JP5749005B2 - 直下型バックライト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種表示装置、特に液晶表示装置の直下型バックライト装置に関する。
液晶表示装置は、ノートパソコンや携帯電話機器を始め、テレビ、モニター、カーナビゲーション等、多様な用途に用いられている。液晶表示装置には、光源となるバックライト装置が組み込まれており、バックライト装置からの光線を液晶セルに通して制御することにより、表示される仕組みとなっている。このバックライト装置に求められる特性は、単に光を出射する光源としてだけではなく、画面全体を明るく且つ均一に光らせることである。
バックライト装置の構成は大きく2つに分けることができる。1つは、サイドライト型バックライトと称される方式である。これは、例えば薄型化・小型化が求められるノートパソコン等に主に使用される方式であるが、基本構成として導光板を用いるのが特徴である。サイドライト型バックライトの場合、導光板の側面に光源を配置し、側面から導光板に光線を入射させて、導光板内部を全反射させながら面内全体に光を伝搬しつつ、導光板の裏面に施された拡散ドット等により一部を全反射条件から離脱させて導光板前面から採光することにより、バックライトすなわち面光源として機能させるものである。サイドライト型バックライトの場合には、これら構成以外にも、導光板の裏面から漏れ出る光を反射させて再利用させる機能を担う反射フィルム、導光板前面から出射する光を均一化させる拡散シート、正面輝度を向上させるプリズムシートに代表される集光シート、そして液晶パネル上での輝度を向上させる輝度向上シートなど、多種類の光学フィルムが用いられている。
また、もう1つの方式は、直下型バックライトと称される方式である。これは、大型化・高輝度化が求められるテレビ用途に好ましく用いられる方式であるが、基本構成としては、導光板は用いず、画面奥に直接蛍光管を並べたり、点光源のLEDを複数線状に配置した構造が特徴である。画面奥に線状または一部線状の蛍光管やLEDからなる線状光源を複数本平行に並べることにより、大画面にも対応可能で、さらに明るさも十分に確保できる。
しかしながら、特徴でもある画面奥に配置された蛍光管やLEDによる画面内の明るさむら(輝度むら)が生じ、ひいてはそのむらが蛍光管やLEDの点及び線状の像(以後管むらと称す。)となり画質低下の要因となってしまう。
このため、直下型バックライトでは、この管むらを解消するため、極めて強い光拡散性を有する光拡散板を蛍光管の上側に配置し、画面の均一化を図っている(特許文献1)。光拡散板は、微粒子を分散させたアクリル樹脂、またはポリカーボネート樹脂等からなる光拡散板である。この光拡散板により管むらが解消され画面の均一化が図れるのであるが、強く拡散させるために全光線透過率が低く光利用効率が悪くなり、また強く拡散しすぎるために不要な方向へ光を散らしてしまい、結果として、必要となる正面の明るさが不十分となる。
そこで、光拡散板の上に、光を等方的に拡散しながら、正面方向に集光効果を示す拡散シートを配置している。この拡散シートは、基材シート上に有機架橋粒子などの微粒子を含有した拡散層を形成したビーズシートと呼ばれるシートであり、光拡散板とは違い、ある程度正面方向への指向性を示す光学フィルムである。
またこれら以外にも、蛍光管やLEDから後方に出射される光を反射する反射部材、集光性を向上させるためのプリズムシートに代表される集光シート、蛍光管やLEDから放出した光の偏光を分離し液晶パネル上の輝度を向上させるための輝度向上シートなどが組み込まれており、様々シートを組み合わせて直下型バックライト装置を構成している。
ところが近年注目されている薄型テレビに使用する直下型バックライトや、環境対応の点から消費電力を少なくすることを目的として搭載する蛍光管の数を削減した直下型バックライト、水銀等の重金属含有量が少ない点光源のLEDを搭載した直下型バックライト装置では、管むらが顕著に発生しやすく輝度も不足する場合がある。そのため、前述の光学部材を多数使用する必要があり、薄型化に困難を要したり、コストアップを招いたり、さらに光学部材製造時に使用する消費電力が多くなってしまい逆に環境負荷が増加する懸念がある。
このような問題を解決するために、光拡散板に断面鋸歯状のプリズム形状を施すことにより各種シートの機能統合や性能向上を図る方法(特許文献2)や、その断面鋸歯状のプリズム形状を施した光拡散板に好適となるように反射部材を突起状に成型加工した方法(特許文献3)も提案されている。

特開2004−29091号公報 特開2006−164890号公報 特開2006−155926号公報
しかしながら、特許文献1のような極めて強い光拡散性を有する光拡散板では、管むらを解消し画面の均斉度を高める効果はあるが、全光線透過率が高くなく高輝度化が困難である。
また、特許文献2、3のように光拡散板や反射部材に成型加工を施す方法ではコストや生産性の点から好ましくないだけでなく、均斉度と輝度の両立が困難であり抜本的対策には至っていないのが実状である。
本発明は、このような従来技術の背景に鑑み、管むらを効率的に抑制し、且つ高輝度な表示装置用の直下型バックライト装置を提供するものである。すなわち本発明は、光学部材に特殊な加工を施すことなく用いても、管むらを効率的に抑制し、且つ高輝度な表示装置用の直下型バックライト装置を提供するものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような構成を採用する。すなわち本発明の直下型バックライト装置は反射材、複数の線状光源、および光学部材群がこの順に配置され、下記(i)〜(v)の条件を満たすものである。
(i) 前記複数の線状光源が、それぞれの線状光源の長手方向が平行になるように配置されている。
(ii) 前記光学部材群の中の前記線状光源に最も近い光学部材が、線状光源側の面より光を入射させて測定したJIS K 7136(2000年)に基づいたヘイズ値が99.0%以下である。
(iii) 前記光学部材群の中にプリズムシートがあり、このプリズムシートが、前記線状光源側とは反対側の面に一方向にのびた複数の凸型形状が形成され、複数の凸型形状の長手方向が平行であり、複数の凸型形状の長手方向が複数の線状光源の長手方向と平行である。
(iv) 前記反射材が、前記線状光源側の面のJIS K 7105(1981年)に基づいて測定した60°光沢度が5以下である。
(v) 前記複数の線状光源において隣接する線状光源の中心間の距離をL、線状光源の中心から前記線状光源に最も近い光学部材までの距離をHとしたとき、下記式(1)を満たすθが45°≦θ≦70°である。
θ=tan−1 ((L/2)/H) ・・・ 式(1)
本発明によれば、特殊な加工を施した光学部材を用いなくても、管むらを効率的に抑制し、且つ高輝度な表示装置用の直下型バックライト装置を提供することができる。
本発明の直下型バックライト装置の断面図である。 本発明の管むら及び輝度評価に用いた直下型バックライト装置を上部より模式的に示す図である。
