層が形成されていることを特徴とす
る、プリズムシート、が提供される。
的を達成するものとして、第1面及び第2面の2つの主
表面を有する板状の透光性基材の第1面側にプリズム列
が形成されており、上記基材の第2面側に多数の透光性
ビーズを含む光拡散層が形成されていることを特徴とす
る、プリズムシート、が提供される。
【0016】本発明の一態様においては、上記基材は基
体層と該基体層の上記第1面側に付されたプリズム列形
成層とを含んでおり、該プリズム列形成層の上記第1面
側の表面に上記プリズム列が形成されている。
体層と該基体層の上記第1面側に付されたプリズム列形
成層とを含んでおり、該プリズム列形成層の上記第1面
側の表面に上記プリズム列が形成されている。
【0017】本発明の一態様においては、上記光拡散層
は上記ビーズをビーズ支持層により上記基材の上記第2
面側の表面に付着せしめたものからなり、上記光拡散層
は上記ビーズの形状に応じた凹凸状表面を有している。
は上記ビーズをビーズ支持層により上記基材の上記第2
面側の表面に付着せしめたものからなり、上記光拡散層
は上記ビーズの形状に応じた凹凸状表面を有している。
【0018】本発明の一態様においては、上記基材は基
体層と該基体層の上記第2面側に付された上記光拡散層
とを含んでおり、該光拡散層中に上記ビーズが分散せし
められている。
体層と該基体層の上記第2面側に付された上記光拡散層
とを含んでおり、該光拡散層中に上記ビーズが分散せし
められている。
【0019】本発明の一態様においては、上記プリズム
列は上記第1面に沿って形成された単位プリズムの繰り
返しからなる。
列は上記第1面に沿って形成された単位プリズムの繰り
返しからなる。
【0020】本発明の一態様においては、上記単位プリ
ズムは二等辺三角プリズムである。
ズムは二等辺三角プリズムである。
【0021】本発明の一態様においては、上記単位プリ
ズムの頂角は60°〜130°の範囲内である。
ズムの頂角は60°〜130°の範囲内である。
【0022】本発明の一態様においては、上記基体層は
平行平板状をなしている。
平行平板状をなしている。
【0023】本発明の一態様においては、上記基体層と
上記プリズム列形成層とが一体化されている。
上記プリズム列形成層とが一体化されている。
【0024】本発明の一態様においては、上記基材は合
成樹脂からなる。
成樹脂からなる。
【0025】本発明の一態様においては、上記ビーズは
ガラスからなる。
ガラスからなる。
【0026】本発明の一態様においては、上記ビーズは
直径5μm〜30μmの範囲内である。
直径5μm〜30μmの範囲内である。
【0027】本発明の一態様においては、上記ビーズの
屈折率は上記基材を構成する他の部材の屈折率より大き
い。
屈折率は上記基材を構成する他の部材の屈折率より大き
い。
【0028】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、以上の様なプリズムシートに対し上記第
2面から光源からの光を入射させ上記第1面から光を出
射させる様にしてなることを特徴とする、面状照明装
置、が提供される。
るものとして、以上の様なプリズムシートに対し上記第
2面から光源からの光を入射させ上記第1面から光を出
射させる様にしてなることを特徴とする、面状照明装
置、が提供される。
【0029】本発明の一態様においては、上記光源から
の光を上記プリズムシートの上記第2面側に配置された
光拡散体を通した後に上記プリズムシートに対し光を入
射させる様にしてなる。
の光を上記プリズムシートの上記第2面側に配置された
光拡散体を通した後に上記プリズムシートに対し光を入
射させる様にしてなる。
【0030】本発明の一態様においては、上記プリズム
シートの上記第2面側に配置され上記プリズムシート側
の第1表面と該第1表面と反対側の第2表面とを有する
導光体に対し上記第1表面及び上記第2表面を横切る側
面のうちの1つから上記光源からの光を入射させ、該導
光体内を導光せしめられた光を上記第1表面から出射さ
せて上記プリズムシートの方へと向かわせる様にしてな
る。
シートの上記第2面側に配置され上記プリズムシート側
の第1表面と該第1表面と反対側の第2表面とを有する
導光体に対し上記第1表面及び上記第2表面を横切る側
面のうちの1つから上記光源からの光を入射させ、該導
光体内を導光せしめられた光を上記第1表面から出射さ
せて上記プリズムシートの方へと向かわせる様にしてな
る。
【0031】本発明の一態様においては、上記光拡散体
は上記導光体の第1表面と上記プリズムシートとの間に
位置している。
は上記導光体の第1表面と上記プリズムシートとの間に
位置している。
【0032】本発明の一態様においては、上記光源から
の光の入射せしめられる上記プリズムシートに追加して
更にプリズムシートを少なくとも1枚重ねて使用し、全
てのプリズムシートを隣接するものどうしの第1面と第
2面とが対向する様に配列してなる。
の光の入射せしめられる上記プリズムシートに追加して
更にプリズムシートを少なくとも1枚重ねて使用し、全
てのプリズムシートを隣接するものどうしの第1面と第
2面とが対向する様に配列してなる。
【0033】本発明の一態様においては、上記プリズム
シートを合計で2枚使用し、これらプリズムシートを上
記プリズム列の第1面内方向が互いに略直交する様に配
列してなる。
シートを合計で2枚使用し、これらプリズムシートを上
記プリズム列の第1面内方向が互いに略直交する様に配
列してなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0035】図1は本発明によるプリズムシートの第1
の実施形態を示す概略斜視図である。
の実施形態を示す概略斜視図である。
【0036】図1において、12は基体層である。該基
体層12としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂等の透明合成樹脂からなる
フィルムが使用できる。あるいは、基体層12として
は、紫外線を通過する柔軟な硝子板を用いることもでき
る。基体層12は、表面が平滑であることが望ましく、
少なくとも片面にはプリズム列を形成する活性エネルギ
ー線硬化型樹脂例えば紫外線硬化型樹脂との密着性を向
上させるコート層を有するのが好ましい。このようなコ
ート層としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ブ
チラール系プライマー、ウレタン系プライマー、フェノ
キシ系プライマー、コロイダルシリカを含有する樹脂液
が例示される。コート層は、表面をオゾン処理や水素炎
処理等の処理を施したものであってもよい。
体層12としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂等の透明合成樹脂からなる
フィルムが使用できる。あるいは、基体層12として
は、紫外線を通過する柔軟な硝子板を用いることもでき
る。基体層12は、表面が平滑であることが望ましく、
少なくとも片面にはプリズム列を形成する活性エネルギ
ー線硬化型樹脂例えば紫外線硬化型樹脂との密着性を向
上させるコート層を有するのが好ましい。このようなコ
ート層としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ブ
チラール系プライマー、ウレタン系プライマー、フェノ
キシ系プライマー、コロイダルシリカを含有する樹脂液
が例示される。コート層は、表面をオゾン処理や水素炎
処理等の処理を施したものであってもよい。
【0037】基体層12の厚さT1 は、例えば0.1〜
0.5mmである。
0.5mmである。
【0038】基体層12の上面側には、プリズム列形成
層14が付されている。該プリズム列形成層14として
は、活性エネルギー線硬化型樹脂例えば紫外線硬化型樹
脂から成るものを用いることができる。この樹脂の組成
は、例えば、主成分として以下の(A)成分、(B)成
分及び(C)成分を含む。
層14が付されている。該プリズム列形成層14として
は、活性エネルギー線硬化型樹脂例えば紫外線硬化型樹
脂から成るものを用いることができる。この樹脂の組成
は、例えば、主成分として以下の(A)成分、(B)成
分及び(C)成分を含む。
【0039】(A)成分[ラジカル重合が可能なモノマ
ーあるいはオリゴマーの少なくとも1種]:この(A)
成分は、製造したプリズムの光学的性能を決定するもの
であり、所望のプリズムの性能に応じて適宜選択するの
が好ましい。(A)成分は、ラジカル重合が可能なモノ
マーあるいはオリゴマーを単独で或は2種以上を組み合
わせて用いるが、通常2種以上を用いるのが好ましく、
プリズムシートに要求される機械的強度、耐衝撃性、耐
熱性、表面硬度、耐薬品性及び染色性を付与することが
できる。また、ラジカル重合性官能基として、アクリロ
イル基又はメタクリロイル基を有する化合物を組成物の
60重量%以上用いることで、活性エネルギー線照射に
より部分共重合して瞬時に不流動化するため、成形した
プリズム列形成層内の対流による光学歪みが少なくなり
好ましい。
ーあるいはオリゴマーの少なくとも1種]:この(A)
成分は、製造したプリズムの光学的性能を決定するもの
であり、所望のプリズムの性能に応じて適宜選択するの
が好ましい。(A)成分は、ラジカル重合が可能なモノ
マーあるいはオリゴマーを単独で或は2種以上を組み合
わせて用いるが、通常2種以上を用いるのが好ましく、
プリズムシートに要求される機械的強度、耐衝撃性、耐
熱性、表面硬度、耐薬品性及び染色性を付与することが
できる。また、ラジカル重合性官能基として、アクリロ
イル基又はメタクリロイル基を有する化合物を組成物の
