JP2014500983A - 光拡散膜およびそれを使用した液晶ディスプレイバックライト - Google Patents

光拡散膜およびそれを使用した液晶ディスプレイバックライト Download PDF

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Abstract

光拡散膜(100)およびそれを使用したLCDバックライトが提供される。光拡散膜(100)は、屈折率が1.4〜1.8である光学的に透明な材料からなる透明基板(110)を含む。透明基板(110)の上面は、屈折率が1.4〜1.7である拡散コーティング(120)を有する。屈折率が1.4〜1.7である拡散粒子(140)が拡散コーティング(120)中に分散される。拡散粒子(140)は互いに強固に接し、拡散粒子(140)のコーティング密度は、粒子10〜10個/平方ミリメートルである。拡散コーティング(120)の厚さは、拡散粒子(140)の最大粒径の1/2〜2/3である。拡散粒子(140)の粒径、配置、およびコーティング密度を制御し、拡散コーティング(120)の厚さを制御することにより、光拡散膜(100)はより高いヘイズおよびより良好な光集中容量を有する。さらに、光拡散膜(100)を使用したLCDバックライト光源もより高いヘイズおよび輝度を有する。

Description

本発明はディスプレイ技術の分野に関し、特に、光拡散膜およびそれを使用した液晶ディスプレイ(LCD)バックライトに関する。
既存の光拡散膜は、LCDバックライト、広告用ライトボックス、照明ランプ、移動通信装置のキーなどの光源を必要とする装置において広く使用され、均一な照射を提供する。近年、LCDバックライトの急速な発展と、移動通信装置のディスプレイ、ノート型コンピュータのディスプレイ、デスクトップモニタ、および大型LCDテレビにおける広い用途とにより、LCDで使用される光拡散膜について、より高い性能が強く求められている。特に、輝度と照射の均一性とを高めることに主に需要が集中している。
通常、LCDバックライトに適用される既存の光拡散膜は、延伸技術によって製造された有機薄膜またはコーティング法によって製造された多層膜のいずれかであり、コーティング法によって製造された多層膜のコーティング層は、異なる粒径の散乱粒子を含む。図1は、従来のコーティング法によって調製された光拡散膜の構成を示し、主に透明基板10と、拡散コーティング20と、散乱粒子40と、アンチブロッキングコーティング30と、アンチブロッキング粒子50とを含む。異なる粒径を有する散乱粒子40は、従来のコーティング法によって製造された光拡散膜のコーティング中にランダムに分散される。コーティングに入射する入射光は、出現した光の方向をランダムに分散させることによって入射光の不均一な照射野という欠陥を減少させ、光学膜の下にあるバックライトモジュールの要素の欠陥を遮蔽することができるように、主にランダムに分散された散乱粒子40によって十分に拡散される。より大きな粒径を有する一部の散乱粒子40が拡散コーティング20の表面から突出し、したがって、一定の光集束力を示す湾曲面21が形成される。これにより、この光拡散膜はある程度の光集束力を示す。しかしながら、前述の膜の構成において、拡散コーティング20から突出する散乱粒子40の量がわずかであることだけでなく、拡散コーティング20の厚さと散乱粒子40の最大粒径との比率がより大きく、散乱粒子40のコーティング密度がより小さいことも分かっている。ゆえに、前述の膜には光集束力および遮蔽力が制限されるという問題がある。
本発明は当該技術における前述の欠点に鑑みて実行され、その目的は、より強い光集束力、向上したヘイズおよび輝度を有する光拡散膜を提供すること、およびそれを使用したLCDバックライトを提供することである。