本発明は、前記課題、つまり管むらの抑制を図れる直下型バックライト装置について、光学部材構成の組み合わせと光学部材の光学特性について、鋭意検討し、特定の光学特性を有する部材を特定の組み合わせにて使用したところ、光学部材に特殊な加工を施さずとも、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
本発明の直下型バックライト装置は、反射材、複数の線状光源、および光学部材群がこの順に配置され、下記(i)〜(v)の条件を満たすものである。
(i) 前記複数の線状光源が、それぞれの線状光源の長手方向が平行になるように配置されている。
(ii) 前記光学部材群の中の前記線状光源に最も近い光学部材が、線状光源側の面より光を入射させて測定したJIS K 7136(2000年)に基づいたヘイズ値が99.0%以下である。
(iii) 前記光学部材群の中にプリズムシートがあり、このプリズムシートが、前記線状光源側とは反対側の面に一方向にのびた複数の凸型形状が形成され、複数の凸型形状の長手方向が平行であり、複数の凸型形状の長手方向が複数の線状光源の長手方向と平行である。
(iv) 前記反射材が、前記線状光源側の面のJIS K 7105(1981年)に基づいて測定した60°光沢度が5以下である。
(v) 前記複数の線状光源において隣接する線状光源の中心間の距離をL、線状光源の中心から前記線状光源に最も近い光学部材までの距離をHとしたとき、下記式(1)を満たすθが45°≦θ≦70°である。
θ=tan−1 ((L/2)/H) ・・・ 式(1)
このような直下型バックライト構成とすると、管むらが抑制できる理由は明らかではないが、以下のような理由によると推定している。
すなわち、蛍光管やLEDより放出した光の内、反射材側に到達した光が反射されてプリズムシートに入射するまでの間に、反射材においてある角度に拡散反射され、その角度をもった拡散反射光が前記(ii)のヘイズ値を有する光学部材を透過することで再度拡散されることにより、プリズムシートに到達した際にそのプリズムの変角・集光機能に好適な角度に拡散され、管むらの抑制に寄与しているのではないかと推定している。以下、各部材について詳細に説明をする。
本発明の直下型バックライト装置は、(i)複数の線状光源が、それぞれの線状光源の長手方向が平行になるように配置されているものである。ここでいう線状光源とは、光源自体が直線状のもの、光源の中に直線部分を有する形状(U字管、W字管など)のもの、点光源を線状に配置したもの、または直線状に明暗が観察されるものであればよく、特に限定されない。例えば、冷陰極管に代表される蛍光管や点光源のLED(白色タイプ及びRGBタイプ)を線状に配置したものが好ましく用いられる。これら直線に沿った方向が線状光源の長手方向である。
本発明の直下型バックライト装置では、これらの線状光源が複数個平行となるように配置されている。複数の線状光源は厳密に平行に配置されていなくてもよく、各線状光源の長手方向のなす鋭角が10°以下になるように略平行に配置されていればよい。
また、光源の配列ピッチは、直下型バックライトユニット装置面内において不等であることも好ましい態様である。例えば、直下型バックライト装置の中央部を明るくしたい場合には、画面中央部での光源配列ピッチを短くすることで達成できる。また、画面端部において筐体の枠付近では暗くなるため、ここでも配列ピッチを短くすることで明るくできる。このように、画面内で明るさを調整する目的において、光源の配列ピッチを不等にすることで効果を発揮することがあり好ましい様態である。
本発明の直下型バックライト装置は、(ii)光学部材群の中の線状光源に最も近い光学部材が、線状光源側の面より光を入射させて測定したJIS K 7136(2000年)に基づいたヘイズ値が99.0%以下であることが必要である。ヘイズ値が99.0%より大きいと過剰な拡散光が多くなると推定され、前記(i)(iii)(iv)(v)の条件を満たした直下型バックライト装置であっても管むらが抑制できない。ヘイズ値が99.0%以下であれば直下型バックライト装置での管むらを抑制し得る効果が得られるため下限値は特には限定されないが、実質的な下限値は0.0%である。ヘイズ値が小さいほど管むらの抑制効果は小さくなる傾向にあるが高い輝度が得られるメリットがあり、一方、ヘイズ値が大きいほど管むらの抑制効果が得られるメリットがあり、要求する用途等に応じて選択すれば良い。そういった管むら抑制の効果と輝度の両立を図る意味では、反射材等その他部材との組み合わせもあるため一概には言えないが、ヘイズ値は97.5〜98.5%が性能バランスの良い直下型バックライト装置を得られる可能性が高く好ましい。
本発明にかかるヘイズ値は、日本電色工業(株)製、濁度計(曇り度計)NDH−2000を用い、JIS K 7136(2000年)に基づいて測定する。まず初めに機器の標準合わせを行った後、かかる部材を8cm角の大きさに切り出し、直下型バックライト装置に設置した際に線状光源側となる面から直角に(誤差±2°以内)平行な光束が入射するようにセットして測定する。1サンプルにつき各4隅と中心部分の5箇所を5サンプルについて測定し、計25箇所の平均値をヘイズ値とする。
ヘイズ値が99.0%以下である光学部材を線状光源に最も近くに配置することにより管むらが抑制の効果が得られる理由は明らかではないが、以下のような理由によると推定している。
すなわち、線状光源の最も近くに配置した光学部材を透過した光が後述するプリズムシートに入射する際に、その入射角にプリズムシートに好適な角度分布があると推定され、ヘイズ値が99.0%を境にそれより大きい場合は管むら抑制効果を得られないことから、その入射角度分布を付与し得る光学部材のヘイズ値が99.0%以下なのである。線状光源側から、ヘイズ値が99.0%を越える光学部材、ヘイズ値が99.0%以下の光学部材という順に配置されたとしても本願発明の効果は得られない。この線状光源に最も近い光学部材は、ヘイズ値が99.0%以下であればどのような材質、形態であっても良く、例えばアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、主鎖及び/又は側鎖に脂環式構造を有するような樹脂等の中に粒子等の添加物を含有させ板状やフィルム・シート状に成型したもの、繊維状や布状のシート等が挙げられる。さらに発明の効果を阻害しない範囲でそれら表面のどちらか一方側もしくは両側にプリズム形状や半球形状に代表されるようなパターン形状等の賦形や粒子を含有した樹脂層、透過光の偏光分離機能を有する層を設けても良く、特にこれらに限定されるものではないが、より高い輝度及び管むら抑制能をバランスよく得るためには、プリズム形状賦形の光学部材が好んで用いられる。