60重量%以上用いることで、活性エネルギー線照射に
より部分共重合して瞬時に不流動化するため、成形した
プリズム列形成層内の対流による光学歪みが少なくなり
好ましい。
【0040】(A)成分の具体例としては、脂肪族、脂
環族、芳香族系のモノ又はポリアルコールとアクリル酸
又はメタクリル酸との縮合反応で得られるエステル型
(メタ)アクリレート(a−1)や、分子内に2個以上
のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物とヒ
ドロキシル基又はチオール基を含有する(メタ)アクリ
レートとのウレタン化反応で得られるウレタンポリ(メ
タ)アクリレート(a−2)や、分子内に少なくとも2
個のエポキシ基を有する化合物とアクリル酸又はメタク
リル酸とのグリシジル基開環反応で得られるエポキシポ
リ(メタ)アクリレート(a−3)や、飽和又は不飽和
多価カルボン酸、多価アルコール及び(メタ)アクリル
酸との縮合反応で得られるポリエステル(メタ)アクリ
レート(a−4)等の(メタ)アクリロイル官能性モノ
マー若しくはオリゴマーや、スチレン、クロロスチレ
ン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、ジビニルベン
ゼン等のビニル化合物(a−5)や、ジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネート、ジアリルフタレート、ジ
アリルビフェニレート等の(メタ)アリル化合物(a−
6)が挙げられる。これらの単量体は1種を単独で用い
ても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
環族、芳香族系のモノ又はポリアルコールとアクリル酸
又はメタクリル酸との縮合反応で得られるエステル型
(メタ)アクリレート(a−1)や、分子内に2個以上
のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物とヒ
ドロキシル基又はチオール基を含有する(メタ)アクリ
レートとのウレタン化反応で得られるウレタンポリ(メ
タ)アクリレート(a−2)や、分子内に少なくとも2
個のエポキシ基を有する化合物とアクリル酸又はメタク
リル酸とのグリシジル基開環反応で得られるエポキシポ
リ(メタ)アクリレート(a−3)や、飽和又は不飽和
多価カルボン酸、多価アルコール及び(メタ)アクリル
酸との縮合反応で得られるポリエステル(メタ)アクリ
レート(a−4)等の(メタ)アクリロイル官能性モノ
マー若しくはオリゴマーや、スチレン、クロロスチレ
ン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、ジビニルベン
ゼン等のビニル化合物(a−5)や、ジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネート、ジアリルフタレート、ジ
アリルビフェニレート等の(メタ)アリル化合物(a−
6)が挙げられる。これらの単量体は1種を単独で用い
ても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
【0041】(a−1)成分として好ましい具体例とし
ては、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の脂肪族モ
ノ(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレー
ト等の脂環族モノ(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシ−2
−メチルエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシ
−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
フェニルフェニル(メタ)アクリレート、2−フェニル
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、4−フェニル
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェニル
フェニル−2−メチルオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ナフチル(メタ)アクリレート、2−ブロモフ
ェニル(メタ)アクリレート、4−ブロモフェニル(メ
タ)アクリレート、2,4−ジブロモフェニル(メタ)
アクリレート、2,4,6−トリブロモフェニル(メ
タ)アクリレート、フェニルチオエチル(メタ)アクリ
レート、フェニルチオエトキシエチル(メタ)アクリレ
ート等の芳香族モノ(メタ)アクリレート、ビス(4−
(メタ)アクリロキシエトキシフェニル)メタン、ビス
(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)メタ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アク
リロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロキシペンタエトキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシプ
ロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロキシジプロポキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシ−
3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)−アクリロキシジエトキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモフ
ェニル)プロパン、ビス(4−(メタ)アクリロキシエ
トキシフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アク
リロキシジエトキシフェニル)スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルチオフェニル)スルフィド、ビス
(4−(メタ)アクリロキシエチルチオフェニル)スル
フィド等の芳香族骨格のエステルジ(メタ)アクリレー
ト、ビス(4−(メタ)アクリロキシシクロヘキシル)
メタン、ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシシク
ロヘキシル)メタン、ビス(4−(メタ)アクリロキシ
ジエトキシシクロヘキシル)メタン、ビス(4−(メ
タ)アクリロキシシクロヘキシル)プロパン、ビス(4
−(メタ)アクリロキシエトキシシクロヘキシル)プロ
パン、ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシシク
ロヘキシル)プロパン、ジシクロペンタジ(メタ)アク
リレート等の脂環族骨格のエステルジ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコール(n=4〜15)ジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコール(n=4〜15)ジ(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリブチレングリコール(n=2〜15)ジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ヒドロキシヒバリン酸ネオペンチルグリ
コールエステルのジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナ
ンジオールジ(メタ)アクリレート等の脂肪族骨格のエ
ステルジ(メタ)アクリレート、その他トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート等の多官能性(メタ)ア
クリレートが挙げられる。
ては、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の脂肪族モ
ノ(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレー
ト等の脂環族モノ(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシ−2
−メチルエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシ
−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
フェニルフェニル(メタ)アクリレート、2−フェニル
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、4−フェニル
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェニル
フェニル−2−メチルオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ナフチル(メタ)アクリレート、2−ブロモフ
ェニル(メタ)アクリレート、4−ブロモフェニル(メ
タ)アクリレート、2,4−ジブロモフェニル(メタ)
アクリレート、2,4,6−トリブロモフェニル(メ
タ)アクリレート、フェニルチオエチル(メタ)アクリ