上記の目的を遂行するために、本発明は、屈折率が1.4〜1.8である光学的に透明な材料からなる透明基板と、透明基板の上面に配置された、屈折率が1.4〜1.7である拡散コーティングとを含む光拡散膜を提供する。屈折率が1.4〜1.7である拡散粒子が拡散コーティング中に分散され、拡散粒子は互いに密接し、拡散粒子は、それぞれの質量パーセントでそれぞれの直径を有する以下の球状粒子:10〜30質量%の直径1〜10μmの球状粒子、50〜80質量%の直径11〜20μmの球状粒子、および0〜20質量%の直径21〜35μmの球状粒子からなり、拡散粒子はランダムに配置され、拡散コーティングは、拡散粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、拡散粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子10〜10個である。
上記の光拡散膜において、好ましくは、透明基板は、PET、PC、およびPSからなるグループから選択されるものであり、拡散粒子は、シリコーン樹脂、PS、およびPMMAからなるグループから選択されるものである。
上記の光拡散膜において、好ましくは、屈折率が1.4〜1.7であるアンチブロッキングコーティングが透明基板の下面に配置され、屈折率が1.4〜1.7であり直径が2〜10μmであるアンチブロッキング粒子がアンチブロッキングコーティング中に提供され、アンチブロッキング粒子は、互いに接触することなくアンチブロッキングコーティング中に分散され、アンチブロッキングコーティングは、アンチブロッキング粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、アンチブロッキング粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子70〜500個である。
さらに、本発明は、光を放射するための光源と、反射器と、光ガイド板(拡散板)およびフレームと、光拡散膜およびプリズムシートとを含む液晶ディスプレイバックライトも提供する。光拡散膜は、屈折率が1.4〜1.8である光学的に透明な材料からなる透明基板と、透明基板の上面に配置された、屈折率が1.4〜1.7である拡散コーティングとを含み、屈折率が1.4〜1.7である拡散粒子がコーティング中に配置され、拡散粒子は互いに密接し、コーティング中に分散され、拡散粒子は、それぞれの質量パーセントでそれぞれの直径を有する以下の球状粒子:10〜30質量%の直径1〜10μmの球状粒子、50〜80質量%の直径11〜20μmの球状粒子、および0〜20質量%の直径21〜35μmの球状粒子からなり、拡散粒子はランダムに配置され、拡散コーティングは、拡散粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、拡散粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子10〜10個であることを特徴とする。
上記の液晶ディスプレイバックライトにおいて、好ましくは、透明基板は、PET、PC、およびPSからなるグループから選択されるものであり、拡散粒子は、シリコーン樹脂、PS、およびPMMAからなるグループから選択されるものである。
上記の液晶ディスプレイバックライトにおいて、好ましくは、屈折率が1.4〜1.7であるアンチブロッキングコーティングが透明基板の下面に配置され、屈折率が1.4〜1.7であり直径が2〜10μmであるアンチブロッキング粒子がアンチブロッキングコーティング中に提供され、アンチブロッキング粒子は、互いに接触することなくアンチブロッキングコーティング中に分散され、アンチブロッキングコーティングから突出し、アンチブロッキングコーティングは、アンチブロッキング粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、アンチブロッキング粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子70〜500個である。
上記の液晶ディスプレイバックライトにおいて、好ましくは、光源は、冷陰極蛍光ランプ、外面電極蛍光ランプ、発光ダイオード、熱陰極蛍光ランプ、および有機発光ダイオードからなるグループから選択される少なくとも1つであり、光源は、光ガイド板の側面、または拡散板と反射器との間に設けられることができる。
先行技術の光拡散膜と比較して、本発明に係る光拡散膜は、粒径、配置、ならびにその拡散コーティングにおける球状の拡散粒子の単位面積当たりの量および拡散コーティングの厚さを制御することによって、より高いヘイズおよび光集束力を有するという利点を有する。