これら光学部材としては、具体的には、例えば、アクリル系樹脂光拡散板のスミペックス(登録商標)RMシリーズ(住友化学(株)製、クラレックス(登録商標)DRシリーズ(日東樹脂工業(株)製)、ポリカーボネート系樹脂光拡散板のパンライト(登録商標)シリーズ(帝人化成(株)製)、ポリスチレン系樹脂光拡散板(出光ユニテック(株)製)、脂環式樹脂系光拡散板のゼオノア拡散板シリーズ((株)オプテス製)等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明の直下型バックライト装置は、(iii)プリズムシートが、線状光源側とは反対側の面に一方向にのびた複数の凸型形状が形成され、複数の凸型形状の長手方向が平行であり、複数の凸型形状の長手方向が複数の線状光源の長手方向と平行であることが必要である。このような凸型形状が形成されていないと前記(i)(ii)(iv)(v)の条件を満たした直下型バックライト装置であっても管むらが抑制できない。ここで凸型形状はどのような形状であっても良く、凸型形状の長手方向に垂直な断面から観察した形状が例えば、レンチキュラーレンズのような半円形状(またはその反転形状)、正弦曲線形状、略楕円形状、鋭角・鈍角・直角の頂角を有する略三角形状(二等辺三角形もしくは非二等辺三角形)、いずれかの角が鋭角・鈍角・直角である略多角形状(正方形、長方形、台形、それら以外の多角形)、前記略三角形状の頂角部分が丸みを帯びた形状、波形状、形状や大きさが不規則に異なるように並んだランダム形状等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではなく、それらの形状を複数種組合せても良い。また、これら凸型形状はシート表面に隙間無く、すなわち平坦部無く敷き詰めるように設けても、また、規則的もしくは不規則に間隔を空けるよう設けても良く、特に限定されるものではない。
これら凸型形状を設ける方法としては、特に限定されるものではなく、例えば基材シート上に紫外線硬化もしくは熱硬化タイプの樹脂を設けた後に金型などで成型する方法、溶融した樹脂を射出成型する方法、エンボス加工する方法等種々の方法を適宜選択すれば良い。特に好ましい凸型形状は直角の頂角を有する略三角形状であり、その具体的な例としては、vikuiti BEFシリーズ(3M社製)やプリズムフィルムHGLシリーズ(EFUN TECHNOLOGY CO.Ltd製)等が挙げられる。
また、凸型形状を設けるための基材シートの材質は例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエステル樹脂、イソフタル酸共重合ポリエステル樹脂、スピログリコール共重合ポリエステル樹脂、フルオレン共重合ポリエステル樹脂等のポリエステル系樹脂、主鎖及び/又は側鎖に脂環式構造を有するような樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、脂環式オレフィン共重合樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエーテル、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、およびこれらを成分とする共重合体、またはこれら樹脂の混合物等の熱可塑性樹脂が挙げられる。これらのうちでは、機械的強度、耐熱性、寸法安定性の点において、二軸延伸されたポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、またはこれらをベースとしたその他成分との共重合体や、混合物などのポリエステル樹脂がより好ましく用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、凸型形状を設けたとしても、凸型形状の長手方向が線状光源の長手方向に平行にならないように配置すると前記(i)(ii)(iv)(v)の条件を満たした直下型バックライト装置であっても管むらが抑制できない。ここで凸型形状の長手方向と線状光源の長手方向とは完全に平行である必要はなく、凸型形状の長手方向と線状光源の長手方向とがなす鋭角が10°以下であれば管むらの抑制効果を発現することができる。
本発明の直下型バックライト装置は、(iv)反射材の、線状光源側の面のJIS K 7105(1981年)に基づいて測定した60°光沢度が5以下であることが必要である。60°光沢度が5より大きいと前記(i)(ii)(iii)(v)の条件を満たした直下型バックライト装置であっても管むらが抑制できない。60°光沢度は好ましくは4以下、さらに好ましくは3以下である。
本発明にかかる光沢度は、上記反射材の線状光源側に向けた面を、スガ試験機製 デジタル変角光沢計(UGv―4D)を用いて、JIS K 7105(1981年)に基づいて以下の手順で測定する。入射角および受光角を60°にあわせて、絞りを光源側が入射面内0.75±0.25°、垂直面内0.75±0.25°、受光器側が入射面内4.4±0.1°、垂直面内11.7±0.2°となるように、機器附属のスリットを設置する。次に機器附属の暗箱と一次基準面(黒色ガラス)を用いて標準構成を行う。各反射材から10cm角のサンプルを切り出し、測定装置にセットし、その上に試料のそりが生じないように黒色フェルトで裏打ちされた試料押さえで押さえる。各反射材について5サンプルを測定し、その平均値を光沢度60°光沢度とする。
この反射材は60°光沢度が5以下であればどのような材質、形態であっても特に限定されるものではなく、例えば金属や合金の板、基材に金属層や白色層を設けたもの、不織布のような繊維状の材料をシート状に成型したもの、樹脂内部に非相溶の有機もしくは無機粒子を含有して白色のフィルムやシート状に成型したもの、樹脂内部に多数の気泡を含有し白色のフィルムやシート状に成型したもの等が挙げられる。これらの内、樹脂内部に多数の気泡を有した白色フィルムやシート状のものが、光沢度調整の容易さ、LEDのような色再現性の良好な光源に対する均一な反射性能、直下型バックライト装置に組み込んだ際の輝度、等の点から好ましい。内部に気泡を含有させる方法としては、例えば樹脂内部を発泡する方法や、樹脂との非相溶の有機もしくは無機粒子を含有し延伸等の工程にて粒子周囲に気泡を形成する方法等が挙げられる。特に本発明にかかる反射材は、可視光線反射率が高ければ高い方が良く、このためには内部に気泡を含有する白色フィルムが好ましく使用される。これらの白色フィルムとしては限定されるものではないが、多孔質の未延伸、あるいは二軸延伸ポリプロピレンフィルム、多孔質の未延伸あるいは延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが例として好ましく用いられる。これらの製造方法等については特開平8−262208号公報の〔0034〕〜〔0057〕、特開2002−90515号公報の〔0007〕〜〔0018〕、特開2002−138150号公報の〔0008〕〜〔0034〕等に詳細に開示されている。中でも特開2002−90515号公報の中に開示されている多孔質白色二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムや、耐熱性と反射率の点からポリエチレンナフタレートとの混合及び/又は共重合した多孔質白色二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが、前述の理由で本発明にかかる反射材としての白色フィルムとして特に好ましい。