レート、フェニルチオエトキシエチル(メタ)アクリレ
ート等の芳香族モノ(メタ)アクリレート、ビス(4−
(メタ)アクリロキシエトキシフェニル)メタン、ビス
(4−(メタ)アクリロキシジエトキシフェニル)メタ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アク
リロキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロキシペンタエトキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシプ
ロポキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロキシジプロポキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシ−
3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)−アクリロキシジエトキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモフ
ェニル)プロパン、ビス(4−(メタ)アクリロキシエ
トキシフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アク
リロキシジエトキシフェニル)スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルチオフェニル)スルフィド、ビス
(4−(メタ)アクリロキシエチルチオフェニル)スル
フィド等の芳香族骨格のエステルジ(メタ)アクリレー
ト、ビス(4−(メタ)アクリロキシシクロヘキシル)
メタン、ビス(4−(メタ)アクリロキシエトキシシク
ロヘキシル)メタン、ビス(4−(メタ)アクリロキシ
ジエトキシシクロヘキシル)メタン、ビス(4−(メ
タ)アクリロキシシクロヘキシル)プロパン、ビス(4
−(メタ)アクリロキシエトキシシクロヘキシル)プロ
パン、ビス(4−(メタ)アクリロキシジエトキシシク
ロヘキシル)プロパン、ジシクロペンタジ(メタ)アク
リレート等の脂環族骨格のエステルジ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコール(n=4〜15)ジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコール(n=4〜15)ジ(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリブチレングリコール(n=2〜15)ジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ヒドロキシヒバリン酸ネオペンチルグリ
コールエステルのジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナ
ンジオールジ(メタ)アクリレート等の脂肪族骨格のエ
ステルジ(メタ)アクリレート、その他トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート等の多官能性(メタ)ア
クリレートが挙げられる。
【0042】(a−2)成分として好ましい具体例とし
ては、トリス(イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
ト、イソホロンジイソシアネート、ビス(4,4′−イ
ソシアナトシクロヘキシル)メタン、1,3−ビス(イ
ソシアナトメチル)シクロヘキサン、メタキシリレンジ
イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート等のポリイソシアネ
ート化合物と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を
含有する(メタ)アクリレートとの反応生成物であるウ
レタンポリ(メタ)アクリレートが挙げられる。
ては、トリス(イソシアナトヘキシル)イソシアヌレー
ト、イソホロンジイソシアネート、ビス(4,4′−イ
ソシアナトシクロヘキシル)メタン、1,3−ビス(イ
ソシアナトメチル)シクロヘキサン、メタキシリレンジ
イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート等のポリイソシアネ
ート化合物と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を
含有する(メタ)アクリレートとの反応生成物であるウ
レタンポリ(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0043】(a−3)成分として好ましい具体例とし
ては、2,2−ビス(4−グリシジルオキシシクロヘキ
シル)プロパン、2,2−ビス(4−グリシジルオキシ
フェニル)プロパン、ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビス
フェノールSジグリシジルエーテル、テトラブロモビス
フェノールAジグリシジルエーテル、テトラブロモビス
フェノールSジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物
と(メタ)アクリル酸との反応物であるエポキシポリ
(メタ)アクリレートが挙げられる。
ては、2,2−ビス(4−グリシジルオキシシクロヘキ
シル)プロパン、2,2−ビス(4−グリシジルオキシ
フェニル)プロパン、ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビス
フェノールSジグリシジルエーテル、テトラブロモビス
フェノールAジグリシジルエーテル、テトラブロモビス
フェノールSジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物
と(メタ)アクリル酸との反応物であるエポキシポリ
(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0044】(a−4)成分として好ましい具体例とし
ては、マレイン酸、フマル酸、フタル酸あるいはコハク
酸の少なくとも1種とエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、トリメチロールプロ
パンあるいはペンタエリスリトールの少なくとも1種、
及びメタクリル酸又はアクリル酸との反応物であるポリ
エステルポリ(メタ)アクリレートが挙げられる。
ては、マレイン酸、フマル酸、フタル酸あるいはコハク
酸の少なくとも1種とエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、トリメチロールプロ
パンあるいはペンタエリスリトールの少なくとも1種、
及びメタクリル酸又はアクリル酸との反応物であるポリ
エステルポリ(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0045】上記した各種(A)成分は1種を単独で用
いてもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよ
い。
いてもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよ
い。
【0046】(B)成分[活性エネルギー線感応触
媒]:この(B)成分は、主として波長200〜400
nmの紫外線に感応してラジカル源を発生するものがよ
り好ましく、具体例として、ベンゾイン、ベンゾインモ
ノメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
アセトイン、ベンジル、ベンゾフェノン、p−メトキシ
ベンゾフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ベンジル
ジメチルケタール、2,2−ジエトキシアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メ
チルフェニルグリオキシレート、エチルフェニルグリオ
キシレート、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン等のカルボニル化合物、テトラメ
チルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジ
スルフィドなどの硫黄化合物、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドなどのア
シルフォスフィンオキサイド等を挙げることができる。
これらは1種または2種以上の混合系で使用される。こ
れらの中でも、ベンゾフェノン、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、メチルフェニルグリオキシレート、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメ
チルケタール、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルフォスフィンオキサイドがより好ましい。
媒]:この(B)成分は、主として波長200〜400
nmの紫外線に感応してラジカル源を発生するものがよ
り好ましく、具体例として、ベンゾイン、ベンゾインモ
ノメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
アセトイン、ベンジル、ベンゾフェノン、p−メトキシ
ベンゾフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ベンジル
ジメチルケタール、2,2−ジエトキシアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メ
チルフェニルグリオキシレート、エチルフェニルグリオ
キシレート、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン等のカルボニル化合物、テトラメ
チルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジ
スルフィドなどの硫黄化合物、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドなどのア
シルフォスフィンオキサイド等を挙げることができる。
これらは1種または2種以上の混合系で使用される。こ
れらの中でも、ベンゾフェノン、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、メチルフェニルグリオキシレート、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンジルジメ
チルケタール、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルフォスフィンオキサイドがより好ましい。
【0047】(B)成分の使用割合は、(A)〜(C)
成分の合計量100重量部中0.005〜5重量部、よ
り好ましくは0.02〜2重量部である。(B)成分の
量は、0.005重量部未満では硬化性が不十分となり
がちで、5重量部を越えると深部硬化性が悪くなって着
色を招きがちである。
成分の合計量100重量部中0.005〜5重量部、よ
り好ましくは0.02〜2重量部である。(B)成分の
量は、0.005重量部未満では硬化性が不十分となり
がちで、5重量部を越えると深部硬化性が悪くなって着
色を招きがちである。
【0048】(C)成分[熱感応触媒]:この(C)成
分としては、通常の有機過酸化物又はアゾ系化合物が使
用可能である。具体的には、過酸化ベンゾイル、オクタ
ノイルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシパー
カーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)
パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイソ
ブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート等の有機過酸化物、2,2′−アゾビス(2,
4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2、2′−アゾビス(4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ系化合物が
挙げられる。
分としては、通常の有機過酸化物又はアゾ系化合物が使
用可能である。具体的には、過酸化ベンゾイル、オクタ
ノイルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシパー
カーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)
パーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイソ
ブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート等の有機過酸化物、2,2′−アゾビス(2,
4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、2、2′−アゾビス(4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ系化合物が
挙げられる。
【0049】(C)成分の使用割合は、(A)〜(C)
成分の合計量100重量部中0.005〜5重量部、よ
り好ましくは0.02〜2重量部である。(C)成分の
量は、0.005重量部未満では硬化性が不十分となり
がちで、5重量部を越えるとプリズムの機械的強度が低
下したり着色を招いたりしがちである。
成分の合計量100重量部中0.005〜5重量部、よ
り好ましくは0.02〜2重量部である。(C)成分の
量は、0.005重量部未満では硬化性が不十分となり
がちで、5重量部を越えるとプリズムの機械的強度が低
下したり着色を招いたりしがちである。
【0050】尚、プリズム列形成層14の樹脂組成に
は、必要に応じて、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸
収剤、ブルーイング剤、顔料、沈降防止剤、消泡剤、帯
電防止剤、防曇剤等の各種の添加剤が含まれていてもよ
い。
は、必要に応じて、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸
収剤、ブルーイング剤、顔料、沈降防止剤、消泡剤、帯
電防止剤、防曇剤等の各種の添加剤が含まれていてもよ
い。
【0051】プリズム列形成層14は、基体層12と接
合される下面が平滑であり、上面に単位プリズム14a
が複数互いに平行に配列されたプリズム列14bが形成
されている。単位プリズム14aは二等辺三角プリズム
であり、その頂角θは例えば60°〜130°の範囲内
であることが好ましい。即ち、プリズムシートに対し下
面側から完全な拡散光が入射する場合には、頂角θは9
0°であるのが最適であるが、実際に使用においては入
射光はある程度の方向性を有していることが多く、60
°〜130°の範囲内で適宜選択することにより正面方
向への集光効果を高めることができる。
合される下面が平滑であり、上面に単位プリズム14a
が複数互いに平行に配列されたプリズム列14bが形成
されている。単位プリズム14aは二等辺三角プリズム
であり、その頂角θは例えば60°〜130°の範囲内
であることが好ましい。即ち、プリズムシートに対し下
面側から完全な拡散光が入射する場合には、頂角θは9
0°であるのが最適であるが、実際に使用においては入
射光はある程度の方向性を有していることが多く、60
°〜130°の範囲内で適宜選択することにより正面方
向への集光効果を高めることができる。
【0052】プリズム列形成層14の厚さT2 は例えば
4〜100μm程度であり、各単位プリズム14aの高
さHは例えば4〜50μm程度であり、単位プリズム1
4aの配列ピッチPは例えば20〜100μm程度であ
る。
4〜100μm程度であり、各単位プリズム14aの高
さHは例えば4〜50μm程度であり、単位プリズム1
4aの配列ピッチPは例えば20〜100μm程度であ
る。
【0053】基体層12の下面側には、多数の透光性ビ
ーズ16が支持されている。ビーズ16の支持のため
に、支持層18が用いられている。該支持層18として
は、上記プリズム列形成層14と同様な樹脂から成るも
のを用いることができる。
ーズ16が支持されている。ビーズ16の支持のため
に、支持層18が用いられている。該支持層18として
は、上記プリズム列形成層14と同様な樹脂から成るも
のを用いることができる。
【0054】ビーズ16としては、例えばガラスからな
るものを用いることができる。ビーズ16は、無色透明
で表面が滑らかあるのが好ましく、特に化学的に安定な
ガラス質であるのが好ましい。ガラスの化学組成として
は、具体的には酸化ケイ素、三酸化アルミニウム、酸化
ホウ素、三酸化鉄、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、シリコン、合成サフ
ァイヤ、合成フューズドシリカ等が挙げられる。これら
の組成は、単一あるいは複数を混合して用いることがで
きる。
るものを用いることができる。ビーズ16は、無色透明
で表面が滑らかあるのが好ましく、特に化学的に安定な
ガラス質であるのが好ましい。ガラスの化学組成として
は、具体的には酸化ケイ素、三酸化アルミニウム、酸化
ホウ素、三酸化鉄、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、シリコン、合成サフ
ァイヤ、合成フューズドシリカ等が挙げられる。これら
の組成は、単一あるいは複数を混合して用いることがで
きる。
【0055】ビーズ16は、例えば、直径2〜100μ
m好ましくは5〜50μmであり、真球度10μm以下
の球形である。ビーズ16は基体層12の下面上にてで
きるだけ均一に分布するのが好ましく、その分布密度は
例えば50〜200個/mm 2 である。ビーズ分布密度
が小さ過ぎるとビーズ添加の効果が不十分となり、ビー
ズ分布密度が大き過ぎるとプリズムによる集光効果が低
下したり照明装置としての輝度が低下したりすることが
ある。
m好ましくは5〜50μmであり、真球度10μm以下
の球形である。ビーズ16は基体層12の下面上にてで
きるだけ均一に分布するのが好ましく、その分布密度は
例えば50〜200個/mm 2 である。ビーズ分布密度
が小さ過ぎるとビーズ添加の効果が不十分となり、ビー
ズ分布密度が大き過ぎるとプリズムによる集光効果が低
下したり照明装置としての輝度が低下したりすることが
ある。
【0056】支持層18は、ビーズ16と約0.5%以
上の屈折率差を持つのが好ましい。支持層18は、基体
層12及びビーズ16より屈折率が低いことが望まし
い。その場合には支持層18は反射防止膜としての機能
をもつ。支持層18の屈折率は好ましくは1.2〜1.