本発明に係る特定の実施例における光拡散膜は、アンチブロッキング粒子を有するアンチブロッキングコーティングをさらに含み、したがって光拡散膜がバックライトモジュールにおいてディスプレイに使用される場合、光拡散膜とモジュールの他の要素との間で薄いエア層を形成することができ、それによって、光拡散膜が他の要素に付着するのを防ぐ。
同様に、本発明に係る上記の光拡散膜を使用することによって得られる液晶ディスプレイバックライトは、組み立てられる要素がより少なく、より高いヘイズおよび輝度を有するという利点を有する。
先行技術の光拡散膜の概略的な断面図である。 本発明の実施例1および実施例2の光拡散膜の概略的な断面図である。 本発明の実施例7の光拡散膜の概略的な断面図である。 本発明の実施例8のノート型コンピュータディスプレイのためのバックライトの概略的な断面図である。 本発明の実施例9のデスクトップコンピュータディスプレイのためのバックライトの概略的な断面図である。 本発明の実施例10のLCDのためのバックライトの概略的な断面図である。
特定の実施例の説明
添付の図面および以下の例を参照して、本発明をここで詳細に説明する。
実施例1
図2に示されるように、光拡散膜100は、透明なPET基板110、球状PMMA拡散粒子140を含む拡散コーティング120、および球状PMMAアンチブロッキング粒子150を含むアンチブロッキングコーティング130を含む。拡散コーティング120中の異なる粒径の拡散粒子は、表1に示される比率で組み合わせられる。大きな拡散粒子140は拡散コーティング120中にともに堅固に配置され、小さな拡散粒子140は拡散コーティング120内に分散され充填される。小さな拡散粒子140と基板110と拡散コーティングとの間の屈折率の相違によって、光を拡散させることができる。拡散コーティング120の厚さは、大きな拡散粒子140の粒径の半分に厳密に制御される。すなわち、大きな拡散粒子140の半分は拡散コーティング120に埋め込まれ、残りの半分は拡散コーティング120上に露出し、それによって、下から透過される光160を集束させるような光集束効果を有するレンズ構成を形成する。粒径5μmの球状PMMAアンチブロッキング粒子150は、アンチブロッキングコーティング130中にまばらにかつランダムに配置され、そのコーティング密度は1平方ミリメートル当たり粒子100個である。アンチブロッキングコーティング130の厚さはアンチブロッキング粒子150の粒径の半分であり、アンチブロッキング粒子150のアンチブロッキングコーティング130から突出した部分によって、アンチブロッキングコーティングとモジュールの他の部材との間に薄いエア層を形成し、この光拡散膜100と他の部材との付着を防ぐことができる。
実施例2
図2に示されるように、光拡散膜100は、透明なPET基板110、球状PS拡散粒子140を含む拡散コーティング120、および球状PMMAアンチブロッキング粒子150を含むアンチブロッキングコーティング130を含む。拡散コーティング120中の異なる粒径の拡散粒子は、表2に示される比率で組み合わせられる。大きな拡散粒子140は拡散コーティング120中にともに堅固に配置され、小さな拡散粒子140は拡散コーティング120内に分散され充填される。小さな拡散粒子と基板と樹脂コーティングとの間の屈折率の相違によって、光を拡散させることができる。拡散コーティング120の厚さは、大きな拡散粒子140の粒径の3/5に厳密に制御される。すなわち、厚さ方向に沿って、最も大きな拡散粒子140の拡散コーティング120中に埋め込まれた部分はその粒径の3/5であり、最も大きな拡散粒子140の拡散コーティング120上に露出した部分はその粒径の2/5であり、それによって、下から透過された光160を集束させるような光集束効果を有するレンズ構成を形成する。粒径8μmの球状PMMAアンチブロッキング粒子150は、アンチブロッキングコーティング130中にまばらにかつランダムに配置され、そのコーティング密度は1平方ミリメートル当たり粒子70個である。アンチブロッキングコーティング130の厚さはアンチブロッキング粒子150の粒径の2/3であり、アンチブロッキング粒子150のアンチブロッキングコーティング130から突出した部分によって、アンチブロッキングコーティングとモジュールの他の部材との間に薄いエア層を形成し、この光拡散膜100と他の部材との付着を防ぐことができる。