このような白色フィルムの構成は、使用する用途や要求する特性により適宜選択すれば良く、特に限定されるものではないが、少なくとも1層以上の構成を有する単層及び/又は2層以上の複合フィルムが好ましく、その少なくとも1層以上に気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有していることが好ましい。
単層構成(=1層)の例としては、たとえば単層のA層のみの白色フィルムであり、前記A層に気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有させた構成のものが挙げられる。また、2層構成の例としては、前記A層にB層を積層した、A層/B層の2層構成の白色フィルムであり、これらA、B層少なくともどちらか1層中に、気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有させた構成のものが挙げられる。さらに、3層構成の例としては、前記同様に、A層/B層/A層やA層/B層/C層の3層を積層してなる3層積層構造の白色フィルムであり、各層の内少なくとも1層中に、気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有させた構成のものが挙げられる。3層構成の場合、生産性の観点からB層が気泡を含有する層であることが最も好ましい。
かかる白色フィルムに含有する無機微粒子及び/又は有機粒子の数平均粒子径は、0.3〜2.0μmであるのが好ましい。かかる有機粒子として、高融点である架橋高分子成分を主体とする樹脂が好ましく、例えばポリエステル樹脂、ベンゾグアナミンのようなポリアミド系樹脂粒子、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂粒子、及びそれらの中空粒子などが挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、あるいは2種以上の共重合体もしくは混合物としたものを用いてもよい。白色フィルムの耐光性という点では、含有する球状粒子に紫外線吸収剤、光安定化剤が含まれていることが好ましい。また、かかる無機粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リン酸カルシウム、シリカ、アルミナ、マイカ、雲母チタン、タルク、クレー、カオリン、フッ化リチウム、フッ化カルシウム等を用いることができる。
このような白色フィルムの例としては、まず、単層構成の白色フィルムとしては、ルミラー(登録商標)E20(東レ(株)製)、SY64、SY70(SKC製)、ホワイトレフスター(登録商標)WS−220(三井化学(株)製)などが挙げられ、2層構成の白色フィルムとしては、テトロン(登録商標)フィルムUXZ1、UXSP(帝人デュポンフィルム(株)製)などが挙げられ、3層構成の白色フィルムとしては、ルミラー(登録商標)E60L、E6SL、E6SR、E6SQ、E6Z、E6Z2、E80、E80A、E80B(東レ(株)製)、テトロン(登録商標)フィルムUX、UXH(帝人デュポンフィルム(株)製)、PL230(三菱樹脂(株)製)などが挙げられる。また、これら以外の構成である白色シートの例として、Optilon ACR3000、ACR3020(デュポン(株)製)、MCPET(登録商標)(古河電気工業(株)製)が挙げられる。これらの(iv)線状光源側に向けた面がJIS K 7105(1981年)に準じた60°光沢度を5以下であれば、単体として本発明の直下型バックライト装置の反射材として用いれば良く、光沢度が5より大きい場合は後述するような方法にて、光沢度を5以下に調整して使用すればよい。
本発明における反射材は、フィルムやシートの基材自体の60°光沢度が5より大きい場合、基材にさらに各種加工を施すことによって60°光沢度を5以下に調整して反射材とする必要がある。加工方法は特に限定されるものではなく、例えば紫外線硬化もしくは熱硬化タイプの樹脂を設けた後に金型などで成型する方法、エンボス加工する方法、サンドブラスト加工する方法、ラミネート加工する方法、コーティング加工する方法、2層以上の構成のうち表層を剥離加工する方法、等種々の方法を適宜選択すれば良い。
本発明における反射材は、線状光源側の面に粒子を含有する樹脂層を有することが好ましい。粒子を含有することによって60°光沢度を5以下に調整することが容易であり、ひいては管むらの抑制につながる。前記粒子の形状は、一義的に限定されるものではなく例えば、星状、葉状や円盤状のような扁平状、菱形状、直方状、針状、金平糖状、不定形状のような非球形状、また球状(必ずしも真球だけを意味するのではなく、粒子の断面形状が円形、楕円形、ほぼ円形、ほぼ楕円形等など曲面で囲まれているものを意味する)等が挙げられ、また、それら形状の粒子が多孔質、無孔質、中空質であっても良く、特にこれらに限定されるものではない。さらに前記粒子は、含有することによって60°光沢度が5以下となれば有機系化合物、無機物、無機化合物のいずれでも良く一義的に限定されるものではない。
反射材の線状光源側の面に粒子を含有する樹脂層を設ける方法は例えば、粒子とバインダー樹脂等を含有した塗液をグラビアコート、ロールコート、スピンコート、リバースコート、バーコート、スクリーンコート、ブレードコート、エアーナイフコートよびディッピングなどの各種塗布方法を用いて、反射材製造時に塗布(インラインコーティング)したり、結晶配向完了後の反射材上に塗布(オフラインコーティング)するなどで塗布層を設ける方法で形成したり、粒子を含有したフィルムやシートをラミネートなどにより貼り合わせる方法が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。また、前記粒子を含有する層を設ける面は特に限定されるものではなく、反射材がA層/B層の2層構造、A層/B層/A層もしくはA層/B層/C層の3層構造である場合、どちら側に設けてもよい。
このような粒子を含有した層を有する反射材の例としては、ルミラー(登録商標)E6QD、E6ZD(東レ(株)製)、DR240T、RE240T(ETERNAL CHEMICAL CO.,Ltd製)などが挙げられる。
本発明における反射材は、直下型バックライト装置に使用すると、光源、特に冷陰極管などのランプから出る光、そのうち特に紫外線によって反射材や樹脂層に含有する粒子が劣化する場合がある(例えば黄変などの光学的劣化、あるいは低分子化する分解劣化など)。そのため、反射材上に設ける粒子を含有する樹脂層を形成する樹脂中に、本発明の効果を阻害しない範囲内で、紫外線吸収剤および/あるいは光安定剤を含有するのが好ましい。