65である。また、ビーズ16の屈折率は好ましくは
1.5〜1.85更に好ましくは1.5〜1.65であ
る。
上の屈折率差を持つのが好ましい。支持層18は、基体
層12及びビーズ16より屈折率が低いことが望まし
い。その場合には支持層18は反射防止膜としての機能
をもつ。支持層18の屈折率は好ましくは1.2〜1.
65である。また、ビーズ16の屈折率は好ましくは
1.5〜1.85更に好ましくは1.5〜1.65であ
る。
【0057】また、支持層18の厚さは、ビーズ16が
その直径の半分以上の部分によりシート表面の凹凸を形
成する程度とすることができる。即ち、ビーズ16と支
持層18とにより形成される光拡散層は、ビーズ16の
形状に応じた凹凸状表面を有している。
その直径の半分以上の部分によりシート表面の凹凸を形
成する程度とすることができる。即ち、ビーズ16と支
持層18とにより形成される光拡散層は、ビーズ16の
形状に応じた凹凸状表面を有している。
【0058】以上の基体層12とプリズム列形成層14
とビーズ16とその支持層18とを含んで透明基材10
が構成されている。
とビーズ16とその支持層18とを含んで透明基材10
が構成されている。
【0059】次に、以上の様なプリズムシートの製造方
法について、説明する。
法について、説明する。
【0060】まず、プリズム列形成層14に使用する紫
外線硬化型樹脂を準備する。紫外線硬化型樹脂は屈折率
調整用成分[(A)成分]及び触媒[(B)成分及び
(C)成分]等を混合し、予め脱泡しておくとともに、
液中のごみをフィルターで濾過しておく。このように準
備した紫外線硬化型樹脂組成物をプリズム形状を刻印し
た型に注入後、透明基体層を重ね合わせ該透明基体層を
通して紫外線光源より紫外線を照射して重合させた後、
型から剥離する。これにより、予備成形体が得られる。
外線硬化型樹脂を準備する。紫外線硬化型樹脂は屈折率
調整用成分[(A)成分]及び触媒[(B)成分及び
(C)成分]等を混合し、予め脱泡しておくとともに、
液中のごみをフィルターで濾過しておく。このように準
備した紫外線硬化型樹脂組成物をプリズム形状を刻印し
た型に注入後、透明基体層を重ね合わせ該透明基体層を
通して紫外線光源より紫外線を照射して重合させた後、
型から剥離する。これにより、予備成形体が得られる。
【0061】プリズム列を形成するために使用する型と
しては、アルミニウム、黄銅、鋼等の金属製の型やシリ
コン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、
フッソ樹脂あるいはポリメチルペンテン樹脂等の合成樹
脂から作った型およびNi電鋳法で製作した電鋳型、ま
たは上記材料にメッキを施したものを用いることができ
るが、耐熱性や強度の面から金属製の型を使用すること
が望ましい。型は平面型でもよいが、円筒状のロール型
を用いることもできる。ロール型を用いることにより、
長尺プリズムシートを得ることができる。
しては、アルミニウム、黄銅、鋼等の金属製の型やシリ
コン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、
フッソ樹脂あるいはポリメチルペンテン樹脂等の合成樹
脂から作った型およびNi電鋳法で製作した電鋳型、ま
たは上記材料にメッキを施したものを用いることができ
るが、耐熱性や強度の面から金属製の型を使用すること
が望ましい。型は平面型でもよいが、円筒状のロール型
を用いることもできる。ロール型を用いることにより、
長尺プリズムシートを得ることができる。
【0062】次に、支持層18に使用する紫外線硬化型
樹脂組成物を準備し、助剤及び触媒等を混合し、脱泡、
濾過を行った後、十分に撹拌する。このように得られた
紫外線硬化型樹脂組成物を、あらかじめプリズム列14
bが下側になるように柔らかいシートを敷いた台の上に
置いた上記予備成形体上に塗布する。塗布方法として
は、ロールコート法、ドクターブレードコート法、バー
コート法、スプレーコート法、カーテンコート法、フロ
ーコート法、ディップコート法などの一般的な塗布方法
が利用できる。次に、ガラスビーズを適量散布し、不活
性ガス中で空気を遮断した状態で紫外線を照射し、樹脂
組成物を重合硬化させ、プリズムシートを得る。
樹脂組成物を準備し、助剤及び触媒等を混合し、脱泡、
濾過を行った後、十分に撹拌する。このように得られた
紫外線硬化型樹脂組成物を、あらかじめプリズム列14
bが下側になるように柔らかいシートを敷いた台の上に
置いた上記予備成形体上に塗布する。塗布方法として
は、ロールコート法、ドクターブレードコート法、バー
コート法、スプレーコート法、カーテンコート法、フロ
ーコート法、ディップコート法などの一般的な塗布方法
が利用できる。次に、ガラスビーズを適量散布し、不活
性ガス中で空気を遮断した状態で紫外線を照射し、樹脂
組成物を重合硬化させ、プリズムシートを得る。
【0063】紫外線光源としては、蛍光灯、ケミカルラ
ンプ、高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタルハライドランプ
等の通常の紫外線光源が使用できる。
ンプ、高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタルハライドランプ
等の通常の紫外線光源が使用できる。
【0064】図2は本発明によるプリズムシートの第2
の実施形態を示す概略斜視図である。本図において、上
記図1におけると同様の機能を有する部材には同一の符
号が付されている。
の実施形態を示す概略斜視図である。本図において、上
記図1におけると同様の機能を有する部材には同一の符
号が付されている。
【0065】本実施形態では、多数のビーズ16は支持
層18中に分散されて支持されている。この支持層18
は、組成が上記第1の実施形態のものと同一であるが、
その厚さが異なる。本実施形態では、支持層18の厚さ
は、例えば5〜200μmである。ビーズ16と支持層
18とにより形成される光拡散層の下面は、ガラスビー
ズ16の一部好ましくはその直径の半分未満の高さが突
出することに基づく凹凸形状を有していてもよい。
層18中に分散されて支持されている。この支持層18
は、組成が上記第1の実施形態のものと同一であるが、
その厚さが異なる。本実施形態では、支持層18の厚さ
は、例えば5〜200μmである。ビーズ16と支持層
18とにより形成される光拡散層の下面は、ガラスビー
ズ16の一部好ましくはその直径の半分未満の高さが突
出することに基づく凹凸形状を有していてもよい。
【0066】本実施形態のプリズムシートの製造方法
は、予備成形体を得るまでは上記第1の実施形態のもの
と同様である。次に、支持層18に使用する紫外線硬化
型樹脂組成物を準備し、助剤及び触媒等を混合し、脱
泡、濾過を行った後、ガラスビーズを適量投入し、十分
に撹拌する。このように得られたガラスビーズ含有紫外
線硬化型樹脂組成物を、あらかじめプリズム列14bが
下側になるように柔らかいシートを敷いた台の上に置い
た上記予備成形体上に塗布し、必要に応じて紫外線硬化
型樹脂との離型性の良好な透明剥離基材を重ね合わせ
て、空気を遮断した状態で紫外線を照射し、樹脂組成物
を重合硬化させ、プリズムシートを得る。この場合、光
拡散層の表面の凹凸発生を妨げないようにするには、使
用する透明剥離基材はできるだけ薄いことが好ましい。
は、予備成形体を得るまでは上記第1の実施形態のもの
と同様である。次に、支持層18に使用する紫外線硬化
型樹脂組成物を準備し、助剤及び触媒等を混合し、脱
泡、濾過を行った後、ガラスビーズを適量投入し、十分
に撹拌する。このように得られたガラスビーズ含有紫外