実施例3
光拡散膜は、透明なPET基板、球状PMMAを拡散粒子を含む拡散コーティング、および球状PMMAアンチブロッキング粒子を含むアンチブロッキングコーティングを含む。拡散コーティング中の異なる粒径の拡散粒子は、表3に示されるような比率で組み合わせられ、それらは拡散コーティング中にともに堅固に配置される。拡散コーティングの厚さは、最も大きな拡散粒子の粒径の2/3に厳密に制御される。アンチブロッキングコーティングは粒径2μmのアンチブロッキング粒子を含み、アンチブロッキング粒子はアンチブロッキングコーティング中にまばらにかつランダムに配置され、そのコーティング密度は1平方ミリメートル当たり粒子500個である。アンチブロッキングコーティングの厚さはアンチブロッキング粒子の粒径の3/5であり、アンチブロッキング粒子のアンチブロッキングコーティングから突出した部分によって、アンチブロッキングコーティングとモジュールの他の部材との間に薄いエア層を形成し、この光拡散膜と他の部材との付着を防ぐことができる。
実施例4
光拡散膜は、透明なPET基板、シリコーン樹脂の球状拡散粒子を含む拡散コーティング、および球状PMMAアンチブロッキング粒子を含むアンチブロッキングコーティングを含む。拡散コーティング中の異なる粒径の拡散粒子は、表4に示されるような比率で組み合わせられ、それらは拡散コーティング中にともに堅固に配置される。拡散コーティングの厚さは、最も大きな拡散粒子の粒径の4/7に厳密に制御される。アンチブロッキングコーティングは粒径10μmのアンチブロッキング粒子を含み、アンチブロッキング粒子はアンチブロッキングコーティング中にまばらにかつランダムに配置され、そのコーティング密度は1平方ミリメートル当たり粒子150個である。アンチブロッキングコーティングの厚さはアンチブロッキング粒子の粒径の1/2であり、アンチブロッキング粒子のアンチブロッキングコーティングから突出した部分によって、アンチブロッキングコーティングとモジュールの他の部材との間に薄いエア層を形成し、この光拡散膜と他の部材との付着を防ぐことができる。
実施例5
光拡散膜は、透明なPET基板、球状のPS拡散粒子を含む拡散コーティング、および球状PMMAアンチブロッキング粒子を含むアンチブロッキングコーティングを含む。拡散コーティング中の異なる粒径の拡散粒子は、表5に示されるような比率で組み合わせられ、それらは拡散コーティング中にともに堅固に配置される。拡散コーティングの厚さは、最も大きな拡散粒子の粒径の5/8に厳密に制御される。アンチブロッキングコーティングは粒径4μmのアンチブロッキング粒子を含み、アンチブロッキング粒子はアンチブロッキングコーティング中にまばらにかつランダムに配置され、そのコーティング密度は1平方ミリメートル当たり粒子400個である。アンチブロッキングコーティングの厚さはアンチブロッキング粒子の粒径の3/5であり、アンチブロッキング粒子のアンチブロッキングコーティングから突出した部分によって、アンチブロッキングコーティングとモジュールの他の部材との間に薄いエア層を形成し、この光拡散膜と他の部材との付着を防ぐことができる。
実施例6
光拡散膜は、透明なPET基板、球状PMMA拡散粒子を含む拡散コーティング、および球状PMMAアンチブロッキング粒子を含むアンチブロッキングコーティングを含む。拡散コーティング中の異なる粒径の拡散粒子は、表6に示されるような比率で組み合わせられ、それらは拡散コーティング中にともに堅固に配置される。拡散コーティングの厚さは、最も大きな拡散粒子の粒径の1/2に厳密に制御される。アンチブロッキングコーティングは粒径3μmのアンチブロッキング粒子を含み、アンチブロッキング粒子はアンチブロッキングコーティング中にまばらにかつランダムに配置され、そのコーティング密度は1平方ミリメートル当たり粒子450個である。アンチブロッキングコーティングの厚さはアンチブロッキング粒子の粒径の5/8であり、アンチブロッキング粒子のアンチブロッキングコーティングから突出した部分によって、アンチブロッキングコーティングとモジュールの他の部材との間に薄いエア層を形成し、この光拡散膜と他の部材との付着を防ぐことができる。