本発明における反射材に設ける樹脂層中の前記粒子の含有率は、60°光沢度が5以下となれば特に限定されず、また、反射材や粒子の種類、生産性等にも依存するため、一義的に限定することはできないが、管むら抑制の効果と輝度とのバランスが良好な含有率を選択すればよい。光沢度と生産性を考慮すると、樹脂層全体に対して0.2重量%以上75重量%以下であることが好ましい。該粒子の含有率が0.2重量%より少ない場合は、60°光沢度が5以下とならない場合がある。また、75重量%を超えると生産性が極端に劣るため、75重量%以下に制御するのが好ましい。好ましくは50重量%以上75重量%以下であり、さらに好ましくは65重量%以上75重量%以下である。
本発明における反射材に設ける粒子を含有した樹脂層の厚みは、反射材や粒子の種類、含有率に依存するが、0.05〜50μmであることが好ましい。樹脂層の厚みが0.05μm未満であると、管むら抑制の効果を損ねる場合がある。逆に厚みが50μmを越えると経済性の面から好ましくない。尚、ここでいう樹脂層の厚みとは、粒子を含有する樹脂層の総厚みのことで、1層以上有する場合は、その樹脂層全体の厚み、つまり複数層の樹脂層全体の厚みより求めたものである。
本発明における直下型バックライト装置は、(v)前記線状光源が、隣接する線状光源の中心間の距離をL、線状光源の中心から線状光源に最も近い光学部材までの距離をHとしたときに、下記式(1)を満たすθが45°≦θ≦70°となるように配置されていることが必要である。
θ=tan−1 ((L/2)/H) ・・・ 式(1)。
より好ましくは、式(1)を満たすθが50°≦θ≦70°となるように配置されていることであり、特に好ましくは、式(1)を満たすθが60°≦θ≦70°となるように配置されていることである。
ここでθが大きくなるということは、線状光源と線状光源に最も近い光学部材との距離が小さくなること、もしくは線状光源同士の距離が広がることを意味する。薄型の直下型バックライト装置は前者の傾向、環境対応の点から消費電力を少なくすることを目的として搭載する蛍光管の数を削減した直下型バックライト装置では後者の傾向にある。本発明においては驚くべきことは、式(1)を満たすθが大きな場合に、より管むらの抑制効果が大きいということ、すなわち薄型あるいは蛍光管の数を削減した直下型バックライト装置においてより大きな管むら抑制効果を発揮するということである。
さらに好ましくは、式(1)を満たすθが45°≦θ≦70°且つH≦10mmを満たすように線状光源が配置された直下型バックライトであり、さらに管むらを抑制する効果が大きい。
本発明の直下型バックライト装置は、反射材、複数の線状光源、光学部材群がこの順に配置され、前記(i)〜(v)の条件を満たしている限り、光学部材群の中にさらにヘイズ値が99.0%以下の光学部材、プリズムシート、あるいはこれら以外のフィルムやシートの光学部材(以下、その他光学シートとする)が含まれていてもよい。光学部材群の構成としては、線状光源側から順に「ヘイズ値が99.0%以下の光学部材/プリズムシート/その他光学シート」「ヘイズ値が99.0%以下の光学部材/その他光学シート/プリズムシート」「ヘイズ値が99.0%以下の光学シート/プリズムシート/プリズムシート」等があるが、特にこれらに限定されるものではない。
これらその他光学シートとしては、例えば、基材に粒子を含有した層や半球形状突起を設けることにより光拡散性や輝度を向上させうる機能を有するフィルムやシートや透過光の偏光特性を制御することにより偏光分離機能を有するフィルムやシート等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。それらフィルムやシート部材としては、具体的には、例えば、ライトアップ100GM2、ライトアップ100GM3((株)きもと製)、UTEI、UTEII(MNTech Co.,Ltd製)、vikuiti DBEFシリーズ(3M社製)等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明におけるヘイズ値が99.0%以下の光学部材、プリズムシート、反射材、反射材に積層された粒子を含有する樹脂層には、本発明の効果を阻害しない範囲内で各種の添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、有機および/または無機の微粒子、蛍光増白剤に代表される発光材料、架橋剤、難燃剤、難燃助剤、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、有機の滑剤、帯電防止剤、核剤、染料、充填剤、分散剤およびカップリング剤などを用いることができる。
測定方法および評価方法を以下に示す。
(1)部材のヘイズ値
日本電色工業(株)製、濁度計(曇り度計)NDH−2000を用い、JIS K 7136(2000年)に基づいて測定する。サンプルは直下型バックライト装置の線状光源に最も近くに配置する部材(但し、反射材は除く)を8cm角に切り出す。複数の部材が粘着材等で張り合わせされている場合は、有機溶剤に充分な時間浸漬し、表面に傷を付けないように各部材を剥離し、粘着材等をふき取った後、充分乾燥させたものを用いる。取り出した線状光源の最も近くに配置する部材のサンプルを直下型バックライト装置に設置した際に線状光源側となる面から直角に(誤差±2°以内)平行な光束が入射するようにセットして測定する。1サンプルにつき各4隅と中心部分の5箇所を5サンプルについて測定し、計25箇所の平均値をヘイズ値とする。
(2)シートの凸型形状の有無、凸型形状の形
サンプルを日本ミクトローム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてシート平面に垂直な方向に、且つ、できるだけ凸型形状の長手方向に垂直になるように切断する。得られたシート断面を、トプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて、凸型形状が視野領域に写し出されるように観察倍率2500倍にて、また、画像のコントラストを適宜調節して凸型形状の形を観察する。同様に凸型形状の長手方向に2〜5cm間隔で計5箇所を観察し、複数の凸型形状が略一方向に延びているか否かを観察する。凸型形状が確認できなかった場合は、同様に観察倍率5000倍でも観察し、それでも観察できなかった場合は観察倍率10000倍にて観察する。いずれかの観察倍率にて複数の凸型形状が略一方向に延びていることが確認できた場合には、凸型形状有りとし、いずれの観察倍率においても型形状が略一方向に延びていることが確認できなかった場合には、凸型形状無しとする。
(3)反射材の60°光沢度