線硬化型樹脂組成物を、あらかじめプリズム列14bが
下側になるように柔らかいシートを敷いた台の上に置い
た上記予備成形体上に塗布し、必要に応じて紫外線硬化
型樹脂との離型性の良好な透明剥離基材を重ね合わせ
て、空気を遮断した状態で紫外線を照射し、樹脂組成物
を重合硬化させ、プリズムシートを得る。この場合、光
拡散層の表面の凹凸発生を妨げないようにするには、使
用する透明剥離基材はできるだけ薄いことが好ましい。
【0067】図3は本発明によるプリズムシートの第3
の実施形態を示す概略斜視図である。本図において、上
記図1及び図2におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
の実施形態を示す概略斜視図である。本図において、上
記図1及び図2におけると同様の機能を有する部材には
同一の符号が付されている。
【0068】本実施形態では、基体層とプリズム列形成
層とが一体化されてプリズム列形成基体層20とされて
いる。該プリズム列形成基体層20は第2の実施形態に
おけるプリズム列形成層14と同様の材料からなる。こ
のプリズム列形成基体層20からなる予備成形体を得る
には、上記第1の実施形態のプリズム列形成層14を作
成した時に用いた透明基体層の代わりに紫外線硬化型樹
脂との離型性の良好な透明剥離基材(良好な平面を有す
るもの)を用い、紫外線照射により樹脂を硬化させた後
に剥離すればよい。
層とが一体化されてプリズム列形成基体層20とされて
いる。該プリズム列形成基体層20は第2の実施形態に
おけるプリズム列形成層14と同様の材料からなる。こ
のプリズム列形成基体層20からなる予備成形体を得る
には、上記第1の実施形態のプリズム列形成層14を作
成した時に用いた透明基体層の代わりに紫外線硬化型樹
脂との離型性の良好な透明剥離基材(良好な平面を有す
るもの)を用い、紫外線照射により樹脂を硬化させた後
に剥離すればよい。
【0069】尚、本実施形態では、支持層18の厚さ
は、ビーズ16がその直径の半分以下の部分によりシー
ト表面の凹凸を形成する程度としている。即ち、ビーズ
16と支持層18とにより形成される光拡散層は、ビー
ズ16の形状に応じた凹凸状表面を有している。
は、ビーズ16がその直径の半分以下の部分によりシー
ト表面の凹凸を形成する程度としている。即ち、ビーズ
16と支持層18とにより形成される光拡散層は、ビー
ズ16の形状に応じた凹凸状表面を有している。
【0070】図4は本発明によるプリズムシートを用い
た面状照明装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
本図において、上記図1〜図3におけると同様の機能を
有する部材には同一の符号が付されている。
た面状照明装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
本図において、上記図1〜図3におけると同様の機能を
有する部材には同一の符号が付されている。
【0071】本実施形態において、上記図2の実施形態
の2枚のプリズムシート30,32が、いずれも上面側
にプリズム列形成層14が位置し下面側に支持層20が
位置する様にして重ね合わせられている。そして、プリ
ズムシート30のプリズムの方向(Y方向)とプリズム
シート32のプリズムの方向(X方向)とは互いに直交
している。プリズムシート32の下方には、バックライ
トユニットが配置されている。該バックライトユニット
は、拡散フィルム34と導光体36と光源38とを含ん
でなる。拡散フィルム34はプリズムシート32と導光
体36との間に位置し、該導光体36はX方向に関し厚
さが次第に変化するくさび形状をなしており、その厚い
方のX方向端部の端面に隣接してY方向に延びた光源3
8が配置されている。40は液晶ユニットである。
の2枚のプリズムシート30,32が、いずれも上面側
にプリズム列形成層14が位置し下面側に支持層20が
位置する様にして重ね合わせられている。そして、プリ
ズムシート30のプリズムの方向(Y方向)とプリズム
シート32のプリズムの方向(X方向)とは互いに直交
している。プリズムシート32の下方には、バックライ
トユニットが配置されている。該バックライトユニット
は、拡散フィルム34と導光体36と光源38とを含ん
でなる。拡散フィルム34はプリズムシート32と導光
体36との間に位置し、該導光体36はX方向に関し厚
さが次第に変化するくさび形状をなしており、その厚い
方のX方向端部の端面に隣接してY方向に延びた光源3
8が配置されている。40は液晶ユニットである。
【0072】光源38から発せられた光は、導光体36
へと側面から入射し、該導光体の上面から出射し、光拡
散シート34を通過することにより拡散され、プリズム
シート32,30を通って出射し、液晶ユニット40を
背面(下面)から照明する。
へと側面から入射し、該導光体の上面から出射し、光拡
散シート34を通過することにより拡散され、プリズム
シート32,30を通って出射し、液晶ユニット40を
背面(下面)から照明する。
【0073】本実施例ではプリズムシート30,32の
プリズム方向が互いに直交しているが、これら方向は互
いに50°〜130°特に70°〜110°の範囲内で
あれば良好な機能が発揮される。また、プリズムシート
を1枚のみ用いて(図5に示されるような配置にて)面
状照明装置を構成してもよい。
プリズム方向が互いに直交しているが、これら方向は互
いに50°〜130°特に70°〜110°の範囲内で
あれば良好な機能が発揮される。また、プリズムシート
を1枚のみ用いて(図5に示されるような配置にて)面
状照明装置を構成してもよい。
【0074】
【実施例】以下、実施例により、本発明を説明する。
【0075】[実施例1] 下記の組成 *日立化成社製 「FA−321M」 50重量部 *日本化薬社製 「KAYARAD R−604」 20重量部 *大阪有機化学社製 「ビスコート#192」 30重量部 *チバガイギ社製(光硬化触媒)「ダロキュア1173」 1.5重量部 からなる紫外線硬化型樹脂液を準備した。
【0076】また、JIS2804準拠の黄銅製の概略
A4サイズの板にピッチP=50μm、頂角θ=90°
のプリズム形状を刻印した型を準備した。
A4サイズの板にピッチP=50μm、頂角θ=90°
のプリズム形状を刻印した型を準備した。
【0077】該プリズム型に紫外線硬化型樹脂液を注入
後、概略同サイズの厚さ125μmで微小な傷が目視確
認できるPETシート(東洋紡社製片面易接着型フィル
ム:屈折率1.6)を重ね合わせ、その後、該シートの
上部300mmのところに設置した80W/cmの照射
強度の6.4kWのウェスタンクォーツ社製紫外線ラン
プにより30秒間紫外線を照射して樹脂を硬化させ、予
備成形体を得た。
後、概略同サイズの厚さ125μmで微小な傷が目視確
認できるPETシート(東洋紡社製片面易接着型フィル
ム:屈折率1.6)を重ね合わせ、その後、該シートの
上部300mmのところに設置した80W/cmの照射
強度の6.4kWのウェスタンクォーツ社製紫外線ラン
プにより30秒間紫外線を照射して樹脂を硬化させ、予
備成形体を得た。
【0078】かくして得られた予備成形体をプリズム列
が下側になるように柔らかいシートを敷いた台の上に置
き、その上面側に上記組成物50重量部中に直径30μ
mのガラスビーズ(東芝バロティーニ社製フィラー用ガ
ラスビーズGB731A)50重量部を混入攪拌した組
成物からなる紫外線硬化型樹脂液を塗布し、その上から
ガラス板を重ね合わせた。
が下側になるように柔らかいシートを敷いた台の上に置
き、その上面側に上記組成物50重量部中に直径30μ