実施例7
図3に示されるように、実施例1の光拡散膜と同様に、光拡散膜500は、透明なPET基板510、球状PMMA拡散粒子540を含む拡散コーティング520、および球状PMMAアンチブロッキング粒子550を含むアンチブロッキングコーティング530を含む。拡散コーティング中の異なる粒径の拡散粒子540は、表7に示されるような比率で組み合わせられる。
実施例8
この例はノート型コンピュータディスプレイのための側部放射バックライトを提供し、本発明に係る上記の光拡散膜のうち2つが使用される。図4は、光拡散膜のうち2つを含む側部放射バックライトがノート型コンピュータディスプレイに適用された例を示す。図4において、710はライトチューブを表わし、720は高性能の反射器を表わし、730はバックライトにおける透明な光ガイド板を表わし、740は光拡散膜を表わし、750は液晶ディスプレイパネルを表わす。
実施例9
この例はデスクトップコンピュータモニタのためのバックライトを提供し、本発明に係る上記の光拡散膜のうち2つが使用される。図5は、光拡散膜のうち2つを含むバックライトがデスクトップコンピュータモニタに適用された例を示す。図5において、710はライトチューブを表わし、720は高性能の反射器を表わし、760はデスクトップコンピュータモニタにおける光ガイド板を表わし、740は光拡散膜を表わし、750は液晶ディスプレイパネルを表わす。
実施例10
この例はLCDのためのバックライトを提供し、本発明に係る上記の光拡散膜のうち2つが使用される。図6は、光拡散膜のうち2つを含むバックライトがLCDに適用された例を示す。図6において、710はライトチューブを表わし、720は高性能の反射器を表わし、770はディスプレイにおける光ガイド板を表わし、740は光拡散膜を表わし、750は液晶ディスプレイパネルを表わす。
上記の例において、ライトチューブ710は、冷陰極蛍光ランプ、外面電極蛍光ランプ、発光ダイオード、および熱陰極蛍光ランプからなるグループから選択される少なくとも1つであり得る。
上記の実施形態および実施例は、本発明の仕組みを説明する目的で示された例示に過ぎず、発明がそれに限定されることは意図されていないことが理解されるべきである。本発明の様々な修正および変更が本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく当業者にとって明らかであり、したがって発明の範囲内でもある。
図面および説明において使用される参照符号および略語、ならびにその意味を以下に挙げる。
10: 透明基板
20: 拡散コーティング
30: アンチブロッキングコーティング
40: 散乱粒子
50: アンチブロッキング粒子
100: 光拡散膜
110: 透明なPET基板
120: 拡散コーティング
130: アンチブロッキングコーティング
140: 拡散粒子
150: アンチブロッキング粒子
500: 光拡散膜
510: 透明なPET基板
520: 拡散コーティング
530: アンチブロッキングコーティング
540: 球状PMMA拡散粒子
550: 球状PMMAアンチブロッキング粒子
710: ライトチューブ
720: 反射器
730: 透明な光ガイド板
740: 光拡散膜
750: 液晶ディスプレイパネル
PET: ポリエチレンテレフタレート
PC: ポリカーボネート
PS: ポリスチレン
PMMA: ポリ(メタクリル酸メチル)

Claims (7)

  1. 屈折率が1.4〜1.8である光学的に透明な材料からなる透明基板と、前記透明基板の上面に配置された、屈折率が1.4〜1.7である拡散コーティングとを備える光拡散膜であって、
    屈折率が1.4〜1.7である拡散粒子が前記拡散コーティング中に分散され、
    前記拡散粒子は互いに密接し、前記拡散粒子は、それぞれの質量パーセントでそれぞれの直径を有する以下の球状粒子:10〜30質量%の直径1〜10μmの球状粒子、50〜80質量%の直径11〜20μmの球状粒子、および0〜20質量%の直径21〜35μmの球状粒子からなり、
    前記拡散粒子はランダムに配置され、