反射材の線状光源側に向けた面を、スガ試験機製 デジタル変角光沢計(UGv―4D)を用いて、JIS K 7105(1981年)に基づいて以下の手順で測定する。入射角および受光角を60°にあわせて、絞りを光源側が入射面内0.75±0.25°、垂直面内0.75±0.25°、受光器側が入射面内4.4±0.1°、垂直面内11.7±0.2°となるように、機器附属のスリットを設置する。次に暗箱と一次基準面(黒色ガラス)を用いて標準校正を行う。各反射材から10cm角のサンプルを切り出し、測定装置にセットし、その上にサンプルのそりが生じないように黒色フェルトで裏打ちされた試料押さえで押さえる。各反射材について5サンプルを測定し、その平均値を60°光沢度とする。
(4)反射材の粒子を含有した樹脂層の有無、粒子の形状
サンプルを日本ミクトローム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にて反射材平面に垂直な方向切断する。得られた反射材断面を、トプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて、樹脂層が視野領域に写し出されるように、観察倍率2500倍にて、また、画像のコントラストを適宜調節して線状光源側の樹脂層有無、粒子有無、粒子の形状を観察する。樹脂層有無、粒子有無、粒子の形状が判別できなかった場合は、同様に観察倍率5000倍でも観察し、それでも判別できなかった場合は観察倍率10000倍にて観察する。いずれかの観察倍率にて樹脂層あるいは/及び粒子が確認されれば、樹脂層あるいは/及び粒子有りとし、いずれの観察倍率においても樹脂層あるいは/及び粒子が確認できなかった場合には、樹脂層あるいは/及び粒子無しとする。
(5)直下型バックライト装置の輝度、管むら
後述する直下型バックライト(計2種)に各種部材を配置した後に蛍光管を点灯する。点灯してから1時間経過後に(株)コニカミノルタセンシング製、2次元輝度計CA−2000を用いて、図1に示すように直下型バックライト装置に対し正面方向、すなわち直下型バックライト装置に垂直方向より輝度および管むらを測定する。測定領域は、直下型バックライト装置中央部分で、蛍光管に平行な方向に20cmを縦、蛍光管に垂直な方向に隣接する蛍光管の中心間距離の7倍の距離を横とし、その縦横四方の縦に蛍光管が7本入る領域とする。この測定領域の輝度および均斉度を求める。
輝度は前記領域の平均輝度として評価した。
管むらは次のようにして求める。図2に示すように、前記領域の縦方向を2cm間隔で10等分する線(図2の点線10)を9本引く。このそれぞれの線を管むらの測定ラインとする。1本1本の管ムラの測定ラインに沿って輝度を測定すると、周りより輝度の高い複数の山と、周りより輝度の低い複数の谷が観察される。管むらの測定ライン1本分について、輝度の高い順から5点の平均値をLmax、輝度の低い順から5点の平均値をLmin、LmaxとLminの平均値をLaveとして、下記の式(2)を用いてこの管むらの測定ラインの均斉度を計算する。そして管むらの測定ライン9本分の均斉度の平均値を管むらとした。尚、その平均値が大きいほど管むらが強く、小さいほど管むらが弱いことを意味する。
・管むらの測定ライン1本分の均斉度(%)=(Lmax−Lmin)/Lave×100 ・・・ (2)。
実施例、比較例にて使用した装置の構成を以下に示す。
(1)装置1
サイズ:32インチ(725mm×413mm、対角834mm)
蛍光管の直径:3mm
蛍光管の本数:19本
蛍光管の中心間距離L:20.4mm
蛍光管の中心と最も近い光学部材との距離H:6.5mm
蛍光管の中心と反射材との距離:3.0mm
θ:57.5°(θ=tan−1 ((L/2)/H))。
(2)装置2
サイズ:20インチ(424mm×331mm、対角537mm)
蛍光管の直径:4mm
蛍光管の本数:10本
蛍光管の中心間距離L:30mm
蛍光管の中心と最も近い光学部材との距離H:13mm
蛍光管の中心と反射材との距離:6.0mm
θ:49.1°(θ=tan−1 ((L/2)/H))。
(3)装置3
サイズ:32インチ(725mm×413mm、対角834mm)
蛍光管の直径:3mm
蛍光管の本数:10本
蛍光管の中心間距離L:40.8mm
蛍光管の中心と最も近い光学部材との距離H:9mm
蛍光管の中心と反射材との距離:3.0mm
θ:66.2°(θ=tan−1 ((L/2)/H))。
(4)装置4
サイズ:20インチ(424mm×331mm、対角537mm)
蛍光管の直径:4mm
蛍光管の本数:10本
蛍光管の中心間距離L:30mm
蛍光管の中心と最も近い光学部材との距離H:16mm
蛍光管の中心と反射材との距離:6.0mm
θ:41.4°(θ=tan−1 ((L/2)/H))。
(5)装置5
サイズ:32インチ(725mm×413mm、対角834mm)
蛍光管の直径:3mm
蛍光管の本数:10本
蛍光管の中心間距離L:40.8mm
蛍光管の中心と最も近い光学部材との距離H:6.5mm
蛍光管の中心と反射材との距離:3.0mm
θ:72.3°(θ=tan−1 ((L/2)/H))。
各実施例、比較例にて使用する部材A〜D、これら部材の積層順を以下に示す。
A:蛍光管に最も近傍な光学部材
(*)凸型形状が形成された面がある場合は、その面の反対面を蛍光管側に向けて設置。
B:プリズムシート(該シート上の凸型形状の長手方向と蛍光管直線方向との設置位置関係)
(*)凸型形状を設けた面の反対面を蛍光管側に向けて設置。
C:A、B以外のその他光学シート
(*)凹凸面がある場合は、その面の反対面を蛍光管側に向けて設置。
D:反射材
(*)表1−1に記載の光沢度は、蛍光管側に向けた面の値。
積層順:前記D(反射材)以外を記載。A/B/Cとは、蛍光管側よりA、B、Cの順に積層。
(実施例1)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−80C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B。
(実施例2)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:スミペックスE(登録商標) RM804S(住友化学(株)社製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B。
(実施例3)
まず、32インチ液晶テレビ((株)日立製作所製、Wooo(登録商標)UT32−Hv700B)を分解し、蛍光管側とは反対の面に一方向にのびた複数の凸型形状を有し、その凸型形状の長手方向が蛍光管の直線方向と平行に設置された厚み2mmの樹脂板を得た。その樹脂板について分解前の搭載時における蛍光管側から光を入射した際のJIS K7136(2000年)に基づいたヘイズは98.3%であり、その状態より入射面はそのままで90°回転させて同様に測定した結果、ヘイズは98.1%であった。その平均値をとり該樹脂板のヘイズを98.2%とした。
次いで、該樹脂板を前記装置1〜5に設置可能なサイズに切削後(以後凹凸パターン樹脂板と略す。)、下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B。