mのガラスビーズ(東芝バロティーニ社製フィラー用ガ
ラスビーズGB731A)50重量部を混入攪拌した組
成物からなる紫外線硬化型樹脂液を塗布し、その上から
ガラス板を重ね合わせた。
【0079】次に、該ガラス板の上方300mmのとこ
ろに設置した80W/cmの照射強度の6.4kWのウ
ェスタンクォーツ社製紫外線ランプにより30秒間紫外
線を照射して樹脂を硬化させた後、ガラス板のみを剥離
して、裏面側にガラスビーズ分散支持光拡散層を形成し
た上記第2の実施形態のプリズムシートを得た。ガラス
ビーズ分散支持光拡散層の厚さは約120μmであっ
た。
ろに設置した80W/cmの照射強度の6.4kWのウ
ェスタンクォーツ社製紫外線ランプにより30秒間紫外
線を照射して樹脂を硬化させた後、ガラス板のみを剥離
して、裏面側にガラスビーズ分散支持光拡散層を形成し
た上記第2の実施形態のプリズムシートを得た。ガラス
ビーズ分散支持光拡散層の厚さは約120μmであっ
た。
【0080】次に、図5に示されるような配置にて、上
記プリズムシート1枚を用いて面状照明装置を作製し
た。その上面側の直上約1mの位置にトプコン社製BM
−7型輝度計を配置し、輝度を測定した。比較のため
に、プリズムシートを使用しない場合のバックライトユ
ニットの輝度を同様にして測定した。その結果、プリズ
ムシートを用いた場合には、用いない場合の約1.50
倍の輝度が得られた。ちなみに、上記プリズムシートの
裏面側にガラスビーズ分散支持光拡散層を形成しない従
来のプリズムシートを用いた場合のバックライトユニッ
トの輝度はプリズムシートを用いない場合の約1.52
倍であり、従って、本発明実施例のプリズムシートを用
いて作製された面状照明装置では、従来の装置に比べて
実質上輝度の低下はほとんどないことがわかる。
記プリズムシート1枚を用いて面状照明装置を作製し
た。その上面側の直上約1mの位置にトプコン社製BM
−7型輝度計を配置し、輝度を測定した。比較のため
に、プリズムシートを使用しない場合のバックライトユ
ニットの輝度を同様にして測定した。その結果、プリズ
ムシートを用いた場合には、用いない場合の約1.50
倍の輝度が得られた。ちなみに、上記プリズムシートの
裏面側にガラスビーズ分散支持光拡散層を形成しない従
来のプリズムシートを用いた場合のバックライトユニッ
トの輝度はプリズムシートを用いない場合の約1.52
倍であり、従って、本発明実施例のプリズムシートを用
いて作製された面状照明装置では、従来の装置に比べて
実質上輝度の低下はほとんどないことがわかる。
【0081】また、本実施例のプリズムシートを用いた
面状照明装置では、PETシート自体に目視確認できる
微小な傷が存在していたにもかかわらず、液晶ユニット
を配置して面状照明装置で液晶ユニットを駆動し目視観
察した場合に、製品として欠陥となるレベルでは傷は確
認できなかった。そして、ニュートンリングの発生状況
をみたが、ニュートンリングは全く確認されなかった。
面状照明装置では、PETシート自体に目視確認できる
微小な傷が存在していたにもかかわらず、液晶ユニット
を配置して面状照明装置で液晶ユニットを駆動し目視観
察した場合に、製品として欠陥となるレベルでは傷は確
認できなかった。そして、ニュートンリングの発生状況
をみたが、ニュートンリングは全く確認されなかった。
【0082】[実施例2]実施例1と同様にして得たプ
リズムシートを2枚用いて面状照明装置を作製した。即
ち、図4に示されているように、スタンレー社製の冷陰
極管からなる光源38と三菱レイヨン社製アクリル樹脂
導光体36と東レ社製拡散フィルム34とからなるバッ
クライトユニットに、2枚の上記プリズムシート30,
32をプリズム方向が互いに90°の角度をなす様にし
てセットし、面状照明装置を作製した。但し、その際
に、プリズムシート30,32間に髪の毛を1本介在さ
せた。
リズムシートを2枚用いて面状照明装置を作製した。即
ち、図4に示されているように、スタンレー社製の冷陰
極管からなる光源38と三菱レイヨン社製アクリル樹脂
導光体36と東レ社製拡散フィルム34とからなるバッ
クライトユニットに、2枚の上記プリズムシート30,
32をプリズム方向が互いに90°の角度をなす様にし
てセットし、面状照明装置を作製した。但し、その際
に、プリズムシート30,32間に髪の毛を1本介在さ
せた。
【0083】比較のために、プリズムシートの裏面側に
ガラスビーズ分散支持光拡散層を形成しない従来のプリ
ズムシートを用いて比較例面状照明装置を作製した。
ガラスビーズ分散支持光拡散層を形成しない従来のプリ
ズムシートを用いて比較例面状照明装置を作製した。
【0084】そして、これらの面状照明装置のプリズム
シート上に液晶ユニット40を配置し、面状照明装置で
の照明下で液晶ユニットを駆動してニュートンリングの
発生状況をみたところ、比較例面状照明装置を用いた場
合にはニュートンリングが確認されたが、本発明面状照
明装置を用いた場合にはニュートンリングはコントラス
トが著しく低く製品として欠陥となるレベルではなかっ
た。
シート上に液晶ユニット40を配置し、面状照明装置で
の照明下で液晶ユニットを駆動してニュートンリングの
発生状況をみたところ、比較例面状照明装置を用いた場
合にはニュートンリングが確認されたが、本発明面状照
明装置を用いた場合にはニュートンリングはコントラス
トが著しく低く製品として欠陥となるレベルではなかっ
た。
【0085】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、プ
リズム列が形成されているのと反対側に多数の透光性ビ
ーズを含む光拡散層を形成したことにより、該光拡散層
により適度の光拡散がなされ、正面方向への集光効果を
低下させることなく、透過光量を低下させることなく、
プリズムシートどうし或はプリズムシートと他の部材と
の間のニュートンリング発生を防止でき、更にプリズム
シートや他の部材に傷が付いても目立たなくすることが
でき、かくして、プリズムシート及び面状照明装置の製
作許容精度を緩くすることが可能となり、これらの製品
及び該面状照明装置を用いた液晶表示装置などの製品の
歩留りを向上させることができる。
リズム列が形成されているのと反対側に多数の透光性ビ
ーズを含む光拡散層を形成したことにより、該光拡散層
により適度の光拡散がなされ、正面方向への集光効果を
低下させることなく、透過光量を低下させることなく、
プリズムシートどうし或はプリズムシートと他の部材と
の間のニュートンリング発生を防止でき、更にプリズム
シートや他の部材に傷が付いても目立たなくすることが
でき、かくして、プリズムシート及び面状照明装置の製
作許容精度を緩くすることが可能となり、これらの製品
及び該面状照明装置を用いた液晶表示装置などの製品の
歩留りを向上させることができる。
【図1】本発明によるプリズムシートの第1の実施形態
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】本発明によるプリズムシートの第2の実施形態
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図3】本発明によるプリズムシートの第3の実施形態
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図4】本発明によるプリズムシートを用いた面状照明
装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図5】従来のバックライトを用いた液晶表示装置を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図6】ニュートンリング発生の説明図である。