    前記拡散コーティングは、前記拡散粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、
    前記拡散粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子10〜10個であることを特徴とする、光拡散膜。
  2. 前記透明基板は、PET、PC、およびPSからなるグループから選択されるものであり、前記拡散粒子は、シリコーン樹脂、PS、およびPMMAからなるグループから選択されるものであることを特徴とする、請求項1に記載の光拡散膜。
  3. 屈折率が1.4〜1.7であるアンチブロッキングコーティングが前記透明基板の下面に配置されることを特徴とし、
    屈折率が1.4〜1.7であり直径が2〜10μmであるアンチブロッキング粒子が前記アンチブロッキングコーティング中に提供され、
    前記アンチブロッキング粒子は、互いに接触することなく前記アンチブロッキングコーティング中に分散され、前記アンチブロッキングコーティングから突出し、
    前記アンチブロッキングコーティングは、前記アンチブロッキング粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、
    前記アンチブロッキング粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子70〜500個である、請求項1または2に記載の光拡散膜。
  4. 光を放射するための光源と、反射器と、光ガイド板およびフレームと、光拡散膜およびプリズムシートとを備える液晶ディスプレイバックライトであって、
    前記光拡散膜は、屈折率が1.4〜1.8である光学的に透明な材料からなる透明基板と、前記透明基板の上面に配置された、屈折率が1.4〜1.7である拡散コーティングとを含み、
    屈折率が1.4〜1.7である拡散粒子が前記拡散コーティング中に分散され、
    前記拡散粒子は互いに密接し、前記拡散粒子は、それぞれの質量パーセントでそれぞれの直径を有する以下の球状粒子:10〜30質量%の直径1〜10μmの球状粒子、50〜80質量%の直径11〜20μmの球状粒子、および0〜20質量%の直径21〜35μmの球状粒子からなり、
    前記拡散粒子はランダムに配置され、
    前記拡散コーティングは、前記拡散粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、
    前記拡散粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子10〜10個であることを特徴とする、液晶ディスプレイバックライト。
  5. 前記透明基板は、PET、PC、およびPSからなるグループから選択されるものであり、前記拡散粒子は、シリコーン樹脂、PS、およびPMMAからなるグループから選択されるものであることを特徴とする、請求項4に記載の液晶ディスプレイバックライト。
  6. 屈折率が1.4〜1.7であるアンチブロッキングコーティングが前記透明基板の下面に配置されることを特徴とし、
    屈折率が1.4〜1.7であり直径が2〜10μmであるアンチブロッキング粒子が前記アンチブロッキングコーティング中に提供され、
    前記アンチブロッキング粒子は、互いに接触することなく前記アンチブロッキングコーティング中に分散され、前記アンチブロッキングコーティングから突出し、
    前記アンチブロッキングコーティングは、前記アンチブロッキング粒子の最大粒径の1/2〜2/3の厚さを有し、
    前記アンチブロッキング粒子のコーティング密度は、1平方ミリメートル当たり粒子70〜500個である、請求項4または5に記載の液晶ディスプレイバックライト。
  7. 前記光源は、冷陰極蛍光ランプ、外面電極蛍光ランプ、発光ダイオード、熱陰極蛍光ランプ、および有機発光ダイオードからなるグループから選択される少なくとも1つであり、前記光源は、前記光ガイド板の側面、または前記拡散板と前記反射器との間に設けられる、請求項4に記載の液晶ディスプレイバックライト。
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