(実施例4)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−90C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B。
(実施例5)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:下記製法Aにより作成した反射材
(製法A)
ハルスハイブリッド (登録商標)Uv―G720T(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.56、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:7.0g、テクポリマー(商標登録)TRX05S(アクリル系球状粒子、屈折率1.49、積水化成品工業(株)製):9.2gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。188μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SQ)の片面に、メタバー#16を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。反射材の光沢度は5であった。
積層順:A/B。
(実施例6)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B/C。
(実施例7)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:vikuiti DBEF(3M社製、偏光分離機能を有するシート、ヘイズ値:81.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B/C。
(実施例8)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:UTEII(MNTech Co.,Ltd製、表層に半球形状突起を設けた光拡散シート、ヘイズ値:89.6%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/B/C。
(実施例9)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C1:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
C2:vikuiti DBEF(3M社製、偏光分離機能を有するシート、ヘイズ値:81.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/C1/B/C2。
(実施例10)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/C/B/C/C。
(実施例11)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
D:下記製法Bにより作成した反射材
(製法B)
ハルスハイブリッド (登録商標)Uv―G720T(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.56、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:7.0g、テクポリマー(商標登録)TRX05S(アクリル系球状粒子、屈折率1.49、積水化成品工業(株)製):9.2gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。188μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E80A)の片面に、メタバー#24を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。反射材の光沢度は3であった。
(比較例1)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−90C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6Sv(東レ(株)製、厚み225μm)
(比較例2)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−90C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:なし
D:下記製法Cにより作成した反射材
(製法C)
ハルスハイブリッド (登録商標)Uv―G720T(アクリル系共重合体、濃度40%の溶液、屈折率1.56、(株)日本触媒製):10.0g、酢酸エチル:24.1g、テクポリマー(商標登録)TRX05S(アクリル系球状粒子、屈折率1.49、積水化成品工業(株)製):4.0gを攪拌しながら添加してなる塗液を準備した。188μmの多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートからなる白色フィルム(東レ株式会社製 ルミラー(登録商標)E6SR)の片面に、メタバー#16を使用してこの塗液を塗布し、120℃、1分間の乾燥条件にて塗布層を設けた。反射材の光沢度は7であった。
(比較例3)。
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:なし
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)。
(比較例4)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:凹凸パターン樹脂板(凸型形状の長手方向を蛍光管直線方向と平行方向に設置)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(直交方向に設置)
C:なし
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)。
(比較例5)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−70C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C:UTEII(MNTech Co.,Ltd製、表層に半球形状突起を設けた光拡散シート、ヘイズ値:89.6%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/C/B。
(比較例6)
下記A〜Dの構成における、前記装置1、2及び3にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−70C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C1:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