【図7】ニュートンリング発生の説明図である。
10 透明基材 12 基体層 14 プリズム列形成層 14a 単位プリズム 14b プリズム列 16 ガラスビーズ 18 ガラスビーズ支持層 20 プリズム列形成基体層 30,32 プリズムシート 34 光拡散フィルム 36 導光体 38 光源 40 液晶ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1335 530 G02F 1/1335 530
Claims (7)
- 【請求項1】 第1面及び第2面の2つの主表面を有す
る板状の透光性基材の第1面側にプリズム列が形成され
ており、上記基材の第2面側に多数の透光性ビーズを含
む光拡散層が形成されていることを特徴とする、プリズ
ムシート。 - 【請求項2】 上記基材は基体層と該基体層の上記第1
面側に付されたプリズム列形成層とを含んでおり、該プ
リズム列形成層の上記第1面側の表面に上記プリズム列
が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の
プリズムシート。 - 【請求項3】 上記光拡散層は上記ビーズをビーズ支持
層により上記基材の上記第2面側の表面に付着せしめた
ものからなり、上記光拡散層は上記ビーズの形状に応じ
た凹凸状表面を有していることを特徴とする、請求項1
〜2のいずれかに記載のプリズムシート。 - 【請求項4】 上記ビーズは直径5μm〜30μmの範
囲内であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
に記載のプリズムシート。 - 【請求項5】 上記ビーズの屈折率は上記基材を構成す
る他の部材の屈折率より大きいことを特徴とする、請求
項1〜4のいずれかに記載のプリズムシート。 - 【請求項6】 上記請求項1〜5のいずれかに記載のプ
リズムシートの上記第2面側に配置され上記プリズムシ
ート側の第1表面と該第1表面と反対側の第2表面とを
有する導光体に対し上記第1表面及び上記第2表面を横
切る側面のうちの1つから光源からの光を入射させ、該
導光体内を導光せしめられた光を上記第1表面から出射
させて上記プリズムシートの方へと向かわせる様にして
なることを特徴とする、面状照明装置。 - 【請求項7】 上記光源からの光の入射せしめられる上
記プリズムシートに追加して更に上記請求項1〜5のい
ずれかに記載のプリズムシートを1枚重ねて使用し、こ
れら2つのプリズムシートを隣接するものどうしの第1
面と第2面とが対向し且つ上記プリズム列の第1面内方
向が互いに略直交する様に配列してなることを特徴とす
る、請求項6に記載の面状照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8086589A JPH09281310A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | プリズムシート及びこれを用いた面状照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8086589A JPH09281310A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | プリズムシート及びこれを用いた面状照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281310A true JPH09281310A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13891205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8086589A Pending JPH09281310A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | プリズムシート及びこれを用いた面状照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09281310A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1195013A (ja) * | 1997-09-17 | 1999-04-09 | Dainippon Printing Co Ltd | プリズムシート、その製造方法、面光源装置、及び、透過型表示体 |
JP2001100012A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-13 | Tomoegawa Paper Co Ltd | フィラーレンズおよびその製造方法 |
JP2005249894A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Abel Systems Inc | 液晶ディスプレイ |
JP2008040480A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi | 光学板、その製造方法、及びその光学板を用いるバックライト |
WO2008032692A1 (fr) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd., | Feuille de lentille, source lumineuse en surface et dispositif d'affichage à cristaux liquides |
DE102005061307B4 (de) * | 2005-06-29 | 2008-05-15 | Lg. Philips Lcd Co., Ltd. | Prismenlage und Hinterleuchtungseinheit unter Verwendung derselben |
JP2008257252A (ja) * | 2007-04-04 | 2008-10-23 | Eternal Chemical Co Ltd | Lcd |
JP2008282013A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Samsung Electronics Co Ltd | 光学シート、これの製造方法、及びこれを有する表示装置 |
KR100895335B1 (ko) * | 2007-04-13 | 2009-05-07 | 주식회사 상보 | 광확산제를 이용한 광학 적층 필름 |
JP2010139754A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Toppan Printing Co Ltd | 光拡散デバイス、バックライトユニットおよびディスプレイ装置 |
JP2014500983A (ja) * | 2010-12-03 | 2014-01-16 | 中国楽凱膠片集団公司 | 光拡散膜およびそれを使用した液晶ディスプレイバックライト |
JP2014508325A (ja) * | 2011-02-22 | 2014-04-03 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | プリズム積層を有するコリメータ、及び、かかるコリメータを有する照明ユニット |
-
1996
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