C2:vikuiti DBEF(3M社製、偏光分離機能を有するシート、ヘイズ値:81.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/C1/B/C2
(比較例7)
下記A〜Dの構成における、前記装置4及び5にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−70C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C1:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
C2:vikuiti DBEF(3M社製、偏光分離機能を有するシート、ヘイズ値:81.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/C1/B/C2
(比較例8)
下記A〜Dの構成における、前記装置4及び5にて評価した。
A:クラレックス(登録商標)DR−III C−A DR−70C(日東樹脂工業(株)製)
B:vikuiti BEFIII 90/50T(3M社製、凸形状:頂角が直角の三角形状、凸形状のピッチ:50μm)(平行方向に設置)
C1:ライトアップ100GM2((株)きもと製、表層に粒子を含有した層を設けた光拡散シート、ヘイズ値:95.5%)
C2:vikuiti DBEF(3M社製、偏光分離機能を有するシート、ヘイズ値:81.5%)
D:ルミラー(登録商標)E6QD(東レ(株)製、厚み188μm)
積層順:A/C1/B/C2。
以下の表1―1から表2−2に、上記実施例、比較例における特性を示す。
Figure 0005749005
Figure 0005749005
Figure 0005749005
Figure 0005749005
実施例1〜11のいずれにおいても、管むらの抑制効果が見られた。中でも蛍光管に最も近傍な光学部材のヘイズ値と反射材の蛍光管側の光沢度の各値を好適な範囲にて組み合わせると、その他光学部材を積層せずとも管むらを抑制し、且つ、高輝度な直下型バックライト装置の構成が得られた(実施例3)。
また、蛍光管に最も近傍な光学部材のヘイズ値を制御することにより、管むら抑制の効果と輝度とのバランスを変化させることができ、様々な要求や用途に応じた構成を提案できた(実施例1、2、4)。さらに、より低光沢度の反射材を用いることにより、管むらをさらに抑制することができた(実施例5と実施例2との対比、実施例6と実施例11との対比)。また、その他光学部材を積層することにより、管むらはさらに抑制でき、その積層順も任意に選択可能であるため、直下型バックライト装置構成の多用な選択肢を得ることができた(実施例5〜11)。さらに驚くべきことに、ほとんどの構成において、管むらが顕在化しやすいより薄型、もしくは搭載する蛍光管の数をより削減した直下型バックライト装置に近似した装置1、3の方が装置2に比して管むらは強く抑制され、直下型バックライト装置のみならず、それを用いたモジュール機器への多用な応用が示唆される結果となった。特にθ角の大きい装置3において管ムラが良好であった。
一方、反射材の光沢度が5よりも大きい場合は、それ以外の部材構成が好適であっても直下型バックライト装置の管むらの抑制効果が不十分であった(実施例4と比較例1との対比、実施例1と比較例2との対比)。また、各部材が好適な値や部材の様態を有するものを選択しても、プリズムシートの凸型形状の長手方向が蛍光管の長手方向と平行でない場合は管むらが逆に悪化してしまった(実施例3と比較例4との対比)。蛍光管に最も近傍な光学部材のヘイズ値が特定の範囲より大きい場合は、その他光学シートを複数積層しても管むらの抑制は不十分であった(実施例9と比較例6との対比)。さらに、蛍光管に最も近傍な光学部材のヘイズ値が特定の範囲より大きい場合は、蛍光管に最も近傍な光学部材とプリズムシートの間にヘイズ99.0%以下のその他光学シートがあったとしても、管むらの抑制は不十分であった(比較例5、6)。特にプリズムシートを配置しない場合は、管むらが顕著に現れてしまった(実施例3と比較例3との対比)。
また、隣接する線状光源の中心間の距離をL、線状光源の中心から前記線状光源に最も近い光学部材までの距離をHとしたとき、下記式(1)を満たすθに対し、θが45°に満たないあるいはθが70°より大きい場合は、それ以外の部材構成が好適であっても、管むらが顕著に現れてしまった(実施例3と比較例7との対比)。
θ=tan−1 ((L/2)/H) ・・・ 式(1)
さらに、θが45°に満たないあるいはθが70°より大きい場合は、その他の光学シートを設けた場合でも管むらの抑制は充分ではなかった(実施例5と比較例8との対比)。
本発明の直下型バックライト装置は、液晶ディスプレイや液晶Tvだけではなく、各種面光源や照明装置としても好適に使用することができる。
1:蛍光管(線状光源)
2:蛍光管(線状光源)の最も近くに配置された光学部材
3:プリズムシート
4:蛍光管(線状光源)の長手方向と平行に配置した凸型形状の断面図例
5:反射材
6:プリズムシートの下に積層された、その他光学シート
7:プリズムシートの上に積層された、その他光学シート
8:輝度計
9:管むら及び輝度の測定領域
10:管むらの測定ライン

Claims (2)

  1. 反射材、複数の線状光源、および光学部材群がこの順に配置され、下記(i)〜(v)の条件を満たし、該反射材が、線状光源側の面に粒子を含有する樹脂層を有することを特徴とする直下型バックライト装置。
    (i) 前記複数の線状光源が、それぞれの線状光源の長手方向が平行になるように配置されている。
    (ii) 前記光学部材群の中の前記線状光源に最も近い光学部材が、線状光源側の面より光を入射させて測定したJIS K 7136(2000年)に基づいたヘイズ値が97.3%〜98.9%である。
    (iii) 前記光学部材群の中にプリズムシートがあり、このプリズムシートが、前記線状光源側とは反対側の面に一方向にのびた複数の凸型形状が形成され、複数の凸型形状の長手方向が平行であり、複数の凸型形状の長手方向が複数の線状光源の長手方向と平行である。
    (iv) 前記反射材が、前記線状光源側の面のJIS K 7105(1981年)に基づいて測定した60°光沢度が5以下である。
    (v) 前記複数の線状光源において隣接する線状光源の中心間の距離をL、線状光源の中心から前記線状光源に最も近い光学部材までの距離をHとしたとき、下記式(1)を満たすθが50°≦θ≦70°である。
    θ=tan−1 ((L/2)/H) ・・・ 式(1)
  2. 前記距離Hが、H≦10mmである請求項1に記載の直下型バックライト装置。

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